JPS6223459A - 電気集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、粉塵粒子を荷電して捕集する電気集塵装置に
関するものである。

従来の技術 従来の電気集塵装置は第３図に示すような構成であった
。第３図において電気集塵装置外枠１１の内部に空気流
１２に対して上流側に荷電部１６と下流側にエレクトレ
ットフィルタ１６が設けられている。荷電部１５ば、放
電線１３と対向極１４とから成り、放電ａ１３と対向電
極１４との間は直流高圧電源１７を備え、放電線１３に
（＋）、対向極１４に（−）が接続されている（特開昭
５７−１６８５６号公報）。

上記構成において、粉塵粒子を含む空気流１２が送風機
等により、荷電部１５に流入すると荷電部１６にオイテ
放電線１３Ｋ（＋）、対向極１４に（−）の直流高圧電
圧が印加されているため、（＋）のコロナ放電を生じ、
このコロナ放電によって粉塵粒子は（＋）に荷電される
。

この荷電された粉塵粒子は、下流側に配置したエレクト
レットフィルタ１６のｐ材の静電気力により引きつけら
れ、粉塵粒子が捕集される。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら従来の構成では、エレクトレットフィルタ
１６の戸材に荷電された粉塵粒子が付着すると粉塵粒子
の電荷と、エレクトレットフィルタ１６の電荷とが打ち
消し合って静電気力が弱まり捕集効率の低下を生じる。

すなわち初期は効率が非常にすぐれているが、捕集が進
むにつれて効率が低下するという問題点があった・ ｉ　ｆｔエレクＩ・レットフィルタ１６は、その密度を
あまり高くできないという性質があり、細かい粒子に対
しては機械的なフィルタとしての捕集効率が低いという
問題点もあった・ 本発明はこのような問題点を解決するもので、高効率を
維持し、粉塵の集塵効率の低下をおさえ、寿命を伸ばす
ことを目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 この問題点を解決するため、本発明の電気集塵装置は、
空気の流れに対して上流側に放電線と対向極板と直流高
圧電源からなる荷電部を設け、下流側には２組のエレク
トレットフィルタと金網状電極を上流側から見て、エレ
クトレットフィルタ。

金網状電極の順に交互に配置し、前記放電線と下流側金
網状電極、対向極板と上流側金網状電極とをそれぞれ同
電位とした構成である。

作　　用 この構成により、荷電部で荷電された粉塵粒子は上流側
エレクトレットフィルタで捕集され、一部捕集されなか
った粒子も、２つの金網状電極により構成される電界中
にある下流側エレクトレットフィルタに捕集され、高い
効率が維持され、寿命も長くなる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図にもとづ
いて説明する。

第１図において、外枠１の内部に、空気流２に対して上
流側に放電線３と対向極板４とがら成る荷電部５を設け
ている。下流側には上流側から順にエレクトレットフィ
ルタ６、上流側金網状電極７、下流側エレクトレットフ
ィルタ８．下流側金網状電極９が配置されている。外枠
１の外部には直流高圧電源１０を設け、その直流高圧電
源１０の（＋）側は放電Ｍ３と下流側金網状電極９に接
続され、（−）側は対向極板４と前記上流側金網状電極
７に接続されている。

上記構成において、粉塵粒子を含む空気流２が送風機等
により前記荷電部５に流入すると、前記荷電部５では、
前記放電線３と前記対向極板４との間にコロナ放電が発
生しておυ、このコロナ放電により粉塵粒子がプラスに
荷電される。荷電された粒子は、分極されている上流側
エレクトレットフィルタ６に静電気的な引力により吸着
され捕集される。前記上流側エレクトレットフィルタ６
により粉塵粒子の大半は捕集されるが一部捕集されずに
、通過する粉塵粒子は同様にして前記下流側エレクトレ
ットフィルタ８で捕集される。このとき前記上流側金網
状電極７と前記下流側金網状電極９との間に、前記直流
高圧電源１０により高電圧がかかり電界が生じている。

この電界には、下流側から上流側に向いており、プラス
に電荷された粉塵粒子は、空気流２の方向と逆方向のカ
を受は空気流２の速度より遅い速度で前記下流側エレク
トレットフィルタ８を通過するので捕集効率は電界の生
じていない場合に較べ向上する。

また、前記電界中に前記下流側エレクトレットフィルタ
８が配置されているため、エレクトレットフィルタの分
極が促進されるため、粉塵粒子が付着してエレクトレッ
トフィルタの電荷がうち消し合って減少することが少な
く、高い効率を維持することが可能である。

第２図は、本発明による電気集塵装置と従来の電気集塵
装置との集塵効率と比較したグラフである。このグラフ
に示されるように、本発明品は従来品に較べ初期集塵効
率が非常に高い（本発明品９９．９７％、従来品９６係
）。また、タバコ２Ｑ○本分の煙を集塵した後の効率も
本発明品ではほとんど低下していない（９９，５％　）
のに比較して従来品では７３係前後にまで低下している
。

以上のように本発明品が高効率であり、しかもその高効
率を長期間維持していることがわかる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、エレクトレットフィルタ
と金網状電極と交互に配置することにより、エレクトレ
ットフィルタに電界を与え分極を促進し捕集効率を上げ
、しかもその効率を長期間維持することができる。また
電界により荷電粉塵粒子の速度を減少させエレクトレッ
トフィルタへの吸着性を向上させることができるという
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による電気集塵装置の構成を
示す断面図、第２図は本発明と従来の電気集塵装置との
捕集効率の経時変化を示すグラフ、第３図は従来の電気
集塵装置の構成を示す断面図である。 ３・・・・・・放電線、４・・・・・・対向極板、５・
・・・・・荷電部、６・・・・・・上流側エレクトレッ
トフィルタ、７・・・・・・上流側金網状電極、８・・
・・・下流側エレクトレットフィルタ、９・・・・・−
下流側金網状電極、１０・・・・・・直流高圧電源。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名５−
−−ｒｉＴ才部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気の流れに対して上流側に放電線、対向極板および直
   流高圧電源からなる荷電部を設け、下流側には上流側か
   ら見てエレクトレットフィルタ、金網状電極の順に交互
   に配置し、前記放電線と下流側金網状電極、および前記
   対向極板と上流側金網状電極とをそれぞれ同電位とした
   電気集塵装置。