JPS6223356Y2 - - Google Patents

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JPS6223356Y2
JPS6223356Y2 JP15658082U JP15658082U JPS6223356Y2 JP S6223356 Y2 JPS6223356 Y2 JP S6223356Y2 JP 15658082 U JP15658082 U JP 15658082U JP 15658082 U JP15658082 U JP 15658082U JP S6223356 Y2 JPS6223356 Y2 JP S6223356Y2
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JP
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lever
lever body
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leaf spring
wire winding
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JP15658082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自転車用変速レバー装置における操作
ワイヤー巻取部の構造に関し、詳しくは、レバー
本体を所定回動角度毎に係止するためのクリツク
機構を備えた変速レバー装置における操作ワイヤ
ー巻取部の構造の改良に関する。
従来、この種の自転車用変速レバーにおけるワ
イヤー巻取部は、たとえば特公昭56−3238号公報
に記載されているもののように、レバー本体の円
板状の基部に、同一中心状の大小の座金を、レバ
ー本体、小径の座金、大径の座金の順に重ね合わ
せて固定することにより、前記小径の座金の周縁
部が巻胴となるリール状のワイヤー巻取部を形成
する等して構成されていた。
しかしながら、このような従来の構造において
は、部品点数の増加、あるいはレバー本体をレバ
ー軸に枢支するための支持構造の複雑大型化が避
けられず、コスト的に不利になるばかりかレバー
装置全体の重量の増化を招くという欠点があつ
た。
本考案は、レバー本体の基部の適部に設けた保
持孔内に嵌め込まれた鋼球を該レバー本体の基部
の側面に隣接するクリツクプレートの方へ附勢す
るための板バネ、すなわち、前記レバー本体の基
部の他側面に、遊端部が前記鋼球を押圧するよう
にして取付けた板バネを利用し、その下部を延長
して下縁部を前記レバー本体の基部円周部と隣接
して対向するように円周状に形成し、かつこの下
縁円周部における周縁から一定幅の部分を外方に
偏倚または膨出させることにより、この外方偏倚
部または膨出部と、前記レバー本体の基部円周部
とにより周溝状のワイヤー巻取部が形成されるよ
うにしたものである。換言すると、板バネをバネ
として機能させる一方でこの板バネの下部とレバ
ー本体とを協働させてワイヤー巻取部を構成する
ようにして、部品点数の減少、レバー本体の枢支
部の構造の簡略化、あるいはこの枢支部の薄幅化
を同時に達成しようとするものである。
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照し
つつ具体的に説明する。
レバー本体1は、自転車フレーム2に対して締
付バンド3等により取付られた固定部材4から側
方に向け突成されたレバー軸5に、前後方向回動
可能に支持されている。
前記固定部材4は、上面水平部4aと側面垂直
部4bを有し、上面水平部4aにはレバーボツク
ス6が支持され、側面垂直部4bには側方に向け
レバー軸5が突成されている。このレバー軸5を
前記固定部材4に対して突成するには、第3図に
最も良く表れているように、前記側面垂直部4b
に穿設した支孔7に大径頭部5aを有するボルト
状のレバー軸5を内側から通挿するほか、螺軸状
のレバー軸(図示略)の基部を直接前記固定部材
4に溶接する等してもよい。
レバー本体1を前記レバー軸5に回動可能に支
持すると同時に、この支持部には、レバー本体1
が所定角度回動する毎にその位置において係止さ
れるように構成したクリツク機構8を組み込んで
ある。このクリツク機構8はレバー本体1に保持
された鋼球9がこのレバー本体1が所定角度回動
する毎に弾性的に係入するように、円周状に所定
角度間隔おいて配列された複数個のクリツク穴1
0,10…を有するクリツクプレート11を、前
記レバー本体1に隣接し、かつ前記固定部材4に
対して固定状に設けることにより構成される。
クリツクプレート11は略扇形の板状部材によ
り形成し、中央部に支孔12を穿設するとともに
複数個のクリツク穴10,10…をこの支孔12
を中心とする円周上に適宜間隔をおいて設け、前
記支孔12を前記レバー軸5に嵌合させることに
より組付けられる。このクリツクプレート11は
その適部に設けた係合溝または孔13を固定部材
4に設けた突起14に嵌めこむことにより、前記
レバー軸5に対して回転しないようにしてある。
レバー本体1は、円板状基部1aと、この部に
対して外方に偏倚させた先端部1bとを有し前記
円板状基部1aの中央に設けた支孔15が前記レ
バー軸5に嵌めこまれることにより、該レバー軸
5に対して前後方向回動可能に支持される。図示
例においては、上記のようにレバー本体1の基部
1aと先端部1bを偏倚させることにより、第2
図に最も良く表れているように、先端部1bをレ
バーボツクス6の側壁から外部に突出させ、レバ
ー本体1の回動角度範囲がレバーボツクス6によ
つて規制されることなく大きくとることができる
ようにしてある。またこれにより、たとえばレバ
ーボツクス6の上面16に変速段数表示手段S
(第1図参照)を設けるような場合においても、
この表示がレバー本体1の先端部1bに取り付け
た把持部17に隠れて確認し難くなるというよう
な不都合も解消される。
前記レバー本体1において、符号18で示すも
のは、所望により変速段数表示手段Sを設ける場
合にこの手段を駆動するための突起である。
前記レバー本体1の基部1aにおける、前記ク
リツクプレート11のクリツク穴10,10…と
対向する部位には円弧長孔状の保持孔19が設け
られており、この保持孔19内に前記鋼球9が嵌
め込まれる。この鋼球9の外径は、レバー本体1
の板厚より大きい。鋼球9は後記する板バネ20
により前記クリツクプレート11の方へ常時弾力
的に押圧される。なお前記保持孔19を長孔状と
したのは、この内部に嵌め込まれた鋼球9が円弧
方向に若干遊動するようにし、この鋼球9が前記
クリツク穴10,10…のいずれか1箇所に係入
している場合においてもレバー本体1が若干前後
に遊び回動しうるようにするためである。したが
つて、この遊び回動が必要ない場合には前記鋼球
9の外径に見合つた円孔状(図示略)とすればよ
い。
板バネ20は円板状基部21とこれより上方に
延びて前記鋼球9を押圧するバネ作用部22とが
バネ鋼板等により一体形成されており、前記円板
状基部21の中央部に明けた支孔23をレバー軸
5に嵌め込むことにより、前記レバー本体の基部
1aに隣接して組付けられる。また、この板バネ
20の適部に係合孔24を設けるとともに、これ
をレバー本体1の側面に設けた突起25に係合さ
せることにより、板バネ20がレバー本体1に対
して相対移動しないようにしてある。この板バネ
20における前記円板状基部21の周縁部の径
は、レバー本体1の基部1aの周縁部の径とほぼ
同一に定め、かつ、前記円板状の基部21におけ
る周縁部から一定幅半径方向内方に至る部分26
をその余の部分との平行を維持したまま外方に向
けて偏倚させてリール鍔27を形成してある。
上記のように形成した板バネ20をレバー本体
1の基部1aに対接させると、前記リール鍔27
と、このリール鍔27と板バネ本体部とを結ぶ円
筒面状の巻胴部27aと、レバー本体1の基部周
縁部1cとにより、操作ワイヤーWを巻取るため
のワイヤー巻取部28が形成される。なお板バネ
20において符号29で示すものは、操作ワイヤ
ーWのニツプル端30を止着するための受容部で
ある。
上記のレバー本体1を枢着するための機構は、
レバー軸5に、クリツクプレート11、レバー本
体1、鋼球9および板バネ19を順次嵌め込み、
最後にロツクナイト31をねじ込むことにより組
付けられる。なおレバー本体1の回動をスムーズ
にするために、1対のワツシヤ32,32をこの
レバー本体1の両側部に介在させるとよい。
本考案の要部とするところは、鋼球9を弾性的
に押圧するための板バネ20にワイヤーWを巻取
るための巻取部を構成するリール鍔27としての
機能をも持たせた点にあり、その余の部分は適宜
変更可能である。なお、図示例においてはワイヤ
ー巻取部28は状の周溝が形成されるように前記
リール鍔27を構成したが、V字状の周溝が形成
されるように前記符号26で示す板バネ20の基
部周縁部分を斜状に膨出させてもよい。
このように、本考案に係る自転車用変速レバー
装置における操作ワイヤー巻取部の構造において
は、レバー本体に埋設された鋼球をクリツクプレ
ートの方へ弾性的に押圧するための板バネと、レ
バー本体の基部に形成すべきワイヤー巻取部にお
けるリール鍔とを一体的に形成することとしたか
ら、部品点数を削減することができる。また、板
バネは通常薄状のバネ鋼板で形成されるので、レ
バー本体の枢着部の構造を従来に比して大幅に薄
型化することができる。すなわち、従来ワイヤー
巻取部の構造においては、レバー本体の厚さに加
えて、さらに2個の座金の厚さを加えた厚さが該
構造を大型、肉太化していたのに対し、本考案に
おける構造においては、上記座金は不要であり、
しかも板バネは薄状だからである。
以上述べたように、本考案は、自転車用変速レ
バー装置の構造の簡略化、コンパクト化、および
コストダウンに寄与する優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は側面
図、第2図は第1図の−線部分断面図、第3
図は構成部品を分解した状態で示す斜視図であ
る。 1……レバー本体、9……鋼球、11……クリ
ツクプレート、19……保持孔、20……板バ
ネ、26……(板バネの)下部周縁部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レバー本体の基部の適部に設けた保持孔内に嵌
    め込まれた鋼球を該レバー本体の一側面に隣接す
    るクリツクプレートの方へ附勢するための板バネ
    を、該レバー本体の他側面に取付け、かつ、該板
    バネの下縁をレバー本体の基部の下縁と対向する
    略同一形状の円周状とするとともに、この板バネ
    の下縁部から一定幅半径方向内方に至る部分をレ
    バー軸方向外方に向け偏倚あるいは膨出させるこ
    とにより、この偏倚部または膨出部と上記レバー
    本体の基部の下縁部とで周溝状のワイヤー巻取溝
    を形成したことを特徴とする自転車用変速レバー
    装置における操作ワイヤー巻取部の構造。
JP15658082U 1982-10-15 1982-10-15 自転車用変速レバ−装置における操作ワイヤ−巻取部の構造 Granted JPS5960090U (ja)

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JP15658082U JPS5960090U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 自転車用変速レバ−装置における操作ワイヤ−巻取部の構造

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JP15658082U JPS5960090U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 自転車用変速レバ−装置における操作ワイヤ−巻取部の構造

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Publication Number Publication Date
JPS5960090U JPS5960090U (ja) 1984-04-19
JPS6223356Y2 true JPS6223356Y2 (ja) 1987-06-13

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ID=30345458

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JP15658082U Granted JPS5960090U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 自転車用変速レバ−装置における操作ワイヤ−巻取部の構造

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