JPS62227953A - ポリイミド樹脂組成物 - Google Patents

ポリイミド樹脂組成物

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JPS62227953A
JPS62227953A JP7046486A JP7046486A JPS62227953A JP S62227953 A JPS62227953 A JP S62227953A JP 7046486 A JP7046486 A JP 7046486A JP 7046486 A JP7046486 A JP 7046486A JP S62227953 A JPS62227953 A JP S62227953A
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resin
polyimide resin
polyimide
dianhydride
org
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JP7046486A
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Masatoshi Yoshida
正俊 吉田
Yasuo Miyadera
康夫 宮寺
Katsuji Shibata
勝司 柴田
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガラス、シリコン等の無機物表面に良好な接着
性を有するポリイミド樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
ガラス、シリコン等の無機物表面との接着性を改良する
ものとして、特開昭58−13087号公報には、芳香
族テトラカルボン酸二無水物とジアミンとの重合反応に
よりポリイミド樹脂を合成する際に、上記ジアミンとし
てジアミノシロキサンと、分子内に珪素原子を有しない
ジアミンとを一定の割合で使用し、芳香族テトラカルボ
ン酸二無水物と反応させて得られるシリコーン変性ポリ
イミド前駆体を使用する方法が示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
特開昭58−13087号公報に示される方法は、接着
性は改善されるものの、被接着物の材質ごとにジアミノ
シロキサンの使用量を変え、樹脂そのものから製造しな
おさないと目的とする接着性を満足しないという問題点
があった。
また、ジアミノシロキサンとテトラカルボン酸二無水物
および珪素原子を有しないジアミンとテトラカルボン酸
二無水物の組合わせからなる樹脂溶液を別々に製造した
後、被接着物の材質に合うような割合で混合することで
、接着性を満足させることができれば、たった2種類の
樹脂溶液で上記問題点を解決することができる。しかし
、前記公報には、上記のように2種類の樹脂溶液の混合
物では、接着性を満足させることができないと示されて
いる。
本発明は、ガラス、シリコン等の無機物表面への接着性
に優れる樹脂溶液の混合物からなるポリイミド樹脂組成
物を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のポリイミド樹脂組成物は、一般式(式中、R1
は2価の有機基であり、R2は1価の有機基であり、n
は1−100の整数である。
で表されるジアミノシロキサンと一般式(式中、R1は
2個以上の炭素原子を有する有機基である。) で表されるテトラカルボン酸二無水物とを反応させて得
られる樹脂(I)5〜40重量%と、分子内に珪素原子
を有しないジアミンと分子内にエステル結合を有しない
テトラカルボン酸二無水物とを反応させて得られる樹脂
(ff)60〜95重量%とからなる混合物が、有機極
性溶媒中に5〜50重量%溶解していることを特徴とす
る。
本発明で使用できる樹脂(1)は、次に述べるジアミノ
シロキサンとテトラカルボン酸二無水物とを反応させて
得られるポリエステルイミド樹脂またはその前駆体であ
る。
樹脂(1)の製造に使用し得るジアミノシロキサンの代
表的なものとして以下のようなものがあり、これらのジ
アミノシロキサンは2種以上併用することもできる。
にHz    0Clh   CH3 また、本発明における樹脂(1)の製造に使用し得る上
記テトラカルボン酸二無水物の代表的なものとして、以
下のようなものがあり、これらのテトラカルボン酸二無
水物は2種以上併用することもできる。
CH3 上記のポリエステルイミド樹脂およびその前駆体は、上
記ジアミノシロキサンおよびテトラカルボン酸二無水物
とをほぼ等モル使用し、有機極性溶媒中ですでに公知の
方法で反応させて得ることができる。
本発明で使用できる有機極性溶媒としては、N。
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルホスホルアミド、フェノール、m−
クレゾールなどの少な(とも1種以上が用いられる。
ポリエステルイミド樹脂は、100℃以上、好ましくは
120℃以上で、反応液中に窒素ガスを吹き込むか、モ
レキュラーシーブスなどの脱水剤により縮合水を除去し
ながら反応させることにより得られる。また、ポリエス
テルイミド前駆体の場合には、80℃以下、好ましくは
50℃以下で反応させることにより得られる。
樹脂(I)としてポリエステルイミド樹脂を用いる場合
、そのイミド化率は95%以上であることが好ましい。
95%未満では、硬化時縮合水によるボイドの生成があ
るので望ましくない。
また、本発明で使用できる樹脂(II)は、分子内に珪
素原子を有しないジアミンと、分子内にエステル結合を
有しないテトラカルボン酸二無水物とを反応させて得ら
れる公知の有機極性溶媒に可溶なポリイミド樹脂または
その前駆体である。
本発明の樹脂(II)の製造に使用できるジアミンの例
としては次のようなものがある。
2.2−ビス(4−アミノ−フェニル)プロパン、2,
6−ジアミツーピリジン、ベンジジン、3.3−ジクロ
ル−ベンジジン、3.3′−ジメトキシベンジジン、ビ
ス−(4−アミノ−フェニル)エチルホスフィンオキサ
イド、ビス−(4−アミノ−フェニル)−N−ブチルア
ミン、ビス−(4−アミノ−フェニル)−N−メチルア
ミン、3.3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェ
ニル、N−(3−アミノフェニル)−4−アミノベンズ
アミド、4−アミノフェニル−3−アミノ安息香酸、3
.3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン、3,3′−ジエトキシー4.4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、3.3′−ジカルボキシ−4,4
′−ジアミノジフェニルメタン、3.3’−ジフロロー
4゜4′−ジアミノジフェニルメタン、3.3’−ジク
ロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3.31
−ジブロム−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3
.3′−ジヒドロキシ−4,4′−ジアミノジフェニル
メタン、3.3’−ジスルホ−4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、3゜3′−ジメチル−4,4′−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3.3′−ジメトキシ−4,4
′−ジアミノジフェニルエーテル、3.3′−ジェトキ
シ−4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3゜3′
−ジカルボキシ−4,4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3.3′−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニ
ルエーテル、3.3’−ジヒドロキシ−4,4′−ジア
ミノジフェニルエーテル、3.3′−ジスルホ−4,4
′−ジアミノジフェニルエーテル、3.3′−ジメチル
−4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3.3’−
ジメトキシ−4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、
3.3′−ジェトキシ−4,4′−ジアミノジフェニル
スルホン、3.3′−ジカルボキシ−4゜4′−ジアミ
ノジフェニルスルホン、3.3’−ジクロロ−4,4′
−ジアミノジフェニルスルホン、3.3′−ジヒドロキ
シ−4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、3.3’
−ジスルホ−4゜4′−ジアミノジフェニルプロパン、
3.3’−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニルプ
ロパン、3.3′−ジメトキシ−4,4′−ジアミノジ
フェニルプロパン、3.3’−ジェトキシ−4゜4′−
ジアミノジフェニルプロパン、3.3’−ジカルボキシ
−4,4′−ジアミノジフェニルプロパン、3.3′−
ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルプロパン、3
.3’−ジヒドロキシ−4,4’−ジアミノジフェニル
プロパン、3゜3′−ジスルホ−4,4′−ジアミノジ
フェニルプロパン、3.3′−ジメチル−4,4′−ジ
アミノジフェニルスルファイド、3.3′−ジメトキシ
−4,4′−ジアミノジフェニルスルファイド、3.3
′−ジェトキシ−4,4′−ジアミノジフェニルスルフ
ァイド、3.3’−ジカルボキシ−4,4′−ジアミノ
ジフェニルスルファイド、3.3′−ジクロロ−4,4
′−ジアミノジフェニルスルファイド、3.3’−ジヒ
ドロキシ−4゜4′−ジアミノジフェニルスルファイド
、3.3′−ジスルホ−4,4′−ジアミノジフェニル
スルファイド、3.3′−ジアミノジフェニルメタン、
3,3′−ジアミノジフェニルエーテル、3゜3′−ジ
アミノジフェニルスルホン、3.3’−ジアミノジフェ
ニルプロパン、3,3′−ジアミノジフェニルスルファ
イド、2.4−ジアミノトルエン、2.6−ジアミノト
ルエン、パラ−フェニレンジアミン、メタ−フェニレン
ジアミン、4゜4′−ジアミノジフェニルプロパン、4
.4’−ジアミノジフェニルメタン、3.3’−ジアミ
ノベンゾフェノン、4.4′−ジアミノジフェニルスル
ファイド、4.4’−ジアミノジフェニルスルホン、3
.4′−ジアミノジフェニルエーテル、4.4′−ジア
ミノジフェニルエーテル、1.5−ジアミノナフタレン
、3,3′−ジメトキシベンジジン、2.4−ビス(ベ
ーターアミノ−t−ブチル)トルエン、ビス−(パラ−
ベーターアミノ−t−ブチル−フェニル)エーテル、ビ
ス−パラ−(ベーターメチル−デルタ−アミノ−ペンチ
ル)ベンゼン、とスーパラー(1,1−ジメチル−5−
アミノ−ペンチル)ベンゼン、1−イソプロピル−2,
4−メタフェニレンジアミン、m−キシレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オ
クタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメ
チレンジアミン、ジアミノ−プロピルテトラメチレンジ
アミン、3−メチルへブタメチレンジアミン、4,4′
−ジメチルへブタメチレンジアミン、2.11−ジアミ
ノ−ドデカン、1.2−ビス−(3−アミノ−プロポキ
シ)エタン、2,2−ジメチル−プロピレンジアミン、
3−メトキシ−へキサメチレンジアミン、3.3′−ジ
メチルベンジジン、2.5−ジメチルへキサメチレンジ
アミン、2.5−ジメチルへブタメチレンジアミン、5
−メチル−ノナメチレンジアミン、2.17−リアミツ
ーアイコサデカン、1.4−ジアミノ−シクロヘキサン
、1.10−ジアミノ−1,10−ジメチルデカン、1
.12−ジアミノ−オクタデカン、ならびに1゜3.5
−トリアミノベンゼン、2.4.6−トリアミノ−トリ
アジン、1.2.3−トリアミノプロパン、4.4’、
4“−トリアミノトリフェニルメタン、および4.4’
、4’−)リアミノトリフェニルカルビノールのような
トリアミン。
これらジアミン類を2種以上混合して用いることもでき
る。
本発明の樹脂(II)の製造に使用するのに適当な酸無
水物の例としては次のものがある。
ピロメリット酸二無水物、2,2−ビス(2゜3−ジカ
ルボキシフェニル)へキサフルオロプロパンニ無水物、
3.3’、4.4’−ジフェニルテトラカルボン酸二無
水物、L  2,5.6−ナフタレンテトラカルボン酸
二無水物、2,3,6゜7−ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物、2゜2’、3.3’−ジフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物、2.2−ビス(3,4−ジカルボキ
シフェニル)プロパンニ無水物、ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)スルホンニ無水物、3.4゜9.10
−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、ナフタレン
−1,2,4,5−テトラカルボン酸二無水物、ナフタ
レン−1,4,5゜8−テトラカルボン酸二無水物、2
.6−ジクロルナフタレン−1,4,5,8−テトラカ
ルボン酸二無水物、2,7−ジクロルナフタレン−1゜
4.5.8−テトラカルボン酸二無水物、2,3゜6.
7−チトラクロルナフタレンー1.4,5゜8−テトラ
カルボン酸二無水物、フェナンスレン−1,8,9,1
0−テトラカルボン酸二無水物、2.2−ビス(2,3
−ジカルボキシフェニル)プロパンニ無水物、1.1−
ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタンニ無水物
、1.1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタ
ンニ無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メ
タンニ無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)
メタンニ無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル
)スルホンニ無水物、ベンゼン−1゜2.3.4−テト
ラカルボン酸二無水物、3.4゜3’、4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、2. 3. 2’、
  3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
2,3.3’、4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物、ピラジン−2,3,5,6−テトラカルボン
酸二無水物、チオフェン−2,3,4,5−テトラカル
ボン酸二無水物、エチレンテトラカルボン酸二無水物、
デカヒドロナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボ
ン酸二無水物、4,8−ジメチル−1゜2.3,5,6
.7−へキサヒドロナフタレン−1,2,5,6−テト
ラカルボン酸二無水物、シクロペンクン−1,2,3,
4−テトラカルボン酸二無水物、ピロリジン−2,3,
4,5−テトラカルボン酸二無水物、1.2.3.4−
ブタンテトラカルボン酸二無水物、ビシクロ−(2,2
゜2)−オクト(7)−エン−2,3,5,6−テトラ
カルボン酸二無水物、2,3.3’、4’−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物、3,4゜3’、4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3.2’、3’
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)ジメチルシランニ無水物、ビ
ス(3,4−ジカルボキシフェニル)メチルフェニルシ
ラン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)
ジフェニルシランニ無水物、ビス(2,3−ジカルボキ
シフェニル)ジメチルシランニ無水物、1.4−ビス(
3,4−ジカルボキシフェニルジメチルシリル)ベンゼ
ンニ無水物、1.3−ビス(3,4−ジカルボキシフェ
ニル)−1,1,3゜3−テトラメチルジシロキサンニ
無水物、2.2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル
)へキサフロロプロパンニ無水物、2.2−ビス〔4−
(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕へキサ
フロロプロパンニ無水物、4.4’−ビス(3,4−ジ
カルボキシフェノキシ)ジフェニルスルファイドニ無水
物、ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フ
ェニル〕スルホンニ無水物、4.4’−(1,4−フェ
ニレン)ビス(3,5,6−)リフェニルフタル酸無水
物)および4.4’−(オキシジー1.4−フェニレン
)ビス(3,5,6−トリフェニルフタル酸無水物)。
これら二無水物は2種以上混合して用いることもできる
本発明で使用する樹脂(1)と樹脂(Il)の量の比率
は、樹脂(I)5〜40重景%重量脂(■)95〜60
重量%の範囲とし、好ましくは樹脂(■)5〜30!l
i量%、樹脂(II)95〜70重星%の比率のものが
よい。樹脂(りの世が5重量%未満の場合には、接着性
向上の効果が小さく、40重量%を超える場合には、耐
熱性に劣るポリイミド樹脂組成物となり、好ましくない
本発明で得られるポリイミド樹脂組成物中の樹脂(樹脂
(1)十樹脂(■))の濃度は、5〜50重量%の範囲
とする。5重量%未満の場合は1回の塗布でできる皮膜
の厚みが薄く、作業性が悪い。また、50重量%を超え
る場合は、溶液の粘度が高くなり、皮膜を形成すること
ができなくなる。
また、本発明に使用できる樹脂(りおよび樹脂(II)
を溶解する有機極性溶媒としては、たとえば、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N、N−ジメチルアセトアミド、
N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド、フェノール、
クレゾール、クロルフェノールなどが用いられる。また
、これらの溶媒とともにトルエン、キシレン、セロソル
ブアセテートなどの汎用溶媒を併用することができる。
しかし、その使用量は、ポリイミド樹脂の溶解度を低下
させない範囲に限られる。
本発明のポリイミド樹脂組成物の調整方法は、特に限定
されないが、有機極性溶媒中で公知の方法により、樹脂
(1)と樹脂(II)の有機極性溶媒溶液を別々に製造
した後、前記比率内で被接着物の材質に最適な割合に混
合して調整するのが一般的である。なお、被接着物の材
質に最適な樹脂(I)と樹脂(n)の比率は当業者であ
れば筒車な実験により求めることができる。
このようにして得られるポリイミド樹脂組成物をガラス
、シリコンウェハなどの無機物表面に塗布した後、加熱
処理することにより、強固に接着したポリイミド樹脂皮
膜が得られる。
樹脂(1)および樹脂(U)としてポリイミド前駆体を
用いた場合は、塗布後の加熱処理時にポリイミド化する
本発明のポリイミドを被接着物に塗布する方法としては
、スピンコード、スプレー、はけ塗り等、通常用いられ
ている方法で塗布することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明の範
囲は、これら実施例によって限定されるものではない。
なお、実施例、比較例で樹脂を基材に塗布する際、作製
した基材上のポリイミド樹脂皮膜の厚みが3〜4μ饋と
なるように調整して行った。
貰l」土し■1遺 (1)  樹脂A(ポリエステルイミド前駆体)の製造
攪拌装置、冷却管、温度計を備えた500m1フラスコ
に、五酸化リンで乾燥し、減圧蒸留した精製N−メチル
−2−ピロリドン(以下NMPと略す)2633gを仕
込み、次いでビス(3−アミノプロピル)テトラメチル
ジシロキサン 24.8g(0,1モル)を添加し、均
一溶液になるまで攪拌した。次にフラスコを氷冷しなが
ら、内容物が10℃以上にならないようにエチレンビス
トリメリテート(以下EBTAと略す)41g(0,1
モル)を徐々に添加した。EBTAが反応、溶解した後
、10℃で6時間反応を続け、樹脂A(ポリエステルイ
ミド前駆体)のNMP溶液を得た。この溶液中の樹脂A
の濃度は19.1重量%で、粘度は16.3ボイズ(2
5℃)であった。
(2ト樹脂B(ポリエステルイミド樹脂)の製造攪拌装
置、冷却管、温度計、窒素導入管を備えた500m1フ
ラスコに、m−クレゾール 263゜3g、トルエン 
52.7 gおよびEBTA  41g(0,1モル)
を仕込んだ。次に、窒素を内容物に吹き込みながらフラ
スコを加熱し、内湯を100℃に昇温した。次いで、ビ
ス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン 
24.8g(0゜1モル)を30分かけ、滴下した。滴
下終了後、140℃に昇温した内容物の温度に保ったま
ま6時間反応を行い、樹脂B(ポリエステルイミド樹脂
)のm−クレゾール溶液を得た。この間にトルエン、縮
合水およびm−クレゾールが合わせて62.8g留出し
た。この溶液中の樹脂Bの濃度は19.3重世%、粘度
は10.2ボイズ(30℃)であった。また、得られた
樹脂の赤外線分光分析を行ったところ、1780cm−
’にイミド結合の特性吸収ピークが認められ、アミド結
合の特性吸収ピークが認められなかったので、イミド化
率95%以上のポリエステルイミド樹脂を含有している
ことがわかった。
囲にU口」11遣 (1)  樹脂C(ポリイミド前駆体)の製造撹拌装置
、冷却管、温度計を備えた500m1フラスコに、NM
P  338.4gと4,4′−ジアミノジフェニルエ
ーテル(以下DDEと略す)36.0g(0,18モル
)を仕込み、DDEが溶解するまで攪拌した。次いでフ
ラスコを冷却しながら、内容物が30℃以上にならない
ように3.3’。
4.4′−ベンゾフェノンテトラカルポン酸二無水物(
以下BTDAと略す) 28.9 g (0,09モル
)およびピロメリット酸二無水物(以下PMDAと略す
)19.62g (0,09モル)を徐々に添加した。
BTDAおよびPMDAが完全に溶解するまで内容物の
温度を30℃に保った。次に8゜℃で6時間クツキング
を行い、粘度31ポイズ(25℃)、濃度20.0重量
%の樹脂C(ポリイミド前駆体)のNMP溶液を得た。
(2)  樹脂D(ポリイミド樹脂)の製造攪拌装置、
冷却管、温度計、窒素導入管を備えた500m1フラス
コに、p−クロルフェノール390gを入れ、50℃に
昇温した。次に、ffTDA  32.2g(0,1モ
ル)、DDE  20g(0,1モル)を添加した。次
いで窒素ガスを内容液に吹き込みながら、160℃まで
約1.5時間で昇温しな。その後、160℃で3時間反
応させて樹脂D(ポリイミド樹脂)の溶液を得た。この
溶液の粘度は70℃で20.1ポイズであり、樹脂りの
濃度は15.3重■%であった。また、得られた樹脂の
赤外線分光分析を行ったところ、1780cm −’に
イミド結合の特性吸収ピークが認められ、アミド結合の
特性吸収ピークが認められなかったので、イミド化率9
5%以上のポリイミド樹脂を含有していることがわかっ
た。
実施例1〜3 表1に示した比率で樹脂Aと樹脂Cを混合したポリイミ
ド前駆体溶液をシリコンウェハ上にスピンコードした後
、熱風乾燥機中で150℃で1時間、250℃で30分
、350℃で30分加熱してポリイミドへ変換した。ど
の混合比のポリイミド前駆体溶液から形成したポリイミ
ド皮膜も全て強靭であり、常態でのシリコンウェハへの
接着性は良好であった。また、PCT処理後でも工11
離せず、接着性に優れていた。
比較例1 樹脂Aの量と樹脂Cの量との割合を1799で混合した
ポリエステルイミド前駆体およびポリイミド前駆体の混
合溶液を用いたほかは実施例1と同様にしてシリコンウ
ェハへの接着性を調べたところ、常態では剥離していな
かったが、PCT処理後は容易に剥離した。
比較例2 樹脂Aの量と樹脂Cの量との割合を50150で混合し
たポリエステルイミド前駆体およびポリイミド前駆体の
混合溶液を用いたほかは実施例1と同様にしてシリコン
ウェハへの接着性を調べたところ、常態、PCT処理後
ともに剥離せず、接着性は良好であったが、皮膜の熱分
解温度を調べたところ、310℃と劣っていた。
実施例4および5 実施例2で使用したポリエステルイミド前駆体およびポ
リイミド前駆体の混合溶液を用い、基材をSin、皮膜
つきガラス板(実施例4)、並板ガラス(実施例5)に
替え、実施例1と同様にしてポリイミド樹脂皮膜を形成
した。接着性を調べたところ、常[PCT処理後ともに
剥離せず、優れた接着性を有していた。
実施例6 樹脂Bと樹脂りを20/80の割合で混合したポリイミ
ド樹脂溶液をシリコンウェハ上にスピンコードした後、
熱風乾燥機中で150℃1時間、300℃30分間加熱
して溶媒を除去した。また、接着性を調べたところ、常
態、PCT処理後ともに剥離せず、接着性に優れていた
以上の結果を表1に示す。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明のポリイミド樹脂組成物は、被接着物の材質等に
あわせた調整が極めて容易であり、また、本発明のポリ
イミド樹脂組成物より作製したポリイミド樹脂皮膜は、
基材との接着性に優れており、その工業的価値は大であ
る。
m−へ、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は2価の有機基であり、R_2は1価の
    有機基であり、nは1〜100の整数である。) で表されるジアミノシロキサンと一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3は2個以上の炭素原子を有する有機基で
    ある。) で表されるテトラカルボン酸二無水物とを反応させて得
    られる樹脂( I )5〜40重量%と、分子内に珪素原
    子を有しないジアミンと分子内にエステル結合を有しな
    いテトラカルボン酸二無水物とを反応させて得られる樹
    脂(II)60〜95重量%とからなる混合物が、有機極
    性溶媒中に5〜50重量%溶解していることを特徴とす
    るポリイミド樹脂組成物。 2、樹脂( I )がポリエステルイミド樹脂である特許
    請求の範囲第1項記載のポリイミド樹脂組成物。 3、樹脂( I )がポリエステルイミド前駆体である特
    許請求の範囲第1項記載のポリイミド樹脂組成物。 4、樹脂( I )のイミド化率が95%以上である特許
    請求の範囲第1項または第2項記載のポリイミド樹脂組
    成物。 5、樹脂(II)がポリイミド樹脂である特許請求の範囲
    第1項記載のポリイミド樹脂組成物。 6、樹脂(II)がポリイミド樹脂前駆体である特許請求
    の範囲第1項記載のポリイミド樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319239A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Kaneka Corp 積層体及びプリント配線板
CN114222778A (zh) * 2019-08-21 2022-03-22 本州化学工业株式会社 树脂原料用组合物

Cited By (3)

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JP2006319239A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Kaneka Corp 積層体及びプリント配線板
CN114222778A (zh) * 2019-08-21 2022-03-22 本州化学工业株式会社 树脂原料用组合物
CN114222778B (zh) * 2019-08-21 2023-11-14 本州化学工业株式会社 树脂原料用组合物

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