JPS6222547A - 耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS6222547A JPS6222547A JP16253485A JP16253485A JPS6222547A JP S6222547 A JPS6222547 A JP S6222547A JP 16253485 A JP16253485 A JP 16253485A JP 16253485 A JP16253485 A JP 16253485A JP S6222547 A JPS6222547 A JP S6222547A
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- Japan
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- oil
- fat
- shortening
- margarine
- extremely hardened
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の利用分野)
本発明は耐熱性食用油脂組成物、詳しくは夏期のように
気温が上昇した際にも、口溶けが良好であり、而も融解
、型崩れ、油分離(オイルオフ)などの変化を生じない
食用油脂組成物の製造方法に関する。
気温が上昇した際にも、口溶けが良好であり、而も融解
、型崩れ、油分離(オイルオフ)などの変化を生じない
食用油脂組成物の製造方法に関する。
こ\において、油脂組成物とは、不連続相として粉糖、
フルーツ細片などの固形物、液糖、果汁などの如き液体
を油中水型に乳化分散して、また空気、窒素などの如き
微細気泡を1種以上含有し、これらを油脂より成る連続
相にて包被して成る成形性、造花性を有する油脂食品で
、菓子などのフィリング、トッピングなどに利用される
ものである。
フルーツ細片などの固形物、液糖、果汁などの如き液体
を油中水型に乳化分散して、また空気、窒素などの如き
微細気泡を1種以上含有し、これらを油脂より成る連続
相にて包被して成る成形性、造花性を有する油脂食品で
、菓子などのフィリング、トッピングなどに利用される
ものである。
また、安定結晶型が主としてβプライムである極度硬化
油とは動植物油脂を沃素価5程度又はそれ以下に硬化し
た極度硬化油のうち、パーム油又はそれを分別して得ら
れる高融点油脂(パーム油ステアリン)又は低融点油脂
(パーム油オレイン)、エルシン酸含有N30%以上の
ナタネ油、牛脂、魚油などの極度硬化油で融点55℃以
上、時には70℃以上を有するものである。
油とは動植物油脂を沃素価5程度又はそれ以下に硬化し
た極度硬化油のうち、パーム油又はそれを分別して得ら
れる高融点油脂(パーム油ステアリン)又は低融点油脂
(パーム油オレイン)、エルシン酸含有N30%以上の
ナタネ油、牛脂、魚油などの極度硬化油で融点55℃以
上、時には70℃以上を有するものである。
(従来の技術)
一般に前記油脂組成物を製造するに当って用いられる油
脂は主としてバター、マーガリン又はショートニングな
どの固形脂であるが、温度の上昇と共に固形脂が融解し
、液体油量が増加する。このため融点が約35℃以下の
口溶けの良好な固形脂は夏期の様な高温状態では全く融
解してしまうか固形脂が残存しても油脂組成物は形状を
保ち難くなり、フィリング、トッピングなどとして良好
な物性を保つことができなくなるので、夏期用の食用油
脂組成物ではマーガリン、ショートニングなどの融点を
上昇させ、高温における固形脂含有量を増加させて耐熱
性を与えているが、口溶けが悪くなり、油脂本来のうま
味の欠けた製品とならざるを得ない。
脂は主としてバター、マーガリン又はショートニングな
どの固形脂であるが、温度の上昇と共に固形脂が融解し
、液体油量が増加する。このため融点が約35℃以下の
口溶けの良好な固形脂は夏期の様な高温状態では全く融
解してしまうか固形脂が残存しても油脂組成物は形状を
保ち難くなり、フィリング、トッピングなどとして良好
な物性を保つことができなくなるので、夏期用の食用油
脂組成物ではマーガリン、ショートニングなどの融点を
上昇させ、高温における固形脂含有量を増加させて耐熱
性を与えているが、口溶けが悪くなり、油脂本来のうま
味の欠けた製品とならざるを得ない。
(発明の概要と詳細な説明)
本発明者らはこのような欠陥を改善すべく、気温が上昇
しても融解、型崩れ、オイルオフなどの変化を生じない
耐熱性を有し而も口溶は良好な油脂組成物の開発を図り
、本発明を完成するに到ったものである。即ち 本発明者らは融点約35℃以下の口溶は良好なマーガリ
ン、ショートニング、バターなどを用いて油脂組成物を
製造するに際し、液状油脂又は(及び)微水添油脂(融
点30℃以下)に、安定結晶型が主としてβ−プライム
である(以下、β−プライム結晶性と謂う)極度硬化油
4〜24%(好ましくは6〜20%)を添加して製造し
たマーガリン、ショートニングを油脂組成物に対し6〜
30%、好ましくは10〜20%添加することにより口
溶は良好な耐熱性油脂組成物を製造し得ることを見い出
した。
しても融解、型崩れ、オイルオフなどの変化を生じない
耐熱性を有し而も口溶は良好な油脂組成物の開発を図り
、本発明を完成するに到ったものである。即ち 本発明者らは融点約35℃以下の口溶は良好なマーガリ
ン、ショートニング、バターなどを用いて油脂組成物を
製造するに際し、液状油脂又は(及び)微水添油脂(融
点30℃以下)に、安定結晶型が主としてβ−プライム
である(以下、β−プライム結晶性と謂う)極度硬化油
4〜24%(好ましくは6〜20%)を添加して製造し
たマーガリン、ショートニングを油脂組成物に対し6〜
30%、好ましくは10〜20%添加することにより口
溶は良好な耐熱性油脂組成物を製造し得ることを見い出
した。
極度硬化油は固形脂に1〜5%混合すると融点を上昇し
、耐熱性を増すので夏期用マーガリン、ショートニング
に添加する場合が多いが、口溶けが悪くなる。そのため
本発明においては口溶は良好なマーガリン、ショートニ
ングに極度硬化油を直接混合することを避け、別にβ−
プライム結晶性極度硬化油と液状油脂又は(及び)その
微水添油脂とで作ったマーガリン又はショートニングを
油脂組成物に添加して耐熱性良好な油脂組成物を製造し
たところ、口溶は良好な製品を得ることに成功した。こ
れはβ−プライム結晶性極度硬化油を添加した液状油脂
又は微水添油脂から製造されたマーガリン、ショートニ
ングが常温乃至夏期の気温、即ち30〜40℃において
殆んど融解しないので油脂組成物を食した時、口溶けの
悪さを惑しないのが原因であると思われる。β−プライ
ム結晶性の極度硬化油を添加したマーガリン、ショート
ニングの使用量は気温の高低及び使用するバターの量な
どにより増減するが、前述のように6〜30%添加すれ
ばすぐれた耐熱性を有する油脂組成物を製造することが
できる。これに対し同じ極度硬化油でも大豆油、ひまわ
り油、サフラワー油など安定結晶型がβ型である極度硬
化油を用いて同様に作ったマーガリン、ショートニング
を用いて油脂組成物を作ると型崩れ、オイルオフなどを
生じ、耐熱性を認めることができない。またヤシ油など
のラウリン系油脂の極度硬化油の如き低融点を有するも
のも本発明には使用できない。
、耐熱性を増すので夏期用マーガリン、ショートニング
に添加する場合が多いが、口溶けが悪くなる。そのため
本発明においては口溶は良好なマーガリン、ショートニ
ングに極度硬化油を直接混合することを避け、別にβ−
プライム結晶性極度硬化油と液状油脂又は(及び)その
微水添油脂とで作ったマーガリン又はショートニングを
油脂組成物に添加して耐熱性良好な油脂組成物を製造し
たところ、口溶は良好な製品を得ることに成功した。こ
れはβ−プライム結晶性極度硬化油を添加した液状油脂
又は微水添油脂から製造されたマーガリン、ショートニ
ングが常温乃至夏期の気温、即ち30〜40℃において
殆んど融解しないので油脂組成物を食した時、口溶けの
悪さを惑しないのが原因であると思われる。β−プライ
ム結晶性の極度硬化油を添加したマーガリン、ショート
ニングの使用量は気温の高低及び使用するバターの量な
どにより増減するが、前述のように6〜30%添加すれ
ばすぐれた耐熱性を有する油脂組成物を製造することが
できる。これに対し同じ極度硬化油でも大豆油、ひまわ
り油、サフラワー油など安定結晶型がβ型である極度硬
化油を用いて同様に作ったマーガリン、ショートニング
を用いて油脂組成物を作ると型崩れ、オイルオフなどを
生じ、耐熱性を認めることができない。またヤシ油など
のラウリン系油脂の極度硬化油の如き低融点を有するも
のも本発明には使用できない。
次に本発明に使用するβプライム結晶性の極度硬化油添
加のマーガリン、ショートニングの製造法について述べ
る。
加のマーガリン、ショートニングの製造法について述べ
る。
液状油脂としては大豆油、ナタネ油、トウモロコシ油な
ど又はその微水添油が用いられる。酸化に対する安定性
の点からみて微水添油の使用が好ましく、融点30℃以
下、好ましくは25℃以下のものから選ぶ。これらの油
脂に前述の極度硬化油を所定量混合融解してボテーター
の如き急冷捏和装置にて冷却可塑化してマーガリン、シ
ョートニングを製造する。即ち、ショートニングを製造
する場合はβプライム結晶−性極度硬化油4〜24部、
好ましくは6〜20部を液状油脂又は微水添油(融点3
0℃以下、好ましくは25℃以下)96〜76部と混合
融解し、ボテーターの如き掻取器を有する円筒内におい
て外部より冷却し可塑化する。またマーガリンを製造す
る場合はβプライム結晶性極度硬化油と液状油脂又は微
水添油を所定量含有する混合物に、脂肪酸グリセリンエ
ステル、レシチンの如き乳化剤を夫々0.1−0.2%
添加した汲水又は発酵乳などの水溶液と混合乳化し、ボ
テーターなどの急冷捏和装置を用いて冷却可塑化する。
ど又はその微水添油が用いられる。酸化に対する安定性
の点からみて微水添油の使用が好ましく、融点30℃以
下、好ましくは25℃以下のものから選ぶ。これらの油
脂に前述の極度硬化油を所定量混合融解してボテーター
の如き急冷捏和装置にて冷却可塑化してマーガリン、シ
ョートニングを製造する。即ち、ショートニングを製造
する場合はβプライム結晶−性極度硬化油4〜24部、
好ましくは6〜20部を液状油脂又は微水添油(融点3
0℃以下、好ましくは25℃以下)96〜76部と混合
融解し、ボテーターの如き掻取器を有する円筒内におい
て外部より冷却し可塑化する。またマーガリンを製造す
る場合はβプライム結晶性極度硬化油と液状油脂又は微
水添油を所定量含有する混合物に、脂肪酸グリセリンエ
ステル、レシチンの如き乳化剤を夫々0.1−0.2%
添加した汲水又は発酵乳などの水溶液と混合乳化し、ボ
テーターなどの急冷捏和装置を用いて冷却可塑化する。
続いて、油脂組成物の最も一般的なものとしてバターク
リームを例にとり、本発明をさらに詳述する。
リームを例にとり、本発明をさらに詳述する。
バタークリームはマーガリン、ショートニング、バター
などの固形脂中に微細な液糖と気泡とを含有する油中木
型の油脂組成物で、菓子などのフィリング、トッピング
として広く利用されているものである。この製造方法は
通常、固形脂をミキサーにとり、ビータ−にて高速攪拌
し充分に空気などの気泡を抱きこませてから液糖を徐々
に注入して均一組成の製品とするか或は固形脂に液糖を
混合してミキサー中にて高速にて起泡させて製造される
。このようにして製造されたバタークリーム中の油分は
通常、40〜60%であり、この際香料などで風味をつ
ける場合もある。
などの固形脂中に微細な液糖と気泡とを含有する油中木
型の油脂組成物で、菓子などのフィリング、トッピング
として広く利用されているものである。この製造方法は
通常、固形脂をミキサーにとり、ビータ−にて高速攪拌
し充分に空気などの気泡を抱きこませてから液糖を徐々
に注入して均一組成の製品とするか或は固形脂に液糖を
混合してミキサー中にて高速にて起泡させて製造される
。このようにして製造されたバタークリーム中の油分は
通常、40〜60%であり、この際香料などで風味をつ
ける場合もある。
次に本発明において試みたバタークリームの製造方法及
び耐熱性試験方法について説明する。バタークリームは
口溶けのよいマーガリン又は(及び)本発明製品に含有
せしめたショートニング(以下本発明品用ショートニン
グと謂う)(I、■、■)合計50%、液1!50%を
用いて油脂組成物を製造した。即ち、ミキサー(20コ
ート)にマーガリン、必要に応じさらにバターを装入し
、さらに本発明品用ショートニングを加え、よく混合し
た。どれに液糖を加えビータ−にて高速攪拌してホイッ
プし空気を抱き込ませてバタークリームとした。この際
バタークリームの比重を0.65となるように調整し、
抱き込まれる空気量が一定となるようにした。前述のと
おり、本発明品用ショートニングの添加量はバタークリ
ームの10〜30%、好ましくは15〜20%である。
び耐熱性試験方法について説明する。バタークリームは
口溶けのよいマーガリン又は(及び)本発明製品に含有
せしめたショートニング(以下本発明品用ショートニン
グと謂う)(I、■、■)合計50%、液1!50%を
用いて油脂組成物を製造した。即ち、ミキサー(20コ
ート)にマーガリン、必要に応じさらにバターを装入し
、さらに本発明品用ショートニングを加え、よく混合し
た。どれに液糖を加えビータ−にて高速攪拌してホイッ
プし空気を抱き込ませてバタークリームとした。この際
バタークリームの比重を0.65となるように調整し、
抱き込まれる空気量が一定となるようにした。前述のと
おり、本発明品用ショートニングの添加量はバタークリ
ームの10〜30%、好ましくは15〜20%である。
又製造されたバタークリーム量は2 kgとなるように
した。
した。
使用する各原料は20℃に保存したものを用いた。
液糖はよく混合され分離を生ずることはなかった。
耐熱性の評価には、このバタークリームを絞り袋にとり
、シャーレ上に直径30寵の底面となるよう円錐状に絞
り出し、35℃及び40℃の恒温槽にて12時間保存し
た後底面の径の拡がり(形状の変形を示すもの)及びオ
イルオフを観察して評価し、その結果を下表に示す。
、シャーレ上に直径30寵の底面となるよう円錐状に絞
り出し、35℃及び40℃の恒温槽にて12時間保存し
た後底面の径の拡がり(形状の変形を示すもの)及びオ
イルオフを観察して評価し、その結果を下表に示す。
表中:
マーガリンA:魚油硬化油(融点32.5℃)84部(
油に対し0.2部の飽和脂肪酸モノグリセライド及び0
.1部のレシチンを添加)と水16部とを混合乳化しボ
テーターにて急冷捏和し27℃で48時間熟成した。
油に対し0.2部の飽和脂肪酸モノグリセライド及び0
.1部のレシチンを添加)と水16部とを混合乳化しボ
テーターにて急冷捏和し27℃で48時間熟成した。
マーガリンB:魚油硬化油(融点40℃)50.4部と
ナタネ油硬化油(融点34℃)33.6部とを混合した
融点37℃の混合油と水16部とにてマーガリンを製造
し32℃にて熟成した。
ナタネ油硬化油(融点34℃)33.6部とを混合した
融点37℃の混合油と水16部とにてマーガリンを製造
し32℃にて熟成した。
本発明品用ショートニング(I):エルシン酸含量44
%のナタネ油極度硬化油(沃素価3)3部と牛脂極度硬
化油(沃素価2)3部及びナタネ油微水添油(沃素価9
0、融点25℃)94部を混合融解しボテーターにて急
冷捏和して製品とする(ナタネ油中のエルシン酸含量は
通常約1%である)。
%のナタネ油極度硬化油(沃素価3)3部と牛脂極度硬
化油(沃素価2)3部及びナタネ油微水添油(沃素価9
0、融点25℃)94部を混合融解しボテーターにて急
冷捏和して製品とする(ナタネ油中のエルシン酸含量は
通常約1%である)。
本発明品用ショートニング(■):エルシン酸含量44
%のナタネ油極度硬化油6部、牛脂極度硬化油6部、ナ
タネ油微水添油88部を上記(I)と同様に製造する。
%のナタネ油極度硬化油6部、牛脂極度硬化油6部、ナ
タネ油微水添油88部を上記(I)と同様に製造する。
本発明品用ショートニング(■) :パームオレイン極
度硬化油(沃素価2)18部、ナタネ油微水添油(同上
)82部を上記(I)と同様に製造する。
度硬化油(沃素価2)18部、ナタネ油微水添油(同上
)82部を上記(I)と同様に製造する。
対照品:大豆油極度硬化油16部、ナタネ油微水添油(
同上)84部にて上記(I)と同様に製造する。
同上)84部にて上記(I)と同様に製造する。
これらの諸例から明らかなように(1)、口溶けのよい
マーガリン(油脂融点32.5℃)で作ったバタークリ
ームは35℃の保存状態で形状変化を生じ、特にオイル
オフが大きく40℃では融解する。
マーガリン(油脂融点32.5℃)で作ったバタークリ
ームは35℃の保存状態で形状変化を生じ、特にオイル
オフが大きく40℃では融解する。
(2)、油脂融点37℃のマーガリンは35℃までは耐
熱性を示すが、口溶けは悪い。(3)〜(5)、本発明
品用ショートニング(I、 II、■)をバタークリー
ムにおいて15〜20%添加したものは口溶けも良好で
あり、40℃にても耐熱性を有している。
熱性を示すが、口溶けは悪い。(3)〜(5)、本発明
品用ショートニング(I、 II、■)をバタークリー
ムにおいて15〜20%添加したものは口溶けも良好で
あり、40℃にても耐熱性を有している。
(6)、安定結晶型がβ型である対照品を使用したもの
は35℃では耐熱性を示すが、40℃では型崩れを起し
ている。
は35℃では耐熱性を示すが、40℃では型崩れを起し
ている。
(実施例)
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1
極度硬化パームオレイン(沃素価2)16部、トウモロ
コシ微水添油(沃素価104、融点19℃)84部を混
合融解し、ボテーターにて急冷捏和してショートニング
を製造した。本ショートニング300gをマーガリンA
(上表参照)700gと20コートミキサーに装入、混
合後、液糖サンフラクト55〔弁栓工業製)1000g
を加えビータ−にて高速攪拌し比重0.65のバターク
リームを製造した。本製品は口溶は良好であり、35°
C及び40℃で12時間保存テストした後も底面の拡が
りはなく型崩れ゛を起さず、オイルオフも生じなかった
。
コシ微水添油(沃素価104、融点19℃)84部を混
合融解し、ボテーターにて急冷捏和してショートニング
を製造した。本ショートニング300gをマーガリンA
(上表参照)700gと20コートミキサーに装入、混
合後、液糖サンフラクト55〔弁栓工業製)1000g
を加えビータ−にて高速攪拌し比重0.65のバターク
リームを製造した。本製品は口溶は良好であり、35°
C及び40℃で12時間保存テストした後も底面の拡が
りはなく型崩れ゛を起さず、オイルオフも生じなかった
。
実施例2
エルシン酸含有量44%のナタネ油極度硬化油(沃素価
3)10部、牛脂極度硬化油(沃素価2)10部及びト
ウモロコシ微水添油(実施例1に同じ)80部を混合融
解し、ボテーターにて急冷捏和してショートニングを製
造した。本ショートニング300g、マーガリンA70
0gをミキサーにて混合し液tJ! (同前)1.00
0gを用いて実施例1と同様にバタークリームを製造し
た。このバタークリームは口溶は良好であり、35℃及
び40℃の保存テストで良好な性状を保った。
3)10部、牛脂極度硬化油(沃素価2)10部及びト
ウモロコシ微水添油(実施例1に同じ)80部を混合融
解し、ボテーターにて急冷捏和してショートニングを製
造した。本ショートニング300g、マーガリンA70
0gをミキサーにて混合し液tJ! (同前)1.00
0gを用いて実施例1と同様にバタークリームを製造し
た。このバタークリームは口溶は良好であり、35℃及
び40℃の保存テストで良好な性状を保った。
特許庁長官 宇 賀 道 部 殿
1、事件の表示 昭和60年特許願第162534
号2、発明の名称 耐熱性食用油脂組成物の製造方
法3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 名称 太陽油脂株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付 自 発 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄
7、補正の内容 1、 明細書第8頁第16〜17行の“バタークリーム
の10〜30%、好ましくは15〜20%である”を「
バタークリームの6〜30%、好ましくは10〜20%
である」と訂正する。
号2、発明の名称 耐熱性食用油脂組成物の製造方
法3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 名称 太陽油脂株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付 自 発 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄
7、補正の内容 1、 明細書第8頁第16〜17行の“バタークリーム
の10〜30%、好ましくは15〜20%である”を「
バタークリームの6〜30%、好ましくは10〜20%
である」と訂正する。
Claims (1)
- 油脂よりなる連続相と不連続相とより成る油脂組成物を
融点35℃以下の口溶け良好なマーガリン、ショートニ
ング又はバターなどの油脂を用いて製造するに際し、安
定結晶型が主としてβプライムである極度硬化油4〜2
4重量部と液状油脂、微水添油脂の一方又は双方96〜
76重量部とより生成したマーガリン又はショートニン
グを組成物に6〜30重量%含有せしめることを特徴と
する耐熱性食用油脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60162534A JPH0669341B2 (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | 耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60162534A JPH0669341B2 (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | 耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6222547A true JPS6222547A (ja) | 1987-01-30 |
JPH0669341B2 JPH0669341B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=15756439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60162534A Expired - Lifetime JPH0669341B2 (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | 耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669341B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995025433A1 (en) * | 1994-03-23 | 1995-09-28 | The Procter & Gamble Company | Beta-prime stable low-saturate, low trans, all purpose shortening |
US5514406A (en) * | 1993-02-23 | 1996-05-07 | Snow Brand Milk Products Co., Ltd. | Oil and fat composition having decreased digestive and absorptive properties |
EP1543728A1 (en) * | 2003-12-19 | 2005-06-22 | Vandemoortele Izegem naamloze vennootschap | Fatty thickening composition |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56110798A (en) * | 1980-02-06 | 1981-09-02 | Asahi Denka Kogyo Kk | Fat composition |
-
1985
- 1985-07-23 JP JP60162534A patent/JPH0669341B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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