JPS62223305A - 防塵衣 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はクリーンルーム内などで石川する防塵衣に関す
るものでおる。

（従来の技術〉 電子産業、バイオ産業では、人体から発生する分泌物や
下着から発生する微塵、細菌などが防塵衣の開口部から
放出し、周辺を汚染したり、また周辺の汚染から反対に
人体を守る防塵衣も必要でおる。

このため開口部付近にエレクトレットシートと取りつけ
て汚染物資を付着させる方法がおるが、空気中のイオン
物質や、ダスト何着をによって表面電荷密度の減衰が生
じ効果が早期に消゛失する欠点があった。また洗濯時（
ドライクリーニング）にも電荷が減衰する欠点があった
。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明の目的は、上述の欠点を解消し、−ｇ良好な汚染
防止を有する防塵衣を提供することにある。

（問題点を解決するめだの手段） 上記目的を達成するために本発明は次の構成を有する。

防１ｙ衣の少なくとも開口部を構成する部分にエレクト
レフ１〜シートを取りつけ、該エレクトレフ１〜シート
を他シートで被覆してなる防−塵衣である。

以下本発明の実ＩＭ態様を図面に基いて詳細に説明する
。

第１図は本発明の実施態様例である。

防塵衣１は、フード２、上衣３、下衣４とから］１４成
されている。

このうちフード２は顔を出すために第３図の断面図の如
く開口部２ａの周辺に沿ってエレクトレットシート５を
裏基布６の裏面に取りつけ、かつ。

そのエレクトレットシー１〜５を被覆するＪ：うに他シ
ート７を裏基布として用いている。なお他シート７表面
には電荷が誘起されている。このため、微塵、細菌など
が近くを通過リーると、電気力によって表面に何首させ
る。

エレクトレットシートはチャック８によって着脱自在に
取りつけられている。

また上衣３についても開口部の襟口３ａ、袖口３ｂ、３
ｂ’にも同様に取りつけである。

さらに上衣３の襟口３ａ部分を拡大すると第２図のごと
くである。

裏基布６と他シート７の裏基イ５によって荀１成され、
その内部に第３図の如くエレクトレットシートが挿入さ
れている。

内部のエレクトレットシートの着脱はチャック８を通じ
て行なう。

ざらにまた下衣４についても裾口４ａ、４ａ’に第３図
の如くエレクトレットシートが取りつＣプておる。

仙シートの表面に電荷を誘起させ、電気力を持たせるた
め、エレクトレットシートは１ｘ１０−１０　ｃ／−以
上、好ましくは３　Ｘ　１０−１０Ｃ／耐以上が良い。

また被覆した他シート表面の電荷密度は、３Ｘ１０”　
Ｃ／ｃｄ以上あることが好ましい。

エレクトレットシートが、内部におって常に電気力を及
ぼし、他シートで被覆されているので、汚染による減衰
も少なく長期に渡って効果を与えることができる。

他シートとしては、織物、不織布、編物、紙１、フィル
ムなどシート状が使用できる。

しかし、表面電荷密度を撲揮するため、適切な構造、目
付、厚みを選定して使用する必要がある。

織編物に用いる糸は、紡績糸よりフィラメント糸が好ま
しい。使用する素材は、合成素材、天然素材、無機素材
を用いることができる。

また導電性繊維などの導電性材料が含まれていても使用
できる。

エレクトレットシートは、編織物、不織布、紙、フィル
ムなどシート状物が使用できる。

その素材は、ポリオレフィン、（ポリプロピロピレン、
ポリエチレン、ポリスチレン）、ポリエステル、弗素系
樹脂、塩ビ系樹脂、アクリルニトリル、ポリカーボネー
トなど合成付１ｉ１１ｉ合体、又無機材料なと体積抵抗
率が１０１２Ω・ｃｍ以上を示す素材であれば使用可能
である。

エレクトレットシートの防塵衣への装着は、開口部以外
の部位にも可能である。

エレクトレットシートの着脱は、洗濯や長期間の使用後
の交換着脱を考慮するもので、チャックによる交換以外
にドラ１〜ボタンなどによる方法でもよい。

防塵衣に使用する裏基布は、種々なものが使用でき、導
電性へり基布、コーティング基布、制電性でない一般基
布なと使用できる。また表面への電荷誘導の少ない基布
も選定することができる。

例えば厚地織物、紡績糸による織物などである。

本発明の防塵衣は、エレクトレツ１〜の電気力を利用し
て汚染物質を捕集するもので、長期間に亘って電荷減衰
が少なく、かつ、洗濯時などにエレクトレットシートが
着脱できる防塵衣である。このため、クリーンルーム内
での作業衣としては、最適なものである。

以下測定方法を説明する。

体積抵抗率はＪ　ｌ５−Ｃ−２３１８に準じて行なった
。

表面電荷密度は第４図に示す方法で測定した。

測定すべき繊維状シート試お１９をアースした金属板１
０上に置き、他の金属電極（３ｃｍ径）１１を上方から
試料に接近、接触させて、試お１表面に存在する電荷を
静電誘導原理で全屈電極１１に生じせしめ、この電荷を
コンデンサー１２に蓄積して電位訓１３でぞの電位を測
定し、下式にて表面電荷密度を求める。

表面電荷密度 Ｃ／　ｃｎｆ　＝　ＣＸ　Ｖ　／　Ｓ Ｃ：コンデンサー容量（）７ラツド） Ｖ：電位（ボルト） Ｓ：電極面積（ｃｎｆ　） （実施例） 実施例１ 第１図に示す防塵衣でフードのないものを試作とした。

表Ｗ、　イ５に、ポリエヂレンテレフタレート糸１００
Ｄ（マルチフィラメント）をタテ糸密度１１２本／ｉｎ
、ヨコ糸密度８８木／ｉｎで平織とし、ざらにカーボン
入り導電糸をタテ糸間に６ｒ＋＋ｍ間隔で、ヨ］糸聞に
７　ｍｍ間隔で格子状膜挿入した訓電性織物を用いた。

他シート即ち、衷基イ［には、上記裏基布の導電糸の挿
入されていない織物を作製した。

エレクトレットシートにポリプロピレン織物をエレクト
レット化したものを用いた。

本シートの表面電荷密度は１　、２　Ｘ　１０−９Ｃ／
ｃ４であった。本織物の設計は、ポリプロピレン、マル
チフィラメント（５００Ｄ＞をタテ、ヨコ糸に使用して
、タテ糸密度８０本／ｉ眠ヨコ糸密度５７本／ｉｎで朱
子織物である。

本エレクトレット織物を開口部に３．５ｃｍ巾にて周辺
に取りつけた。

本防塵衣を着用し、クラス１のクリーンルーム内で歩行
着用し、その後直ちに襟口から発生する塵埃を襟口近傍
に測定チューブを設定して、ダストカウンター（日立製
）にと、０．１７μｍ以上の粒子個数を測定した。

エレクトレット織物を取りつけない場合は、６３０個／
ｆ１３発したが、エレクトレット織物を取つけた場合は
２００個／ｆｔ３まで発生塵埃を抑制することができた
。

なお、防塵衣の隊口部分の表面電荷密度（他シ、−ト側
）を測定結果、１　、２Ｘ１０−１０Ｃ／−であった。

実施例２ 実施例−１に使用した防塵衣を用いて、ただエレクトレ
ットシートとしてポリプロピレンフィルム（２２０μｍ
）を用いた。

同様にクリーンルーム内で襟口が発塵する粒子個数を測
定した。

エレクトレットフィルムがない場合は６３０個／ｆｆ３
であったが、エレクトレットフィルムを取りつりだとこ
ろ１５２個／ｆｒ３まで発生粒子を抑制することができ
た。

この場合のヱレク１〜レットフィルムの表面電荷密度は
７．２Ｘ１０−９Ｃ／−であった。

（発明の効果） 本発明の防塵衣は、人体、下打などから発生する微塵、
細菌を抑制することができ、クリーンルーム内などで着
用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る防塵衣の１例をあられす正面図、
第２図は、本発明に係る防塵衣の襟口部をあられす斜視
図、第３図は本発明に係る防塵衣の開口部をあられす断
面図、第４図は表面電荷密度の測定装置をあられす説明
図である。 １：防塵衣 ２：フード ３：上衣 ４：下衣 ２ａ：フード開口部 ３ａ：上衣隊口部 ３ｂ：上衣袖口部 ３Ｃ：上衣　チャック部 ４ａ：ズボン裾口部 ５：エレク１へレットシート ６：裏基布 ７：他シート　　（裏基イ５） ８：チャック ９：Ｉ雄状シート（測定試料） １０：アース電極 １１：金属電極 １２：コンデンサー １３：電位計 特許出願人　　東　し　株　式　会　社業１図 第２　図 第３図 工 第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）防塵衣の少なくとも開口部を構成する部分にエレ
   クトレットシートを取りつけ、かつ該エレクトレットシ
   ートを他シートで被覆してなる防塵衣。
2. （２）エレクトレットシートの表面電荷密度が１Ｘ１０
   ＾−＾１＾０Ｃ／ｃｍ＾２以上である特許請求の範囲第
   （１）項記載の防塵衣。
3. （３）エレクトレットシートを他シートで被覆した後の
   被覆面での裏面電荷密度が、３Ｘ１０＾−＾１＾１Ｃ／
   ｃｍ＾２以上である特許請求の範囲第（１）項記載の防
   塵衣。
4. （４）エレクトレットシートが着脱自在である特許請求
   の範囲第（１）項記載の防塵衣。