JPS6221537A - 感熱性孔版印刷用原紙 - Google Patents

感熱性孔版印刷用原紙

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JPS6221537A
JPS6221537A JP16112985A JP16112985A JPS6221537A JP S6221537 A JPS6221537 A JP S6221537A JP 16112985 A JP16112985 A JP 16112985A JP 16112985 A JP16112985 A JP 16112985A JP S6221537 A JPS6221537 A JP S6221537A
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卓 中尾
功 吉村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、キセノンフラッシュランプなどによる閃光照
射や、サーマルヘッドなどによる加熱素子接触により製
版される感熱性孔版印刷用原紙に関するものである。
L従来の技術] 閃光照射による製版は、特公昭41−7823号などで
公知な様に、原紙と原稿とを重ね合わせ、原紙側から閃
光し原稿に対応した部分を溶融収縮させ穿孔する方法で
ある。又、加熱素子接触による製版は、特開昭53−4
f35111号などで公知な様に直接加熱素子を接触し
、原紙を溶融収縮させ穿孔する方法である。この感熱性
孔版印刷用原紙は、公知のごとく一般に、穿孔可能な2
軸延伸熱可塑性樹脂フィルムと、繊維上の不織布あるい
は織布などの多孔性支持体とを、接着剤により接着ある
いは熱接着して構成される。
従来より原紙を構成するフィルムとして、各種熱可塑性
樹脂フィルムが検討されてきた。例えば、特公昭41−
7823号ではポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチ
レン、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、特公昭4
7−1184号ではプロピレン系共重合体、特公昭47
−1185号では塩素化ポリ塩化ビニル、特公昭47−
1188号では高結晶性塩化ビニル、特公昭49−E1
5Ele号ではプロピレンとα−オレフィン共重合体、
特公昭49−10880号では、エチレンー酢酸ビニル
共重合体、特開昭51−2512号ではアクリロニトリ
ル系樹脂、特開昭51−2513号ではポリエチレンテ
レフタレート、などである。しかし、各フィルムともそ
れぞれ実用上問題があり、現在市場で実用化されている
ものは、2〜311、mのポリエチレンテレフタレート
2軸延伸フィルムと7〜1107hの塩化ビニリデン系
共重合体2軸延伸フィルムである。これらフィルムも、
低熱源穿孔性と作業性(高弾性率で取扱いが容易なこと
)を両面とも満足させておらず、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムは、作業性が良いため、高速印刷機に使
用されるが、穿孔温度が高く、薄肉化と光源出力の大き
いキセノン閃光管が必要とされ、塩化ビニリデン系共重
合体は、穿孔温度が低く、光源出力の小さいフラッシュ
バブル閃光球で穿孔可能であるが、作業性が悪く簡易型
印刷機で使用されるのみである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者等は、上記の現状から、感熱性孔版印刷用原紙
に用いられるフィルムとして、特に低熱源穿孔性に優れ
た作業性良好なフィルムを提供することを目的とし研究
を進め得られたフィルムと支持体を貼り合せることによ
り本発明の優れた感熱性孔版印刷用原紙を開発するに至
った。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、閃
光照射あるいは加熱素子により、穿孔可能である、融点
(DSC法;昇温スピード10℃/分、以下融点は同測
定方法による)125〜165℃の結晶性ポリプロピレ
ンを主体とする樹脂層(A)と融点100〜135℃の
ポリブテン−1あるいは融点110〜127℃の直鎖状
低密度ポリエチレンを主体とした樹脂層(B)とからな
る2層構成((A I B) )あるいは3層構成〔(
A|B|A)、または(B|A|B)〕フィルムに多孔
性支持体を貼り合せてなる感熱性孔版印刷用原紙である
。」二記結晶性ポリプロピレンを主体しとた樹脂層(A
)とは、融点125〜165℃の結晶性ポリプロピレン
(15wtX以下の他種α−オレフィンとの共重合体を
含む)単体または30wt1以下の他種樹脂とのブレン
ド物である。また、樹脂層(B)のうち、ポリブテン−
1を主体とした樹脂とは、融点100〜135℃のポリ
ブテン−1(15wtX以下の他種α−オレフィンとの
共重合体も含む)単体、または、30wH以下の他種樹
脂とのブレンド物であり、また、直鎖状低密度ポリエチ
レンを主体とした樹脂とは、融点110〜127℃の直
鎖状低密度ポリエチレン単体または30Wt$以下の他
種樹脂とのブレンド物である。
さらに、(B)層の樹脂として、ポリブテン−1を主体
とした樹脂と直鎖状低密度ポリエチレンを主体とした樹
脂とのブレンド物からなるものであっても良い。本発明
の原紙を構成するフィルムは、これら(A)、(B) 
2種の層を2層構成(AIB)、あるいは3層構成(A
IBIAまたはBIAIB)にしたものである。層比率
(厚み比)は全フィルム厚みは好ましくは3〜15JL
11、より好ましくは5〜10gmで2軸に延伸された
ものである。層比率の下限は、ポリプロピレン系層が厚
くなると延伸性が悪くなるためにフィルムの供給が制限
され、」二限は、後述する様に樹脂層(B)の単層と穿
孔性が同等になり制限される。また、フィルム厚みは、
3gm未満では作業性に問題があり、151Lmを越え
ると穿孔性が低下するために制限される。
また、多層にする効果として、単層フィルムの穿孔性改
良の他、ポリプロピレン層を設けることにより、印刷用
原紙としての耐溶剤性を向上させるという利点もある。
さらに、感熱性孔版印刷用原紙を構成するフィルムに要
求される物性について種々検討したところ、穿孔性とフ
ィルム収縮特性(加熱収縮率及び加熱収縮応力で代表さ
れる)が相関していることが明らかとなった。
そこで本発明の感熱性孔版印刷用原紙を構成するフィル
ムの収縮特性としては、100℃での収縮率は少なくと
も10%以上、好ましくは20%以」−5より好ましく
は30%以上であり、収縮応力は少なくとも50 g/
mm2以上、好ましくは75g/1I112以上、より
好ましくは100g/II+12以上が必要とされる。
これら収縮特性は2軸延伸方向(タテ、ヨコ)の平均値
で表わし、2軸方向にほぼ等しいことが好ましい。収縮
率は100℃空気循環式恒温槽内で50mmX 50m
mのサンプルを10分間処理した時の寸法変化をもとの
寸法で割った値を百分率で表示する。又、収縮応力は、
100℃シリコンオイルバスに10mm巾のサンプルを
浸漬し10秒後の発生応力を断面積単位で表示する。
延伸倍率はタテ、ヨコそれぞれ1.5倍以」−が好まし
い。
なお、本発明に用いる各オレフィン系樹脂に必要に応じ
て、公知の熱、又は紫外線に対する安定剤、滑剤、ブロ
ッキング防止剤、帯電防止剤、顔料等を支障のない範囲
で混合しても良い。
なお、本発明である2層および3層構成のフィルムが、
ポリプロピレン、ポリブテン−1、または直鎖状低密度
ポリエチレン単体フィルムと比較して、低温穿孔性が良
好になる原因は明白ではないが、穿孔時の溶融温度、溶
融粘度の居間差が穿孔性に影響を及ぼしているのではな
いがと考えられる。
[実施例] 以下、実施例にて本発明を具体的に説明するがこれに限
定されるものではない。
実施例1 ポリプロピレン(チッソ■製チッソポリプロF−827
? 、ポリプロピレンコポリマー、 Ilp、139℃
)とポリブテン−1(三片石油化学■製ポリブテン−1
、M−18003A、ポリブテンコポリマー。
mp、130℃)とを多層サーキュラ−ダイを用いて2
00℃で共押出し急冷固化し、その原反を約55℃に加
熱しバブル法にてタテ、ヨコそれぞれ3倍程度に2軸冷
間延伸した。層構成は(A I B I A)型でポリ
プロピレン/ポリブテン−1/ポリプロピレン、(層比
率、 20/80/20)であり、3,5゜9 、15
.18pLmのフィルムを得た。これらフィルムを以下
の方式で穿孔し、その孔を顕微鏡写真で観察し、穿孔状
態を評価した。(なお、本発明のフィルムと多孔性支持
体を貼り合わせた原紙としての穿孔性は、フィルム自体
の穿孔性が支配的であるので、支持体を貼り合わせてい
ないフィルムの穿孔性を主に評価した。)市販キセノン
ストロボフラッシュ方式製版機(理想科学−製ゼノフ7
 ”/クスFX−180、光源出力; 3400 Jo
ule、ステージサイズ; 350 X250 mm)
を感度調整ダイアルで光源出力を約2.5 Joule
/cm2に調整し、線巾一定のテストチャートを原稿に
して、閃光製版した。3層系フィルムで厚みを変化させ
た場合(RunNol〜5)、厚みが18ル鳳になると
穿孔性が悪化し、また34mでは作業性がいくぶん悪く
なる傾向にある。その結果を表−1に示した。
又、この5g、mのフィルムに支持体として8g/11
2のマニラ麻製繊維を含む不織布を酢酸ビニル系接着剤
−メタノール溶液を乾燥後2 g/ys2となるように
塗布して接着させた原紙を同条件で穿孔し、簡易型孔版
印刷機(理想科学■製プリントゴツコ)を用いて印刷し
たところ原稿に相当する良好な印刷物が得られた。また
、Run NO6、7の様に層比層のB層と同程度に穿
孔性が低下することが分った。
比較例1 実施例1で用いたポリプロピレンと同一の樹脂を用い、
120℃で3層3倍にテンター2軸延伸した単層フィル
ムは作業性は実施例とほぼ同等であるが、低熱源穿孔性
が悪い(表−1の表示では×)。110℃で3層3倍に
テンター2軸延伸したポリブテン−lフィルム、又、1
05℃で3層3倍にテンター2軸延伸した直鎖状低密度
ポリエチレン(三片石油化学工業■製つルトゼックス3
010F。
mp、122℃)フィルムも良い結果は得られなかった
。結果を表−1に示した。
比較例2 市販の感熱穿孔印刷用原紙(理想科学■製、リソ−マス
ターおよびプリントマスター)からアルコールで接着剤
を溶かして支持体を取り除いたフィルムについて実施例
1と同条件で穿孔性評価を行なった。この穿孔条件では
、ポリエチレンテレフタレート(前出のりンーマスター
から剥離)は穿孔性が不充分であり、塩化ビニリデン系
共重合体(前出のプリントマスターから剥III)は、
穿孔性は良好であるが、弾性率が低く作業性に問題があ
る。結果を表−1に示した。
実施例2 実施例1とは層構成を逆(B I A I B)にして
成膜したフィルムもほぼ完全に穿孔するが、実施例1と
比較した場合、穿孔性が若干低下する。結果を表−1に
示した。
実施例3 (A)成分として、実施例1と同一樹脂を用い、(B)
 成分として、比較例1で使用したものと同一の直鎖状
低密度ポリエチレンを用いて、3層構成(A I B 
I A)で成膜したフィルムも表−1に示した様に良好
な結果が得られた。
実施例4 実施例1と同一樹脂を用いて得られた2層構成(AIB
)フィルムも実施例1の3層と同様に穿孔されるが、A
層を原稿側にして製版した場合、若干穿孔性が低下する
傾向にある。結果を表−1に示した。
実施例5 ポリプロピレン(チッソ昧製チッソポリプロF5083
 、mp、 162℃)とポリブテン−1(三片石油化
学輛製ポリブテン−I  M8840.mp、12’5
℃)とを用いて、実施例1と同様な条件でl1iIi、
膜し、(AIBIA)3層構成フィルムの評価を行ない
良好な結果が得られた。結果を表−1に示した。
[発明の効果1 本発明は、従来の感熱性孔版印刷用原紙と比較して、作
業性(フィルムに腰があり取扱いが容易)と低熱源穿孔
性(低閃光量で充分な穿孔性がある)との両面を満足し
たフィルムをポリオレフィン系樹脂を多層フィルムにす
ることで達成できたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 融点125℃〜165℃の結晶性ポリプロピレンを主体
    とした樹脂層(A)と、融点100〜135℃のポリブ
    テン−1あるいは融点110〜127℃の直鎖状低密度
    ポリエチレンを主体とした樹脂層(B)とからなる2層
    構成〔(A|B)〕あるいは3層構成〔(A|B|A)
    、または(B|A|B)〕で厚み3〜15μmの2軸延
    伸フィルムに多孔性支持体を貼り合せてなる感熱性孔版
    印刷用原紙。
JP16112985A 1985-07-23 1985-07-23 感熱性孔版印刷用原紙 Expired - Lifetime JPH0645266B2 (ja)

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JPS6221537A true JPS6221537A (ja) 1987-01-29
JPH0645266B2 JPH0645266B2 (ja) 1994-06-15

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265267A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Toray Ind Inc 感熱孔版用ポリプロピレンフイルム及びこれからなる感熱孔版原紙
JP2008302605A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Toray Ind Inc 感熱孔版用ポリプロピレンフイルム及びこれからなる感熱孔版原紙

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265267A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Toray Ind Inc 感熱孔版用ポリプロピレンフイルム及びこれからなる感熱孔版原紙
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JPH0645266B2 (ja) 1994-06-15

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