JPS6221385B2 - - Google Patents
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- JPS6221385B2 JPS6221385B2 JP3318780A JP3318780A JPS6221385B2 JP S6221385 B2 JPS6221385 B2 JP S6221385B2 JP 3318780 A JP3318780 A JP 3318780A JP 3318780 A JP3318780 A JP 3318780A JP S6221385 B2 JPS6221385 B2 JP S6221385B2
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- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明は、優れた分散性と、のびの良好な金、
銀色水彩絵具に関するものである。 従来、金、銀色水彩絵具の分散性を向上させた
ものとして、本出願人の出願に係わる特願昭54―
8406号（特開昭55―99975号）が知られている。
該発明は、雲母系金、銀色顔料と、弱アニオン性
の展色剤と、グリセリンと、硼素系界面活性剤と
を少なくとも含有せしめたものであり、優れた分
散性を有しているが、使用時の絵具ののびが十分
でないという問題があつた。 本発明者等は、上述せる問題について鋭意研究
の結果、遂に本発明を完成したものであつて、本
発明は、雲母系金、銀色顔料と、弱アニオン性の
展色剤と、湿潤剤と、硼素系界面活性剤と、コロ
イド性粘土鉱物を少なくとも含有せる金、銀色水
彩絵具を要旨とするものである。 即ち、基本的に本発明は、弱アニオン性展色
剤、グリセリン、硼素系界面活性剤の分散水溶液
系に雲母系金、銀色顔料を分散させていた特願昭
54―8406号の発明に対して、更にコロイド性粘土
鉱物を含有せしめることによつて、コロイド分散
系に変化させ、雲母系金、銀色顔料を均一に分散
させるようにしたものである。 コロイド性粘土鉱物を含有せしめることによ
り、何故絵具の分散性と使用時ののびが良好にな
るかは定かでないが、雲母系金、銀色顔料の表面
にコロイド状態の粘土鉱物が多数付着する為、雲
母系金、銀色顔料が均一に分散し、更に、コロイ
ド状態である為、チクソ性が大になり、使用時の
絵具ののびが向上するものと推考される。 以下、本発明の金、銀色水彩絵具の成分につい
て説明する。 金、銀色顔料は、光輝性の良い雲母系顔料が好
ましく、金色としては、雲母に二酸化チタン、酸
化鉄をコーテイングしたものなどが、銀色として
は、二酸化チタンをコーテイングしたものなどが
使用される。又、その使用料は、絵具全量に対し
て５〜40重量％が好ましい。 湿潤剤は、硼素系界面活性剤と相溶性があり、
凍結安定性を有するものが使用されるが、その代
表例としては、グリセリン、エチレングリコー
ル、ソルビトールなどである。（特願昭54―8406
号においては、グリセリンのみ使用可能であつた
が、コロイド性粘土鉱物を含有せしめることによ
り、他の湿潤剤も使用可能となつた。）又、その
使用量は絵具全量に対して１〜15重量％が好まし
い。 展色剤としては、弱アニオン性のものなら良
く、例えば、カルボキシメチルセルロース、アラ
ビアゴム、ポリアクリル酸ソーダなどが使用で
き、その使用量は絵具全量に対して１〜20重量％
が好ましい。 分散剤として硼素系界面活性剤を使用するが、
特にグリセリンの硼酸エステル化物が有用であ
り、分散効果、絵具の画用紙への付着性、乾燥後
の耐水性などを考慮すればその使用量は絵具全量
に対し、0.1〜５重量％が望ましく、特に0.1〜２
重量％が好ましい。 本発明の骨子であるコロイド性粘土鉱物として
は、水と混じ合うと膨潤しコロイド状になるもの
なら良く、その代表的なものとして、絵具の色調
を考慮するならば、コロイド性含水ケイ酸アルミ
ニウムから成つているソジウムモンモリロナイト
が好ましく、その使用量はインキ全量に対して
0.5〜２重量％が好ましい。尚、コロイド性粘土
鉱物は水溶液として使用することが好ましい。 以上の素材の他、防腐性を付与する為に、フエ
ノールなどを添加したり、体質材としてアルミナ
ホワイトなどを適宜添加してもよい。 上記成分は顔料がより細分化されない撹拌、例
えばミキサーなどで混合することにより目的の絵
具が得られる。 以下実施例について説明するが、実施例中単に
部とあるのは重量部を示す。 実施例 １ パール・グレースMRY―100 26.0部 （日本光研工業(株)製）（雲母系金色顔料） 10％カルボキシメチルセルロース水溶液 23.0部 （第一工業製薬(株)製）（展色剤） アラビアゴム（展色剤） 4.0部 グリセリン（湿潤剤） 12.0部 エマルボンＴ―80 0.8部 （東邦化学(株)製）（硼素系界面活性剤） ソジウムモンモリロナイト 26.0部 （６％水溶液）（コロイド性粘土鉱物） 水 8.2部 上記成分をラボミキサーにて60分間撹拌するこ
とにより金色水彩絵具を得た。 比較例 １ 実施例１のソジウムモンモリロナイトの代わり
に10％カルボキシメチルセルロース水溶液を加え
た他は、実施例１と同様にして金色水彩絵具を得
た。 実施例 ２ パール・グレーズME―100 24.0部 （日本光研工業(株)製）（雲母系銀色顔料） 10％カルボキシメチルセルロース水溶液 26.0部 （第一工業製薬(株)製）（展色剤） アラビアゴム（展色剤） 4.0部 エチレングリコール（湿潤剤） 12.0部 エマルボンＴ―160 0.8部 （東邦化学(株)製）（硼素系界面活性剤） ソジウムモンモリロナイト 22.0部 （６％水溶液）（コロイド性粘土鉱物） セリサイト―FS 3.0部 （日本光研工業(株)製）（体質材） 水 8.2部 上記成分を実施例１と同様の方法により銀色水
彩絵具を得た。 比較例 ２ 実施例２のソジウムモンモリロナイトの代わり
に10％カルボキシメチルセルロース水溶液を加え
た他は実施例２と同様にして銀色水彩絵具を得
た。 実施例１，２及び比較例１，２の絵具の品質特
性の試験結果を表―１に示す。
銀色水彩絵具に関するものである。 従来、金、銀色水彩絵具の分散性を向上させた
ものとして、本出願人の出願に係わる特願昭54―
8406号（特開昭55―99975号）が知られている。
該発明は、雲母系金、銀色顔料と、弱アニオン性
の展色剤と、グリセリンと、硼素系界面活性剤と
を少なくとも含有せしめたものであり、優れた分
散性を有しているが、使用時の絵具ののびが十分
でないという問題があつた。 本発明者等は、上述せる問題について鋭意研究
の結果、遂に本発明を完成したものであつて、本
発明は、雲母系金、銀色顔料と、弱アニオン性の
展色剤と、湿潤剤と、硼素系界面活性剤と、コロ
イド性粘土鉱物を少なくとも含有せる金、銀色水
彩絵具を要旨とするものである。 即ち、基本的に本発明は、弱アニオン性展色
剤、グリセリン、硼素系界面活性剤の分散水溶液
系に雲母系金、銀色顔料を分散させていた特願昭
54―8406号の発明に対して、更にコロイド性粘土
鉱物を含有せしめることによつて、コロイド分散
系に変化させ、雲母系金、銀色顔料を均一に分散
させるようにしたものである。 コロイド性粘土鉱物を含有せしめることによ
り、何故絵具の分散性と使用時ののびが良好にな
るかは定かでないが、雲母系金、銀色顔料の表面
にコロイド状態の粘土鉱物が多数付着する為、雲
母系金、銀色顔料が均一に分散し、更に、コロイ
ド状態である為、チクソ性が大になり、使用時の
絵具ののびが向上するものと推考される。 以下、本発明の金、銀色水彩絵具の成分につい
て説明する。 金、銀色顔料は、光輝性の良い雲母系顔料が好
ましく、金色としては、雲母に二酸化チタン、酸
化鉄をコーテイングしたものなどが、銀色として
は、二酸化チタンをコーテイングしたものなどが
使用される。又、その使用料は、絵具全量に対し
て５〜40重量％が好ましい。 湿潤剤は、硼素系界面活性剤と相溶性があり、
凍結安定性を有するものが使用されるが、その代
表例としては、グリセリン、エチレングリコー
ル、ソルビトールなどである。（特願昭54―8406
号においては、グリセリンのみ使用可能であつた
が、コロイド性粘土鉱物を含有せしめることによ
り、他の湿潤剤も使用可能となつた。）又、その
使用量は絵具全量に対して１〜15重量％が好まし
い。 展色剤としては、弱アニオン性のものなら良
く、例えば、カルボキシメチルセルロース、アラ
ビアゴム、ポリアクリル酸ソーダなどが使用で
き、その使用量は絵具全量に対して１〜20重量％
が好ましい。 分散剤として硼素系界面活性剤を使用するが、
特にグリセリンの硼酸エステル化物が有用であ
り、分散効果、絵具の画用紙への付着性、乾燥後
の耐水性などを考慮すればその使用量は絵具全量
に対し、0.1〜５重量％が望ましく、特に0.1〜２
重量％が好ましい。 本発明の骨子であるコロイド性粘土鉱物として
は、水と混じ合うと膨潤しコロイド状になるもの
なら良く、その代表的なものとして、絵具の色調
を考慮するならば、コロイド性含水ケイ酸アルミ
ニウムから成つているソジウムモンモリロナイト
が好ましく、その使用量はインキ全量に対して
0.5〜２重量％が好ましい。尚、コロイド性粘土
鉱物は水溶液として使用することが好ましい。 以上の素材の他、防腐性を付与する為に、フエ
ノールなどを添加したり、体質材としてアルミナ
ホワイトなどを適宜添加してもよい。 上記成分は顔料がより細分化されない撹拌、例
えばミキサーなどで混合することにより目的の絵
具が得られる。 以下実施例について説明するが、実施例中単に
部とあるのは重量部を示す。 実施例 １ パール・グレースMRY―100 26.0部 （日本光研工業(株)製）（雲母系金色顔料） 10％カルボキシメチルセルロース水溶液 23.0部 （第一工業製薬(株)製）（展色剤） アラビアゴム（展色剤） 4.0部 グリセリン（湿潤剤） 12.0部 エマルボンＴ―80 0.8部 （東邦化学(株)製）（硼素系界面活性剤） ソジウムモンモリロナイト 26.0部 （６％水溶液）（コロイド性粘土鉱物） 水 8.2部 上記成分をラボミキサーにて60分間撹拌するこ
とにより金色水彩絵具を得た。 比較例 １ 実施例１のソジウムモンモリロナイトの代わり
に10％カルボキシメチルセルロース水溶液を加え
た他は、実施例１と同様にして金色水彩絵具を得
た。 実施例 ２ パール・グレーズME―100 24.0部 （日本光研工業(株)製）（雲母系銀色顔料） 10％カルボキシメチルセルロース水溶液 26.0部 （第一工業製薬(株)製）（展色剤） アラビアゴム（展色剤） 4.0部 エチレングリコール（湿潤剤） 12.0部 エマルボンＴ―160 0.8部 （東邦化学(株)製）（硼素系界面活性剤） ソジウムモンモリロナイト 22.0部 （６％水溶液）（コロイド性粘土鉱物） セリサイト―FS 3.0部 （日本光研工業(株)製）（体質材） 水 8.2部 上記成分を実施例１と同様の方法により銀色水
彩絵具を得た。 比較例 ２ 実施例２のソジウムモンモリロナイトの代わり
に10％カルボキシメチルセルロース水溶液を加え
た他は実施例２と同様にして銀色水彩絵具を得
た。 実施例１，２及び比較例１，２の絵具の品質特
性の試験結果を表―１に示す。
【表】
【表】
以上のように本発明による金、銀色水彩絵具
は、分散性は勿論のこと、使用時ののびも良好で
あることがわかる。
は、分散性は勿論のこと、使用時ののびも良好で
あることがわかる。
Claims (1)
- １ 雲母系金、銀色顔料と、弱アニオン性の展色
剤と、湿潤剤と、硼素系界面活性剤と、コロイド
性粘土鉱物を少なくとも含有してなる金、銀色水
彩絵具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318780A JPS56129269A (en) | 1980-03-15 | 1980-03-15 | Golden or silver water colors |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318780A JPS56129269A (en) | 1980-03-15 | 1980-03-15 | Golden or silver water colors |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56129269A JPS56129269A (en) | 1981-10-09 |
| JPS6221385B2 true JPS6221385B2 (ja) | 1987-05-12 |
Family
ID=12379479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3318780A Granted JPS56129269A (en) | 1980-03-15 | 1980-03-15 | Golden or silver water colors |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56129269A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02206482A (ja) * | 1989-02-06 | 1990-08-16 | Mizuno Corp | 野球・ソフトボール用捕球具 |
| JP2002030244A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Sakura Color Prod Corp | 水性絵具組成物 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2978583B2 (ja) * | 1991-04-12 | 1999-11-15 | 昭和アルミパウダー株式会社 | 黄金色顔料 |
| DE19704479A1 (de) * | 1997-02-06 | 1998-08-13 | Cerdec Ag | Dekorpräparat zur Herstellung goldhaltiger Dekore und deren Verwendung |
| GB9704992D0 (en) * | 1997-03-11 | 1997-04-30 | Eastman Kodak Co | Ink composition |
| JP4548630B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2010-09-22 | 株式会社サクラクレパス | 光輝性水彩絵具類組成物 |
| JP4548632B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2010-09-22 | 株式会社サクラクレパス | 光輝性粉絵具組成物 |
| CN107841172A (zh) * | 2017-11-26 | 2018-03-27 | 山西大学 | 一种七色闪光水彩及其制备方法 |
-
1980
- 1980-03-15 JP JP3318780A patent/JPS56129269A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02206482A (ja) * | 1989-02-06 | 1990-08-16 | Mizuno Corp | 野球・ソフトボール用捕球具 |
| JP2002030244A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Sakura Color Prod Corp | 水性絵具組成物 |
| JP4564631B2 (ja) * | 2000-07-18 | 2010-10-20 | 株式会社サクラクレパス | 水性絵具組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56129269A (en) | 1981-10-09 |
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