JPS6219294A

JPS6219294A - し尿浄化槽

Info

Publication number: JPS6219294A
Application number: JP15785185A
Authority: JP
Inventors: Kinjiro Fujisaki; 藤崎　金次郎
Original assignee: ASAHI NICHINAN SEISOU KOUSHIYA KK
Current assignee: ASAHI NICHINAN SEISOU KOUSHIYA KK
Priority date: 1985-07-17
Filing date: 1985-07-17
Publication date: 1987-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、生活系廃水を再使用することができるように
浄化することができて、水資源の節約にあるいは廃水公
害の解消に役立てることができるし尿浄化槽に関するも
のである。

〔発明の背景〕

産業廃水、畜産廃水、生活系廃水等のたれ流しによる廃
水公害を防止するために、これらの廃水を浄化するため
のし尿浄化槽としては、第１図に示す如き構造のものが
ある。このし尿浄化槽は、し尿汚水流入口１から導入さ
れる汚水を、腐敗槽２内に導して汚物の腐敗を計り、次
いでこの腐敗槽２内の流水を予備濾過室３を経て立体酸
化槽４内に導入する。この酸化槽４内で酸化処理された
流水は、消毒槽５で消毒された後、放流口６より放流さ
れるようになっているが、この従来のし尿浄化槽におい
ては効果的な曝気機構が具備されていないために、効果
的浄化が達成し難いという問照点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、濾過された汚水を曝気処理するための曝気室を２室
（多段）：二設けると共に、これらの曝気室内における
曝気効果を高めるために、例えばプラスチック製の小筒
体を曝気室内に充填して、酸化効率を高めることができ
るし尿浄化槽を提供することを目的とするものである。

〔発明の実施例〕

以下に本発明を第２図及び第３図に示す実施例に基いて
詳細に説明する。

１０は、本実施例よりなるし尿浄化槽であってこのし尿
浄化槽は現場において構築されるコンクリート製のもの
から搬送可能な小型のものまで適用できる。１１は第１
の分離室であって、この第１の分離室１１には、例えば
、産業廃水、畜産廃水、生活系廃水等の廃水を流入する
ことができる流入口１２と、排気口１３が設けられてい
る。１４は第１の分離室１１に次いで設けられている第
２の分離室、１５は第２の分離室１４（二次いで設けら
れている第３の分離室であって、第１の分離室１１と第
２の分離室１４との区分壁１６及び第２の分離室１４と
第３の分離室１５との区分壁１７の上部には、流水０１
８及び１９が形成されている。２０及び２１は、その流
水口１８及び１９に近設したバックルである。２２は第
３の分離室１５（二次いで設けられている予備濾過室で
あって、この予備濾過室２２内には適宜のクイルター２
３が充填されている。この子ｇ４濾過室２２と前記第３
の分離室１５との区分壁２４の下部には流水口２５が形
成されている。２６は予備濾過室２２（二次いで設けら
れている第１の曝気室、２７は第１の曝気室２６（二次
いで設けられている第２の曝気室であって、これらの曝
気室内には曝気筒２８が上下方向に位置されているもの
である。この曝気筒２８と、曝気室２６及び２７の内壁
との間には、処理水の曝気効果を高めるために、例えば
、直径が３ｃｒｎ前後、長さが５ｃｒｎ前後であるプラ
スチック製の小筒体２９の多数がランダムに充填されて
いるものである。例えば、この小筒体２９はヤクルト容
器の底部を開口してなる筒体を用いる。３０は予備濾過
室２２と第１の曝気室２６との間の隔壁上部に設けた流
水口、３１は第１の曝気室２６と第２の曝気室２７との
間の隔壁上部に設けた流水口である。第１の曝気室２６
及び第２の曝気室２７の内底部には、七〇室底から約１
５鋸の上方に棚３２を敷設し、この棚の中央部に、前記
の曝気筒２８を起立状態で保持せしめている。６６はエ
アー供給管であって、このエアー供給管６６により供給
されるエアーは、前記双方の曝気筒２８の内底部で噴射
されるようになっている。３４は、双方の曝気室２６．
２７の内底部に開口部を有する汚泥返送用配管であって
、この汚泥返送用配管３４の他端開口部は第１の分離室
１１内に位置されている。この汚泥返送用配管６４によ
り、双方曝気室２６．２７内底部の汚泥を第１の分離室
１１に返送する手段としてはエアー供給管３６より噴射
されるエアーを使用して、エアーリフトポンプの原理を
利用して返送する。３５は第２の曝気室２７に次いで設
けられ沈ａｍ室、６６は沈澱室３５書二次いで設けられ
た安定槽、３７は安定槽６６に次いで設けられているポ
ンプ室であって、このポンプ室６７内Ｃ二設備されてい
る不図示のポンプにより、安定槽３６内の処理水が排出
口６８より排水することができる。６９は第２の曝気室
２７と沈澱室３５との間の隔壁上部に設けられている流
水口、４０は前記安定槽６６内１：おいて、その安定槽
内底面より約１！Ｍｆｆｌ上方に設けた棚４１上に、下
方より木炭、砂利包、粗砂との順で積層してなる濾材で
あって、この安定槽３６内における流水は、沈澱室３５
の下方より供給されて、その濾材内を下方より上方へ通
過され、その上澄水がポンプにより排出口３８より排出
されるものである。

なお、４２はマンホールを示す。

以上が本実施例の構造であるが、次にその作用について
述べると、流入管１２より流入された廃水は、先ず第１
の分離室１１内を通過させ、この通過時に固形物の沈澱
分離を行なうと共に、汚水滞留による採気性分解を行な
わせて、汚でい、スカム、中間水に分離せしめる。

次いで、第２の分離室１４及び第３の分離室１５：：よ
って同様の処理を繰返し行なわせしめて、第３の分離室
１５内の上澄水を予備濾過室２２内のフィルター２３内
を透して濾過させ、−次処理を完了する。−次処理を終
えた被処理水、即ちフィルター２３を通過した被処理水
は、第１の曝気室２６内に供給され、該第１の曝気室２
６内ｊ二おいて、エアー供給管３６から噴射されるエア
ーと、小筒体２９の充填層によって、効果的な曝気がな
される。次いで、第２の曝気室２７内（二おいて、同様
の曝気作用が繰返しなされて、沈澱室３５内（二供給さ
れる２次処理がなされるものである。上記第１の曝気室
２６及び第２の曝気室２７に充填されている小筒体２９
に付着された余剰微生物膜は、周期的に曝気を中断して
、エアー供給管６６からのエアーを小筒体２９充填層の
下部より噴射せしめることにより、小筒体２９の表面に
付着されている余剰微生物膜の剥離がなされ、またこの
剥離された余剰微生物膜の沈澱汚泥は、返送用配管と、
エアー噴射力によるエアーリフトポンプの作用により、
第１の分離室１１内へ返送されるものである。上記の第
１の曝気室２６と第２の曝気室２７とにより２次処理さ
れた被処理水は、沈澱室３５に次いで安定槽６６の濾材
４０内をその下方から上方へと流動し、その濾材４０を
通過した処理水が、ポンプ作用で排水口３８へと送られ
、例えば、トイレの洗浄水、樹木の散水、洗車、工業用
水、その他の雑用水等として利用することができるもの
である。この処理水を放流する場合は、。

消毒槽（図示せず）を設け、この消毒槽内で固形塩素剤
（含有塩素量７０％）で消毒して放流する。

〔実施例の効果〕

次に上記浄化作用による効果を述べると、上記の一次処
理された被処理水のＢＯＤ除去率は測定の結果路３０％
であり、また、二次処理されかつ安定槽６６を経て排水
口６８から排出される最終　　　Ｃ処理水のＢＯＤ除去
率は７０％であり好成績が得られた。この好成績が得ら
れる要因の一つには、′！Ｊ１の曝気室２６及びＭ２の
曝気室２７における曝気作用と、微生物の除去作用が高
められていりことがある。即ち、上記の双方曝気室２６
．２７内においては、微生物の付着面積を大ならしめる
と共に、水旋回効率、濾材の腐蝕性濾材の空隙゛の最適
性を高めるために、例えば、ヤクルト容器の底部を切断
開口せしめてなる小筒体２９を充填したことであり、ま
たこの小筒体２９の表面に付着した余剰微生物膜を周期
的に除去せしめることができる機構を具備せしめたもの
である。従って、この浄化槽によれば、カスムの発生が
極度に少なく嫌気性分解が効率的に行なわれ、浄化性に
優れた浄化槽を提供することができる。

〔発明の概要〕

以上のよう１＝本発明は、被°処理水の流入口１２から
排水口６８方向へ、第１の分離室１１、第２の分離室１
４、第３の分離室１５、フィルターを装填した予備濾過
室２２、第１の曝気室２６、第２の曝気室２７、沈澱室
３５、濾材を装填した安定槽３６の順で形成し、前記第
１の曝気室２６及び第２の曝気室２７内には、曝気筒２
８と、曝気室壁と上記曝気筒との間に充填させる多数個
の小筒体２９と、該小筒体２９表面に付着された余剰微
生物膜を剥離するためのエアー、さらには上記曝気筒の
内底部に向けてエアーを噴射せしめるためのエアー供給
管と、曝気室内底部に沈澱した余剰微生物膜の汚泥を、
上記エアー供給管から噴射されるエアー（−よるエアー
リフトポンプ作用で、′！５１の分離室内へ返送するた
めの汚泥返送用配管を具備せしめていることを特徴とす
るし尿浄化槽である。

〔発明の効果〕

従って、このし尿浄化槽によれば、特に曝気槽内におい
て、充填した多数個の小筒体により、曝気効果及び余剰
微生物の分離回収が有効であってＢＯＤ、大腸菌群の混
有率が低下し、従って汚水の清浄化が効率よく達成でき
る。また、その小筒体の表面に付着された余剰微生物膜
の剥離返送もエアー噴射力により有効的かつ定期的に行
なうことができるので、長期に亘って浄化効率を低下せ
しめることなく使用できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のし尿浄化槽を示した断面説明図。東２図は本発明よりなるし尿浄化槽の実施例を示した断
面説明図、第３図は同上の平断面説明図である。１０・・・し尿浄化槽　　　　　　　　１１・・・第１
の分離室１２・・・流入口　　　　　　　　　　１３・
・・排気口１４・・・第２の分離室　　　　　　　１５
・・・第３の分離室１６・・・区分壁　　　　　　　　
　　１７・・・区分壁１８．１９・・・排水口　　　　
　　　２０．２１・・・バックル２２・・・予備濾過室
　　　　　　　　２３・・・フィルター２４・・・区分
壁　　　　　　　　　　２５・・・流水口２６・・・第
１の曝気室　　　　　　　２７・・・第２の曝気室２８
・・・曝気筒　　　　　　　　　　２９・・・小筒体３
０・・・流水口　　　　　　　　　　３１・・・流水口
３２・・・棚　　　　　　　　　　　　６６・・・エア
ー供給管３４・・・汚泥返送用配管　　　　　　３５・
・・沈澱室３６・・・安定槽　　　　　　　　　　６７
・・・ポンプ室６８・・・排出口　　　　　　　　　　
３９・・・流水口４０・・・濾材　　　　　　　　　　
４１・・・棚４２・・・マンホール手続補正書く自発）昭和６１年２月２２ａ昭和６０年　特許　願第１５７８５１　　号２、発明の
名称　し尿浄化槽３、　補正をする者事件との関係特許出願人４、代理人５、補正命令の日付６、　補正により増加する発明の数（１）明細書第５頁第２行目に「器・・・」とあるのを
「器並びにこれ（＝類する形態の容器・・・」と訂正し
ます。（２１明細書第５頁第４行目に「汗水口、・・・ｊとあ
るのを「流水口で、該流水口３０には、例えば直径１３
ミリ、１６ミリ、２０ミリ青のパイプを並らべし尿の＃
１′量に応じて前記パイプの口を選んで開閉して用いる
締量咽顛装置が設置されている。」と訂正します。（３；明細貫第１１員乃至第１４頁の「図面の簡単な説
明」の記載を別紙どおり訂正します。図面の簡単な説明第１図は従来のし尿浄化槽を示した断面説明図第２図は
本発明よりなるし尿浄化槽の実施例を示した断面説明図
、第３図は同上の平断面説明図。第４因は小筒体の拡大断面図である０１０・・・し尿浄化槽　　　　　　　　１１・・・第１
の分離室１２・・・流入口　　　　　　　　　　１６・
・・排気口１４・・・第２の分離室　　　　　　　１５
・・・第３の分離室１６・・・区分壁　　　　　　　　
　　１７・・・区分壁１８．１９・・・排水口　　　　
　　　２０．２１・・・バックル２２・・・予備濾過室
　　　　　　　　２６・・・フィルター２４・・・区分
壁２５・・・流水口２６・・・第１の曝気室　　　　　　　２７・・・第２
の曝気室２８・・・曝気筒　　　　　　　　　　２９・
・・小筒体３０・・・流水口　　　　　　　　　　３１
・・・流水口６２・・・棚　　　　　　　　　　　　６
６・・・エアー供給管６４・・・汚泥返送用配管　　　
　　　３５・・・沈澱室６６・・・安定槽　　　　　　
　　　　６７・・・ポンプ室６８・・・排出口　　　　
　　　　　　３９・・・流水口４０・・・濾材　　　　
　　　　　　　４１・・・棚４２・・・マンホール

Claims

【特許請求の範囲】

被処理水の流入口１２から、その排水口３８方向へ、第
１の分離室１１、第２の分離室１４、第３の分離室１５
、フィルターを装填した予備濾過室２２、第１の曝気室
２６、第２の曝気室２７、沈澱室３５、濾材を装填した
安定槽３６の順で形成し、前記第１の曝気室２６及び第
２の曝気室２７内には、曝気室中央部に起立状態で位置
せしめた曝気筒２８と、曝気室内璧と上記曝気筒との間
に充填せしめた多数個の小筒体２９と、該小筒体２９の
表面に付着された余剰微生物膜を剥離するためのエアー
、さらには上記曝気筒の内底部に向けてエアーを噴射せ
しめるためのエアー供給管と、曝気室内底部に沈澱した
余剰微生物膜の汚泥を、上記エアー供給管から噴射され
るエアーによるエアーリフトポンプ作用で、第１の分離
室内へ返送するための汚泥返送用配管を具備せしめてい
ることを特徴とするし尿浄化槽。