JPS62192738A - 帯電防止性等が改良されたハロゲン化銀写真材料 - Google Patents

帯電防止性等が改良されたハロゲン化銀写真材料

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JPS62192738A
JPS62192738A JP3549686A JP3549686A JPS62192738A JP S62192738 A JPS62192738 A JP S62192738A JP 3549686 A JP3549686 A JP 3549686A JP 3549686 A JP3549686 A JP 3549686A JP S62192738 A JPS62192738 A JP S62192738A
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Kazuto Kiyohara
一人 清原
Yoshiyuki Funabashi
船橋 美行
Yoichi Saito
洋一 斎藤
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/85Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antistatic additives or coatings

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は改良されたハロゲン化銀写真材料に関するもの
であり、詳しくは帯電防止性、乳剤面と裏面とのくつつ
き性、バックコート層の支持体への接着性が改良された
ハロゲン化銀写真材料に関するものである。
[従来技術] 通常、ハロゲン化銀写真材料は支持体と該支持体上に設
けられたハロゲン化銀写真構成層とから構成されている
。かかるハロゲン化銀写真構成層としては、ハロゲン化
銀写真乳剤層、保護層、下引層、中間層あるいは色濁り
防止層、ハレーション防止層もしくはフィルタ一層、紫
外線吸収層などおよびそれらの組み合わせから構成され
たものである。例えば単一なハロゲン化銀写真材料は、
支持体上にハロゲン化銀乳剤層とその保護層を設けたも
のである。また、多層ハロゲン化銀カラー写真材料は、
支持体上に青感乳剤層と中間層、緑感乳剤層と紫外線吸
収層、赤感乳剤層と保護層などが順に設けられて多層配
置にされ、各感色乳剤層中にイエロー、マゼンタおよび
シアン発色カプラーをそれぞれ含有させたものである。
ところで、従来よりハロゲン化銀写真材料の支持体とし
ては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、トリ酢酸
セルロースフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカー
ボネートフィルムなどのフィルム、紙を基質としてその
両面をフィルム形成能ある樹脂、多くはポリオレフィン
樹脂で被覆した樹脂被覆紙などの疎水性支持体がよく知
られている。
しかしながら、これらの写真用疎水性支持体はいくつか
の欠点を有している。よく知られている欠点としては、
これらの疎水性支持体を有するハロゲン化銀写真材料は
、その取扱い中に静電気を帯びゴミ、ホコリなどを吸着
する傾向となって、撥水性、減感性、カプリ性など各種
のスポットの発生を招く原因になると共に、ことに蓄積
された静電気が放電される結果、ハロゲン化銀写真乳剤
層中にスタティックマークと呼称される写真特性上極め
て不快な部分カブリを生じせしめることがある。このた
め疎水性支持体を有するハロゲン化銀写真材料の裏面、
即ちハロゲン化銀写真構成層の塗られていない支持体面
上に、帯電防止性のバンクコート層と称せられる塗布層
を設置することが知られている。
例えば帯電防止性能を与えるために特公昭45−802
98号に記載されているコロイド状シリカ、特公昭52
−18020号に記載されているコロイドアルミナ、特
公昭58−9408号に記載されている種々のカルボキ
シル基を有する化合物の使用が知られている。
また、特公昭57−12980号に記載されているエチ
レン無水マレイン酸共重合物、特開昭55−69189
号に記載されている炭素数4以上のエチレン系不飽和共
重合性単量体と無水マレイン酸との共重合によって得ら
れる水溶性高分子化合物もしくは、その塩、特公昭57
−58940号に記載されている水溶性フィルム形成性
の重合体アニオン系高分子電解質等の有機高分子帯電防
止剤の使用も知られている。
しかしながら、これらのバックコート層を具えた疎水性
支持体とハロゲン化銀写真構成層とから成るハロゲン化
銀写真材料はその使用に際して、一つあるいはそれ以上
の重大な欠点を有していた。
例えば高感度ハロゲン化銀写真材料に用いた場合スタテ
ィックマークを十分に防止できなかったり、処理後に帯
電防止性能が低下してプリントが互に貼り付き、取り扱
いが不便になったり、処理浴中で成分の一部が離脱して
望ましくないスラッジの蓄積があったり、バックコート
層と疎水性樹脂との接着力が弱いためにハロゲン化銀写
真材料の露光時にプリンター内部をバックコート層構成
物の粉体で汚染したり、ハロゲン化銀写真構成層を塗布
する段階で塗布装置を汚染したりすることがあった。
また、多層から構成されるカラーフィルムの場合には複
数個の塗布を行う製造工程を伴うので、塗布途上の乳剤
層表面や中間層と、支持体バック面との間にくっつき故
障が生じ易い。
一方、迅速撮影迅速処理などのような写真材料に対する
使用や処理の方法の拡大、高温高湿雰囲気におけるよう
な使用時の環境の多様化などは、写真材料にとって従来
行われてきた以上に苛酷な取扱いを受けることになり、
前述のような写真材料最外層の関与するくっつき故障が
起り易くなった。
これらの問題を解決するためには写真材料の乳剤層表面
やバック面などの、最外層のくつつき性の改良が必要と
なる。
[発明の目的] 従って、本発明の第1の目的は、バックコート層を具え
た疎水性支持体を有する改良されたハロゲン化銀写真材
料を提供することである。即ち、十分に帯電防止されて
おり、それ故スタティックマークの発生が防止されてい
て、かつバックコート層と支持体との接着性が改良され
ていて、なおかつ処理浴やプリンターその他に汚染を生
じさせることのないバックコート層を具えた疎水性支持
体を有するハロゲン化銀写真材料を提供することである
本発明の第2の目的は、乳剤層表面とバックコート層表
面とのくつつき性が改良されたハロゲン化銀写真材料を
提供することである。
[発明の構成1 本発明者らが鋭意検討の結果、本発明の目的は疎水性支
持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀を含有す
る層を有する写真材料において、水分散性バインダーと
下記一般式(I)〜< rv >で示される塩の少なく
とも一種を含有する層を裏面に塗設した事を特徴とする
ハロゲン化銀写真材料によって達成される。
一般式(I)   M (BF4 )タ一般式CM) 
  M(PFsン又 一般式(III)    (Cn FICoo)I  
M一般式(IV)    (Cn FI SO3)I 
 M式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属及びN
H4を表わす。2はMがアルカリ金属又はNH4の時は
1を、アルカリ土類金属の時は2を表ワス。又n、  
mハtn−2n +k  (kは1又は−1又は−3を
表わす)を満足する正の整数を表わす。
ここでいう裏面とはハロゲン化銀写真材料において、支
持体に対してハロゲン化銀を含有する層の側の反対側を
指す。
またバックコート層とはハロゲン化銀写真材料において
裏面に塗設される帯電防止性を有する層であって、裏面
の最表層に位置するものである。
水分散性バインダーとしては、米国特許第4,241.
169号、同第4,307,174号、同第4,193
,803号、同第4,252,885号、欧州特許第5
8.737号、同第29.620号、同第78,559
号、特開昭58−169145号、同56−95959
号、同53−119024号、同 5g−5338号、
同58−5227号、同59−19941号、同59−
77439号、同57−128332号、特公昭43−
3976号、同4g−3564号、同56−21769
号等に記載の水不溶性ポリマーの水分散物が好ましく用
いられる。
本発明の実施に用いられる水分散性バインダーの含有量
としては、特に制限はないが、バックコート層の諸性能
のバランスから、8ff1g/f〜150I1g/fの
範囲が好ましく、更に、7 mQ/ 1’ 〜60II
g/fの範囲が特に好ましい。
本発明で用いられる下記一般式(I)〜(IV )で表
わされる塩のうち、一般式(T1)及び(IV)におい
てnは特に限定されないが、1〜4である事が好ましい
一般式(I)   M(BF4>J 一般式(II)   M(PFs)1 一般式(I[[)   (Cn Fm Coo)I  
M一般式(IV)   (Cn Fm SOs )I 
 M式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属及びN
H4を表わす。にはMがアルカリ金属又はNH4の時は
1を、アルカリ土類金属の時は2を表わす。又n、  
mはm=2n 十k  (k ハ1又は−1又は−3を
表わす)を満足する正の整数を表わす。
一般式(I)〜< rv >の塩は単独で用いても2種
以上含有しても良い。これらの塩の添加量は特に限定さ
れないが、バックコート層全重量の1〜80重量%添加
される事が好ましい。以下にこれらの塩の代表例を示す
が、本発明が以下の例に限定されるわけではない。
Li BF吟、KBF4 、C3BF4 。
Ca  (BF+  )2  、l’Ja  8F+ 
 、KPFs  。
Rb PFs 、MO(PF6 )2 。
lea  (PF8 )2 、Na PFs 、CFa
 SOa K。
C4Fs SO3Na。
CFa SOs Lf 、(CFa 803 )2 C
a 。
Ca F7 C00K、CFa COONa 。
C4F9 GOONH4,(03F7  Coo)2 
Ca 。
Ca F+yCOONa 、CF2−CF2−GOOK
CFa−CF=CF2−COONa 本発明の実施に有利に用いられるポリオレフィン樹脂被
覆紙は走行する基紙の上に溶融ポリオレフィン樹脂をス
リットダイからフィルム状に押出塗工して製造される。
その際、溶融押出塗工に先立ち、基紙面をコロナ処理、
火炎処理等により活性化しておくことが望ましい。被覆
樹脂層の厚さとしては、特に制限はないが、一般に5μ
〜50μ程度が有利である。ポリオレフィン樹脂被覆紙
のハロゲン化銀写真構成層を設ける側は、目的に応じて
光沢面、マット面、綱目面などを有し、裏面は通常無光
沢面である。
本発明の実施に有利に用いられるポリオレフィン樹脂被
覆紙の被覆用ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリベンテン等のオレフィンのホモポリマーま
たはエチレン−プロピレン共重合体等の二種以上のオレ
フィンからなる共重合体およびその混合物をあげること
ができ、各種の密度および溶融粘度指数(メルトインデ
ックス二以下単にMIと略す)のものを単独にあるいは
混合して使用できる。ポリオレフィン樹脂被覆紙のM紙
としては、通常の天然パルプ紙、合成繊維紙あるいは合
成樹脂フィルムを擬紙化したいわゆる合成紙のいずれで
もよいが、針葉樹バルブ、広葉樹バルブ、針葉樹広葉樹
混合バルブの木材バルブを主成分とする天然パルプ紙が
有利に用いられる。基紙の厚味に関しては特に制限はな
いが、表面の平滑性のよい紙が好ましく、その坪量は5
0g/に’〜250g/ /が好ましい。また、天然バ
ルブを主成分とする基紙には、各種の高分子化合物、添
加剤を含有せしめることができる。例えば、でんぷん誘
導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール誘導
体、ゼラチン等の乾燥紙力増強剤、脂肪酸塩、Oジン誘
導体、ジアルキルケテンダイマー乳化物等のサイズ剤、
メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂等
の湿潤紙力増強剤、安定剤、顔料、染料、蛍光増白剤、
ラテックス、無機電解質、I)H調整剤等適宜組み合わ
せて含有せしめることができる。
さらに、本発明の実施に有利に用いられる熱可塑性樹脂
フィルム支持体は酸化チタンと蛍光増白剤とポリエチレ
ンテレフタレート樹脂からなる組成物を溶融後スリット
ダイから押出し急冷して無定形のシートとした後、縦横
方向に順次延伸し熱固定して製造される。
酸化チタンの含有量としては特に制限はないが10〜2
5重量%程度が有利である。
蛍光増白剤の含有量としては特に制限はないが0.01
〜1重1%程度が有利である。
縦横方向の延伸倍率としては特に制限はないがそれぞれ
2〜4倍程度が有利である。
このポリエチレンテレフタレート樹脂組成物からなる熱
可塑性樹脂フィルム支持体の厚さとしては特に制限はな
いが、50〜300μm程度が好ましい。
本発明の実施に用いられる疎水性支持体としては各種の
ものが使用される。例えば、ポリプロピレン、ポリスチ
レンの如き合成紙、セルロースアセテート、セルロース
ナイトレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニ
ルアセテート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボ
ネートの如きフィルム、また、紙を基質としてその両面
にポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の
フィルム形成能ある樹脂、多くはポリオレフィン樹脂で
被覆した樹脂被覆紙などをあげることができる。特に、
良好なタイプ印写性と帯電防止性を必要とする印画紙用
、中でもカラー印画紙用支持体としては、本発明の効果
が一層際立って発揮されるという点で、ポリオレフィン
樹脂被覆紙が有利に用いられる。
また、これらの熱可塑性樹脂フィルムもしくは、樹脂被
覆紙の樹脂層中には、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、
炭酸カルシウム等の白色顔料、ステアリン酸アミド、ア
ラキシン酸アミド等の脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛
、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム
等の脂肪酸金属塩などの分散剤、群青、コバルトバイオ
レット等の顔料および染料、酸化防止剤、蛍光増白剤、
紫外線吸収剤などの各種添加剤を適宜組み合わせて含有
せしめるのが好ましい。
本発明に係るバックコート層中には必要に応じて界面活
性剤、マット剤、滑剤、架橋剤、他の公知の帯電防止剤
等の添加剤を含有せしめることができる。
また、本発明の効果は、本発明に係るハロゲン化銀写真
材料のバックコート層がコロイド状シリカを含有する場
合に、一層顕著に発揮される。
本発明の実施に好ましく用いられるコロイド状シリカと
は主として水を分散媒として無水珪酸(Si 02 )
を超微粒子で水中に分散せしめたコロイド溶液である。
また、分散媒は一般に水であるがメタノール等を用いる
場合もある。また、コロイド溶液中に、コロイド安定剤
などの目的でアルカリ成分を含有する。たとえば、Na
2Oや他にNHaホルムアミド、エチルアミン、モルホ
リン等を含む場合もある。
本発明の実施に好ましく用いられるコロイド状シリカは
平均粒径511Iμないしは120mμのものがよく、
その塗布量は固形分で0.05!7/f〜1.0g/f
の範囲が、望ましくは0.1111 /f −0,51
7/fの範囲が良い。コロイド状シリカの具体例として
は、8産化学(株)製スノーテックスがある。
本発明に用いられる界面活性剤としては、例えばアルキ
ルカルボン 塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナフタ
レンスルフォン酸塩、アルキル硫酸エステル類、アルキ
ルリン酸エステル類、N−アシル−N−アルキルタウリ
ン類、スルホコハク酸エステル類、スルホアルキルポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルリン酸エステル類などのような、カ
ルボキシ基、スルホ基、ホスホ基、硫酸エステル基、燐
酸エステル基等の酸性基を含むアニオン性界面活性剤、
例えばアミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、アミ
ノアルキル硫酸または燐酸エステル類、アルキルベタイ
ン類、アミンオキシド類等のような両性界面活性剤、例
えばアルキルアミン塩類、脂肪族あるいは芳香族第4級
アンモニウム塩類、ピリジニウム、イミダゾリウムなど
の複素環第4級アンモニウム塩類、および脂肪族または
複素環を含むホスホニウムまたはスルホニウム塩類等の
ようなカチオン性界面活性剤、例えばサポニン(ステロ
イド系)、アルキレンオキサイド誘導体(例えばポリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール/ポリプロ
ピレングリコール縮合物、ポリエチレングリコールアル
キルエーテル類またはポリエチレングリコールアルギル
アリールエーテル類、ポリエチレングリコールエステル
類、ポリエチレングリコールソルビタンエステル類、ポ
リアルキレングリコールアルキルアミンまたはアミド類
、シリコーンのポリエチレンオキサイド付加物類)、グ
リシドール誘導体(例えばアルケニルコハク酸ポリグリ
セリド、アルキルフェノールポリグリセリド)、多価ア
ルコールの脂肪酸エステル類、糖のアルキルエステル類
等のようなノニオン性界面活性剤などが好ましく用いら
れる。
本発明の実施に好ましく用いられるマット化剤としては
、平均粒径0.2μから10μ、好ましくは0.3μか
ら5μである粉体が有用である。それらの具体例として
は、二酸化珪素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
酸化チタン、沈降性水酸化アルミニウム、硫酸バリウム
、硫酸ストロンチウム、アクリル樹脂、ポリスチレン、
米澱粉などの微細粒子をあげることができる。
そのw布mとしrは、5m!]/n’から500rag
/ fの範囲が、好ましくは12mo/yから 150
ma/ fの範囲が良い。
なお本発明のバックコート層中に、米国特許第2、91
7,480号、同第4,272,616号、同第4,0
47,958号、特願昭55−70837号、周52ー
16224号等に記載の界面活性を有する高分子添加物
を用いることも好ましい。
なお、バンクコート層の皮膜強度を良化させる目的で活
性ハロゲン系化合物の硬化剤、例えば2。
4−ジクロロ−6−ヒドロキシ− s−トリアジンナト
リウム塩、2.4−ジクロロ−6−メトキシ−S−トリ
アジン、2.4−ジクロロ−6−(2−スルホエチルア
ミノ)−S−トリアジン、N−N′−ビス(2−クロロ
エチルカルバミル)ピペラジン等を使用することが望ま
しい。
本発明の実施にあたって、ハロゲン化銀写真構成層を設
ける反対側の疎水性支持体面上にバックコート用塗液を
塗布する装置としては、エアナイフコーター、ロールコ
ータ−、パーコーター、ブレードコーター、スライドホ
ッパーコーター、グラビアコーター、フレキソグラビア
コーター及びそれらの組み合わせ等があげられる。塗布
に際しては塗布に先立ち、該疎水性体面をコロナ処理、
火炎処理等により活性化しておくことが望ましい。
塗布された塗液の乾燥装置としては直線トンネル乾燥機
、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカ
ーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線、
加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等各種
乾燥装置をあげることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真乳剤層としては、各種の
ものが包含される。例えば、引伸ポジ用写真乳剤層、密
着ポジ用写真乳剤層、ネガ用写真乳剤層、カラー写真乳
剤層、印刷用写真乳剤層、直接ポジ用写真乳剤層、拡散
転写法用写真乳剤層などである。また、かかる写真乳剤
層中にはゼラチン、ゼラチン誘導体などのバインダー、
ハイポなどの化学増感剤、金塩、白金塩などの貴金属増
感剤、ヘキサハロゲノイリジウム(1)錯体、ヘキサハ
ロゲノロジウム(I)錯体などの硬調化剤、核酸分解物
、特開昭50−147925号、周囲51−10712
9号に記載もしくは例示のメルカプト複素環化合物など
のハロゲン化銀粒子の晶癖l!整剤、特開昭52−65
482号、同昭52−88340号明細書中に引用もし
くは例示しである色増感剤、安定剤、カブリ防止剤、カ
ラー写真用カプラー、硬膜剤、ジヒドロキシベンゼン化
合物、塗布助剤、またカプラセ剤、直接ポジ写真用染料
などの直接ポジ写真乳剤用添加剤、色素現像薬、その他
の添加剤などを含有せしめることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真材料は、その写真材料に
合わせて、[写真感光材料と取扱法](共立出版、宮本
五部著、写真技術講座2)に記載されているような露光
、現像、停止、定着、漂白、安定などの処理が行われる
が、特に発色現像後−浴漂白定着処理を行う多層ハロゲ
ン化銀カラー写真材料は、CD−I、CD−IV (以
上2種の化合物はコダック社の商品名)、ドロキシクロ
ム(メイアンドベーカー社商品名)などいかなる生薬の
カラー現像液でも処理することができる。かかる主薬を
含む現像液にベンジルアルコール、タリウム塩、フェニ
ドンなどを含有させてもよい。
また、有用な一浴漂白定着液はアミノポリカルボン酸の
金属塩(たとえば、エチレンジアミン四酢酸、プロピレ
ンジアミン四酢酸などのM2鉄t#塩など)溶液であり
、定着剤としては、チオ硫酸ソーダ、チオIII!アン
モニウムなどが有用である。
かかる−浴漂白定着液には種々の添加剤を含有さぜるこ
とができる。たとえば脱銀促進剤(たとえば、米国特許
第3,512,979号に記載のメルカプトカルボン酸
、ベルギー特許第682,426号に記載のメルカプト
−複素環化合物など)、汚染防止剤、pH!1節剤ない
しはpH1lt!i剤、硬膜剤(たとえば、Ta″*マ
グネシウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなど)、界
面活性剤など種々の化合物を組み合わせて含有させるこ
とができる。また、ががる−浴漂白定着液は種々のpH
で使用され得るが、有用なpH領域はpH6,0〜8.
0である。
[実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明は実施例により限定されるものではない。
実施例1 木材バルブを主原料とする厚さ160μmの原紙の裏面
に密度的0.930a l amjのポリエチレンを約
30μmの厚さでコーティングし、又表面には10重量
パーセントの酸化チタンを含有する密度的0.960(
J /CIl!’ 17)ポリエチレンを約30amの
厚さでコーティングし印画紙用支持体を得た。
この支持体の裏面にコロナ放電処理した後、下記組成の
塗液(第1表)をワイヤーバーコード法により1f当り
20ij2塗布した。続いて表面にコロナ放電処理した
後、写真用白黒乳剤を塗布して印画紙試料1〜12を得
た。
以下余白 得られた印画紙について裏面の帯電防止性、乳剤面と裏
面のくつつき性、バックコート層の乾燥膜付性を下記の
試験方法で評価した。得られた結果は第2表にまとめて
示す。
〈帯電防止性評価〉 試料を23℃20%R,l−1の下で12時間I!湿し
、同条件下でネオブレンゴムに対する剥離帯電量を測定
した。測定は試料!I整後、境像処理前と現像処理後に
行なった。
くくっつき性評価〉 乾燥後の試料を各々5cm平方の大きさに2枚ずつ切り
取り、それぞれ互いに接触しないようにして23℃、8
0%RH(RHは相対湿度を表わす。
以下同じ)の雰囲気下で1日間保存した後、それぞれ同
試料の乳剤層とバックコート層を接触させaoogの荷
重をかけ、40℃、80%RHの雰囲気下で保存し、そ
の後試料をはがして接着部分の面積を測定し、くっつき
性を測定した。
なお、評価基準は次に示す方法によった。
ランクA接着部分の面積    0〜20%ランクB接
着部分の面積   21〜40%ランクC接着部分の面
積   41〜60%ランクD接着部分の面積   6
1〜80%ランクE接着部分の面積   81%以上実
用上ランクAであれば問題ない。
〈乾燥膜付試験〉 試料のバックコート面にカミソリで浅傷を基盤の目状に
つけ、その上にセロハン接着テープを圧着したのち該テ
ープを急激に剥離したときの、セロハンテープの接着面
積に対するバックコート層の残存率を百分率で示した。
実用上、この百分率が80%以上であれば支障ない。
以下余白 第2表 第2表の結果より、本発明の印画紙試料が帯電防止性、
乳剤面とバックコート面とのくつつき性、支持体との乾
燥膜付性が良好であることが明らかである。
実施例2 ポリエチレンテレフタレート80重量部と酸化チタン2
0重量部からなる樹脂組成物を溶融押出し二輪延伸成形
して厚さ約125μmの白色不透明支持体を得た。この
支持体の裏面にコロナ放電処理した後、重合体下塗り層
を設け、さらにコロナ放電処理した後、第1表記載の処
方の塗液をスライドホッパーコート法により1f当り2
0n12塗布した。続いて表面にコロナ放電処理した後
、重合体下塗り層を設けさらにコロナ放電処理した後、
印画砥用カラー乳剤を塗布して試料13〜24を得た。
得られた試料について裏面の帯電防止性、乳剤面と裏面
のくっつき性、バックコート層の乾燥膜付性を評価した
結果を第3表にまとめて示す。
以下余白 第3表 第3表の結果より本発明の試料が帯電防止性、乳剤面と
バックコート面とのくっつき性、支持体との乾燥膜付性
が良好であることが明らかである。
また、本発明の試料はスタティックマークの発生がなく
、現像処理浴に何ら汚染を生じることがなかった。
特許出願人 小西六写真工業株式会社 手続補正書(方式) 昭和61年05月13日 昭和61年特許願 tjS35496号2、発明の名称 帯電防止性等が改良されたハロゲン化銀写真材料3、補
正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名称 (1
27)  小西六写真工業株式会社代表取締役   井
手 恵生 4、代理人  〒102 住所 東京都千代田区九段4t4丁目1番1号九段−ロ
坂ビル電話263−9524 (発送日)昭和61年04月22日 6、補正の対象 明細書全文の浄!(内容に変更な、シ)−。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 疎水性支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀
    を含有する層を有する写真材料において、水分散性バイ
    ンダーと下記一般式( I )〜(IV)で示される塩の少
    なくとも一種を含有する層を裏面に塗設した事を特徴と
    するハロゲン化銀写真材料。 一般式( I ) M(BF_4)_l 一般式(II) M(PF_6)_l −般式(III)(CnFmCOO)_lM 一般式(IV)(CnFmSO_3)_lM 式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属及びNH_
    4を表わす。lはMがアルカリ金属又はNH_4の時は
    1を、アルカリ土類金属の時は2を表わす。又n、mは
    m=2n+k(kは1又は−1又は−3を表わす)を満
    足する正の整数を表わす。
JP3549686A 1986-02-20 1986-02-20 帯電防止性等が改良されたハロゲン化銀写真材料 Pending JPS62192738A (ja)

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