JPS62191152A - 水無し平版印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は、版画温度冷却制御を行なう水無し平版印刷機
に関する。

（従来の技術） 平版印刷機では、一般に湿し水を用いて版面の画線部、
非画線部に於けるインキ転移を制御しているが、湿し水
金制御することは繁雑故、最近では特殊な版を用いてイ
ンキ転移を制御し、湿し水を使用しない水無し平版印刷
機が出現してきている。

水無し平版印刷機では、使用インキが通常のインキに比
べ粘度が高く、インキローラ群でインキ音線ることによ
って、インキ温度が著るしく上昇する。したがって、印
刷品質維持のため版面を冷却制御する必要がある。

従来の水無し平版用枚葉印刷機の構造の代表例を第２図
に示す。

従来の水無し平版用枚葉印刷機の構造は、版胴１、ブラ
ンケット胴２、インキ着ローラ３ａ、３ｂ。

３ｃ、３ｄ、往復ロー２４ｇ、４６、インキングローラ
群５から構成される。

インキはインキングローラ群５から往復ロー２４ａ、４
ｂに転移し、インキ着ローラ３ｃＬ〜３ｄＱ経て、版面
１′に転移する。ここで、版は特殊加工された樹脂板を
用い、絵柄のある画線部はインキが転移し、絵柄のない
非画線部はインキが転移しない機能を有している。版に
移ったインキはブランケット２′に転写さｎ、さらに紙
６に印刷される。

ここで水無し平版用インキを用いる場合、インキ温度を
ある適性範囲たとえば２５℃〜３５℃にするため、通常
往復ローラ４ａ、４ｂを二重構造にして内部に冷却水を
通水してロール表面全冷却している。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の枚葉印刷機において、水無し平版を用いると、ゴ
ムロールの弾性発熱、インキのせん断発熱等により、イ
ンキ温度が４０℃以上にまで上昇し印刷障害が生じる。

このため通常、往復ローラを通水冷却し、もって版面を
冷却するという方法が採られる。

（ＩＩ　　往復ローラは、回転および軸方向の往復運動
をくり返すため、冷却水出入口の接続部構造は複雑であ
る。

（２）印刷機の場合、版換えなどにより運転を停止する
ことがたびたびあるが、運転開始時、往復ローラを通水
し冷却していると、往復ローラ表面に大気中の湿分が凝
縮する。ロー２表面に水滴がつくと、この部分のインキ
転移率が非常に低くなる。

このとき、往復ローラはインキの流れ経路の重要部分に
位置するため、インキ転移が変わると、印刷紙の印刷濃
肚に著るしい変化が起り、刷り始めの印刷障害が起るこ
とがある。

〔問題点上解決するための手段〕

（１１版面を冷却制御する手段として、第１図に示す（
投込み）冷却ローラ８全第２インキ着ローラ３ｂ、第３
インキ着ローラ３ｃに合い接して設ける。

（２）同（投込み）冷却ローラ８はインキ着ローラ３ｂ
、３ｃとの接触圧調整ＰＡｓ＜図示せず）１設けてニッ
プ幅の調整を行う。

（３）運転速度に応じて冷却水量または水温制御全行な
い版面の温度を調整する。

（４）（投込み）冷却ローラはインキ着ローラ３ｂ。

３ｃによシ連廻りさせる。

〔作用」 （１）　（投込み）冷却ローラは、版面へのインキ流れ
経路に位置していないので、版面へのインキ転移に直接
に影響しない。

（２）　（投込み）冷却ローラのニップ調整によって熱
流束が制御できる。

（３）　　印刷機停止時、冷却水流量制御弁閉、印刷速
度大の時、冷却水負犬などの制御によって、版面温度や
、インキ着ローラの表面温度をいかなる条件でも繕結温
度以下にしない。

（４）冷却ローラ８Ｆｉ、投込みローラ形式にすること
で構造が簡単、特に冷却水出入口接続部が容易になる。

〔冥施例〕

本発明による冷却ローラを具えた枚葉印刷機の笑施例を
第１図に示す。同図において、版胴１、ブランケット胴
２、インキ着ローラ３ａ〜３ｄ、往復ローラ４ａ、４ｂ
、インキ着ローラ群５、および（投込みン冷却四−ラ８
、チリングユニット９、流量制御弁１０、同制御装ｆＦ
ｔ１ｉから印刷機が構成さ扛る。

（投込み）冷却ロー２８の構造は、例えば、二重円筒で
あって外筒がインキ着ローラに接して連理シし、内筒と
外筒の間隙を冷却水が流ｎ、内筒両端部は外筒面長より
突起した位ｔ１で延長さｎて、ロータリージヨイント等
にニジ冷却水配管と接続されるものとする（図示せずン
。一方運転停止時には制御装［１１からの指令により、
流量制御弁１０全閉とし、冷却ローラ表面の露結を防止
するようになっている。

印刷機の運転開始とともに、例えと第１因のように版面
温度を検出して、流量制御弁１０によって流量制御した
夕、あるいは別の方法としてチリングユニット９の温度
制御によって冷却水温ｔ−適正に維持制御することもで
きる。（図示せず）また、同様に版面温度の検出から、
例えば（投込み）冷却ローラ８に油圧シリンダ等による
インキ着ローラへの接触圧調整機構を設けて、接触圧を
変えることにより版面への冷熱流束を制御して版面温度
を適性範囲に保つことも可能である。

（図示せず］ 今具体的実施例として第２．第３インキ着ローラに接す
る（投込み）冷却ローラ８とインキ着ローラ３ｂ、３ｃ
のニップ幅４ｍｍ、冷却水温１５℃、水量１０／ｊ／―
によシマシン速度５００ｍ／ｍで運転し、氷点平版用イ
ンキを用いた場合版面温度３０℃、冷却ローラの冷却熱
量１４００　ｋｃａｌｌｉｒｅを得た。

従来の往復ローラを通水冷却する例と比べると、水温１
５℃、水量１５１／闘×２本にて版面温度２８℃、冷却
ロー２２不当りの冷却熱ｆ１２５００ｋｃａｌ／ｈｒと
なシ、同等の冷却能力を有することが確認できた。

〔発明の効果） ＋１１　　運転開始時のインキ流れ経路にあたるローラ
の表面の露結によるインキ転移不良を防止し、印刷濃度
変化を最小限に小さくすることができる。

（２）往復ローラを通水冷却する場合と同等の冷却能力
がある。

（３）構造が簡単故、通常の枚葉印刷機を水無し平版用
に容易に改造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は不発明の一実施例としての投込み冷却ローラを
設けた印刷機構造図、第２図は従来の枚葉印刷機構造図
である。 １・・・版胴、　　　　１′・・・版面、　　２・・・
ブランケット胴、２′・・・ブランケット、３ａ〜３ｄ
・・・インキ着ローラ、４ａ、４ｂ・・・往復ローラ、
５・・・インキ着ローラ群、６・・・印刷紙、　　　　
　　８・・・（投込み）冷却ローラ、９・・・チリング
ユニット、１０・・・制御うＰ、１１・・・制御装置 復代理人　弁理士　岡　本　重　窯 外２名 ４α、４ｂ−・往復ロー５ １０−・−制御弁 １１・−・制御装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少くとも２本のインキ着ローラに接して、内部に水冷機
   構を備えた冷却ローラを対設し、運転速度に応じて水量
   あるいは水温を制御することによつて版面の冷却制御を
   行なうようにしたことを特徴とする水無し平版印刷機。