JPS6218756Y2 - - Google Patents

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JPS6218756Y2
JPS6218756Y2 JP17445779U JP17445779U JPS6218756Y2 JP S6218756 Y2 JPS6218756 Y2 JP S6218756Y2 JP 17445779 U JP17445779 U JP 17445779U JP 17445779 U JP17445779 U JP 17445779U JP S6218756 Y2 JPS6218756 Y2 JP S6218756Y2
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brake
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disc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、車輪と共に回転するブレーキデイス
クの両面に接触するブレーキパツドの摩耗量とブ
レーキデイスクの摩耗量をともに目視できるデイ
スクブレーキ装置に関するものである。
トラツク等のように、重量物のブレーキ装置を
構成するブレーキパツドの摩耗状態を点検する際
には、わざわざ車体をジヤツキアツプしてブレー
キ装置を分解して行なつており、その作業が煩雑
であると共に、しばしば点検することが煩わし
い。
この煩わしい作業を省略するためにキヤリパー
に単に点検穴(覗き穴)を設け、この点検穴より
ブレーキパツド部分の厚さを目測する方法も考え
られるが、キヤリパーとブレーキパツドとの間に
かなりの距離があり、一寸斜めの方向から目視し
た場合には当然、誤差を生じ、そのために正確に
ブレーキパツドの厚さを目測する訳には行かない
のである。もつとも、デイスクブレーキボデイ1
内で回転するロータ2の外周端面縁部の両側より
圧接せしめられる摩擦材3,4の外周に、前記ロ
ータ2に面し、凹部切欠状の摩耗点検部5をロー
タ2をはさんで対向的に形成するとともに、前記
デイスクブレーキボデイ1に前記摩耗点検部5を
外から目視できる摩擦材案内穴3をあけた装置
が、特開昭50−102769号公報に提案されている
が、これでは摩擦材3,4の摩耗状態が判るのみ
で、ロータ2自体の摩耗状態を知ることはできな
いし、前記摩耗点検部5が比較的浅い凹部切欠状
で構成されているために摩擦材4の摩耗状態が見
にくく、正確な摩耗量を目視することができない
欠点がある。
一般には、ブレーキデイスクの外径より内側の
面に接するようにブレーキパツドが設けられてい
るが、このようにブレーキパツドがブレーキデイ
スクの外径部まで全面的に接触していないものは
ブレーキデイスクが摩耗するとその摩耗分だけブ
レーキパツドがブレーキデイスクの摩耗面内に食
い込むような状態となる。
即ち、ブレーキデイスクの外径部分が摩耗せず
に財るためにブレーキデイスクの摩耗量が不明で
あると共に、ブレーキパツドとブレーキデイスク
の実際の摩耗量を同時に目視することができな
い。
また、ブレーキデイスクの全面にブレーキパツ
ドを接触させて大きなブレーキ力を得るようにブ
レーキパツドをブレーキデイスクの外径より迫り
出して形成した場合には、そのブレーキパツドの
迫り出した部分が摩耗せずにブレーキデイスクの
外径部分を覆つて突出するのでブレーキデイスク
の摩耗量を知ることができない。
〔考案の目的〕
本考案は、ブレーキパツドの摩耗量が見にく
い、例えばブレーキパツドがブレーキデイスクの
外径よりはみ出した状態でブレーキパツドを設け
たデイスクブレーキ装置においても、いちいちブ
レーキを外すとか、あるいは車体をジヤツキアツ
プする等の煩わしい作業をなんら必要とせず、ま
たブレーキパツドと同時にブレーキデイスクの両
方の摩耗量を直接的に目測によつて簡単に、しか
も正確に確認することのできるブレーキ装置を提
供するものである。
更に別の目的は、ブレーキデイスクの外径部ま
でブレーキパツドを接触させ、ブレーキ力を最大
限に発揮できるブレーキ装置において、ブレーキ
デイスクとブレーキパツドの双方の摩耗量を目視
できるブレーキ装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
前記目的を達成するための本考案は、ブレーキ
デイスクの外周端面より半径方向に突出するよう
に配設したブレーキパツドに、前記ブレーキデイ
スクとの接触面より肉厚方向に深さが摩耗限界位
置に至る点検溝をその外周から中心に向かいブレ
ーキデイスクに対応する適宜箇所まで形成すると
共に、ブレーキデイスクの前記ブレーキパツド側
周縁に切欠段部を形成して摩耗限界表示線とし、
前記点検溝、摩耗限界表示線を目視し得る点検孔
をキヤリパに設けてなるデイスクブレーキ装置で
ある。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図及び第2図において、1はブレーキデイ
スクであり、走行車輪(図示せず)に一体的に装
着されてこの走行車輪と共に回転する。
このブレーキデイスク1は第1図において省略
した下方の位置に紙面と平行でかつ水平に置かれ
る軸を中心として回転するようになつている。
前記ブレーキデイスク1の両側面には、それぞ
れブレーキパツド2,2′が配置されており、一
方のブレーキパツド2はパツドプレート3を介し
てキヤリパー4に接装着されており、他方のブレ
ーキパツド2′はパツドプレート3′を介してピス
トン5に装着されている。
ピストン5はキヤリパー4に設けられたシリン
ダー6内に嵌挿されており、孔7を介してシリン
ダー6内に出入する作動油の作用によりピストン
5とシリンダー6とは相対的な前後進運動を行
う。即ち、孔7から作動油がシリンダー6内に圧
入されるとピストン5は左側へ移動すると共に、
シリンダー6を内蔵するキヤリパー4は相対的に
右側に移動する。このようなピストン5とキヤリ
パー4の両者の移動によりブレーキパツド2,
2′がブレーキデイスク1を両側から強く押圧
し、制動をかけることになる。更に、孔7から作
動油を排出すると前記と逆の作用により制動は解
除されることになる。
本実施例においては特に、ブレーキパツド2,
2′の上端をブレーキデイスク1の周端上部より
も若干外側に突出する寸法に構成している。ま
た、このブレーキパツド2,2′にはブレーキデ
イスク1の接触面に直交し、肉厚方向に延びる点
検溝20,20′が切欠いて設けられている。
この点検溝20,20′は実施例の如くブレー
キパツドの摩耗限界位置を示すものであり、ブレ
ーキデイスク1との接触面に開口部を持ち、また
その反対側はブレーキデイスク1から所定の長さ
のところで先止りの摩耗限界位置P,P′が形成さ
れている。
また、前記点検溝20,20′は実施例の如く
ブレーキパツド2,2′の全幅、即ち、外周から
半径方向に下面に至るまで形成しているが、必要
に応じて下部まで貫通せずに、ブレーキデイスク
1の両側に対応する任意の部分に先止まりとなる
ような構成とすることも差支えない。
そしてブレーキパツド2,2′に設けた点検溝
20,20′に対面するキヤリパー4の部分には
点検孔40が設けられ、この点検穴40より前記
点検溝20,20′を目視することができるよう
になつている。
ブレーキデイスク1の外周部(外径面)には、
その両側面から肉厚方向に一定幅の切欠部10,
10′が周方向に沿つて設けられている。この切
欠部10,10′により成形される線L,L′は、
後述するようにブレーキデイスク1の摩耗限界表
示線となるものである。
第3図及び第4図は前記装置において、ブレー
キデイスク1及びブレーキパツド2,2′が摩耗
した後の状態を示している。
ブレーキデイスク1の外径面より突出したブレ
ーキパツド2,2′の部分は、ブレーキデイスク
1と接触を行なわず、摩耗せずに残り、その部分
はブレーキデイスク1の外周面上に延びてブレー
キデイスク1の両側面より内側に突出することに
なる。
従つて、点検溝20,20′内に見えるブレー
キデイスク1の側面11を基準として摩耗限界位
置P,P′との距離よりブレーキパツド2,2′の
許容摩耗量を判断することができる。
また、ブレーキデイスク1の側面11から肉厚
側に設けられた摩耗限界表示線L,L′までの距離
を目測することにより、ブレーキデイスク1が更
に使用可能か、その側面を加工すべきか、或いは
交換すべきかを直ちに判断することができる。
なお、ブレーキデイスク1の摩擦面は使用中に
不均一な摩耗を伴う場合があるが、このような場
合にはその側面即ち摩擦面を切削あるいは研磨し
て正確な摩擦面を構成するのである。
また、ブレーキパツド2,2′のブレーキデイ
スク1の外周面に延びる突出部のその突出する長
さは、ブレーキデイスク1の摩耗量とブレーキパ
ツド2,2′の摩耗量との合計量を表すことにな
るので、このブレーキパツド2,2′が摩耗され
ずに残る距離の程度を見ることにより、全体とし
てどのような摩耗状態にあるかも同時に目測する
ことができる。
更に、ブレーキパツド2,2′は非回転機構に
設けられているので、このブレーキパツド2,
2′に形成された点検溝20,20′は常に静止し
た位置にあることになる。従つて、キヤリパー4
に設けられた点検溝40から点検溝20,20′
を観察するだけでその摩耗量を大まかに知ること
ができ、車体をジヤツキアツプして走行車輪を回
転して見たり、あるいは更に大掛かりとなるブレ
ーキデイスクと取り外し作業をする必要はない。
第5図及び第6図は、それぞれブレーキデイス
ク1の外周端部に設ける摩耗限界表示線L,L′の
他の実施例を示すものである。即ち、第5図はブ
レーキデイスク1の外周端部に切欠溝50,5
0′をそれぞれブレーキデイスク1の側面から等
しい一定の距離に刻設し、それを摩耗限界表示線
としたものである。
また、第6図は同じくブレーキデイスク1の外
周端部に、斜めに切り落される切欠部60,6
0′を設け、それを摩耗限界表示線L,L′とした
ものである。
前記したように、本考案に係るデイスクブレー
キ装置は、ブレーキデイスクの外周端面より半径
方向に突出するように配設したブレーキパツド
に、前記ブレーキデイスクとの接触面より肉厚方
向に深さが摩耗限界位置に至る点検溝をその外周
から中心に向かいブレーキデイスクに対応する適
宜箇所まで形成すると共に、ブレーキデイスクの
前記ブレーキパツド側周縁に切欠段部を形成して
摩耗限界表示線とし、前記点検溝、摩耗限界表示
線を目視し得る点検孔をキヤリパに設けてなるデ
イスクブレーキ装置である。
従つて、本考案によれば次の効果を奏すること
ができる。
(1) ブレーキパツド2,2′に設けた摩耗限界
位置P,P′で終わる点検溝20,20′とブレ
ーキデイスク1の側面11との距離を目視する
ことによつてブレーキパツド2,2′の摩耗状
態を直接に確認することができるので、車体を
ジヤツキアツプすることなく、また、誤差が最
少限の状態で有効摩耗量を確認することができ
る。
更に、ブレーキデイスク1の外周に設けた摩
耗限界表示線L,L′と前記側面11との距離よ
りブレーキデイスク1がまだ十分に使用できる
かどうかを目視により確認することができる。
(2) ブレーキデイスク1の外周に迫り出して
大きさのブレーキパツド2,2′を設けたので
ブレーキ力を最大限に発揮させることができ
る。
(3) ブレーキデイスク1の外周部にブレーキ
パツド2,2′の未摩耗部分が迫り出しても、
点検溝20,20′内の摩耗限界位置P,P′と
側面11との距離よりブレーキパツド2,2′
の有効摩耗量を知ることができると共に、ブレ
ーキデイスク1の外周部に迫り出してくるブレ
ーキパツド2,2′の未摩耗部分の巾から、ブ
レーキパツド2,2′自体の摩耗量と共に、ブ
レーキデイスク1との摩耗量の合計を知ること
ができる。
また、この前記未摩耗部分は主としてブレー
キパツド2,2′が既に摩耗した厚さを表示す
ることになるので、この未摩耗部分と点検溝の
深さとを見比べることによりブレーキパツドの
残りの摩耗量を一見して確認することができ
る。
(3) ブレーキパツド2,2′に形成した点検溝
20,20′は前記パツド2,2′の外周から半
径方向に少なくともブレーキデイスクに対応す
る箇所まで形成したので、ブレーキパツド2,
2′、ブレーキデイスク1の半径方向の摩耗状
態も知ることができて、従来より入念なブレー
キ装置の点検が可能となり、安全確保に大きく
貢献する。
また、点検溝20,20′は非回転機構であ
るブレーキパツド側に設けられているので、点
検孔40から覗くだけで良く、車体をジヤツキ
アツプして走行車輪よを回したり、あるいはブ
レーキデイスク1等を取り外す等の煩雑な作業
を一切必要としないで行なえるという特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図
は要部の縦断面図、第2図は第1図の−矢視
図である。第3図は前記装置の摩耗後の状態を示
す要部の縦断面図、第4図は第3図の−矢視
図である。第5図および第6図はそれぞれ本考案
の他の実施例によるブレーキデイスクの外周端部
の縦断面図である。 1……ブレーキデイスク、2,2′……ブレー
キパツド、3,3′……パツドプレート、4……
キヤリパー、5……ピストン、6……シリンダ、
10,10′……切欠部、11……ブレーキデイ
スクの側面、20,20′……点検溝、L,L′…
…摩耗限界表示線、P,P′……摩耗限界位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキデイスクの外周端面より半径方向に突
    出するように配設したブレーキパツドに、前記ブ
    レーキデイスクとの接触面より肉厚方向に深さが
    摩耗限界位置に至る点検溝をその外周から中心に
    向かいブレーキデイスクに対応する適宜箇所まで
    形成すると共に、ブレーキデイスクの前記ブレー
    キパツド側周縁に切欠段部を形成して摩耗限界表
    示線とし、前記点検溝、摩耗限界表示線を目視し
    得る点検孔をキヤリパに設けてなるデイスクブレ
    ーキ装置。
JP17445779U 1979-12-17 1979-12-17 Expired JPS6218756Y2 (ja)

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JP17445779U JPS6218756Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17

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JP17445779U JPS6218756Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS5691935U JPS5691935U (ja) 1981-07-22
JPS6218756Y2 true JPS6218756Y2 (ja) 1987-05-14

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