JPS62186856A - 解離可能な固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は解離可能な固定装置であって、球状の結合部材
と位置決め兼係止部材とを結合及び分離するために、そ
の位置決め韮係止部材の係止作用が球状の結合部材によ
って克服されるようになっている形式のものに関する。

従来の技術 上記形式の固定装置は特に残留歯列に義歯床を解離可能
に固定するために必要とされる。例えば西ドイツ特許！
２４３３３５８号明細書に記された歯科技術用アタッチ
メントハ、残留歯列に配属された位置固定的な部材と取
り外し可能な部材とを有し、この位置固定的な部材が中
空溝と滑り軌道とを備え、この滑シ軌道内に、前記中空
ｒ１４に一体成形された球状ヘッドと前記の取シ外し可
能部材の、当該軌道に一体成形されたスリーブとが導入
案内可能であ）、更に球状ヘッドと取り外し可能部材の
スリーブとの間に、緩衝された相対運動を可能にするた
めの弾性的な装置が配設されており、更に両方のアタッ
チメント部分の間の運動性を選択的に制限するために別
の、前記中空溝内に導入可能な球状ヘッドが配設されて
おり、この球状ヘッドは頚部全弁して前記スリーブにし
つかりと結合されかつ場合によっては取外し可能となっ
ている。

西ドイツ特許出願公開第３４１８２１６号明細書で公知
の義歯床用の固着装置は、縦溝と円筒状開口と狭幅部と
を有する、２部分から成る保持部材と、それに対応する
、前記縦溝内に掛合可能なロンドと円筒状開口内に導入
可能な球形状の固定部材とを有する固定部２とＤ・ら成
っている。

更に西ドイツ特許出願公開第３１３９９４７号明細書に
記された義歯床のための掛留め装置は、残留歯列又は位
置固定的な義歯に固着された球状ビンと受容部材とを有
し、この受容部材は可動な義歯に固定された円筒状の中
空体から成り、この中空体は前述の球状ピンの受容のた
めに規定されている。

前述の義歯床においては全て、その適切な各部分が互い
に正確にはまりかつ互いにひっかからないようにするた
めに極めて正確な加工作業が必要とされる。更に、ひつ
かかシ発生や又は無理な解離又を工そう人による回復不
能の破損発生を防ぐために、患者による義歯の正確なは
め入れも必要とされる。

また歯列テンプレート又は上側と下側の型部分から成る
口腔型の受容のための装置においても類似の正確な作業
が必要とされる。このために西ドイツ特許出願公開第６
２０９５５８号明細書によれば２つの構成部材の結合の
ための解離可能な固定装置が提案されており、この固定
装置は縦長のリング状移行つげと球状の結合部材とを備
えた第１の結合機構と、内孔全方するフレームケーシン
グを備えた第２の結合機構と全有し、この内孔（工位置
決め兼係止部として働さ、それによって結合又は分離の
ために前記の球状結合部材が、フレームケーシング円で
の位置決め兼係合部材の係上作用を克服するようになっ
ている。

類似の結合部材がプラスチック容器においても公知であ
り、この容器においてをエカバーの外縁部に配置された
溝状お５部が、本来の容器の対応して成形された弾性的
な***部を介して案内可能である。係止作用を維持する
ために、カバーと容器縁とはその横断面において、西ド
イツ特許出願公開第３２０９５５８号明細書に記載の形
状に形成されている。

発明の課題 上記の先行技術から出発して本発明の課題は、製造及び
取扱いにおいて単純・容易であってかつ可及的に高い耐
摩耗性全方する解離可能な固定装置を形成することであ
る。更に本発明の特別な課題は、移植歯又は残留歯列へ
義歯床又はその１部分を結合固定するだめの装置であっ
て、係止作用時のその応力が調節可能であるか又は、義
歯全体又はその大きな部分全取換える必要なしに交換可
能なものを提供することである。

課題を解決するための手段 上記の課題は本発明によれば、位置決め兼係合部材が拡
開部材として２つのリング部分又番エキャップ部分から
形成されておシ、この各部分が朔性的又に弾性的なヨー
クによって相互結合されており、しかも該リング部分又
はキャップ部分が前記の球状８との結合状態において該
結合部材を、密な接触状態で取り囲んでいることによっ
て解決された。

発明の作用及び効果 上記の球状の結合部材という概念には球形に近い成形体
、例えば楕円体又は両極部分において面取りされた球体
も含まれている。それと同様に、その球状の結合部材の
形状に適合されなければならない、リング部分又はキャ
ップ部分もそれにＪ心じて形成可ＤＦ２である。

リング内径又はキャップの最大内径は、そのリング又【
エキャップが球状の結合部材に密に当接可能であるため
に、当該の球状結合部材の最大直径Ｌシも小さくなけれ
ばならない。両方のリング又はキャップを球状の結合部
材に押し付は得るための応力は、ヨークが無負荷状態に
おいて形成せしめるリング距離が、後の結合状態におい
てリング及びキャップの直径によって形成される距離エ
フも小さいことによって形成される。そしてリング又は
キャップが球体周面上で係止状態まで十分に動かされ得
るようにするために、ヨークは必然的に弾性的、又は１
度だけの係止作用が望まれている場合に＆″Ｘ、塑性的
であることが要求される。このように弾性的なヨークを
介してキャップと結合された各リング部分も本発明の課
題を解決することは明らかである。

実施態様 結合状態においてリング部分又はキャップが互いに平行
に位置するような解離可能な固定装置が用いられている
と有利であり、また更に別の実施態様によればヨークが
Ｕ字形であると有利である。

形状安定性を高めるために、Ｕ字形ヨークの各脚部が横
方向錠止部材によって結合されていると有利である。

ヨーク及び両リング部分を一体的な線材から成形すると
、位置決め兼係止部材の材料節約的な構造が得られ、経
済的である。そしてこの位置決め部材を工はぼ掛は金形
状を有し、この際にＵ字形ヨークにはその脚部の各端部
にそれぞれ、平行にかつ互いに向い合って２つのリング
部分が配置される。特に各線材端部がそれぞれリング部
分を形成しつつ、ヨークとして働く線材部分に溶接又は
ろう接されていると有利である。

保持性のための理由から、金属又は合金から成るリング
部分及び（又は）ヨークが有利である。

上記の解離可能な固定装置の有利な使用範囲は歯科補綴
（義歯）技術の分野である。例えば球状の結合部材が残
留歯列の歯又は移植歯への固定部分として用いられ、そ
のヨークを有するリング部分が義歯床の取り出し可能部
分に固定されている場合、次のような利点が生じる。

解離可能な固定装置は残留歯列に不可視に固定され、即
ち従来用いられていた、健康な歯への溝の削り形成を必
要とするクランプは不要となる。更に球形体は装着時の
義歯床の正確な位置決めを必要とせず、特に該義歯床が
最適にでＧ工なく斜めにそう人されても位置固定的な部
材に撓みが生じることはなく、何故なら球状成形体によ
って係止作用中の位置決めも可能となっているからであ
る。

ヨーク又はリング部分は取外し可能な義歯部分のプラス
チック部内に後緊締可能に埋設又は固定可能であり、そ
れによって位置決め兼係止部材（拡開部材）の使用摩耗
によって必ずしも当該義歯が使用不可能とはならず、こ
れは前述の公知の各義歯結合装置においては見られない
利点である。

本発明による解離可能な固定装置はロ蓋ヨーク全方する
片側又【工面側の自由端部ｍ歯にも使用可能である。両
側の自由端部義歯においてはそれぞれ残留歯列の左側及
び右側に１つの球状の結合部材が例えば歯冠内に埋設さ
れ、またそれに適合して、２つのリング部分全方するヨ
ークが義歯のプラスチック部分内に配置される。

両側義歯の取外し及びそう着時にＧ１、その係止作用が
両側で同時に行なわれてもまた前後して行なわれてもよ
く、何故なら例え義歯が斜めに取り出されてもそれが位
置固定的な結合部材に撓みを生ゼしめることはないから
である。

実施例 第１図に示された解離可能な固定装置Ｇエビン２の端部
に配置された球形の結合部材１から成り、この結合部材
１上には２つの異なる側から、弾性的なヨーク６を介し
て相互結合された各リング部分３，３ａが係合している
。各リング部分３，３ａは結合部材１の球表面にびった
りと当接されており、弾性的なヨーク６の作用によって
その球外面から引離し可能であシ、この際にヨーク６　
Ｇ′ｒ、、引数き時に各リング部分３，３ａが前記球体
の直径によって規定された可能最大距離まで押し動かさ
れるように拡開される。

従ってヨークには、前記のリング部分と球体との寸法の
選択に応じて適切な弾性又は塑性が要求される。一般的
に球体直径ｄは、リング外面４，４ａの間隔を越えない
ように選定されている。またこの球体直径はリング内面
５，５ａの距離よりも小さかったシ又は同じでもいけな
い。

必要とされている弾性に基いて、リング部分３．３ａ’
を有するヨーク６も寸法設計又は補強される。第６図に
示された実施例においてはヨーク６の各脚部８，８ａが
、はぼ半分の高さの所で横方向錠止部材７によって相互
結合されている。この横方向錠止部材７がリング部分へ
の方向で脚部端に近づけて配置されるか又は反対方向で
閉じ端部に近づけて配置されるかに応じて、ヨークの形
状安定性は変えられる。１度のみの固定の場合には更に
、リング部分３，３ａと球状結合部材１とを結合した後
に初めて横方向錠止部材を装着し、その各結合部分の不
都合な解ｍ’を防ぐことも可能である。場合によっては
横方向錠止部材自体をスナップ式閉鎖によって装着して
もよい。

更にこの第１図乃至第３図に示された実施形における成
形体は管又は線材部材から形成可能であり、その際に各
リング部分＆Ｘ　Ｕ字形ヨークの、円状に曲げ成形され
た各端部によって形成されており、またこのリング部分
の各端部を工個所９，９ａにおいてヨークの適当な接触
部分に、場合によっては溶接又はろ５接又【工接着せし
められている。

線材直径は球状の結合部材の直径に適応せしめられてお
り、一般的にはその球体直径の半分エフ大きくてはなら
ない。同様にリング内径は常に球体直径エフも小さくな
ければならない。

原理的に４工あらゆる分野で使用可能な本発明による結
合部材の有利な使用例が第４図及び第５図に示されてい
る。第４図には複数の義歯１０と１つの口蓋板１１とを
有する腺歯床の取り外し可能な部分が示されている。ａ
ｍｉｏの、残留歯列又はあご内の固定的な移植歯に面し
た少なくとも１つの面には門形状の切欠き１２が配置さ
れており、この切欠き１２の壁部には、前述の２つのリ
ング部分３，３ａと１つのヨーク６とに成形された１つ
の弾性的な線材が、当該ヨーク６が独自弾性を維持する
ように固定されている。従ってこのリング部分３，３ａ
’ｔ＝有するヨーク６は有利には、残留歯列のプラスチ
ック材料内に固定される。第４図に銘水されているよう
に、４つの義歯から成る残留歯列は向い合った端部にそ
れぞれ、前記のヨーク６とリング部分３，３ａとから成
る本発明による拡開装置の、解離可能部分を有している
。口蓋の左面上の拡開装置６　、３　、３’が前方の口
蓋部分に面した側に配置されているのに対し、当該の義
歯の他方面上の相応する拡開装置６　、３　、３’は、
のど範囲に面した倶ｊに配置されている。この斜め配置
の利点は、義歯の装着後にこの斜め結合によって既にそ
の傾動が十分に防がれることである。個々の場合に応じ
て必ずしも強制的に必要とされる訳ではないが、それに
付加的に、残留歯列の角の歯の囲りに取付けるための保
持クランプ１３を配置することも可能である。同じこと
が他の場合に一般的な支持部材１４にも当てはまる。

第４図と第５図との間に描かれた矢印１５゜１６（工、
第４図に示された義歯が第５図に鎖線で示された歯のな
いスペース１７．１８の閉鎖のために用いられることを
示している。この場合にその義歯は適切に位置決めされ
て載着されそれによって切欠き１２の門形湾曲部が球状
の結合部材１の上に載せられる工５になっている。

この球状の結合部材１は歯冠１９又は１９ａ内に固着さ
れている。そして同時に又は連続して残留義歯列の歯１
０を両側で押すと、球状の部材１が拡開部材の係止作用
を克服し、それに工つてリング部分３，３ａが１つのス
ナップ保合金以って球状の結合部材１の球体の周囲に載
着される。こうして義歯床が固定される。

義歯床の再解離も同様に容易に行なわれる。

このためには各義歯１０がその外面において摩擦接続的
に上方へ、拡開部材（ヨーク６とリング部分３，３ａと
から成る）の両側での係止作用が克服されるように押上
げられる。

しかし本発明による解離可能な固定装置の使用は歯科補
綴学に限定されるものではなく、例えば衣料及び皮産業
においても使用範囲を有する。即ちこの本発明による解
離可能な固定装置は例えば、コートやジャケット又は類
似のもののボタン又は留金式閉じ部に使用可能である。

またトランク等においてその両方のトランク半部にこの
解離可能な固定装置を配設することも考えられ、この際
に場合によっては固定部材の頚状のピン２を固着部内の
ねじ山によって更にねじ外し可能とし、それによって当
該の固定の緊締程度を調節可能とすることができる。ま
たこの錠は、横方向錠止部材がリング部分の近くに配置
されそれによってヨークの拡開が防がれそして該横方向
錠止部材が閉鎖可能に形成されることによっても閉鎖可
能とすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、纂１図及び
第２図は拡開部を備えた球状の結合部材の側面図及び上
から見た平面図、第３図【エリング部分と横方向錠止部
材とを備えたヨークを上から見た図、第４図は義歯床の
取外し可能な部分を示す斜視図、第５図は球状の結合部
材ケ備えた残留歯列を示す斜視図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、解離可能な固定装置であつて、球状の結合部材と位
   置決め兼係止部材とを結合及び分離するために、その位
   置決め兼係止部材の係止作用が球状の結合部材によつて
   克服されるようになつている形式のものにおいて、位置
   決め兼係止部材が拡開部材として２つのリング部分又は
   キヤツプ部分から形成されており、この各部分が朔性的
   又は弾性的なヨークによつて相互結合されており、しか
   も該リング部分又はキヤツプ部分が前記の球状結合部材
   との結合状態において該結合部材を、密な接触状態で取
   り囲んでいることを特徴とする、解離可能な固定装置。 ２、リング部分又はキヤツプ部分が結合状態において互
   いに平行に位置している、特許請求の範囲第１項記載の
   固定装置。 ３、ヨークがＵ字形である、特許請求の範囲第１項又は
   第２項記載の固定装置。 ４、Ｕ字形のヨークの各脚部が横方向錠止部材によつて
   結合されている、特許請求の範囲第６項記載の固定装置
   。 ５、ヨークと両方のリング部分とが１つの一体的な線材
   から形成されている、特許請求の範囲第１項から第４項
   までのいずれか１項記載の固定装置。 ６、各線材端部がそれぞれ１つのリングを形成しかつ、
   ヨークとして働く線材区分に溶接又はろう接されている
   、特許請求の範囲第５項記載の固定装置。 ７、各リング部分及び（又は）ヨークが金属又は金属合
   金から形成されている、特許請求の範囲第１項から第６
   項までのいずれか１項記載の固定装置。 ８、球状の結合部材が位置固定的な部材として働き、ま
   たヨークを有するリング部分が義歯床の取外し可能な部
   分に固定されている、特許請求の範囲第１項から第７項
   までのいずれか１項記載の固定装置。 ９、ヨークを有するリング部分が義歯床の取外し可能部
   分のプラスチツク部分に又はその中に固定されている、
   特許請求の範囲第９項記載の固定装置。