JPS62186787A - 新規な微生物 - Google Patents

新規な微生物

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JPS62186787A
JPS62186787A JP3010086A JP3010086A JPS62186787A JP S62186787 A JPS62186787 A JP S62186787A JP 3010086 A JP3010086 A JP 3010086A JP 3010086 A JP3010086 A JP 3010086A JP S62186787 A JPS62186787 A JP S62186787A
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JP
Japan
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ss50732a
agar
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negative
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JP3010086A
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Inventor
Masaru Matsumoto
勝 松本
Katsuhiko Nagaoka
克彦 長岡
Kinichi Mogi
錦一 茂木
Mari Otsuka
大塚 真理
Ryuichi Kawahara
川原 隆一
Toshiaki Nakajima
中島 利章
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SSP Co Ltd
Original Assignee
SSP Co Ltd
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアクチノマジユラ属に属する新規な微生物に関
し、更に詳細には新規な抗生物質SS50732A、B
及びCを採取することのできる新規な微生物に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来、アクチノマジユラ属に属する菌株はいくつか知ら
れているが、ストレプトミセス属に属する菌株と比較し
た場合その数はきわめて少ない。
しかもアクチノマジユラ属によって生産される抗生物質
はl”R−900405及びFR−、c+oo4o6C
ジャーナル・オブ・アンチバイオチフス(Tu JOU
llAL。
IJF ANTIBIOTIC8) 、 38巻、83
5〜839頁。
840〜848頁(1985年)〕や5F−2140C
ジャーナル・オプ・アンチバイオチフス(T)LF: 
JOURNALOF ANTIBIOTIC8)、 3
7巻、931〜934頁、同1144〜1148頁(1
984年)〕などが知られているのみで、その数もきわ
めて限られていた。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは、医薬あるいは動物薬として有用な抗生物
質及び生理活性物質を生産する新規微生物を得べく、天
然の土壌より数多くの微生物を単離し、その生産物につ
いて種々研究を行なった。
そして、その結果、千葉県夷隅郡の土壌より分離採取し
たアクチノマジユラ属に属する微生物は医薬として有用
な新規抗生物質SS50732A、B及びCを生産する
ことを見出し、本発明を完成した。
したがって本発明はアクチノマジユラ属に属する新規抗
生物質SS50732A、 B及びC生産菌を提供する
ものである。
本発明の微生物を土壌から分離するだめの方法の一例を
挙げれば次の通りである。すなわち、まず、採取した土
壌の懸濁液上層液を通常の組成の寒天平板に塗抹して2
7〜30℃で20〜30日間培養し、発生した微生物の
コロニーを通常の組成の球入斜面に分離して、27〜3
0℃で7〜14日間培養し、多数の菌株を得る。次いで
それらの菌株を逐一、通常の組成の培地で27〜30℃
で3〜5日間振盪培養し、それらの培養液の抗菌活性を
種々の試験菌を用いて試l倹し、この中から抗菌活性を
有する菌株を選出する。更にそれらの菌株について更に
精細に試験し、培養液中に後記のSS50732A、B
及びCと名付けた抗生物質を産生ずるものを選択分離す
る。
このようにして得られた本発明の微生物の一つである8
50732株は次のような菌学的性質を有する。
(I)形態学的性質 栄養菌糸はグリセリン・アスパラギン寒天培地、スター
チ寒天培地、イースト・麦芽寒天培地、オートミール寒
天培地、チロシン寒天培地、栄養寒天培地、リンゴ酸・
石灰寒天培地で中程度に発達し、不規則に分枝するが通
常は隔壁を有しない。
気菌糸はスターチ寒天培地、オートミール寒天培地、リ
ンゴ酸・石灰寒天培地で中程度に、グリセリ/・アスパ
ラギン寒天培地、グリセリン・硝酸塩寒天培地、チロシ
ン寒天培地、栄養寒天培地では貧弱に着生し、はとんど
が黄みの白色からうすい黄みのピンクを呈する。シュク
ロース・硝酸塩寒天培地、グルコース・アスパラギン寒
天培地、イースト・麦芽寒天培地では着生しない。顕微
鏡下での観察では胞子柄に10−前後の連鎖をもつ胞子
鎖を着生する。胞子の大きさは0.6〜0.9×1.0
〜1.3μでほぼ卵形である。胞子の表面は不定形であ
る。1核、胞子のう及び遊走子は観察されない。
(n)各種培地上での性状 850732株の各種培地での生育状態は次表の通シで
ある。観察は28℃、14日間培養後に行なった。なお
、色の記載は、日本色研事業■発行(昭和56年「色名
小事典」の系統色名で行なった。
また、表中括弧内は色標番号を示す。
(1)生理的諸性質 +1)生育温度範囲(イースト・スターチ寒天培地、1
4日間培養) 生育至適温度       30〜40°C生育可能温
度       18〜43℃(2)ゼラチンの液化 
       陽性(3)スターチの加水分解    
  陰性(4)脱脂牛乳の凝固        陽性ペ
プトン化     陽性 (5)メラニン様色素の生成     陰性(6)硝酸
塩の還元         陽性(カセルロースの分解
       陰性(IV)炭素源の同化性(28℃、
14日培養)プリドハム・ゴドリープ寒天培地を基礎培
地とした場合、グルコースを加えた培地での生育が悪く
、糖無添加培地との生育に差が認められない。
したがって、プリドハム・ゴドリープ寒天培地に14L
−アスパラギンを加えたものを基礎培地とする。
L−アラビノース、D−グルコース、D−キシロース、
D−マンニトール、D−フルクトース、L−ラムノース
を利用し、シュクロース、イノシトール、ラフィノース
、ガラクトース、マンノース、イヌリンは利用しない。
(v)細胞の化学分析 (1)細胞壁組成 ジアミノピメリン酸はメン型で、グリシンを有せず、ア
ラビノースは認められない。
(2)全菌体の糖組成 アラビノース、キシロースヲ有さす、マジュロース、ガ
ラクトース、リボース、クルコースを有する。
したがって、リシパリエ(Inter、 J、 Sys
tem。
Bact、 20巻、435i 〜443貞、1970
 )の分類にしたがったこの菌の細胞壁組成(cell
 walltype )は夏型、全菌体の糖組成(Wh
ole cell augarpattern )はB
型となる。
以上、この菌は細胞壁組成と全菌体の糖組成がin型で
あることから、ミクロビスポーラ属、ストレプトスボラ
ンギウム属、スビリロスポーラ属、プラノモノスポーラ
属、デルマドフィーラス属、アクチノマジユラ属のいず
れかに属するものと考えられる。しかしながら、その形
態においても胞子柄に10個前後の連鎖をもつ胞子鎖を
着生し、菌核、胞子のう及び遊走子が見出され゛ないこ
とより、この菌はアクチノマジユラ属(Genus A
ctino−madura )に属することが明らかで
ある。ところで、現在、アクテノマジュラ属に属する種
としては30種が承認及び有効公表と認められているが
(後記文献(1)〜(3)参照)、前記の菌学的性質を
有すると思われる種は認められず、したがって本菌株を
アクチノマジユラ属に属する新菌株と判断し、アクチノ
マジユラ・エスピー850732 (Actinoma
durasp、 850732 )として工業技術院微
生物工業技術研究所に受託番号微工研菌寄第8613号
(FERMP −8613)として寄託した。
文献: +11 Skerman、 V、B、D、、 
V、 Me Gowan、 andP、比A、 5ne
ath(ed、)、 1980. Approved 
1istsof bacterial names、 
Int、 J、5yst、 Bacte−riol、 
33 :  225−420(2)WJ、C,Moor
e、 Elizabeth P、 Cato、 and
Lillian V、H,Moore、1985.In
dex of  theBacterial  and
 Yeast NomenclaturalChang
es Published in the Inter
natinalJournal of Systema
tic BacteriologySince the
 1980 Approved Li5ts ofBa
cterial Names (l January 
1980 t。
I January 1985 )、 Int、 J、
 5yst。
Bacteriol、35:  382−407(3)
 D、P、Labeda、 R,T、Te5ta、 M
、P、Lechevalier。
and H,A、Lechevalier、1985.
Actinoma−dura yumaensis a
p、 nov、 Int、 J、 5yat。
Bacteriol、35:  333−336本発明
の微生物を用いる、新規抗生物質 8850732A、
B及びCの製造は、例えば次の如くして行なわれる。
すなわち、本発明菌株の培養には、通常の放線菌の培養
法が用いられる。栄養培地としては、資化しうる炭素源
、窒素源、無機物などを適当に含有する限り、合成培地
、半合成培地あるいは天然培地のいずれでも使用可能で
ある。炭素源としては、例えばグルコース澱粉、フルク
トース等が単独または組合せて用いられる。更に菌の資
化性によって・:ri、、炭化水素、アルコール類、有
機酸も用い得る。窒素源としては、無機もしくは有機窒
素化合物、例えば塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム
、硝酸アンモニウム、尿素、硝酸ナトリウム、グルタミ
ン酸ナトリウム等;または天然物、例えば大豆粉、酵母
エキス、NZアミン、ペプトン、肉エキス、乾燥酵母、
綿実粕、プロテオースベプトン、カザミノ酸、コーン・
ステイープ・リカー等が単独または組合せて用いられる
。また、無機物としては、例えば炭酸カルシウム、塩化
ナトリウム、硫酸銅、硫酸マンガン、硫酸亜鉛、硫酸鉄
等示単独または組合せて用いられる。その他85073
2株の発育を助けSS50732A%B及びCの生産を
促進する物質あるいはシリコン油またはアデカノール(
商品名)等の一般的消泡剤を適宜培地に添加することも
できる。
培養法としては、前記の如く一般の放Ifs菌の培養に
用いられる方法が採用されるが、液体培養法、特に深部
攪拌培養法が最も適している。培養は好気的条件で行な
われ、培養に適当な温度は20〜35℃である。
SS50732A、B及びCは振盪培養、深部攪拌培養
法のいずれ−の場合にもその生産址は3〜5日間の培養
で最高に達する。培養中のSS50732A、B及びC
の蓄積量が最高に達した時にf@養を停止し、培養液中
から目的物質を単離して精製する。
培#液中からのSS50732A、 B及びCの単離は
、後記参考例に示す如く、当該化合物の理化学的性状を
考慮して種々の方法を単独であるいは適宜組合せること
によって行なわれる。すなわち、SS50732A、B
及びCは通常培養p液及び菌体中に存在するので、培養
液を遠心分離または濾過等によって培養P液と菌体とに
分離し、これらから通常の分離手段、例えば溶媒抽出法
、イオン交換樹脂法、ゲルー過法、吸着または分配カラ
ムクロマト法、高速液体クロマト法、透析法、沈澱法な
どを単独でまたは適宜組合せて実施することにより分離
・精製される。また、培養液を塩酸あるいは硫酸等酸性
物質により強酸性とし、しばらく放置後、遠心分離また
は濾過等によシ残渣を得て、これより上記通常の分離手
段によfiSS50732A、B及びCを分離・精製す
ることもできる。
好ましい分離・精製の例としては、次の方法が挙げられ
る。
まず、醗酵を終了した培養/in塩酸によりp)I2と
し、しばらく放置後遠心分離することにより1体を含む
残渣を得る。これを塩rII酸性丁において、クロロホ
ルムメタノール混液(2:1.v/v)により抽出する
。抽出液の溶媒を留去し、n−ヘキサンあるいは石油エ
ーテルで洗った後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付す。次に適当なl@#i!液、例えばクロ
ロホルム・メタノール混液等で溶出すると、まずSS5
0732A画分が溶出され、次にSS50732Bti
ui分、更に58507320画分が溶出される。更に
各両分をセファデックスLH20(ファルマシア社製)
カラムクロマトグラフィーに付し、適当な溶離液例えば
クロロホルム・メタノール混液等によシ溶出すれば、い
ずれの成分とも高純度で溶出される。斯くして得られた
各成分を再度シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、適当な溶離液例えばクロロホルム・メタノール混液
等により溶出すればSS50732A、B及びCが結晶
状で得られる。なお、上記分離・精製において酢酸ある
いはアンモニアなどの酸性物質あるいは塩基性物質を溶
離液中に添加してもよい。
以上の如くして得られるSS50732A、B及びCは
、次のような理化学的性質を有する。
■紫外線吸収スペクトル 実線はエタノール中で測定したチャートであム破線は更
に微量の水酸化ナトリウム溶液を添7;II L。
て測定したチャートである。第1図は5850732へ
の、第2図は5850732Bの、第3図はSS507
32Cの紫外、線吸収スペクトルを示す。
■赤外線・吸収スペクトル KJJ r伝により測定した図である。第4図はSS5
0732 Aの1.窮5図はSS50732Bの、第6
図はSS50732Cの赤外線吸収スペクトルを示す。
■分子量 高速液体ゲルクロマトグラフ法により分子量が異なるポ
リエチレングリコールを基準物質として測定した結果S
S50732Aの分子量は1000 、SS50732
Bは950,SS50732Cは900であった。
■物質の色及び性状 酢酸酸性溶液よりSS50732A、SS50732C
は橙色結晶、SS50732Bは黄緑色結晶として得ら
れる。
■呈色反応 いずれもバニリン硫酸試液、ヨウ素により陽性。
■溶解性 クロロホルム・メタノール混液に可溶。n−ヘキサン、
水に不溶。
■薄層クロマトグラフィー 担体;シリカゲルプレー1”ts< (メルク社製)S
S50732A、B、Cは次のような生物学的性質を有
する。
■抗菌活性 SS50732A、B、Cの各種微生物に対する最小発
育阻止濃度(MIC)を第1表に示す。
以F Ti ニー’j ■腫瘍細胞増殖阻止作用 SS50732A、B及びCのL5178Y細胞に対す
る増殖阻止作用を下記方法によプ試験した。結果を50
%阻止濃度(ICso)として第2表に示す。
実験方法? L517BY細胞を10%牛脂児血清添加
RPMI 1640培地(GIBcOg)Kて、2 X
 10’ l[i/―とし、これにSS50732A、
B、Cを0.001゜0.01 、0.1 、1.0μ
か−の終濃度となるよう添加した。5%炭酸ガス培養器
中で37℃、48時間壇養後、生細胞数を数えた。各濃
度における細胞増殖阻止率からプロビット・グイ7グラ
ム法によ6.5ots阻止濃度(ICffi)を決定し
たつ第2表 〔発明の効果〕 上述の如く、新規抗生物質SS50732A、B及びC
は抗菌剤として有用であるばかシでなく腫瘍細胞に対す
る増殖阻止作用を有することから抗癌剤とし゛ても期待
される化合物である。したがって、本願の微生物は、有
用な抗生物質を生産する優れたものである。
また、これまでに7クチノマジユラ属により発見された
抗生物質はきわめて限られていることにより、アクチノ
マジユラ エスピー 850732株は、培養法のいか
んでは上記8S50732A、B及びC以外にも新規な
抗生物質を生産することが期待される。
更に、近年新規抗生物質の発見に遺伝子工学的手法が応
用されつつあるが、アクチノマジユラエスビ−8507
32株は、培養日数がストレプトミセス属とほとんど同
じことより宿主として十分役立つことが期待される。
〔実施例〕
次に実施例及び参考例を挙げ、本発明を説明する。
実施例 千葉県夷隅郡において採取し、風乾した±ts1tを滅
菌した生理食塩水9−に懸濁させ、1分間、ミキサーで
攪拌後、上記曳塩水にて10倍段階希釈(10°〜io
−’)する。各希釈液Q、 3 mlを、予め放線菌分
離寒天培地、アクチノミセテ・アイソレーション・アガ
ー(ディ7コ社製)15m/中に分注し、これを固化さ
せた寒天表面に加える。更にその上から、加熱溶解し約
50℃まで冷した上記寒天培地4.5−を加え、混釈後
置める。クリーンペンチ内で無菌的に20分間、寒天表
面を乾燥後、28℃で1箇月間培養した。
上記培養により発生するコロニーを白金耳にて下記組成
の斜面寒天培地に移し、28℃で14日間培養する。
上記培養によシ培地上に発生する菌の1白金耳を生理食
塩水で1,000倍に希釈し、そのl mlを上記放線
菌分離寒天培地;アクチノミセテ・アイソレイション・
アガー(ディ7コ社製)の9vLlと混合し、滅菌シャ
ーレ内で、28℃で14日間培養し、出来た複数のコロ
ニーが相互間に相異しないことを開眼的及び顕微鏡的に
確認する。
上記コロニーの内101i1のコロニーを夫々斜面球入
培地に接種し、28℃で14日間培養し、10本の斜面
培地上の菌が肉眼的及び顕微鏡的に同じ菌であることを
確認し、まだこれ等10本の培養菌についての各培地上
の性状及び生理学的性質が同一であることを確認した。
上記各培地上の性状及び生理学的性質は前述した通シで
6る。
上記試験の結果釜10本の培養菌はすべて自然界より純
粋に分離された単−菌であることが判る。
次いで上記で純粋培養された斜面寒天培地上の菌に、保
護剤(スキムミルク10%及びグルタミン酸ナトリウム
1チの水溶e、)を加え斜面の胞子懸濁液を凍結乾燥用
アンプルに約0.5 mlずつ分注し、凍結乾燥を行な
う。該凍結乾燥は胞子懸濁液の入ったアンプルをドライ
アイス−アセト/中にて急速凍結し、これを凍結乾燥機
にセットし、真空度が0.03)−ル以下とすることに
より行なわれる。次いでガスバーナーで真空溶封後4°
Cで保存する。斯くして得られる凍結乾燥菌(標品)を
3チ月間保存後、アンプルを開封し、e、歯ミニスパー
チルを用いて滅菌試験管に移し、これに復水液(アイ・
ニス・ピー、ナンバーワン、培地;ISP )/61 
med)を加え、1時間以上放置した鏝、前記と同条件
下に各培地上での性状及び生理学的性質を調べた結果、
凍結前の菌(標品)と変化は認められなかった。
また上記凍結及び再生を1チ月毎に5度繰り返した菌に
つき同様に、各培地上での性状及び生理学的性質を調べ
た結果変化は認められなかった。
このことより本発明微生物は、継代培養によって確実に
同一結果を再現できることが判る。
参考例 グルコース1%、溶性澱粉2チ、酵母エキス0.3%、
NZアミン1%、コーン−ステイープ・リカー1%、炭
酸カルシウム0.31の組成を有する液体培地とpH7
,0とし、500m1容坂ロフラスコにLOOm1分注
して滅閑する。これに実施−1で得たアクチノマジユラ
 エスピー 850732株(a工研菌寄第8613号
)と接種し、28℃で3日間振儒培養してt4培養液と
作成する。次に、グルコース1%、溶性澱粉2チ、綿実
粕2チ、コーン・ステイープ・リカー1%、炭酸カルシ
ウム0.3%の組成を有する液体培地をp)I6.8と
し、304容ジヤー7アメンターに164仕込み滅菌す
る。
これに前記の種培養C夜160rnlを接種し、培養温
度28℃、攪拌a40Orpm、通気−1i16[7分
の条件下で5日間培資する。なお培養時のpHの上昇を
防止するために令酢酸・クエン酸混液によりpi−17
,8に維持培養した。斯くして得られた培養液166を
塩酸によりpH2に調整し、しばらく攪拌し遠心分離す
ることにより残渣を得たっこの残渣にクロロホルム/メ
タノール(2:1)混液8eを加え攪拌放fitf&ク
ロロホルム/メタノール層と残直に分離する。再び残渣
にクロロホルム/メタノール(2:1)混液8pを加え
、攪拌放置後クロロホルム/メタノール抽出液を得て、
先の抽出液と合せて溶媒を減圧留去し粗抽出物を得た。
この粗抽出物をn−へキサンで洗った後シリカゲル(メ
ルク社iRKii=se1ge160.230〜400
メツシュ)カラムクロマトグラフィー(4,5(φ)X
33m)に付す。最初にクロロホルム500m7で展開
した後、クロロホルム/メタノール(98:2)混液2
2で展開すれば、まずSS50732C画分が溶出する
。更に同(9:1)混液26で展開すればSS5073
2B画分が溶出し、更に同(4: 1. )混液2、e
で展開すればSS50732A画分が溶出される。
(+)SS50732Aの精製 SS50732A画分をセファデックスL)(20(フ
ァルマシア社製)カラムクロマトグラフィー(3,0φ
x 45 cm )に付し、クロロホルム/メタノール
(2:L)混液で展開すれば純度の高いSS50732
A画分750#?が溶出される。更にこの画分をシリカ
ゲル(メルク社製Kiese1ge160 、230〜
400メツシユ)カラムクロマトグラフィー(3,0φ
×30 cm )に付し、クロロホルム/メタノール/
酢酸(80:20;0.5)で展開すれば高純度のSS
50732A画分が溶出した。得られた画分の溶媒全減
圧留去したL n−ヘキサンにより洗うことにより、S
S50732Aの純品350習を得た。
本物質について薄層クロマトグラフィー及び高速液体ク
ロマトグラフィーにより単品であること及び前記した理
化学的性質を有していることを確かめた。
(II) S S 50732 Bの精製SS 507
32B画分をセファデックスL)I20 (ファルマシ
ア社製)カラムクロマトグラフィー(3,Oφx 45
 cm )に付し、クロロホルム/メタノール(2:1
)混液で展開すれば純度の高いSS50732B画分8
00 m9が溶出される。更にこの両分をシリカケル(
メルク社製Kiese1ge160.230〜400メ
ンシユ)カラムクロマトグラフィー(3,0φ×30 
cm )に付し、クロロホルム/メタノール/酢酸(9
0:10:0.5)で展開すれば高純度のSS5073
2B画分が溶出した。得られた両分の溶媒を減圧留去し
た後、n−ヘキサンにより洗うことにより、SS507
32Bの純品3401ダを得た。
本物質は薄層クロマトグラフィーあるいは高速液体クロ
マトグラフィーにより単品であることが証明されるばか
シでなく前記した理化学的性質を有していることを確か
めた。
(III) S S 50732 Cの精製SS507
32C画分をセファデックスL1(20(ファルマシア
社JR)カラムクロマトグラフィー(3,Oφx 4.
5 cm )に付し、クロロホルム/メタノール(2:
1)混液で展開すれば純度の高い8S50732C画分
280即が溶出される。更にこの両分をシリカゲル(メ
ルク社JRKiese1ge160.230〜400メ
ツシュ)カラムクロマトグラフィ(2,OφX35百)
に付しクロロホルム/メタノール/酢!(9s:2:0
.5)で展開すれば高純度のSS50732C画分が溶
出した。得られた両分の溶媒を減圧留去した後、n−ヘ
キサンにより洗うことによりSS50732Cの純品1
10ηを得た。本物質について薄層クロマトグラフィー
及び高速液体クロマトグラフィーにより単品であること
、及び前記した理化学的性質を有していることを確かめ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はSS50732Aの、第2図はSS50732
Bの、第3図はSS50732Cの紫外線吸収スペクト
ルを示す図面である。 第4図はSS50732Aの、第5図はSS50732
Bの、第6図はSS50732Cの赤外線吸収スペクト
ルを示す図面である。 以上。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アクチノマジユラ属に属する新規抗生物質SS50
    732A、B及びC生産菌。
JP3010086A 1986-02-14 1986-02-14 新規な微生物 Pending JPS62186787A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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