JPS6218269B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6218269B2 JPS6218269B2 JP55151820A JP15182080A JPS6218269B2 JP S6218269 B2 JPS6218269 B2 JP S6218269B2 JP 55151820 A JP55151820 A JP 55151820A JP 15182080 A JP15182080 A JP 15182080A JP S6218269 B2 JPS6218269 B2 JP S6218269B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- cylinder
- element cylinder
- coolant
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコンクリートポンプに於けるセメント
吐出用のシリンダのようにシリンダ内表面に充分
な耐摩耗性が要求されるシリンダの製造方法に関
するものである。
吐出用のシリンダのようにシリンダ内表面に充分
な耐摩耗性が要求されるシリンダの製造方法に関
するものである。
従来、コンクリートポンプ等に於けるシリンダ
は、焼入効果のある構造用炭素鋼材、或は、構造
用合金炭素鋼による筒体に焼入、焼戻しを施し、
必要があれば、更に内表面にクロムメツキを施し
たものが用いられているが、耐摩耗性の点で実用
上問題があつた。即ち、耐用年数が短かいのであ
る。
は、焼入効果のある構造用炭素鋼材、或は、構造
用合金炭素鋼による筒体に焼入、焼戻しを施し、
必要があれば、更に内表面にクロムメツキを施し
たものが用いられているが、耐摩耗性の点で実用
上問題があつた。即ち、耐用年数が短かいのであ
る。
耐摩耗性を向上するため、上記シリンダの内表
面を誘導加熱によつて熱処理する方法も検討され
ているが、この種シリンダは一般にフランジ付に
形成されているため、このフランジ付シリンダに
誘導加熱によつて内表面を硬化させるための熱処
理を施すと、フランジの設けられている部位とフ
ランジの設けられていない部位の加熱、冷却が前
記両部位の熱容量の差異により不均一になつてシ
リンダ内表面の硬さにバラツキを生じ、全面が均
一な硬度に仕上げられた耐摩耗性シリンダを製造
することができないでいるのが現状である。
面を誘導加熱によつて熱処理する方法も検討され
ているが、この種シリンダは一般にフランジ付に
形成されているため、このフランジ付シリンダに
誘導加熱によつて内表面を硬化させるための熱処
理を施すと、フランジの設けられている部位とフ
ランジの設けられていない部位の加熱、冷却が前
記両部位の熱容量の差異により不均一になつてシ
リンダ内表面の硬さにバラツキを生じ、全面が均
一な硬度に仕上げられた耐摩耗性シリンダを製造
することができないでいるのが現状である。
本発明は耐摩耗性シリンダの製造に於けるかか
る現状に鑑み、誘導加熱によつて内表面硬化処理
をシリンダ内表面に略均一に施すと共に、前記内
表面硬化処理の効果を全く損なうことなくフラン
ジ付のシリンダを製造することのできる方法を提
供することを目的としてなされたもので、その構
成は、フランジ等の付属部材が設けられていない
焼入効果のある素筒体の外面に環状の高周波誘導
子を配しこの誘導子と素筒体を相対移動させるこ
とにより当該素筒体の内面に、誘導加熱による熱
処理を施すことによつて前記素筒体の内表面を硬
化させた後、該素筒体のフランジ等を設けるべき
部位に別に形成したフランジ等の部材を当てが
い、該フランジ等の当てがわれた前記素筒体の内
側には常時冷却材を噴射供給しつつ、また、前記
フランジ等の当てがわれた素筒体の外側は、フラ
ンジ等と素筒体の溶接すべき部分を除き冷却材に
より冷却し乍ら前記フランジ等を素筒体に溶接す
ることを特徴とするものである。
る現状に鑑み、誘導加熱によつて内表面硬化処理
をシリンダ内表面に略均一に施すと共に、前記内
表面硬化処理の効果を全く損なうことなくフラン
ジ付のシリンダを製造することのできる方法を提
供することを目的としてなされたもので、その構
成は、フランジ等の付属部材が設けられていない
焼入効果のある素筒体の外面に環状の高周波誘導
子を配しこの誘導子と素筒体を相対移動させるこ
とにより当該素筒体の内面に、誘導加熱による熱
処理を施すことによつて前記素筒体の内表面を硬
化させた後、該素筒体のフランジ等を設けるべき
部位に別に形成したフランジ等の部材を当てが
い、該フランジ等の当てがわれた前記素筒体の内
側には常時冷却材を噴射供給しつつ、また、前記
フランジ等の当てがわれた素筒体の外側は、フラ
ンジ等と素筒体の溶接すべき部分を除き冷却材に
より冷却し乍ら前記フランジ等を素筒体に溶接す
ることを特徴とするものである。
次に、本発明方法の実施例を図に拠り説明す
る。
る。
１は焼入効果のある構造用炭素鋼管を所定長さ
に切断したシリンダ用の素筒体で、本発明では長
さだけが整えられた前記素筒体１の外表面側に、
環状の高周波誘導子による加熱手段（図示せず）
を、また、内表面側に、水等の冷却材を加熱され
た部分に供給する冷却手段（図示せず）をそれぞ
れ配設し、前記両手段を前記素筒体１の長手方向
に沿つて該素筒体との間で相対移動させることに
より、焼入れ、焼戻しを施して素筒体１の内表面
に適当な深さ（肉厚の30％前後）の硬化処理を施
す。尚、高周波誘導子による加熱は、素筒体１の
形状や肉厚によつては、素筒体の内面側から施す
場合もある。また、焼戻しは150〜200℃の温度で
約２時間程度施すことが望ましい。
に切断したシリンダ用の素筒体で、本発明では長
さだけが整えられた前記素筒体１の外表面側に、
環状の高周波誘導子による加熱手段（図示せず）
を、また、内表面側に、水等の冷却材を加熱され
た部分に供給する冷却手段（図示せず）をそれぞ
れ配設し、前記両手段を前記素筒体１の長手方向
に沿つて該素筒体との間で相対移動させることに
より、焼入れ、焼戻しを施して素筒体１の内表面
に適当な深さ（肉厚の30％前後）の硬化処理を施
す。尚、高周波誘導子による加熱は、素筒体１の
形状や肉厚によつては、素筒体の内面側から施す
場合もある。また、焼戻しは150〜200℃の温度で
約２時間程度施すことが望ましい。
内表面硬化処理を施した前記素筒体１は、この
後所定部位にフランジ２を溶接により取付ける
が、この溶接作業の原理的態様は第１図に示す通
りであるので、フランジ２の溶接を第１図に拠り
説明する。
後所定部位にフランジ２を溶接により取付ける
が、この溶接作業の原理的態様は第１図に示す通
りであるので、フランジ２の溶接を第１図に拠り
説明する。
而して、２はフランジで、溶接前に於ては前記
筒体１の外形に即した穴が明けられた部材を、前
記素筒体１に予め形成した仮止め段部１ａに仮止
めして位置決めしてある。尚、フランジ２の仮止
めは、図示しないが、適宜のフランジ仮止用治具
を用いてもよいこと勿論である。３は水による冷
却材４を収容した冷却材容器、５は前記容器３内
に配設した架台で、前記フランジ２を仮止めした
素筒体１をそのフランジ２の部分で支持する。６
は前記架台５の上端面と前記フランジ２の下面の
間の周方向４ケ所にかませた間隙材で、前記容器
３内の架台５の内外に於て、冷却材４の流通を確
保、促進するためのものである。７は、その冷却
材噴出ノズル７ａを前記フランジ２の当てがわれ
た部分に対応する素筒体１の内側部分に向け、該
素筒体１の内部に配設した冷却材噴射ジヤケツ
ト、８は前記ジヤケツト７に接続した冷却材の供
給管、９は前記素筒体１にフランジ２を取付ける
ための溶接ビードで、この部の溶接は、本実施例
では第２図に示すように４層盛91〜94の溶接によ
つて行い、溶接材には溶接性の良好なオーステナ
イト系のものを用いた。
筒体１の外形に即した穴が明けられた部材を、前
記素筒体１に予め形成した仮止め段部１ａに仮止
めして位置決めしてある。尚、フランジ２の仮止
めは、図示しないが、適宜のフランジ仮止用治具
を用いてもよいこと勿論である。３は水による冷
却材４を収容した冷却材容器、５は前記容器３内
に配設した架台で、前記フランジ２を仮止めした
素筒体１をそのフランジ２の部分で支持する。６
は前記架台５の上端面と前記フランジ２の下面の
間の周方向４ケ所にかませた間隙材で、前記容器
３内の架台５の内外に於て、冷却材４の流通を確
保、促進するためのものである。７は、その冷却
材噴出ノズル７ａを前記フランジ２の当てがわれ
た部分に対応する素筒体１の内側部分に向け、該
素筒体１の内部に配設した冷却材噴射ジヤケツ
ト、８は前記ジヤケツト７に接続した冷却材の供
給管、９は前記素筒体１にフランジ２を取付ける
ための溶接ビードで、この部の溶接は、本実施例
では第２図に示すように４層盛91〜94の溶接によ
つて行い、溶接材には溶接性の良好なオーステナ
イト系のものを用いた。
即ち、フランジ２を仮止めした前記筒体１を第
１図に示すような状態にして、架台５の上にセツ
トし、冷却材容器３内の冷却材４に少なくとも前
記フランジ２の上面、換言すれば、フランジ２の
溶接される部分が冷却材４中に没しないように間
隙材６の厚みや架台５の高さ等を調節し、且つ冷
却材噴射ジヤケツト７を前記筒体１の内部で、前
記フランジ２に対応する部位に位置付け、前記ジ
ヤケツト７から前記筒体１の内面に向けて冷却材
を噴出させつつ、常法により前記筒体１とフラン
ジ２とを溶接するのである。
１図に示すような状態にして、架台５の上にセツ
トし、冷却材容器３内の冷却材４に少なくとも前
記フランジ２の上面、換言すれば、フランジ２の
溶接される部分が冷却材４中に没しないように間
隙材６の厚みや架台５の高さ等を調節し、且つ冷
却材噴射ジヤケツト７を前記筒体１の内部で、前
記フランジ２に対応する部位に位置付け、前記ジ
ヤケツト７から前記筒体１の内面に向けて冷却材
を噴出させつつ、常法により前記筒体１とフラン
ジ２とを溶接するのである。
而して、上記溶接を室温27.5℃の屋内に於て約
20℃前後の水道水を冷却材として用い、素筒体１
の内表面の溶接部に対応する部分の温度を各パス
毎に測定してみたところ、第３図の図表に示すよ
うな内表面温度であつた。
20℃前後の水道水を冷却材として用い、素筒体１
の内表面の溶接部に対応する部分の温度を各パス
毎に測定してみたところ、第３図の図表に示すよ
うな内表面温度であつた。
即ち、曲線群Ａ乃至Ｄは１回目乃至４回目の各
パス時に於ける前記筒体１内表面の３個所○ 如繊
パス時に於ける前記筒体１内表面の３個所○ 如繊
Claims (1)
- １ フランジ等の付属部材が設けられていない焼
入効果のある素筒体の外面に環状の高周波誘導子
を配しこの誘導子と素筒体を相対移動させること
により当該素筒体の内面に、誘導加熱による熱処
理を施すことによつて前記素筒体の内表面を硬化
させた後、該素筒体のフランジ等を設けるべき部
位に別に形成したフランジ等の部材を当てがい、
該フランジ等の当てがわれた前記素筒体の内側に
は常時冷却材を噴射供給しつつ、また、前記フラ
ンジ等の当てがわれた素筒体の外面は、フランジ
等と素筒体の溶接すべき部分を除き冷却材により
冷却し乍ら前記フランジ等を素筒体に溶接するこ
とを特徴とするコンクリートポンプ等に於ける耐
摩耗性シリンダの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55151820A JPS5775298A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Production of abrasion resistant cylinder in concrete pump or the like |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55151820A JPS5775298A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Production of abrasion resistant cylinder in concrete pump or the like |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5775298A JPS5775298A (en) | 1982-05-11 |
| JPS6218269B2 true JPS6218269B2 (ja) | 1987-04-22 |
Family
ID=15527022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55151820A Granted JPS5775298A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Production of abrasion resistant cylinder in concrete pump or the like |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5775298A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH664109A5 (de) * | 1984-12-14 | 1988-02-15 | Sulzer Ag | Verfahren zur herstellung eines zylindrischen hohlkoerpers und anlage zum durchfuehren des verfahrens. |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5319942A (en) * | 1976-08-07 | 1978-02-23 | Takamatsu Electric Works Ltd | Method of protecting bushing from heattaffection in mountinggflange welding |
-
1980
- 1980-10-29 JP JP55151820A patent/JPS5775298A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5319942A (en) * | 1976-08-07 | 1978-02-23 | Takamatsu Electric Works Ltd | Method of protecting bushing from heattaffection in mountinggflange welding |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5775298A (en) | 1982-05-11 |
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