JPS62180104A - ロツドレスシリンダの定位置停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、ピストンロッドを有しないロッドレスシリンダ
の定位置停止装置に係り、センサーからの指令により所
定の位置に高精度で停止させんとするものである。

従来の技術 ピストンロッドを有する通常のシリンダにおける定位置
停止装置は、コレット式等によってビス１−ンロッドを
直接締付固定し、定位置に停止させるものが数多く提案
されている。黙しながらロッドレスシリンダは、ピスト
ンロッドを有しないために上記従来の定位置停止装置は
採用することができず、又作動流体が空気であるためそ
の圧縮性により、仮にピストン室に供給する空気と排出
する空気との量を制御し、ピストンの両側に作用する空
気圧をバランスさせて停止させたとしても、゛精度的に
極めて不安定で実用に供し得ず、ロッドレスシリンダに
おいては、所定位置での定位置停止は行なわれていない
のが現状である。

発明が解決しようとする問題点 本願は上記した現状に鑑み、圧縮性のある空気を使用す
るロッドレスシリンダを、簡単な構成の定位置停止装置
により、ロッドレスシリンダの利点を阻なうことなく、
正確で高精度の定位置停止を行なうようにしたものであ
る。

問題点を解決するための手段 本願は、ロッドレスシリンダのピストンに連設されてい
るドライバーにブレーキホールを穿設し。

該ブレーキホール内に、バレル外側の長手軸方向に回動
可能に保持したブレーキロッドを挿通し、所望時にブレ
ーキロッドを回動させることにより、ブレーキロッドの
外周をブレーキホールの内周に圧接し、ピストンを定位
置に停止させるようにしたものである。

実施例 次に本願を、実施例を示す図面によって詳細に説明する
。図面において１は従来周知のロッドレスシリンダで、
バレル２内のピストン室３に遊動ピストン（以下ピスト
ンと称す）４が封装され、該ピストン４に連設されたド
ライバー５が、バレル２外側の長手軸方向に穿設したス
リット６よりバレル２外に突出し、このスリット６はス
チール製のインナーバンド７にて密封され、又同じくス
チール製のアウターバンド８にてスリット６の防塵を行
なっており、左右のポート９．９ａより交互に圧空を供
給排出することにより、ピストン室３内のピストン４が
左右に移行し、ドライバー５に取付けた被移送体（図示
せず）を所定ストローク移送させるようになっている。

以上の如きロッドレスシリンダ１において、本願の第１
実施例は次の如く構成されている。第１図及び第２図に
おいて、１０はブレーキロッド又１１はブレーキホール
で、ブレーキロッド１０は上記スリット６と平行に、回
動可能な如くにエンドプレート１７．１７ａに保持され
、而してその断面形状は第１図に示すように、円柱状の
ロッドの相対する面を切除して略分銅状に形成し、該ブ
レーキロッド１０は下記において詳述するブレーキホイ
ール１１に挿通され、後記において詳述するロッド回動
手段１３により、第４図に示した非作動位置から第５図
に示す作動位置に回動し、又第４図の非作動位置に逆回
する。

ブレーキホール１１は、ドライバー５の側壁に突設した
二つの突片１４．１４ａの一方に穿設され、その形状は
第４図に示すように、非作動位置にあるブレーキロッド
１０の回動方向最上流側二点１５．１５ａの半径が最も
大きく、以後半径が漸減してブレーキロッド１０の回転
半径より小さな半径の弧面１６．１６ａを有する如くに
なされており、図面から明らかなように１５．１５ａ点
及び弧面１６．１６ａは夫々正対し、前記したように該
ブレーキホール１１内にブレーキロッド１０が挿通され
ている。

１３はロッド回動手段で、ロッドレスシリンダｌの一方
のエンドプレート１７に取付けたスプリングバック式の
シリンダ１８と、該シリンダ１８のピストンロッド１９
ａとブレーキロッド１０の一方の軸端との間に配設した
リンク２０とからなり、エアポート２１から空気を供給
するとピストン１９がスプリング２２を圧して没入し、
ブレーキロッド１０を回して上記非作動位置に位置させ
、空気を排出するとピストン１９はスプリング２２によ
ってバックし、ブレーキロッド１０を第５図に示す作動
位置に位置させる。

最後に、ピストン４の停止位置を検出して上記ロッド回
動手段１３に指令を発し、ピストン４を定位置に停止さ
せる位置検出センサー２６について説明する。本実施例
において位置検出センサー２３は、磁歪現象を利用した
市販の変位センサーであり、センサープローブに沿って
移動するマグネットにより磁歪線上にねじり歪を発生さ
せ、その歪の伝播時間を測定して位置検出（停止位置の
検出）を行なうもので、従来広く使用されているのでそ
の詳細は省略するが、以下の如くにしてロッドレスシリ
ンダ１に装着する。センサープローブ２４は、前記ブレ
ーキロッド１ｏの反対側に位置する如くに、両エンドプ
レート１７．１７ａ間に保持され２５はコントローラ２
６に至る導線であり、該コントローラ２６の操作により
停止位置を適宜に設定することが出来る。２７はリング
状のマグネットで、前記ブレーキホール１１が穿設され
た突片１４の反対側の突片１４ａに穿設した嵌合孔２８
に嵌合され、該マグネット２７の中空部に上記センサー
プローブ２４が挿通されている。

以上に如き本願ロッドレスシリンダ１の作動を、第７図
に示した管路図によって説明する。尚上記においてピス
トン４の右端面は第３図仮想線４ａで示す如くエンドキ
ャップ１ａに当接し、ドライバー７が第７図仮想線５ａ
で示す待機位置にいるものとする。ピストン４は圧空源
Ｐからソレノイドバルブ５ＯＬＩを経てシリンダ室３に
供給された空気と、ソレノイドバルブ５ＯＬ２からの双
方の圧空によって押されるが、ピストン４を第７図にお
いて右側に押す力が大であるので、上記仮想線で示した
待機位置を保持する６又ロッド回動手段１３のシリンダ
１８には第７図から明らかなように圧空が供給されてい
ないので、スプリング２２によってピストン１９が突出
し、ブレーキロッド１０は第５図に示す作動位置に回動
しブレーキを掛けた状態となっており１、更に第７図に
ＳＴにて示す線がコントローラ２６によって設定されて
停止位置と仮定する。

以上において、図示しない作動スイッチを押すとソレノ
イドバルブ５ＯＬＩ、５ＯＬ３が励磁する。ソレノイド
バルブ５ＯＬ３の励磁によりシリンダ１８に圧空が供給
され、ピストン１９はスプリング２２を圧して没入しブ
レーキロッド１０を回動させて第４図に示す非作動位置
とする。一方ソレノイド５ＯＬ１が励磁することにより
、ロッドレスシリンダ１の左側のポート９ａは絞弁３１
を経て開路となるので、圧空は右側のポート９よリピス
１ヘン室３内に供給され、ピストン４は絞弁３１の絞り
速度により高速にて左側に移動し、ドライバー５に取付
けた図示しない被移送体を、所定の位置に向けて移送す
べく移送を開始する。ピストン４（ドライバー）が上記
のように移動すれば当然に、ドライバー５に取付けたマ
グネット２７もセンサープローブ２４に沿って移動し、
発生する歪が所定の停止位置ＳＴ迄に至る伝播時間をコ
ントローラ２６が測定する。而してマグネット２７が所
定の停止位置ＳＴの手前一定の距離迄（本実施例では５
０ｍｍ）接近すると、コントローラ２６の指令によりソ
レノイド５ＯＬＩの励磁が開放されるとともにソレノイ
ドバルブ５ＯＬ４が励磁してソレノイドバルブ５ＯＬＩ
を閉じソレノイドバルブ５ＱＬ４が開路となるので、ピ
ストン４は絞り弁３３の絞り速度で低速にて所定位置Ｓ
Ｔに接近する。マグネット２７が所定位置ＳＴに至ると
、コントローラ２６がこれを検出して指令を発し、ソレ
ノイドバルブ５ＯＬ３を励磁し又ソレノイドバルブ５Ｏ
Ｌ４の励磁を開放する。

ソレノイドバルブ５ＯＬ３が励磁されると、ロッド回動
手段１３のシリンダ１８に圧空が供給され、ピストン１
９はスプリング２２を圧して移動するのでピストンロッ
ド１９ａは没入し、これによってブレーキロッド１０は
前記した非作動位置から、第５図に示す作動位置に回動
する。而してブレーキホール１１形状は前記したように
、ブレーキロッド１ｏの回動半径より小なる半径の弧面
１６．１６ａを有する如くに半径が漸減しているので、
ブレーキロッド１ｏが上記のように回動すると上記弧面
１６．１６ａに圧接してブレーキが掛けられ、以後のピ
ストンの移動は制されてドライバ−５（ピストン）は所
定の停止位置ＳＴに正確に停止する。又該停止時には上
記したように、ソレノイド５ＯＬ４の励磁が開放されて
いるのでピストン４に作用する空気圧は釣合っており、
ピストン４は安定した停止位置を保持する。上記の説明
においては、ピストン４が図面において右側から左側に
向って移動する場合について述べたが、左側から右側に
移動するピストン４を定位置ＳＴに停止させる場合には
、ソレノイドバルブ５ＱＬ２．５ＯＬ３．５ＯＬ５を上
記の如く作動させて行なう。尚上記した５個のソレノイ
ドバルブを制御する電気回路は、従来周知のものである
からその詳細は省略する。更に上記においてピストン４
の移動速度が高、低の二段になっているが、これは停止
位置の精度を高度にするためで、必ずしも二段にする必
要はない。

第８図以降は、ブレーキロッド１０とブレーキホール１
１どの他の実施例を示したもので、ブレーキロッド１０
を回動することにより、ブレーキホール１１に圧接して
ブレーキを掛は得るものであればその形状を問わない。

尚第１０図は、ブレーキロッド１０の中心Ｓ１と、エン
ドプレート１７．１７ａに保持される支承部１０ａの中
心Ｓ２とがずれてエキセンになっているものである。又
第　図に示すように、ブレーキロッド１０とブレーキホ
ール１１との双方あるいはいずれか一方に。

ローレット３５又は梨地加工を施して粗面にすると更に
効果的である。

更にロッド回動手段１３及び位置検出センサー２３も上
記に限定されるものでなく、ブレーキロッド１０を所定
時に所定角度だけ回−動させ、又所定の停止位置を検出
し得るものであればその構成を問わない。

発明の効果 本願は以上において詳記したように、簡単な構成にて確
実に定位置停止が行ない得、故障の発生が少なく保守管
理が極めて容易であり、ロッドレスシリンダの定位置停
止装置として極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

図面は本願実施例を示し、第１図は第２図の横断面図、
第２図は一部を切欠した平面図、第３図は第２図の従断
面図、第４図は第１図の一部拡大図で非作動位置を、第
５図は作動位置を示し、第６図はロッド回動手段の断面
図、第７図は管路図、第８図及至第１１図は他の実施例
を示したものである。 １・・・ロッドレスシリンダ、　３・・・ピストン室。 ４・・・遊動ピストン、　５・・・ドライバー、　ｌＯ
・・・ブレーキロッド、　１１・・・ブレーキホール、
　　１３・・・ロッド回動手段、　２３・・・位置検出
センサー特許出願人　　　　　豊和工業株式会社第１図 第４図 Ｕ ｆｓＳ図 ＠６１１！０ ＠８図 ＠９図 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バレル内に遊動ピストンが封装され、該ピストンに
   連設したドライバーが、バレルに穿った軸方向のスリッ
   トよりバレル外に穿出し、上記スリットはスチールバン
   ドにて密封されているロッドレスシリンダにおいて、ド
   ライバーにブレーキホールを穿設し、該ブレーキホール
   内に、バレル外側の軸方向に回動可能に保持したブレー
   キロッドを挿通し、所望時にロッド回動手段によりロッ
   ドを回動させることにより、ブレーキロッドの外周をブ
   レーキホールの内周に圧接し、ピストンの移動を停止す
   るようにしたロッドレスシリンダの定位置停止装置。 ２、ブレーキロッドの断面形状は、円形ロッドの相対す
   る面を切除して略分銅状とし、ブレーキホールの内面形
   状は、ブレーキロッドの回転方向に向って半径を漸減さ
   せ、ブレーキロッドの回転半径より小なる半径の弧面を
   有するようにした特許請求の範囲第１項記載のロッドレ
   スシリンダの定位置停止装置。 ３、ロッド回動手段は、シリンダとリンクとによって構
   成されている特許請求の範囲第１項、第２項記載のロッ
   ドレスシリンダの定位置停止装置。 ４、ロッド回動手段の作動は、センサーによる位置検出
   指令によって行なうようにした特許請求の範囲第１項、
   第３項記載のロッドレスシリンダの定位置停止装置。 ５、ブレーキロッドの外周と、ブレーキホールの内周の
   双方又はそのいずれか一方を、梨地加工又はローレット
   加工等により粗面とした特許請求の範囲第１項、第２項
   記載のロッドレスシリンダの定位置停止装置。