JPH039295Y2 - - Google Patents

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JPH039295Y2
JPH039295Y2 JP7123685U JP7123685U JPH039295Y2 JP H039295 Y2 JPH039295 Y2 JP H039295Y2 JP 7123685 U JP7123685 U JP 7123685U JP 7123685 U JP7123685 U JP 7123685U JP H039295 Y2 JPH039295 Y2 JP H039295Y2
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JP
Japan
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push rod
solenoid
spool valve
steel ball
tip
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JP7123685U
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JPS61186212U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ソレノイドに関し、更に詳しくは、
回転運動中の対象部材の押圧に適するソレノイド
に関する。
(従来の技術) 自動車用エンジンの出力制御手段として、第3
図に示すように、カムシヤフト10の端部に滑動
可能に挿入されたスプールバルブ11を、側方に
配置したソレノイド1によつて移動させ、スプー
ルバルブ11を経由して、制御用圧力流体を図示
しない制御部へ供給させるようになした制御装置
が使用されている。
ソレノイド1は、略円筒形状に形成されたコイ
ル3をケース2内に装着され、スプリング5に付
勢された可動鉄心4をコイル3の内方に軸方向移
動可能に配置され、可動鉄心4の先方に、非磁性
材料をもつて製せられ、ソレノイドバルプ11を
押圧するプツシユロツド6を配置されている。
プツシユロツド6の先端は、カムシヤフト10
に内蔵されてカムシヤフト10とともに回転運動
をなすスプールバルブ11に圧接するので、詳細
を第4図に示すように、略球面に形成され、更
に、耐摩耗性を向上させるために、例えばイオン
窒化等の表面処理加工を施されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記したソレノイドにおいては、プツシユロツ
ド6が非磁性であることを要求されるために、高
硬度を期待することができず、先端部にイオン窒
化等の表面処理加工を施しても、硬度の向上は、
表面下0.1mm程度に止まり、一方、プツシユロツ
ド6とスプールバルブ11の間には、ソレノイド
のOFF非作動時に隙間が保たれてON作動時に両
部材間に衝突が生起されるので、プツシユロツド
6の先端にヘタリが生じ、また、スプールバルブ
11はカムシヤフト10とともに高速で回転して
いるために、プツシユロツド6の端部に僅かでも
ヘタリを生じて両部材6,11間に面接触が形成
されると、カムシヤフト10側の回転がプツシユ
ロツドへ伝えられ、更に、スプリング5に対して
も回転力が付加されるので、スプリング5の回転
を阻止するための特別の手段を講じることが要求
される。
本考案は、上記した回転運動中の対象部材を押
圧するのに適したソレノイドの構造を提示するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来技術のソレノイドにお
ける問題点に鑑み、ソレノイド内で軸方向に移動
する可動鉄心の先方に配置されるプツシユロツド
の先端部に球面の凹所を設け、高硬度に処理され
た鋼球を、上記球面凹所内に回動可能に挿入した
構成となすものである。
(作用) 上記した構成を備える本考案のソレノイドにお
いては、ON作動に伴つてプツシユロツドとスプ
ールバルブとの間に衝突がもたらされる際に、プ
ツシユロツドの先端に付された高硬度の鋼球がス
プールバルブの端面に当接して、非常磁性材料製
のプツシユロツドのスプールバルブに対する直接
の衝突を回避させ、鋼球とスプールバルブ端面と
の球面接触により、接触面積が最小に保たれる。
(実施例) 第1図の実施例において、ソレノイド1を構成
するケース2、コイル3、可動鉄心4及びスプリ
ング5は、上記した第3図のものと同等の構造に
製せられ、非磁性材料をもつて製せられたプツシ
ユロツド6の先端部に、詳細を第2図に示すよう
に、球面の凹所が形成され、該凹所内に、高硬度
に処理された鋼球7が回動可能に挿入されてい
る。
(考案の効果) 本考案のソレノイドが、上記したように、可動
鉄心の先方に配置され、コイルのON作動に伴つ
てスプールバルブを押圧するプツシユロツドの先
端部に、高硬度に処理された鋼球を回動可能に挿
入された構成を備えていることにより、プツシユ
ロツドとスプールバルブの衝突の繰替しによる鋼
球のヘタリが生起されず、従つて鋼球とスプール
バルブの端面との接触面が最小径に保たれるの
で、従来技術のソレノイドにおいて見られたプツ
シユロツド及び可動鉄心付勢用スプリングの回転
のおそれが皆無となるとなり、ソレノイドは長期
間にわたつて正常な機能を保持する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図
は、同実施例の一部詳細図、第3図は、従来技術
によるソレノイドの一例の断面図、第4図は、同
例の一部詳細図である。 1……ソレノイド、2……ケース、3……コイ
ル、4……可動鉄心、5……スプリング、6……
プツシユロツド、7……鋼球、10……カムシヤ
フト、11……スプールバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略円筒形状に形成されたコイル3、該コイル3
    内に軸方向移動可能に配置された可動鉄心4、該
    可動鉄心4を付勢するスプリング5及び前記可動
    鉄心4に押されるプツシユロツド6を有するソレ
    ノイドにおいて、前記プツシユロツド6の先端
    に、鋼球7を回動可能に埋設されていることを特
    徴とするソレノイド。
JP7123685U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH039295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7123685U JPH039295Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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JP7123685U JPH039295Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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Publication Number Publication Date
JPS61186212U JPS61186212U (ja) 1986-11-20
JPH039295Y2 true JPH039295Y2 (ja) 1991-03-08

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JP7123685U Expired JPH039295Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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JPS61186212U (ja) 1986-11-20

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