JPS62176535A

JPS62176535A - 粉体供給機

Info

Publication number: JPS62176535A
Application number: JP1621586A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Toio; 樋尾　守; Yoshitsugu Nakano; 中野　義次
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1986-01-27
Filing date: 1986-01-27
Publication date: 1987-08-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕この発明は、粉砕機や混合機などの粉体処理装置に粉体
（粘体を含む。以下同じ）を供給したり、貯槽から粉体
を排出させたりするために用いられる粉体供給機に関す
る。

〔背景技術〕

一般に広く使用されている粉体供給機（定量供給装置）
は、機構上、■機械的に粉体を攪拌し供給するもの、■
圧搾空気を吹き込んで粉体を流動化させ攪拌供給するも
の、０２種に大別される。

■の機械攪拌による粉体供給の場合、粉体の堆積圧によ
る粉体の重力流動の停止、粉体との機械的摩擦による温
度上昇にともなう粉体の昇温軟化、および、粉体の吸湿
などによりホッパ内に架橋現象が発生するという問題点
があった。この架橋現象により、粉体の供給が停止した
り、一時的に架橋がこわれて粉体がホッパの粉体排出口
に直接落下し、過供給になったりする。また、粉体との
機械的摩擦熱によって粉体が硬化し、この硬化物が供給
されたり、供給機に過負荷を与えて停止させるなどの問
題もあった。

■の空気攪拌による粉体供給の場合、粉体粒子の粒度、
密度、形状などの相違により粉体槽内に偏析が発生し、
したがって、供給粉体の嵩にばらつきが生ずるという問
題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、以上の事情に鑑みてなされたもので、粉体
の定量供給精度が非常に高い粉体供給機を提供すること
を目的としている。

〔発明の開示〕

前記目的を達成するため、この発明は、円筒形状のホッ
パを備え、このホッパの底部には、回転自在のコーンが
同心状に設けられているとともに、前記ホッパにおける
前記コーンの底部外周近傍に粉体の排出口が設けられて
おり、この排出口外６部には、定量フィーダが連設され
ている粉体供給機において、前記ホッパの周壁下部には
、除湿乾燥された空気を噴射する噴射口が設けられてお
り、前記コーンには、上面にトーションバーが立てられ
ているとともに、底面にこれとホッパの間の粉体を外周
方向へ掻き出す掻き羽根が設けられ、かつ、底部外周に
粉体を攪拌するチョッパが前記ホッパの内壁面と小さな
間隔を隔てて設けられていることを特徴とする粉体供給
機をその要旨とする。

以下、この発明を、その実施例をあられす図面を参照し
ながら詳述する。

第１図は、この発明にかかる粉体供給機の１実施例をあ
られす。図にみるように、この粉体供給機は、粉体１を
貯える円筒形状のホッパ２と、このホッパ２の底部に設
置されているコーン３と、前記粉体１を外部に移送する
定量フィーダ４とを備えている。前記コーン３は、前記
ホッパ２と同心状に設けられている。前記ホッパ２の上
面中央部には、前工程より送られた粉体１が注ぎこまれ
る注入口５が設けられており、上面側部には、メソシュ
状のフィルタを備える通気口６が設けられている。ホッ
パ２内に注ぎ込まれた粉体１は、ホッパ２の外部に設け
られた駆動装置７により回転させられる前記コーン３に
よって攪拌されるようになっている。この駆動装置７は
、電動機Ｍ、と、この電動機Ｍ、の回転を減速する減速
機８とを備えており、減速機８からの出力を回転軸９に
より伝達し、たとえば３　ｒｐｍの回転数でコーン３を
回転させている。このコーン３の上面には、第２図、第
３図にみるように、長さの異なるトーションバー１０・
・・が５本立てられている。このトーションバー１０・
・・によって粉体１が攪拌され、かつ、粉体１の堆積圧
による粉体１の重力流動の停止などによる架橋現象の発
生が防止されている。なお、トーションバー１０・・・
の下端部は、弾力性を有するばね構造になされており、
粉体１との接触によってコーン３に過負荷がかからない
ようになっている。コーン３の底部外周には、ホッパ２
の下部に貯えられている粉体１を攪拌するチョッパ１）
・・・が３箇所、１２０＠の位置に設けられている。第
１図にあられされているチョッパ１）・・・を拡大して
第４図にあられす。このチョッパ１）・・・の外側端部
とホッパ２の内壁面との間隔は小さい方がよく、たとえ
ば、５〜２５１−に調整されていることが好ましい。ま
た、第４図にみるように、チョッパ１）・・・のホッパ
２下面との取り付は間隔と、その取り付は角θが３〜５
ｆ１．５〜１５″に調整されていて、ホッパ２の内壁面
に付着する粉体１を掻き落とすようになっていることが
好ましい。このことによって、ホッパ２内壁面に付着す
る粉体１の付着層の生長を防止し、したがって、粉体ｌ
の架橋現象発生を防止している。また、このコーン３底
面とホッパ２の内部底面との間の粉体ｌをホッパ２中心
から外周側へ掻き出すために、コーン３の底面には、う
ず巻き状の掻き羽根１２が三つ１２００の位置に設けら
れている。粉体１を掻き出すことにより、コーン３の底
面と、この底面に滞留する粉体１との摩擦によるホッパ
２内の温度上昇が防止される。摩擦熱によって粉体１が
硬化するということが防止できるため、コーン３がホッ
パ２との間で前記硬化物を噛み込むということがない。

前記駆動装置７への過負荷が防止されるのである。粉体
１に低軟化点樹脂等が含まれている場合、上記のように
、その昇温が防止されるため、粉体１の軟化による架橋
現象の発生も防止される。ホッパ２の壁面下部には、除
湿乾燥された空気が噴射される噴射口１３・・・が８箇
所に設けられている。この除湿乾燥空気は、電動機Ｍ２
を有するニアコンプレッサ１４によってたとえば３〜７
　ｋｇ／　ｃｎｌの圧力にされてエアードライヤ１５に
送られ、そののち、ヘッダ１６で分岐させられてそれぞ
れの噴射口１３・・・に送られる。この除湿乾燥空気は
、たとえば１５±５℃の温度に調整されており、それぞ
れの噴射口１３・・・からたとえば１秒間隔で０．１秒
間順次噴射されるようになっている。このことにより、
ホッパ２内の粉体１の堆積圧を緩和することができ、粉
体１の嵩のばらつきを少なくする。また、外気湿度に関
係なく、ホッパ２内の相対湿度、絶対湿度を低下させ安
定させることができる。したがって、粉体ｌの吸湿によ
る架橋現象の発生が防止される。ホッパ２内の粉体１は
、上記のように攪拌されながら、コーン３の底部外周近
傍のホッパ３底面に設けられている排出口１７に導かれ
、ホッパ２内より排出される。この排出される粉体１は
、スクリュー式の定量フィーダ４により次工程に定量移
送される。上記粉体供給機のホッパ２内で攪拌された粉
体１は、硬化物、軟化物等が生じないため、前記定量フ
ィーダ４を過負荷により停止させたり、定量フィーダ４
の粉体供給口１８をつまらせたりすることがない。粉体
１の嵩比重が一定化するため、より精度の高い定量供給
が可能となる。

上記のように構成された粉体供給機を用いて、下記条件
下で粉体の供給を行い、その測定結果を第１表にあられ
す。

噴射口より噴射される除湿乾燥空気は、なお、上記実施
例と同条件下で、比較例として他の粉体供給機を使用し
、粉体を供給した。その測定結果もともなわせて第１表
にあられす。比較例として用いた粉体供給機には除湿乾
燥空気を噴射する噴射口が設けられていない。また、コ
ーンには、トーションバーが１本、掻き羽根が１枚だけ
設けられており、ホッパ内壁面との間隔が太きくされて
いるが、チョッパも３箇所に設けられている。他は、実
施例と共通にした。

第１表第１表からみられる「ホッパ内の粉体の温度」から判断
して、粉体の温度上昇を抑制するという効果があること
がわかる。また、「ホッパ内の相対湿度」および「ホッ
パ内の絶対湿度」から判断して、湿度を低くするという
効果があることもわかった。「粉体の嵩比重」から、堆
積圧が緩和され、嵩比重がより一定化するということも
わかった。

この発明にかかる粉体供給機は、このホンバ内に回転型
攪拌機、振動型攪拌機、振揺型攪拌機が設置されてもよ
くホッパの外壁に電磁パイブレークが取り付けられても
よい。ホッパ内の粉体による架橋現象の防止がより確実
となる。

なお、実施例では、噴射口が８箇所に設けられていたが
その数にはこだわらない。しかしながら、その数は、６
〜１０であることが望ましい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明にかかる粉体供給機は、円筒形
状のホッパを備え、このホッパの底部には、回転自在の
コーンが同心状に設けられているとともに、前記ホッパ
における前記コーンの底部外周近傍に粉体の排出口が設
けられており、この排出口外部には、定量フィーダが連
設されている粉体供給機において、前記ホッパの周壁下
部には、除湿乾燥された空気を噴射する噴射口が設けら
れており、前記コーンには、上面にトーションバーが立
てられているとともに、底面にこれとホッパの間の粉体
を外周方向へ掻き出す掻き羽根が設けられ、かつ、底部
外周に粉体を攪拌するチョッパが前記ホッパの内壁面と
小さな間隔を隔てて設けられているので、粉体の定量供
給精度を非常に高くするという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる粉体供給機を説明する断面図
、第２図は前記粉体供給機を平面からみた断面図、第３
図は前記粉体供給機を構成するホッパとコーンの一部を
切欠いた断面図、第４図は第１図のＡ部拡大図である。１・・・粉体　２・・・ホッパ　３・・・コーン　４・
・・定量フィーダ　−Ｏ・・・トーションバー　１）・
・・チョッパ　１２・・・掻き羽根　１３・・・噴射口
　１７・・・排出口代理人　弁理士　　松　本　武　彦第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円筒形状のホッパを備え、このホッパの底部には
、回転自在のコーンが同心状に設けられているとともに
、前記ホッパにおける前記コーンの底部外周近傍に粉体
の排出口が設けられており、この排出口外部には、定量
フィーダが連設されている粉体供給機において、前記ホ
ッパの周壁下部には、除湿乾燥された空気を噴射する噴
射口が設けられており、前記コーンには、上面にトーシ
ョンバーが立てられているとともに、底面にこれとホッ
パの間の粉体を外周方向へ掻き出す掻き羽根が設けられ
、かつ、底部外周に粉体を攪拌するチョッパが前記ホッ
パの内壁面と小さな間隔を隔てて設けられていることを
特徴とする粉体供給機。
（２）噴射口が６〜１０箇所設けられてなる特許請求の
範囲第１項記載の粉体供給機。
（３）掻き羽根が３枚設置されている特許請求の範囲第
１項または第２項記載の粉体供給機。
（４）チョッパがコーンの回転方向に対して５〜１５°
の鋭角に取り付けられている特許請求の範囲第１項ない
し第３項のいずれかに記載の粉体供給機。
（５）チョッパとホッパ内周面との間隔が５〜２５ｍｍ
である特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに
記載の粉体供給機。
（６）定量フィーダがスクリュー式である特許請求の範
囲第１項ないし第５項のいずれかに記載の粉体供給機。