JPS62173014A - ロ−ル中心距離検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は圧延機の上下作業ロール等の中心距離を検出す
るための装置に関するものである。゛［従来の技術］ 圧延機においては、圧延板の板厚制御上、上下作業ロー
ル間のギャップをどのように精度良く制御するかが非常
に重要であり、そのために、作業ロールから遠く離れた
、圧下装置の圧下位置検出器で、ロール間ギャップを間
接的に測定する等の方法が取られている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来においては、ロールギャップを直接
類ることはできず、圧下装置の圧下位置の検出値から推
測するようにしているために、より適確な板厚制御が望
めなかった。

本発明はこうした問題に着目してなしたもので、上下ロ
ールの中心距離、延いてはロールのギャップを容易且つ
確実に直接検出できる装置を提供することを目的として
いる。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記技術的課題を解決しようとしたもので、
ロール軸心に孔を設けて眼孔に光源を設けると共に、該
光源からの光を環状格子グリッド及び前記孔を通して外
部に導くよう構成し、且つ該導出された光の一部を取り
出すためのスリット及び該スリットからの光を通す固定
格子グリッド、該固定格子グリッドを通った光のモアレ
縞を検出する光源素子を外部に固定してなることを特徴
とするロール中心距離検出装置、に係るものである。

［作　　　用］ 従って、本発明では、ロール軸心に形成した孔に設けて
なる光源から回転格子グリッドを通って外部に導出され
る光が、外部に設けた固定格子グリッドを通ることによ
って生じるモアレ縞を光電素子によって検出することに
より、ロール中心距離を直接正確に知ることができる。

［実　施　例］ 以下本発明の一実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一例を示すもので、上下作業ロール１
．２の軸中心部に孔３を形成し、眼孔３の内部に、光源
（レーザーでも良い）４、レンズ５、第２図に示すよう
な環状格子のグリッド６、レンズ７を取付ける。図示の
場合は上記した各構成要素が組込まれた検出管８を前記
孔３に挿入してセットするようにしている。

前記上下作業ロール１．２の軸端部には、チョックカバ
ー９が設けられて、該チョックカバー９内に、前記レン
ズ７からの光を第２図に示すような矩形形状を有して一
部を取出すようにしたスリット１０、及びレンズ１１が
設けられている。

更に、前記チョックカバー９の外側部には、第３図に示
すような固定格子のグリッド１２及びレンズ１３、更に
前記スリット１０からの光が前記グリッド１２を通るこ
とによって形成されるモアレ縞を検出する光電素子１４
を備えた測定器１５が設置されている。１６はロールチ
ョックを示す。

上記において、上下作業ロール１，２の孔３内部に設け
られた光源４からの光は、環状格子グリッド６を通って
孔３により外部に導出され且つその光の一部がチョック
カバー９に固定されたスリット１０を通り、更に測定器
１５に固定された固定格子グリッド１２を通る。このと
き、前記グリッド６．１２の違いによりモアレ縞が発生
し、これを光電素子１４によって検出することによりロ
ール中心間距離Ｄ、延いてはロールギャップＳを直接測
定することができる。

又、前記グリッド６は正確にロール１．２中心に設置す
る必要があるが、その間に偏心がある場合にも、例えば
次のような方法によって修正を行うことができる。

即ち、ロールドライブ又はロール１．２に直接ロール回
転位置検出計を取付け、作業ロール１゜２をキスロール
状態（圧延カーＯ）で回転し、ロール中心距離計の振れ
量を測定する。

振れδｏ＝　ａｏｓｉｎθ　　ａｏ：偏心θ：ロール回
転位置 上記により求められた偏心量により、実圧延中のロール
中心間距離を補正する。上記補正手順をフローシートに
よって示すと第４図の如くなる。

また、ロールの径方向、上下方向に位置を変え必要であ
れば、光周波数を変えた、光源、グリッドレンズ等を、
ロール長さ方向に複数個設ける事により、ロールの傾き
を検出し、ロール中心間距離の補正に使用するようにし
たり、またロールのベンディング（変形）量を検出する
事も可能となる。

上記したように、ロール中心間距離りを直接検出できる
ことにより、正確なロールギャップを知ることができ、
よってより高精度な板圧延制御を行うことができる。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、種々のロール間距離の検出に適用できること、その他
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得ること、等は勿論である。

［発明の効果］ 上記したように、本発明のロール中心距離検出装置によ
れば、ロール軸心の孔に設けた光源からの光を回転格子
グリッドを介して外部に導き、スリットを通した後外部
に固定した固定格子孔グリッドを通すことにより形成さ
れる光のモアレ縞を光電素子にて検出するようにしたの
で、ロール中心距離を直接検出することができ、−〇− 延いてはロールギャップの検出が可能となり、よってよ
り高度な圧延制御を行わしめて製品品質の向上を図るこ
とができる優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は圧延機に通用した本発明の一実施例を示す全体
説明図、第２図は回転格子グリッドの説明図、第３図は
固定格子グリッドの説明図、第４図はロール中心距離検
出時の補正手順を示すフローシートである。 １．２は上下作業ロール、３は孔、４は光源、５はレン
ズ、６は回転格子グリッド、７はレンズ、８は検出管、
９はチョックカバー、１０はスリット、１１はレンズ、
１２は固定格子グリッド、１３はレンズ、１４は光電素
子、１５は測定器を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ロール軸心に孔を設けて該孔に光源を設けると共に
   、該光源からの光を環状格子グリッド及び前記孔を通し
   て外部に導くよう構成し、且つ該導出された光の一部を
   取り出すためのスリット及び該スリットからの光を通す
   固定格子グリッド、該固定格子グリッドを通った光のモ
   アレ縞を検出する光源素子を外部に固定してなることを
   特徴とするロール中心距離検出装置。