JPS6217158Y2 - - Google Patents

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JPS6217158Y2
JPS6217158Y2 JP5904878U JP5904878U JPS6217158Y2 JP S6217158 Y2 JPS6217158 Y2 JP S6217158Y2 JP 5904878 U JP5904878 U JP 5904878U JP 5904878 U JP5904878 U JP 5904878U JP S6217158 Y2 JPS6217158 Y2 JP S6217158Y2
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iron core
reactor
shaped iron
closed magnetic
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JP5904878U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、直流アーク溶接機の直流リアクトル
の改良に関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点] 直流アーク溶接機においては、小電流で安定し
たアークにより良好な溶接結果を得ると共に、大
電流でスパツタが少なく良好な外観の溶接ビード
を得るために、整流回路の出力が直流リアクトル
をへて溶接負荷に供給されている。直流リアクト
ルとしては、第1図Aに示すような閉磁路の鉄心
にコイルを巻いたリアクトルと第2図Aに示すよ
うな棒状の鉄心にコイルを巻いたリアクトルとが
用いられている。前者の閉磁路の鉄心のリアクト
ルは、閉磁路を形成しているので小電流の溶接に
おいてはインダクタンスが大きく、したがつて整
流出力波形の瞬時値の低下が少なく安定したアー
クが得られる利点を有するが、第1図Bに示すよ
うに溶接電流Iの増加とともに鉄心が飽和しイン
ダクタンスLが減少して、大電流時に適正なイン
ダクタンスを保持することができず、瞬間短絡時
にスパツタが発生しやすい欠点がある。そこで、
通常わずかのエアギヤツプを設けているが、その
効果は少ない。後者の棒状の鉄心のリアクトル
は、第2図Bに示すように溶接電流Iが増加して
もインダクタンスLはあまり減少しない利点を有
するが、小電流時において十分なインダクタンス
を得ることができない欠点がある。
したがつて、従来、小電流時にはインダクタン
スの大きい第1図Aに示す閉磁路の鉄心のリアク
トルを、また大電流時にはインダクタンスがあま
り減少しない第2図Aに示す棒状の鉄心のリアク
トルを切換えて使用する方法とか、また第1図A
の閉磁路鉄心のリアクトルと第2図Aに示す棒状
鉄心のリアクトルとを直列に接続して使用する方
法とかが提案されている。しかし、このように2
個のリアクトルを用いる方法は、溶接機のスペー
スが大となり、また価格も増加するので、実用上
の問題があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、直流アーク溶接機に使用する直流リ
アクトルにおいて、コの字形鉄心と、このコの字
形鉄心の開口部に部分的に挿入される棒状鉄心と
から成る空隙を持たない閉磁路鉄心を使用して、
1個のリアクトルでありながら、小電流時におい
ては閉磁路鉄心を形成してインダクタンスが大
で、整流出力電流の瞬時値の低下の少ない直流電
流を出力し、かつ大電流時においては、棒状鉄心
に近い特性を有してインダクタンスの減少を防止
できる直流アーク溶接機用リアクトルを提供した
ものである。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の直流アーク溶接機
用リアクトルについて説明する。
第3図および第4図は、本考案に係る直流リア
クトルを備えた直流アーク溶接機の接続図であつ
て電源入力端子1,1から溶接機出力調整のため
の溶接変圧器のタツプ切換器6を通じて溶接変圧
器4aに電力が供給され、その変圧器4aの出力
は、ダイオード7aおよび7bから成る整流回路
7によつて整流され、本考案に係る直流リアクト
ル5をへて出力端子2,2に供給される。この端
子2,2は電極3a、アーク3bおよび被溶接物
3cから成る溶接負荷3に接続される。また第4
図において、第3図と同一部分は同一符号を付し
てある。同図において溶接変圧器4bの出力は、
ダイオード7cと7bおよびサイリスタ7eと7
fとから成る整流回路7によつて整流されて本考
案に係る直流リアクトル6をへて出力端子2,2
に供給される。8aおよび8bは、溶接機出力を
調整するサイリスタ7eおよび7fの位相制御回
路である。
第5図は、上記第3図、第4図などの直流アー
ク溶接機に使用される本考案に係る直流リアクト
ルの鉄心だけを図示した斜視図である。
第5図に示すリアクトル鉄心は、閉磁路の一部
を形成する棒状鉄心の部分の断面積とコの字形鉄
心の部分の断面積とは、略同一であるが、棒状鉄
心はコの字形鉄心l1の開口部に一部分だけが突合
されるように挿入されている。すなわち、突合わ
された部分l2の鉄心の断面積は、鉄心そのものの
断面積よりも狭くなつている。したがつて、小電
流時においては磁束のほとんどが、挿入された突
合せ部分l2を通過するので、インダクタンス値は
大きいが、大電流時においてはこの突合せ部分l2
は飽和し、突合されていない空間部分lb,lb
通る磁束が増大するために、棒状鉄心と同一の特
性が現われ、大電流時におけるインダクタンス値
の低下を防ぐことができる。また、同図に示すリ
アクトル鉄心の挿入する位置の決定は、例えば、
溶接機の出力電流調整範囲の最小電流値における
溶接負荷電流の波形が連続する位置まで挿入すれ
ば、最小電流値においては、電流が零となる断続
期間がないのでアークが切れることがなく、かつ
大電流時においては、棒状鉄心と同一の効果すな
わち大電流時におけるインダクタンス値の低下を
最小限にすることができる。また、本考案に係る
リアクトルは、従来の閉磁路中の空隙寸法をかえ
て最適のインダクタンス値を得る構造の鉄心と異
なり、棒状鉄心をコの字形鉄心に深く挿入したり
引き出して浅く挿入することにより、最適のイン
ダクタンス値を容易得ることができる。
なお、本考案に係るリアクトルを備えた直流ア
ーク溶接機は、第3図および第4図に示された単
相の整流回路に限定されることなく、3相半波形
整流回路、3相ブリツジ形整流回路、6相半波形
整流回路、相間リアクトル形2重星形整流回路等
に使用しても効果があるが、特に出力電流波形が
断続または出力電流の瞬時値が相当に低下するよ
うな単相の整流回路、位相制御による制御角が大
きい整流回路には効果が大である。
[考案の効果] 以上のように、本考案に係る直流アーク溶接機
用リアクトルによれば、1個の直流リアクトルを
使用しているので溶接機のスペースおよび価格が
増加することなく、小電流時においては、出力電
流の瞬時値の低下を十分に防止して安定なアーク
を発生させることができ、かつ大電流時において
も、インダクタンス値の減少を最小限に防止して
短絡後のアークの発生が円滑に行われスパツタの
発生も少なく、良好な溶接結果を得ることがで
き、しかも、空隙部を有していないので、騒音、
空隙寸法の変化が生じることがなく、かつ単純化
されるので、自動的に製作することができ、さら
に、棒状鉄心をコの字形鉄心に出し入れすること
により適正なインダクタンス値を容易に得ること
ができ実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図Aおよび第2図Aは、それぞれ従来の直
流アーク溶接機に使用されている閉磁路鉄心の直
流リアクトルおよび棒状鉄心の直流リアクトルを
示す斜視図、第1図Bおよび第2図Bは、それぞ
れ第1図Aおよび第2図Aに示す直流リアクトル
の通電電流値(横軸)とインダクタンス値(縦
軸)との関係を示す線図、第3図および第4図
は、本考案に係る直流リアクトルを備えた直流ア
ーク溶接機の一例を示す接続図、第5図は本考案
に係る直流リアクトルの鉄心を示す斜視図であ
る。 4a,4b……溶接変圧器、7……整流回路、
3……溶接負荷、5……直流リアクトル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 溶接変圧器の出力を入力とする整流回路の直
    流出力を溶接負荷に供給する直流アーク溶接機
    用リアクトルにおいて、鉄心をコの字形鉄心と
    棒状鉄心とで閉磁路を形成するにあたつて、前
    記閉磁路の一部を形成する棒状鉄心を前記閉磁
    路の残りを形成するコの字形鉄心の開口部に一
    部分だけが突合されるように挿入した直流アー
    ク溶接機用リアクトル。 2 前記閉磁路の一部を形成する棒状鉄心を、出
    力電流調整範囲の最小電流値における溶接負荷
    電流の波形が連続する位置まで前記残りのコの
    字形鉄心の開口部に挿入した実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の直流アーク溶接機用リア
    クトル。
JP5904878U 1978-04-29 1978-04-29 Expired JPS6217158Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54161323U JPS54161323U (ja) 1979-11-12
JPS6217158Y2 true JPS6217158Y2 (ja) 1987-04-30

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