JPS62167162A - 浮上式ウエブ搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野」 本発明に、写真用フィルム・印画紙等の写真感光材料や
写真製版材、磁気録音テープ等の磁気記録材料・感圧複
写紙・感熱複写紙等記録材料の製造において、連続走行
している長尺帯状支持体（以下、「９ニブ」という。）
を浮上させて搬送する装置に関するものである。

〔従来の技術〕

流体を噴出する噴出孔又は噴出スリットを有するガイド
面に沿ってウエブを浮上させて搬送する浮上式ウニｆ搬
送装置のなかで、ガイド面の側断面が弧状をなし、ウェ
ブもこのガイド面に沿・り【弧状に反転走行する如き浮
上式ウェブ搬送装置が従来知られている。

上記の浮上式ウェブ搬送装置は、断面形状が大きく（断
面形状における弧の半径が大ノウニゲのテンションが低
い場合には、安定した浮上が可能である。しかし、断面
形状が小さい（断面形状における弧の半径が小）場合、
そしてウエブのテン７ヨンが高い場合には、浮上のため
に、ウェブとガイド面間のクツクヨンの役割をしている
流体の圧力を高くする必要があり、この高い圧力の流体
がウェブのガイド面導入部およびガイド面からの導出部
において環境中に急速に解放される際、ウェブに大きな
ハタツキを発生させる。ハタツキが発生すると浮上量が
変動し、ウェブがガイド面と接触する可能性がある。

コ（７）　ハタツキの防止策として、！開昭６０−９３
０５０号公報のような装置が提案されている。

コレハ、ウェブの進行方向に、ガイド面に沿ってのびる
ガイド板を設ける方法である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、この方法では確かにハタツキを抑制する効果
が認められるが、このガイド板とウェブ間にベンチュリ
ー効果が生じガイド板とウェブ間の流体の圧力が低下し
、ウェブの浮上量が減少してしまう。この結果、ウェブ
がカール等の性状を有している場合には、クエゾとガイ
ド板との接触の危険性が大きく、製品故障に至ることが
ある。

本発明は、浮上式のウェブ搬送装置において。

装置を小型化した場合あるいはウェブのテンションが高
い場合にもウェブのハタツキを抑制し、接触しない円滑
な搬送を可能とするウェブ搬送装置を提供することを目
的とし、又本発明は剛性の小さいウェブ（薄物、高温下
のクエ！、低強度など）に対して、ハタツキを抑制し、
接触しない円滑な搬送を可能とする流体による浮上式ウ
ェブ搬送装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の前記した目的は、流体を噴出する噴出孔又は噴
出スリットを有するガイド面に沿つ℃ウェブを浮上させ
て搬送する浮上式ウェブ搬送装置において、前記ガイド
面へのウェブ導入部及び前記ガイド面からのウェブ導出
部に、クエゾの進行方向に平行でかつウェブ面に垂直な
整流板を複数個設けたことを特徴とする浮上式ウェブ搬
送装置によって達成される。

以下この詳細を本発明の好ましい実施態様につき、添付
した図面に基き説明する。

第１図において、Ｒ，体を噴出する多数の噴出孔６を有
する側断面形状が弧状のガイド面１に沿ってウェブ２が
浮上して矢印の方向に反転走行する。

ガイド面１へのウェブ導入部４及びガイド面１からのウ
ェブ導出部５に、ウェブ２の進行方向に平行でかつウェ
ブ面に垂直な整流板３が複数個設けられている。

第２図においては、流体を噴出する噴出スリット７を有
するガイド面１に沿ってウェブ２が浮上して走行し、ウ
ェブ導入部４及びウェブ導出部５には、ウェブ２の進行
方向に平行でかつウェブ面に垂直な整流板３が複数個設
けられている。第２図に記載の本発明装置は、例えば第
３図の如く配置１−てウェブ２を矢印の方向に波状に搬
送するのに用いられる。

本発明における整流板のウエブ進行方向の長さおよびウ
ェブ面に垂直な方向の長ざ（巾）は、大きい程効果大で
あり、進行方向長さは少なくとも５０〜１５０ｍｍ、垂
直方向長さく巾）は少なくとも１０〜３０Ｂ、それぞれ
あることが望ましい。

また整流板間の間隔は小ざい程、整流効果ぼ大きいが、
２０ｍ〜１００Ｈ程度が実用的である。整流板の厚さは
、ウェブ面と平行な面をできるだけ小さくすることが、
ウェブの浮上車減少ＫＶ効でらり、ベンチュリー効果を
発生しにくくする。したがって、整流板の厚さは薄い方
が好ましり、１〜２ｔｍが望ましい。材質は、前記の厚
さで充分な強度を有しておればよく、鉄、ステンレス、
アルミなどの金属板あるいは、プラスチック板が使用可
能でおる。

この整流板を設置することにより、ウェブのガイド面へ
の導入部および導出部の気体の流れを。

ウェブの進行方向に平行な方向へ充分に整流することが
でき、整流板付近で、充分な浮上量を確保しながら、ウ
エブのハタツキを抑制することが可能となる。

本発明は父、ウエブを全気流によって支持しクエグを波
状に浮上ぎせて搬送する搬送装置の窒気吹出箱に対して
も１本発明を適用することが可能である（第３図）、Ｊ 本発明に使用さｎるウェブとしては、紙、ｆラスナック
フィルム、金属、ｖ）ｙコーチイツト紙、合成紙等が包
含される。プラスチックフィルムの材′Ｘは、たとえば
、ポリエチレン、ポリプｒビレン等のポリオレフィン、
ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のビ
ニル重合体、６゜６−ナイロン、６−ナイロン等のポリ
アミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−
２゜６−ナフタレート等のポリエステル、ポリカーゼネ
ート、セ／ｌ１０−ストリアセテート、セルロースダイ
アセテート等のセルロースアセテート等が使用される。

またＶジンコーチイツト紙に用いる樹脂としては、ポリ
エチレンをはじめとするポリオレフィンが代表的である
が、必ずしもこれに限定されない。又、金属ウエブとし
ては１例えばアルミニウムウェブがある。

〔作　用〕

一般にこの様なウェブ搬送装置では、ウェブとガイド面
の間の加圧された流体が、ウェブのガイド面への導入部
及びガイド面からの導出部で急速に環境中に解放される
。このときの多数の吹出口から噴出する流体の流れの方
向が必ずしも一定でないために、流れ同士が衝突するこ
とにより、ウェブにパタツキを発生させる。特にウェブ
の巾方向の流体の流れがパタツキに大きく影響している
。

したがって本発明装置の如く、ウェブのガイド面への導
入部及びガイド面からの導出部にウエブの進行方向に平
行で、かつ、ウェブ面に垂直な整流板を設けることによ
って、流体の流れを、ウェブの進行方向に平行にそろえ
ることができ、パタツキを抑制することが可能となる。

このとき、整流板とウェブ間の浮上量は変化せず、また
パタツキは減少し、接触の危険性がなくなる。

〔実施例〕

第１図においてガイド面１０半径ｒを２００ｍとし、１
２０μｍ厚のポリエチレンテレフタレートフィルム２を
浮上量１５ｍ、テ／シ目ン　１０即／巾で搬送した際の
ウエブ２のバタツキをレーザ変位計で測定した。

整流板を外した場合のウェブの変位量が１６〜２０ｍあ
ったのに対し６．ウェブ進行方向の長さが１５０ｍｍ・
ウェブ面に垂直な辺の長さが１５ＷＩ・厚み５ｍｍの整
流板を８０ｔ＋ａ間隔で複数個設けた本発明装置を用い
た場合のクエゾ変位量は５〜８０であった。

〔発明の効果〕

本発明装置によれば、実施例記載の如くウェブのガイド
面への導入部及びガイド面からの導出部の延長上に、流
体の流れを整流する整流板を設けることによって、ウェ
ブの浮上量を変化させることなく、ウェブのパタツキを
抑制することができ、円滑で安定した搬送が可能となる
。

たとえば、薄物のような剛性の低いウェブに対しては、
パタツキの抑制という面で特に効果的である。

また、ウェブとガイド面間の流体の圧力が大きい場合に
も、パタツキの抑制が可能なことから。

搬送装置の小を化（断面の弧の半径を小さくできる）か
り能となり、ひいては、設備全体の低価格化が可能とな
り、さらに同様の理由により、高テン７ヨン下でのウエ
ブの円滑な搬送が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の浮上式搬送装置の一実施態様を示すも
ので、（耐は斜視図、（ｂ）は側断面図である。 第２図は本発明装置の他の実施態様を示すもので（ａｌ
ｉ斜視図、ｌｂ）は側断面図である。第３図は浮上式搬
送・乾燥装置における空気吹出箱の配置図の一例である
。 １・・・ガイド面、２・・・ウェブ、３・・・整流板、
４・・・ウェブ導入部、５・・・ウェブ導出部、６・・
・噴出孔、７・・・噴出スリット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）流体を噴出する噴出孔又は噴出スリツトを有する
   ガイド面に沿つてウエブを浮上させて搬送する浮上式ウ
   エブ搬送装置において、前記ガイド面へのウエブ導入部
   及び前記ガイド面からのウエブ導出部に、ウエブの進行
   方向に平行でかつウエブ面に垂直な整流板を複数個設け
   たことを特徴とする浮上式ウエブ搬送装置。
2. （２）該整流板の寸法は、ウエブの進行方向に平行な辺
   が５０〜１５０ｍｍ、ウエブ面に垂直な辺が１０〜３０
   ｍｍであつて、複数個の該整流板間の間隔が２０〜１０
   ０ｍｍであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の浮上式ウエブ搬送装置。