JPS6216424A - 抗腫瘍活性組成物 - Google Patents

抗腫瘍活性組成物

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JPS6216424A
JPS6216424A JP60153787A JP15378785A JPS6216424A JP S6216424 A JPS6216424 A JP S6216424A JP 60153787 A JP60153787 A JP 60153787A JP 15378785 A JP15378785 A JP 15378785A JP S6216424 A JPS6216424 A JP S6216424A
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JP
Japan
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water
candida
cells
sugar
molecular weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP60153787A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Yoshida
吉田 昭義
Shigeru Kametaka
亀高 茂
Morikazu Omiya
大宮 守一
Noriko Takagi
典子 高木
Shinichi Hayashi
林 信一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROOTO SEIYAKU KK
Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
ROOTO SEIYAKU KK
Rohto Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カンディダ属の菌体から得られる新規な抗腫
瘍活性組成物およびその製造方法に関する。
発明の背景 カンディダ属の菌体から抗腫瘍活性物質が得られろこと
は既に知られている。この既知の抗RtL瘍活性物質は
、菌体を熱水抽出またはアルカリ抽出することにより得
られる水溶性高分子多糖類の混合物、即ちマンナン、グ
ルカンおよびグルコマンナンなどからなる、T−細胞の
関与する免疫強化物質である。
本発明者らは、カンディダ属の菌体を、水および水と部
分的に混和する溶媒からなる二相系の溶媒で抽出して得
られる低分子量の非糖物質に、T−細胞か関与しない優
れた抗腫瘍性があることを見い出し本発明を完成した。
発明の目的 即ち本発明は、(1)カンディダ属の菌体を水および水
と部分的に混和する溶媒からなる二相系の溶媒で抽出し
、(2)抽出液から水層を分離し、(3)水相を蒸留水
に対して透析し、(4)透析処理した水層を限外濾過し
て分子量約3万以上の成分を除去し、(5)(4)で得
た濾液を糖吸着カラムに通して糖類を吸着除去し、(6
)次いで(5)で得た溶出液を透析処理した後凍結乾燥
することからなる抗腫瘍活性組成物の製造方法を提供す
るものである。
本発明はまた、上記の方法で製造された抗腫瘍活性組成
物を提供するものである。
本発明の製造方法で使用し得るカンディダ属の好ましい
菌種としては、カンディダ・アルビカンス(Candi
da  albicans)、カンディダ・ウチリス(
Candida  utilis)、カンデイダ・ギレ
ルモンデイ(Candida  guillermon
dii)などが挙げられろ。
本発明に於いては、対数増殖期にあるこれらの菌体を、
菌体重量の5〜40倍の二相系溶媒で抽出する。二相系
溶媒は、略等容量の水および水と部分的に混和する溶媒
からなるが、後者の溶媒としてはブタノール、フェノー
ル等が好ましい。抽出は4〜100℃の温度で30分〜
2時間、攪拌下に行う。
抽出液を遠心分離して菌体残渣を除き、次いで水層を分
離し、約2〜10℃で3〜5日間蒸留水に対して透析し
、透析中に生じた沈殿を遠心分離で除去する。更にメン
ブランフィルタ−(孔径022〜150μm1好ましく
は10〜50μm)を用いて透析液を濾過した後、限外
濾過膜を用いて分子量約3万以上の物質を除去する。こ
の分子量分画には上記限外濾過法の外、ゲル濾過法等、
他の方法を用いることもできるが、操作時間の短い限外
濾過法が好ましい。得られた分子量約3万以下の低分子
量物質を含む濾液を、適当な糖吸着剤を充填したカラム
に通すことにより、糖類を除去する。この糖吸着剤とし
ては大豆レクチン、小麦胚レクチンなどを挙げることが
できるが、本発明方法に於いてはコンカナバリンAをリ
ガンド(配位子)とする吸着剤(例、コンAセファロー
ス)が特に好ましい。次いで、このカラムを素通りした
、糖を含有しない溶出液を2〜10℃で蒸留水に対して
2〜5日間透析した後乾燥すると、黄白色〜赤褐色の粉
末として、本発明の抗腫瘍活性組成物が得られる。
この様にして得られる本発明に係る抗腫瘍活性組成物は
、水にやや溶は難い粉末である。その組成は、糖約5〜
8%、タンパク質的60〜70%および核酸的25〜3
0%である。
本発明に係る抗腫瘍活性組成物は、ヌードマウス(脚線
欠損マウス)に於いても腫瘍抑制活性を有すること、お
よび1回投与で高い腫瘍抑制を示すことから、カンディ
ダ属の菌体から得られる従来の免疫賦活剤(T−細胞関
与)とは異なる作用機作(T−細胞非関与)により、抗
腫瘍活性を発現するものと考えられる。
本発明の抗腫瘍活性組成物の急性毒性値はマウスに於け
る腹腔的投与で少なくともl g/kg以上である。従
って、本発明組成物は、人間をも含めて種々の動物にお
ける悪性腫瘍の治療に有用であり、通常の担体または賦
形剤と共に製剤化し、様々な経路で投与することができ
る。好ましい投与経路は静脈注射、筋肉注射らしくは皮
下注射であり、この場合の投与量は、ヒト成人に対し、
約100〜500 Q/日とすることができる。
以下、実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 5Qフラスコ8本に酵母エキス4.5%、ポリペプトン
9%、ブドウ糖18%から成る培地を3Qづつ入れ、滅
菌冷却後カンディダ・アルビカンスIT?’01385
の前培養液300m(lをそれぞれ接種し、振盪しなが
ら37℃で3時間培養し、培養液を遠心分離して湿mで
166gの菌体を得る。
これに800m(lの水を加えて懸局し、さらに800
rttQのn−ブタノールを加え、4°Cで1時間攪拌
し、遠心分離した後、水層を分取する。これを4°Cで
3日間透析した後1、遠心分離して沈殿を除去し、孔径
3.Ommのメンブランフィルタ−で濾過後、限外濾過
膜(アミコン社製ダイアフローホローファイバーカート
リッジトtlP30−20)を用いて分子量約3万以下
の両分を得る。この溶液をd 圧濃縮しコンAセファロ
ース(ConA  5epharosXフアルマンア製
コンカナノくリンAをリガンドとして持つ多糖類であっ
て、糖蛋白等の吸着剤)カラムを通し、その索通り画分
を4℃で2日間透析した後凍結乾燥すると本発明の抗腫
瘍活性組成物が得られる。収量113mg。
この様にして得た抗腫瘍活性組成物の赤外吸収スペクト
ルを第1図に示す。
実施例2 実施例1と同じ培地に、カンデイダ・ウチリスIFOO
396を接種し湿量で1359の菌体を得る。これに、
700mQの水を加え懸濁し、700戚のn−ブタノー
ルを加え4℃で1時間攪拌し、以下実施例1と同様の操
作を行い、目的物質138Hを得た。
実施例3 実施例1と同様にカンディダ・アルビカンス■FOI3
85の菌体を湿量で1589得る。これに800度Cの
水を加え懸濁し、800mQのフェノールを加え50℃
で1時間攪拌し、以下実施例1と同じ操作を行い、目的
物質75mgを得た。
薬理実験1 本発明組成物の抗腫瘍活性を動物実験により試験した。
BALB/Cマウス6匹を1群とし、各マウスに同系腫
瘍であるコロンアデノカルシノーマ26腫瘍を移植し、
処理群の動物には移植後5日目に被検物質25肩9〜4
00 m9/ kgを腹腔内に1回投与した。対照群動
物には生理食塩水を同様に投与した。腫瘍移植後9日目
に腫瘍を摘出して重量を測定し、対照との比較に基づく
腫瘍抑制率を、下記の式に従って算出した。
腫瘍抑制率(%) その結果、本発明組成物100Bを投与した場合の腫瘍
抑制率は72%であった。
また、BΔLB/Cヌードマウスに対し、上記と同様に
試験した結果、投与量200 m9/に9における腫瘍
抑制率は53.2%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明組成物のIrtスペクトルを示すグラフ
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カンディダ属の菌体を水および水と部分的に混和す
    る溶媒からなる二相系の溶媒で抽出して得られる組成物
    であって、 (イ)分子量30,000以上の物質を実質的に含有せ
    ず、 (ロ)その組成が糖約5〜8%、タンパク質約60〜7
    0%および核酸約25〜30%であり、(ハ)T−細胞
    非関与の抗腫瘍活性を示す、ことを特徴とする抗腫瘍活
    性組成物。 2、(1)カンディダ属の菌体を水および水と部分的に
    混和する溶媒からなる二相系の溶媒で抽出し、(2)抽
    出液から水層を分離し、(3)水相を蒸留水に対して透
    析し、(4)透析処理した水層を限外濾過して分子量約
    3万以上の成分を除去し、(5)(4)で得た濾液を糖
    吸着カラムに通して糖類を吸着除去し、(6)次いで(
    5)で得た溶出液を透析処理した後凍結乾燥することか
    らなる抗腫瘍活性組成物の製造方法。 3、菌体が対数増殖期のものである第2項に記載の方法
    。 4、菌体がカンディダ・アルビカンス、カンディダ・ウ
    チリスまたはカンディダ・ギレルモンディからなる群よ
    り選択されるものである第2項に記載の方法。
JP60153787A 1985-07-11 1985-07-11 抗腫瘍活性組成物 Pending JPS6216424A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1206939A1 (en) * 1999-07-21 2002-05-22 Kabushiki Kaisha Yakult Honsha Cholesterol-lowering agents, secondary bile acid procuction inhibitors and foods and drinks
WO2022014508A1 (ja) * 2020-07-17 2022-01-20 フォーデイズ株式会社 癌細胞増殖抑制剤及び健康食品

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KR100717742B1 (ko) 1999-07-21 2007-05-11 가부시키가이샤 야쿠루트 혼샤 콜레스테롤 저하제,2차 담즙산 생산 억제제 및 음식품
WO2022014508A1 (ja) * 2020-07-17 2022-01-20 フォーデイズ株式会社 癌細胞増殖抑制剤及び健康食品

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