JPS62152963A

JPS62152963A - 鉄道用コンクリ−トミキサ−車

Info

Publication number: JPS62152963A
Application number: JP29550785A
Authority: JP
Inventors: 英雄上野; 良尚岡村
Original assignee: Fuji Heavy Industries Ltd
Current assignee: Subaru Corp
Priority date: 1985-12-26
Filing date: 1985-12-26
Publication date: 1987-07-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は鉄道用コンクリートミキサ車に係り、特にミキ
サードラム内で混和された生コンを鉄道軌条の両側の所
定の場所へ供給できるようにした鉄道用コンクリートミ
キサ車に関する。

〔従来の技術〕

道路を走行するトラックの車体上にコンクリートミキサ
を備えつＣノたものとしてコンクリートミキサ車が広く
知られている。このコンクリートミキサ車は、車両の走
行中にセメントと骨材と砂とを水で混和して生コンを生
成し、コンクリートの打設現場へ搬送できる。この種の
ミキサ車を利用できるのはコンクリートミキサ車が走行
可能な現場に限られる。したがって、高架鉄道の軌条の
路盤にコンクリートを打設する必要がある場合や鉄道の
線路の両側のように道路がないところではコンクリート
ミキサ車は使用できないという問題があった。そのうえ
、鉄道車両の車体上にコンクリートミキサを搭載した車
両も従来存在していなかったので、鉄道軌条を敷設する
路盤の建設や軌条の両側におけるフェンスの構築にも支
障を来たしていた。しかして、鉄道車両にコンクリート
ミキサを備えつける場合に問題となることは、ミキサー
ドラム内で混和された生コンを軌条の両側へ振分けて所
定距離だけ離れた打設現場へ生コンを適確に供給するに
は如何にしたら良いかということである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述したように鉄道車両にコンクリートミキサを搭載し
た車両が存在しないところから、ミキサードラム内で混
和された生コンを鉄道軌条の両側へしかも車体の側方へ
の移動を伴わずに任意の場所へ生コンを供給できなけれ
ばならない。

そこで、本発明の目的は、鉄道車両の車体上でコンクリ
ートを生成することが可能であって、しかも鉄道軌条の
両側の車体から離れた任意の場所へ生コンを供給できる
ようにした鉄道用コンクリートミキサ車を提供すること
にある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は鉄道軌条の上を走
行可能な車体床上にコンクリートミキサおよび骨材、砂
、セメント等の材料を供給する設備を設置した鉄道用コ
ンクリートミキサー車において、上記コンクリートミキ
サのミキサードラムの生コン取出し口の直下に配置され
た垂直軸まわりを旋回動できる生コン振分はコンベヤと
、上記車体床の両側にそれぞれ設けられ、旋回ブラケッ
トに一端を支持されて車体の両側方へ生コンを搬送供給
する生コン搬送コンベヤと、この生コン搬送コンベヤを
旋回ブラケットまわりに旋回および起伏運動を与える旋
回昇降装置とを備えたものである。

〔実施例〕

以下本発明による鉄道用コンクリートミキサ車の一実施
例を図面を参照して説明する。

第１図および第２図において、符号１は鉄車軌条を示し
、符号２は鉄道軌条１の上を走行可能な平貨車を示して
いる。この平貨車２は前部台車３および後部台車４を備
え、これらの台車の上に車体床５がほぼ水平に架設され
ている。この車体床５の上に全体を符号６で示したコン
クリートミキサ設備が設置されている。

このコンクリートミキサ設備６は材料貯蔵ステーション
八と、コンクリートのミキシングステーションＢと材ｖ
Ｊ＃搬送ステーションＣと生コン取出しステーションＤ
とを備えている。

上記材料貯蔵ステーションＡは骨材および砂を貯蔵する
収納容器７とセメントを貯蔵する収納容器８とを備え、
これらの収納容器７および８は、支持枠９の頂部に固定
支持され、容器の形態は下方に向って先細りの角錐状に
構成されている。なお、符号１０は梯子を示し収納容器
７および８内に材料を収容する際に用いられる。

また、ミキシングステーションＢは、ミキサードラム１
１を備え、このミキサードラム１１は、通例のように、
水平面に対しである角度で傾斜した回転軸線１２のまわ
りを回転できるようになっており、ドラムの内側にはら
旋状のブレードが固着されており、ドラムの正転逆転に
よりドラム内で生コンクリートのかく拌および排出が行
えるようになっている。上記ミキサードラム１１の図の
左端にはセメント、骨材および砂を装入するための入口
ホッパ１３が開口を上向きにして数句りられ、さらに入
口ホッパ１３の下方のドラムの端には生コンクリートの
取出し口１４が設けられている。なお、上記ミキサード
ラム１１は図示を省略しているが電動機の回転を減速機
構で減速することにより回転軸線１２の回りで回転駆動
されるようになっている。

一方、材料搬送ステーションＣは、材料貯蔵ステーショ
ンＡに貯蔵されている骨材、砂およびセメントをミキシ
ングステーションＢへ搬送するためのものである。すな
わち、収納容器７の底部開口とミキサードラム１１の入
口ホッパ１３の開口との間にはコンベヤベルト１５が斜
めに架設されている。一方、収納容器８の底部開口とミ
キサードラム１１の入口ホッパ１３の開口との間にはス
クリュコンベヤ１６が架設されている。

また、第１図において、符号１７は貯水タンクを示して
おり、給水管１８を通じてミキサードラム１１内へ水を
供給できるようになっている。なお、前記材料搬送ステ
ーションＢの下方のボックス１９は運転操作室を示して
いる。

次に生コン取出しステーションＤの構成を第４図を参照
して説明する。

生コン取出しステーションＤは、生コン振分はコンベヤ
２０と、前記車体床５の両側に設けられた一対の生コン
搬送コンベヤ２１とからなっている。上記生コン振分は
コンベヤ２０は、前記ミキサードラム１１の生コン取出
し口１４の直下に配置されたもので、首振り支持装置２
２によって支えられ、垂直軸２３回りを旋回できるよう
になっている。首振り支持装置２２は下端を軸受２４に
よって支承された旋回軸２５を有し、この旋回軸２５の
上端で生コン振分はコンベヤ２０の下面の一部が枢着さ
れ、この枢着点から離れた位置と旋回軸２５の下部とが
斜めのリンク棒２６によって支承されている。生コン振
分はコンベヤ２０は図示を省略しているがモータで駆動
されるエンドレスのベルトコンベヤである。

一方、生コン搬送コンベヤ２１は、上述した生コン振分
はコンベヤ２０から送り出されてくる生コンクリートを
受取って鉄道軌条１の側方のコンクリート打設現場に生
コンクリートを搬送するためのものである。左右一対の
生コン搬送コンベヤ２１は構成が全く同一であるのでそ
のうちの一方を例にとって構成を説明することにする。

生コン搬送コンベヤ２１は、平掛けの無端コンベヤベル
トであって、長尺状のベルト受り２７によって支承され
ている。このベルト受け２７は、その内端が第５図から
明らかなように、旋回ブラケット２８の頂部に枢支ピン
２９を介してピン結合されている。また、上記トラフ状
のベルト受２７の先端近くの上面にはフックブラケット
３０が固着されており、このフックブラケット３０には
次に述べるようにワイヤ３１のフック爪３２が引掛けら
れる。

次に上記生コン搬送コンベヤ２１の旋回屏降装−８＝置３３の構成を第５図および第６図を参照して説明する
。

旋回昇降装置３３は車体床５に対して固設された逆り字
状の支持スタンド３４を備え、その水平アーム３５の自
由端には滑車３６が設けられている。前記ワイヤ３１は
この滑車３６を掛回され支持スタンド３４の背面側の滑
車３７まで導かれ、さらにレバーブロック３８によって
巻取られるようになっている。レバーブロック３８はレ
バーを左右に振揺させることによりワイヤ３１の巻取り
および巻戻しが行えるようになっている。

しかして、上記生コン搬送コンベヤ２１の水平面内での
旋回動は、旋回昇降装置３３の一部を構成するトルクチ
ューブ３７の回動によって与えられる。このトルクチュ
ーブ３７は、前記支持スタンド３４の前面に軸受３８．
３９を介して回動可能に支承されている。上記トルクチ
ューブ３７の上端にはレバー４０がキー止めされ、この
レバー４０の先端には操作ロッド４１の先端がピン止め
され、操作ロッド４１の後端には手動式の操作ハンドル
４２が固着されている。操作ロッド／４１としては操作
ハンドル４２の回転によって軸方向に動くねじ式のもの
が良い。なお、操作ロッド４１はブラケット４３に対し
てビン結合されている。

一方、前記トルクチューブ３７の下端には下部レバー４
４がキー止めされ、この下部レバー４４は連結リンク４
５を介して前記旋回ブラケット２８の端部に対してビン
結合されている。

次に上述した鉄道用コンクリートミキサ車の作動につい
て説明する。

生コンクリートの混和収納容器７内の骨材と砂の所定量をコンベヤベルト１５
を介してミキサードラム１１の入口ホッパ１３内に供給
すると共に収納容器８内のセメントの所定量をスクリュ
コンベヤ１６を使って入口ホッパ１３内に供給し、さら
に貯水タンク１７内の水をミキサードラム１１内へ供給
したのち、ミキサードラム１１を回転軸線１２回りで回
転させ生コンクリートをドラム内で混和する。

生コンクリートの取　し混和された生コンクリートを打設予定現場例えば第４図
に示した側溝４６へ供給する必要がある場合には、生コ
ン振分はコンベヤ２０を旋回軸２５０回りに図の左方へ
旋回させ、次いで操作ハンドル４２を回転させ、上部レ
バー４０を介してトルクチューブ３７を所定の方向へ所
定角度回動させ、この回動を下部レバー４４、連結リン
ク４５を通じて旋回ブラケット２８を回動させ、旋回ブ
ラケット２８回りに生コン搬送コンベヤ２１を旋回させ
、さらに、レバーブロック３８を左右に振揺させてワイ
ヤ３１の張力を加減し、生コン搬送コンベヤ２１の先端
の高さを調節し、搬送コンベヤ２１の搬送面の傾斜角度
を調節する。このようにして、側溝４６内に生コンクリ
ートを確実に供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による鉄道用コンクリートミキサ車の一
実施例を示した正面図、第２図は同コンクリートミキサ
ー車の平面図、第３図は同コンクリートミキサ車の背面
図、第４図は生コン排出取出し作業状態を示した説明図
、第５図は生コン搬送コンベヤの旋回昇降装置を示した
側面図、第６図は同旋回昇降装置の平面図である。１・・・鉄道軌条、２・・・平貨車、５・・・車体床、
６・・・コンクリートミキサ設備、１１・・・ミキサー
ドラム、２０・・・生コン振分はコンベヤ、２１・・・
生コン搬送コンベヤ、２２・・・首振り支持装置、２８
・・・旋回ブラケット、３３・・・旋回昇降装置。

Claims

【特許請求の範囲】１、鉄道軌条の上を走行可能な車体床上にコンクリート
ミキサおよび骨材、砂、セメント等の材料を供給する設
備を設置した鉄道用コンクリートミキサー車において、
上記コンクリートミキサのミキサードラムの生コン取出
し口の直下に配置され垂直軸まわりを旋回動できる生コ
ン振分けコンベヤと、上記車体床の両側にそれぞれ設け
られ、旋回ブラケットに一端を支持されて車両の両側方
へ生コンを搬送供給する生コン搬送コンベヤと、この生
コン搬送コンベヤを旋回ブラケットまわりに旋回および
起伏運動を与える旋回昇降装置とを備えてなる鉄道用コ
ンクリートミキサ車。２、上記旋回昇降装置は、軸受で支承されたトルクチュ
ーブの上端に上部レバーを固着し、この上部レバーを操
作ハンドルで回動させる一方、トルクチューブの下端に
下部レバーを固着し、下部レバーの先端の動きをリンク
を介して生コン搬送コンベヤの旋回ブラケットに伝達す
るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項に
記載の鉄道用コンクリートミキサー車。３、上記生コン搬送コンベヤの昇降装置は、車体床上に
逆Ｌ字状の支持スタンドを固設し、こスタンドの水平ア
ームの先端に滑車を設け、支持スタンドの背面側にレバ
ーブロックを設け、このレバーブロックに巻回されたチ
ェーンの先端にワイヤを接続し、ワイヤの先端で生コン
搬送コンベヤを吊持するようにしたことを特徴とする特
許請求の範囲第１項に記載の鉄道用コンクリートミキサ
ー車。４、上記旋回ブラケットは、車両の車体床に対して旋回
できるように装着されていることを特徴とする特許請求
の範囲第１項に記載の鉄道用コンクリートミキサー車。