JPS62149547A - 液圧ブ−スタ付液圧ブレ−キ装置 - Google Patents

液圧ブ−スタ付液圧ブレ−キ装置

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JPS62149547A
JPS62149547A JP61172568A JP17256886A JPS62149547A JP S62149547 A JPS62149547 A JP S62149547A JP 61172568 A JP61172568 A JP 61172568A JP 17256886 A JP17256886 A JP 17256886A JP S62149547 A JPS62149547 A JP S62149547A
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pressure
hydraulic
hydraulic pressure
chamber
booster
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Yoshihisa Nomura
野村 佳久
Yukio Hara
幸雄 原
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液圧によって作動する車両用ブレーキ装置に関
するものであり、特にブレーキ操作部材の操作力を倍力
するブースタも液圧作動のものであるブレーキ装置に関
するものである。
従来の技術 車両用ブレーキ装置としては一般に液圧ブレーキ装置が
使用されており、このブレーキ装置はブレーキ操作部材
の操作に応じてブレーキ液圧を発生させるマスタシリン
ダと、そのブレーキ液圧を受けてブレーキを作動させる
ホイールシリンダとを含むように構成される。この種の
液圧ブレーキ装置においては比較的小さな操作力によっ
て大きなブレーキ力を得るために、ブレーキ操作部材と
マスタシリンダとの間にブースタを設けることが広く行
われている。従来は、バキュームブースタが一般的に使
用されていたが、近年、例えば特開昭57.−1343
58号公報に記載されているような液圧作動のブースタ
が注目されるようになった。小形でありながら、大きな
倍力率を得ることが容易であるからである。
発明が解決しようとする問題点 液圧ブースタは上記のように大きな倍力率を得易い利点
が有るのであるが、反面、液圧ブースタが作動する状態
と作動しない状態とでブレーキ力が著しく異なってしま
うという問題がある。液圧源の故障等によって、液圧ブ
ースタが十分な倍力機能を果たさず、あるいは全く果た
さなくなることはあり得ることであって、このような場
合にブレーキ力が著しく低減し、これを補うためにブレ
ーキ操作部材を通常に比較して非常に大きな力で操作し
なければならなくなるのである。
問題点を解決するための手段 本発明は、この問題を解決するために、車輪の回転を抑
制するブレーキを作動させるホイールシリンダと、その
ホイールシリンダにブレーキ液圧を供給するマスタシリ
ンダと、ブレーキ操作部材と、ブレーキ操作部材とマス
タシリンダとの間に設けられ、液圧源から供給される液
圧により操作力を倍力してマスタシリンダに伝達する液
圧ブースタとを含む液圧ブレーキ装置において、マスタ
シリンダとホイールシリンダとの間に、マスタシリンダ
と連通した第一液圧室の液圧を第一受圧面に受ける一方
、ホイールシリンダに連通した第二液圧室の液圧を前記
第一受圧面とは反対向きでかつ面積が第一受圧面より小
さい第二受圧面に受ける増圧ピストンを備え、マスタシ
リンダの液圧を増圧してホイールシリンダに伝達する増
圧器を設けるとともに、液圧源または液圧ブースタの作
動液王室の液圧がマスタシリンダの液圧より一定値以上
低い状態ではマスタシリンダの液圧が増圧器により増圧
されてホイールシリンダに伝達される状態に、またそれ
以外の状態ではマスタシリンダの液圧が増圧器により増
圧されることなくホイールシリンダに伝達される状態に
ブレーキ液の流れを切り換える制御弁を設けたものであ
る。
本発明の望ましい実施態様においては、前記増圧ピスト
ンに前記第二受圧面と同じ向きの第三受圧面を設け、こ
の第三受圧面に前記液圧源または前記液圧ブースタの作
動液圧室と連通する第三液圧室の液圧を作用させるとと
もに、増圧ピストンに、その増圧ピストンが最も前記第
一液圧室側へ後退した後退端位置にある状態では開いて
第一液圧室を前記第二液圧室に連通させ、増圧ピストン
が後退端位置から第二液圧室側へ小距離前進した後は閉
じて第一液圧室と第二液圧室との連通を遮断する開閉弁
を設けて、その開閉弁と前記増圧器とが前記制御弁を構
成するようにすることができる。増圧器が制御弁の一部
を構成するようにすることができるのである。
上記第三液圧室に液圧ブースタの作動液圧室の液圧、す
なわち液圧ブースタのパワーピストンを作動させる液圧
を導く場合には、ブレーキ操作時においてのみ液圧源の
液圧がブレーキ操作力に比例する値に減圧されて供給さ
れることとなる。また、第三液圧室に液圧源の液圧をそ
のまま作用させる場合には、第三液圧室には常時液圧源
の液圧が作用することとなる。
作用 本発明に係る液圧ブレーキ装置においては、増圧器は通
常は作動せず、マスタシリンダに発生しだ液圧がそのま
まホイールシリンダに伝達される。
しかし、液圧源の故障等によって液圧源または液圧ブー
スタの作動液圧室の液圧が低くなり、あるいは零となっ
て、そのためにマスタシリンダの液圧より設定値以上低
くなれば、制御弁が切り換わって増圧器が作動する状態
となり、マスタシリンダの液圧が増圧されてホイールシ
リンダに伝達されることとなる。
発明の効果 このように、本発明に係る液圧ブレーキ装置においては
、液圧源の故障等によって液圧ブースタが倍力機能を果
たさなくなった場合には、マスタシリンダの液圧が増圧
器により増圧されてホイールシリンダに伝達されるため
、液圧ブースタが作動する状態と作動しない状態とにお
けるブレーキ力の差が減少し、液圧ブースタが作動しな
い状態においでもそれほど大きな力でブレーキ操作部材
を操作する必要がなく、車両の操縦性と安全性が向上す
る効果が得られる。
また、増圧器が制御弁の一部としても機能する望ましい
実施態様においては、構造が簡単となり、低コストで製
造し得るという特有の効果が生ずる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図において10はブレーキ操作部材としてのブレー
キペダルであり、このブレーキペダルに加えられる操作
力は液圧ブースタI2により倍力されてマスタシリンダ
14に伝達される。マスタシリンダ14は、2つの独立
した加圧室を備えたクンデム型のものであり、一方の加
圧室に発生したブレーキ液圧は液通路16.増圧器18
および液通路20を経て、左右後輪のブレーキのりャホ
イールシリンダ22に伝達されるようになっている。ま
た、他方の加圧室に発生したブレーキ液圧は液通路26
.増圧器28および液通路3oを経て、左右前輪のブレ
ーキのフロントホイールシリンダ32に伝達されるよう
になっている。
前記マスタシリンダ14には液通路36によって液圧ポ
ンプ38が接続されており、リザーバ40から汲み上げ
られた作動液が液圧ブースタ12に供給されるようにな
っている。液通路36にはアキュムレータ42と液圧制
御スイッチ44とが接続されており、液圧制御スイッチ
44によりモータ46の発停が制御されることによって
アキュムレータ42に常に一定液圧範囲の作動液が貯え
られるようになっている。液圧ポンプ38.リザーバ4
0.アキュムレータ42.液圧制御スイッチ44および
モータ46等によって、液圧ブースタ12を作動させる
ための液圧源が構成されているのである。なお、液圧ブ
ースタ12から排出された作動液は液通路48を経てリ
ザーバ4oへ還流する。
液圧ブースタ12およびマスタシリンダI4を拡大して
第2図に示す。図から明らかなように、液圧ブースタI
2はブースタハウジング5oに液密かつ摺動可能に嵌合
されたパワーピストン52を備えており、それによって
ブースタハウジング50内の空間はパワー圧室54と定
圧室56とに仕切られている。定圧室56はポート57
において常時リザーバ40と連通しており大気圧に保た
れているが、パワー圧室54には前記液圧源の液圧が制
御弁58により制御されて導かれており、パワーピスト
ン52に作動液圧を作用させる。
制御弁58はパワーピストン52の中心に形成された段
付穴に、それぞれ液密かつ摺動可能に嵌合された弁部材
60と入力部材62とを備えている。液圧源からポート
64へ供給された作動液は、環状通路66、連通孔68
.環状通路70.液室72、連通孔74.液室76およ
び連通孔78を    −経て、パワー圧室54へ流入
するようになっているが、その途中に第一開閉弁80と
第二開閉弁82とが設けられている。第一開閉弁80は
、パワーピストン52に形成された弁座と弁部材6oの
一端部により形成された弁子とから成っており、第二開
閉弁82は入力部材62に形成された弁座と、弁部材6
0の他端部により形成された弁子とから成っている。弁
部材60と入力部材62とはそれぞれスプリング84と
86とによって同一方向に付勢されており、常には入力
部材62がストッパ88に当接し、弁部材60の弁子が
パワーピストン52の弁座に着座した状態で静止してい
る。
この状態においては第一開閉弁80が閉じる一方、第二
開閉弁82が開いており、パワー圧室54は連通孔78
.液室76、第二開閉弁82.液室90、連通孔92を
経て定圧室56と連通しており、パワー圧室54の液圧
も大気圧となっている。
前記入力部材62には入力ロット94が連結されており
、ブレーキペダル10の踏込みに従ってこの入力ロット
94が前進し、入力部材62をスプリング86の付勢力
に抗して前進させれば、入力部材62の弁座が弁部材6
0の弁子に当接して第二開閉弁82が閉じ、パワー圧室
54は外部から完全に遮断された状態となる。この状態
から入力部材62が更に前進すれば、弁部材60がスプ
リング84の付勢力に抗して前進させられ、第一開閉弁
80が開く。したがって、パワー圧室54はボート64
を経て液圧源に連通ずる状態となり、パワー圧室54の
液圧が上昇してパワーピストン52を定圧室56側へ前
進させることとなる。パワーピストン52が前進すれば
やがて第一開閉弁80が再び閉じ、パワーピストン52
が停止する。
上記パワーピストン52の出力は、中継ロンド96を介
してマスタシリンダ14の加圧ピストン98に伝達され
る。その結果、加圧ピストン98が前進して加圧室10
0にブレーキ液圧が発生し、このブレーキ液圧によって
加圧ピストン102が前進して加圧室104にもブレー
キ液圧を発生させる。加圧ピストン98と102とはそ
れぞれスプリング106と108とによって後退端位置
へ付勢される。
次に第1図に基づいて増圧器18.28を説明する。た
だし、両増圧器は同一の構造のものであるので、増圧器
18についてのみ説明し、増圧器28の説明は省略する
。増圧器18は増圧器ハウジング110と増圧ピストン
112とを備えている。増圧器ハウジング110内には
大径孔部と小径孔部とを備えた段付孔が形成されており
、この段付孔に大径部と小径部とから成る増圧ピストン
112が液密かつ摺動可能に嵌合され、その結果、第一
液圧室114.第二液圧室116.第三液圧室118が
形成されている。第一液圧室114は、液通路16によ
ってマスタシリンダ14の加圧室100に連通させられ
ており、第二液圧室116は液通路20によってリヤホ
イールシリンダ22に連通させられている。また、第三
液圧室11Bは液通路120によって液圧ブースタ12
のパワー圧室54に連通させられている。したがって、
増圧ピストン112は最も大きい第一受圧面122にマ
スタシリンダ14の液圧を受け、第一受圧面122より
小さく、かつ、逆向きの第二受圧面124および第三受
圧面126にそれぞれリヤホイールシリンダ22および
パワー圧室54の液圧を受けることとなる。
増圧ピストン112の中央を貫通して連通孔130が形
成されており、ごの連通孔130の途中に開閉弁132
が設けられている。開閉弁132は増圧ピストン112
に形成された弁座134と、弁子としてのボール136
と、ボール136を弁座134に向かつて付勢するスプ
リング138と、増圧器ハウジング110に固定の突起
142とから成っている。増圧ピストン112はスプリ
ング140によって後退端位置へ付勢されており、増圧
ピストン112が後退端位置にある状態では突起142
がボール136に当接してスプリング138の付勢力に
抗して弁座134から浮き上がらせ、開閉弁132が開
(ようになっている。
次に作動を説明する。
本実施例の液圧ブレーキ装置はブレーキペダル10が踏
み込まれていない通常の状態においては、第1図および
第2図に示す状態にある。すなわち、液圧ブースタ12
においてはパワーピストン52が後退端位置にあって第
一開閉弁80が閉じ、第二開閉弁82が開いている。し
たがって、パワー圧室54は液圧源から遮断され、定圧
室56に連通している。また、マスタシリンダ14にお
いては2個の加圧ピストン98および102がそれぞれ
後退端位置にあり、増圧器18においては増圧ピストン
112が後退端位置にある。
この状態からブレーキペダル10が踏み込まれ、入力口
・ノド94を介して入力部材62が前進させられれば、
第二開閉弁82が閉じるとともに第一開閉弁80が開き
、パワー圧室54に作動液が流入してパワーピストン5
2を前進させる。その結果、中継ロッド96を介してマ
スタシリンダ14の加圧ピストン98が前進させられ、
加圧室100 (加圧室104においても同様)にブレ
ーキ液圧が発生する。このブレーキ液圧は液通路I6を
経て増圧器18に供給される。増圧器18においては、
第三液圧室118に液圧ブースタ12のパワー圧室54
の液圧が液通路120によって導かれ、増圧ピストン1
12が後退端位置に保たれて開閉弁132が開いている
ため、マスタシリンダニ4に発生したブレーキ液圧はそ
のままリセホイールシリンダ22に供給される。
通常、ブレーキペダル10が一定量踏み込まれた位置で
停止させられるのに対して、パワーピストン52はパワ
ー圧室54の液圧の上昇に伴って前進させられるため、
やがて第一開閉弁80が閉じるに至り、この状態で液圧
ブースタ12の作動が停止する。このときに入力部材6
2とパワーピストン52とにおける力のつり合いは、そ
れぞれ(1)式、 (2)式によって表される。
R= P e  (S4  S2 + St )+r、
+r2 ・・・ (1) r F=Pe  (S3  S2 +St )+f、+
f2 ・・・ (2) ただし、 FニブレーキペダルlOの操作力 R:パワーピストン52の出力(反力)rニブレーキペ
ダル10の倍力率 PB :パワー圧室54の液圧 Sl :弁部材60の断面積 S2 :入力部材62の前半部分の断面積S3 二人力
部材62の後半部分の断面積S4 :パワーピストン5
2の断面積 fエ ニスプリング84の付勢力 f2 ニスプリング86の付勢力 また、マスタシリンダ14の加圧ピストン98における
力のつり合いは(3)式によって表される。
S5 PM +f3  =R・ ・ ・ (3)ただし
、 PM:加圧室100の液圧 S、;加圧ピストン98の断面積 r3 ニスプリング106の付勢力 (1)、  (2)式より R=α、)(rF−f、−f2 ) +f1+f2 ・・・ (4) α。= (S、−32+Sよ) / (S3−s2+s1)  ・・・ (5)R−rF
=P日 (S4 −33  )  ・ ・ ・ (6)
(3)式より PM =R/Ss   f3/S、・・・・ (7)(
1)、  (3)式より PM−α1 Pa + (f、 十f2  f3 ) /Ss ・・(8)
α1  =  (S4   S2  +St  )  
/35  ・ ・ ・ (9)(4)式から明らかなよ
うにパワーピストン52の出力Rはブレーキペダル10
に加えられる操作力Fに比例して増大し、また、(7)
式から明らかなようにマスタシリンダ14の液圧PHは
パワーピストン52の出力Rに比例して、つまり操作力
Fに比例して増大する。
この間、増圧器18は何等の作用も為さない。
本実施例においては、(8)、  (9)式の各符号の
値の選定によってパワー圧室54の液圧P8が操作力F
に比例して増加する間、すなわち液圧ブースタ12が助
勢限界に達するまではマスタシリンダ14の液圧PMよ
り必ず高くなるようにされており、そのパワー圧室54
の液圧が第三液圧室118へ導かれているからである。
しかし、液圧ブースタ12が助勢限界に達した後、すな
わちパワー圧室54の液圧peが液圧源の上限の液圧に
達した後は、パワー圧室54の液圧が増加しないのに対
して、マスタシリンダ14の液圧PMはブレーキペダル
10に加えられる操作力Fが機械的に加圧ピストン98
に伝達されることによって増加するため、マスタシリン
ダ14の液圧PMがパワー圧室54の液圧P日より高く
なり、増圧器18が作動することとなる。マスタシリン
ダ14の液圧PMがパワー圧室54の液圧より設定値(
増圧ピストン112の各受圧面122.124.126
およびスプリング138,140の付勢力の大きさによ
って決まる)を超えれば、増圧ピストン112が第二液
圧室116側へ前進し、開閉弁132が閉じて増圧器1
8が増圧作用を為し得る状態となるのである。このとき
の増圧ピストン112における力のつり合いは(10)
式によって表される。
PM 36 =PA  (S6  S? )十PW−3
,+f、−f、−−(10)ただし、 PA:液圧源の上限液圧 PW:リヤホイールシリンダ22の液圧S6 :増圧ピ
ストン112の大径部の断面積S7 :増圧ピストン1
12の小径部の断面積f4ニスプリング140の付勢力 f5 ニスプリング138の付勢力 (10)式より Pw=cx2PM   (α2 1) −(f4−f5)/s7 ・・・ (11)α2=36
/S?  ・・・・・・・・・ (12)(6)式にP
B=PAを代入して RrF=PA (S4  S3 )  ・・・ (13
)(7)、  (13)式より PM =rF/Sg +PA  (S4 33 )/5
5f3/Ss  ・・・・・・・・ (14)理解を容
易にするために上記各式中の符号の値を r=4         fl =3kgf2  =O
kg      f3  =8kgf4 =2kg  
    f、=2kgS、  =0.5cIAS2=1
.5calS3  = 1.5cnf    S4  
= 5cdS%  = 4Cj     36  = 
4crlS7 =2cJ と具体的に定めた場合について、ブレーキペダル10に
加えられる操作力Fとリヤホイールシリンダ22の液圧
Pwとの関係を求めれば次のようである。
(al助勢限界到達前 この場合には前述のように増圧器18は作動しないため
PW=PMであり、式(4)、  (5)%式%) (12) 、  (14) 、  (11)式より、α
2=2 PM=F+0.875P^−2・・・ (16)Pw=
2F+0.75P^−4・・・ (17)上記(15)
式および(17)式をグラフに表せば第3図のようにな
る。ただし、第3図においては、PA = 200 k
g/cnlおよびPA=150kg / cdの場合が
示されている。もし、増圧器1.8が設けられていない
とすれば、(16)式で表されるマスタシリンダ液圧P
Mがそのままりヤホイールシリンダ液圧Pwとなるため
、この場合にはそれぞれ第3図に破線で示す状態となる
このグラフから増圧器18が設けられることによって助
勢限界到達後におけるリヤホイールシリンダ22の液圧
Pwが高められることが判る。
以上は、液圧源の液圧ポンプ38等の液圧源が正常であ
る場合の作動であるが、液圧源が故障して全く作動液の
加圧が行われなくなった場合には、(17)式において
PA=0となり、操作力Fとリヤホイールシリンダ液圧
Pwとの関係は第3図において一点鎖線で示すものとな
る。また、増圧器18が設けられていないものとすれば
、(16)式においてPA=Oとした場合のマスタシリ
ンダ液圧PMがそのままりヤホイールシリンダ22に伝
達されることとなり、これを第3図のグラフに表せば二
点鎖線のようになる。すなわち、液圧源の故障等により
液圧ブースタ12の作動液圧が得られない場合には、増
圧器18が設けられていることによってリヤホイールシ
リンダ22の液圧Pwが約2倍に高められることとなり
、液圧ブースタ12が正常に作動しな(なった場合にお
けるリヤホイールシリンダ22の液圧Pwの低下率が増
圧器18が設けられていない場合に比較して小さくなる
こととなる。
なお、本実施例においては、増圧器18が作動する状態
としない状態とにブレーキの流れを切り換える制御弁が
増圧器自体の中に組み込まれているが、第4図に示すよ
うに制御弁150を増圧器152とは別に設けることも
可能である。制御弁150はパイロット圧式の方向切換
弁であり、液圧ブースタ12のパワー圧室54の液圧が
マスタ。
シリンダ14の加圧室100の液圧より高い状態では、
マスタシリンダ14の液圧が直接リヤホイールシリンダ
22に伝達されるようにする状態にあるが、パワー圧室
54の液圧が加圧室100の液圧より低くなった場合に
は、マスタシリンダ14の液圧が増圧器152によって
増圧されてリヤホイールシリンダ22に伝達されるよう
にする状態に切り換わる。
ただし、液圧源の故障等によってパワー圧室54の液圧
が全く上昇しない場合に、マスタシリンダ14の液圧が
僅かに上昇したとき制御弁150が切り換わって増圧器
152が作動を開始すれば、マスタシリンダ14から排
出されるブレーキ液より少量のブレーキ液がリヤホイー
ルシリンダ22に供給されるのみとなるため、ブレーキ
ペダル10の操作ストロークが通常より非常に大きくな
ってしまうこととなる。したがって、例えば制御弁のバ
ルブスプールをスプリングによって付勢しておく等の手
段によって、マスタシリンダ14の液圧が設定値以上に
なるまでには制御弁150が切り換わらないようにする
ことが望ましい。このようにすれば、相当量のブレーキ
液がマスタシリンダ14から直接リヤホイールシリンダ
22に送られてブレーキクリアランスが消滅した後、増
圧器152が作動を開始することとなってブレーキペダ
ル10の操作ストロークの増大を小さく抑えることがで
きるのである。なお、このことは前記実施例においても
同様に言えることである。
また、制御弁150はパイロット圧式に限定されるもの
ではなく、液圧源またはパワー圧室の液圧とマスタシリ
ンダの液圧差を電気的に検出するセンサの出力信号に基
づいて切り換えられる電磁弁とすることも可能である。
第5図に本発明の別の実施例を示す。本実施例において
はマスタシリンダ210にはフロントホイールシリンダ
211のみが増圧器212を介して接続され、リヤホイ
ールシリンダ214は液圧ブースフ216に接続されて
いる。マスタシリンダ210のシリンダハウジング21
8と液圧ブースタ216のブースタハウジング220と
は別体に製作された後、一体的に結合されているが、増
圧器212の増圧器ハウジング222はシリンダハウジ
ング218と一体に形成されている。
シリンダハウジング218には有底のシリンダボアが形
成され、これに加圧ピストン232が嵌合されることに
より、その前方に加圧室234が形成されている。加圧
ピストン232の外周面には幅広の環状溝236が形成
され、この環状溝236はボート238および管路24
0を経てリザーバ242に常時連通させられている。加
圧ピストン232にはカップシール244が取り付けら
れ、環状8236から加圧室234へのブレーキ液の流
れは許容されるが、逆向きの流れは阻止されるようにな
っている。加圧ピストン232にはさらに、環状溝23
6と加圧室234とを連通させる連通路246が形成さ
れており、この連通路246の途中に弁子248.弁座
250およびスプリング252から成る開閉弁254が
設けられている。弁子24Bからはロンド25Gが前方
へ延び出させられ、有底円筒状の開弁部材258の底部
を貫通し、その底部に頭部260において係合している
。開弁部材258と加圧ピストン232との間にはスプ
リング262が設けられ、開弁部材258をシリンダハ
ウジング218の底部に押し付けるとともに、加圧ピス
トン232をスナップリング264に当接する後退端位
置に保っており、この状態では弁子248がロッド25
6を介して開弁部材258により弁座250から僅かに
引き離され、開閉弁254が強制的に開かれるようにな
っている。
増圧器ハウジング222内には大径孔部と小径孔部とを
備えた有底の段付孔が形成されており、この段付孔に大
径部と小径部とから成る増圧ピストン270が液密かつ
摺動可能に嵌合されるとともに、段付孔の開口部がプラ
グ272によって閉塞され、その結果、第一液圧室27
4.第二液圧室276および第三液圧室278が形成さ
れている。増圧ピストン270はスプリング279によ
って第一液圧室274側へ付勢されている。第一液圧室
274は、通孔280によってマスタシリンダ210の
加圧室234に連通させられており、第二液圧室276
は液通路282によってフロントホイールシリンダ21
1に連通させられている。
また、第三液圧室278は液通路284によって液圧ブ
ースタ21Gに接続されている。したがって、増圧ピス
トン270は最も大きい第一受圧面285にマスタシリ
ンダ210の液圧を受け、第一受圧面285より小さく
、がっ、逆向きの第二受圧面286および第三受圧面2
87にそれぞれフロントホイールシリンダ211および
液圧ブースタ216の液圧を受けることとなる。
増圧ピストン270の中央を貫通して連通孔290が形
成されており、この連通孔290の途中に開閉弁291
が設けられている。開閉弁291は増圧ピストン270
に形成された弁座292と、弁子としてのボール293
と、ボール293を弁座292に向かつて付勢するスプ
リング294と、増圧器ハウジング222に固定の突起
295とから成っており、増圧ピストン270が後退端
位置にある状態では突起295がボール293に当接し
てスプリング294の付勢力に抗して弁座292から浮
き上がらせ、開閉弁291が開くようになっている。
前記ブースタハウジング220内にはパワーピストン2
96が液密かつ摺動可能に嵌合され、それによってブー
スタハウジング220内の空間がパワー圧室298と定
圧室300とに区切られている。パワーピストン296
の後面の中央部から小径部302が延び出させられてお
り、ブースタハウジング220の端壁部を液密かつ摺動
可能に貫通して大気に臨まされている。この小径部30
2内にはそれの後端面から有底穴304が形成されてお
り、これにリアクションピストン306が液密かつ摺動
可能に嵌合されている。その結果、リアクションピスト
ン306と有底穴304の底面との間に空間が形成され
ているが、この空間は連通路308によって常時定圧室
300に連通させられている。リアクションピストン3
06は段付状のものであり、大径部が大気に臨まされる
とともに段付面にシール部材310を介してパワー圧室
298の液圧が作用させられるようになっていて、パワ
ー圧室298の液圧に比例した大きさの反力が入力部材
としての入力ロット312に与えられるようになってい
る。
この入力ロット312はスプリング320によって後退
方向に付勢されているが、入力ロッド312の先端にリ
アクションピストン306ががしめ付けられ、そのリア
クションピストン306は長穴322において、パワー
ピストン296に取り付けられたビン324に係合させ
られることにより、パワーピストン296に対する相対
的な移動限度を規制されているため、スプリング320
はパワーピストン296のスプリングとしても機能する
こととなる。パワーピストン296の後退端位置はスト
ッパ突起297によって規定され、またパワーピストン
296の作動力は中継ロッド326によって加圧ピスト
ン232に伝達される。
液圧ブースタ216は制御弁330を備えている。この
制御弁330はブースタハウジング220に形成された
有底穴に嵌合され、螺合により固定されたバルブハウジ
ング332と、それに液密かつ摺動可能に嵌合されたバ
ルブスプール334とを備えている。このバルブスプー
ル334内には連通孔336が形成されており、バルブ
スプール334は図示のノーマル位置においては連通孔
336によってボート338をパワー圧室298に連通
させ、ボート340を遮断している。バルブスプール3
34はこの位置から一定距離前進(図において左方へ移
動)することにより、ボート338および340の両方
を遮断する状態となり、さらに前進することによりボー
ト338を遮断するとともにボート340をパワー圧室
298に連通させる。
このバルブスプール334の移動はリアクションピスト
ン306のパワーピストン296に対する相対的な前進
によって引き起こされる。バルブスプール334には、
駆動部材348がスプリング350によって連結されて
おり、この駆動部材348がリンク機構352によりパ
ワーピストン296とリアクションピストン306とに
係合させられているのである。リンク機構352はピン
354によって互いに回動可能に連結された第一リンク
356と第二リンク358とを備えており、第一リンク
356の一端はブースタハウジング220に固定の支持
部材360に回動可能に係合させられ、他端はリアクシ
ョンピストン306に係合させられている。一方、第二
リンク358の一端は駆動部材348に回動可能に係合
させられ、他端はパワーピストン296の小径部302
に係合させられている。したがって、リアクションピス
トン306がパワーピストン296に対して相対的に前
進すれば、その運動がリンク機構352によりバルブス
プール334の前進運動に変換され、制御弁330が上
記のように切り換えられることとなる。スプリング36
2が駆動部材348およびバルブスプール334を前進
方向へ付勢するために設けられている。
液圧ブースタ216のパワー圧室298はボート364
において前記増圧器212の第三液室278に接続され
る。また、制御弁330はボート338においてリザー
バ242に接続され、ボート340においてポンプ36
6およびアキュムレータ368を備えた液圧源に接続さ
れる。
次に作動を説明する。
ブレーキペダルが踏み込まれていない状態においては、
本液圧ブレーキ装置は図示の状態にあり、制御弁330
がパワー圧室298をリザーバ242に連通させ、アキ
ュムレータ368から遮断している。
この状態からブレーキペダルの踏込み操作が行われれば
入力ロット312およびリアクションピストン306が
前進させられるのであるが、パワーピストン296は中
継ロフト326を介して加圧ピストン232により前進
を阻止されるため、リアクションピストン306がパワ
ーピストン296に対して相対的に前進し、この前進運
動がリンク機構352および駆動部材348を介してバ
ルブスプール334に伝達され、制御弁330がボート
338を遮断するとともに、ボート340を開(。その
結果、アキュムレータ368から高圧のブレーキ液がパ
ワー圧室298内に流入し、パワーピストン296を前
進させる。パワーピストン296が前進すれば、中継ロ
ッド326を介して加圧ピストン232も前進させられ
、加圧室234に液圧を発生させる。この液圧とパワー
圧室298のパワー圧との関係は次式で表される。
PM  ’ srs ” rn =  ((S14  3I3 )  +(Sl□−3n
))Pa・ ・ ・ (18) ただし、 S7.:リアクレヨンピストン306の小径部の断面積 S1□:リアクションピストン306の大径部の断面積 S13:パワーピストン小径部302の外径を直径とす
る円の面積 SI4:パワーピストン296の断面積S1.:加圧ピ
ストン232の断面積 f1.ニスプリング262の付勢力 PB :パワー圧室298のパワー圧 PM:加圧室234の液圧 加圧室234に発生したブレーキ液圧は、通孔280を
経て増圧器212の第一液圧室274に伝達され、更に
開閉弁291を経て第二液圧室276に伝達される。一
方、第三液圧室278には液圧ブースタ216のパワー
圧室298のパワー圧が液通路284を経て伝達されて
おり、かつ次式 %式%) ただし、 816:増圧ピストン270の大径部の断面積Sl?:
増圧ピストン270の小径部の断面積f12ニスープリ
ング279の付勢力 が成立するようにされているため増圧ピストン270は
移動せず、開閉弁291が開放状態に保たれて加圧室2
34の液圧がそのままフロントホイールシリンダ211
へ伝達される。
本実施例においては、アキュムレータ368の液圧が十
分高くされて、通常の使用状態においては助勢限界に達
することがないようにされており、ポンプ366や液圧
ブースタ216が正常に作動する限り増圧ピストン27
0が作動することはない。しかし、ポンプ366等に故
障が生じ、ブレーキ操作時にパワー圧室298にパワー
圧が伝達されなくなった場合には、増圧ピストン270
が次のようにして作動する。パワー圧が伝達されなくな
った場合には、リアクションピストン306がパワーピ
ストン296に当接し、ブレーキ操作力がパワーピスト
ン296および中継ロッド326を経て加圧ピストン2
32に機械的に伝達される。その結果、加圧室234に
ブレーキ液圧が発生し、これが増圧器212を経てフロ
ントホイールシリンダ211に伝達される。これに対し
て、パワー圧室298にパワー圧が伝達されない場合に
は増圧器212の第三液圧室278にもパワー圧が伝達
されないため、やがて次式 %式%(20) が成立するに至り、増圧ピストン270が前進し開閉弁
291が閉じる。したがって、以後は次式%式%(21
) ただし、 P智 :フロントホイールシリンダ211の液圧の関係
を保ってフロントホイールシリンダ211の液圧が増大
する。この時 S18>SrF であるため、 Pw>PH となり、加圧室234のブレーキ液圧は増圧器212に
より増圧されてフロントホイールシリンダ211に伝達
されることとなる。液圧ブースタ216が作動しない場
合には、リヤホイールシリンダ214にパワー圧が伝達
されない上、加圧室234に発生するブレーキ液圧が低
くなるのであるが、これが増圧器212によって増圧さ
れた上でフロントホイールシリンダ211に伝達される
こととなるのであり、液圧ブースタ216の故障にもか
かわらず自動車全体としての制動力の低下が少なくて済
むこととなるのである。
なお上記実施例における開閉弁291を第6図に示す開
閉弁370に変更することが可能である。
この開閉弁370は上記実施例において加圧ピストン2
32に設けられていた開閉弁254と同様のものである
。本実施例の増圧器372は上記実施例における増圧器
212と同一の作用を為すものであり、互いに同一の機
能を果たす部分には同一の符合を付して対応関係を示し
、詳細な説明は省略する。
また、第7図に示す増圧器374の採用も可能である。
本増圧器においては、開閉弁376は第5図の実施例に
おける開閉弁291と同様なものであるが、連通孔37
8が第一液圧室274を第二液圧室276にではなく第
三液圧室278に連通させており、かつ、液圧ブースタ
216のパワー圧を導く液通路284が第二液圧室27
6に接続されている。本増圧器374の機能も上記第5
図および第6図の実施例におけるのと同様であるため、
詳細な説明は省略する。
なお付言すれば、増圧器212,372,374に液圧
ブースタ216のパワー圧室298のパワ2圧を導く代
わりに、アキュムレータ368のパワー圧を導くことも
可能である。
以上、本発明のいくつかの実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、これらは文字通り例示であって、当業者
の知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発
明を実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である液圧ブレーキ装置の系
統図であると同時に増圧器の正面断面図でもある。第2
図は第1図の液圧ブレーキ装置における液圧ブースタと
マスタシリンダとを拡大して示す正面断面図である。第
3図は上記液圧ブレーキ装置の特性を示すグラフである
。第4図は本発明の別の実施例における増圧器と制御弁
とを示す系統図である。第5図は本発明の別の実施例で
ある液圧ブレーキ装置の回路図であると同時にブースタ
付きマスタシリンダの正面断面図でもある。 第6図および第7図はそれぞれ本発明の別の実施例にお
ける増圧器のみを取り出して示す正面断面図である。 10ニブレーキペダル  12:液圧ブースタ14:マ
スタシリンダ  18:増圧器22:リヤホイールシリ
ンダ 2日:増圧器 32:フロントホイールシリンダ 40:リザーバ     42:アキュムレータ44:
液圧制御スイッチ 46:モータ52:パワーピストン
  54:パワー圧室56:定圧室      58:
制御弁94:入力ロット    96:中継ロッド98
:加圧ピストン   lOO:加圧室102:加圧ピス
トン  104:加圧室112:増圧ピストン  11
4:第一液圧室116:第二液圧室   118:第三
液圧室122:第一受圧面   124:第二受圧面1
26:第三受圧面 132:開閉弁(増圧器18,28の一部と共に制御弁
を構成) 150:制御弁     152:増圧器210:マス
タシリンダ 211:フロントホイールシリンダ 212:増圧器 214:リヤホイールシリンダ 216:液圧ブースタ 232:加圧ピストン  234:加圧室242:リザ
ーバ    254:開閉弁270:増圧ピストン  
274:第一液圧室276:第二液圧室   278:
第三液圧室285:第一受圧面   286:第二受圧
面287:第三受圧面   290:連通孔291:開
閉弁 296:パワーピストン 298:バヮー圧室300:
定圧室 306:リアクシヨンピストン 312:入力ロット   330:制御弁366:ポン
プ 368:アキュムレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輪の回転を抑制するためのブレーキを作動させ
    るホイールシリンダと、そのホイールシリンダにブレー
    キ液圧を供給するマスタシリンダと、ブレーキ操作部材
    と、そのブレーキ操作部材とマスタシリンダとの間に設
    けられ、液圧源から供給される液圧により操作力を倍力
    してマスタシリンダに伝達する液圧ブースタとを含む液
    圧ブレーキ装置において、 前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に、
    マスタシリンダと連通した第一液圧室の液圧を第一受圧
    面に受ける一方、ホイールシリンダに連通した第二液圧
    室の液圧を前記第一受圧面とは反対向きでかつ面積が第
    一受圧面より小さい第二受圧面に受ける増圧ピストンを
    備え、マスタシリンダの液圧を増圧してホイールシリン
    ダに伝達する増圧器を設けるとともに、前記液圧源また
    は前記液圧ブースタの作動液圧室の液圧が前記マスタシ
    リンダの液圧より一定値以上低い状態ではマスタシリン
    ダの液圧が前記増圧器により増圧されて前記ホイールシ
    リンダに伝達される状態に、またそれ以外の状態では前
    記マスタシリンダの液圧が前記増圧器により増圧される
    ことなく前記ホイールシリンダに伝達される状態にブレ
    ーキ液の流れを切り換える制御弁を設けたことを特徴と
    する液圧ブースタ付液圧ブレーキ装置。
  2. (2)前記増圧ピストンに前記第二受圧面と同じ向きの
    第三受圧面が設けられ、この第三受圧面に前記液圧源ま
    たは前記液圧ブースタの作動液圧室と連通する第三液圧
    室の液圧が作用させられるとともに、その増圧ピストン
    に、その増圧ピストンが最も前記第一液圧室側へ後退し
    た後退端位置にある状態では開いてその第一液圧室を前
    記第二液圧室に連通させ、増圧ピストンが後退端位置か
    ら第二液圧室側へ小距離前進した後は閉じて第一液圧室
    と第二液圧室との連通を遮断する開閉弁が設けられて、
    その開閉弁と前記増圧器とが前記制御弁を構成している
    特許請求の範囲第1項記載の液圧ブレーキ装置。
JP61172568A 1985-09-26 1986-07-22 液圧ブ−スタ付液圧ブレ−キ装置 Expired - Fee Related JPH0629011B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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