JPS6214845A - 骨接合のための固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は骨接合、特に骨と骨折骨片との固定のための固
定装置に関する。

従来の技術 骨と骨片との固定のためにはその骨折の種類に応じて、
牽引ねじが直接に又は支持プレートと共に用いられてい
る。使用場所に応じて、相異なるねじ山形状を有する皮
質用又は海綿状部分用のねじが用いられる。この海綿状
部分用のねじには、極めて柔らかい骨組織内でも十分な
保持を行なうために、極めてはつきりした深いねじ山が
形成されている。このねじにおける欠点は、骨折の治癒
の後に該ねじを特に皮質部分から抜き出すことが罹めて
困雛なことである。

直接的な骨結合における更に別の欠点は、この？Ｏねじ
と各骨部との間の直接結合部が非弾性的なことである。

骨部への短時間の過負荷がこの結合部に損傷を引起し、
それがねじの弛緩と更に場合によっては破壊とにっなが
シ得る。

発明の課題 本発明の課題は骨接合のための固定装置において、高い
保持力を可能とし、過負荷を弾性的に受は止め得、また
容易に取付け・取外し可能なものを提提することである
。

課題を解決するだめの手段 上記の課題は本発明によれば拡張スリーブと該スリーブ
内に係合するねじとから成り、拡張スリーブの外面がね
じ山伏に形成されており、更に該拡張スリーブがその前
方部分と、ねじ頭に向い合った後方部分とにおいて拡開
可能であることによって解決された。

発明の作用 固定装置のセットのためＫは骨片内に、拡張、スリーブ
の心部直径（谷の径）にほぼ相応する孔が形成される。

ねじ切りを以って骨片内にねじ山が切られ、このねじ山
はそのピッチとねじ山、形状とにおいて拡張スリーブの
ねじ山にほぼ相応している。この後で拡張スリーブが、
骨折範囲内で、該拡張スリーブの内側成形部内に係合す
るねじ回し又は６角頭スパナを用いて、該拡張スリーブ
が骨折骨片の範囲内に位置するまでねじ入れられる。こ
の際に確実な固定を形成するために該拡張スリーブ受容
孔が、骨折骨片の皮質部分を完全に貫通することがしば
しば必要とされる。拡張スリーブ内へのねじのねじ入れ
時には該拡張スリーブが、ねじ頭に面した後端部におい
て僅かに拡開され、それによって拡張スリーブは少なく
ともねじのねじ入れ時に一緒に回転することはない位に
は堅く締付けられる。これによって、ねじのねじ入れ時
に拡張スリーブが一緒に回転されてその位置が変えられ
たり又は更には孔の、ねじ頭と反対側の端部で骨から再
び走出したりすることが確実に防がれる。ねじのねじ入
れ時には内孔の後方部分において該ねじのねじ山先端が
、組織認容性のプラスチックから成る拡張スリーブの内
壁内に軽く食い込み、そしそその際に前述の拡開作用を
生ぜしめる。拡張スリーブの前方部分はねじの引続いて
のねじ入れ時（で極めて強力に拡開され、この際に拡張
スリーブの、当該部分範囲内に位置する各ねじ山は骨組
織内に固く押し入れられ、それによって拡張スリーブの
高負荷可能な固定が形成されている。ねじ頭は頭に近い
方の骨片に又は付加的に使用される支持プレートに当接
せしめられており、骨折面の範囲内での相隣接する骨片
と骨との緊定が作用せしめられている。

実施態様 ねじの回し入れ時に拡張スリーブの後方端部で行なわれ
る拡開は、拡張スリーブのそれ以上の回転を防ぐために
のみ働くので、ここでは僅かな拡開だけが行なわれる。

拡張スリーブの両方の端部範囲内での相異なる強さの拡
開作用は、後方部分における内径が前方部分における内
径よりも明らかに大きくなッテイルことによって形成さ
れている。拡張スリーブはその両端にそれぞれ２つの向
い合った縦スリットを有し、この縦スリットによってね
じそう人時の拡開が可能になっている。後方範囲ではこ
のスリットの長さは例えば拡張スリーブの全長の−から
−の値であり、また前方部分ではその縦スリットは例え
ば拡張スリーブの中央まで延びている。

骨片内に孔と、ねじ切りによって拡張スリーブのための
ねじ山とが形成された後に、拡張スリーブがねじ回しに
よって該孔内にねじ入れられる。この目的のために拡張
スリーブはその後方部分に、適切に成形されたねじ回し
の受容のための内側成形部を有し、この際に該内側成形
部は所定の部分（後方部分）に亘っであるストッパまで
延び、該ストッパには拡張スリーブの回し入れ時にねじ
回し先端部又は、ねじ回しシャフトに形成された突起部
又は当付は部が当接せしめられる。こうしてねじ回しは
拡張スリーブ内で所定の位置を取り、それによってねじ
回しシャフトに配置された長さ測定目盛りが前記のスト
ッパに対する距離又は、相応した目盛り適合状態におい
ては拡張スリーブの前端部に対する距離を正確に示す。

こうして拡張スリーブの侵入深さは、回し入れ時に前記
の長さ測定目盛りにおいて読み取られる。更にこの拡張
スリーブのそう人をレントデン器械によって追跡するこ
とも可能であり、何故ならねじ回し先端部の位置が追跡
され得るからである。拡張スＩＪ−ブ内でのねじ回し先
端部の定義された位置によって、該拡張スリーブの相応
して正確な位置が推定され得る。

ねじ回しシャフトはその前方部分において拡張スリーブ
の内側成形部分全体に適合形成され、それによって拡張
スリーブの回し入れ時にねじ回し先端部が拡張スリーブ
の前端部に正確に位置せしめられる。

レントデン器械の受像面上で拡張スリーブの正確な位置
を追跡可能とするために、拡張スリーブの少なくとも１
部分を金属から形成することも可能である。

実施例 図示の固定装置は高級鋼ねじ１と、組織認容性のプラス
チック、例えば超高分子のポリエチレンから成る拡張ス
リーブ２とから成っている。

内孔３の後方部分３ａは、ねじ１のねじ山外径よりも僅
かに小さな直径を有する。これによってねじ１の回−し
入れ時にそのねじ山頂が拡張スリーブ２の内壁内に僅か
に食い込み、この際に同時に該拡張スリーブ２の後方部
分２ａの範囲内でその拡開作用によって僅かな拡開が行
なわれる。拡張スリーブ２はこの目的のために後方部分
２ａの範囲内に２つの向い合った縦スリット４を有し、
この各縦スリット４は拡張スリーブ２の拡開としての拡
張作用を可能にする。更にとの内孔３の後方部分３ａに
は、６角スパナ又は相応して成形されたねじ回しの装着
のために働く内側６角頭５が形成されている。後方部分
３ａの後で内孔３は、ねじ１の心部直径（谷の径）より
も小さな直径まで縮小されている。

拡張スリーブ２のこの前方部分２ｂの範囲内には２つの
向い合った縦スリット６が拡張スリーブ２の長さの約半
分に亘って形成されており、それによってこの範囲がね
じ１の回し入れ時に拡開される。縦スリット６が縦スリ
ット４よりも明らかに長く、また縦スリット６の範囲内
の内径が縦スリット４の範囲の内径よりも明らかに小さ
いので、拡張スリーブ２内へのねじ１の回し入れ時には
前方部分２ｂにおいて後方部分２ａよりも明らかに大き
な拡開が行なわれる。

後方部分２ａにおける拡開又は拡張は、ねじ１の回し入
れ時に拡張スリーブ２を不都合な回動から守るだめに働
き、また前方部分２ｂにおける拡開は拡張スリーブ２の
本来の緊定作用のために働き、それによって拡張スリー
ブ２はねじ１の強い綿材は及びそれによって規定される
高い引張り力においても確実に骨内に保持される。

拡張スリーブ２の外面にはその全長に亘ってねじ山７が
形成されておシ、このねじ山７のねじ山頂と谷底とは丸
味付けられている。この拡張スリーブ２が図示されてい
ないねじ山なし部分を有し、その上にレントデン像内で
の該拡張スリーブの検出を可能にする金属部分が載着さ
れていてもよい。

固定装置の装着のためにはまず、拡張スリーブ２の心部
直径にほぼ相応する孔が骨に形成される。その後でねじ
切りによって骨組織内に、拡張スリーブ２のねじ山に相
応するねじ山が形成される。骨組織の破壊をできるだけ
少なく保つために、研削を行なうべき前方区分とそれに
接続してねじ山を形成すべき区分とを有するねじ切りが
用いられる。このようなねじ切りは西ドイツ特許出願ｐ
　３５２４９４６．５号明細書で公知である。

第２図に示されたねじ回しによって、拡張スリーブ２が
ねじ山付き孔内にねじ入れられる（第６図参照）。この
目的のために該ねじ回し　゛は、拡張スリーブ２の内側
６角頭５に相応した６角頭成形部分９を有している。こ
のねじ回しの前端部１０はロッド状の端部分１１まで縮
小されており、その端部分１１の直径は拡張スリーブ２
の前方部分２ｂ内の内径に適合せしめられている。こう
してねじ回しが、その６角頭成形部分９に隣接する移行
部分１２が拡張スリーブ２内の相応するストッパ１３に
当接するまで拡張スリーブ２内にそう人される。この際
にねじ回しの先端部１４は拡張スリーブ２の前端部と同
じ平面内に位置する。このねじ回しが金属材料から成る
ので、拡張スリーブ２のねじ込み時に該ねじ回しの位置
がレントデン受像面で常に追跡され得、この際にねじ回
しの先端部１４が同時に拡張スリーブ２の前端部の位置
を示している。更にねじ回しのシャフト１５に測定目盛
シ板を配置し、この目盛り板において拡張スリーブ２の
その都度の侵入深さを読み取ることも可能である。

更にねじ回しをロラー状部外（端部分）１１なしに製造
しまた長さ測定目盛り板を、所属の拡張スリーブの前端
部に対する距離を報知するようにシャフト１５上に配置
することが可能である。

第６図には骨折骨片１６内の拡張スリーブ２の位置が示
され、他方でねじ頭１７は骨１８に当接している。拡張
スリーブ２は貫通孔内に位置し、特に前方部分２ｂ内の
拡開力によって骨片１６内に確実に固定されている。こ
のような拡張スリーブの使用によって骨折面１９の範囲
内に高いプレス力が形成されている。

骨折個所の治癒後にはねじ−１が再び回し外され、そし
て再び適当なねじ回し又は６角スパナによって拡張スリ
ーブ２が骨内のねじ山付き孔から回し出され得る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示すものであって、第１図は
本発明による拡張スリーブをねじと共に示す図、第２図
は第１図に示された拡張スリーブを回し入れるだめのね
じ回しを示す図、第６図は拡張スリーブとねじとから成
る固定装置を骨内に固定した状態で示す図である。 １・・・高級鋼ねじ、２・・・拡張スリーブ、２ａ＋３
ａ・・・後方部分、２ｂ、３ｂ・・・前方部分、３・・
・内孔、４，６・・縦スリット、５・・・内側６角頭、
７・・・ねじ山、８・・・ねじ山付き孔、９・・６角頭
成形部分、１０・・・前端部、１１・・・端部、１２・
・・移行部分、１３・・・ストッパ、１４・・・先端部
、１５・・・シャフト、１６・・・骨片、１７・・・ね
じ頭、１８・・・骨、１９・・・骨折面 士　入

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、骨接合のための固定装置において、拡張スリーブ（
   ２）と該スリーブ（２）内に係合するねじ（１）とから
   成り、拡張スリーブ（２）の外面がねじ山状に形成され
   ており、更に該拡張スリーブ（２）がその前方部分と、
   ねじ頭（１７）に向い合つた後方部分とにおいて拡開可
   能であることを特徴とする、骨接合のための固定装置。 ２、拡張スリーブ（２）がその後方部分（２ａ）におい
   て、その前方部分（２ｂ）におけるよりも少ない程度で
   拡開可能である、特許請求の範囲第１項記載の固定装置
   。 ３、拡張スリーブ（２）がその前方部分（２ｂ）におい
   て、その後方部分（２ａ）におけるよりも小さな直径の
   内孔（６）を有している、特許請求の範囲第１項又は第
   ２項記載の固定装置。 ４、内孔（３）の後方部分（３ａ）がねじ（１）のねじ
   山外径よりも僅かに小さな直径を有し、また該内孔（３
   ）の前方部分（３ｂ）の直径がねじ（１）の心部直径よ
   りも小さくなつている、特許請求の範囲第１項から第３
   項までのいずれか１項記載の固定装置。 ５、拡張スリーブ（２）が、その前端部から出発しかつ
   少なくともその長さの１部分に亘つて延びる第１の縦ス
   リット（６）と、その後端部から出発し少なくともその
   長さの１部分に亘つて延びる第２の短めの縦スリット（
   ４）とを有している、特許請求の範囲第１項から第４項
   までのいずれか１項記載の固定装置。 ６、成形されたねじ回しの受容のために、拡張スリーブ
   （２）がその後端部から出発する内側成形部を有し、こ
   の内側成形部が所定の部分に亘つてストッパ（１３）ま
   で延びており、拡張スリーブ（２）のねじ込み時にこの
   ストッパ（１３）にねじ回し先端部又は、ねじ回しシャ
   フト（１５）に形成された突起部又はストッパ（１２）
   が当接せしめられる、特許請求の範囲第１項から第５項
   までのいずれか１項記載の固定装置。 ７、ねじ回し先端部（１４）が正確に拡張スリーブ（２
   ）の前端に達するまで該拡張スリーブ（２）内に押し入
   れ可能である、特許請求の範囲第６項記載の固定装置。 ８、ねじ回しシャフト（１５）が、ねじ回し先端部（１
   ４）まで又は拡張スリーブ（２）の前端までの距離を示
   す長さ測定目盛り板を有している、特許請求の範囲第６
   項又は第７項記載の固定装置。 ９、前記の内側成形部が内側６角頭（５）である、特許
   請求の範囲第６項から第８項までのいずれか１項記載の
   固定装置。 １０、拡張スリーブ（２）が粘弾性を有しかつ組織認容
   性のプラスチックから成つている、特許請求の範囲第１
   項から第９項までのいずれか１項記載の固定装置。 １１、拡張スリーブ（２）の少なくとも１部分が金属か
   ら成つている、特許請求の範囲第１項から第１０項まで
   のいずれか１項記載の固定装置。