JPS6214837A - 超音波血流イメ−ジング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は被検体内の血流情報を２次元的にカラー表示す
る超音波血流イメージング装置に関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］ 従来より被検体の循環器等に対する超音波診断を行う分
野では、循環器等の血流情報を２次元的にカラー表示す
る超音波血流イメージング装置が存在する。

第４図はこのような装置における表示の一例を示すもの
であり、被検体の断層像１が白黒表示されると共に、こ
の断層像１中に血流２の速度変化を示すカラー情報が表
示される。また、同一画面上にはカラーバー３も同時に
表示され、このカラーバー３の色彩と血流２の色彩との
対比より血流情報を認識することができる。通常、カラ
ーバー３は横方向の色彩変化（青切赤）により血流速度
■の変化を示し、縦方向の色彩変化により分散度（平均
速度の乱れ具合）σ２の変化を示している。

しかしながら、このような表示では、血流２において流
れの等しい部位（以下、「等流速部位」という）を正確
に確認することは極めて困難であり、例えば異常血流部
位の面積より被検体の重症度を判定する上で支障を来し
ている。

［発明の目的コ 本発明は上記事情に鑑みて或されたものであり、その目
的とするところは、血流の等流速部位を正確かつ容易に
確認することができる超音波血流イメージング装置を提
供することにある。

［発明の概要］ 上記目的を達成するための本発明の概要は、被検体に向
って送波した超音波の被検体よりのエコー成分より血流
の平均速度を算出すると共に、算出した血流平均速度を
カラー表示する超音波血流イメージング装置において、
所望の血流速度を入力可能な速度入力部と、この速度入
力部により入力された血流速度に相当する色彩を、表示
画面上相隣り合う色彩と区別し得る色彩に変換すること
により、表示画面上に血流の等流速線を設定可能なカラ
ー変換部とを具備することを特徴とするものである。

［発明の実施例］ 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例たる超音波血流イメージング
装置の主要部を示すブロック図である。

同図４は超音波送受信部であり、超音波の送受波を行う
超音波プローブ５と、この超音波プローブ５を駆動する
ための送信パルスを出力する送信手段６と、超音波プロ
ーブによって検出されたエコー信号を受信する受信手段
７とを有して成る。また、８は前記受信手段７によって
受信されたエコー信号を位相検波する位相検波部、９は
この位相検波部８の出力より不必要なる周波数成分を取
り除くローパスフィルタ、１０はこのローパスフィルタ
９の出力をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ（アナログ
・ディジタル）変換部、１１は非常に遅い動きをする部
位（例えば心臓壁など）よりのエコー信号を減算するＭ
ＴＩフィルタ、１２はこのＭＴＩフィルタ１１の出力よ
り血流の平均速度を算出する平均速度演算部、１３はこ
の平均速度演算部１２の出力を記憶するメモリを中心に
構成されたＤＳＣ，（ディジタル・スキャン・コンバー
タ）、１４はこのＤＳＣ１３の出力をカラー信号に変換
すると共に、後述する速度入力部１６により入力された
血流速度における色彩を白色に変換するカラー変換部、
１５はこのカラー変換部１４より出力されるカラー信号
を塁に血流情報を表示する表示部である。尚、図示して
いない断層像処理部により作成された断層像もこの表示
部に併せて表示されるように成っている。

前記速度入力部１６は、前記カラー変換部１４において
白色に設定される血流速度を入力するためのものであり
、血流速度を設定する速度設定手段１７と、この速度設
定手段１７によって設定される血流速度を連続的に可変
する可変抵抗器１８とを有して成る。

次に以上のように構成された実施例装置の作用について
説明する。

送信手段６より出力された送信パルスにより超音波プロ
ーブ５が励振され、これにより被検体に向って超音波パ
ルスが送波される。被検体よりの超音波エコーは超音波
プローブ５により受波され、受信部７により受信される
。この受信部７により受信されたエコー信号は位相検波
部８により位相検波され、ローパスフィルタ９を介して
Ａ／Ｄ変換器１０に入力され、ディジタル信号に変換さ
れた後にＭＴＩフィルタ１１を介して平均速度演算部１
２に入力される。すると平均速度演算部１２は前記ＭＴ
Ｉフィルタ１１の出力より血流の平均速度を演算する。

血流の平均速度は周知のようにドツプラの偏移周波数の
平均値を例えば自己相関法により演算し、この算出結果
より求めることができる。ドツプラの偏移周波数の平均
値ｆｄは次式により算出することができる。

ｆｄ　＝　（ｆ　ｒ／２π）　−ｔａｎ−’（Σ（Ｘｉ
　Ｙｉ、１−Ｙｉ　ｘｉ＋１　＞　）／（Σ（Ｘｉ　Ｘ
ｉ、１＋Ｙｉ　Ｙｉ、１’）　）　　　・・・（１）こ
こに、ｆｒは超音波パルス繰返し周波数、Ｘ。

Ｙは互いに９０’位相のずれた位相検波出力を示す。ド
ツプラの偏移周波数の平均値ｆｄと血流の平均速度■と
は次式の関係にあるから、この関係より血流の平均速度
■を算出することができる。

ｆｄ　＝　（２Ｖ（ＣＯ３θ）ｆｏ）／ｃ　　　　・・
・（２）ここに、Ｃは音速１５００ｍ／ｓである。

そして、算出された血流平均速度はＤＳＣ１３を介して
カラー変換部１４に入力され、カラー変換される。

医師等により速度入力部１６を介して所望の血流速度が
入力されると、カラー変換部１４は当該血流速度にお（
プる色彩を白色に変換する。すなわち、第２図に示すよ
うに、ＤＳＣ１３よりの平均速度がＯを中心に±１５の
範囲で変化し得るものとすれば、血流の平均速度はこの
変化に応じて黒”を中心に赤又は青であって異なる輝度
にカラー変換されることとなるが、速度入力部１６によ
り例えば＋８の血流速度が設定された場合には、前記カ
ラー変換部１４は血流の平均速度＋８における全域を白
色に変換することになる。白色に変換す゛るのは血流の
平均速度本来の色彩（赤、青）と明確に区別するためで
ある。従って表示画面上相隣り合う色彩と区別し得る色
彩であれば曲以外の色彩に変換しても良い。

このようにしてカラー変換された血流情報は表示部１５
にカラー表示される。第３図はこの表示部１５の表示の
一例を示すものでおり、血流２上に等流速線１９が白色
で表示され、また、カラーバー３においても当該等流速
線１９が設定された血流速度に対応して等流速線マーカ
２０が白色で表示される。等流速線１９は血流の等流速
部位を示すものである。

従って、医師等は表示部１５に表示された等流速線１９
より等流速部位を正確かつ容易に確認することができ、
この等流速線１９を異常血流速度に設定することにより
、異常血流部位の面積より当該被検体の重症度を直感的
に判定することが可能となる。

以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の
範囲内で適宜に変形実施が可能であるのはいうまでもな
い。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、血流情報の等流速
部位を正確かつ容易に確認することができる超音波血流
イメージング装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例たる超音波血流イメージング
装置の主要部を示すブロック図、第２図は本実施例装置
におけるカラー変換部の作用を説明するための説明図、
第３図は本実施例装置における表示の一例を示す説明図
、第４図は従来装置における表示の一例を示す説明図で
ある。 １４・・・カラー変換部、１６・・・速度入力部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被検体に向って送波した超音波の被検体よりのエコー成
   分より血流の平均速度を算出すると共に、算出した血流
   平均速度をカラー表示する超音波血流イメージング装置
   において、所望の血流速度を入力可能な速度入力部と、
   この速度入力部により入力された血流速度に相当する色
   彩を、表示画面上相隣り合う色彩と区別し得る色彩に変
   換することにより、表示画面上に血流の等流速線を設定
   可能なカラー変換部とを具備することを特徴とする超音
   波血流イメージング装置。