JPS6214340Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6214340Y2 JPS6214340Y2 JP7894079U JP7894079U JPS6214340Y2 JP S6214340 Y2 JPS6214340 Y2 JP S6214340Y2 JP 7894079 U JP7894079 U JP 7894079U JP 7894079 U JP7894079 U JP 7894079U JP S6214340 Y2 JPS6214340 Y2 JP S6214340Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- cooling water
- heat storage
- cylinder head
- storage section
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims 1
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はエンジンのシリンダヘツドに関し、
シリンダヘツドの燃焼室に臨む壁における比較的
肉厚の厚い蓄熱量の大きい個所を十分に冷却でき
るようにして、熱歪・熱亀裂等の発生を解消する
事を主たる目的とする。
シリンダヘツドの燃焼室に臨む壁における比較的
肉厚の厚い蓄熱量の大きい個所を十分に冷却でき
るようにして、熱歪・熱亀裂等の発生を解消する
事を主たる目的とする。
例えば、副燃焼室を有する強制水冷式のデイゼ
ルエンジンでは、第１図に示すように、副燃焼室
１と吸・排気両ポート２，３が主燃焼室４に対し
て三角状に配設され、三者の中心付近に各周壁同
士が集合して厚肉部が形成される。そして、従来
はこの厚肉部を冷却するために、三叉状の水路５
を通設していた。が、これでは水路５が狭いた
め、冷却水を必要十分なだけ通過させることがで
きないうえ、時間がたつにつれ、水あかやスケー
ルなどが水路５に付着して冷却能力が低下する問
題があつた。
ルエンジンでは、第１図に示すように、副燃焼室
１と吸・排気両ポート２，３が主燃焼室４に対し
て三角状に配設され、三者の中心付近に各周壁同
士が集合して厚肉部が形成される。そして、従来
はこの厚肉部を冷却するために、三叉状の水路５
を通設していた。が、これでは水路５が狭いた
め、冷却水を必要十分なだけ通過させることがで
きないうえ、時間がたつにつれ、水あかやスケー
ルなどが水路５に付着して冷却能力が低下する問
題があつた。
この考案は肉厚の厚い蓄熱部を十分に冷却でき
るようにして、上記のような問題点を解消するも
のであつて、熱伝導効率が高く大量の熱を移送で
きるヒートパイプで、蓄熱部の熱を十分に放熱さ
せるようにした点に特徴を有する。
るようにして、上記のような問題点を解消するも
のであつて、熱伝導効率が高く大量の熱を移送で
きるヒートパイプで、蓄熱部の熱を十分に放熱さ
せるようにした点に特徴を有する。
以下この考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第２図は強制水冷デイーゼルエンジンの要部縦
断面図、第３図は第２図−線断面図である。
図においてクランクケース１０の内部にはシリン
ダ１１を取囲む状態でシリンダジヤケツト１２が
形成されており、このシリンダジヤケツト１２の
上面開口を塞ぐ状態でラジエータ１３が配設され
ている。また、クランクケース１０の側壁に装着
されるシリンダヘツド１４の内部には、上記のシ
リンダジヤケツト１２と連通するヘツドジヤケツ
ト（冷却流体通路）１５が形成されている。１６
はピストン、１７は動弁装置、１８は燃料噴射ノ
ズルである。
断面図、第３図は第２図−線断面図である。
図においてクランクケース１０の内部にはシリン
ダ１１を取囲む状態でシリンダジヤケツト１２が
形成されており、このシリンダジヤケツト１２の
上面開口を塞ぐ状態でラジエータ１３が配設され
ている。また、クランクケース１０の側壁に装着
されるシリンダヘツド１４の内部には、上記のシ
リンダジヤケツト１２と連通するヘツドジヤケツ
ト（冷却流体通路）１５が形成されている。１６
はピストン、１７は動弁装置、１８は燃料噴射ノ
ズルである。
第３図に示すように、シリンダヘツド１４内に
は、吸気弁１９及び排気弁２０で開閉される吸気
ポート（室）２１及び排気ポート（室）２２が左
右に配設されるとともに、両者間の中央上部に副
燃焼室（室）２３が配設されている。吸・排気両
ポート２１，２２及び副燃焼室２３をそれぞれ区
畫する区畫壁２１ａ，２２ａ，２３ａは、三者の
隣接部同士で集合して三叉状の厚肉の壁を形成し
ている。
は、吸気弁１９及び排気弁２０で開閉される吸気
ポート（室）２１及び排気ポート（室）２２が左
右に配設されるとともに、両者間の中央上部に副
燃焼室（室）２３が配設されている。吸・排気両
ポート２１，２２及び副燃焼室２３をそれぞれ区
畫する区畫壁２１ａ，２２ａ，２３ａは、三者の
隣接部同士で集合して三叉状の厚肉の壁を形成し
ている。
この肉厚の壁、すなわち、蓄熱部Ｈにはその冷
却水通路１５の入口２９側に冷却水案内用の溝３
１が凹設されており、この溝３１で蓄熱部Ｈ付近
の冷却水が冷却水通路１５の出口３０側に案内さ
れるようになつている。また、上記溝３１には蓄
熱部Ｈの肉壁内と冷却水通路１５とに亘つてヒー
トパイプＰが設けられている。第４図に示すよう
に、ヒートパイプＰは、ステンレス製の密閉容器
２４に金属フエルト製のウイツク２５を内張し、
このウイツク２５にアンモニアまたはメタノール
などの作動液を含浸させてなる。そして、その一
端を受熱部２６とし、これを蓄熱部Ｈの肉壁内に
位置させるとともに、他端の放熱部２７をヘツド
ジヤケツト１５に臨ませている。
却水通路１５の入口２９側に冷却水案内用の溝３
１が凹設されており、この溝３１で蓄熱部Ｈ付近
の冷却水が冷却水通路１５の出口３０側に案内さ
れるようになつている。また、上記溝３１には蓄
熱部Ｈの肉壁内と冷却水通路１５とに亘つてヒー
トパイプＰが設けられている。第４図に示すよう
に、ヒートパイプＰは、ステンレス製の密閉容器
２４に金属フエルト製のウイツク２５を内張し、
このウイツク２５にアンモニアまたはメタノール
などの作動液を含浸させてなる。そして、その一
端を受熱部２６とし、これを蓄熱部Ｈの肉壁内に
位置させるとともに、他端の放熱部２７をヘツド
ジヤケツト１５に臨ませている。
以上のように、蓄熱部ＨにヒートパイプＰを埋
設すると、蓄熱部Ｈの熱は受熱部２６からヒート
パイプＰ内に伝えられ、作動液を蒸発させる。そ
して、この蒸気は密閉容器２４内を放熱部２７側
へ高速で移動し、そこで凝縮して液化し、ウイツ
ク２５の毛細管現象によつて受熱部２６側へ戻さ
れる。この動作サイクルにおいて、作動液が蒸発
時に吸収した潜熱を、凝縮時に放熱部２７から冷
却水に放熱するので、蓄熱部Ｈは十分に冷却さ
れ、熱歪や熱亀裂の発生を解消できる。
設すると、蓄熱部Ｈの熱は受熱部２６からヒート
パイプＰ内に伝えられ、作動液を蒸発させる。そ
して、この蒸気は密閉容器２４内を放熱部２７側
へ高速で移動し、そこで凝縮して液化し、ウイツ
ク２５の毛細管現象によつて受熱部２６側へ戻さ
れる。この動作サイクルにおいて、作動液が蒸発
時に吸収した潜熱を、凝縮時に放熱部２７から冷
却水に放熱するので、蓄熱部Ｈは十分に冷却さ
れ、熱歪や熱亀裂の発生を解消できる。
尚、蓄熱部Ｈに２個以上のヒートパイプＰを配
設しても良い。
設しても良い。
以上説明したようにこの考案では、シリンダヘ
ツドの蓄熱部に凹設した溝にヒートパイプを設け
るとともに、このヒートパイプの放熱部を冷却水
通路の入口に向かつて突出させたので、冷却水通
路の入口から入つてきた低温の冷却水でヒートパ
イプの放熱部を強力に冷却できるうえ、多量の冷
却水を溝に集めて流す途中でヒートパイプの放熱
部を強力に冷却することができる。
ツドの蓄熱部に凹設した溝にヒートパイプを設け
るとともに、このヒートパイプの放熱部を冷却水
通路の入口に向かつて突出させたので、冷却水通
路の入口から入つてきた低温の冷却水でヒートパ
イプの放熱部を強力に冷却できるうえ、多量の冷
却水を溝に集めて流す途中でヒートパイプの放熱
部を強力に冷却することができる。
このため、燃焼室から蓄熱部に伝えられる大量
の熱をヒートパイプの放熱部から能率よく、しか
も、大量の冷却水で放熱することができるので、
蓄熱部は十分に冷却される。これにより蓄熱部と
他の個所との温度勾配を緩やかにして、熱歪や熱
亀裂が発生するのを解消できるうえ、シリンダヘ
ツドに対する熱負荷を大きくできるので、エンジ
ンの高速化・高圧縮比を実現でき、その出力性能
を一段と向上することができる。
の熱をヒートパイプの放熱部から能率よく、しか
も、大量の冷却水で放熱することができるので、
蓄熱部は十分に冷却される。これにより蓄熱部と
他の個所との温度勾配を緩やかにして、熱歪や熱
亀裂が発生するのを解消できるうえ、シリンダヘ
ツドに対する熱負荷を大きくできるので、エンジ
ンの高速化・高圧縮比を実現でき、その出力性能
を一段と向上することができる。
第１図は従来例を示すシリンダヘツドの断面
図、第２図乃至第５図はこの考案の実施例を示
し、第２図はエンジンの縦断面図、第３図は第２
図−線断面図、第４図はヒートパイプの概略
構造を示す断面図である。 １４……シリンダヘツド、１５……冷却流体通
路（ヘツドジヤケツト）、２１……吸気ポート、
２２……排気ポート、２３……副燃焼室、２１
ａ，２２ａ，２３ａ……２１，２２，２３の区畫
壁、Ｈ……蓄熱部、Ｐ……ヒートパイプ、２６…
…受熱部、２７……放熱部。
図、第２図乃至第５図はこの考案の実施例を示
し、第２図はエンジンの縦断面図、第３図は第２
図−線断面図、第４図はヒートパイプの概略
構造を示す断面図である。 １４……シリンダヘツド、１５……冷却流体通
路（ヘツドジヤケツト）、２１……吸気ポート、
２２……排気ポート、２３……副燃焼室、２１
ａ，２２ａ，２３ａ……２１，２２，２３の区畫
壁、Ｈ……蓄熱部、Ｐ……ヒートパイプ、２６…
…受熱部、２７……放熱部。
Claims (1)
- シリンダヘツド１４内に吸気ポート２１と排気
ポート２２と副燃焼室２３とを三角状に配設し、
シリンダヘツド１４の主燃料室２８に臨む壁とこ
の壁に連続する上記各室の区画壁とで三叉状の厚
肉の蓄熱部Ｈを形成し、シリンダヘツド１４内に
形成された冷却水通路１５の途中部に蓄熱部Ｈを
配設したものにおいて、吸気ポート２１と排気ポ
ート２２間の蓄熱部Ｈを冷却水通路１５の入口２
９側に向けて配設するとともに、この蓄熱部Ｈに
冷却水案内用の溝３１を凹設し、蓄熱部Ｈの肉壁
内と冷却水通路１５とに亘つてヒートパイプＰを
上記溝３１に設け、ヒートパイプＰの受熱部２６
を蓄熱部Ｈ内に位置させ、放熱部２７を冷却水通
路１５の入口２９に向かつて突出させてなるエン
ジンのシリンダヘツド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7894079U JPS6214340Y2 (ja) | 1979-06-08 | 1979-06-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7894079U JPS6214340Y2 (ja) | 1979-06-08 | 1979-06-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55180019U JPS55180019U (ja) | 1980-12-24 |
| JPS6214340Y2 true JPS6214340Y2 (ja) | 1987-04-13 |
Family
ID=29312376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7894079U Expired JPS6214340Y2 (ja) | 1979-06-08 | 1979-06-08 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6214340Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-08 JP JP7894079U patent/JPS6214340Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55180019U (ja) | 1980-12-24 |
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