JPS6019941Y2 - 水冷式エンジン - Google Patents

水冷式エンジン

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Publication number
JPS6019941Y2
JPS6019941Y2 JP1978013085U JP1308578U JPS6019941Y2 JP S6019941 Y2 JPS6019941 Y2 JP S6019941Y2 JP 1978013085 U JP1978013085 U JP 1978013085U JP 1308578 U JP1308578 U JP 1308578U JP S6019941 Y2 JPS6019941 Y2 JP S6019941Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
exhaust gas
passage
engine
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978013085U
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English (en)
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JPS54117436U (ja
Inventor
哲郎 大谷
貢 長谷川
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等の車輌用水冷式エンジンに係り、特に
車室内暖房用のヒータ性能の改善を図った水冷式エンジ
ンに係る。
車輌用エンジンとしては、多くの場合、シリンダボアの
周囲に冷却水通路を有し、該通路を流れる冷却水によっ
て冷却が行われる水冷式エンジンが用いられており、水
冷式エンジンを備えた車輌に於ては、一般に、そのエン
ジンの冷却水を熱源として車室内の暖房が行われるよう
になっている。
かかる暖房方式は温水方式と呼ばれ、経済的で優れた方
式の一つであるが、しかし、冷却水がシリンダ壁から伝
達される熱量に対してエンジン及び冷却水の熱容量が大
きく、又エンジン表面からの輻射による放熱量が大きい
ため、エンジン始動後快適な暖房感を得るまでに相当長
い時間を必要とする。
又、特に寒冷地に於ては、冷却水の受熱量に対してエン
ジン表面(ウォータジャケット表面)からの放熱量が多
く、そのため冷却水が車内暖房に適した温度を保つこと
ができなくなり、車内暖房の効き不良を生じることがあ
る。
これに対して従来、冷却水のエンジンからの受熱量を増
大するために点火時期の遅角を行うことが考えられてい
るが、しかし点火時期の遅角を行うと燃費が悪くなり、
又ドライバビリティも悪くなる。
本考案は従来の温水式暖房装置に於る上述した如き不具
合に鑑みて、車内暖房の立上り時間を短縮でき、暖房性
能を改善することができる改良された水冷式エンジンを
提供することを目的としている。
かかる目的は、本考案によれば、シリンダボアの周りに
延在する冷却水通路を有する水冷式エンジンに於て、前
記冷却水通路の周りに延在し前記冷却水通路を郭定する
シリンダブロックの壁部と共働して前記冷却水通路を流
れる冷却水とシリンダボアの周りにて前記壁部を通って
直に熱交換を行うようにエンジンの排気ガスを導く排気
ガス通路を郭定するガスジャケット壁を有することを特
徴とする水冷式エンジンによって遠戚される。
かかる構成によれば、冷却水通路を流れる冷却水がシリ
ンダ壁からの熱伝達により加熱されると共に排気ガスに
よっても加熱されるので、冷却水の受熱量が増大し、エ
ンジン始動時、冷却水の温度上昇が従来に比べて早めら
れ、暖房の効きが早くなり、又暖房性能が向上する。
又この場合、冷却水の温度上昇が早められることにより
エンジン暖機時間を短縮できる。
更に上記の如き構成のガスジャケット壁が設けられる時
には、これがシリンダに対する防音壁としても作用し、
エンジン騒音を低減する効果も得られる。
またこのようにシリンダボアの周りにて冷却水を排気ガ
スにより直に加熱する構造により、排気ガスによって冷
却水が加熱されるだけでなくエンジンのシリンダブロッ
クも加熱されるので、特に寒冷地に於けるエンジン始動
時にシリンダブロックが内外の両側より同時に暖められ
、低い熱応力の作用のもとてエンジンが急速に暖機され
るという利益が得られる。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例について詳細に
説明する。
添付の第1図は本考案による水冷式エンジンの一つの実
施例を示す概略縦断面図である。
図に於て、1はシリンダブロックを示しており、シリン
ダブロック1はその中に形成されたシリンダボア2内に
ピストン3を図にて上下方向に移動自在な態様にて収容
していると共に、その上部に前記シリンダボアの上端を
閉じるようにシリンダヘッド4を取付けられており、こ
れと共働して前記ピストン3の上方に燃焼室5を郭定し
ている。
前記シリンダヘッド4は前記燃焼室5の天井面に開口し
て吸気弁6により開閉される吸気ポート7及び排気弁8
により開閉される排気ポート9とを各々有している。
前記燃焼室5は前記吸気ポート7より燃料と空気との混
合気を吸入し、排気ポート9より既燃焼ガス、即ち排気
ガスを排出し、その排気ガスは前記排気ポート9に接続
された排気マニホールド10を経て大気中に放出される
ようになっている。
前記シリンタブロック1はそのシリンダ壁1aとウォー
タジャケット壁1bとの間に前記シリンダボア2の外周
囲に延在する冷却水通路11を郭定しており、この冷却
水通路11には周知の態様にて冷却水が流されるように
なっている。
又、前記シリンダブロック1のウォータジャケット壁1
bの外側にはこれを囲む態様にてガスジャケット壁要素
12が着脱可能な態様にて取付けられており、このガス
ジャケット壁要素12は前記ウォータジャケット壁1b
との間に排気ガス通路13を郭定している。
かかる実施例の場合、ガスジャケット壁要素12は、第
2図に解図的に示す如く、エンジンの排気サイドと後部
と吸気サイドとを連続して囲むように構成され、前記シ
リンダブロック1の外周囲にコ字型に延びる排気ガス通
路13を郭定している。
排気ガス通路13は、この場合、仕切壁14により上下
二段に分割されており、その上段通路13aはエンジン
の排気サイドにて前記シリンダヘッド4に形成された排
気ガス取入れポート15を経て前記排気ポート9に通じ
ており、又前記上段通路13aと下段通路13bとはエ
ンジンの吸気サイドに於て前記仕切壁14に設けられた
連通ポート16により互いに連通している。
又、前記下段通路13bの排気サイドには排気ガス出口
ポート17が設けられており、この排気ガス出口ポート
17は導管18を経て前記排気マニホールド10の途中
に通じている。
第2図は四気筒エンジンに本考案を実施した場合の例を
示しており、従って排気ガス取入れポート15が各気筒
の排気ポート毎に四つ設けられている。
各排気ガス取入れポート15から排気ガス通路13内に
入った排気ガスは排気ガス通路13内を矢印で示す方向
に還流し、その間前記冷却水通路11内の冷却水を有効
に加熱し、導管18を経て排気マニホールド10に戻さ
れ、大気中に放出される。
この場合、前記冷却水通路11内の冷却水が前記排気ガ
ス通路13内を流れる排気ガスによって効率良く加熱さ
れるよう前記ウォータジャケット壁1bの外側にフィン
19が設けられている。
又、前記排気ポート9には切換弁20が設けられており
、この切換弁20は冷却水温度が所定温度以下のときは
図示する如き位置にあって排気ガスを排気ガス通路13
に導き、これに対し冷却水温度が所定値以上になったと
きは図示する如き位置から図にて反時計廻り方向に回動
され排気ガス取入れポート15を閉じるように構成され
ていて良い。
第3図は本考案による水冷式エンジンのウォータジャケ
ット部分の熱移動及びその部分の温度分布を示す図であ
る。
冷却水通路11内の冷却水はシリンダ壁1aから伝達さ
れた熱を供給されると共に、従来、冷却水の熱を大気中
に輻射していたウォータジャケット壁部1bからも反対
に、排気ガス通路13内を流れる排気ガスによって熱を
もらうようになり、その結果、冷却水の受熱量が増大す
る。
第4図は本考案による水冷式エンジンの他の一つの実施
例を示す概略縦断面図である。
尚、第4図に於て第1図に対応する部分は第1図に付し
た符号と同一の符号を付しである。
かかる実施例の場合は、ガスジャケット壁要素12によ
って郭定された排気ガス通路13が冷却水通路11内に
設けられている。
この場合、排気ガス通路13内には導管15′を経て排
気マニホールド10の途中より排気ガスが導入されるよ
うになっている。
かかる実施例に於ても、冷却水通路11内の冷却水はシ
リンダ壁1aから伝達される熱によって加熱されると共
に前記排気ガス通路13内を流れる排気ガスによって有
効に加熱される。
以上の説明によって明らかにされた如く、本考案によれ
ば、排気ガスの熱が冷却水の加熱に有効に利用されるの
で、エンジン始動時に於る冷却水温度の上昇が早められ
、又寒冷地に於ても冷却水温度を必要な温度に保つこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による水冷式エンジンの一つの実施例を
示す概略縦断面図、第2図は本考案による水冷式エンジ
ンに設けられるガスジャケット部分を取出してそれを解
図的に示す斜視図、第3図は本考案による水冷式エンジ
ンのウォータジャケット部分の熱移動及びその部分の温
度分布を示す図、第4図は本考案による水冷式エンジン
の他の一つの実施例を示す概略縦断面図である。 1〜シリンダブロツク、2〜シリンダボア、3〜ピスト
ン、4〜シリンダヘツド、5〜燃焼室、6〜吸気弁、7
〜吸気ポート、8〜排気弁、9〜排気ポート、10〜排
気マニホールド、11〜冷却水通路、12〜ガスジヤケ
ツト壁要素、13〜排気ガス通路、14〜仕切壁、15
〜排気ガス取入れボート、16〜連通ポート、17〜排
気ガス出ロポート、18〜導管、19〜フイン、20〜
切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダボアの周りに延在する冷却水通路を有する水冷
    式エンジンに於て、前記冷却水通路の周りに延在し前記
    冷却水通路を郭定するシリンダブロックの壁部と共働し
    て前記冷却水通路を流れる冷却水とシリンダボアの周り
    にて前記壁部を通って直に熱交換を行うようにエンジン
    の排気ガスを導く排気ガス通路を郭定するガスジャケッ
    ト壁を有することを特徴とする水冷式エンジン。
JP1978013085U 1978-02-03 1978-02-03 水冷式エンジン Expired JPS6019941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978013085U JPS6019941Y2 (ja) 1978-02-03 1978-02-03 水冷式エンジン

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JP1978013085U JPS6019941Y2 (ja) 1978-02-03 1978-02-03 水冷式エンジン

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Publication Number Publication Date
JPS54117436U JPS54117436U (ja) 1979-08-17
JPS6019941Y2 true JPS6019941Y2 (ja) 1985-06-15

Family

ID=28830517

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JP1978013085U Expired JPS6019941Y2 (ja) 1978-02-03 1978-02-03 水冷式エンジン

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JP6670266B2 (ja) * 2017-03-29 2020-03-18 ヤンマー株式会社 エンジン装置

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JPS54117436U (ja) 1979-08-17

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