JPS6214256B2 - - Google Patents

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JPS6214256B2
JPS6214256B2 JP58121381A JP12138183A JPS6214256B2 JP S6214256 B2 JPS6214256 B2 JP S6214256B2 JP 58121381 A JP58121381 A JP 58121381A JP 12138183 A JP12138183 A JP 12138183A JP S6214256 B2 JPS6214256 B2 JP S6214256B2
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JP
Japan
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barley
pigeon
flour
wheat
noodles
Prior art date
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JP58121381A
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English (en)
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JPS6012948A (ja
Inventor
Junsuke Ishibashi
Michoshi Ishibashi
Sotoharu Inoe
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Individual
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ハト麦及び大麦澱粉の特性である粘
性を最大限に活性化したことにより製麺時の糊料
として十分にその効用を発揮し、グルーテンを含
まず粘性の不足する大麦粉に製麺の加工適性を与
え、ハト麦、大麦又はそば粉の風味を発露する様
になしたハト麦入り大麦麺又はそば麺並びにその
製法に関するものである。
従来、ハト麦は漢方薬として、または〓苡任
(ヨクイニン)と呼び、その効用は広く一般に公
知されているところである。しかし、食用として
は自然食品市場にかなり出廻つているが、ハト麦
澱粉はアルフア化が米麦に比べて難しく、長時間
水に浸漬した後に煮沸しなければならず、多くは
お茶として利用するか、一部が米飯混用として利
用されているにすぎない。また大麦は戦前、戦
中、戦後を通じ全国民に愛用されてきたが、近時
米飯混用としてはその需要が激減し、その利用も
主に味噌、焼酎等の食品工業用原料として流通し
て漸次利用が少なくなつている。しかし、最近食
物繊維素「ダイエータリーフアイバー」というも
のが人体の生理的消化にすばらしい効用を持ち不
可欠のものであることがアメリカを始め我国でも
立証され、特にその中のヘミセルローズの含有量
は精白大麦には白米の80倍も含まれていることが
判り、健康、長生きのためにクローズアツプされ
てきた。
本発明は、上記諸点を勘案して各種薬用成分に
富むハト麦や大麦の含有する澱粉を完全アルフア
化させることにより、その澱粉の粘性を活性化さ
せ、天然糊料としてバイタルグルーテンの代りに
その効用を発揮し、更に「ダイエータリーフアイ
バー」という食物繊維を含む大麦の成分とにより
栄養価の高い大麦麺並びにそば麺を得る様にな
し、食する人の健康を増進し得ることを特徴とす
るものである。
以下、本発明の構成を説明する。
精白したハト麦または胚芽つきハト麦を水洗し
て水分含有率20乃至25%まで吸水させた後に加熱
定温乾燥器またはマイクロウエーブ加熱装置等を
用いて加熱、乾燥して水分含有率12乃至15%、澱
粉のアルフア化度を10乃至20%まで助長し、調質
タンク内に貯留した後にアルフア化を助長した精
白したハト麦または胚芽つきハト麦と精白した大
麦とを配合、混合してパフマシンに投入し、混
練、高温、高圧、放出、膨化の工程を経てハト麦
や大麦の澱粉を98乃至100%まで完全アルフア化
させると共にポーラス状に膨化させ、該ポーラス
状に膨化させたものを製粉機で80乃至160メツシ
ユになる様に通常の方法で製粉したハト麦−大麦
糊料Aに、別に精白した大麦を80乃至160メツシ
ユに通常の方法で製粉した大麦粉またはそば粉
B、さらに小麦粉Cを加えて製麺するものであ
る。
次に、実施例を説明する。
水洗して約6分間水に浸漬させて含水率20%に
吸水させた後に、加熱定温乾燥器で95℃の蒸気加
熱を約20分間なし、次に自然放冷で乾燥させ含水
率15%、澱粉のアルフア化度を20%まで助長して
調質タンク内に約20分間貯留させた精白ハト麦10
Kgと、精白した大麦10Kgとを配合、混合させてパ
フマシンに投入してハト麦と大麦の澱粉を完全ア
ルフア化させると共にポーラス状に膨化させ、そ
れを製粉機で120メツシユになるように製粉した
ハト麦−大麦糊料18Kgに、大麦粉45Kg、小麦粉35
Kgを混合、それに食塩水36を加えて混練、麺
帯、圧延、切出、乾燥、切断の通常の製麺工程を
経由させて製麺し、ハト麦入り大麦麺100Kgを製
造する。該ハト麦入り大麦麺は、充分な結合性を
持つた腰の強い麺類で、しこしこした食味感が醸
成され、しかも独得の大麦の麦臭はハト麦によつ
て抑制され、かつハト麦の生ぐさ味もアルフア加
工により除去させた麺類で、食し易い品の良い風
味が付与された製品であつた。
つぎに、本発明の作用効果を説明する。
従来の小麦粉を原料とした製麺方法は、小麦粉
中に含有するグルテンに適量の食塩を作用させる
事により、小麦粉中グルテンの組織を収歛させ、
粘弾性の高い麺を作る事が出来る。しかし大麦、
そば麦にはそのグルテンが含有されていない為
に、本発明はハト麦の粘性を最高度に活性化しそ
の粘性でもつて減塩食ともなるハト麦入り大麦麺
を創作し得たものである。しかしながら、ハト麦
の澱粉は、その他の穀物の澱粉に比べその粒子が
2倍も大きく、その加工性を大きく阻んでいる。
そしてハト麦澱粉のアルフア化開始温度や最高ア
ルフア化温度は白米、その他の穀物より高温、高
圧を必要とするが、しかしハト麦澱粉の完全アル
フア化後の最高粘度は、小麦やもち米の粘度より
高く、極めて粘性に富むが他の穀物と同一条件の
加工法ではその特性を発揮させることが出来な
い。
またハト麦は脂肪分が玄穀で14%、精白ハト麦
で5乃至6%と高く、一方精白大麦は1.9乃至2.1
%である。従つて、ハト麦を単独でパフマシンで
もつてパフ処理すると含有する脂肪のためにパフ
マシンの連続運転に支障を生ずる。そこで、本発
明においては、精白したハト麦または胚芽つきハ
ト麦を大麦と混用する前にあらかじめ水洗により
吸水させ加熱定温乾燥器またはマイクロウエーブ
加熱装置等を用いて加熱して澱粉のアルフア化度
を10乃至20%まで促進助長する調質処理を施して
大麦との加工適性を均等化するものである。つま
り、加水、加熱、乾燥のアルフア化という前処理
をなし、ハト麦の加工性を向上させ得たものであ
る。そして該アルフア化を助長したハト麦と精白
した大麦とを適性比率で配合、混合しパフマシン
に投入してハト麦と大麦の澱粉質を完全アルフア
化させるもので、ハト麦の脂肪分と大麦の脂肪分
が平均された形となり、パフマシンも連続パフが
可能となつて、パフ処理も効率的になせ、そのポ
ーラス状に膨化させたものを製粉してハト麦−大
麦糊料Aを形成する。パフさせる場合のアルフア
化を助長したハト麦と精白した大麦との配合比は
重量%で50:50を目安とするが、この配合比に限
定されることなく、適宜その目的により変更し得
るものである。この様にパフして製粉してハト麦
−大麦糊料Aは、その澱粉が完全アルフア化して
いるために粘度が強く、バイタルグルーテンの代
用糊料として活用することができ、別に通常の方
法で製粉した大麦粉またはそば粉Bと混合し、更
にテクスチヤー(口ざわり)の助長のため、或い
は麺の種類に応じて小麦粉Cを混合して製麺する
ものである。製麺原料としての各粉の割合は、例
えばハト麦−大麦糊料Aが20%、通常の大麦粉ま
たはそば粉Bが45%、小麦粉Cが35%(単位重量
%)であり、この割合で製麺した麺類の中にはハ
ト麦−大麦糊料Aの20%の半分の10%がハト麦の
配合率となる。各粉の配合比は用途によつて適宜
調整するもので、しかし、ハト麦−大麦糊料Aが
30%以上となると、ハト麦の量が増大してコスト
高となり、逆にハト麦−大麦糊料Aが10%以下と
なるとハト麦の栄養成分が少なくなる。従つて、
ハト麦−大麦糊料Aの配合割合は10乃至30%が望
ましい。かくて、本発明はハト麦の粘弾性を利用
した糊料を精製して、このハト麦−大麦糊料と、
大麦粉、そば粉、小麦粉を配合混合した粉に食塩
水を加えて混練、圧延、線切、裁断してゆで麺、
蒸麺、生麺、乾麺等として製麺するものであり、
ハト麦と大麦との優れた成分によつて健康食品的
な栄養価の高い麺類を得ることが出来て食する人
の健康を増進させ、またハト麦と大麦との消費を
拡大することによつて稲作転換作物として奨励し
更に食糧自給率の低い我国で国産農産物の確保の
一助ともなり得る等、前記した様な顕著な諸効果
を奏するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水洗、加熱、調質して澱粉のアルフア化を助
    長した精白したハト麦または胚芽つきハト麦と、
    精白した大麦とを配合しポーラス状に膨化させて
    澱粉を完全アルフア化させた後に粉末化したハト
    麦−大麦糊料と、大麦粉またはそば粉と、小麦粉
    とを混合して製麺したことを特徴とする、ハト麦
    入り大麦麺。 2 水洗し、含水率20〜25%に吸水させた後、加
    熱乾燥して含水率12〜15%となし、澱粉のアルフ
    ア化度を10〜20%まで助長した精白したハト麦ま
    たは胚芽つきハト麦と、別に精白した大麦とを配
    合、混合した後に、パフマシンに投入して混練、
    高温、高圧、放出、膨化の諸工程を経てポーラス
    状に膨化させると共に、各原料の含有する澱粉を
    完全アルフア化させた後に粉末化して造成したハ
    ト麦−大麦糊料に、通常の方法で製粉した大麦粉
    またはそば粉を加え、さらに小麦粉を加えて製麺
    したことを特徴とする、ハト麦入り大麦麺の製造
    方法。
JP58121381A 1983-07-02 1983-07-02 ハト麦入り大麦麺並びにハト麦入り大麦麺の製造方法 Granted JPS6012948A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58121381A JPS6012948A (ja) 1983-07-02 1983-07-02 ハト麦入り大麦麺並びにハト麦入り大麦麺の製造方法

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JP58121381A JPS6012948A (ja) 1983-07-02 1983-07-02 ハト麦入り大麦麺並びにハト麦入り大麦麺の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6012948A JPS6012948A (ja) 1985-01-23
JPS6214256B2 true JPS6214256B2 (ja) 1987-04-01

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ID=14809807

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JP58121381A Granted JPS6012948A (ja) 1983-07-02 1983-07-02 ハト麦入り大麦麺並びにハト麦入り大麦麺の製造方法

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