JPS6213859A - 無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

無段変速機の油圧制御装置

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JPS6213859A
JPS6213859A JP15345785A JP15345785A JPS6213859A JP S6213859 A JPS6213859 A JP S6213859A JP 15345785 A JP15345785 A JP 15345785A JP 15345785 A JP15345785 A JP 15345785A JP S6213859 A JPS6213859 A JP S6213859A
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JP
Japan
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pressure
valve
engine
pulley
line pressure
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JP15345785A
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English (en)
Inventor
Yasuto Sakai
康人 坂井
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ターボチャージャ付エンジンを備えたベルト
式無段変速機の油圧制御装置に関し、・詳しくは、ター
ボ領域でのライン圧制御に関するものである。
【従来の技術】
近年、自動車等の車両では、ターボチャージャ付エンジ
ンを搭載したターボ車が普及しつつある。 また、変速機としてベルト式無段変速機を搭載した車両
も出現し、このことからターボチャージャ付エンジンに
無段変速機を組合わせた車両もいずれ出現すると考えら
れる。 上記ターボチャージャ付エンジンの場合には、ターボ領
域においてエンジン出力が大幅にアップすることから、
無段変速機においてベルト滑り等を生じることなく、そ
の多大なエンジン出力を的確に伝達することが可能な対
策を施す必要がある。 従来、ベルト式無段変速機に関しては、例えば待n昭5
6−665534公報の先行技術があり、油圧制御系に
、ついて示されている。ここで、各ブーりの油圧サーボ
に作用するライン圧を制御する圧力調整弁と、一方のプ
ーリの油圧サーボにライン圧を供給または排出して変速
比制御する変速比ソレノイド弁を有している。そして圧
力調整弁は、変速比に応じたスプリング力と主プーリの
回転に  の応じたピトー圧、ポンプ吐出圧が対向して
作用し、これらの関係によりライン圧を制御し、高回転
時  でにポンプ吐出−にの増加によりライン圧が大幅
に高  ンくなるのを抑えている。         
    の
【発明が解決しようとする問題点】    
 るところで、上記従来の無段変速機の油圧ti制御系
  るにおいて、圧力調整弁により制御されるライン圧
は、ノンターボの場合を前提として第3図(ロ)の一点
鎖線のように設定され、各変速比で実線で示す  にエ
ンジン全開トルクが伝達可能なブーり押付は力  整を
生じるようになっている。従って、ターボチャ  整一
ジャ付エンジンにおけるターボ領域でエンジン  ラ出
力が第3図Qの破線のように大幅に増大すると、 調ラ
イン圧およびそれによるプーリ押付は力が不足  途し
て、そのエンジン出力をベルトにより充分伝達  しす
ることが不可能になり、ベルト滑り等の不具合  えを
招く危険があり、ターボ領域でも十分なプーリ  −押
付は力を得られるように第3図(ロ)の二点鎖線の  
でようにライン圧を設定すると、ノンターボ領域で  
すライン圧が高くなり過ぎる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもの、ターボ
チャージャ付エンジンの大きいエンジ出力の伝達に必要
なライン圧を確保し、かつそライン圧アップをターボ領
域において的確に得ようにした無段変速機の油圧制御@
置を提供すことを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、エンジンより駆動
されるオイルポンプの吐出圧を圧力副弁により調圧して
ライン圧を発生し、該圧力副弁はエンジン回転信号圧、
変速比゛の関係によりイン圧制御する油圧制御系におい
て、上記圧力整弁へのエンジン回転信号圧を作用する油
路の中に、圧力調整弁にエンジン回転信号圧を作用たり
、または該信号圧をドレンするように切換    ゛る
ソレノイド弁を設け、該ソレノイド弁にはタボチャージ
ャ付エンジンのターボ領域を検出しドレン側に切換える
ターボ領域検出手段を接続るように構成されている。
【作  用】         部3 上記構成に基づき、ターボ領域に入る前は、圧  構カ
力調整弁にエンジン回転信号圧が作用してエンジ  の
−ン回転数の上昇に・よりライン圧を低下する方向に 
 ラッ制御し、ターボ領域に入ると、ターボ領域検出子
  メイ段によりソレノイド弁が切換え動作し圧力調整
弁  八つのエンジン回転信号圧をドレンすることで、
上記  ス8ライン圧の抑制を解除し、エンジン回転数
と共に  Ill、 ’J水ポンプ出量が高くなるのに
伴いライン圧を増大   汗すべりa−制御するように
なる。こうしてターボ作動  備2時に、ライン圧がア
ップしてターボチャージャに  フッより増大したエン
ジン出力を伝達するに必要なブ  ラ1−り押付は力を
生じることが可能となる。     体覧【実 施 例
1          メ〕以下、図面を参照して本発
明の一実施例を具体  外R的に説明する。     
             の「第1図において、本発
明が適用されるベルト式  ヤツ無段変速機の一例につ
いて説明すると、符号1は  11J電磁粉式クラッチ
、2は無段変速機であり、無段  1,1 ’7、ブー
り比変換部4および終減速部5が伝動:されて成る。そ
して、クラッチハウジングG方に電磁粉式クラッチ1が
収容され、そのクチハウジング6の他方と、そこに接合
されるンケース7、更にメインケース7のクラッチ・リ
ング6と反対の側に接合されるサイドケーの内部に、無
段変速機2の切換部3.プーリ・換部4および終減速部
5が組付けられている。 磁粉式クラッチ1は、ターボチャージャTをたエンジン
Eからのクランク軸10に、ドライ□レート11を介し
て一体結合するリング状のドブメンバ12.変速機入力
軸13に回転方向に−1にスプライン結合するディスク
状のドリブンーバ14を有する。そして、ドリブンメン
バ14の1部側にコイル15が内蔵されて両メンバ12
.141に円周に沿いギャップ16が形成され、このギ
ブ16は、その内側のN磁粉を有するパウダ室二連通し
ている。また、コイル15を具備するド□ンメンバ14
のハブ部のスリップリング18には更にドリブンメンバ
14内部を通り、コイル15ニ結線されてクラッチ電流
回路が構成されている。 こうして、コイル15にクラッチ電流を流すと、ギャッ
プ1Bを介してドライブおよびドリブンメンバ12.1
4の間に生じる磁力線により、そのギャップ16に電磁
粉が鎖状に結合して集積し、これによる結合力でドライ
ブメンバ12に対しドリブンメンバ14が滑りながら一
体結合して、クラッチ接続状態になる。一方、クラッチ
電流をカットすると、電磁粉によるドライブおよびドリ
ブンメンバ12゜14の結合力が消失してクラッチ切断
状態になる。 そして、この場合のクラッチ電流の制御を、無段変速機
2の切換部3の操作に連動して行うようにすれば、P(
パーキング)またはNにュートラル)レンジから前進の
D(ドライブ)、DS(スポーティドライブ)または後
退のR(リバース)レンジへの切換時に自動的にクラッ
チ1が接断して、クラッチペダル操作が不要になる。 次いで、無段変速機2において切換部3は、上記クラッ
チ1からの入力軸13とこれに同軸上に配置された主軸
20との間に設けられる。即ち、入力軸13に前進被保
合側を兼ねた後進ドライブ用のギヤ21が形成され、主
軸20には後進被係合側のギヤ22が回転自在に嵌合し
てあり、これらのギヤ21゜22が軸23で支持された
カウンタギヤ24.軸25で支持されたアイドラギヤ2
6を介して噛合い構成される。そして主軸20とギヤ2
1および22との間に、切換機構27が設けられる。こ
こで常時噛合っている上記ギヤ21.24.26.22
は、クラッチ1のコイル15を有すφドリブンメンバ1
4に連結しており、クラッチ切断時のこの部分の慣性マ
スが比較的大きい点に対応して、切換機構21は主軸2
0のハブ28にスプライン嵌合するスリーブ29が、シ
ンクロ機構30、31を介して各ギヤ21.22に噛合
い結合するように構成されている。 これによりPまたはNレンジの中立位置では、切換機構
27のスリーブ29がハブ28とのみ嵌合して、主軸2
0が入力軸13から切離される。次いで、スリーブ29
をシンクロ機構30を介してギヤ21側に噛合わすと、
入力軸13に対し主軸20が直結してDまたは[)Sレ
ンジの前進状態になる。一方、スリーブ29を逆にシン
クロ機構31を介してギヤ22側に噛合わせると、入力
軸13はギヤ21.24.2G、22を介し主軸20に
連結され、エンジン動力が減速逆転して、Rレンジの後
進状態になる。 プーリ比変換部4は、上記主軸20に対し副軸35が平
行配置され、これらの両輪20.35にそれぞれ主プー
リ36.副プーリ37が設けられ、かつ両プーリ36.
37の間にエンドレスの駆動ベルト34が掛は渡しであ
る。プーリ36.37はいずれも2分割に構成され、一
方のブーり半体36a、37aに対し、他方のブーり半
体36b、37bがプーリ間隔を可変にすべく移動可能
にされ、可動側プーリ半体36b、37bにはそれ自体
ピストンを兼ねた油圧サーボ装置38゜39が付設され
、更に副プーリ37の可動側プーリ半体37bには、ブ
ーり間隔を狭くする方向にスプリング40が付勢されて
いる。 また、油圧制御系として作動源のオイルポンプ41が、
主プーリ36の隣りにvQ置される。このオイルポンプ
41は^圧用のギヤポンプであり、ポンプ駆動軸42が
主プーリ36.主軸20および入力軸13の内部を貫通
してクランク軸10に直結し、エンジン運転中、常に油
圧を生じるようになっている。そして、このオイルポン
プ41の油圧を制御して各油圧サーボ装置38.39に
給排油し、主プーリ36とD1プーリ37のプーリ間隔
を逆の関係に変化して、駆動ベルト34のプーリ36.
37におけるブーり比を無段階に変換し、無段変速した
動力を副軸35に出力する。 終減速部5は、上記プーリ変換部4の高速段側最小プー
リ比が例えば、0.5と非常に小さく、このため副軸3
5の回転数が大きい点に鑑み、副軸35に対し1相の中
間減速ギヤ43を介して出力軸44が連結される。そし
て、この出力軸44のドライブギヤ45にファイナルギ
ヤ46が噛合い、ファイナルギA746から差動機構4
7を介して左右の駆動輪の車軸48、49に伝動構成さ
れる。 第2図において、変速制御の油圧系について説明すると
、主プーリ側油圧サーボ装置38において主軸20と一
体的なシリンダ38aに可動側プーリ半体36bが嵌合
し、シリンダ3Oa内にライン圧が導入される主プーリ
サーボ室38bを有する。また、副プーリ側油圧す−ボ
装@39においても、副軸35と一体的なシリンダ39
aに可動側プーリ半体37bが嵌合し、シリンダ39a
内にライン圧が導入される副プーリサーボ室39bを有
し、ここでプーリ半体37bに比べてプーリ半体36b
の方がライン圧の受圧面積が大きくなっている。 そして、油溜50からオイルポンプ41により汲み上げ
られたオイルは、油路51を介して圧力調整弁60に導
かれ、この圧力調整弁60からのライン圧の油路52が
副プーリサーボ室39bに常にライン圧を導入すべく連
通し、更に変速比i1J m弁10に連通し、この変速
比制御弁70と主プーリサーボ室38bの間にライン圧
を給排油する油路53が連通し、8弁60゜70のドレ
ン油路54.55が油溜50側に連通ずる。また、主ブ
ーり側のシリンダ38aの個所には、クラッチ係合後の
変速制御においてエンジン回転数に応じたピトー圧の制
御信号圧を取出す回転センサ56が設置され、この回転
センサ5Gからのピトー圧が油路57を介して8弁60
.70に導かれる。 更に、エンジン回転数の低い状態を含む広範囲で変速制
御を行うDレンジに対し、エンジン回転数の高い節回に
限定して変速制御を行い、アクセル開放の場合にエンジ
ンブレーキ作用するDSレンジを得る油圧系として、圧
力調整弁60からのドレン油路54にリリーフ弁58が
設けられ、この弁58の上流側から分岐する潤滑油圧回
路の油路59が、セレクト位置検出弁90に連通し、油
路59から更に分岐する油路68が変速比制御弁10の
7クチユエータ100に連通している。 圧力調整弁60は、弁本体61.スプール62.スプー
ル62の一方のブツシュ63との間に付勢されるスプリ
ング64を有し、主ブーり可動側プーリ半体36bに係
合して実際の変速比を検出するセンサシュー65が潤滑
油路を兼ねた軸管6Gで移動可能に支持されてブツシュ
63に連結する。弁本体61において、スプール62の
スプリング64と反対側端部のボート61aには油路5
7のピトー圧が、ボート61bには油路51のポンプ油
圧が導かれる。また、ボート61cには、ポンプ側の油
路51とライン圧を取出す油路52が連通し、このボー
ト61cのスプリング64側のボート61d1およびボ
ート61aと61bの間に設けられてポンプ油圧漏れが
ピトー圧に影響するのを防ぐボート61eにドレン油路
54′が連通し、スプール62のランド62aのチャン
ファ部でボート610と61dを連通して調圧するよう
になっている。 即ち、スプール62には、ピトー圧およびポンプ油圧が
ドレンボート61dを聞く方向に作用し、これに対しセ
ンサシュー65による変速比に応じたスプリング64の
荷重が、ドレンボート61dを閏じる方向に作用する。 これにより、例えば変速比の大きい低速段ではボート6
1cに^いライン圧を生じ、変速比が小さい高速段に移
行するのに従ってセンサシュー65が左方へ移動し、ス
プリング64の荷重の低下によりドレンボート61dが
開き、ライン圧を低下すべく制御し、こうして常にベル
トスリップを生じないプーリ押付は力を保持する。 変速比制御弁70は、弁本体71.スプール12.スプ
ール72の一方の操作プランジャ73との間に付勢され
るスプリング74を有し、弁本体11におけるスプール
72のスプリング74と反対側の端部のボート71aに
油路57のピトー圧が導かれる。また、中間のボート7
1bに油路53が、さらにそのスプリング側ボート71
cに油路52が、反対側ボート71dにドレン油路55
が連通し、スプール72の溝部72aがボート71bと
71cまたは71dを連通して、ライン圧を主プーリサ
ーボ室38bに給排油するようになっている。 スプール72の内部からスプリング74側に調整プラン
ジャ75が突出して移動可能に挿入され、このプランジ
ャ75の突出部先端のりテープ76と操作プランジャ7
3との間に調整スプリング77が設置され、プランジャ
75とスプール72との間にリターン用スプリング78
が付勢される。そしてライン圧ポート71cが、スプー
ル12の小孔79を介してスプール72内部に連通し、
ライン圧をスプール72とプランジャ75に作用して、
ライン圧によりスプール72に対するプランジャ75の
突出量、即ち調整スプリング77の荷重を変化するよう
になっている。 更に、操作プランジャ73は、アクセル開度に応じてリ
フト作用するカム80に当接するロッド81と分離して
弱いスプリング82を介して連結し、ロッド81と同じ
ストローク移動すべくストッパ83を有する。そして、
プランジャ73内部が切欠き84.オリフィス85を有
する油路86を介してピトー圧ポート71aに連通し、
スプリング82の荷重を調m1jるスプリング87がス
プール72の端部で弁本体71との間に付勢される。 こうして、スプール72にはピトー圧が、ボート71b
と71cの連通でライン圧を主プーリサーボ室38bに
導入してシフトアップする方向に作用し、一方、アクセ
ル開度に応じたスプリング74とライン圧で調整される
スプリング77の荷重が、ポート71bを71dに連通
させ、主プーリサーボ室38bをドレンしてシフトダウ
ンする方向に作用し、両者の平衡関係で変速比を定める
。ここで、変速開始前のライン圧が最大の場合は、調整
プランジャ75が最も引込んでスプリング71の荷重を
零にし、このことからスプリング77が無い状態で平衡
して変速開始点を定め、この変速開始点以降はライン圧
の低下に基づいてプランジャ75が前進してスプリング
77の荷重を増し、変速比の小さい高速段ヘシフトされ
るのに従ってエンジン回転数も上昇する。 更に、上述の関係で平衡するピトー圧は油路8G等によ
り操作プランジャ73に作用し、このプランジャ13が
受ける上記ピトー圧による力を相殺する。 セレクト位置検出弁90は、弁本体91にドレン孔92
を有する弁体93が挿入され、弁体93にはリターン用
スプリング94が付勢され、かつセレクト操作に応じて
日動するカム95が当接しである。ここで、カム95に
おいてり、N、Rのレンジ位置は凸部95aであり、両
端のP、Dsのレンジ位置は凹部95bになっており、
上記り、N、Rの各レンジでドレン孔92を閉じて操作
油圧を生じる。また、油路59における油路68の分岐
部上流側にはオリフィス96が設けられて、P、Dsレ
ンジでドレン孔92が開く際の油路54.59の潤滑油
圧の低下を防ぐようになっている。 アクチュエータ100は、シリンダ101にピストン1
02が挿入され、このピストン102の一方にリターン
用スプリング103が付勢され、その他方のピストン室
104に油路68の操作油圧が導かれる。 また、ピストン102の先端の鉤部105が変速比制御
弁70のロッド81のビン10Gと係合可能になってお
り、P、OSレンジで操作油圧が無い場合にピストン1
02によりロッド81を強制的に所定のストローク押込
み、変速領域をエンジン回転数の高い側に制限する。こ
れにより、DSレンジでアクセル開放の場合はシフトダ
ウンして、エンジンブレーキが効くようになる。 更に潤滑油圧回路として、圧力調整弁60のドレン側の
油路54においてリリーフ弁58の上流側から分岐する
油路110が、ベルト34に近接配置された給油ノズル
1119回転センサ56の給油パイプ112に連通して
あり、この油路110が、オリフィス113を具備する
一方向弁114の油路115を介して油路53に連通し
、変速比制御弁70と主プーリサーボ室311bの回路
がドレンされて潤滑油圧の方が高い場合に一方向弁11
4を同いて潤滑油を供給し、その逆に主プーリサーボ室
38bに潤滑油圧より高いライン圧が導入される場合は
閉じて、ライン圧の逃げを防ぐ。また更に、変速比制御
弁70のドレンボート71d以降にリリーフ弁116が
設けられ、このリリーフ弁116の設定圧は変速制御を
妨げない程度に低く、即ち零より若干大きく定められて
、変速比制御弁70からのオイルの流出を減じるように
なっている。 上記油圧制御系において、ターボチャージャ付エンジン
との組合わせに対処するため、回転センサ56からのピ
トー圧油路57より油路57′が分岐し、この油路57
′がソレノイド弁120.油路57″を介して圧力調整
弁60に連通ずる。そしてソレノイド弁120には、タ
ーボチャージャ付エンジン側のターボ領域検出手段13
0が電気的に接続している。 ソレノイド弁120は、弁本体121にスプール122
を有し、スプール122の一方にソレノイド123から
のプランジャ124が連結し、その他方にスプリング1
25が付勢されて成る。そしてソレノイド123の非通
電の場合は、油路57′、 57”のボート121a、
 121bを連通してピトー圧を圧力調整弁6oに導入
し・ソレノイド123の通電によりスプール122を移
動してポート121bとドレンボート121cとを連通
し、圧力調整弁60にピトー圧を作用しないように切換
える。なお、ドレンボート121cは、油路12Gによ
り油溜5oに連通している。 ターボ領域検出手段130は、エンジンの吸気系に取付
けられて負圧から正圧に変わった場合にオンするバキュ
ームスイッチ131を有し、このバキュームスイッチ1
31が、ソレノイド123およびイグニッションスイッ
チ132を介してバッテリー133に接続する。なお、
符号134はインパネ上のターボ表示ランプである。 次いで、このように構成された油圧制御装置の作用につ
いて説明する。 先ず、車両停止前では油圧系において、圧力調整弁60
で調圧されたライン圧が油路52により副プーリサーボ
室39bに導入しており、一方、変速比制御弁70はピ
トー圧が発生していないため、スプリング74でスプー
ル72が一方に移動して主プーリサーボ室38bの油圧
をドレンしている。そこで、無段変速機2のブーり比変
換部4では、駆動ベルト34が副プーリ37の側に一杯
に移行して、変速比最大の低速段になっている。 次いで、車両走行開始[IDレンジにゼレクトされると
、無段変速機2の切換部3で入力軸13と主軸20とが
直結し、アクセルを踏込むとエンジン回転数の上昇に基
づいて電磁粉式クラッチ1がクラッチ電流の供給により
係合し、これによりエンジン動力が主プーリ36に入力
する。そして、主プーリ36.駆動・ベルト34および
副プーリ37による変速比最大の変速動力が副軸35に
出力し、これが柊減速部5を介して車輪側に伝達するこ
とで、車両は走り始める。 このとき油圧系では、アクセルの踏込み状態に応じたエ
ンジン回転数によるピトー圧が回転センサ56から発生
して、8弁(30,70に作用することになり、圧力調
整弁60では、上記変速比によりライン圧を最も高く設
定でいる。そこで変速比制御弁70では、高いライン圧
により調整プランジt775が引込んでスプリング77
の荷重を零にし、これによりアクセルの踏込み状態に応
じたスプリング74の力とピトー圧の関係で平行して変
速を開始することになる。 そして上記変速比制御弁70の動作で、油路52のライ
ン圧が油路53を介して主プーリサーボ室38bに供給
され、主プーリ36のプーリ間隔を順次狭くすることで
、駆動ベルト34が主プーリ36側に移行して変速比の
小さい高速段側にシフトアップする。 そこで、上述のように変速制御しながら走行する場合に
おいて、アクセルを多く踏込んでエンジン回転数を上昇
させると、ターボチャージャTが過給作用してエンジン
出力を第3図(へ)の破線のように大幅に増大させる。 すると、エンジン吸気系の過給によりバキュームスイッ
チ131がオンし、ソレノイド弁120のソレノイド1
23に通電して圧力調整弁60のピトー圧をドレンする
。そのため、圧力調整弁60ではピトー圧によるライン
圧の上昇抑制作用が解除し、かつシフトダウンしてスプ
リング64の力がドレンボート61dを閉じる方向に作
用することから、エンジン回転数の上昇に伴いポンプ吐
出量が高くなるのに対応して、ライン圧は第3図(b)
の二点鎖線のように高くなる。そしてこの高いライン圧
が、プーリ比変換部4の油圧サーボ装ff38.39に
おいてプーリ36.37とベルト34の押付けに作用し
、プーリ押付はカを強化することになり、これにより大
幅に増大したエンジン出力は、ベルト滑り等を生じるこ
となく円滑に伝達するのである。 こうして、アクセルの踏込みの小さいノンターボ領域で
は、圧力調整弁60でピトー圧も加味してライン圧制御
され、アクセルの踏込みの大きいターボ領域では、ピト
ー圧を除いてライン圧制御され、いずれも伝達トルクに
必要なライン圧を得る。 【発明の効果1 以上で述べたように、本発明によれば、ターボチャージ
ャ付エンジンを備えた無段変速機において、ターボ領域
ではライン圧が大幅に高くなってブーり押付は力を強化
するので、増大したエンジン出力を円滑に伝達すること
が可能となる。 ノンターボ領域では従来と同様にライン圧が低く抑えら
れるので、ポンプ損失が少なく、ベルト張力も低くする
ことができる。 ターボ領域で切換え動作するソレノイド弁を追加するだ
けであるので、バルブ構成はノンターボの場合とほとん
ど共通化することができ、スペース、コストの点で有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される無段変速機の一例を示す縦
断面図、第2図は本発明による油圧制御装置の実施例を
示す回路図、第3図(a)、(b)はエンジン回転数と
エンジントルク、必要ライン圧の特性図である。 41・・・オイルポンプ、52.53・・・ライン圧油
路、56・・・回転センサ、57.57− 、57”・
・・ピトー圧油路、60・・・圧力調整弁、120・・
・ソレノイド弁、130・・・ターボ領域検出手段、1
31・・・バキュームスイッチ。 (b) エンジントルク(

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンにより駆動されるオイルポンプの吐出圧を圧力
    調整弁により調圧してライン圧を発生し、該圧力調整弁
    はエンジン回転信号圧、変速比の関係によりライン圧制
    御する油圧制御系において、上記圧力調整弁へのエンジ
    ン回転信号圧を作用する油路の途中に、圧力調整弁にエ
    ンジン回転信号圧を作用したり、または該信号圧をドレ
    ンするように切換えるソレノイド弁を設け、 該ソレノイド弁にはターボチャージャ付エンジンのター
    ボ領域を検出してドレン側に切換えるターボ領域検出手
    段を接続する無段変速機の油圧制御装置。
JP15345785A 1985-07-11 1985-07-11 無段変速機の油圧制御装置 Pending JPS6213859A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4977798A (en) * 1987-12-28 1990-12-18 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Transmission ratio control system for a continuously variable transmission

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4977798A (en) * 1987-12-28 1990-12-18 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Transmission ratio control system for a continuously variable transmission

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