JPS62138354A - 易焼結性鉛含有酸化物粉末の製造法 - Google Patents

易焼結性鉛含有酸化物粉末の製造法

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JPS62138354A
JPS62138354A JP60277972A JP27797285A JPS62138354A JP S62138354 A JPS62138354 A JP S62138354A JP 60277972 A JP60277972 A JP 60277972A JP 27797285 A JP27797285 A JP 27797285A JP S62138354 A JPS62138354 A JP S62138354A
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JP
Japan
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lead
powder
containing oxide
oxide powder
sintered
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JP60277972A
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English (en)
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東一 高城
飴谷 公兵
晃一 清水
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は易焼結性鉛含有酸化物粉末の製造法に関するも
のである。
〔従来技術とその問題点〕
鉛含有酸化物の焼結体、特にペロブスカイト相(構造)
をもつ鉛含有酸化物の焼結体は、圧電材料、焦電材料な
どとして有用なものが多い。従って、これら有用材料の
工業的製造の立場から低温焼結で、かつ高密度の焼結体
を得ることができる易焼結性の鉛含有酸化物粉末原料の
製造方法が強く要望されている。従来、この種ペロブス
カイト相を有する鉛含有酸化物粉末の製造において、酸
化鉛をペロブスカイト相を形成するに要求される化学を
論量よりもかなり多量に酸化チタン及び酸化ジルコンと
ともに同時配合することによって。
焼結が促進されることが知られている。(「粉体および
粉末冶金」誌、第17巻第3号116頁、 1970年
、山口修rpboとPZTの焼結に関する研究」)。
即ち、化学量論量よりも10〜60モル%過剰の酸化鉛
を添加したチタン酸ジルコン酸鉛は焼結中に過剰の酸化
鉛が液相を生成し、いわゆる液相焼結機構に基づき焼結
が促進される。
しかしながら、この方法によると過剰の酸化鉛が焼結体
中に残存するため電気的特性や機械的特性に問題点があ
った。また、液相焼結では一般に焼結の初期段階で急激
な焼結収縮を起こすために焼結体中に気孔が閉じこめら
れて残留気孔となるため、最終的な焼結体密度が上がら
ない欠点があった。このことは、チタン酸ジルコン酸釦
の例に限らず、一般に鉛含有酸化物焼結体を製造する際
の大きな問題点であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、前記した従来の液相焼結法の問題点を解
決すべく鋭意検討した結果、大過剰の酸化鉛を使用せず
、焼結性に優れ、かつ電気的特性に優れた焼結体の製造
に有用な粉末原料が得られることを見い出し、本発明に
至った。
本発明の目的は、液相焼結機構によって焼結を促進させ
るとともに、鉛含有量が化学量論量に近い組成で、かつ
最終焼結密度の高い鉛含有酸化物焼結体とすることがで
きる易焼結性鉛含有酸化物粉末、及びその製造方法を提
供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、 易焼結性鉛含有酸化物粉末を製造するにあたり(a)金
属化合物の粉末を調製する工程、(b)前記(a)工程
で得られた粉末に鉛化合物を易焼結性鉛含有酸化物粉末
組成物の化学量論量より8モル%までの過料量配合して
混合粉末とする工程、 (c)前記(b)工程で得られた混合粉末を温度400
〜1200℃で仮焼する工程、 の各工程を結合してなることを特徴とする易力゛6結性
釦含有酸化物粉末の製造法である。
以下本発明をさらに詳しく説明する。
本発明は前記した如く、(a)工程、(b)工程、(c
)工程の3工程からなるものである。以下順に各工程に
ついて説明する。
・・(a)工程について 本発明の(a)工程にいう、金属化合物とは、各種金属
たとえば、Zr、 Ti、 Mg、 Nb、 Mn、 
Sn、 Zn。
Sb、 AQ、 Fe、 Ta、 Co、 Ni、 B
it v、  Li、  Sr、 Ba。
Ca、 Cd、 In、 La、 Se、 Cu、 Y
、 Yb、 Te、 Reなどからなる酸化物、複合酸
化物、酸化物固溶体又は仮焼により酸化物、複合酸化物
、酸化物固溶体となるもの、例えば水酸化物、炭酸塩、
シュウ酸塩。
ギ酸塩等およびこれらの混合物である。
(a)工程の金属化合物の製法としては、特に限定され
るものではなく公知の方法が用いられるが、粒径が小さ
く粒径分布のせまいものが得られる方法が好ましい。
次に(a)工程の金属化合物の粉末を調製する調製方法
としては、第1にこれら金属化合物の粉末を秤量する方
法(秤量後そのまま(b)工程に用いる場合)と、第2
にこれら金属化合物粉末を混合及び仮焼処理を少なくと
も1回以上行なう方法、即ち固体を扱う同相法(乾式)
による調製法が採用される。
2種以上の金属化合物からなる粉末の調製方法としては
、金属成分を含んだ溶液から金属成分を沈殿させる、い
わゆる液相法(湿式)など、他の方法が考えられるが、
前記したように本発明においては鉛化合物を特定量用い
ることにより焼結特性に優れた粉末が得られるため、焼
結特性に影響を与える粉末の調製法にあまり留意せず、
本発明においては特に簡便な調製方法である同相法が採
用される。
前記固相法による第2の調製法について詳しく説明する
混合方法としてはボールミル等の通常の方法でよい。仮
焼処理温度としては温度600〜1200℃が好ましい
。その理由は、温度600℃より低温では仮焼処理効果
が少なく 1200℃を越えると粉末が粗大化するから
である。
また仮焼処理後に粉砕を行なうことが好ましく、これは
仮焼処理の効率を高めること、及び粉末の粒径の均一化
を図るためである。粉砕方法としてはボールミル、ジェ
ットミル、振動ミル等の通常の粉砕方法が採用される。
・・(b)工程について 次に、特に(b)工程で用いられる鉛化合物(この成分
は、前記(a)工程で一部分用いても良い)について説
明する。
本発明で用いる鉛化合物としては酸化鉛、炭酸鉛、塩基
性炭酸鉛、水酸化鉛、硝酸鉛、シュウ酸鉛、ギ酸鉛、塩
化鉛、フッ化鉛1等が挙げられる。
ε(i化合物が粉末形態であるものにおいて、その粒径
は、(a)工程で得られた粉末の粒径によっても異なる
が、細かいものが好ましく、具体的には15μm以下、
好ましくは5−以下、さらに好ましくは1μs以下のも
のである。
(a)工程で得られた粉末と、(b)工程で用いる鉛化
合物を配合して混合粉末とする方法は乾式、湿式などい
ずれの方法によっても行うことができる。乾式とは粉末
同志を乳鉢、ボールミル等の通常の混合方法で混合する
ことを意味する。混合はできるだけ均一となるように充
分行なうことが好ましいが、混合時に混入する不純物の
問題があるので、ボールミルの場合であれば0.5〜1
2時間程度が適当である。また、湿式とは(a)工程で
得られた粉末と鉛化合物を含む溶液、たとえば鉛イオン
を含む酸性水溶液や鉛アルコキシド溶液とを混合後、沈
殿剤、たとえばアンモニア水、炭酸アンモニウム、シュ
ウ酸アンモニウム、アルコール水溶液又は水と反応させ
ることにより両省の混合物沈殿を得ることを意味する。
(b)工程において、粉末組成における鉛含有敏の管理
は極めて重要である。ここにいう粉末組成とは、本発明
により製造される易焼結性鉛含有酸化物粉末の組成分析
により決められるものである。
本発明において、鉛化合物の添加配合量は鉛化合物が目
的とする相、例えばペロブスカイトなどの種々の鉛含有
酸化物相の形成に要求される量、即ち化学量論量を基準
にして、化学量論量よりも過剰であるが、8モル%以下
の過剰b(に管理される。その理由は次の(c)工程に
おける仮焼工程を容易にするとともに、得られた本発明
になる粉末の焼結性を向上させるためである。
また8モル%を越えると得られた粉末を焼結する際に焼
結体の変形が生じ、工業的利用価値のない焼結体となる
からである。
・・(C)工程について (c)工程の高温処理、即ち仮焼の方法は、具体的には
通常の電気炉等で仮焼することが挙げられる。この際一
般に鉛含有酸化物を仮焼するときに行なわれるように、
鉛の蒸発を防止するため、密封状態とするか、鉛雰囲気
下で行なうことが好ましい。
(c)工程における仮焼温度は400〜1200℃、好
ましくは600〜1000℃である。このように限定し
た理由は温度400℃未満では混合粉末の同相反応が不
十分であり、また1200℃をこえると粉末が粗大化す
るからである。
〔実施例〕
以下、さらに実施例を挙げて詳しく説明する。
実施例l ZrO2粉末、Tie、粉末をpH)t、oas (Z
’ll+52TL、411)0、となるように秤量し、
次にPbO粉末を前記組成となるように添加しボールミ
ルによる湿式混合を5時間行なった。得られた混合粉末
を温度800〜850℃で2時間仮焼して粉末を得た。
この粉末を1000kg/cdの圧力で成形し、温度1
000℃で1時間焼結したところ、焼結密度は7.78
 q /CI+?であった。
実施例2 組成Pbx(Zro、5zTlo、4s)Olにおいて
Pbモル比工=1.01〜1.08とした以外は実施例
1と同様の試験を行ない、同様の結果を得た。
比較例1 実施例1と同一のZrO2粉末、Tie□粉末、pb。
粉末をPb(Zro、5zTio、4s)O:+となる
ように秤量し、以下実施例1し同様の条件で粉末を製造
した。得られた粉末を実施例1と同様に成形し、温度1
000℃で1時間焼結したところ、焼結密度は5.14
!?−/−であり、はとんど焼結していなかった。
比較例2 実施例2においてpbモル比工=1.09とした以外は
実施例2と同様の試験を行ない焼結体を得た。
焼結体は著しく変形しており実用できるものではなかっ
た。なお、この焼結体に研摩加工を施して密度を測定し
たところ7.71i/cJであった。
実施例3 Mg0粉末、Nb2O,粉末、Tie□粉末、ZrO□
粉末、MnO,粉末を組成モル比 (Mgl/3 Nb2/3)o、+aisTlo、+3
tsZri、tzsMno、ozsとなるように混合後
、温度800 ’Cで3時間仮焼して粉末とし、これに
PbO粉末を添加混合した。PbO粉末の添加量は、組
成モル比 Pbz (Mgl/3 Nb2/3) 0.4ff?5
TiQ、437SzrO,121io! +0.035
Mn0zにおいてpbモル比工=1.01〜1.08と
なる量について行なった。混合はボールミルにより2時
間湿式混合した。
次に混合物を密封容器中で温度750〜800℃で1時
間仮焼した。このようにして得られた粉末を1000k
g/dの成形圧力で成形し、温度1150℃で1時間焼
結した。得られた焼結体の密度は7.75〜7.80g
/cJであった。
比較例3 実施例3においてpbモル比工= 1.00とした以外
は実施例3と同様の試験を行なった結果、密度7.14
9/an(の焼結体が得られた。この焼結体は密度が低
く、実用不可能であった。
比較例4 実施例3においてpbモル比工=1.IOとした以外は
実施例3と同様の試駆を行ない焼結体を得た。
焼結体は著しく変形しており実用できるものではなかっ
た。
〔発明の効果〕
本発明の効果を列記すると次のようになる。
1)本発明になる易焼結性鉛含有酸化物粉末は、鉛含有
量が化学量論量より8モル%までの過剰量に管理されて
いるため低温焼結可能で、かつ高密度焼結体とすること
ができる。
2)本発明になる易焼結性鉛含有酸化物粉末は、省エネ
ルギータイプの低温焼結ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  易焼結性鉛含有酸化物粉末を製造するにあたり(a)
    金属化合物の粉末を調製する工程、 (b)前記(a)工程で得られた粉末に鉛化合物を易焼
    結性鉛含有酸化物粉末組成の化学量論量より8モル%ま
    での過剰量配合して混合粉末とする工程、 (c)前記(b)工程で得られた混合粉末を温度400
    〜1200℃で仮焼する工程、 の各工程を結合してなることを特徴とする易焼結性鉛含
    有酸化物粉末の製造法。
JP60277972A 1985-12-12 1985-12-12 易焼結性鉛含有酸化物粉末の製造法 Pending JPS62138354A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02170583A (ja) * 1988-12-23 1990-07-02 Taiyo Yuden Co Ltd 圧電性磁器およびその製造方法
JP2007269504A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Tdk Corp 焼結部材の特性調整方法
US7323073B2 (en) * 2002-06-05 2008-01-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Piezoelectric porcelain composition, laminated piezoelectric device therefrom and process for producing the same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6153119A (ja) * 1984-08-21 1986-03-17 Denki Kagaku Kogyo Kk 易焼結性鉛含有複合酸化物粉末及びその製造方法

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