JPS62134820A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS62134820A
JPS62134820A JP27464585A JP27464585A JPS62134820A JP S62134820 A JPS62134820 A JP S62134820A JP 27464585 A JP27464585 A JP 27464585A JP 27464585 A JP27464585 A JP 27464585A JP S62134820 A JPS62134820 A JP S62134820A
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JP
Japan
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magnetic
copolymer
vinylidene chloride
binder
vinyl
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Application number
JP27464585A
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English (en)
Inventor
Seiichi Ikuyama
生山 清一
Takahiro Miyazaki
宮崎 孝弘
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ等の磁気記録媒体に関するもので
あり、さらに詳細には非磁性支持体上に形成される磁性
層に含まれる結合剤の改良に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主
体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において
、 上記磁性層を構成する結合剤に分子中に第3級アミンを
有する塩化ビニリデン系共重合体を用い、磁性粉末の分
散性や磁性層の表面性の改善を図り、得られる磁気記録
媒体の耐久性、磁気特性。
電磁変換特性等の向上を図ろうとするものである。
〔従来の技術〕
近年、磁気記録媒体、特にVTR(ビデオテープレコー
ダ)用の磁気記録媒体においては、短波長記録を行った
場合にも高再生出力を得るために、磁気特性、電磁変換
特性の向上が要望されている。
そして、その方策として、磁性粉末の微粒子化、高磁力
化が図られるとともに、磁性層中における磁性粉末の充
填密度、いわゆるバッキングデンシティを増大させる傾
向が強くなっている。
一方、従来磁気記録媒体用の結合剤としては、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニループロピオン酸共
重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共
重合体等の塩化ビニル系の結合剤が使用されており、な
かでもビニルアルコールの水酸基力<Vt’z性粉末の
分散性に寄与すること、および水酸基の活性水素がイソ
シアネート化合物等と反応して架橋構造を形成し塗膜の
機械的強度が増すこと等から塩化ビニル−酢酸ビニル−
ビニルアルコール共重合体が広く利用されている。
しかしながら、上述のバッキングデンシティの増大、さ
らには耐久性の向上環の要請に伴って、これら塩化ビニ
ルを主体とする結合剤では様々な問題が発生しており、
充分な対処が難しいのが現状である。
例えば、磁性粉末の微粒子化による比表面積の増大や高
磁力化による凝集力の増大に伴い、前述の結合剤では満
足のいく分散性や表面性が得られず、磁性粉末のバッキ
ングデンシティを増大させることも困難なものとなって
いる。したがって、耐久性、磁気特性、電磁変換特性に
ついても不充分であった。特に、高記録密度化に対応し
た超微粒子化された磁性粉末や高い磁化量を有する磁性
粉末に対しての性能は不充分なものであった。この場合
、例えば界面活性剤を分散剤として使用する等の方法が
考えられるが、界面活性剤が低分子であるために、粉落
ちや経時変化によるブルーミング等が発生し、機械的強
度や耐久性等に問題が生じている。
さらに、上述の塩化ビニル系の結合剤を使用した場合、
磁性層の可撓性が不足するため、多量の可塑剤を添加し
たり、あるいは軟質な樹脂を多量に併用する必要がある
。この結果、前者の場合には、ブルーミングが生じたり
磁性層の耐久性が低下する等の問題が生ずる虞れがあり
、また後者の場合には、強磁性粉末の分散性が悪化した
り、あるいは高温多湿時の走行性に問題が生ずる広れが
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来広(用いられている塩化ビニル系共重
合体では、磁性粉末に対する分散性や塗膜物性等の点で
解決すべき点が多く、所定の耐久性、磁気特性、電磁変
換特性を確保することが難しかった。
そこで本発明は、当該技術分野の前記欠点を解消するた
めに提案されたものであって、磁性粉末に対する分散性
や塗膜物性に優れた結合剤樹脂を提供し、耐久性に優れ
磁気特性、電磁変換特性の良好な磁気記録媒体を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上述の目的を達成せんものと長期に亘り
鋭意研究の結果、塩化ビニリデン系共重合体が良好な可
撓性を有すること、極性基として側鎖に第3級アミンを
導入することにより磁性粉末に対して高い親和性が発揮
されること、を見出し本発明を完成するに至ったもので
あって、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体
とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、
上記結合剤が分子中に第3級アミンを有する塩化ビニリ
デン系共重合体を結合剤として含有することを特徴とす
るものである。
本発明において磁性層の結合剤として使用される塩化ビ
ニリデン系共重合体は、塩化ビニリデンを主体とする共
重合体の側鎖に極性基(第3級アミン)を導入したもの
であって、一般式%式%() (ただし、式中Xは塩化ビニリデンと共重合可能なビニ
ル基を有するモノマーを、Yは塩化ビニリデンと共重合
可能なビニル基と第3級アミンとを有するモノマーを表
す。また、i、  j、にはそれぞれ重合度を表す。) で示される化合物である。なお、上記一般式において、
化合物の各成分は順次規則的に配列しているように便宜
的に記載しているが、上記一般式で示した場合以外に、
各成分は−・定割合ずつ規則的に繰り返し配列されてい
てもよいし、または、ランダムに配列されていてもよい
のは当然である。
塩化ビニリデンを主体とする共重合体は、優れた可撓性
を有するとともに、耐薬品性、耐溶剤性がよく、吸水性
がほとんどない。また、非磁性支持耐であるベースフィ
ルムに対する密着性に優れる。したがって、磁気テープ
やフロッピーディスク等の可撓性を要求される磁気記録
媒体の結合剤として好適である。
ここで、上記第3級アミンを塩化ビニリデンを主体とす
る共重合体に導入する方法としては、例えば次のような
方法が考えられる。
A、塩化ビニリデンと共重合可能なビニル基と第第3級
アミンとを有するモノマーYを塩化ビニリデンと共重合
する方法。
上記モノマーYとしては、分子中にアクリル基またはメ
ククリル基を有し、かつ第3級アミンを有するものであ
り、具体的には、 ii )     R’ CHz=CCONH(CHz) 2N (R) ziv
)    R’ CHz=CCONH(C1h)J(R)z(ただし、式
中Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を、R′はHまた
はCH,を、それぞれ表す。)等が挙げられる。
B、塩化ビニリデン系共重合体の末端もしくは側鎖に導
入される官能基を第3級アミンを有する化合物により変
性する方法。
この方法には、予め塩化ビニリデン系共重合体に導入し
ておく官能基の種類によって、次の2つの方法に分けら
れる。
(B−1) 塩化ビニリデンと共重合可能なビニル基と分子中に活性
水素とを有するモノマーを塩化ビニリデンと共重合した
後、活性水素と反応可能な基と第3級アミンとを分子中
に有する化合物で変性する方法。
上記塩化ビニリデンと共重合可能なビニル基と分子中に
活性水素とを有するモノマーとしては、例えば、 l) R′ C112=CCOO(CH2) 20H1i) (ただし、式中R′はHまたはCH3を表す。)等やビ
ニルアルコールが挙げられる。
また、上記活性水素と反応可能な基と第3級アミンとを
分子中に有する化合物としては、例えば、i) (ただし、式中Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表
す。) 等が挙げられる。
塩化ビニリデンと共重合可能なビニル基と分子中に活性
水素と反応可能な基とを有するモノマーを塩化ビニリデ
ンと共重合した後、活性水素と第3級アミンとを分子中
に有する化合物で変性する方法。
上記塩化ビニリデンと共重合可能なビニル基と分子中に
活性水素と反応可能な基とを有するモノマーとしては、
例えば、 CB!=CC00CH2CH−CH2 R’    0 (ただし、式中R′はHまたはCH,を表す。)等が挙
げられる。
また、上記活性水素と第3級アミンとを分子中に有する
化合物としては、例えば、 HO(CHz)J(R)z ii) IO(CIl□)iN(R)z i) Cn (CH2) zN (R) 2 ii) CE (CH2) 3N (R) z (ただし、式中Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表
す6) また、上述の塩化ビニリデン系共重合体には、塩化ビニ
リデンと共重合可能なビニル基を有するモノマーXを共
重合させてもよく、このようなモノマーXとしては、塩
化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸
、無水マレイン酸。
アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸。
メタクリル酸エステル2アクリロニトリル、プロピオン
酸ビニル等が挙げられる。これらモノマーの1種もしく
は2種以上を選んで共重合させることにより、溶媒への
溶解性や塗膜の柔軟性9強磁性粉末の分散性、イソシア
ナート等の硬化剤による架橋性等をある程度コントロー
ルすることができる。
ここで、上記塩化ビニリデン系共重合体の重合度(i+
j+k)は1oo≦(i + j + k) ≦too
の範囲内であることが好ましい。この値が 100未満
であると、得られる塗膜の耐久性が劣化し、逆に100
0を越えると、溶剤への溶解性が劣化し塗料化が困難な
ものとなる。
また、上記塩化ビニリデン系共重合体に含まれる塩化ビ
ニリデン成分の占める割合は、30〜80モル%である
ことが好ましい。この塩化ビニリデン成分が30モル%
未満では耐久性が劣化し、逆に80モル%を越えると熱
劣化が著しくなり好ましくない。
上記塩化ビニリデン系共重合体中の塩化ビニリデンと共
重合可能なビニル基と第3級アミンとを有する千ツマ−
Yの割合としては、0.1〜20モル%の範囲内である
ことが好ましい。この割合が0.1モル%未満では強磁
性粉末に対する分散効果が不足し、逆に20モル%を越
えると溶剤への熔解性が劣化するとともに得られる塗膜
の耐湿性が劣化する。
さらに、上記塩化ビニリデン系共重合体には、塗膜の物
性改善のために、上記塩化ビニリデンと共重合可能なビ
ニル基を有するモノマーXが、20〜70モル%程度の
割合で共重合される。
上記第3級アミンを含有する塩化ビニリデン系共重合体
は、他の結合剤と混合して用いてもよい。
かかる結合剤としては、磁気記録媒体の結合剤として従
来から使用されているものが使用可能であって、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−
ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−
マレイン酸共M合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリ
ル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸
エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エス
テル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−スチレン共重合体、熱可塑性ポリウレタン樹脂、フェ
ノキシ樹脂、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共
重合体、アクリロニトリル−ブタジェン−メタクリル酸
共重合体、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体、
スチレン−ブタジェン共重合体、ポリエステル樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂またはこれらの混合物などが挙げら
れる。なかでも、柔軟性を付与するとされているポリウ
レタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリルブタ
ジェン共重合体等が好ましい。また、架橋剤として、例
えば3官能イソシアネ一ト化合物、トリメチロールプロ
パン1モルとトリレンジイソシアネート3モルとの反応
生成物等を併用すれば、耐久性等をさらに向上すること
ができる。いずれにせよ、これら結合剤中の極性基であ
る第4級アンモニウム塩の極性基当量(極性基1個当り
の分子量)が1000〜100000の範囲内であるこ
とが好ましい。
この極性基当量が100000を越えると効果が期待で
きず、1000未満であると効果はさほど変わらず、耐
湿性の点で問題が生ずる。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層は、例えば強磁
性粉末を上述の結合剤中に分散し有機溶剤に溶かして調
製される磁性塗料を非磁性支持体の表面に塗布して形成
される。
ここで、上記磁性層に用いられる強磁性粉末には通常の
ものであればいずれも使用することができる。したがっ
て、使用できる強磁性粉末としては、強磁性酸化鉄粒子
、強磁性二酸化クロム、強磁性合金粉末、六方晶系バリ
ウムフェライ1粒子、窒化鉄等が挙げられる。
上記強磁性酸化鉄粒子としては、一般式FeOxで表し
た場合、Xの値が1.33≦X≦1.50の範囲にある
もの、即ちマグネタイト(γ−Fez○3゜X=1.5
0)、マグネタイト(F e 304.  X = 1
.33)及びこれらの固溶体(FeOx、1.33<X
〈1.50)である。さらに、これら強磁性酸化鉄には
、抗磁力をあげる目的でコバルトを添加してもよい。コ
バルト含有酸化鉄には、大別してドープ型と被着型の2
種類がある。
上記強磁性二酸化クロムとしては、CrO□あるいはこ
れらに抗磁力を向上させる目的でRu。
Sn、Te、Sb、Fe、Ti、V、Mn等の少なくと
も一種を添加したものを使用できる。
強磁性合金粉末としては、Fe、Co、Ni。
Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Go−Ni、Co−N
i、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr−B、 Mn−
Bt、 Mn−AA、 Fe−Co−V等が使用でき、
また、これらに種々の特性を改善する目的でACSi、
Ti、Cr、Mn、Cu。
・Zn等の金属成分を添加してもよい。
さらに上記磁性層には、前記の結合剤、強磁性粉末の他
に添加剤として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、
防錆剤等が加えられてもよい。
上記分散剤(顔料湿潤剤)としては、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、
リルン酸、ステアロール酸、などの炭素数12〜18個
の脂肪酸(R+C00H,R,は炭素数11〜17個の
アルキルまたはアルケニル基)、上記脂肪酸のアルカリ
金属(Li、Na、に等)またはアルカリ土類金属(M
g、Ca、Ba等)から成る金属石鹸、上記脂肪酸エス
テルのフン素を含有した化合物、上記脂肪酸のアミド、
ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸エステル、ト
リアルキルポリオレフィンオキシ第四アンモニウム塩(
アルキルは炭素数1〜5個、オレフィンはエチレン、プ
ロピレン等)、等が使用される。この他に炭素数12以
上の高級アルコール、及びこれらの他に硫酸エステル等
も使用可能である。これら分散剤は結合剤100重量部
に対して0.5〜20重量部の範囲で添加される。
上記潤滑剤としては、ジアルキルポリシロキサン(アル
キルは炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリシロキサン
(アルコキシは炭素数1〜4個)、モノアルキルモノア
ルコキシポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、
アルコキシは炭素数1〜4個)、フェニルポリシロキサ
ン、フロロアルキルポリシロキサン(アルキル基は炭素
数1〜5個)等のシリコンオイル、グラファイト等の導
電性微粉末、二硫化モリブデン、二硫化タングステン等
の無機微粉末、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、塩化ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエチ
レン等のプラスチック微粉末、α−オレフィン重合物、
常温で液状の不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフィン二
重結合が末端の炭素に結合した化合物、炭素数約20個
)、炭素数12〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜
12個の一価のアルコールからなる脂肪酸エステル類、
フルオロカーボン類等が使用できる。これらの潤滑剤は
結合剤100重量部に対して062〜20重量部の範囲
で添加される。
上記研磨剤としては、一般に使用される材料で溶融アル
ミナ、炭化ケイ素、酸化クロム(Cr。
03)、コランダム、人造コランダム、ダイヤモンド、
人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリー(主成分:コラ
ンダムと磁鉄鉱)等が使用される。
これらの研磨剤はモース硬度が5以上であり、平均粒子
径が0.05〜5μmの大きさのものが使用され、特に
好ましくは0.1〜2μmである。これらの研磨剤は結
合剤100重量部に対して0.5〜20重量部の範囲で
添加される。
」−記帯電防止剤としては、カーボンブランク。
カーボンブランクグラフトポリマー等の導電性微粉末、
サポニン等の天然界面活性剤、アルキレンオキサイド系
。グリセリン系、グリシドール系等のノニオン界面活性
剤、高級アルキルアミン類。
第4級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環類、
ホスホニウム類等のカチオン界面活性剤、カルボン酸、
スルポン酸、リン酸、硫酸エステル基、リン酸エステル
基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ酸類、
アミノスルボン酸類。
アミノアルコールの硫酸またはリン酸エステル類等の両
性界面活性剤、等が使用できる。上記導電性微粉末は結
合剤100重量部に対して0.2〜20重景部が、界面
活性剤は0.1〜10重量部の範囲で添加される。これ
らの界面活性剤は単独または混合して添加しても良い。
これらは帯電防止剤として用いられるものであるが、時
としてその他の目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤
滑性の改良、塗布助剤として適用される場合もある。
上記防錆剤としては、リン酸、スルファミド、グアニジ
ン、ピリジン、アミン、尿素、ジンククロメート、カル
シウムクロメート、ストロンチウムクロメート等が使用
できるが、特にシンクロヘキシルアミンナイトライド、
シクロヘキシルアミンクロメート、ジイソプロピルアミ
ンナイトライト、ジェタノールアミンホスフェート、シ
クロヘキシルアンモニウムカーボネート、ヘキサメチレ
ンジアミンカーボネート、プロピレンジアミンステアレ
ート、グアニジンカーボネート、トリエタノールアミン
ナイトライト、モリフォリンステアレート等の気化性防
錆剤(アミン、アミドまたはイミドノ無機酸塩または有
機酸塩)を使用すると防錆効果が向上する。これらの防
錆剤は強磁性粉末100重量部に対して0.01〜20
重量部の範囲で使用される。
また、磁性層の構成材料は有機溶剤に溶かして磁性塗料
を調製し、これを非磁性支持体上に塗布するが、その磁
性塗料の溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン。
シクロヘキサノン等のケトン系、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチ
ルエーテル等のエステル系、グリコールジメチルエーテ
ル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン等のグ
リコールエーテル系、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化
水素、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム
エチレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化
炭化水素が挙げられる。
さらにまた、上記磁性材料を塗布する非磁性支持体とし
ては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル類
、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類
、セルローストリアセテート、セルロースダイアセテー
ト、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘
導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル
系樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイ
ミド等のプラスチック等が使用される。上記非磁性支持
体の形態としては、フィルム、テープ、ディスク、カー
ド、ドラム等のいずれでも良い。あるいは、上記非磁性
支持体として、アルミニウム合金、チタン合金等の軽合
金、ポリスチレン、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂、アル
ミナガラス等のセラミックス、単結晶シリコン等を用い
て、いわゆるハードディスクとしても良い。この場合、
支持体表面は、あらかじめN1−Pメッキ層を設けたり
、アルマイト処理を施す等、表面を硬くしておくことが
好ましい。
なお、上述の第3級アミンを含有する塩化ビニリデン系
共重合体を、バックコート層や下塗層等の結合剤として
利用することも可能である。
〔作用〕
前述のように、分子中に極性基である第3級アミンを有
する塩化ビニリデン系共重合体を結合剤とすることによ
り、磁性粉末に対する親和性が大幅に向上し、超微粒子
化された磁性粉末や磁化量の大きい磁性粉末であっても
良好に分散される。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本
発明がこれら実施例に限定されるものでないことは言う
までもない。
樹脂合成例 モノマーXとしアクリル酸ブチルと2−ヒドロキシエチ
ルアクリレートを選び、これと塩化ビニリデン及び塩化
ビニリデンと共重合可能なビニル基と第3級アミンを有
するモノマーYとを共重合し、これらモノマーの種類お
よび割合を第1表に示すように変えて、重合度400の
結合剤を合成した。
(以下余白) 第1表 なお、この第1表において、 ■ モノ?−aは、C1h=CCOO(CH2) zN (
CH3) 2を、■ モノマーbは、CH,・CC0NH(CHz) ZN(
CH3) z  を、モノ?−Cは、CH2=CC0N
II (CH2) KN (CH2CH3) 2を、H
3 モノマーdは、C1h=CCOO(CHz) J(CI
+) zを、それぞれ表す。
実施例1゜ Co被着r−Fez03100重量部 (比表面積35nf/g) 結合剤A              12重量部ポリ
ウレタン樹脂(N−2304)      8重量部ジ
メチルシリコンオイル(潤滑剤)  1重量部レシチン
(分散剤)         1重量部Cr40s(研
磨剤)           2重量部メチルエチルケ
トン       100重量部メチルイソブチルケト
ン      50重量部トルエン         
    50重量部上記組成物をボールミルにて48時
間混合し、3μmのフィルタで濾過した後、硬化剤(バ
イエル社製、デスモジュールL)2.5重量部を添加し
、さらに30分間混合し、これを14μm厚のポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に乾燥後の膜厚が6μm
となるように塗布した。次いで、磁場配向処理を行った
後、乾燥して巻き取った。これをスーパーカレンダー処
理をした後、172インチ幅に裁断してサンプルテープ
を作製した。
実施例2゜ 結合剤Aのかわりに結合剤Bを用い、他は実施例1と同
様の方法によりサンプルテープを作製した。
実施例3゜ 結合剤Aのかわりに結合剤Cを用い、他は実施例1と同
様の方法によりサンプルテープを作製した。
実施例4゜ 結合剤Aのかわりに結合剤りを用い、他は実施例1と同
様の方法によりサンプルテープを作製した。
実施例5゜ 結合剤Aのかわりに結合剤Eを用い、他は実施例1と同
様の方法によりサンプルテープを作製した。
比較例 結合剤へのかわりに結合剤Fを用い、他は実施例1と同
様の方法によりサンプルテープを作製した。
得られた各サンプルテープについて、それぞれ表面光沢
、粉落ち、スチル特性を測定した。
なお、上記表面光沢は、光沢針(GLO3S METE
R)を用いて 入射角75°2反射角75°における反
射率を測定した。また、粉落ちは、60分シャトル10
0回走行後のヘッドドラム、ガイド等への粉落ち量を目
視にて観察し、減点法(−5〜O)で評価した。スチル
特性は、サンプルテープに4.2MHzの映像信号を記
録し、再生出力が50%に減衰するまでの時間とした。
結果を第2表に示す。
(以下余白) 第2表 第2表の結果からも明らかなように、第3級アミンを有
する塩化ビニリデン系共重合体を結合剤として用いるこ
とにより、表面光沢や粉落ちが改善されるとともに、ス
チル耐久性が大幅に向」二することがわかる。したがっ
て、磁気記録媒体の耐久性、磁気特性、電磁変換特性等
が大幅に向上する。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
分子中に極性基として第3級アミンを有する塩化ビニリ
デン系共重合体を磁性層の結合剤としているので、磁性
粉末に対して高い親和性を示し、たとえ超微粒子化した
磁性粉末や磁化量の大きい磁性粉末であっても分散性が
良好なものとなる。したがって、得られる磁気記録媒体
の耐久性1表面性が向上し、電磁変換特性も極めて優れ
たものとなる。
また、塩化ビニリデン系共重合体の有する可撓性により
、可塑剤の添加が少なくとも可撓性に富んだ磁性層の形
成が可能となるとともに、支持体への密着性にも優れ、
これらの点でも耐久性の改良が図られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁
    性層が形成されてなる磁気記録媒体において、 上記磁性層が分子中に第3級アミンを有する塩化ビニリ
    デン系共重合体を結合剤として含有することを特徴とす
    る磁気記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01194130A (ja) * 1988-01-29 1989-08-04 Sony Corp 磁気記録媒体
JPH01194126A (ja) * 1988-01-29 1989-08-04 Sony Corp 磁気記録媒体
JPH01194127A (ja) * 1988-01-29 1989-08-04 Sony Corp 磁気記録媒体
JP2002332036A (ja) * 2001-05-02 2002-11-22 Kyoraku Co Ltd 折り畳みコンテナ

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