JPS62134405A - 火炉内の多段微粉炭燃焼方法 - Google Patents

火炉内の多段微粉炭燃焼方法

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JPS62134405A
JPS62134405A JP27414785A JP27414785A JPS62134405A JP S62134405 A JPS62134405 A JP S62134405A JP 27414785 A JP27414785 A JP 27414785A JP 27414785 A JP27414785 A JP 27414785A JP S62134405 A JPS62134405 A JP S62134405A
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JP
Japan
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stage
furnace
combustion air
combustion
nox
Prior art date
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Application number
JP27414785A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Miyamae
宮前 茂広
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は微粉炭焚ボイラにおいて用いる火炉内の多段微
粉炭燃焼方法に関するものである。
[従来の技術] 微粉炭燃焼で発生する窒素酸化物(以下N0x)は燃料
中に含まれるNが酸化反応して生成されるFuel N
Oxが80〜90%あり、その低減方法として燃焼領域
の酸素分圧を抑制する2段燃焼法が多く適用されている
微粉炭燃焼で生成するFuel NOxは石炭性状によ
って大きく異なり、特に燃料比(固定炭素分と揮発分の
比率)およびN分によってNOX生成量、2段燃焼での
NOx低減率が影響を受けることが本発明者および他研
究者によって指摘されている。また昨今の海外輸入炭は
国内炭に比べ燃料比が高く、且つN分が高<NOx低減
が困難なばかりでなく、灰中未然弁が高くなり、燃焼効
率の低下を招く特性をもっている。
従来の2段燃焼方法は、第5図に示す如く、火炉1に設
けられたバーナ2のほかに、該バーナ2よりも後流側に
2段燃焼空気を供給するための燃焼空気ポート3を1段
のみ設け、該燃焼空気ポート3より2段燃焼空気を火炉
1内に供給させて燃焼させることにより燃焼領域の酸素
分圧を抑制し低’NOx化を図るようにしである。
[発明が解決しようとする問題点] 前記した従来の2段燃焼方法では、燃焼空気ポート3か
ら火炉1内に2段燃焼空気を供給して燃焼させることに
よりNOX生成を抑制することができて低NOx化を図
ることはできる。
しかし、2段燃焼空気ポートが1段(1列)のみである
ため、低NOx化を目的として2段燃焼を行うとき、燃
焼性の悪い海外輸入炭を使用すると、燃焼領域の酸素分
圧を抑制することから、2段燃焼空気と混合してもその
燃焼完結に要する時間が多くかかることから灰中未然分
の増大が避けられず、これが原因で火炉の燃焼効率の低
下を招くことになっていた。すなわち、従来の2段燃焼
法では低NO×、低灰中未燃分を両立することが難しか
った。
そこで、本発明者は、NOxと灰中未燃分との関係につ
いて種々の実験を試みた結果、2段燃焼空気供給用の燃
焼空気ポートを、バーナからより後流側に設置すること
により低NOx化が図れ、逆に上記燃焼ポートを、バー
ナから余り離れない近い位置に設置することで低灰中未
燃分化が図れることを見い出し、本発明をなした。
したがって、本発明の目的とするところは、火炉での微
粉炭の還元燃焼において、低NOx化と低灰中未然分化
とを同時に達成できる燃焼方法を提供しようとするもの
である。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、火炉のバーナよりも後流側に、2段燃焼用空
気のポートを2列に設け、該2列の燃焼空気ポートから
2段燃焼空気を各々火炉に供給して還元燃焼を行わせる
ようにする。
火炉構造によっては、2段以上の空気ポートを有する場
合も同効果が得られる。
[作  用] 2列の燃焼空気ポートのうち、バーナに近く設置された
1段目の燃焼空気ポートから供給される2段燃焼空気は
、燃焼領域の排ガスと早期に混合することから灰中未燃
分を抑制でき、バーナからより後流側に離れて設置され
た2段目の燃焼空気ポートから供給される2段燃焼空気
は、還元雰囲気条件下の燃焼領域が拡がることからNO
xを還元分解できる。本発明は、これらの2つの作用を
組み合せることにより、低NOx化、低灰中未燃分化を
達成するものである。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の実施例を示すもので、火炉1のバーナ
2設置よりも後流側に、2段燃焼空気を供給するための
燃料空気ポート4と5を2段(2列)に設け、1段目の
燃料空気ポート4と2段目の燃焼空気ポート5とから各
々火炉1内に多段燃焼空気を供給させるようにする。
上記の構成で微粉炭の多段燃焼を行わせると、バーナ2
に近い位置に設置された1段目の燃焼空気ポート4から
供給される2段燃焼空気によって火炉1では燃焼ガスと
の良好な混合が行われて灰中未燃分が減少する。更に、
バーナ2からより後流側に設置された2段目の燃焼空気
ポート5から供給される2段燃焼により火炉においてN
Oxの分解が良好に行われる。これにより火炉1では低
NOx且つ低灰中未燃分を図る燃焼が行われることにな
る。
次に、上記低NOx化と低灰中未燃分化が達成できるこ
とを、本発明者の行った実験データによって明らかにす
る。
第2図は還元雰囲気条件下のNOx分解挙動について本
発明者が行った実験に基づくデータを示すものであり、
炉内ガス滞留時間τとNOx分解率(%)との関係は、
図示の曲線工、■、■の如く、炉内ガス滞留時間τが短
かければ、NOx分解率が低く、又、炉内ガス滞留時間
τが長Cプれば長いほどNOx分解率が高くなる、とい
う結果が得られた。図中の曲線■はバーナ2の燃料に対
する空気比をO66とした場合、曲線■は同じく空気比
を0.7、曲線■は同じく空気比を0.8とした場合で
ある。従来の2段燃焼法はバーナ後流直後に2段燃焼ポ
ートが設置されていることからNOxの大幅な分解が期
待できなかった。本発明では、2段燃焼空気ボートを、
従来の1段(1列〉のみとした方式に代えて2段(2列
)4,5に設置して各段ごとに2段燃焼空気を炉内に供
給するようにしているので、炉内ガス滞留時間の短かい
位置におる1段目の燃焼空気ポート4の部分ではNOx
分解率は低く、この部分から炉内に供給される2段燃焼
空気のみでは低NOx化は望めないが、本発明者の実験
では2段燃焼ポートから火炉出口までの炉内滞留時間を
十分とることで灰中未燃分は抑制できることが判明した
。又、炉内滞溜時間が長くとれる2段目の燃料空気ポー
ト5の部分では、図中の曲線■、■、■の場合ともNO
x分解率が高くなっており、この部分から2段燃焼させ
ることにより、より低NOx化が図れることが実証され
、本発明者の実験では上記2段目の燃焼空気ポート5の
みから燃焼空気を炉内に供給して2段燃焼を行った場合
の灰中未燃分は、同一火炉の場合1段目の燃焼空気ポー
ト4のみから燃焼空気を供給した場合に比して著しく増
大したことも判明した。
次に、第3図は火炉1における灰中未燃分の抑制度合い
を性状の異なる石炭で実験した結果得られたデータを示
すもので、本発明における2段目の燃焼空気ポート5の
開度は一定としたまま1段目の燃焼空気ポート4の開度
のみを逐次変更したときのNOxの量と灰中未燃分の吊
を示す。図中の・印は豪州のA炭、O印は豪州のB炭を
示す。性状の異なる両石炭とも、2段目の燃焼空気ポー
ト5の開度は一定にして燃焼空気を供給し続ける一方で
、1段目の燃焼空気ポート4の開度を大きく変化させて
燃焼空気の供給を行わせた結果、灰中未燃分は減少して
行き、又、NOxの量は抑制された状態が維持された。
以上の如く、本発明では、1段目の燃焼空気ポート4で
低灰中未燃分化を、2段目の燃焼空気ポート5で低NO
x化を達成できるが、本発明の如く、燃焼空気ポートを
2段に設置した場合と、従来の2段燃焼法の如き燃焼空
気ポートを1段のみに設置した場合における火炉1のN
Oxと灰中未燃分の比較を行った結果、第4図と第6図
の如くでめった。この実験は、本発明者が第3図の場合
より更に異なる性状の豪州C炭について燃料比1,7%
、N 1.6(2,0%無 1水無灰ベース)で行った
ものである。第6図に示す従来方式の燃焼法ではNOx
は300ppm以下に低減できたが灰中未燃分が多く、
[発明が解決しようとする問題点]の項で記載した如き
問題点を呈している。これに対し、本発明では、第4図
に示す如く、NOxの量も灰中未燃分の量も大幅に低減
でき、NOxは従来の場合に比し約45%低減でき、灰
中未燃分は従来の場合に比して約65%低減できた。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明によれば、火炉に2段燃焼空気
を2列の燃焼空気ポートから供給し、バーナに近い方の
1段目の燃焼空気ポートから供給される2段燃焼空気に
より灰中未燃分の抑制を行い、バーナからより離れた2
段目の燃焼空気ポートから供給される2段燃焼空気によ
りN O,xの抑制を行わせるので、火炉内での還元燃
焼において低NOx化と低灰中未燃分化が同時に達成で
きる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する火炉の概要図、第2図は炉内
ガス滞留時間とNOx分解率との関係を示す図、第3図
は本発明における1段目の燃焼空気ポートの開度とNO
x量及び灰中未燃分量の変化を示す図、第4図は本発明
により得られるNOx、灰中未燃分の量を示す図、第5
図は従来の2段燃焼方法を実施する火炉の概要図、第6
図は第5図の場合によるNOx、灰中未燃分の量を示す
図である。 1は火炉、2はバーナ、3.4.5は燃焼空気ポートを
示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)火炉内での微粉炭の還元燃焼方法において、火炉の
    バーナよりも後流側位置に、2段燃焼空気を火炉内に供
    給するための燃焼空気ポートを2列設け、該2列の燃焼
    空気ポートから各2段燃焼空気を供給して燃焼させるこ
    とを特徴とする火炉内の多段微粉炭燃焼方法。
JP27414785A 1985-12-04 1985-12-04 火炉内の多段微粉炭燃焼方法 Pending JPS62134405A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100224108A1 (en) * 2006-01-11 2010-09-09 Yuki Kamikawa Pulverized coal-fired boiler and pulverized coal burning method

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JPS5834025A (ja) * 1981-08-20 1983-02-28 Tokyo Electric Power Co Inc:The 排ガス中の窒素酸化物除去法
JPS60126507A (ja) * 1983-12-09 1985-07-06 Kawasaki Heavy Ind Ltd 燃焼室

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