JPS62132504A - 中空糸状半透膜の製造方法 - Google Patents
中空糸状半透膜の製造方法Info
- Publication number
- JPS62132504A JPS62132504A JP27075285A JP27075285A JPS62132504A JP S62132504 A JPS62132504 A JP S62132504A JP 27075285 A JP27075285 A JP 27075285A JP 27075285 A JP27075285 A JP 27075285A JP S62132504 A JPS62132504 A JP S62132504A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- soln
- semipermeable membrane
- drying
- semipermeable membranes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、中空糸状半透膜の製造方法に関するものであ
る。
る。
中空糸状半透膜は従来、ポリマー、溶媒及び各種添加剤
を含む原液をギヤポンプで環状ノズルに送り、その中心
から純水が外部に原液を伴って吐出され、次いで凝固浴
においてデル化したポリマーは更に水洗され、中空糸内
部に純水を封入した状態の中空状半透膜が製造される。
を含む原液をギヤポンプで環状ノズルに送り、その中心
から純水が外部に原液を伴って吐出され、次いで凝固浴
においてデル化したポリマーは更に水洗され、中空糸内
部に純水を封入した状態の中空状半透膜が製造される。
該中空糸状半透膜は、グリセリン等の乾燥防止剤を内、
外面に塗布した後、乾燥、接層工程を経てモジニール化
される。しかし、水圧により乾燥防止剤水溶液を中空糸
状半透膜内面に注入、塗布するという従来法では、中空
糸状半透膜の内径が小さくなるにつれ、グリセリン水溶
液等の高粘度溶液の注入は困難となる。従来法で内部へ
注入するならば、その乾燥防止剤の粘度に応じて水圧を
高め、加熱し、更に数時間の処理時間を要する。
外面に塗布した後、乾燥、接層工程を経てモジニール化
される。しかし、水圧により乾燥防止剤水溶液を中空糸
状半透膜内面に注入、塗布するという従来法では、中空
糸状半透膜の内径が小さくなるにつれ、グリセリン水溶
液等の高粘度溶液の注入は困難となる。従来法で内部へ
注入するならば、その乾燥防止剤の粘度に応じて水圧を
高め、加熱し、更に数時間の処理時間を要する。
本発明は、乾燥防止処理を伴なう中空糸状半透膜の製造
方法を提供するものである。
方法を提供するものである。
本発明者らは、中空糸状半透膜が内部に液体が封入され
た状態で製造されることに着目し、鋭意検討を重ねた結
果、中空糸状半透膜内部に紡糸工程において乾燥防止剤
を封入する製造法を見い出し、本発明を完成させた。
た状態で製造されることに着目し、鋭意検討を重ねた結
果、中空糸状半透膜内部に紡糸工程において乾燥防止剤
を封入する製造法を見い出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、中空糸状半透膜を乾燥防止剤を内部に
注入して製造する中空糸状半透膜の製造方法である。
注入して製造する中空糸状半透膜の製造方法である。
以下本発明の構成について詳述する。
中空糸状半透膜としてはどんな孔径、糸径、材質のもの
でも湿式紡糸可能なものならすべて適用出来、また、乾
燥防止剤としては、不揮発性であり、水に容易に溶解、
洗浄出来るものならばどんなものでも良く、粘度及び取
扱い性から見て、多価アルコール水浴液が好ましく、グ
リセリン、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール及びテトラエチレ
ングリコールが更に好ましい。
でも湿式紡糸可能なものならすべて適用出来、また、乾
燥防止剤としては、不揮発性であり、水に容易に溶解、
洗浄出来るものならばどんなものでも良く、粘度及び取
扱い性から見て、多価アルコール水浴液が好ましく、グ
リセリン、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール及びテトラエチレ
ングリコールが更に好ましい。
本発明の中空糸状半透膜を製造するには、ヱす、多価ア
ルコールを微粒子等を必もかしめフィルターで除去した
純水に溶解し、５〜５Ｑｗｔ％好ましくは１０〜３Ｑｗ
ｔ％の濃度にａ１４整する。積度ｔ−５ｉｔ％以下にす
ると、中空糸状半透膜の表面全体が被われない為、乾燥
後の透水量の回復率が２０多以下に低下してしまう。ま
た、５Ｑｗｔ％以上にすると、高粘度になる為に、紡糸
時に糸切れが発生し、また、膜の物性にも影響を与えて
しまう。つぎに、該溶液を定量ポンプにより一定速度で
環状ノズルから吐出し、中空糸状半透膜内部に封入され
る。このようにし【得られた中空糸状半透膜を、多価ア
ルコール水溶液に常温で短時間浸漬することで中空糸状
半透膜は、乾燥後も透水量は７０％以上回復する。
ルコールを微粒子等を必もかしめフィルターで除去した
純水に溶解し、５〜５Ｑｗｔ％好ましくは１０〜３Ｑｗ
ｔ％の濃度にａ１４整する。積度ｔ−５ｉｔ％以下にす
ると、中空糸状半透膜の表面全体が被われない為、乾燥
後の透水量の回復率が２０多以下に低下してしまう。ま
た、５Ｑｗｔ％以上にすると、高粘度になる為に、紡糸
時に糸切れが発生し、また、膜の物性にも影響を与えて
しまう。つぎに、該溶液を定量ポンプにより一定速度で
環状ノズルから吐出し、中空糸状半透膜内部に封入され
る。このようにし【得られた中空糸状半透膜を、多価ア
ルコール水溶液に常温で短時間浸漬することで中空糸状
半透膜は、乾燥後も透水量は７０％以上回復する。
以下実施例を示す。
実施例１
乾燥防止剤として、２〜７０ ｗｔ％のグリセリン、ジ
エチレンクリコール、テトラエチレン／”！Ｊ：ｒ−ル
水溶液を用いて特開昭５８−１５６０１８号の実施例１
と同様に紡糸し、乾燥防止剤と同じ溶液に常温で３０分
浸漬し、５０’Ｃで２時間乾燥した後、透水量の回復率
を調べた。その結果を第１図に示す。第１図に示される
ように５ ｗｔ％以上で透水の回復率は最大となり各溶
液固有の１直を示しているので第１表に示す多価アルコ
ールの５ Ｑ ｗｔ％水溶液を用い、前記と同じ方法で
中空糸状半透膜を製造し、それぞれの透水回復性を評価
した。その結果を第１表に示す。
エチレンクリコール、テトラエチレン／”！Ｊ：ｒ−ル
水溶液を用いて特開昭５８−１５６０１８号の実施例１
と同様に紡糸し、乾燥防止剤と同じ溶液に常温で３０分
浸漬し、５０’Ｃで２時間乾燥した後、透水量の回復率
を調べた。その結果を第１図に示す。第１図に示される
ように５ ｗｔ％以上で透水の回復率は最大となり各溶
液固有の１直を示しているので第１表に示す多価アルコ
ールの５ Ｑ ｗｔ％水溶液を用い、前記と同じ方法で
中空糸状半透膜を製造し、それぞれの透水回復性を評価
した。その結果を第１表に示す。
尚、用いた中空糸状造膜はポリスルホンであり、糸径は
、内径が０．４ｍｘ、外径が０．８朋であった。
、内径が０．４ｍｘ、外径が０．８朋であった。
比較例１
紡糸時に内部に純水を封入したポリスルホン中空糸状半
透膜を実施例１と同様に紡糸し、３Ｑｗｔ％グリセリン
水溶液に常温で６０分浸漬し、５０°Ｃで２時間乾燥し
た後、透水量の回復率を調べた。
透膜を実施例１と同様に紡糸し、３Ｑｗｔ％グリセリン
水溶液に常温で６０分浸漬し、５０°Ｃで２時間乾燥し
た後、透水量の回復率を調べた。
その結果透水量の回復率は約２０％であった。
本発明の方法で得られた中空糸状半透膜は、乾燥防止剤
に常温で従来の電。程度の時間浸漬するという極めて簡
便な方法で処理出来、更に形態及び材質を問わず、すべ
ての中空糸状半透膜の乾：櫟防止処理が出来るという利
点を有する。
に常温で従来の電。程度の時間浸漬するという極めて簡
便な方法で処理出来、更に形態及び材質を問わず、すべ
ての中空糸状半透膜の乾：櫟防止処理が出来るという利
点を有する。
第１図は、本発明実施例１におけるグリセリン、テトラ
エチレングリコール、ジエチレングリコール濃度と透水
回復率の関係を示すグラフである。
エチレングリコール、ジエチレングリコール濃度と透水
回復率の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、中空糸状半透膜を乾燥防止剤を内部に注入して製造
することを特徴とする中空糸状半透膜の製造方法。 ２、中空糸状半透膜として、ポリスルホン、ポリアクリ
ロニトリル、ポリアミド、ポリイミド及びポリエーテル
スルホン中空糸状半透膜を用いる特許請求の範囲第１項
記載の中空糸状半透膜の製造方法。 ３、乾燥防止剤として多価アルコールを用いる特許請求
の範囲第１項記載の中空糸状半透膜の製造方法。 ４、多価アルコールとして、グリセリン、ジプロピレン
グリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール及びテトラエチレングリコールを用いる特
許請求の範囲第３項記載の中空糸状半透膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60270752A JPH0644978B2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 中空糸状半透膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60270752A JPH0644978B2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 中空糸状半透膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62132504A true JPS62132504A (ja) | 1987-06-15 |
| JPH0644978B2 JPH0644978B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=17490483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60270752A Expired - Lifetime JPH0644978B2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 中空糸状半透膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644978B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6392712A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-23 | Nok Corp | 中空糸多孔質膜の製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6022901A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-02-05 | Toray Ind Inc | 選択透過性中空繊維 |
-
1985
- 1985-12-03 JP JP60270752A patent/JPH0644978B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6022901A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-02-05 | Toray Ind Inc | 選択透過性中空繊維 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6392712A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-23 | Nok Corp | 中空糸多孔質膜の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0644978B2 (ja) | 1994-06-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5812932B2 (ja) | 中空繊維の製造方法 | |
| JPH0144803B2 (ja) | ||
| DE4113420A1 (de) | Polyacrylnitril-hohlfaeden aus speziellen spinnloesungen nach dem dry/wet- oder nass-spinnverfahren | |
| DE4426966C2 (de) | Verfahren zur Herstellung von Cellulosefäden und Folien mit sehr hohen Anteilen von Zusatzstoffen | |
| US5290448A (en) | Polyacrylonitrile membrane | |
| JPS62132504A (ja) | 中空糸状半透膜の製造方法 | |
| JP2012254404A (ja) | 親水性多孔膜の製造方法、親水化剤、親水性多孔膜、及び多孔膜の親水化処理方法 | |
| RU2086296C1 (ru) | Способ получения асимметричного микропористого полого волокна и асимметричное микропористое полое волокно | |
| JPS6397205A (ja) | ポリスルホン系樹脂半透膜の処理方法 | |
| JPS6022901A (ja) | 選択透過性中空繊維 | |
| JPS61133105A (ja) | 多孔質膜の透過性改良方法 | |
| KR101896476B1 (ko) | 공용매를 이용한 고결정성 재생 셀룰로오스 섬유의 제조 방법 | |
| JPS59166208A (ja) | 気体分離膜の製造法 | |
| US5403485A (en) | Dialysis membrane made of cellulose acetate | |
| JP4803697B2 (ja) | 多孔質膜の製造方法 | |
| JP2002119833A (ja) | 乾湿式紡糸法多孔質中空糸膜の洗浄方法 | |
| DE3043073A1 (de) | Filtrationsmembran und verfahren zur hydrophilierung | |
| Hao et al. | Spinning of cellulose acetate hollow fiber by dry‐wet technique of 3C‐shaped spinneret | |
| JP2533787B2 (ja) | 芳香族ポリスルホン中空糸膜 | |
| JP3473202B2 (ja) | 中空糸膜の製造方法 | |
| JP4760017B2 (ja) | 中空糸膜の製造方法および中空糸膜モジュールの製造方法 | |
| JP2803142B2 (ja) | ポリスルホン中空糸膜の製造方法 | |
| JPH11542A (ja) | 中空糸膜の洗浄方法 | |
| JPH01184001A (ja) | ポリスルホン多孔膜 | |
| KR100231262B1 (ko) | 재흡수성이 우수한 중공사막의 제조방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |