JPS6213220A - 角形筒状絞り品の成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は四角あるいは角形筒状の鋼板プレス絞り品の絞
り成形法に関するもので、プレス工程の短縮及び高い内
絞り精度が得られ１回転シャフト等との嵌合部に適用さ
れ効果を発揮する角形筒状の絞り製品の成形方法に関す
るものである。

〔発明の背景〕

従来の角形絞り品は、第４図で示すような素材で第２図
の製品を製作するのに、素材のＢ部が余肉となるため、
製品のコーナを１工程で０にするには、第２図Ａ部が破
断する。よって再々度の絞り加工工程を必要とした。１
工程で加工可能な製品の曲率半径は材厚の４〜６倍長さ
が通常必要とされている。これらの絞り技術は、例えば
、プレス技術（’Ｖｏ悲、３．Ｍａｉｌ、日刊工業新聞
社。

Ｎｏｖ、　（１０６５））のプレス絞り型の章に記載さ
れている。

【発明の目的〕

本発明の目的は、小さなコーナ部をもつ角形筒状プレス
絞り製品を少ない工程で、内径精度の高い絞り製品を提
供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は前記目的に着目し、プレス型のダイコーナに逃
げ溝を設け、絞り加工時の素材の余肉を前記逃げ溝に吸
収逃げさせ、絞り加工を曲加工に移行させることにより
、小さなコーナをもつ角形筒状の絞り製品を成形するこ
とにある。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本成形法で成形された絞り製品の一例であり、
第２図は一般に知られている成形法で成形した絞り製品
である。第４図は前記製品の素材形状であり、第３図は
本成形法で使用するプレス絞り型の一例である。絞り型
は第３図で明らかなように、角パンチ３、ダイ５、パン
チホルダー２゜上ホルダー１および下ホルダー６から構
成され、下死点にて角絞り製品４を成形するものである
。

次に構成及び動作について説明する。

第４図の素材をダイ５の上面に配置し、角パンチ３が上
死点から降下しダイ５との間で絞り及びシゴキ加工が行
われ下死点に達する。絞り製品４は角パンチ３が上昇時
ダイ５のＤ部に当り、絞り製品４は角パンチから取外さ
れて落下する。角パンチ３とパンチホルダ２および上ホ
ルダー１は固定されており、一方、ダイ５と下ホルダー
も固定されている。

従来のダイ形状は、第６図に示すように、製品に合わせ
た曲率のコーナｒをもつものであって、素材の余肉８部
の逃げ場がなく、第２図Ｃで示すコーナ部の曲率半径を
小さくすると第２図Ａ部が破断する欠点を有する。

したがって、コーナの曲率半径の小さな製品が要求され
る場合は多工程のプレス加工を必要とするものである。

本発明はダイ５の形状に特徴があり、ダイ５の平面形状
は第５図に示すごとく、コーナ部にＲで示す逃げ溝を軸
方向に設けである。よって第４図素材の余肉８部が前記
逃げ溝Ｒに吸収され角絞り加工が箱面となり、１工程で
コーナーを小さく成形可能である。製品形状は第１図に
示すようにコーナ外周が凸となるが、内周は高精度に仕
上がるものである。

前記の逃げ溝Ｒは、素材が絞られるときに、隣接する辺
からそれぞれ流れ込む余肉、あるいは、折り曲げられる
ときに箱状体を構成するのに不必要な余肉が自然に逃げ
込むのを許容するものである。

また１本発明が適用されるのは、四辺をもつものとは限
らず、２辺あるいは、これより多辺のものも含まれ、か
つ、正多角形以外のものも含むものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、小さなコーナ部をもつ角形筒状体のプ
レス絞り製品を最少工程で加工可能であり、又内径精度
の高い絞り製品を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の成形法により成形した絞り製品の一例
を示した外観図、第２図は従来の絞り成形により成形し
た絞り製品の一例を示した外観図。 第３図は実施例のプレス絞り型構造の断面図、第４図は
角絞り製品の素材形状を示した平面図、第５図は本発明
のプレス絞り型のダイ形状の一例を示した平面図、第６
図は従来のプレス絞り型ダイ形状の一例を示した平面図
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、プレス型のパンチとダイで鋼板ワークを角形筒状に
   成形する絞り形成方法において、 角形ダイのコーナに所定の軸方向逃げ溝を設け、前記ワ
   ークをパンチとダイで余肉を前記逃げ溝に逃しながら絞
   りおよびシゴキ加工を行なうことを特徴とする角形筒状
   絞り品の成形方法。