JPS62129837A - 光学部定位置停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、光学部定位置停止装置に関し、さらに詳細
にいえば、原稿露光を行なうための移動開始位置として
設定されているホームポジションで光学部を停止させる
光学部定位置停止装置に関する。

〈従来の技術〉 従来から、光学部を移動させることにより原稿を露光す
るものにおいては、処理の高速化を達成するために駆動
源として速度可変モータを使用し、原稿露光に寄与しな
い復動速度を高くしたものが１２供されている。このよ
うなものにおいては、光学部がホームポジション（露光
動作開始のために設定された基準位置）まで復動した時
点でモータへの電力供給を遮断しても、慣性の影響でオ
ーバーランしてしまうのでホームポジションより前で電
力供給遮断、制動等を行なう必要がある。

このようなものとして、従来から、 ■電源投入後、最大サイズに対応させてテストスキャン
を行ない、し′かも所定位置までは復動速度を加速し続
け、その後は減速し続けて、基準減速直線データを得、
実際の動作遂行時には、基準減速直線データと一致する
まで加速し続け、その後は上記直線データに沿う減速を
行なわせるもの（特開昭第５９−７３５７号公報参照）
、および■所定のタイミングまでは復動速度を加速し続
け、その後制動することにより所定の定速（タイミング
スイッチ動作時の速度）復動状態とした後、所定位置で
モータへの電力供給を遮断するものであって、上記所定
のタイミングを、先行する復帰動作データに基づいて補
正するもの（特開昭第５９−２９２３８号公報参照） があった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記■のものにおいては、減速基準直線データに相当す
る人容役のメモリが必要になるという問題があるととも
に、正確なホームポジションに停止させるためにダンパ
が必要であり、制御、およびａ、ＩＩ御のためのメモリ
が大掛りになることに加えて、機械的制動機構をも必要
とするという問題が　　。

ある。

また、上記■のものにおいては、当初の制動タイミング
の設定が困難であり、しかもこの設定が適正でなければ
、タイミングスイッチ動作時の復動速度がかなり高速に
なるのであるから、停止位置が不正確になる可能性があ
るという問題がある。

特に、上記制動タイミングは、機械間のばらつき秀に起
因してかなり大幅に変動させなければならないにも拘ら
ず、初期設定は殆ど画一的になされるのであるから、タ
イミングスイッチ動作時の復帰速度が大幅に変動するこ
とになり、側底ホームポジションでの正確な停止は期待
し得ないことになるのである。

〈発明の目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
機械間のばらつき等の影響を受けることなく、光学部を
正確に定位置で停止させることができる光学部定位置停
止装置を提供することを目的としている。

く問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この発明の光学部定位置
停止装置は、定速復動手段と、加減速手段と、計時手段
と、タイミング設定手段と、制御手段とを具備している
。

上記定速復動手段は、光学部を定速で復動させるもので
あり、上記加減速手段は、定速復動の途中において、光
学部をｕＩ！７１　Ｌ、て減速させたのち、再び定速復
動速度まで加速するものであり、上記計時手段は、減速
開始から所定の速度に減速されるまでの時間を計測する
ものであり、上記タイミング設定手段は、計時手段によ
る計測時間に基づいて、最終的な制動開始タイミングを
設定するものであり、上記制御手段は、タイミング設定
手段により設定されたタイミングで加減速手段による減
速動作を行なわせるものである。

但し、上記加減速手段による定速復動の途中における減
速と加速、計時手段による時間計測、およびタイミング
設定手段による制動開始タイミングの設定がウオーミン
グアツプ期間中にのみ行なわれるものであってもよい。

〈作用〉 次に、この発明の光学部定位置停止装置の作用を、第１
図を用いて説明する。同図で、縦軸は光学部の速度、横
軸は距離またはそれに対応する時間を表わす。

光学部を往動により第１図の所定の走査位置（［１）ま
で移動させた後、定速復動手段により光学部は所定速度
ｖＲに達するまで加速され、その後所定速度ｖＲでの復
動を行なう。次に、光学部が所定位置（［２）まで戻っ
たときに加減速手段によって光学部を減速させ、光学部
の速度がｖＲから所定の速度ｖＲ／ｎまで低下するまで
の時間■１を計時手段によって計測する。そして、光学
部は再び加減速手段によって、所定速度ＶＲまで加速さ
れる。

以上の操作によって、当該光学系の機械的復動特性に見
合った上記時間■１が検出される。そのデータを用いる
ことにより光学部がホームポジション（［■）より距＠
　Ｌ３＝　ｎＶＲＴ１／２（ｎ−１）の位置にきたとき
に、制動手段によって再び加減速手段を動作させ、減速
を開始する。以上の操作によって光学部は、過制動、オ
ーバーラン等の無駄な動作を行なうことなく、速やかに
ホームポジション（［旧に復帰することができる。

〈実施例〉 以下、実施例を示す第２図〜第４図によって詳細に説明
する。

第２図はこの発明の光学部定位置停止装置のハードウェ
アを示すブロック図であり、コントロール基板（ＣＢ）
を通じてマイクロコンピュータ（ＣＰＵ）からモータコ
ントローラ（ＨＣ）へＳ／Ｄ信号、Ｆ／Ｒ信号、ＰＬＬ
クロック信号を印加し、モータコントローラ（ＨＣ）か
ら直流モータ（Ｈ）ヘモータ駆動用のパルスが印加され
ることを示している。また、直流モータ（Ｈ）の回転は
直流モータ（１４）からのＦＧりＯツク信号によりモニ
タされ、ＦＧクロック信号のパルス周期を算出すること
により、当該直流モータ（Ｈ）の回転速度を読取ること
ができる。

また、第３図は光学部周辺の位置関係を示す詳細図であ
り、（２）は光学部、（３）は発光体、（４）は主反射
板、（５）は副反射板、（６）は平面反射鏡を示してい
る。コンタクトガラス（１）の下方所定位置には２個の
センサ（８１）、　（３２）が取付けられてあり、第１
のセンサ（Ｓｌ）はホームポジション（ＬＨ）を検出し
、検出手段としての第２のセンサ（Ｓ２）はホームポジ
ション（ＬＨ）から露光終了位置側に所定距ｌ１ｌｉｉ
ｌＩれた設定位置（Ｌ２）を検出するように、それぞれ
設けられている。ただし、上記所定位ｉ２！（Ｌ２）と
しては、光学部（２）が、テストスキャンの走査終了位
Ｈ（１１）からホームポジション（Ｌｌ＋）に向かって
復動し始めてから、安定な復動速度ｖＲに達するのに充
分な移動距離が確保されるよう設定されている。

そして上記各センサ（８１）、　（３２）としては、光
電スイッチ、リードスイッチ等が使用でき、光学部（２
）の所定位置に取付けた被検出部（７）としての光路遮
断板、光反射板、マグネット等によって選択的に駆動さ
れるようにしである。また、図中（［３）は光学部（２
）に対する制動を開始する位置を示している。

以上の構成の光学部定位置停止装置の動作について、第
４図のフローチャートを参照しながら説明する。

電源投入後、ステップ■においてウオームアツプ状態で
あるか否かを判別し、そうであればステップ■によりテ
ストスキャンモードになるまで持つ。そして、テストス
キャンモードになれば、発光体（３）を点灯させること
なくスキャンを行なわせ、ステップ■において復動動作
になるまで待った後、ステップ■において走査経路中の
位置（１２）に設けられたセンサ（Ｓ２）の上を光学部
が通過するまで持も、ステップ■においてモータコント
ローラ（ＨＣ）から直流モータ（）４）に正転駆動信号
を供給することにより制動をかけるとともに、マイクロ
コンピュータ（ｃｐｕ）に設けられたタイマの時間をク
リアして計時動作を開始させる。ステップ■にＪ３いて
光学部の速度がＶＲの１／２になるまで待って、ステッ
プのによってタイマによる計測時間を読込む。そして、
ステップ■で光学部の制動を開始する時間（２Ｔ１）お
よびその位置（第１図における距！１１Ｌ３＝　ＶＲＴ
ｌ　、ｎ−２）を算出する。ステップ■で、光学部を逆
転駆動し、再びモータ（Ｈ）の復動速度をｖＲ＆−ケる
。ステップ［株］で光学部が上記制動開始位置（第１図
における距ｔｌｉ　（Ｌ３）　）に到達するまで持って
、ステップ■で再び正転駆動による制動を開始し、同時
にタイマによる計時動作を開始する。そして、ステップ
＠においてタイマによる計時時間が２Ｔ１になるまで待
ってステップ＠で直流モータ（Ｈ）に停止信号を印加す
ることにより、光学部を停止させる。

以上の判別処理により、テストスキャン時を利用して、
光学部の制動応答特性を実測することによって、それぞ
れの機械に合せた適切な制動開始タイミングを設定する
ことができる。

また、上記ステップ■においてウォームアップ状態でな
ければ、ステップ■〜■の動作を行なうことなくステッ
プ［相］以下の動作を遂行し、テストスキャン時に設定
されたタイミングで正転制動を行なわせることにより、
正確なホームポジションでの停止を達成することができ
る。

尚、以上の一連の動作は必ずしもテストスキャン時にお
いて行なわれる必要はなく、ステップ■〜Ｏの動作全体
が通常の複写露光時において行なわれてもよいが、復動
途中で減速、再加速を行なう必要があるためそれだけ複
写に時間を要することになる。

〈発明の効果〉 以上のようにこの発明によれば、光学部走査の復動時に
おけるオーバーランを防止し、正確にホームポジション
に停止させることができるという特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はテストスキャン時における光学部走査の速度変
化を示すグラフ、 第２図は光学部定位置停止装置のブロック図、第３図は
光学部等の位置関係を示す図、第４図はフローチャート
。 （２）・・・光学部、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光学部を移動させることにより、原稿 の露光を行なうものにおいて、光学部を 定速で復動させる定速復動手段と、定速 復動の途中において光学部を制動して減 速させたのち、再び定速復動速度まで加 速する加減速手段と、減速開始から所定 の速度に減速されるまでの時間を計測す る計時手段と、計時手段による計測時間 に基づいて、最終的な制動開始タイミン グを設定するタイミング設定手段と、タ イミング設定手段より設定されたタイミ ングで加減速手段による減速動作を行な わせる制御手段とを具備することを特徴 とする光学部定位置停止装置。 ２、加減速手段による、定速復動の途中に おける減速と加速、計時手段による時間 計測およびタイミング設定手段による制 動開始タイミングの設定が、ウオーミン グアップの期間中にのみ行なわれるもの である上記特許請求の範囲第１項記載の 光学部定位置停止装置。