JPS6212727A - 卵白分解物及びその製法 - Google Patents
卵白分解物及びその製法Info
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- JPS6212727A JPS6212727A JP60149334A JP14933485A JPS6212727A JP S6212727 A JPS6212727 A JP S6212727A JP 60149334 A JP60149334 A JP 60149334A JP 14933485 A JP14933485 A JP 14933485A JP S6212727 A JPS6212727 A JP S6212727A
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- JP
- Japan
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- egg white
- protease
- albumen
- decomposition product
- liquid
- Prior art date
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- Granted
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/64—Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Birds (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は化粧料の基材や医薬品の原料に適した卵白分解
物及びその製法に関する。
物及びその製法に関する。
従来から、卵白分解物を化粧料の基材等に用いる試みが
なされておシ、この種の卵白分解物を得るには、特公昭
50−15851号や同57−45560号の提案にあ
るように、予め酸性域に調整した卵白液を1回だけプロ
テアーゼ処理する方法が採用 □されている。
なされておシ、この種の卵白分解物を得るには、特公昭
50−15851号や同57−45560号の提案にあ
るように、予め酸性域に調整した卵白液を1回だけプロ
テアーゼ処理する方法が採用 □されている。
しかしながら、上記従来法によると、プロテアーゼ処理
に使用する蛋白分解酵素は卵白の蛋白質 □のペプ
タイドの鎖を無秩序に切断してしまう性質 □があ
るため、得られた卵白分解物中には分子量が1500を
越えるような高分子のペプタイドから、アミノ酸のよう
な低分子分解物まで含まれておシ、その上、皮ふへの吸
着性や消化・吸収性に優れた ゛分子量200〜4
00のペプタイドの占める割合 □が非常に低いと
いう問題がちった。
に使用する蛋白分解酵素は卵白の蛋白質 □のペプ
タイドの鎖を無秩序に切断してしまう性質 □があ
るため、得られた卵白分解物中には分子量が1500を
越えるような高分子のペプタイドから、アミノ酸のよう
な低分子分解物まで含まれておシ、その上、皮ふへの吸
着性や消化・吸収性に優れた ゛分子量200〜4
00のペプタイドの占める割合 □が非常に低いと
いう問題がちった。
したがって、従来の卵白分解物は、化粧料の基 □
材や医薬品の原料には適していないという問題があった
。
材や医薬品の原料には適していないという問題があった
。
本発明者等は、化粧料の基材や医薬原料に適した卵白分
解物を得んと種々研究を重ねた結果、卵を 白液を予めアルカリ域に調整し、これS2回プロテアー
ゼ処理すれば所期の目的のものが得られるとの知見を得
、この知見に基づき本発明を完成させたものである。
解物を得んと種々研究を重ねた結果、卵を 白液を予めアルカリ域に調整し、これS2回プロテアー
ゼ処理すれば所期の目的のものが得られるとの知見を得
、この知見に基づき本発明を完成させたものである。
本発明は卵白分解物及びその製法に関し、蛋白分解物が
分子量1300以下のベゾタイドからなり、そのペプタ
イド全量に対して分子量200〜400のベプタイドが
60%以上を占めることを特徴とし、その製法は予め、
pHtアルカリ域に調整した卵白液をプロテアーゼ処理
して粗卵白分解物を得、この分解物を再びプロテアーゼ
処理した後、これを加熱処理し、加熱により生じた固形
物を除去することを特徴とするものである。
分子量1300以下のベゾタイドからなり、そのペプタ
イド全量に対して分子量200〜400のベプタイドが
60%以上を占めることを特徴とし、その製法は予め、
pHtアルカリ域に調整した卵白液をプロテアーゼ処理
して粗卵白分解物を得、この分解物を再びプロテアーゼ
処理した後、これを加熱処理し、加熱により生じた固形
物を除去することを特徴とするものである。
以下、本発明の卵白分解物についてその製法を述べつつ
明らかにする。
明らかにする。
本発明の卵白分解物を得るには、まず、原料の卵白液を
用意する。この卵白液は、鶏卵等を割卵し、卵黄を分離
して得られる生状のもののほか、冷凍状卵白を解凍した
もの、乾燥状卵白を水に溶解したもの或いはリゾチーム
を除去した卵白液であっても差し支えない。尚、卵白液
中に卵黄分の混入量が多いと、目的の卵白分解物が得に
くくなるので、卵黄分の混入が少ない卵白液を用いるこ
とが望ましい。
用意する。この卵白液は、鶏卵等を割卵し、卵黄を分離
して得られる生状のもののほか、冷凍状卵白を解凍した
もの、乾燥状卵白を水に溶解したもの或いはリゾチーム
を除去した卵白液であっても差し支えない。尚、卵白液
中に卵黄分の混入量が多いと、目的の卵白分解物が得に
くくなるので、卵黄分の混入が少ない卵白液を用いるこ
とが望ましい。
次に、卵白液に苛性ソーダ・苛性カリ等のアルカリ剤を
添加し、卵白液をアルカリ域に調整する。
添加し、卵白液をアルカリ域に調整する。
卵白液の−は後の試験例にも示すように、8.0〜9.
5の範囲内に調整すると分子量20.0〜400のベプ
タイドの含量が多い卵白分解物を得ること □がで
きる。尚、使用する卵白液がはじめから所定 :。
5の範囲内に調整すると分子量20.0〜400のベプ
タイドの含量が多い卵白分解物を得ること □がで
きる。尚、使用する卵白液がはじめから所定 :。
ア、ヵ、#えあ、8ゆ、2゜□tt、bgi lは
ない。また、卵白液中には糖分が含まれている □
、ので、糖分が含まれない卵白分解物を製造したいとき
は、アルカリ調整工程の前に、卵白液を脱糖処理してお
くとよい。
ない。また、卵白液中には糖分が含まれている □
、ので、糖分が含まれない卵白分解物を製造したいとき
は、アルカリ調整工程の前に、卵白液を脱糖処理してお
くとよい。
次に、アルカリ域に調整した卵白液に蛋白(質)分解酵
素を添加し、一定温度条件下に一定時保持してプロテア
ーゼ処理し、粗製の卵白分解物を得る。この処理で用い
る蛋白分解酵素としては、パノ母イン・フィシン・ゾロ
メライン・ペプシン等の、動・植物組織からの抽出酵素
のほか、微生物由来の酵素、例えば「アマノA」・「ア
マノPJ(商品名;大野製薬(株)製)、ブナチームA
P(商品名;長潮産業(株)製)、ネオビタラーゼNP
(商品名:東和酵素(株)製)又はゾロリシン5(商品
名;上田化学工業(株)裂)等、種類を問わず使用する
ことができる。蛋白分解酵素の添加量・は、使用する酵
素の種類にもよるが、卵白液に対して0.1.〜1.0
俤が適当である。また、プロテアーゼ処理の温度と時間
は45〜55℃で20〜50時間の範囲が適当である。
素を添加し、一定温度条件下に一定時保持してプロテア
ーゼ処理し、粗製の卵白分解物を得る。この処理で用い
る蛋白分解酵素としては、パノ母イン・フィシン・ゾロ
メライン・ペプシン等の、動・植物組織からの抽出酵素
のほか、微生物由来の酵素、例えば「アマノA」・「ア
マノPJ(商品名;大野製薬(株)製)、ブナチームA
P(商品名;長潮産業(株)製)、ネオビタラーゼNP
(商品名:東和酵素(株)製)又はゾロリシン5(商品
名;上田化学工業(株)裂)等、種類を問わず使用する
ことができる。蛋白分解酵素の添加量・は、使用する酵
素の種類にもよるが、卵白液に対して0.1.〜1.0
俤が適当である。また、プロテアーゼ処理の温度と時間
は45〜55℃で20〜50時間の範囲が適当である。
この1回目のプロテアーゼ処理により、卵白液中に含ま
れている蛋白質が分解されることになるが、卵液のpH
ヲアルカリ域に調整しているためか蛋白質は比較的分子
量の大きなベプタイドに分解される。そして、このプロ
テアーゼ処理によって粗卵白分解物が得られる。
れている蛋白質が分解されることになるが、卵液のpH
ヲアルカリ域に調整しているためか蛋白質は比較的分子
量の大きなベプタイドに分解される。そして、このプロ
テアーゼ処理によって粗卵白分解物が得られる。
次に、得られた粗卵白分解物に蛋白分解酵素を添加し、
再びプロテアーゼ処理を行う。使用する蛋白分解酵素の
種類・その添加量及びプロテアーゼ処理の条件(温度・
時間)は、1回目のプロプ ”アーゼ処理の場合と
同じでよい。 ■この2回目のプロ
テアーゼ処理により、粗卵白 1分解物中に含まれ
ている比較的分子量の大きなK 1ブタイドは、後
の試験例にも示すように低分子量 トのベデタイド
に分解される。 !最後に、
このプロテアーゼ処理液を90〜1001; ℃で5〜20分間程分間熱処理し、液中に含まれ
7ているリゾチーム等の蛋白分解酵素によっては分
1′≧ 解されにくい蛋白質を熱凝固させて、液中に固形
物を生じさせた後、この固形物を液から除去すれ
i′ll′ ば・″1′自分1物1得6′−と”“7き6・固形物0
除 ;。
再びプロテアーゼ処理を行う。使用する蛋白分解酵素の
種類・その添加量及びプロテアーゼ処理の条件(温度・
時間)は、1回目のプロプ ”アーゼ処理の場合と
同じでよい。 ■この2回目のプロ
テアーゼ処理により、粗卵白 1分解物中に含まれ
ている比較的分子量の大きなK 1ブタイドは、後
の試験例にも示すように低分子量 トのベデタイド
に分解される。 !最後に、
このプロテアーゼ処理液を90〜1001; ℃で5〜20分間程分間熱処理し、液中に含まれ
7ているリゾチーム等の蛋白分解酵素によっては分
1′≧ 解されにくい蛋白質を熱凝固させて、液中に固形
物を生じさせた後、この固形物を液から除去すれ
i′ll′ ば・″1′自分1物1得6′−と”“7き6・固形物0
除 ;。
去には、デカンタ−法や遠心分離法を採用すると
1□よい。
1□よい。
このようにして得られた卵白分解物は、透明で :
か9無臭0液体1ある力゛・常温に放置すると腐敗
;しやすいため、保存に当っては一15℃以下に冷凍
することが望ましい。尚、この卵白分解物はスプレード
ライ法等により乾燥して粉末状に仕上げることができ、
このようにすれば、腐敗する心配がないので取扱い上便
利である。
か9無臭0液体1ある力゛・常温に放置すると腐敗
;しやすいため、保存に当っては一15℃以下に冷凍
することが望ましい。尚、この卵白分解物はスプレード
ライ法等により乾燥して粉末状に仕上げることができ、
このようにすれば、腐敗する心配がないので取扱い上便
利である。
卵白液100kg’eタンクに投入し、これにイース)
130.9に添加し、卵液を35℃に保持し、ゆっく
り攪拌しながら4時間脱糖処理をした。
130.9に添加し、卵液を35℃に保持し、ゆっく
り攪拌しながら4時間脱糖処理をした。
得られた脱糖卵白液を3or−p−mの速度で攪拌しな
がら、卵液に10%苛性ソーダ水溶液1 kgを少食ず
つ添加して卵液のpH’i9.0に調整した。
がら、卵液に10%苛性ソーダ水溶液1 kgを少食ず
つ添加して卵液のpH’i9.0に調整した。
次に、このようにして得られた卵液にフィシン120g
と微生物由来酵素(大野製薬(株)製;商品名「アマノ
PJ)100.9を添加した後、卵液を50℃に保持し
、ゆっくり攪拌しながら24時間プロテアーゼ処処理待
なった後、更に/J? /#イン(前記のものと同じ)
12011と微生物由来酵素(前記のものと同じ)10
0gを加え、前記と同様に24時間酵素処理を行なった
。
と微生物由来酵素(大野製薬(株)製;商品名「アマノ
PJ)100.9を添加した後、卵液を50℃に保持し
、ゆっくり攪拌しながら24時間プロテアーゼ処処理待
なった後、更に/J? /#イン(前記のものと同じ)
12011と微生物由来酵素(前記のものと同じ)10
0gを加え、前記と同様に24時間酵素処理を行なった
。
次に、酵素処理が終了した卵液をニーダ−にて97℃で
10分間加熱した後、常温(20℃)に°冷却し、而る
後、この加熱処理で生じた凝固物を固液分離装置で取シ
除いた。
10分間加熱した後、常温(20℃)に°冷却し、而る
後、この加熱処理で生じた凝固物を固液分離装置で取シ
除いた。
最後に、得られた卵液を加圧濾過(東洋FREA26f
:使用)した後、ろ液をスプレードライ法−にて乾燥し
たところ、粉末状の卵白分解物9.1kgを得ることが
できた。
:使用)した後、ろ液をスプレードライ法−にて乾燥し
たところ、粉末状の卵白分解物9.1kgを得ることが
できた。
以下、試験例を示し、本発明に係る卵白分解物の特性を
述べる。
述べる。
試験例1゜
次の4種の粉末状卵白分解物のサンプルを用意した。
(1) テスト区(アルカリ調整、プロテアーゼ2回
処理)上述の実施例で得られたもの (2) 対照区l(アルカリ調整、プロテアーゼ1回
処理)プロテアーゼ処理を1回で止め、2回目の処理を
省略したほかは、実施例と同じ方法で得られたもの、 (3) 対照区2(酸調整、プロテアーゼ2回処理)
脱糖卵白液に20%クエン酸水溶液6ゆを添加して卵液
のpHを4.0としたほかは、実施例と同じ方法で得ら
れたもの (4) 対照区3(酸調整、プロテアーゼ1回処理)
脱糖卵白液に20%クエン酸水溶液6kIIt添加して
卵液のpi−1’i4.0とし、プロテアーゼ処理を1
回でやめ、2回目の処理を省略したほかは、実施例と同
じ方法で得られたもの この4種のサンプル0.IIずつをそれぞれ清水3 m
lに溶解させ、グルテ過(ファルマシア社製;商品名「
セファデックスG−10及びG15」を使用)を行ない
、OD280nmの光の吸光度から分子量の分布全求め
、また原料卵白液100kgからの収量を測定したとこ
ろ、表−1の結果が得られた。
処理)上述の実施例で得られたもの (2) 対照区l(アルカリ調整、プロテアーゼ1回
処理)プロテアーゼ処理を1回で止め、2回目の処理を
省略したほかは、実施例と同じ方法で得られたもの、 (3) 対照区2(酸調整、プロテアーゼ2回処理)
脱糖卵白液に20%クエン酸水溶液6ゆを添加して卵液
のpHを4.0としたほかは、実施例と同じ方法で得ら
れたもの (4) 対照区3(酸調整、プロテアーゼ1回処理)
脱糖卵白液に20%クエン酸水溶液6kIIt添加して
卵液のpi−1’i4.0とし、プロテアーゼ処理を1
回でやめ、2回目の処理を省略したほかは、実施例と同
じ方法で得られたもの この4種のサンプル0.IIずつをそれぞれ清水3 m
lに溶解させ、グルテ過(ファルマシア社製;商品名「
セファデックスG−10及びG15」を使用)を行ない
、OD280nmの光の吸光度から分子量の分布全求め
、また原料卵白液100kgからの収量を測定したとこ
ろ、表−1の結果が得られた。
表−1
尚、表中の係の数値はサンプル中に含まれてい す
る蛋白分解物全量に対しての含有量を示す。
る蛋白分解物全量に対しての含有量を示す。
試験例2
卵白液100に9をタンクに投入し、これにイース)
130.9を添加し、卵液を35℃に保持し、ゆっくシ
撹拌しながら4時間脱糖した。
130.9を添加し、卵液を35℃に保持し、ゆっくシ
撹拌しながら4時間脱糖した。
次にとの脱糖卵白液を5等分し、それぞれの卵、
′液Vc10%苛性7−ダ水溶液を添加して・表−21
、に示す−の異なる5種類の卵液を得た。
′液Vc10%苛性7−ダ水溶液を添加して・表−21
、に示す−の異なる5種類の卵液を得た。
得られた5種類の卵液について、それぞれ実施 □
例と同じ処理を行ない5種類の粉末状の卵白分解
1物を得た。
例と同じ処理を行ない5種類の粉末状の卵白分解
1物を得た。
この卵白分解物について試験例1と同じテストを行った
ところ、表−2の結果が得られた。
ところ、表−2の結果が得られた。
表−2
以上のように、予めpHをアルカリ域に調整した卵白液
をプロテアーゼ処理して粗卵白分解物とし、これを再び
プロテアーゼ処理した後加熱処理をして凝固物を除去す
れば、蛋白分解物が分子量1300以下のペプタイドか
らなり、しかもそのペグタイド全量に対して200〜4
00のペプタイドが60多以上を占める卵白分解物を得
ることができる。
をプロテアーゼ処理して粗卵白分解物とし、これを再び
プロテアーゼ処理した後加熱処理をして凝固物を除去す
れば、蛋白分解物が分子量1300以下のペプタイドか
らなり、しかもそのペグタイド全量に対して200〜4
00のペプタイドが60多以上を占める卵白分解物を得
ることができる。
その原理については、深く追求したわけではないが、ア
ルカリ域においては卵白の蛋白質は、1回目のプロテア
ーゼ処理によっては、粗い分解しか行なわれないため分
子量の比較的大きなペプタイドとなり、また、2回目の
プロテアーゼ処理によって、このペプタイド(粗卵白分
解物)を分解すると、従来法ではみられない秩序のある
分解が行なわれるものと考えられる。
ルカリ域においては卵白の蛋白質は、1回目のプロテア
ーゼ処理によっては、粗い分解しか行なわれないため分
子量の比較的大きなペプタイドとなり、また、2回目の
プロテアーゼ処理によって、このペプタイド(粗卵白分
解物)を分解すると、従来法ではみられない秩序のある
分解が行なわれるものと考えられる。
以上述べたように本発明によれば、蛋白分解物が分子量
1300以下のペプタイドからなシ、そのペプタイド全
量に対して分子量200〜400の(ブタイドが60%
以上を占める卵白分解物を得ることができる。
1300以下のペプタイドからなシ、そのペプタイド全
量に対して分子量200〜400の(ブタイドが60%
以上を占める卵白分解物を得ることができる。
そして、この卵白分解物は、溶液状態では透明でかつ吸
着性がよいため化粧料の基材に適している。また、低分
子のペプタイドの含有量が多いため、消化・吸収性がよ
く、経腸・経管栄養剤等の医薬品・食品の原料にも使用
できる。
着性がよいため化粧料の基材に適している。また、低分
子のペプタイドの含有量が多いため、消化・吸収性がよ
く、経腸・経管栄養剤等の医薬品・食品の原料にも使用
できる。
Claims (3)
- (1)蛋白分解物が分子量1300以下のペプタイドか
らなり、そのペプタイド全量に対して分子量200〜4
00のペプタイドが60%以上を占めることを特徴とす
る卵白分解物。 - (2)予め、pHをアルカリ域に調整した卵白液をプロ
テアーゼ処理して粗卵白分解物を得、この分解物を再び
プロテアーゼ処理した後、これを加熱処理し、加熱によ
り生じた固形物を除去することを特徴とする卵白分解物
の製法。 - (3)予め、pHを8.0〜9.5に調整した卵白液を
用いることとした特許請求の範囲第2項記載の卵白分解
物の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60149334A JPS6212727A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 卵白分解物及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60149334A JPS6212727A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 卵白分解物及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6212727A true JPS6212727A (ja) | 1987-01-21 |
JPH0533719B2 JPH0533719B2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=15472834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60149334A Granted JPS6212727A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 卵白分解物及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6212727A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2810336A1 (fr) * | 2000-06-19 | 2001-12-21 | Prod Oenologiques J Laffort & | Procede de fabrication d'un produit de clarification ajustee d'un vin et produit de clarification obtenu |
JP2007238515A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Mandom Corp | 毛髪用化粧料 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP60149334A patent/JPS6212727A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2810336A1 (fr) * | 2000-06-19 | 2001-12-21 | Prod Oenologiques J Laffort & | Procede de fabrication d'un produit de clarification ajustee d'un vin et produit de clarification obtenu |
EP1167513A1 (fr) * | 2000-06-19 | 2002-01-02 | Produits Oenologiques J. Laffort & Cie (Société Anonyme) | Procédé de fabrication d'un produit de clarification ou de collage et produit obtenu |
JP2007238515A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Mandom Corp | 毛髪用化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0533719B2 (ja) | 1993-05-20 |
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