JPS62124959A - プリンタヘツドの２つの部分の分離合体方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ドリブン部分とドライブ部分とを有するワイ
ヤドツトプリンタ用プリンタヘッドの両部分の分離合体
方法に関する。

〈従来の技術〉 一般にワイＡ７ドツトプリンタ用のプリンタヘッドはア
ーマチュアの遊端部に固着された印字ワイヤをガイドす
るトリアン部分とアーマチュアを駆動するドライブ部分
とにより構成されている。このようなプリンタヘッドの
製造工程に於ては、一度組立てたプリンタヘッドを調整
するために再度分離合体する必要がある。

しかしながら、ドリブン部分がドライブ部分側の永久磁
石の吸引力により吸着され、かつドリブン部分とドライ
ブ部分とがピンとピン孔とにより位置決めされているた
め、ドリブン部分とドライブ部分とを分離合体する作業
が容易ではなかった。

そこで、トリアン部分を両部分の組付は方向に貫通する
例えば３つのねじ孔を設け、これらねじ孔に比較的首下
長ざの長いねじを螺合することにより、ドリブン部分と
ドライブ部分との分離合体を容易にすることが、実願昭
５８−８９３４２号公報に提案されている。

しかしながら、分離用ねじ孔は少なくとも円周上で等間
隔に３カ所設ければ良いが、分離、合体用のみに新たに
ねじ孔を設けることにより製造コス１〜の高騰の要因と
なり得る。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来の問題点に鑑み、本発明の主な目的は、
ドリブン部分とドライブ部分との分離合体を容易し、ワ
イヤドツトプリンタ用のプリンタヘッドの製造コストを
低減し得るプリンタヘッドの２つの部分の分離合体方法
を提供することにおる。

〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、ばねの一端部に支
持されたアーマチュアと咳アーマチュアに固定された印
字ワイヤとを有するドリブン部分と、前記アーマチュア
を一方向に付勢する永久磁石と該永久［ｉの付勢力を相
殺し得るべく励磁可能な電磁石とを有するドライブ部分
とを有し、前記ドリブン部分が、前記両部分の組イ」け
方向に向けて貫通する複数のねじ孔に螺合された複数の
ねじにより組付けられていると共に、前記両部分が前記
永久磁石の吸引力により互いに吸引されてなるプリンタ
ヘッドに於ける前記両部分の分離合体方法であって、前
記ドリブン部分を組付けている前記ねじの少なくとも一
部を取外す過程と、前記ねじを取外した前記ねじ孔に、
前記ねじ孔よりも長い首下長ざを有するねじを螺合する
過程とを有することを特徴とするプリンタヘッドの２つ
の部分の分離合体方法を提供することにより達成される
。

〈作用〉 このように、ドリブン部分を組付けているねじの一部を
取外し、その代わりに、前記ねじを取外したねじ孔より
も長い首下長ざを有するねじを、ねじの取外されたねじ
孔に螺合することにより、ドリブン部分とドライブ部分
とを容易に分離合体することができる。

〈実施例〉 以下本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく説
明する。

第１図は本発明に基づくプリンタヘッドの全体を一部切
除して示しているが、プリンタヘッドはト刀ブン部分１
とドライブ部分２とからなっている。

トリアン部分１に於ては、磁性体からなる円板状ヨーク
３と同じく磁性体からなる環状のリング部材４とが、ス
ペーサ５を介して板ばね６を挾持するようにねじ７によ
り互いに螺着されており、該仮ばね６の遊端にはアーマ
チュア８が支持されている。尚、板ばね６はそのＷ端部
が環状に一体的に形成されており、遊端側がアーマチュ
ア８と同数に分割されている。

アーマチュア８の半径方向内側端からは、一体的に形成
されたアーム９が延出し、該アーム９の遊端には印字ワ
イヤ１０の基端が固着されている。

該印字ワイヤ１０は、ヨーク３に固着されたベッドノー
ズ１２の内部を通過し、その先端がへラドノーズの遊端
面１２ａに達している。

またドライブ部分２に於ては、環状の永久磁石１３と放
熱部材１４とが、磁性体からなる環状のリング部材１５
を介して、周方向に間隔Ｓ：おいて所要数のコア１６ａ
を有する磁性体からなるコア部材１６を挾持している。

前記コア１６ａにはそれぞれソレノイド１７が巻回され
ており、ソレノイド１７は基板２０に端子１８を介して
電気的に接続されている。

このようにして構成されたプリンタヘッドに於ては、ア
ーマチュア８はコア１６ａの遊端面から所定の間隔を有
して置かれているため、ソレノイド１７が励磁されてい
ない時には、アーマチュア８は永久磁石１３の吸引力に
よりコア１６ａの遊端側に向けて付勢されている。この
とき永久磁石１３の作用を相殺する向きにソレノイド１
７を励磁すると、アーマチュア８は板ばね６の復元力に
よりコア１６ａの遊端面から弾発的に離反する。

そのときアーマチュア８にアーム９を介して固着された
印字ワイヤ１０がへラドノーズ１２の遊端面１２ａから
突出し、図示されていないインクリボン及び紙面を叩く
ことにより所要の印字を行なうことができる。

次に、本発明に於けるプリンタヘッドの分離、合体の要
領を示す。

トリアン部分］とドライブ部分２とを分離する場合には
、先ずヨーク３の外周部に所定の間隔を有して設けられ
たねじ７のうち互いに１２０度間隔に位置する任意の３
本を取外す。次に、取外したねじ７のねじ孔よりも長い
首下長ざを有するねじ２５を、取外したねじ７に対応す
るねじ孔にそれぞれ螺合することにより、ねじ２５の先
端をドライブ部分２側の永久磁石１３に当接させる。更
にねじ２５を捩込むことにより、ドリブン部分１を永久
磁石１３の吸引力に抗してドライブ部分２から容易に引
離すことができる。

尚、第２図に良く示されているように、トリアン部分１
はヨーク３の外周面の所定の位置に切設されたピン孔２
６とピン２７とを係合させることによりドライブ部分２
に位置決めされている。そこで、ドリブン部分１をドラ
イブ部分２から引離す場合には、ピン２７とピン孔２６
とのそれぞれの軸心がずれて互いに咬み合うことのない
ようにしなければならない。そこで、上記した互いに１
２０度間隔に位置する任意の３カ所に螺合したねじ２５
をそれぞれ平均して捩込むことにより、トリアン部分１
を傾けることなくドライブ部分２から引離すことができ
るため、ピン２７とピン孔２６との咬み合いが生じるこ
とを回避できる。

尚、板ばね６が環状に一体的に形成されているため、任
意のねじ７を取外してもアーマチュア８が分離されるこ
とがなく、一部のねじを取外すことには何ら支障がない
。

また、ドリブン部分１とドライブ部分２とを合体する場
合には、ピン２７とピン孔２６とを整合してから係合す
ることになるが、ねじ２５の先端がドリブン部分１のド
ライブ部分２との接合面より突出しているため、ドリブ
ン部分１とドライブ部分２とが永久磁石１３の吸引力に
より強固に吸着されることがなく、ピン２７とピン孔２
６とを容易に整合することが可能となる。次いで、ねじ
２５をそれぞれ平均して捩し戻すことにより、ピン２７
とピン孔２６との咬み合いを生じることなくドリブン部
分１とドライブ部分２とを合体することができる。

〈発明の効果〉 このように、本発明によれば、ドリブン部分のねじ孔を
ドリブン部分とドライブ部分との分離、合体用のねじの
ねじ孔として併用することにより、特別に分離、合体用
のねじ孔を設ける必要かないため、プリンタヘッドの製
造コストの増大を回避することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づくプリンタヘッドの全体を一部切
除して示す側面図である。 第２図は本発明に基づくプリンタヘッドの正面図でおる
。 １・・・ドリブン部分　　２・・・ドライブ部分３・・
・ヨーク　　　　　４・・・リング部材５・・・スペー
サ　　　　６・・・板ばね７・・・ねじ　　　　　　８
・・・アーマチュア９・・・アーム　　　　　１０・・
・印字ワイヤ１２・・・ヘッドノーズ　１２ａ・・・遊
端面１３・・・永久磁石　　　１４・・・放熱部材１５
・・・リング部材　　１６・・・コア部材１６ａ・・・
コア　　　　１７・・・ソレノイド１８・・・端子　　
　　　２０・・・基板２５・・・ねじ　　　　　２６・
・・ピン孔２７・・・ピン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ばねの一端部に支持されたアーマチュアと該アーマチュ
   アに固定された印字ワイヤとを有するドリブン部分と、
   前記アーマチュアを一方向に付勢する永久磁石と該永久
   磁石の付勢力を相殺し得るべく励磁可能な電磁石とを有
   するドライブ部分とを有し、前記ドリブン部分が、前記
   両部分の組付け方向に向けて貫通する複数のねじ孔に螺
   合された複数のねじにより組付けられていると共に、前
   記両部分が前記永久磁石の吸引力により互いに吸引され
   てなるプリンタヘッドに於ける前記両部分の分離合体方
   法であって、 前記ドリブン部分を組付けている前記ねじの少なくとも
   一部を取外す過程と、 前記ねじを取外した前記ねじ孔に、前記ねじ孔よりも長
   い首下長さを有するねじを螺合する過程とを有すること
   を特徴とするプリンタヘッドの２つの部分の分離合体方
   法。