JPS6212462A - パワ−ステアリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両のパワーステアリング装置に関する。

（従来の技術） リング室へ圧油を給排してパワーアシストを行うパワー
ステアリング装置では、一般に、パワーシリンダのピス
トンロッドのラック部に噛合しハンドル操作によりラッ
ク部に対して相対移動するピニオン軸を設け、このピニ
オン軸をコントロールバルブの弁体に係合させ、弁体を
軸方自動させてオイルポンプからの圧油をパワーシリン
ダの左右のシリンダ室に切換供給している。

（発明が解決しようとする問題点） そのため従来のパワーステアリング装置では、パワーシ
リンダの左右のシリンダ室に圧油を給排するコントロー
ルバルブの弁体をピニオン軸で直接動かすため、滑らか
な操舵感覚を得ることができない不具合があった。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって１本発
明の目的とする処は、コントロールバルブのドレン路の
圧力差を利用して弁体を動かし、滑らかな操舵感覚を得
ることができるパワーステアリング装置を提供するにあ
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するため、軸方自動によりオイ
ルポンプからの圧油をパワーシリンダの左右のシリンダ
室に切換供給する弁体（５３）と、該弁体（５３）の両
端に夫々臨ませて形成され、オイルタンク側に夫々油路
（６１ａ）、（８１ｂ）を介して接続された油室（５８
ａ）　、　（５８ｂ）を備えるコントロールバルブを設
け、前記コントロールバルブの一方の油室（５６ａ）と
該コントロールバルブのドレンポート（７１）をドレン
路（８１ａ）を介して接続すると共に。

他方の油室（５８ｂ）とドレンポート（７１）を前記ド
レン路（８１ａ）とは別のドレン路（８１ｂ）を介して
接続し、パワーシリンダのピストンロッドのラック部に
噛合しハンドル操作によりラック部に対して相対移動す
るピニオン軸を設け、前記ピニオン軸に係合してケーシ
ング内を可動し、前記ドレン路（８１ａ）　、　（８１
ｂ）の一方を開に、他方を閉とする弁体（４２）を備え
た作動弁を設けたことを特徴とする。

（作用） ハンドル操作によりピニオン軸を介して弁体（４２）は
可動し、一方のドレン路（８１ａ）を開に、他方のドレ
ン路（８１ｂ）を閉とする。従って圧油はコントロール
バルブのドレンポートから一方のドレン路（８１ａ）　
、油室（５６ａ）　、油路（８１ａ）を介してオイルタ
ンク側へ流れ、この時、油路（８１ａ）を圧油が流れる
抵抗分抽室（５６ａ）は他方の油室（５８ｂ）よりも圧
力が高まり、コントロールバルブの弁体（５３）を軸方
自動し、圧油をパワーシリンダの左右のシリンダ室に切
換供給してパワーアシストを行う。

（実施例） 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。

第１図はパワーステアリング装置の油圧回路図、第２図
はステアリングギヤボックス部分の断面図、第３図はコ
ントロールバルブ、作動弁部分の断面図を示す。

（１）はオイルタンク、（２）はオイルポンプ、（３）
はコントロールバルブ、（０はパワーシリンダ、（５）
は作動弁で、オイルポンプ（２）の吸込口（２ａ）とオ
イルタｙ）ｙ（＋）Ｌ＋ｋｈｎ（７）−ｒｓｍ錦１．　
−）イルポンプ（２）の吐出口（２ｂ）とコントロール
バルブ（３）は油路（８）で接続する。

（１１）は流量制御弁で、流量制御弁（１１）は油路（
８）に介設する。

流量制御弁（１１）は弁体（１３）を備え、油室（１４
）の圧力の上昇時、弁体（１３）を背圧室（１５）側へ
移動させ、油室（１４）の油をバイパス路（１６）を介
して逃がし、油室（１４）内の圧力、即ちコントロール
バルブ（３）、パワーシリンダ（０側に供給する圧油の
圧力を一定に保ち、図中（１８）はリリーフ弁が介設さ
れた油路、　（１９）はオリフィスを有する油路を示す
、また、前記背圧室（１５）には弁（２１）が介設され
た油路（２２）を接続し、高速時に弁（２１）を開いて
背圧室（１５）の油を油路（２２）を介して逃がし、背
圧室（１５）の圧力を下げ、弁体（１３）を背圧室（１
５）側に移動させ、油室（１０の油をバイパス路（！６
）を介して逃がし、高速時における操舵を重くする。

パワーシリンダ（４）のピストン（２０で画成された左
右のシリンダ室（２５）　、（２Ｂ）とコントロールバ
ルブ（３）は油路（２７）　、（２８）で接続し、パワ
ーシリンダ（２４）のビス］ンロッド（２９）両端はタ
イロッド等を介して左右の操向輪に接続し、またピスト
ンロッド（２９）にはラック（３１）を形成する。

（３３）はステアリングホイール、（３４）はステアリ
ングホイール（３３）に接続されたピニオン軸で、第２
図に示すようにピニオン軸（３４）はステアリングギヤ
ボックス（３５）に上部を軸受（３Ｂ）を介して支持さ
れ、ガイド（３７）で付勢された前記ピストンロッド（
２９）のラック（３１）に噛合している。

ステアリングギヤボックス（３５）には前記コントロー
ルバルブ（３）、作動弁（５）のケーシング（４０）を
結合し、ピニオン軸（３４）の下端にピン部（３８）を
有するスライダ（３９）を取着する。

前記作動弁（５）は第３図に示すように前記ピン部（３
８）に係合してピン（３８）により軸方向動し、内部に
油路（４１）が貫設された弁体（４２）と、弁体（４２
）の両端に配設され油孔（４３）が貫設されたフランジ
部材（４４ａ）　、　（４４ｂ）を備える。各フランジ
部材（４４ａ）　、　（４４ｂ）とケーシング（４０）
間には夫々油室（４５ａ）　、　（４５ｂ）を形成し、
弁体（４２）及びフランジ部材（４４ａ）、（４４ｂ）
は両側のコイルスプリング（４Ｂ）　。

（４６）により中立位置に付勢し、前記フランジ部材（
４４ａ）、（４４ｂ）の端部にはケーシング（４０）側
の座面（４８ａ）　、　（４８ｂ）に密接自在に面部（
４９ａ）　、　（４９ｂ）を形成する。

前記コントロールバルブ（３）は軸方向動じて油路（８
）及び入口（５１）、通路（５２）からの圧油を油路（
２７）　、（２Ｂ）へ切換え供給する弁体（５３）を備
え、弁体（５３）の内部には油路（５０を形成する。

弁体（５３）の両端には弁体（５３）の端面に臨ませて
油室（５８ａ）　、（５６ｂ）を形成し、油室（５６ａ
）　、　（５８ｂ）は夫々油路（８１ａ）、（８１ｂ）
及び油路（８２）　、出口（Ｂ３）を介して圧力が低く
油を流出し得るオイルタンク（１）側に接続し、実施例
では油路（６０を介してオイルタンク（１）に接続し、
弁体（５３）は各油室（５８ａ）　、　（５８ｂ）に装
入されたコイルスプリング（８６）によりばね受（６７
）を介し中立位置に付勢する。

そしてコントロールバルブ（３）のドレンポート（７１
）を油路（７２）、弁体（４２）の環状溝（７３）、油
孔（７４）を介して弁体（４２）の油路（４１）に接続
し、更に作動弁（５）の油室（４５ａ）　、　（４５ｂ
）とコントロールバルブ（３）の油室（５８ａ）　、　
（５８ｂ）を夫々油路（７５ａ）　。

（？５ｂ）を介して接続する。従って実施例ではコント
ロールバルブ（３）のドレンボー）　（７１）と一方の
油室（５６ａ）　、他方の油室（５８ｂ）は油路（７２
）、環状溝（７３）、油孔（７４）、油路（４１）、油
孔（４３）、油室（４５ａ）、（４５ｂ）　、油路（７
５ａ）　、　（７５ｂ）で夫々個別に構成されるドレン
路（８１ａ）、（８１ｂ）で接続されている。

本実施例では前記のように構成したので、ステアリング
ホイール（３３）を切らない中立位置では、オイルポン
プ（２）の圧油は油路（８）、入口（５１）、油路（５
２）を介してコントロールバルブ（３）内に至り、コン
トロールバルブ（３）のドレンポート（７１）から夫々
ドレン路（８１ａ）、（８１ｂ）を介して油室（５Ｅｌ
ａ）　、　（５６ｂ）に至り、油室（５８ａ）　、　（
５６ｂ）から夫々油路（８１ａ）、（８１ｂ）を介して
油路（８２）、出口（６３）に至り、油路（６４）を介
してオイルタンク（１）に戻される。

えば右に切ると、ピニオン軸（３４）がラック（３１）
上を転勤して揺動し、ピン部（３８）を介して弁体（４
２）を第３図にＡ矢印で示す方向に動かし、一方のフラ
ンジ部材（４４ａ）の面部（４９ａ）はケーシング（４
０）側の座面（４８ａ）から離れ、他方のフランジ部材
（４４ｂ）の面部（４９ｂ）はケーシング（４０）側の
座面（４８ｂ）に密接し、油孔（４３）と油室（４５ｂ
）の連通を遮断して他方のドレン路（８１ｂ）を閉とす
る。

従って圧油はコントロールバルブ（３）から一方のドレ
ン路（８１ａ）　、油室（５８ａ）　、油路（８１ａ）
を通って油路（６２）に至り、出口（６３）、油路（８
４）を介してオイルタンク（１）に戻され、この場合、
油路（８１ａ）における抵抗分一方の油室（５８ａ）は
他方の油室（５ｅｂ）より圧力が高まり、弁体（５３）
をＢ矢印に示す方向に動かし、例えば左シリンダ室（２
５）に圧油を油路（２７）を介して供給し、パワーアシ
ストを行う。

従って本実施例によれば従来の如くピニオン軸によりコ
ントロールバルブの弁体を直接動かさヂ　１ソトｎ　−
１１／バルブＣ３）ノＶレン路（８１ａ）。

（８１ｂ）の圧力差を利用して弁体（５３）を動かすよ
うにしたので、滑らかな操舵感覚を得ることができる。

また、実施例ではステアリングホイール（３３）操舵時
、一方のフランジ部材（４４ｂ）の面部（４９ｂ）をケ
ーシング（４０）側の座面（４８ｂ）に密接して一方の
ドレン路（８１ｂ）を閉とするように構成したので、ス
テアリングホイール（３３）を急激に切った場合、面部
（４９ｂ）と座面（４８ｂ）間を流れる油に２乗孔とし
ての抵抗を生じさせ、ステアリングホイール（３３）の
切り過ぎを防止することもでき、斯かる抵抗は油孔（４
３）の孔径等を変えることにより任意に設定することが
できる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば。

コントロールバルブのドレン路の圧力差を利用して弁体
を動かすようにしたので、滑らかな操舵感覚を得ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はパワーステアリング装置の油圧回路図、第２図
はステアリングギヤボックス部分の断面図、第３図はコ
ントロールバルブ、作動弁部分の断面図である。 尚、図面中（１）はオイルタンク、（２）はオイルポン
プ、（３）はコントロールバルブ、（４）はパワーシリ
ンダ、（５）は作動弁、（３３）はステアリングホイー
ル、（３０はビニオン軸、（４２）　、（５３）は弁体
、（５８ａ）　、（５８ｂ）は油室、　（８１ａ）、（
８１ｂ）はドレン路である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハンドル操作によりパワーシリンダの左右のシリ
   ンダ室へ圧油を給排してパワーアシストを行うパワース
   テアリング装置において、 軸方向動によりオイルポンプからの圧油をパワーシリン
   ダの左右のシリンダ室に切換供給する弁体（５３）と、
   該弁体（５３）の両端に夫々臨ませて形成され、オイル
   タンク側に夫々油路（６１ａ）、（６１ｂ）を介して接
   続された油室（５６ａ）、（５６ｂ）を備えるコントロ
   ールバルブを設け、 前記コントロールバルブの一方の油室（５６ａ）と該コ
   ントロールバルブのドレンポート（７１）をドレン路（
   ８１ａ）を介して接続すると共に、他方の油室（５８ｂ
   ）とドレンポート（７１）を前記ドレン路（８１ａ）と
   は別のドレン路（８１ｂ）を介して接続し、パワーシリ
   ンダのピストンロッドのラック部に噛合しハンドル操作
   によりラック部に対して相対移動するピニオン軸を設け
   、 前記ピニオン軸に係合してケーシング内を可動し、前記
   ドレン路（８１ａ）、（８１ｂ）の一方を開に、他方を
   閉とする弁体（４２）を備えた作動弁を設けたことを特
   徴とするパワーステアリング装置。
2. （２）前記作動弁の弁体（４２）の両端部にはケーシン
   グ側の座面（４８ａ）、（４８ｂ）に夫々密接自在な面
   部（４９ａ）、（４９ｂ）が設けられ、弁体（４２）は
   前記ピニオン軸に係合して軸方向動し、一方の面部（４
   ９ａ）が座面（４８ａ）から離れて一方のドレン路（８
   １ａ）を開に、他方の面部（４９ｂ）が座面（４８ｂ）
   に密接して他方のドレン路（８１ｂ）を閉とすることを
   特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載のパワーステ
   アリング装置。