JPS62123104A - ナス科植物の土壌病害防除方法 - Google Patents
ナス科植物の土壌病害防除方法Info
- Publication number
- JPS62123104A JPS62123104A JP60261354A JP26135485A JPS62123104A JP S62123104 A JPS62123104 A JP S62123104A JP 60261354 A JP60261354 A JP 60261354A JP 26135485 A JP26135485 A JP 26135485A JP S62123104 A JPS62123104 A JP S62123104A
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- JP
- Japan
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- bacteria
- pseudomonas solanacearum
- soil
- phage
- plants
- Prior art date
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、シュドモナス拳ソラナシアラム(Pseu
domonas solamacearu++)細菌の
寄生によって発症するナス科植物土壌病害の防除方法に
関する。
domonas solamacearu++)細菌の
寄生によって発症するナス科植物土壌病害の防除方法に
関する。
〔従来の技術]
タバコ立枯病やタバコ以外のナス科植物例えばナス、ト
マト、ピーマン、ジャガイモ等の青枯病は病原性シュド
モナス−ソラナシアラム細菌の寄生によって引き起こさ
れる。植物がこれらの病気に感染すると、枯れて収穫で
きなくなり、大きな損害をもたらす。
マト、ピーマン、ジャガイモ等の青枯病は病原性シュド
モナス−ソラナシアラム細菌の寄生によって引き起こさ
れる。植物がこれらの病気に感染すると、枯れて収穫で
きなくなり、大きな損害をもたらす。
このようなタバコ立枯病およびタバコ以外のナス科植物
の青枯病(この明細占において、これら病害を総称して
巾にナス科植物の土壌病害という)を防除する手段とし
て、特許協力条約に基づいて公開された国際出願(国際
公開番号WO35103519)に、シュドモナス・ソ
ラナシアラム・M4S (微工研条寄第700号)菌株
の生菌をナス科間物の根部に接種する方法が開示されて
いる。
の青枯病(この明細占において、これら病害を総称して
巾にナス科植物の土壌病害という)を防除する手段とし
て、特許協力条約に基づいて公開された国際出願(国際
公開番号WO35103519)に、シュドモナス・ソ
ラナシアラム・M4S (微工研条寄第700号)菌株
の生菌をナス科間物の根部に接種する方法が開示されて
いる。
[発明が解決しようとする問題点]
ヒ記方法による土壌病害発病の抑制効果は木畑において
も確認されているが、木畑において土壌病害防除法とし
て利用するためには、防除効果をさらに高めることが望
まれている。
も確認されているが、木畑において土壌病害防除法とし
て利用するためには、防除効果をさらに高めることが望
まれている。
[問題点を解決するための手段]
この発明では、シュドモナス・ソラナシアラムM4Sの
生+24によるナス科植物のモ壌病害防除効宋をより高
めるために、シュドモナスΦソラナシアラムM4Sの生
菌をナス科植物の根部に接種し、この接種から7日以内
の期間内に該生菌と病JjK 性シュドモナス・ソラナ
シアラムとの両者を溶菌するバクテリオファージの増殖
液を該根部の土壌に散布する。
生+24によるナス科植物のモ壌病害防除効宋をより高
めるために、シュドモナスΦソラナシアラムM4Sの生
菌をナス科植物の根部に接種し、この接種から7日以内
の期間内に該生菌と病JjK 性シュドモナス・ソラナ
シアラムとの両者を溶菌するバクテリオファージの増殖
液を該根部の土壌に散布する。
ところで、植物の病原性細菌を溶菌するバクテリオファ
ージ(以下、単にファージという)を利用して、同病原
性細菌の寄生による植物病害の防除をおこなおうとする
試みは古くからなされている。しかしながら、これらの
試みは実用の域に達していないのが現状である。その理
由は次のように考えられている。
ージ(以下、単にファージという)を利用して、同病原
性細菌の寄生による植物病害の防除をおこなおうとする
試みは古くからなされている。しかしながら、これらの
試みは実用の域に達していないのが現状である。その理
由は次のように考えられている。
すなわち、植物体内で増殖した病原性細菌は集塊をなし
、しかも多量の糖類等粘質物によって囲まれるため、全
ての細菌細胞がファージの感染を受けることがなく、フ
ァージの分布が著しく局在化されるためである。すなわ
ち、ファージは植物の−fい病斑に多く分布し、健全部
位には少ないということが大きな原因であると考えられ
ている。
、しかも多量の糖類等粘質物によって囲まれるため、全
ての細菌細胞がファージの感染を受けることがなく、フ
ァージの分布が著しく局在化されるためである。すなわ
ち、ファージは植物の−fい病斑に多く分布し、健全部
位には少ないということが大きな原因であると考えられ
ている。
このような原因でファージによる防除効果が期待できな
いことから、この発明においては、病原性細菌が植物体
内において増殖する前にファージを植物体内に導入しこ
れを増殖させている。より詳しくは、ナス科植物の土壌
病原菌であるシュドモナス拳ソラナシアラム菌株のうち
非病原性菌であるシュドモナス・ソラナシアラム・M4
Sをナス科植物の根部に接種して、開閉を植物体内に侵
入させ、ファージを散布することによって、病原性細菌
シュドモナス・ソラナシアラムが植物体内に侵入するま
でにファージを植物体内で増殖させ、もって土壌病害防
除効果を高めている。
いことから、この発明においては、病原性細菌が植物体
内において増殖する前にファージを植物体内に導入しこ
れを増殖させている。より詳しくは、ナス科植物の土壌
病原菌であるシュドモナス拳ソラナシアラム菌株のうち
非病原性菌であるシュドモナス・ソラナシアラム・M4
Sをナス科植物の根部に接種して、開閉を植物体内に侵
入させ、ファージを散布することによって、病原性細菌
シュドモナス・ソラナシアラムが植物体内に侵入するま
でにファージを植物体内で増殖させ、もって土壌病害防
除効果を高めている。
この発明の方法に使用されるシュドモナス−ソラナシア
ラム・M4ScM株C以下、単にM4S菌という)は、
上にも述べた通り、微工研において寄託されており(寄
託番号:微工研条寄第700号)、その取得方法、培養
方法および菌学的性質等は、上記国際公開WO3510
3519公報に詳しく記載されている通りである。
ラム・M4ScM株C以下、単にM4S菌という)は、
上にも述べた通り、微工研において寄託されており(寄
託番号:微工研条寄第700号)、その取得方法、培養
方法および菌学的性質等は、上記国際公開WO3510
3519公報に詳しく記載されている通りである。
この発明に用いるファージの分離は、微生物学実験法(
微生物研究法懇談会編、昭和50年12月講談社サイエ
ンティフィックFl >に記載されている方法を応用し
ておこなうことができる。
微生物研究法懇談会編、昭和50年12月講談社サイエ
ンティフィックFl >に記載されている方法を応用し
ておこなうことができる。
すなわち1日本たばこ産業(株)宇都宮試験場で栽培し
、りへコ立枯病に感染したタバコの茎を1辺が1cm以
下の細片に切断し、そのlOgを100m1の殺菌水に
懸濁し、1時間振盪した。
、りへコ立枯病に感染したタバコの茎を1辺が1cm以
下の細片に切断し、そのlOgを100m1の殺菌水に
懸濁し、1時間振盪した。
上澄を110000rpで10分間遠心し、そのヒ澄部
をミリポアフィルタ−(0,45牌m)でろ過した。ろ
液0.2mlを病原性タバコ立枯病菌を含む公知のCP
G培地(成分:カザミノ酸1g、ブドウ糖10g、ペプ
トン10g、水1リットル)に接種し、48時間振盪培
養した。
をミリポアフィルタ−(0,45牌m)でろ過した。ろ
液0.2mlを病原性タバコ立枯病菌を含む公知のCP
G培地(成分:カザミノ酸1g、ブドウ糖10g、ペプ
トン10g、水1リットル)に接種し、48時間振盪培
養した。
培養ろ液の上澄をミリポアフィルタ−でろ過後1段階稀
釈し、ろ液0.1mlを病原性立枯病菌を含むCPG寒
天寒天培地3シl濁し、これを直径9cmのシャーレに
疏し込み、30℃で24時間培養した。形成された溶菌
斑からファージを分離した。
釈し、ろ液0.1mlを病原性立枯病菌を含むCPG寒
天寒天培地3シl濁し、これを直径9cmのシャーレに
疏し込み、30℃で24時間培養した。形成された溶菌
斑からファージを分離した。
ファージの培養は、M4S閑の培養に準じる。
すなわち、ファージとM4S閑とを同時に植菌した液体
培地で、28〜30℃で36〜72蒔間好ましくは48
時間培養する。培養液を高速(例えば、toooo回転
/分)で遠心し、その上澄をファージ増殖液として用い
る。実際に土壌に散布するに際しては、1ml当りのフ
ァージ数を10個以上好ましくは10個以上にJA9し
て用いる。
培地で、28〜30℃で36〜72蒔間好ましくは48
時間培養する。培養液を高速(例えば、toooo回転
/分)で遠心し、その上澄をファージ増殖液として用い
る。実際に土壌に散布するに際しては、1ml当りのフ
ァージ数を10個以上好ましくは10個以上にJA9し
て用いる。
さて、この発明に従って、ナス科植物の土壌病害を防除
するには、まず、M4S菌の生菌を、好ましくは滅菌水
に懸濁した状態(菌濃度:106〜lO個/ m l、
好ましくはlO〜10 個/ m l )で、前記国際
公開公報に記載されているように、木畑移植当日を含め
、移植の3週間前に当該植物の根部に接種する。この接
種の時期は、移植前1〜4日間であることが好ましい。
するには、まず、M4S菌の生菌を、好ましくは滅菌水
に懸濁した状態(菌濃度:106〜lO個/ m l、
好ましくはlO〜10 個/ m l )で、前記国際
公開公報に記載されているように、木畑移植当日を含め
、移植の3週間前に当該植物の根部に接種する。この接
種の時期は、移植前1〜4日間であることが好ましい。
なお。
根部とは、土壌を用いて栽培した際に土壌中に存在して
水分は栄養分の吸収をおこなう部分のことであり、ジャ
ガイモの塊茎などをも包含する。根部への接種は、M4
S菌の懸濁液中に根部を浸漬することによって容易にお
こなうことができる。
水分は栄養分の吸収をおこなう部分のことであり、ジャ
ガイモの塊茎などをも包含する。根部への接種は、M4
S菌の懸濁液中に根部を浸漬することによって容易にお
こなうことができる。
浸漬時間は、通常、30分ないし3時間、好ましくは1
時間前後である。
時間前後である。
M4S菌を接種してから1時間後ないし7日後に、ファ
ージ個数を調整した上記ファージ増殖液を接種処理した
苗の根部土壌に1個体につき100 m 1以上散布す
る。苗を本畑へ移植(定植)する場合には、ファージ増
殖液を散布して1111f間から7日後、好ましくは1
〜4日後におこなうことが好ましい。
ージ個数を調整した上記ファージ増殖液を接種処理した
苗の根部土壌に1個体につき100 m 1以上散布す
る。苗を本畑へ移植(定植)する場合には、ファージ増
殖液を散布して1111f間から7日後、好ましくは1
〜4日後におこなうことが好ましい。
[発明の作用・効果]
この発明の方法によって、ナス科植物の土壌病害すなわ
ちタバコ立枯病およびタバコ以外のナス科植物の青枯病
が防除される機構は次のように考えられる。
ちタバコ立枯病およびタバコ以外のナス科植物の青枯病
が防除される機構は次のように考えられる。
すなわち、まず、ナス科植物体に予め接種したM4S菌
が植物体内に侵入する。後に添加されたファージはこの
M4S菌を溶菌しながら植物体内に移行する(ファージ
が植物体内に移行することは実験的に確認されている)
。このファージが。
が植物体内に侵入する。後に添加されたファージはこの
M4S菌を溶菌しながら植物体内に移行する(ファージ
が植物体内に移行することは実験的に確認されている)
。このファージが。
後から侵入した病原性シュドモナス・ソラナシアラムの
増殖を阻害し1発病を抑制する。加えて、M4S菌の作
用により植物自身が持つ防除反応が誘起される。
増殖を阻害し1発病を抑制する。加えて、M4S菌の作
用により植物自身が持つ防除反応が誘起される。
こうして、この発明によれば、ナス科植物の土壌病害が
効果的に防除される。
効果的に防除される。
[実施例]
実施例 1
1辺が28.5cmの塩化ビニル樹脂製ポット(25本
植)で栽培し、木畑に移植する太きさまで生育した木t
J9枚のタバコ〔a(品種:白遠州1号)を供試した。
植)で栽培し、木畑に移植する太きさまで生育した木t
J9枚のタバコ〔a(品種:白遠州1号)を供試した。
これら苗各20本をそれぞれ以下のように処理した。
(1)M4S菌とファージ液による処理区(本発明):
M4S閑の生菌を濃度が10 個/ m lとなるよ
うに滅菌水に懸濁した!9濁液を調製し。
M4S閑の生菌を濃度が10 個/ m lとなるよ
うに滅菌水に懸濁した!9濁液を調製し。
これにタバコ醒を1時間浸漬した後直径15cmの植木
鉢に鉢植えした。4日後、ファージ液(ファージ数:l
O8個/ml誠菌水)を1鉢につき100m1ずつ添加
した。
鉢に鉢植えした。4日後、ファージ液(ファージ数:l
O8個/ml誠菌水)を1鉢につき100m1ずつ添加
した。
(2)M4SVi処理区:ファージの添加をおこなわな
かった以外は処理区(1)と同じにおこなった。
かった以外は処理区(1)と同じにおこなった。
(3)ファージ液処理区:M4S菌による処理をおこな
わなかった以外は処理区(1)と同様におこなった。
わなかった以外は処理区(1)と同様におこなった。
(4)対照区:タバコ苗を蒸留水のみに浸漬した後同様
の植木鉢に鉢植えした。
の植木鉢に鉢植えした。
各処理をおこなってから4日後に、病原性シュドモナス
・ソラナシアラムが濃度10 個/ m lで含まれる
水懸濁液を調製し、上記合計80本の菌の根にナイフを
さし込んで傷をつけた直後に。
・ソラナシアラムが濃度10 個/ m lで含まれる
水懸濁液を調製し、上記合計80本の菌の根にナイフを
さし込んで傷をつけた直後に。
この病原性細菌の懸濁液を10m1ずつ潅注した。10
日後に発病状態を観察した0発病程度は以下の表1に示
すようにOから5までの6段階とし、以下の式により平
均罹病指数を求め防除率を計算した。結果を表2に示す
。
日後に発病状態を観察した0発病程度は以下の表1に示
すようにOから5までの6段階とし、以下の式により平
均罹病指数を求め防除率を計算した。結果を表2に示す
。
表 1
発病1−0病U
O無発病
1 葉の一部が萎凋
2 1〜3枚の!tが萎凋
3 成長点に近い2〜3枚の菓を除いて萎凋
4 全葉萎凋
ただし、Nは供試個体数、no ” n5 は発病
指数0〜5に属する個体数6 対照区の旺均罹病指数 表 2 P −内十 t”、病Ft I/j=4(1)
O$ 0 100% (2) 16.7X 0.75 78.3%(
3) 83.3 3.67 04)(文!1r
(区 88.7$ 3.18 −表2に
示す結果から明らかなように、M4S菌とファージの処
理区(1)では発病が全く認められす、発病の抑制効果
が最も高く、M4S菌処理1ズ(2)よりも発病の抑制
効果が高い、また、ファージ処理区(3)では、対照区
よりも発病率が高く、発病の抑制効果は認められなかっ
た。
指数0〜5に属する個体数6 対照区の旺均罹病指数 表 2 P −内十 t”、病Ft I/j=4(1)
O$ 0 100% (2) 16.7X 0.75 78.3%(
3) 83.3 3.67 04)(文!1r
(区 88.7$ 3.18 −表2に
示す結果から明らかなように、M4S菌とファージの処
理区(1)では発病が全く認められす、発病の抑制効果
が最も高く、M4S菌処理1ズ(2)よりも発病の抑制
効果が高い、また、ファージ処理区(3)では、対照区
よりも発病率が高く、発病の抑制効果は認められなかっ
た。
実施例 2
実施例1と同様に調製したM4S菌懸濁液(e1龜10
8 個/ m l )に、実施例1と同様にfr成した
タバコWを浸漬し、鉢植えし、各区12本ずつ処理した
。すなわち、鉢植え30分後(処理区5)、1[1後(
処理区6)、4B後(処理区7)および7目後(処理区
8)に77−ジ液(濃度[O個/ m l )を1鉢に
loO+nlずつ添加した。鉢植え10日後に病原性シ
ュドモナス・ソラナシアラム閑を接種し、その14日後
に発病状態を観察した。なお、M4S閑のみによる処理
(処理区9)についても同様に観察した。対照区は実施
例1と同様滅菌蒸留水を用いたものであった。
8 個/ m l )に、実施例1と同様にfr成した
タバコWを浸漬し、鉢植えし、各区12本ずつ処理した
。すなわち、鉢植え30分後(処理区5)、1[1後(
処理区6)、4B後(処理区7)および7目後(処理区
8)に77−ジ液(濃度[O個/ m l )を1鉢に
loO+nlずつ添加した。鉢植え10日後に病原性シ
ュドモナス・ソラナシアラム閑を接種し、その14日後
に発病状態を観察した。なお、M4S閑のみによる処理
(処理区9)についても同様に観察した。対照区は実施
例1と同様滅菌蒸留水を用いたものであった。
結果を表3に示す。
表 3
(5) 25.0 0.75 78.6(6) 8
.3 0.33 90.5(7) 8.3 0.08
97.7(8) 25.0 0.58 83.4(
9) 50.0 1.75 50.0文、開−83,
33,50− 表3に示す結果かられかるように、M4S菌処卵処理後
以内であればいずれの時期にファージ液で処理しても発
病の抑制効果が認められた。特に、M45IJ処理1日
後と4日後にファージ培で処理した区で発病の抑制効果
が高い。
.3 0.33 90.5(7) 8.3 0.08
97.7(8) 25.0 0.58 83.4(
9) 50.0 1.75 50.0文、開−83,
33,50− 表3に示す結果かられかるように、M4S菌処卵処理後
以内であればいずれの時期にファージ液で処理しても発
病の抑制効果が認められた。特に、M45IJ処理1日
後と4日後にファージ培で処理した区で発病の抑制効果
が高い。
実施例 3
実施例1と同様に育成したタバコ苗(品種コブライトエ
ロー4号)を、実施例1と同様にM4S菌懸濁液に浸漬
し、鉢植えし、その30分後にファージ液を添加した(
処理区10)。なお、M4S菌だけを添加した区(処理
区11)およびファージだけを接種した区(処理区12
)も準備した。対照区は減菌水で処理したものである。
ロー4号)を、実施例1と同様にM4S菌懸濁液に浸漬
し、鉢植えし、その30分後にファージ液を添加した(
処理区10)。なお、M4S菌だけを添加した区(処理
区11)およびファージだけを接種した区(処理区12
)も準備した。対照区は減菌水で処理したものである。
7]]後に、病原性のu−101A(ファージによって
溶菌される)および0K29 (ファージによって溶菌
されない)をそれぞれ接種し、10日後に発病状態を観
察した。結果を表4に示す。
溶菌される)および0K29 (ファージによって溶菌
されない)をそれぞれ接種し、10日後に発病状態を観
察した。結果を表4に示す。
表 4
(10) u−1021,40,4391,4(l l
) u−1064,31,9381,4(12) u
−1092,03,5030,0対照区 u−101
00,05,0−(10) 0K29 57.0 1.
71 0(11) 0K29 50.0 0.93 3
1.8(12) 0K29 50.0 +、93 0
文r 「q−OK29 50.0 1.3B −表4
かられかるように、ファージに感受性のあるu−10菌
を接種した場合、上記実施例における各結果と同様に、
M4S菌とファージで処理した区(処理区10)が発病
抑制効果が鰻も高く。
) u−1064,31,9381,4(12) u
−1092,03,5030,0対照区 u−101
00,05,0−(10) 0K29 57.0 1.
71 0(11) 0K29 50.0 0.93 3
1.8(12) 0K29 50.0 +、93 0
文r 「q−OK29 50.0 1.3B −表4
かられかるように、ファージに感受性のあるu−10菌
を接種した場合、上記実施例における各結果と同様に、
M4S菌とファージで処理した区(処理区10)が発病
抑制効果が鰻も高く。
ファージのみを添加した区(処理区12)では発病抑制
効果はほとんど認められない。
効果はほとんど認められない。
ファージに感受性を持たない0K29菌を接種した場合
は、ファージ液添加による立枯病発病の抑制効果は認め
られない。
は、ファージ液添加による立枯病発病の抑制効果は認め
られない。
実施例 4
播種後2回移植し、塩化ビニル樹脂製法で栽培し、播種
後40日を経過して木畑定植苗の大きさに育ったトマト
萌(品種二豊金)を供試した。すなわち、実施例1と同
様に調製したM4S菌懸濁液(75度10” 1!/
m I) ニドマド[Wを浸漬し、鉢植えした。4日後
にファージ液(C度10 個/ m l )をloOm
lずつ添加した。その2u後に病原性シュドモナス・ソ
ラナシアラム菌を接種し、さらに7日後に発病状態を観
察した。対照区は減菌蒸留水による処理区である。結果
を表5に示す。なお、M4S閑のみで処理した場合(処
理区14)の結果も併記する。
後40日を経過して木畑定植苗の大きさに育ったトマト
萌(品種二豊金)を供試した。すなわち、実施例1と同
様に調製したM4S菌懸濁液(75度10” 1!/
m I) ニドマド[Wを浸漬し、鉢植えした。4日後
にファージ液(C度10 個/ m l )をloOm
lずつ添加した。その2u後に病原性シュドモナス・ソ
ラナシアラム菌を接種し、さらに7日後に発病状態を観
察した。対照区は減菌蒸留水による処理区である。結果
を表5に示す。なお、M4S閑のみで処理した場合(処
理区14)の結果も併記する。
表 5
、− 発 8゛ % −B 病 防
二(13) 0 0 to。
二(13) 0 0 to。
(14) 50.0 1.31 47.6文・m×
62.5 2.50 −表5かられかるよ
うに、M4S菌で処理したmにファージ液を添加した区
では発病が全く認められず、100%の防除効果を示し
た。
62.5 2.50 −表5かられかるよ
うに、M4S菌で処理したmにファージ液を添加した区
では発病が全く認められず、100%の防除効果を示し
た。
実施例 5
実施例1と同様に育成したタバコ苗(白遠州1号)を1
区につき160本ずつ供試した。実施例1と同様にM4
SViの生菌懸濁液(濃度lO個/ m 1 )にタバ
コ苗の根を1時間浸漬した。3日後ニ、y y −シ懸
’a液(j5度2 、5 x 109(14/ml)を
醒1本につき100m1ずつ土壌に添加した。さらに2
日後の4月24日に立枯病汚染畑(ケ枯病菌数5.8x
lO個/g乾士)に移植し1発病状態を観察した。なお
、対照区には何の処理もおこなわず、同じ日に移植した
。7月16日と8月50に発病状態を調査した結果を表
6に示す。
区につき160本ずつ供試した。実施例1と同様にM4
SViの生菌懸濁液(濃度lO個/ m 1 )にタバ
コ苗の根を1時間浸漬した。3日後ニ、y y −シ懸
’a液(j5度2 、5 x 109(14/ml)を
醒1本につき100m1ずつ土壌に添加した。さらに2
日後の4月24日に立枯病汚染畑(ケ枯病菌数5.8x
lO個/g乾士)に移植し1発病状態を観察した。なお
、対照区には何の処理もおこなわず、同じ日に移植した
。7月16日と8月50に発病状態を調査した結果を表
6に示す。
表 6
処理区 7月16日 14.5 0.73 37.
2対照区 /l 18.4 1.18
−処理区 8月5日 32.2 2.29 3
4.4文明区 /l 50.3 3.50
−表6かられかるように、いずれの調査月日にお
いても処理区の方が発病率が低く、平均罹病率も低かっ
た。また防除率も30%以上であった。
2対照区 /l 18.4 1.18
−処理区 8月5日 32.2 2.29 3
4.4文明区 /l 50.3 3.50
−表6かられかるように、いずれの調査月日にお
いても処理区の方が発病率が低く、平均罹病率も低かっ
た。また防除率も30%以上であった。
Claims (1)
- シュドモナス・ソラナシアラムM4Sの生菌をナス科植
物の根部に接種し、この接種から7日以内の期間内に該
生菌と病原性シュドモナス・ソラナシアラムとの両者を
溶菌するバクテリオファージの増殖液を該根部の土壌に
散布することを特徴とするナス科植物土壌病害防除方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60261354A JPS62123104A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | ナス科植物の土壌病害防除方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60261354A JPS62123104A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | ナス科植物の土壌病害防除方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62123104A true JPS62123104A (ja) | 1987-06-04 |
JPH0448762B2 JPH0448762B2 (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=17360679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60261354A Granted JPS62123104A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | ナス科植物の土壌病害防除方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62123104A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN109136194A (zh) * | 2017-06-28 | 2019-01-04 | 菲吉乐科(南京)生物科技有限公司 | 新型茄科雷尔氏菌噬菌体及其组合物和应用 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1985
- 1985-11-22 JP JP60261354A patent/JPS62123104A/ja active Granted
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2001050872A3 (en) * | 2000-01-11 | 2001-12-20 | Intralytix Inc | Method for produce sanitation using bacteriophages |
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---|---|
JPH0448762B2 (ja) | 1992-08-07 |
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