JPS62121840A

JPS62121840A - 内燃機関の燃料供給方法

Info

Publication number: JPS62121840A
Application number: JP26081785A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Toshimitsu; 利光　一成; Katsuhisa Amano; 天野　勝久; Tadashi Umeda; 正梅田
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-11-19
Filing date: 1985-11-19
Publication date: 1987-06-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、吸気マニホルドの分岐部の上流に配設された
インジェクタにより各気筒に燃料を供給する内燃機関の
燃料供給方法に関する。

（従来の技術）従来において、複数の気筒を備えた内燃機関の吸気マニ
ホルド分岐部の上流に一つのインジェクタを配設し、こ
のインジェクタにより燃料を噴射して供給する方法があ
ることは既に知られている。この方法では、クランク角
度に同期した所定の周期で、内燃機関の運転状態に応じ
た燃料量を各気筒の吸気タイミングに合せて各気筒毎に
噴射するよう制御したり、また複数の気筒をいくつかの
気筒群に分けて、気筒群の所定周期で気筒群に対応した
燃料量を各気筒群の吸気タイミングに合せて噴射する、
所謂、倍数噴射より制御している。

（本発明が解決しようとする問題点）ところが、−ヒ記従来の気筒群ごとにまとめてインジェ
クタにより燃料を噴射する倍数噴射による方法において
は、内燃機関の運転状態、特に低負荷運転時に気筒間の
燃料の分配効率が低下するおそれがあった。

つまり、一つのインジェクタにより各気筒群毎に燃料を
供給する方法では、内燃機関の高回転・高負荷運転状態
にその噴射特性を設定するのが一般的であるため、内燃
機関の低負荷運転時には気筒群の各気筒に吸入される燃
料の配分がずれてしまい、その結果排気ガス中のエミッ
ション特性を悪化させるというおそれがあった。

そこで、本発明は、内燃機関の低負荷運転時においても
、各気筒に吸入される燃料の分配効率を向上し、排気ガ
ス中のエミッション特性の悪化を防１トできる内燃機関
の燃料供給方法を提供することを目的とするものである
。

（問題屯の解決手段）本発明の燃料供給方法によれば、複数の気筒（１，２，
３，４）を有する内燃機関の吸気マニホルド（１１）の
分岐部の上流に配設された一つのインジェクタ（１２）
により、クランク角度に同期した所定の周期（Ｔ）毎に
、内燃機関の運転状態に応じて決定される各気筒の所定
の燃料量（Ｖ）を噴射する内燃機関の燃料供給方法にお
いて、内燃機関が低負荷運転状態か否かを判別し、低負
荷運転状態でない場合には、前記所定の周期（丁）毎に
前記所定の燃料量（Ｖ）をインジェクタにより供給する
一方、低負荷運転状態である場合には、前記所定の周期
（Ｔ）の整数倍の周期（ｎＴ）で前記所定の燃料量（Ｖ
）の整数倍の燃料量（ｎＶ）と、前記所定の周期（Ｔ）
で前記燃料量（Ｖ）と、を組合せて供給するようにして
なる。

（実施例）以下に本発明を添付図面に基づいて説明する。

第１図はインジェクタにより燃料を供給する制御装置の
概略図である。＠１図において、（１，２，３゜４）は
第１〜第４気筒、（５，Ｅｌ）は各気筒（１，２，３，
４）の吸気ボート、（７）はシリンダヘッド、（９，８
）は吸気マニホルドおよび排気マニホルドであり、吸気
マニホルド（９）の分岐部（９ａ）の上流側の吸気通路
（１０）には、スロットルバルブ（１１）が配設され、
スロー、トルバルブ（１１）の上流に一つのインジェク
タ（電磁式電磁弁）　（１２）が配設されている。また
制御装置は、入力および出力ボート（２１）・（２５）
・中央制御装置（ＣＰＵ）　（２２）、　ＲＯＭ（２３
）８Ｊ：びＲＡ　Ｍ　（２４）等を備えたマイクロコン
ピュータ（２０）と、各センサ類（１３〜１８）とから
構成されてし＼る。各センサ類は、インジェクタ（１２
）より上流側の吸気通路（１０）には大気圧（ＰＡ）を
検出する大気圧センサ（１３）と吸気温度（ＴＡ）を検
出する吸気温度センサ（１４）とが配設され、スロット
ルバルブ近傍の吸気通路（１０）にはスロットルバルブ
下流側の吸気負圧（ＰＢ）を検出する吸気負圧センサ（
１５）が配設され、冷却水通路には冷却水温度（ＴＷ）
を検出する冷却水温度センサ（１６）が配設されている
。さらに、タコメータケーブルに固着された円板と永久
磁石とからなりエンジン回転数Ｎｅ　　を検出するエン
ジン回転数センサ（１７）と、カムシャフトの周囲に９
０°間隔で突設させた突起とフォトカプラとからなり、
ＴＤＣすなわちピストンの上死点を検出するＴＤＣセン
サ（１８）とを備えている。

そして、大気圧センサ（１３）、吸気温度センナ（１４
）、吸気負圧センサ（１５）、冷却水温度センサ（ｔｉ
ｌｌ）オよびエンジン回転数センナ（１７）からの各検
出信号に基づいて、各運転状態時の各気筒の噴射燃料ｉ
　（Ｖ）が補正して決定される。またＴＤＣセンサ（１
８）からのＴＤＣ信号によりインジェクタ（１２）の噴
射タイミングが決定される０例えば、４気筒エンジンの
気筒の点火順序が第３図（ｂ）のように気筒番号で１−
３−４−２の場合には、ＴＤＣ信号は第２図（ａ）のよ
うに示す如きものとなり、各気筒の吸気タイミングおよ
びＴＤＣ信号の周期はＴとなり、したがって、各気筒毎
に燃料を噴射する周期もＴとなる。

未実施例では低負荷運転時でない場合には、気筒の点火
順序に従って２気筒、すなわち第１気筒（１）と第３気
筒（３）毎に、第４気筒（４）と第２気筒（２）毎に、
まとめて各気筒の２倍の燃料量（２ｖ）で噴射するよう
にしている。他方、低負荷運転時の場合には、第２図（
Ｃ）に示すように、気筒の点火順序に従って、２気筒毎
に２回連続噴射した後、１気筒分の噴射を行なうよう制
御しており、例えば第１気筒（１）と第３気筒（３）に
各気筒の燃料量（Ｖ）の２倍の燃料量（２ｖ）を噴射し
、続いて周期（Ｔ）の２倍の時間（２Ｔ）後に第４気筒
（４）と第２気筒（２）に２倍の燃料量（２ｖ）を噴射
し、更にその後第１気筒（１）に１気筒分の燃料量（Ｖ
）を噴射するようにし、かかる手順を順次繰り返して行
なうようにしている。

第３図は以上の関係を簡単はフローチャートにて示すも
のであり、ステップ（３０）にて吸気負圧センサ（１５
）、エンジン回転数センサ（１７）等の検出信号に基づ
き低負荷運転か否かが判断され、低負荷運転でない場合
においてステプ（３１）により（Ｔ）の周期で各気筒毎
に燃料が噴射される。一方、低負荷運転時の場合にはス
テップ（３２）によりＴ時間に１気筒分の燃料（Ｖ）と
（ｎＴ）の時間（ｎは実施例では？）にｎ倍の燃料量（
ｎＶ）を順次組合せて噴射する。

こうして本発明によれば１気筒分の燃料量（Ｖ）と七の
ｎ倍ｎ気筒分の燃料量（ｎＶ）とをエンジンの運転状態
に応じて適宜に組合せて噴射するようにしたため、燃料
配分のずれを防ぐことができ、分配効率を向上させるこ
とができる。

尚、本発明は実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想の範囲において各種の実施態様及び変形態
様を採ることができ、例えば第２図（Ｃ）に示した噴射
タイミングは、第３図に示すように２気箭毎にまとめた
噴射と、１気筒毎の噴射を交互に行うようにしてもよい
。

（発明の効果）以上の説明より明らかな如く本発明によれば、低負荷運
転時に気筒群の各気筒に吸入される燃料配分のずれを防
ぐことができ、分配効率を向上させ、排気ガス中のエミ
ッション特性の悪化を防ｌヒできる内燃機関の燃料供給
方法を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はインジェクタにより燃料を供給する制御装置の
概略図、第２図はタイムチャートを示す図で、（ａ）は
ＴＤＣ信号、（ｂ）は吸気タイミング、（ｃ）は噴射タ
イミングを示す図、第３図はフローチャートを示す図、
第４図は噴射タイミングの別実施例を示す図である。そして図面中、（１，２，３，４）・・・気筒（８）・・・排気マニホルド（９）・・・吸気マニホルド（１１）・・・スロー２トルバルブ（１２）・・・インジェクタ（１５）・・・吸気負圧センサ（１７）・・・エンジン回転数センサ（１８）・・・ＴＤＣセンサである。

Claims

【特許請求の範囲】複数の気筒を有する内燃機関の吸気マニホルドの分岐部
の上流に配設された一つのインジェクタにより、クラン
ク角度に同期した所定の周期（Ｔ）毎に、内燃機関の運
転状態に応じて決定される各気筒の所定の燃料量（Ｖ）
を噴射する内燃機関の燃料供給方法において、内燃機関が低負荷運転状態か否かを判別し、低負荷運転
状態でない場合には、前記所定の周期（Ｔ）毎に前記所
定の燃料量（Ｖ）をインジェクタにより供給する一方、
低負荷運転状態である場合には、前記所定の周期（Ｔ）
の整数倍の周期（ｎＴ）で前記所定の燃料量（Ｖ）の整
数倍の燃料量（ｎＶ）と、前記所定の周期（Ｔ）で前記
燃料量（Ｖ）と、を組合せて供給することを特徴とする
内燃機関の燃料供給方法。