JPS6211714A - 熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の製造方法

Info

Publication number
JPS6211714A
JPS6211714A JP15012485A JP15012485A JPS6211714A JP S6211714 A JPS6211714 A JP S6211714A JP 15012485 A JP15012485 A JP 15012485A JP 15012485 A JP15012485 A JP 15012485A JP S6211714 A JPS6211714 A JP S6211714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latex
particle size
weight
parts
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15012485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0635501B2 (ja
Inventor
Seiichi Nochimori
後守 誠一
Yusuke Tsuda
祐輔 津田
Shinobu Fukumura
忍 福村
Shinichi Kimura
木村 慎一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP60150124A priority Critical patent/JPH0635501B2/ja
Publication of JPS6211714A publication Critical patent/JPS6211714A/ja
Publication of JPH0635501B2 publication Critical patent/JPH0635501B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光沢が極めて優れかつ成形品の突出し白化性が
改良されたゴム変性耐衝撃性樹脂の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ABS樹脂等ゴム変性スチレン系樹脂は優れた耐衝撃性
、機械的性質、成形加工性、光沢性等多くの特徴を有し
ておシ、汎用熱可塑性樹脂として広く使用されている。
がム変性スチレン系樹脂を使用する成形業界においては
、省資源やコストダウンのために大型成形品を薄肉化す
る傾向にあるが、成形品を金型から取シ出す際に突出し
ビンによシ成形品が白化する現象(以下、突出し白化性
と呼ぶ)が生じるという問題がある。
一方、コ°ム変性スチレン系樹脂の主要な用途分野であ
る家電業界においては商品価値を高めるため従来よシも
高い光沢性の材料の開発が望まれ、薄肉の大型成形品を
製造するにさいし光沢の低下の少ない材料が要求されて
いる。
一般にゴム変性スチレン系樹脂の諸物性は、使用するゴ
ム相の組成、ゲル含率、粒子径、粒子径 ゛の分布、ゴ
ム含有量などの因子によって影響される。画業界におい
ては、突出し白化性を改良する為、樹脂中のゴム含有量
を増やす方法が試みられているが、樹脂の重要な特性で
ある剛性などの機械的性質や光沢が低下するという問題
を生じる。
更に、ゴムの粒子径に着目して例えば特公昭45−33
305号公報では0.1μ以上のゴム状ラテックスと0
.1μ以下のゴム状ラテックスの両方を用いて曲げや引
張シに対する白化を改良する方法が記載されている。し
かし乍らこの方法では本発明の目的とする突出し白化性
を改良するには不十分であシまた高い光沢性を併わせ持
たせることは不可能である。
また特公昭60−8691号公報では光沢性を改良する
ため平均粒子径0.2μ以上で好ましくは1μ以上の大
粒子径を含有しかつ粒子径分布を有するブタジェン系重
合体ラテックスと平均粒子径が0.15μ以下のステン
ンープタジェン共重合体ラテックスとの混合ラテックス
を用いることが提案されている。しかし乍らこの方法で
は光沢性は改良されるが、薄肉化された成形品の場合光
沢が低下する欠点がアシ、又突出し白化性は不十分であ
るので実用的にみて問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は成形時における成形品の突出し白化性を
改良し高光沢性を有し、かつ光沢に対する成形品の肉厚
依存性を少なくシ、耐衝撃性を低下させないゴム変性熱
可塑性樹脂組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明に従って、ブタジェン系重合体ラテックス27〜
65重量部(固形分として)の存在下でビニル芳香族化
合物及びビニルシアン化合物を主成分とする単量体73
〜35重量部を乳化グラフト共重合させるに当り、該ブ
タジェン系重合体ラテックスとしてグル含有率が50重
−1i%以上、平均粒子径(Sp )が100OX以上
で1800X未満でありかつ粒子の70重量−以上が0
.7 X Sp〜1.5 X Sp Xの粒子径範囲に
ある狭い粒子径分布を有するラテックスを用いることを
特徴とする熱可塑性樹脂の製造方法が提供される。
本発明において特に重要なことは、極めて狭い粒子径分
布を有する小粒子径のブタジェン系重合体ラテックスを
使用することである。
即ち、平均粒子径(重量平均粒子径) Spが1000
X以上1800X未満好マシくは12oo〜1700X
、更に好ましくは13oo〜17ooXの小粒子径ゴム
ラテックスでかつ粒子の70重量−以上、好ましくは8
0重i%以上が0.7 X Spないし1、5 X s
p■、好ましくは0.8 X Spないし1.4XSp
の、更に好ましくは0.85〜1.35 sp■の粒子
径範囲にある極めて狭い粒子径分布を有するゴムラテッ
クスを用いることである。
実用的な成形において突出し白化性を改良する為には、
樹脂自体がある程度の耐衝撃性と必要とするので耐衝撃
性を高めた上で樹脂自体金白化し難くする必要がある。
コ9ムラテックスの平均粒子径Spが18ooX以上の
場合は耐衝撃性が良いが、突出し白化性が悪−くなる。
逆に100OX未満の場合は、突出し白化性が向上する
が、耐衝撃性が低下する。
ゴムラテックスの平均粒子径が上記の範囲内にあるとき
、耐衝撃性及び突出し白化性が向上し光沢性も良好とな
シ本発明の目的が達成される。
又ゴム粒子の70重量%以上が0.7 X sp〜1.
5X Sp■の範囲内にある極めて狭い粒子径分布を有
する場合、高い光沢性を有し突出し白化性が改良された
成形品が得られる。
また本発明において重要なことは、小粒子径のブタジェ
ン系重合体ラテックスが特定のグル含有率を有する点で
ある。ブタジェン系重合体ラテックスのグル含有率は5
0重量%以上好ましくは60重量%以土工に好ましくは
70重量%以上、特に好ましくは70〜90重量%であ
る。グル含有率が50重量%未満の場合は耐衝撃性及び
光沢性が低下し、成形品の収縮が大きくなるので金型に
くらいつき易くて、突出し白化し易くなる。
グル含有率が50重量%以上の場合は、これらの点が改
良され、しかも、成形品の光沢が良好となる。
本発明のブタジェン系重合体ラテックスとしては、共役
ツエンを主成分とした(共)重合体であシ、共役ツエン
の含有量は好ましくは7o重量%以上、更に好ましくは
5affift%以上であシ、具体的にはブタノエン単
独重合体およびブタジェン−スチレン共重合体、ブタジ
ェン−アクリロニトリル共重合体などのブタジェン系共
重合体を使用できる。これらの中では低温における耐衝
撃性が優れる点からブタジェン単独重合体が好ましい。
これらのブタ・ジエン系重合体ラテックスを製造するに
あたっては、通常の乳化重合方法を任意に採用すること
ができる。粒子径分布及びダル含有率を目的の範囲に調
節するためには、重合時に単量体/重合水比、乳化剤量
、電解質等を適量用い、重合速度をコントロールし、か
つ重合の際アグロメレーションが起きないように注意し
て重合することにより得られる。また、上記のゴムの平
均粒子径、粒子径分布、ダル含有率などの特性fc″t
4足させるためには、重合の条件、例えば重合温度、重
合時間おるいは連鎖移動剤の量などと調節することが必
要である。
本発明において上記のブタツエン系重合体ラテックスの
存在下でグラフト共重合させる単量体はビニル芳香族化
合物とビニルシアン化合物を主成分とするものである。
ビニル芳香族化合物としてはスチレン、アルファメチル
スチレン、ビニルトルエン、ハロダン化スチレンなどで
あシ、これらは2種以上を混合して使用することも可能
である。
マタヒニルシアン化合物としては、アクリロニトリル、
メタクリロニトリルなどであり、2種以上と混合しても
よい。必要に応じてこれら単量体と共重合可能な単量体
として例えばアクリル酸エステル、およびメタクリル酸
エステル単量体を使用することができ、該単量体として
はアクリル酸およびメタクリル酸のメチル、エチル、グ
ロビル、ブチル及びフェニルエステル類があげられる。
単量体としてはアクリロニトリルとスチレンの組合わせ
が特に好ましい。
本発明のグラフト重合体は上記ブタジェン系重合体ラテ
ックス27〜65重量部(固形分)、好ましくは30〜
65重量部、特に好ましくは4゜〜65重量部に対し、
上記単量体混合物73〜35重量部、好ましくは70〜
35重量部、特に好ましくは60〜35重量部を使用し
てグラフト重合させて得られる。
ブタジェン系重合体ラテックスが27重量部未満の場合
は衝隼強度が低下し光沢性及び突出し白化性の改良が不
充分となる。
一方、ブタジェン系重合体ラテックスが65重量部を越
える場合は突出し白化性及び光沢性が低下する。又、粉
体としてグラフト重合体を回収することが困難となる上
に、高温度で成形した場合の光沢性が悪くなる。
得られるグラフト重合体のグラフト率は本発明の目的か
らみて40〜150チが好ましく、更に好ましくは40
〜140%である。グラフト率はゴム、モノマー及び乳
化剤の比率、それらの添加方法、開始剤の種類及び量、
連鎖移動剤の種類及び量、更にその添加方法などを調整
することによシ所望の値が得られる。
またグラフト重合体中のメチルエチルケトン可溶分の固
有粘度〔η〕(30℃測定)は0.2〜0.6cte7
gが好ましく、更に好ましくは0.25〜0.55dl
/Iである。
グラフト共重合における単量体混合物、ラジカル重合開
始剤、乳化剤等の成分の添加方法としては、通常行なわ
れる種々の方法、すなわち■重合開始時に全量を一度に
添加する方法02回以上に分割して添加する方法、■一
部または全量を所定の速度で連続的に添加する方法など
を採ることができる。
グラフト反応に用いるラジカル重合開始剤としては、ク
メンハイドロノ々−オキシド、ジインプロビルベンゼン
ハイドロノ臂−オキシド、−臂うメンタンハイドロパー
オキシド等で代表される。
有機パイトロパルオキシド類と含糖ビロリン酸処方、ス
ルホキシレート処方等で代表される還元剤との組み合せ
によるレドックス系あるいは過硫酸塩、アゾビスイソブ
チロニトリル、ベンゾイルペルオキシドなどの過酸化物
単独が使用される。
分子量調節剤としてはt−ドデシルメルカプタン、n−
ドデシルメルカプタン、メルカプトエタノールなどのメ
ルカプタン類、あるいはターピノーレン、ジペンテン、
γ−テルピネンおよび少量の他の環状テルペン類よりな
るテルペン混合物やクロロホルム、四塩化炭素等のノ・
ロデン化炭化水素などを使用することができる。
乳化剤としては、ロジン酸カリウム、ロジン酸ナトリウ
ム等のロジン酸塩、オレイン酸カリウム、オレイン酸ナ
トリウム、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム
、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウムなど
の脂肪酸のアルカリ金属塩およびラウリル硫酸ナトリウ
ムなどの脂肪族アルコールの硫酸エステル塩、さらにド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルア
リルスルホン酸などいずれも使用することが可能である
このようにして得られたグラフト共重合体は、単独で使
用できることはもちろんであるが、必要に応じて市販さ
れているアクリロニトリル−スチレン共重合体(As樹
脂)などと混合してもよい。
この場合ゴム分の含有率は耐衝撃性、流動性、強度、硬
度、熱変形温度等の物性が良好である点から樹脂組成物
中に10〜30重量%更に好ましくは10〜25重量%
をしめるように使用することも可能である。また、本発
明のグラフト共重合体をポリカー−ネート樹脂など他の
熱可塑性樹脂に混合して、従来のスチレン系樹脂と比較
し、光沢性及び突出し白化性を高める為の改質剤として
も使用できる。
また、通常のプラスチック用添加剤、着色剤、安定剤、
帯電防止剤、可塑剤などを添加して使用してもよい。
〔実施例〕
次に、実施例を示して具体的に説明するが、本発明は、
その主旨を越えない限シ、これらの実施例に限定される
ものではない。
なお、実施例中のチおよび部は各々重量%および重量部
を意味する。
本発明において分析法を以下に示す。
(1)  ラテックス粒子径の分布;アルギン酸ナトリ
ウムを用いるクリーミング法によシ測定した。
平均粒子径は重量平均である。
(2)がムのグル含有率;ラテックスを凝固、乾燥させ
た後、トルエンに室温(20℃)で20時間溶解させた
後、200メツシユ金網で戸別した不溶尊公の重isで
ある。
(3)グラフト率;グラフト重合体の一定量(、)をア
セトン中に投入し、振トウ機で2時間振トウし、遊離の
共重合体を完全に溶解させる。遠心分離機を用いて、こ
の溶液を23.00Orpm  で30分間遠心分離し
、不溶分を得る。次に真空乾燥機を用いて120℃で1
時間乾燥し不溶分ひ)を得る。
グラフト率は次式よシ算出した。
ブタジェン系重合体ラテックスの製造方法:ゴムラテッ
クスA〜C,F、G 表−1に示した混合物を耐圧反応器に仕込み、表−1の
条件下で重合した。反応終了後、未反応ブタジェンを水
蒸気蒸留で除去しゴムラテックスを得た。ゴムラテック
スの物性平均粒子径、粒径分布、グル含有率を表−2に
示す。ポリブタジェンAは平均粒子径Spが1600X
であシ0.7×Sp〜1.5 X Spは1120〜2
10Xとなる。一方ポリプタジエンAは表2の結果よj
D 1181〜2100又の粒子の含有率が92.2 
%である。1120〜2400Xの粒子含有率を計算で
求めると96%となる。又グル含有率は82チである。
従ってポリブタジェンAは本発明の範囲内にある。
ゴムラテックスD 表−IK示した混合物を耐圧反応器に仕込み45℃で重
合を開始し、転化率50チで攪拌数をあげて約2時間反
応を継続した。得られたゴムラテックスの物性を表−2
に示すが、電子顕微鏡観察では、粒子径分布が広く粒子
径1μ以上の大きな粒子が存在するラテックスであった
ゴムラテックスE 表−1に示し九混合物を一耐圧反応器に仕込み、55℃
で重合し、23時間後の重合転化率55%で重合停止し
た。得られたゴムラテックスの物性を表−2に示す。
ゴムラテックスH 特公昭46−9473号公報における参考例のラテ、ク
スBに示された方法に従って、表−1に示した混合物(
乳化剤としてはロジン酸力1使用)を用いて重合を行な
った。得られたゴムラテックスの物性を表−3に示す。
〈グラフト重合体の製造法〉 実施例−1 (I)  ポリブタジェンラテックス A(固形分) 
60  (部)スチレン           10 アクリロニトリル        4 t−ドデシルメルカプタン          0,0
5蒸留水            120上記混合物(
1)をジャケットおよび攪拌機付きの反応器に仕込み、
窒素で内部の空気を置換したのちジャケットを70℃に
コントロールしなから内温?50℃に昇温して水10部
に溶解したピロリ酸ナトリウム0.3部、デキストロー
ズ0.35部、硫酸第1鉄0.01部とクメンノーイド
ロバ−オキシド0.1部を添加し反応させた。
反応を開始してから1時間後に、下記(n)の混合物を
5時間にわたって連続的に添加し、更に攪拌しながら1
時間反応を続けた。重合転化率は96チであった。
(II)  スチレン        18(部)アク
リロニトリル     8 t−ドデシルメルカプタン   0.150ジン酸カリ
ウム     0.5 水酸化カリウム      0.02 クメンハイドロパーオキサイド   0.15イオン交
換水       30 得られたグラフト重合体ラテックスに老化防止剤として
、2.6−シーtart−ブチルパラクレゾール1.0
部を添加した後、硫酸(ポリマー100部に対し2部)
を加え、凝固した。これを分離、水洗、脱水、乾燥して
グラフト重合体を得た。このグラフト重合体のグラフト
率は48チであった。
これに、AS樹脂(アクリロニトリル含率30%、30
℃メチルケトン中の極限粘度0.4 s ttt/9 
)を混合しゴム量を15チに調整した。
これにエチレンビスステアリルアミド1.0部を添加混
合した後、40 m7’m押出機を用い200℃でペレ
ット化し、3.5オンスの射出成形機を使用して220
℃で成形し、物性を測定した。
試験片、評価方法は次の通シである。
(1)アイゾツト衝撃強度; ASTM−D256試験
片1/2#X 1/4“X 5/2”ノツチ付(2)光
沢度; ASTM−D523 試験片■縦55aX横80m×厚み2,4■■縦ssm
mx横80=X厚み1.6゜光沢に対する成形品の肉厚
依存性は次式の光沢保持率で示す。
(3)  突出し白化性;オートグラフを使用し70℃
の恒温下で試験片縦55fra×横80閣X厚み2.4
.に対し降下速度100w’min で直径10mの棒
を試験片に当てて応力を加え、試験片が白化する応力を
測定する。
物性結果を表−2に示すが、本発明の実施例では突出し
白化性が極めて良好であシ、その上、光沢保持率で示す
様に極めて光沢性が良好であることが確認された。
実施例−2 (I)   ポリブタジェンラテックスA(固形分)4
0(部)スチレン          14 アクリロニトリル       6 t−ドデシルメルカプタン        0.10ジ
ン酸カリウム       0,25水酸化カリウム 
       0.005イオン交換水       
 100 ■) スチレン           28(部)アク
リロニトリル       12 t−ドデシルメルカプタン        0.20ジ
ン酸カリウム       1.0水酸化カリウム  
      0.02クメンハイドロノ母−オキサイド
      0.15イオン交換水        5
0 実施例−1において(1) 、 (II)を上記のとお
シ置き換えた以外は同様にして行なった。
重合転化率は98%であシ、グラフト重合体のグラフト
率は82チであった。
実施例−1に対し実施例−2ではグラフト重合体の製造
時において、ポリブタジェンラテックスの仕込量を変量
したが、本発明で規定された範囲内であれば目的を達成
できることが判る。
実施例−3,4 実施例−2において、がムラテックスの種類のみを変更
した以外は同様にして行なった。物性結果を表−2に示
す。ポリブタジェンラテックスの平均粒子径が小さい場
合、(実施例−3)又はスチレン−ブタジェン共重合が
ムラテックスを使用した場合、(実施例−4)、いずれ
の場合も本発明で規定された範囲内であれば目的を達成
できることが判る。
実施例−2において、ゴムラテックスの種類のみを変更
した以外は同様にして行なった。
ゴムラテックスの粒子径分布が広い場合(比較例−1)
、ゴムラテックスのグル含有率が低い場合(比較例−2
)、ゴムラテックスの平均粒子径が大きい場合(比較例
−3)又は小さい場合(比敷例−4)は、いずれの場合
も本発明で規定された範囲外であシ、衝撃強度、光沢度
及び突出し白化性の全てを向上させることはできない。
比較例−5 特公昭46−9473の実施例に準じて行なった。グラ
フト重合時に使用されるゴム量が本発明の範囲以下で使
用した例である。即ち、ポリブタジエンラテ、クスH2
5部(ゴム固形分で)に、スチレン50部、アクリロニ
トリル25部、ロジン酸ソーダ20部、アルキルナフタ
レンスルホン酸ソーダ0.2部、苛性ソーダ0.2部、
グルコース0、5部、蒸留水200部(全部で)、ピロ
リン酸ソーダ0.5部、硫酸第1鉄0.02部、tar
t−ドデシルメルカプタン0.5部、クメンハイドロノ
や一オキサイド0.5部を加え、60℃にて4時間重合
した。重合転化率は95%であシ、グラフト率は43チ
であった。他は実施例−1に準じて行ない得られた結果
を表−3に示した。衝撃強度は高いが、本発明で意図す
る光沢性及び突出し白化性は低く、目的を達成すること
ができない。
実施例−5 実施例−2で製造したグラフト重合体にAs樹脂(アク
リロニトリル含率30%、30℃メチルエチルケトン中
の極限粘度0.45 d4/9 )を混合しゴム量を2
5部に調整した。
結果を表−3に示すが、比較例−5と比べ、同+rム量
であっても、本発明の実施例5が、衝撃強度、光沢性、
及び突出し白化性のいずれも優れていることが判る。
比較例−6 (1)   rリプタジエンラテックスA(固形分) 
15  (部)スチレン          20 アクリロニトリル       8.5t−ドデシルメ
ルカプタン        0.150ジン酸カリウム
       0.5水酸化カリウム        
0.01イオン交換水       150 (■) スチレン          39.5 (部
)アクリロニトリル      17 t−ドデシルメルカプタン        0.30ジ
ン酸カリウム       1.0水酸化カリウム  
      0.02クメンハイドロノ臂−オキサイド
      0.20イオン交換水        5
゜ 実施例−1において(1) 、 (II)を上記のとお
シ置き換えた以外は同様にして行なった。重合転化率は
98チであシ、グラフト重合体のグラフト率は95チで
あった。
グラフト重合体の製造時のゴムラテックス量が本発明で
規定された範囲外であるので、衝撃強度、光沢性及び突
出し白化性のいずれも本発明の実施例よシ劣ることが判
る。
実施例−6 ゴムラテックスの種類として4リプタジェンラテックス
AとポリブタジェンラテックスFとを70対30の比率
で組合せて使用した。表−3に示す様にこのゴムラテッ
クスは、平均粒子径、粒径分布及びダル含有率は本発明
の範囲内であった。
実施例−2において、このゴムラテックスを使用した以
外は同様にして行なった。
結果を表−3に示すが、衝撃強度、光沢度及び突出し白
化性は共に良好であることが判る。
実施例−7 (1)   ポリブタジェンラテックスA(固形分)3
0    (部)スチレン         21 アクリロニトリル      9 t−ドデシルメルカプタン      0.150ジン
酸カリウム      0.375水酸化カリウム  
     0.0075イオン交換水       1
00 (n)  スチレン         28(部)アク
リロニトリル      12 t−ドデシルメルカプタン       0.30ノ/
酸カリウム      1.0 水酸化カリウム       0.02クメンハイドロ
パーオキサイド     0.15イオン交換水   
    50 実施例−1において(1) 、 GI)を上記の組成に
置き換えた以外は同様にして行なった。重合転化率は9
7チであシ、グラフト重合体のグラフト率は65%であ
った。グラフト重合体をAs樹脂で希釈しないで他は実
施例−1に従って評価した。
(物性) ブレンド樹脂のゴム量(部)3゜ グラフト体のグラフト率(%)    65アイゾツト
衝撃強度(XF’柳へ)    45光沢度(2−4m
/m ) (チ)90p  (1,6m/m)(%)7
7 光沢保持率 (%)86 突出し白化性 (kg)         90本発明
で規定された範囲内であれば目的分達成できることが判
る。
〔発明の効果〕
以上から明らかな如く本発明によれば、特定のダル含率
で極めて狭い粒子径分布を有する小粒子径のブタジェン
系重合体ラテックスにビニル系単量体を乳化グラフト共
重合させて得られたグラフト重合体を使用して成形時に
おける成形品の突出し白化性を向上させた上で高光沢性
でかつ、光沢に対する成形品の肉厚依存性を著しく小さ
くさせた実用上、有用な耐衝撃性熱可塑性樹脂を製造す
ることが可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ブタジエン系重合体ラテックス27〜65重量部(固形
    分として)の存在下でビニル芳香族化合物及びビニルシ
    アン化合物を主成分とする単量体73〜35重量部を乳
    化グラフト共重合させるに当り、該ブタジエン系重合体
    ラテックスとしてゲル含有率が50重量%以上、平均粒
    子径(@S@p)が1000Å以上で1800Å未満で
    ありかつ粒子の70重量%以上が0.7×@S@p〜1
    .5×@S@pÅの粒子径範囲にある狭い粒子径分布を
    有するラテックスを用いることを特徴とする熱可塑性樹
    脂の製造方法
JP60150124A 1985-07-10 1985-07-10 熱可塑性樹脂の製造方法 Expired - Fee Related JPH0635501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60150124A JPH0635501B2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10 熱可塑性樹脂の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60150124A JPH0635501B2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10 熱可塑性樹脂の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6211714A true JPS6211714A (ja) 1987-01-20
JPH0635501B2 JPH0635501B2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=15490002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60150124A Expired - Fee Related JPH0635501B2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10 熱可塑性樹脂の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0635501B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06293855A (ja) * 1993-06-30 1994-10-21 Toray Ind Inc 高光沢樹脂組成物
JP2001233907A (ja) * 2000-02-23 2001-08-28 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd グラフト共重合体の製造方法及び該グラフト共重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物
JP2012001713A (ja) * 2010-05-18 2012-01-05 Techno Polymer Co Ltd ランプハウジング用熱可塑性樹脂組成物及び成形品
JP2012025941A (ja) * 2010-06-24 2012-02-09 Techno Polymer Co Ltd ランプハウジング用熱可塑性樹脂組成物及び成形品
CN113402636A (zh) * 2021-06-28 2021-09-17 海南天然橡胶产业集团金橡有限公司 一种天然低蛋白浓缩胶乳的制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06293855A (ja) * 1993-06-30 1994-10-21 Toray Ind Inc 高光沢樹脂組成物
JP2001233907A (ja) * 2000-02-23 2001-08-28 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd グラフト共重合体の製造方法及び該グラフト共重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物
JP2012001713A (ja) * 2010-05-18 2012-01-05 Techno Polymer Co Ltd ランプハウジング用熱可塑性樹脂組成物及び成形品
JP2012025941A (ja) * 2010-06-24 2012-02-09 Techno Polymer Co Ltd ランプハウジング用熱可塑性樹脂組成物及び成形品
CN113402636A (zh) * 2021-06-28 2021-09-17 海南天然橡胶产业集团金橡有限公司 一种天然低蛋白浓缩胶乳的制备方法
CN113402636B (zh) * 2021-06-28 2022-05-17 海南天然橡胶产业集团金橡有限公司 一种天然低蛋白浓缩胶乳的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0635501B2 (ja) 1994-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3944630A (en) Process for preparing an impact resistant thermoplastic graft copolymer composition
JPS6284109A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JPS63264658A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
US4732935A (en) Thermoplastic resin composition
JPH1135816A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
EP0208382B1 (en) Rubber-reinforced styrenic polymer resins having improved flow and gloss characteristics
JPS6327552A (ja) 熱可塑性成形組成物の製造方法
JPS6211714A (ja) 熱可塑性樹脂の製造方法
US11987698B2 (en) Resin composition for plating
JPS63245414A (ja) グラフト重合体の製造法
JP3850504B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
KR100205059B1 (ko) 도장성과 가공성이 우수한 내열성 열가소성 수지의 제조방법
JP3177151B2 (ja) ゴム状重合体ラテックスの製造方法、それを用いたグラフト共重合体の製造方法およびグラフト共重合体を用いたabs系樹脂組成物
KR100508145B1 (ko) 내충격성과 내열성이 우수한 무광택 열가소성 수지 조성물
JPS61272259A (ja) 耐熱性熱可塑性樹脂組成物
JPH0560484B2 (ja)
KR20180050064A (ko) 열가소성 수지의 제조 방법
JP3222751B2 (ja) 成形外観に優れた熱可塑性樹脂組成物
US3536786A (en) High-impact,high temperature thermoplastic and method of preparing same
JPS62240352A (ja) 芳香族ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物
JPS6246564B2 (ja)
JPH1121323A (ja) グラフト共重合体の製造方法
JPH03258851A (ja) 高光沢樹脂組成物
KR100567387B1 (ko) 내충격성 및 광택성이 향상된 열가소성 수지조성물 및 그 제조방법
CN118146455A (zh) 一种丙烯腈-丁二烯-苯乙烯接枝共聚物及其制备方法和高强度低黄度指数的abs树脂

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees