JPS6211602A - 電動工具用目違払いカツタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は建築、家具、事務室具等の木材の接合された部
分の目違を修正若しくは定寸法の段差に修正するための
目違払いカッタに関する。

従来技術 桟と框或いはボードと框との接合部（第６図　）はその
接合面をぴったり一致させることは困難であって、一致
させるためには慎重に行なばなければならずコストが高
（不都合がある。従って作業能率、コストなどからしで
ある程度の「目違い」が正しることは避けられないのが
実情であって、その目違いを目立たなくするために「目
違払い」という作業が行なわれている。

発明が解決しようとする問題点 この目違払い作業は手鉤で行うため、木目の状態により
逆ぼれなどが発生しないように１個１個削る方向を考慮
しながら作業を進めなければならず、時間と労力がかか
り能率の上らないものであった。また相当の熟練者によ
らないと美麗に仕上げられないなどの問題があった。

問題点を解決するための手段 電動トリマ、電動ルータ等の電動工具に取付ける木工用
正面フライスの刃物４の刃先線を取付軸と直角の直径線
に対して平行で中心よりすこし片側に寄った位置に配置
し刃先線の中心側が外周側より加工材にくい込む出張り
を形成するように傾斜させた刃物４を１個以上取付けた
ものである。

実施例 以下本考藁の実施例を図面にもとづき説明する。

電動工具用のモータ１は市販されているものであって、
この出力軸２に円形平端面３ａを有するカッタボディ３
がモータの回転方向に対して締まり勝手のねじによって
確実に螺着されている。この円形平端面３ａには本例で
は２枚のスロアウエイチップ４を固定するため直径線近
くに稜線３ｄができるようぬすみ３ｂと傾斜面３Ｃが中
心に対して対称に削設されている。そして傾斜面３Ｃは
通常２０″に形成されまたその底３ｅは稜線３ｄよりの
距離が中心側が僅かに小さくなるよう傾斜角で削設され
ており、更に底３ｅに続いてスロアウエイチップ４の厚
みの約２／３の高さの段部３ｆが形成せられている。そ
して傾斜面３Ｃにはスロアウエイチップを締着する２個
のねし穴３ｇが穿設されている。傾斜面３Ｃに取付けら
れているスロアウエイチップ４は高速度鋼好ましくは超
硬材で制作された長四角で長辺の同じ側の両側に平行な
切刃４ａ、４ｂが形成されまた短刀の同じ側の両側にも
平行な補助切刃４ｅ、４ｆが形成され断面台形状をなし
ている。カッタボディ３の傾斜面３Ｃにスロアウエイチ
ップ４が締着されたとき、底３ｅ、段３ｒが前記のよう
に削設されているた−めこれによって形成される稜線３
ｈは稜Ｗ３ｄに対して中心側の距離が小さくなるように
傾斜されていてスロアウエイチップ４の使用しない側の
切刃４ｂのしのぎ面４ｄが稜線３ｈで受けられるため切
刃４ｂの刃先線は直接当接せず保護されるとともに切刃
４ａの刃先線は中心側が外周側より出張るように傾斜し
あさりがつけられる。この傾斜角は１０分乃至１度とな
るように設計されしかもカッタボディ３の平端面３ａよ
り突出するように底３ｅの傾斜角が形成されているもの
である。

対称の２つめ傾斜面３Ｃにスロアウエイチップ４がそれ
ぞれ２本のねじ５でしのぎ面が稜線３ｈに当接して締付
けられたとき使用する側の切刃４ａの刃先線は平端面３
ａの直径線をそれぞれ数Ｃｍ越えて互いに入れ違いにな
り側面からみると刃先が交叉する。このカッタボディ３
の加工物に対する位置を正しく保持するために設けられ
る定盤６は中心にカフタボディ４が挿通できる穴があけ
られ電動工具のモータ円筒部１ａに嵌装されるボス部６
ｂの締付部６ａが切割りされていてボルト７で締め上げ
ることによって固定される。そして定盤６の定盤面６Ｃ
より切刃４ａの刃先線が外周側ではかくれるように定盤
面６Ｃの出入りを調整して取付けられる。　スロアウエ
イ刃の傾斜角θが１＠以上となると長辺３０ｍｍの刃の
刃先線の段差は約０．５となり第７図のように切削され
その切削刃面は第８図のように角線がつき、目立つよう
になって好ましくない、またθ゛が１０分以下となると
同じ刃で刃先線の段差は約０．０８以下となって刃先線
の突出状態を調整することが非常に困難となる。

従って好ましい値は２０分〜３０分でこのときの刃先線
の段差は約０．１７乃至約０．２６となる。更に必要に
より定盤６の端面に半円より少し大きな切欠８ａを設け
た定規８を取付けることもできる。

作用 カッタボディ３の平端面の傾斜面３ｃに超硬材のスロア
ウエイチンプ４をそれぞれのせ切刃４ｂのしのぎ面４ｄ
を底３ｅの稜線３ｈに確実に密着させてねじ５で固定す
る。この取付けで切刃線はそれぞれ中心側が出張る形に
なりあさりがつく。

また専用の取付ゲージを準備しておき取付けるようにし
てもよい、定盤６のボス６ｂを電動工具のモータ１の円
筒部１ａに嵌装し、刃先線が中心側で定盤面６Ｃより突
出し外周近くでは定盤面６ｃよりかくれるように位置調
整して締付部６ａのボルトの蝶ねじ７によって固定する
。

このように調整された電動工具を第６図の框と桟の両方
にまたがるように定盤６を当接しモータでカッタボディ
２を回転させると中心側の突出刃先によって第９図のよ
うに緩やかな凹となって口達は取払われる。更に定盤６
の下に定規８を取付けることによって第１０図のように
框を傾斜に切削して口達を取払うこともできる。このと
き定盤面或いはボードとの境に定寸法の段差をつけるこ
とも可能である。

他の実施例 カッタボディ１２のカッタ取付面を竹とんぼ形に形成し
羽根部１２ａのスロアウエイチップ１１の取付面１２ｂ
の切刃側をほぼ直径線上に位置するようにし、取付面１
２ｂの傾斜角を工具の切削角に削設し、取付面１２ｂの
下側にスロアウ玉イチソプ１１の切削に関与しない側の
切刃１１ｂのしのぎ面１１ｄをうける段差１２Ｃをスロ
アウエイチソプ１１の厚さの約２７３に形成し、カッタ
ボディ１２の中心軸と直角線に対してθ゛中心側が浅く
即ち取付けたスロアウエイチップ１１の切削に関与する
切刃１１ａが中心側で出張るように傾斜させる。そして
羽根１２ａの裏側は必要により逃げ部１２ｄを削設して
おくものである。そして同様に使用される。

効果 以上詳述したように本考案は旋回されるカッタボディに
取付けられるスロアウエイチップの刃先線を中心側にお
いて外周側より出張るように設けたので、トリマ、ルー
タの速い回転により１回転１刃当りの切削代が非常に少
なくなって逆目ぼれが発生しにくり、木目をみわけて鉋
を入れるような熟練度を要することなく素人でも常に美
麗な作°業ができ、定盤の出入り１回セントするだけで
安定した商品価値の高い所望の口達払いができる効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はカッタボディの正面図、第２図は同側面図、第
３図は第２図の丸印部の拡大図、第４図はカッタボディ
、定盤を取付けた電動工具の側面図、第５図は第４図に
定規を取付けたときの正面図、第６図は口達を示す図、
第７図、第８図はθの大きなときの切削状態図、第９図
は第６図の状態を口達払いした断面図、第１０図は定規
使用状態図、第１１図はカッタボディの他の実施例の正
面図、第１２図、第１３図はそれぞれ９０″方向を異に
する側面図である。 ３．１２・・・カッタボディ ４．１１・・・スロアウエイチップ θ、θ′　・・・傾斜角

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）電動トリマ、電動ルータの回転軸端に着脱可能な
   木工用正面フライスにおいて、回転軸軸線と直角な直径
   線に対してほぼ平行で刃物の刃先線が中心より少し片側
   に位置するとともに中心側が外周側より出張つて加工材
   にくい込むように該刃先線を傾斜させた刃物を１個以上
   取付けたことを特徴とする電動工具用目違払いカッタ。
2. （２）傾斜角が１０分乃至１度である特許請求の範囲第
   １項記載の電動工具用目違払いカッタ。
3. （３）刃物が超硬スロアウエイチップであって正面フラ
   イスの平面に刻設した切削角と同じ傾斜を有する面に固
   定されているものである特許請求の範囲第１項または第
   ２項記載の電動工具用目違払いカッタ。