JPS62114965A - 塩基性カルボニル化合物及びその塩並びにその製造方法 - Google Patents

塩基性カルボニル化合物及びその塩並びにその製造方法

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JPS62114965A
JPS62114965A JP61262896A JP26289686A JPS62114965A JP S62114965 A JPS62114965 A JP S62114965A JP 61262896 A JP61262896 A JP 61262896A JP 26289686 A JP26289686 A JP 26289686A JP S62114965 A JPS62114965 A JP S62114965A
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phenyl
carboxylic acid
formula
lower alkyl
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JP61262896A
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ハンス・キューニス
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Ciba Geigy AG
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    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
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    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
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    • C07D211/80Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D211/84Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms, with at the most one bond to halogen directly attached to ring carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な塩基性カルボニル化合物、その塩及びそ
れらの製造方法、並びにそれらを含有する医薬製剤及び
その用途に関する。
本発明による化合物としてj±次式: c式中、Rは炭素環式又は複素環式アリール基を表わし
;R1は低級アルキル基を表わし;R2及びR3の一方
は低級アルキル基を表わし、他方は低級アルキル基、シ
アノ基又はアミノ基を表わし;Xは酸素原子又は基−N
H−を表わし;AJlには、炭素環式アリール基によっ
て置換され、少くとも2個の炭素原子によって基Xを環
窒素原子から隔離するアルキレン基を表わし;Yはアル
キレン基、基−CH(OH)−若しくは−C(=O)−
又は単結合を表わし;またAr、は単環式アリール基又
はヘテロアリール基を表わす] に対応するものであり、またそれらの塩も含まれる。
炭素環式又は複素環式アリール基Rは、特に対応する単
i基であるが、二環式若しくは多環式の芳香性を有する
炭素環基若しくは複素環基であってもよい。
この種の炭素環基R及びアルキレン基A見に中の置換基
として存在する炭素環基は、特に場合により置換された
フェニル基、又はナフチル基である。
複素環式アリール基Rは対応する単環基が好ましいが、
対応する二環基又は多環基であってもよく、後者は、数
個の?t1素環又は1以上の縮合炭素環、特に1以上の
縮合ベンゼン環を有する1以上の環で構成されていても
よい0通常存在する複素環基Rは、好ましくは5又は6
環員で構成されるが、4個までの同−又は異ったヘテロ
原子、特に窒素、酸素及び/又は硫黄原子;好ましくは
、1.2.3もしくは4個の窒素原子、1個の酸素原子
もしくは硫黄原子;又は酸素もしくはrlg、黄原子と
共に1個若しくは2個の窒素原子を1員として含んでい
てよい、それらは1通常、環炭素原子を介して1.4−
ジヒドロピリジン環の4位の炭素原子に結合している。
単環式5員へテロアリール基Rは、例えば、対応するモ
ノアザ環基、ジアザ環基、トリアザ環基、テトラアザ環
基、モノオキサ環基、モノチア環基、オキサアザ環基、
オキサジアザ環基、チアザ環基又はチアジアザ環基、例
えばピリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリア
ゾリル基。
テトラゾリル基、フリル基、チェニル基、インオキサシ
リル基、オキサシリル基、オキサジアゾリル基、イソチ
アゾリル基、チアゾリル基又はチアジアゾリル基であり
、一方単環式6員へテロアリール基Rは、例えば、対応
するモノアザ環基。
ジアザ環基又はトリアザ環基、例えばピリジル基、ピリ
ダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基又はトリア
ジニル基である。二環式へテロアリール基は特に、縮合
ベンゼン環を有する0i環式ヘテσアリール基である。
81素環は5員又は6員から成り、5員へテロアリール
基は、例えば、モノアザ環基、ジアザ環基であってもよ
く、モノオキサ環基、モノチア環基、オキサアザ環基又
はチアザ環基であり、6員ヘテロアリール基は、例えば
、モノアザ環基又はジアザ環へテロアリール基である。
ヘテロ環基又は炭素環基の環炭素原子を介して結合して
いてもよい、かかる二環式基は。
例えばインドリル基、イソインドリル基、ベンジイミダ
ゾリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾフラザニル基、ベ
ンゾチェニル基、ベンズチアゾリル基、ベンゾチアジア
ゾリル基、キノリニル基又はインキノリニル基であって
もよい、上記種類の窒素含有単環又は二環式へテロアリ
ール基、特に非置換又は置換ピリジル基は、N−オキシ
ド、例えばピリジル−N−オキシドとして存在すること
もできる。
単環式炭素環式アリール基Ar1は、特に非置換又はモ
ノ若しくはポリ置換1例えばジ又はトリ置換されたフェ
ニル基であってもよい、一方単環式へテロアリール基A
rlは、例えば単環式モノオキサ−、モノアザ−1又は
モノチア−アリール基、例えばRについて定義したもの
、特にフリル基、ピリジル基又はチェニル基であり、こ
れらは非置換又は同−若しくは異った置換基でモノ若し
くはポリ置換、例えばジ又はトリ置換されている。
炭素環式及び複素環式アリール基としてのR及びAr1
並びにアルキレン基AfLk中の置換基として存在する
炭素環基は非置換又はモノ若しくはポリ置換1例えばジ
若しくはトリ置換されていてもよく、特に環炭素原子、
更に環窒素原子も1〜3個の同−又は異った置換基で置
換されていてもよいが、好ましくはモノ置換である。環
炭素原子の置換基は、特に、場合により置換された、炭
化水素基、例えば対応する脂肪族、脂環族、芳香族又は
芳香脂肪族の炭化水素基1例えば低級アルキル基、低級
アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキレン基、
シクロアルキル基、シクロアルキル−低級アルキル基、
フェニル基又はフェニル−低級アルキル基である。かか
る炭化水素基、特に低級アルキル基、フェニル基又はフ
ェニル−低級アルキル基の置換基は1例えば場合により
エーテル化又はエステル化された。ヒドロキシ基、例え
ばヒドロキシ基;例えば場合によりエーテル化又はエス
テル化されたヒドロキシ基で場合により置換された低級
アルコキシ基、例えば低級アルコキシ基、低級アルコキ
シ低級アルコキシ基又はハロ低級アルコキシ基;場合に
よりエーテル化又はエステル化ヒドロキシ基で場合によ
り、置換された低級アルケニルオキシ基1例えば低級ア
ルケニルオキシ基又はへロ低級アルケニルオキシ基;低
級アルキニルオキシ基;低級アルキレンジオキシ基;低
級アルカノイルオキシ基;ハロゲン原子;及び/又は場
合により1反応性誘導体化されたカルボキシ基1例えば
カルボキシ基、エステル化カルボキシ基、例えば低級ア
ルコキシカルボニル基、アミド化カルボキシ基、例えば
カルバモイル基、N−低級アルキルカルバモイル基又は
N。
N−ジ低級アルキルカルバモイル基:あるいはシアノ基
である。環式置換基、特にフェニル基もまた置換基とし
て更に、場合により、例えば上記のように置換されてい
てもよい低級アルキル基を含んでいてもよい、更にアリ
ール、2!R及びAr□並びにアルキレン基Ark中に
存在する炭素環式アリール基の置換基は、例えば、場合
により、エーテル化又はエステル化されたヒドロキシ基
、例えばヒドロキシ基:場合により、エーテル化又はエ
ステル化されたヒドロキシ基で場合により、置換された
低級アルコキシ基、例えば低級アルコキシ基、低級アル
コキシ低級アルコキシ基又はハロ低級アルコキシ基;例
えば場合により、エーテル化又はエステル化されたヒド
ロキシ基で場合により、置換された低級アルケニルオキ
シ基、例えば低級アルケニルオキシ基又はハロ低級アル
ケニルオキシ基;低級アルキニルオキシ基;低級アルキ
レンジオキシ基;低級アルカノイルオギシ基;ハロゲン
原子;ニトロ基;場合により置換されたアミン基、例え
ばアミン基、N−低級アルキルアミノ基、N、N−ジ低
級アルキルアミノ基、N−低級アル羊ルーN−フェニル
低級アルキルアミ7基、低級アルキレンアミノ基、オキ
サ低級アルキレンアミノ基、チア低級アルキレンアミノ
基又はアザ低級アルキレンアミ/基(ここでアザ窒素原
子は、非置換であっても1例えば場合により例えば上記
のように置換されている低級アルキル基、フェニル基若
しくはフェニル低級アルキル基で置換されていてもよい
);7シルアミノ基、例えば低級アルカノイルアミノ基
;アジド基;アシル基、例えば低級アルカノイル基;場
合により反応性誘導体化されたカルボキシ基、例えばカ
ルボキシ基;エステル化カルボキシ基1例えば低級アル
コキシカルボニル基;アミド化カルボキシ基、例えばカ
ルバモイル基、N−低級アルキルカルバモイル基又はN
、N−ジ低級アルキルカルバモイル基;シアノ基;場合
により反応性誘導体化されたスルホ基、例えばスルホ基
、アミノスルホニル基、N−低級アルキルアミノスルホ
ニル基又はN、N−ジ低級アルキルアミノスルホニル基
;及び/又は場合により酸化されていてもよいエーテル
化メルカプト基1例えば低級アルキルチオ基。
ハロ低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル基
又は低級アルキルスルホニル基である。環窒素原子の置
換基は、特に上記の、場合により置換された炭化水素基
、例えば低級アルキル基や。
ヒドロキシ基又はオキシド基である。
複素環式アリール基R及びAr1は1例えば、置換の性
質に応じて種々の互変異性体の形で存在していてもよい
炭素環式アリール基で置換されたアルキレン基Aukは
、基Xを、2〜8個の炭素原子により環窒素原子から隔
離しており2例えば対応して置換されたエチレン基、1
.2−若しくは1.3−プロピレン基、1.4−ブチレ
ン&i又は1.6−ヘキシレン基であり、上記炭素環式
アリール基は。
非分岐鎖中のどの炭素原子と結合してもよいが。
特に基Xと結合する炭素原子に結合するのが好ましい、
したがって、アルキレン基AJlkは、例えば、1−4
しくは2−(炭素環式アリール)エチレン基、又はl−
12−若しくは3−(炭素環式アリール)プロピレン基
である。
基Yとしてのフルキレン基は1〜6個の炭素原子を有し
、例えば、メチレン基、エチレン基、1.2−若しくは
1.3−プロピレン基、1.4−ブチレン基、1.5−
ペンチレン基又は1.6−ヘキシレン基である。
上記及び下記に用いた定義は、特に明記しない限り、以
下の意味を有する。
“低級゛という表現は、特に別記しない限り、そのよう
に定義された基又は化合物が7個まで。
好ましくは4個までの炭素原子を有することを意味する
置換された基は、1以上、例えば2個又は3個の同−又
は異った置換基を有していてもよく、これらは適当な位
置に位置することができる。
ナフチル基はl−又は2−ナフチルである。
ピリル基は、例えば2−若しくは3−ピリルであり、ピ
ラゾリル基は、例えば3−若しくは4−ピラゾリルであ
り、イミダゾリル基は、例えば2−若しくは4−イミダ
ゾリルであり、トリアジニル基、(l±  40−キ 
jfl−3,5−11(−ト リ 7ゾーノ【7−2−
イル又は1,3.4−)リアゾール2−イルであり、テ
トラゾリル基は1例えば1.2゜3.4−IH−テトラ
ゾール−5−イルであってもよい、一方、フリル基は、
2−又は3−フリルであり、チェニル基は2−又は3−
チェニルである。インオキサシリル基は1例えば3−イ
ソオキサシリルであり、オキサシリル基は、例えば2−
又は4−オキサシリルであり、オキサジアゾリル基は1
例えば1,3.4−オキサジアゾール−2−イルであり
、インチアゾリル基は、例えば3−インチアゾリルであ
り、チアゾリル基は2−又は4−チアゾリルであり、チ
アジアゾリル基は、例えば1,3.4−チアジアゾール
−2−イルである。
ピリジル基は2−13又は4−ピリジルであり、ピリダ
ジニル基は、例えば3−ピリダジニルであり、ピリミジ
ニル基は2−14−又は5−ピリミジニルであり、ピラ
ジニル基は2−ピラジニルであり、トリアジニル基は、
例えば1,3.5−トリアジン−2−イルである。
インドリル基は、例えば2−13−又は5−インドリル
であり、イソインドリル基は、例えば1−イソインドリ
ルであり、ベンズイミダゾリル基は1例えば2−又は5
−ベンズイミダゾリルであり、ベンゾフラニル基は、例
えば2−又は3−ベンゾフラニル基であり、ベンゾフラ
ザニル基は(2,1,3−ベンゾオキサジアゾリルもま
た)、例えば4−ベンゾフラザニルであり、ベンゾチェ
ニル基は、例えば3−ベンゾチェニルであり、ベンズチ
アゾリル基は、例えば2−ベンズチアゾリルであり、2
,1.3−ベンズチアジアゾリル基は、例えば2.L、
3−ベンズチアジアゾール−4−イルであり、キノリニ
ル基は、例えば2−又は4−キノリニルであり、イソキ
ノリニル基は、例えば1−インキノリニルである。
1−オキシトピリジル基は、例えばl−才キシト−2−
11−オキシド−3−又はl−オキシド−4−ピリジル
である。
低級アルキル基は、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、te r
t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル又はn−ヘプ
チルであり、低級アルケニル基は、例えばアリル又はメ
タリルであり、低級アルキニル基は1例えばプロパルギ
ルであり、各々の場合における多重結合はα−位よりも
上位に位置するのが好ましい。
シクロアルキル基は好ましくは5〜7個の環炭素原子を
有し、例えば、シクロペンチル又はシクロヘキシルであ
ってもよい、一方、シクロアルキル低級アルキル基は、
例えばシクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル又
はシクロヘキシルメチルである。
フェニル低級アルキル基は1例えばベンジル、又はl−
若しくは2−フェニルエチルである。
低級アルコキシ基は、特にメトキシ、エトキシ、n−プ
ロポキシ、インプロポキシ、n−ブトキシ、インブトキ
シ又はtert−ブトキシである。
低級アルコキシ低級アルコキシ基における末端の低級ア
ルコキシ基は、好ましくは連結している酸素原子から1
個以上の炭素原子によって隔離されている。かかる基は
、例えば2−メトキシエトキシ又は2−エトキシエトキ
シである。
好ましくは原子番号35まで、特にフッ素及び/又は塩
素である1個以上のハロゲン原子はハロ低級アルコキシ
基中に存在していてもよく、かかる基は1例えばジフル
オロメトキシ、1,1゜2.2−テトラフルオロエトキ
シ又は1.1゜2−トリフルオロ−?−クロロエトキシ
である。
低級アルケニルオキシ基は、例えばアリルオキシ又はメ
タリルオキシであり、またハロ低級アルケニルオキシ基
は1個以上のハロゲン原子を有していてもよく(ハロゲ
ン原子は原子番号35までを有するものが好ましく、特
にフッ素及び/又は塩素である)、例えば1.2−ジク
ロロビニルオキシであるが、二重結合はα−位より上位
に位置するのが好ましい。
征錫7」し本ニル十槃シフ、t++イ何セぼプロノくル
ギルオキシであるが、三重結合はα−位より上位に位置
するのが好ましい。
低級アルキレン基は1例えば1.2−エチレン又は1,
3−プロピレンであり、低級アルキレンジオキシ基は、
例えばメチレンジオキシ又はl。
2−エチレンジオキシである。
低級アルカノイルオキシ基は、例えばアセトキシ、プロ
ピオニルオキシ又はピバロイルオキシである。
ハロゲン原子は原子番号35までを有するものが好まし
く、特にフッ素又は塩素であり、臭素であってもよいが
、またヨウ素であることもある。
ハロゲン置換低級アルキル基は、例えばトリフルオロメ
チル、1,1.2−1リフルオロ−2−クロロエチル、
1,1,2.2−テトラフルオロエチル又はクロロメチ
ルである。
低級アルコキシカルボニル基は、例えばメトキシ力ルポ
ニルエトキシ力ルポニル、n−プロポキシカルボニル、
インプロポキシカルボニル、  n −ブトキシカルボ
ニル、インブトキシカルボニル又はtart−ブトキシ
カルボニルである。
N−低級アルキルカルバモイル基は、例えばN−メチル
カルバモイル又はN−エチルカルバモイルであるが、N
、N−ジ低級アルキルカルバモイル基は、例えばN、N
−ジメチルカルバモイル又はN、N−ジエチルカルバモ
イルである。
N−低級アルキルアミ7基は、例えばN−メチルアミノ
、N−エチルアミノ、N−n−プロピルアミノ又はN−
インプロピルアミノである。
N、N−ジ低級アルキルアミノ基は、例えばN、N−ジ
メチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ又はN、
N−ジエチルアミであり、N−低級アルキル−N−フェ
ニル低級アルキルアミノ基は、例えばN−ベンジル−N
−メチルアミノ又はN−メチル−N−(2−フェニルエ
チル)アミンである。
低級アルキレンアミノ基は、好ましくは4〜6個の環炭
素原子を有し1例えばピロリジノ又はピペリジノであり
、オキサ低級アルキレンアミノ基は例えば4−モルホリ
ノであってもよく、チア低級アルキレンアミノ基は、例
えば4−チオモルホリノであってもよく、場合により、
アザ基で置換されたアザ低級アルキレンアミノ基は、例
えばピペラジノ、4−メチルピペラジノ、4−フェニル
ピペラジノ、4−ベンジルピペラジノ又は4−(2−フ
ェニルエチル)ピペラジノであってもよい。
低級アルカノイルアミノ基は、例えばアセチルアミノ又
はプロピオニルアミノである。
低級アルカノイル基は、例えば、ホルミル。
アセチル、プロピオニル又はピバロイルである。
低級アルキルチオ基は、例えばメチルチオ、エチルチオ
、n−プロピルチオ又はイソプロピルチオであり、へロ
低級アルキルチオ基は、特にフルオロ低級アルキルチオ
、例えば七ノー又はジ−フルオロメチルチオである。低
級アルキルスルフィニル基は、例えばメチルスルフィニ
ルであり、低級アルキルスルホニル基は1例えばメチル
スルホニル又はエチルスルホニルである。
N−低級アルキルアミンスルホニル基は1例え1fN−
メチルアミノスルホニルであ!J、N。
N−ジ低級アルキルアミノスルホニル基は、例えばN、
N−ジメチルアミノスルホニルである。
置換された低級アルコキシカルボニル基における置換基
は、通常、少くとも2個、好ましくは2又は3個の炭素
原子により酸素原子から隔離されている。かかる基は、
例えばヒドロキシ低級アルコキシカルボニル、例えば2
−ヒドロキシエトキシカルボニル又は2.3−ジヒドロ
キシプロポキシカルボニル;低級アルコキシ低級アルコ
キシカルボニル、例えば2−メトキシエトキシカルボニ
ル;ジ低級アルキルアミノ低級アルコキシカルボニル、
例えば2−ジメチルアミノエトキシカルボニル、2−ジ
エチルアミノエトキシカルボニル又は3−ジメチルアミ
ノプロポキシカルボニル;低級アルキレンアミノ低級ア
ルコキシカルボニル、例えば2−ピロリジノエトキシカ
ルボニル又は2−ピベリジノエトキシ力ルポニル;モル
ホリノ低級アルコキシカルボニル、例えば2−(4−モ
ルホリノ)エトキシカルボニル;又は(4−低級アルキ
ルビペラジノ) −n−低級アルコキシカルボニル、例
えば2−(4−メチルピペラジノ)エトキシカルボニル
である。
フェニル低級アルコキシカルボニルは1例えばペンジル
オ午ジカルボニル又は2−フェニルエトキシカルボニル
である。
N、N−低級アルキレンカルバモイル基は、例えばピロ
リジノカルボニル又はピペリジノカルボニルであり、低
級アルキレン部分が醜素原子、硫黄原子又は非置換若し
くは置換窒素原子によって遮断されている。対応する基
は、例えば4−モルホリノカルボニル、4−チオモルホ
リノカルボニル、!−ピペラジ7カルポニル又は4−メ
チル−1−ピペラジノカルボニルである。
式1の化合物は、塩、特に酸付加塩、特に対応する薬学
的に許容し得る無毒性酸付加1口の形であってもよい、
かかる塩は、例えばハロゲン化水素酸、例えば塩酸、臭
化水素酸、硝酸、硫酸若しくはリン酸;又は有機酸、例
えばカルボン酸、例えば酢酸、プロピオン酸、グリコー
ル酸、シュウ酸、コハク酸、マレイン酸、ヒドロキシマ
レイン酸、メチルマレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒
石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、サリ
チル酸、4−アミノサリチル酸、2−フエノキシ安怠香
酸、2−7セトキシ安怠香酸、エンボン酸、ニコチン酸
、イソニコチン酸及びアミノ醜;又は有機スルホン酸1
例えば場合によりヒドロキシ基を有する低級アルカンス
ルホン酸、例えばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸
、2−ヒドロキシエタンスルホン酸若しくはエタン−1
,2−ジスルホン酸;又はアリールスルホン酸2例えば
ベンゼンスルホン酸、4−メチルベンゼンスルホン酸又
はナフタレン−2−スルホン酸との塩であるか又はその
他の酸性有機物質、例えばアスコルビン酸との塩である
薬学晶用途に適さない塩もまた、例えば、本発明による
*離化合物又はそれらの薬学的に許容し得る塩の単離又
は精製に用いることができるため含まれる。
式■の化合物及びそれらの塩は、特に心臓血管に関する
望域において有用な薬理特性を有する。それらは、例え
ばラットの単離−潅流した月3間膜血管に対する、カリ
ウム、ノルアドレナリン及びセロトニンで誘発した血管
収縮(狭窄)の形での、生体外(in vitra)試
験[マクレガー。
D 、  (McGregor、 D、)、 J、 P
h7g1o1. l 77 、21〜30(1965)
]において例えば]2,6−シメチルー4−3−ニトロ
フェニル)i、4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
メチルエステル−5−カルボン酸−[:2−[4−(p
−フルオロベンジル)−ピペリジン−1−イル] −1
−フェニル]エチルエステル(ジアステレオマー混合物
)をカリウム誘発血管収縮の抑制には約5n M/ f
L (r Cso )の濃度で、ノルアドレナリン誘発
血管収縮の抑制には約4nM/1(ICヶ)の濃度で、
かつセロトニン誘発血管収縮の抑制には約80nM/u
の濃度で用いて例証されるように、カルシウム拮抗物質
として作用し、α−受容器遮断特性及びセロトニン拮抗
特性を有する。
更に、新規化合物又(±それらの塩のジヒドロピリジン
受容器に対する結合を、例えば2.6−シメチルー4−
(3−ニトロフェニル) −1、4−ジヒドロピリジン
−3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[
2−[4−(p−フルオロベンゾイル)ピペリジン−1
−イル] −1−フェニル〕エチルエステル(ジアステ
レオマー混合物)を約0.2HM/iの濃度(ICso
)で用いた生体外試験においてモルモット心臓膜に対す
る3H−ニトレンジピンの結合の置換により検知するこ
とができる。同様に1本発明化合物のG1−受容器に対
する結合を、ビー、グリーネンガス(P、 Green
engagS)らのEur、 J、 Pharmaco
l。
15.323.(1979)の方法により、生体外にて
約300nM/uでの3H−プラゾシンのその結合位か
らラットの大脳皮質膜への置換により、かなりの程度ま
で検知することが可能である。更に、新規化合物又はそ
れらの塩のセロトニン−(5HT2)−受容器に対する
結合を例えば濃度(rcso)約6.OnM/4の2.
6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−1,4−
ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル=5
−カルボン酸[2−[4−(p−フルオロベンゾイル)
ピペリジン−1−イルゴー1−フエニル]エチルエステ
ル(ジアステレオマー混合物)を用いたラットの脳膜に
対する3H−ケタンセリンの結合の置換[レイセン、 
J 、 E 、 (Leysen。
J、 E、)等によるMo1ecu1. Pharma
col、 21 。
301〜304 (1982)]によって例証すること
もできる。
上記の新規化合物又はそれらの塩はまた、アンギオテン
シンII、電気的刺激又はフェニレフリン若しくはノル
ドアドレナリンによって誘発された[ジェイ・ニス・ジ
レスピー(J、 S、 G11lespie) 。
Br、 J、 Pharmacol、、30 、78 
(1967) ]「脳を髄を穿刺したラット(pith
ed rat) Jに対し、投与量的2mg/kgで昇
圧効果の抑制、また投与■約6mg/kgでセロトニン
によって誘発された昇圧効果の抑制をもたらす、新規化
合物又はそれらの塩はまた。抗高血圧活性を有し、これ
は、例えば腎性高血圧ラットにおける血圧の降下[ゴー
ルドブラッド(Gold blatt)等のムユ■、 
ll1ed、 。
59.347 (1934)]により例証することがで
きる。このようにして、例えば、腎性高血圧ラットに対
して2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオロベ
ンゾイル)ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]エ
チルエステル(ジアステレオマー混合物)約2 、0 
B/ kHの経口投与を行ってから2時間後−7011
IIIHgの血圧降下が観察された。
上記の新規化合物及びそれらの塩はまた極立った特徴と
してカルシウムv(calciua+ channel
)の結合部位並びにαニー及び5HT2−受容器に対す
る親和性を有するため他のカルシウム拮抗物質とは異る
したがって式Iの化合物及びかかる化合物の用は、例え
ば狭心症及びその後遺症、中枢及び末梢循環障害、高血
圧、不整派並びに心不全のような心臓血管諸疾患の治療
のための冠状動脈拡張薬及び抗高血圧剤として用いるこ
とができる。新規化合物は、また他の化合物、特に薬学
的に活性な化合物の製造にとって有用な中間体でもある
0本発明はまた、本発明化合物を治療及び予防を目的と
した例えば心臓血管諸疾、ル及び高血圧症治療用の薬剤
の製造に関する。有効成分の市原の組成物もまた包含せ
しめることができる。
本発明は特に、Rが屯環若しくは二環の炭素環式アリー
ル基、あるいは、環員として1〜4個の環窒素原子、1
個の環酸素若しくは環硫黄原子を含むか、又は1個の環
酸素原子若しくは環硫黄原子と共に1若しくは2個の環
窒素原子を含む5員又は6最の単環式へテロアリール基
を表わし、上記基が、環炭素原子を介して1,4−ジヒ
ドロピリジン環の4位の炭素原子と結合し、場合により
縮合ベンゼン環を有し、特にフェニル、ナフチル、ピリ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラ
ゾリル、フリル、チェニル、インオキサシリル、オキサ
シリル、オキサジアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリ
ル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミ
ジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル、イソ
インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベ
ンゾフラザニル、ベンゾチェニル、ベンゾチアゾリル、
2,1.3−ベンゾチアジアゾリル、キノリニル又はイ
ンキノリニルを表わすが、上記基中の環炭素原子は場合
により、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、低級アルキレン、シクロアルキル、フェニル及び/
又はフェニル低級フルキル基(ここで低級アルキル、フ
ェニル又はフェニル低級アルギルは、場合により、置換
基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ
低級アルコ午シ、ハロ低級アルコキシ。
低級アルケニルオキシ、八ツ低級アルケニルオキシ、低
級アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級ア
ルカノイルオキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級ア
ルコキシカルボニル、カルバモイル、N−低級アルキル
カルバモイル、N、N−ジ低級アルキルカルバモイル及
び/又はシフ)を含んでいてもよく、環式基もまた、置
換基として更に上記の基で置換された低級アルキルを含
んでいてもよい)によって;及び/又はヒドロキシ、低
級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、ハロ低
級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケ
ニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低級アルキレンジ
オキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、ニト
ロ、アミノ、N−低級アルキルアミノ、N、N−ジ低級
アルキルアミノ、N−低級アルキル−N−フェニル低級
アルキルアミン、低級アルキレンアミノ、オキサ低級ル
キレンアミノ、チア低級アルキレンアミノ及び/又はア
ザ窒素原子が低級アルキル、フェニル若しくはフェニル
低級アルキルで置換されていてもよいアザ低級アルキレ
ンアミノ(これらの基は置換基として、ヒドロキシ、低
級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、ハロ低
級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケ
ニルオキシ、低級アルキニルオキシ基、低級アルキレン
ジオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、カ
ルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、
N−低級アルキルカルバモイル。
N、N−ジ低級アルキルカルバモイル及び/又はシアン
を含んでいてもよく、環式基もまた置換基として低級ア
ルキル基を含んでいてもよい)によって;及びン又は低
級アルカノイルアミノ、アジド、低級アルカノイル、カ
ルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、
N−低級アルキルカルバモイル、N、N−ジ低級アルキ
ルカルバモイル、シアン、スルホ、アミノスルホニル、
N、N−ジ低級アルキルアミノスルホニル、N。
N−ジ低級アルキルアミノスルホニル、低級アルキルチ
オ、ハロ低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル
及び/又は低級アルキルスルホニルによって置換されて
いてもよく;及び/又は環窒素原子は場合により、置換
基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ
低級アルコキシ、八日低級アルコキシ、低級アルケニル
オキシ、八日低級アルケニルオキシ、低級アルキニルオ
キシ、低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイルオキ
シ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシカルボ
ニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモイル、
N、N−ジ低級アルキルカルバモイル及び/又はシアノ
基を有する低級アルキル、あるいはヒドロキシ又はオキ
シド基で置換されていてもよく;R1が低級アルキル基
を表わし;基R2及びR3の一方が低級アルキル基を表
わし他方が低級アルキル基、シアノ基又はアミノ基を表
わし;Xが酸素原子又は基−NH−を表わし、Aikが
、場合により例えば以下に炭酸環式アリールlAr、に
ついて示すように置換された例えばフェニル基又はナフ
チル基のような炭素環式アリール基によって置換され、
基Xを2〜8個の炭素原子によって環窒素原子から隔離
するアルキレン基を表わし;Yが炭素原子数1〜6のフ
ルキレン基、基−CM (OH)−若L<1f−C(=
O)−又は単結合を表わし; A r @が単環式炭素
環式アリール基又はヘテロアリール基を表わし、特にフ
ェニル、ナフチル、ピリル、フリル、チェニル又はピリ
ジルであり;これらの基のl:I炭素原子は、場合によ
り、低級アルキル、低級アルケ、ニル、低級アルキニル
、低級アルキレン、シクロアルキル、フェニル及び/又
はフェニル低級アルキル基(ここで低級アルキル、フェ
ニル又はフェニル低級アルキル基は置換基としてヒドロ
キシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ
、ハロ低級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、八日低
級アルケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低級アル
キレンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原
子、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモ
イル、N−低級アルキルカルバモイル、N、N−ジ低級
アルキルカルバモイル及び/又はシアノを有していても
よ<、m式基もまた上記の基で置換されていてもよい低
級フルキル基を含んでいてもよい)によって;及び/又
はヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級ア
ルコキシ、八日低級アルコキシ、低級アルケニルオキシ
、八日低級アルケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、
低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハ
ロゲン原子、ニトロ、アミノ、N−低級アルキルアミノ
、N、N−ジ低級アルキルアミン、N−低級アルキル−
N−フェニル低級アルキルアミノ、低級アルキレンアミ
ノ、オキシ低級アルキレンアミノ、チア低級アルキレン
アミノ及び/又はアザ窒素原子が低級アルキル、フェニ
ル若しくはフェニル低級アルキルによって置換されてい
てもよいアザ低級アルキレンアミノ(これらの基は置換
基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ
低級アルコキシ、ハロ低級アルコキシ、低級アルケニル
オキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級アルキニルオ
キシ、低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイルオキ
シ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシカルボ
ニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモイル、
N、N−ジ低級アルキルカルバモイル及び/又はシアノ
を含んでいてもよく、環式基もまたは換ス(とじて低級
アルキルを含んでいてもよい)によって;及び/又は低
級アルカノイルアミノ、アジド、低級アルカノイル、カ
ルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、
N−低級アルキルカルバモイル、N、N−ジ低級アルキ
ルカルバモイル、シアノ、スルホ、アミノスルホニル、
N−低級アルキルアミノスルホニル、N、N−ジ低級ア
ルキルアミノスルホニル、低級アルキルチオ、低級アル
キルスルフィニル及び/又は低級アルキルスルホニルで
置換されていてもよく、ここで環窒素原子は場合により
、置換基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アル
コキシ低級アルコキシ、八日低級アルコキシ、低級アル
ケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級アルキ
ニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイ
ルオキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシ
カルボニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモ
イル、N、N−ジ低級アルキルカルバモイル若しくはシ
アンを含んでいてもよい低級アルキル基によって、ある
いはヒドロキシ又はオキシドによって置換されていても
よい式Iで示される新規な化合物、及びかかる化合物の
塩、特に薬学的に許容し得る無毒性酸付加塩に関する。
本発明は、R及びArlがそれぞれ場合により、低級ア
ルキル、フェニル及び/又はフェニル低級アルキル基(
かかる基は置換基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、
八日低級アルコキシ、低級アルキレンジオキシ、ハロゲ
ン原子、カルボヤシ、低級アルコキシカルボニル及び/
又はシアノを含んでいてもよく、環式基はまた置換基と
して低級アルキル基を含んでいてもよい)によって及び
/又はヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ低級アルコキ
シ、低級アルケニルオキシ、八日低級アルケニルオキシ
、低級アルキレンジオキシ、ハロゲン原子、ニトロ、ア
ミノ、N−低級アルキル7ミノ、N、N−ジ低級アルキ
ルアミノ、低級アルカノイルアミノ、カルボキシ、低級
アルコキシカルボニル、カルバモイル、シアノ、スルホ
、アミノスルホニル、N−低級アルキルアミノスルホニ
ル、N、N−ジ低級アルキルアミノスルホニル、低級ア
ルキルチす、低級アルキルスルフィニル及び/又は低級
アルキルスルホニルによって置換されたフェニル基又は
ナフチル基を表わすか、またはR及びAr工がそれぞれ
ピリル、フリル、チェニル、ピリジル、1−オキシドピ
リジル又はイミダゾリルを表わし、Rがまたベンゾフラ
ザニルを表わしてもよく、R及びAr、で表わされるこ
れらの基はそれぞれ環炭素原子を介して結合されており
、この場合かかる基は場合により、フェニル又はナフチ
ル基R又はArlについて示した置換基によって置換さ
れ、置換基として特に低級アルキル、低級アルコキシ、
ハロゲン原子及び/又は場合により低級アルギル、低級
アルコキシ、ハロゲン原子及び/又はニトロによって置
換されたフェニル基を含んでいてもよく;R1が低級ア
ルキル基を表わし;R2及びR3の一方が低級アルキル
基を表わし、他方が低級アルキル基又はシアノ基を表わ
し;Xが酸素原子又は基−NH−を表わし;Aikが、
場合によ11   1キ kn ”?  +17  と
 I+、   /IF in 7 1L −t  本−
’l?Iζ° 口 三シ、ハロ低級アルキル、ハロゲン
原子、シアノ及び/又はニトロで置換されたフェニル又
はす7チルによって置換され、かつ基Xを2〜6個の炭
素原子により環窒素原子から隔離している炭素原子数2
〜6のアルキレン基を表わし;Yが炭素原子数1〜4の
アルキレン基又は基−CI((OH)−若しくは−C(
=O)−を表わす式■で示される新規な化合物、及びか
かる化合物の塩、特に薬学的に許容し得る無毒性酸付加
塩に関する。
本発明は中でも特に、R及びAr、がそれぞれ、場合に
より低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ
低級アルコキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級アル
キレンジオキシ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、
ニトロ、低級アルカノイルアミノによって、又はそれぞ
れが場合によりエステル化若しくはエーテル化されたヒ
ドロキシ基によって場合により、置換されたフェニル又
はフェニル低級アルキルによって及び/又はシアノによ
って置換されたフェニル基(フェニル基R又はAr1は
1個以上の同−又は異った置換基を含んでいてもよく、
またR及びAr、はそれぞれピリジル、フリル、l−オ
キシトピリジル又はチェニルを表わす)を表わし、Rが
また低級アルキル又はハロゲン原子で置換されていても
よいベンゾフラザニル、例えば4−ベンゾフラザニルを
表わしてもよ<:Rt、R2,及びR3がそれぞれ低級
アルキル基を表わし;Xが基−NH−を表わすが、特に
酸素を表わし、Alkが、場合により、低級アルキル、
低級アルコキシ、ヒドロキシ、八日低級アルキル、ハロ
ゲン原子、シアノ及び/又はニトロを含むフェニル基で
置換された炭素原子数2〜4のフルキレン基(ここで場
合゛により置換されたフェニル基は好ましくは基Xに隣
接する炭素原子に結合し、かつAlkが基Xを2〜4個
の炭素原子により環窒素原子から隔離している)を表わ
し;Yが炭素原子数1〜3のアルキレン基、基−CH(
O)I)−又は特に−C(=O)−を表わす式1で示さ
れる新規な化合物、及びかかる化合物の塩、特に薬学的
に許容し得る無毒性酸付加塩に関する。
本発明は特に、Rが非置換フェニル又は好ましくは、低
級アルキル、例えばメチル、低級アルコキシ、例えばメ
トキシ、ハロ低級アルコキシ、例えばジフルオロメトキ
シ又はハロ低級アルケニルオキシ(この場合ハロゲン原
子は原子番号35までを有するものであり、特にフッ素
又は塩素である)、例えば1.1−ジフルオロビニルオ
キシ。
原子番号35までのハロゲン原子、特に塩素及びフッ素
、トリフルオロメチル、ニトロ及び/又はシアノによっ
て七ノー若しくはジ置換されたフェニルを表わし、上記
置換基が2位及び/又は3位を占め;R1が低級アルキ
ル、例えばメチル又はエチルを表わし;R2及びR3が
それぞれに低級アルキル、特にメチルを表わし;Xが基
−NH−を表わすが、特に酸素を表わし、Aikが、低
級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ低級ア
ルキル、ハロゲン原子、シアノ及び/又は二1・口によ
って置換されたフェニル基によって、しかし特に非置換
フェニルによって置換された、炭素原子数1〜3のアル
キレン基を表わし、ここで場合により置換されたフェニ
ル基が、基Xに隣接する炭素原子に結合し;A見kが基
Xを2〜3個の炭素原子により環窒素原子から隔離し;
Yが炭素原子数1〜3のアルキレン基を表わすか又は特
に大−〇 (=O)−を表わし;ArLが、それぞれが
場合により、原子番号35までのハロゲン原子1例えば
フッ素又は塩素によって置換されたフェニル又はピリジ
ルを表わす式1で示される新規な化合物、及びかかる化
合物の塩、特に薬学的に許容し得る無毒性酸付加塩に関
する。
本発明は特に、Rが、特にハロゲンが原子番号35まで
を有し、アルコキシ基が炭素原子数4までを有するハロ
低級アルコキシ、例えばジフルオロメトキシ;特に炭素
原子数3までの低級アルキレンジオキシ基、例えばメチ
レンジオキシ;特に原子番号35までを有するハロゲン
原子、例えば塩素;トリフルオロメチルにより;又はニ
トロによってモノ又はジ置換されたフェニル基(これら
M qn+k ′+tI−k Q Ih 7% 1(/
 TI IJ Q /、’7 f−上)b X N ヘ
y +ノ゛フラザニル、特に4−ベンゾフラザニル又は
1−オキシドピリジル、例えば1−才キシト−3−ピリ
ジルを表わし: R,、R2及びR3がそれぞれ独立し
て、特に炭素原子数4までの低級アルキル、例えばメチ
ルを表わし:Xが酸素原子を表わし、Alkが、それぞ
れ場合により、特に4個までの炭素原子を有する低級ア
ルキル若しくは低級アルコキシ、例えばメチル又はメト
キシ、特にハロゲンが原子番号35までで炭素原子数4
以下のハロ低級アルキル基1例えばトリフルオロメチル
;特に原子番号35までのハロゲン原子、例えば塩素;
又はシアノ基を含むフェニルによって場合により、置換
された、炭素原子数2〜4のアルキレン基を表わし;A
lkが、基Xを2〜4個の炭素原子により環窒素原子か
ら隔離し;Yが炭素原子数1〜3のアルキレン基、基−
CH(OH)−1特に−C<=O)−又は単結合を表わ
し;Ar1が特に場合により、原子番号35までのハロ
ゲン原子1例えば塩素により置換されたフェニル基又は
チェニル基、例えば2−チエニルを表わす弐Iで示され
る新規な化合物、及びかかる化合物の塩、特に薬学的に
許容し得る無毒性酸付加塩に関する。
本発明は、特にRが原子番号35までの/\ロゲン原子
1例えば塩素、トリフルオロメチル又はニトロによって
モノ又はジ置換されたフェニル基(置換基は好ましくは
2位又は3位を占める)を表わし; R1,R2及びR
3がそれぞれ独立して、炭素原子数4までの低級アルキ
ル基1例えばメチル又はエチルを表わし;Xが酸素原子
を表わし;AJlkが、それぞれが炭素原子数4までの
低級アルキル又は低級アルコキシ、例えばメチル又はメ
トキシによって置換されたフェニル基;I\ロゲンの原
子番号が35までで炭素原子数が4までのハロ低級アル
キル基、例えばトリフルオロメチル;原子番号35まで
のハロゲン原子例えばIfi素;若しくはシアノによっ
て置換されたフェニル又は非置換フェニルによって置換
された、炭素原子数2〜6のアルキレン基(場合により
置換されたフェニル基は、好ましくは、基Xに隣接する
炭素原子に結合し、基Xは少くとも2個の炭素原子によ
り環窒素原子から隔離されている)を表わし;Yが炭素
原子数1〜3のアルキレン基、基−CH(OH)−1−
C(=O)−又は単結合を表わし;Ar、が非置換若し
くは原子番号35までのハロゲン原子1例えばフッ素に
よって置換されたフェニル又はチェニル、例えば2−チ
ェニルを表わす式1で示される新規な化合物、及びかか
る化合物の塩、特に薬学的に許容し得る無毒性酸付加塩
に関する。
本発明は特に、Rが2−若しくは3−ニトロフェニル、
2−若しくは3−トリフルオロメチルフェニル又は2.
3−ジクロロフェニルを表わし、R1,R2及びR3が
それぞれ独立して炭素原子数4までの低級アルキル基、
特にメチルを表わし;Xが酸素を表わし;Aukが、炭
素原子数4までの低級アルキル、例えばメチル;炭素原
子数4までの低級アルコキシ、例えばメトキシ;ハロゲ
ンの原子番号が35までで炭素原子数4までのハロ低級
アルキル、例えばトリフルオロメチル;原子番号35ま
でのハロゲン原子、例えば塩素;又はシアンによってモ
ノ置換されたフェニル又は非置換フェニルによって置換
された炭素原子数2〜6のアルキレン基(この場合基又
は少くとも2個の炭素原子により環窒素原子から隔離さ
れている)を表わし;Yがメチレン、ヒドロキシメチレ
ン、基−C(=O)−又は単結合を表わし;Ar1が、
非置換若しくは原子番号35までのハロゲン原子、例え
ばフッ素によりモノ置換されたフェニル又はチェニル、
例えば2−チェニルを表わす式1で示される新規な化合
物、及びかかる化合物の塩、特に薬学的に許容し得る無
毒性酸付加塩に関する。
本発明は特に、Rが原子番号35までのハロゲン原子、
特にフッ素若しくは塩素によってモノ若しくはジ置換さ
れたフェニル基又はトリフルオロメチル、ニトロ又はシ
アノによってモノ置換されたフェニル基(上記置換基は
2位及び/又は3位を占める)を表わし;R1が低級ア
ルキル基、例えばメチル又はエチルを表わし;R2及び
R3がそれぞれ低級アルキル基、特にメチルを表わし;
Xが酸素を表わし;A文kが、低級アルキル1例えばメ
チル、低級アルコキシ、例えばメトキシ。
トリフルオロメチル、シアノ及び/又はニトロで置換さ
れたフェニルによって、しかし特に非置換フェニルによ
って置換された炭素原子数2〜3のアルキレン基(場合
により置換されたフェニル基は、基Xに隣接する炭素原
子に結合し、Aikは基Xを2〜3個の炭素原子により
環窒素原子から隔離している)を表わし;Yが炭素原子
a1〜2のアルキレン基、又は特に基−C(=O)−を
表わし;Ar、が、特に4位が場合により原子番号35
までのハロゲン原子1例えばフッ素により置換されたフ
ェニル基を表わす式Iで示される新規な化合物、及びか
かる化合物の塩、特に薬学的に許容し得る無毒性酸付加
塩に関する。
本発明はとりわけ、Rが3−ニトロフェニル基又は2−
トリフルオロメチルフェニル基を表わし;R1がメチル
基又はエチル基を表わし:R2及びR3がメチル基を表
わし;XがSZを表わし、Aukが1−フェニルエチル
基を表わし;Yが基−C(=O)−を表わし;Ar、が
、場合により、4位がフッ素により置換されたフェニル
基を表わす式Iで示される新規な化合物、及びかかる化
合物の塩、特に薬学的に許容し得る無毒性酸付加塩に関
する。
本発明は実施例中に記載の特殊かつ新規な化合物及びそ
れらの製造方法に関する。
式Tの化合物及び塩形成特性を有するかかる化合物の塩
はそれ自体公知の方法、例えば下記のように製造される
a)次式: [式中、基X′及びY′の一方が式−NH2の基を表わ
し、他方がヒドロキシ若しくは式−NH2の基、その互
変異性体又は対応する互変異性体混合物を表わす]で示
される化合物を開ヤするが;又は b)式R−CHO(m)の化合物又はその度広性の官能
性誘導体を次式: で示される化合物、その互変異性体又は対応する互変異
性体混合物と反応させるか;又はC)次式: [式中、基Ac’及びAcl ’の一方が基−COOR
,又は次式: で示5れる基に変換され得る基を表わし、他方が1−C
0OR,、式Vaの、l又は基−COOR1若しくは式
Vaの基に変換され得る基を表わす]で示される化合物
において、基Ac’を基−COOR+に及び/又は21
ct  ’を式Vaの基に変換するか;又は d)次式: で示される化合物又はその反応性エステルを次式: で示される化合物と反応させるが;又はe)次式: [式中、ZはAl1kと同様のものを表わすが又は還元
により基AJ1kに変換され得る基を表わし;Y′oは
Yと同様のものを表わすが又は還元により、Yの定義に
対応するアルキレン基に変換され得る基を表わし;Z及
びY′oの少くとも一方は還元ニより基AfLkに、又
はYに対応するアルキレン基に変換され得る基を表わし
、他方がA立k又は基Yを表わす]で示される化合物を
還元し;式II〜■の出発物質はまた、それらが塩形成
性を有する限り、それらの塩の形で用いてもよく、’1
5R,R,,R2,R3、X、Y、Ar、及びAukは
弐■について定義したものを表わし、所望により、得ら
れた式1の化合物を式1の他の化合物に変換し、及び/
又は所望により得られた塩を遊離化合物又は別の塩に変
換し、及び/又は所望により、得られた式Iの遊離化合
物を塩に変換し、及び又は得られたラセミ化合物の混合
物を純粋なラセミ化合物又はジアステレオマーに変換し
;及び又は得られたラセミ化合物を光学対常体に分離す
ることも可能である。
通常、変法a)で用いる式TIの化合物はその場で形成
され、上記方法の閉環は、出発物質の製造のための反応
条件下で生じる0例えば1式IIの出発物質及び通常は
、反応条件下における。対応する式■の最終生成物もま
た: aa)  弐Tの化合物又は反応性のその官能性誘導体
を次式: で示される化合物及び次式: で示される化合物及びアンモニア又は次式:で示される
化合物と反応させるか;又はab)  弐■の化合物又
は反応性のその官能性誘導体を次式: %式% で示される化合物及び式Xの化合物と反応させるか又は
弐■の化合物を次式: で示される化合物と反応させるか;又はac)  弐m
の化合物又は反応性のその官能性誘導体を次式: で示される化合物及び式X若しくは■の化合物と反応さ
せるか又は弐漕の化合物を次式:で示される化合物と反
応させるか;又はad)  アンモニアと次式: で示される化合物及び弐可の化合物と反応させるか;又
は ae)  アンモニアと次式: で示される化合物及び式X若しくは店の化合物と反応さ
せるか;又は af)  アンモニアを次式: で示される化合物と反応させるか;又はag)  弐店
の化合物を式双又は次式で示される化合物と反応させる
か;又はah)  弐■の化合物を式Wの化合物又は次
式:で示される化合物と反応させることにより得られる
0式■の化合物に関する例外としては、式X〜X■の化
合物はそれらの互変異性体又は互変異性体混合物の形で
用いてもよく、上記式中の、塩形成性を有する出発物質
は塩の形で用いてもよいことである。また、上記化合物
において、基R1R1、R2、R3、X、Y、Art及
びA見には式rに関して示したものを表わす。
式■のアルデヒドの反応性の官能性誘導体は、中でも対
応するアセタール、すなわちIRに対応するジ(エーテ
ル化ヒドロキシ)メチル化合物。
例えばジ低級アルキルアセタール、例えばジメチル又は
ジエチルアセタール及びアシラール、例えば対応するジ
アシルオキシメチル;又はジハロメチル化合物、例えば
ジ低級アルカノイルアシラール、例えばジアセチルアシ
ラール又は対応するジハロ、例えばジクロロ若しくはジ
ブロモ化合物;更に付加化合物、例えばアルカリ金属二
亜硫酸111、例えば二面硫酸カリウムとの付加化合物
である。
上記の閉環反応に用いるアンモニアは、その場でかかる
化合物を与える薬剤、例えばアンモニウム塩、例えば酢
酸アンモニウム又は亜炭酸アンモニウムの形で用いても
よい、            j閉原反応a)及び通
常その場で形成される、閉環反応のための出発物質製造
のための縮合反応aa) 〜ah)はハンシ、 (Ha
ntzsch)のジヒドロピリジン合成の変法である。
変法aa)において、合計3個の水分子が除去される。
他の変法においては、付加反応は、水除去反応のあるも
のに取って代わる。すなわち水のエレメントの除去はl
又は2の出発物質の製造工程中すでに行なわれる。工程
aC)による式■の化合物と式履の及び弐■の化合物と
の反応、■程ag)による弐■の化合物と式X■の化合
物との反応、又は工程ah)による成層の化合物と式X
■の化合物との反応において、水のエレメントに加えて
又は水乃エレメントの代わりにアンモニアが除去される
。変法aa)に従って式■の化合物(式中R2文びR3
は互いに異る)を製造する場合、2位及プロ位に同じ置
換基を有する副生成物が得られる0反応物を添加する順
序に応じて、例えば、最:刀に武名又は成層の化合物が
形成されるので、−■にすべての反応物を添加せずに、
別の変法によりその場で生じるある反応工程を促進する
ことにたりかかる副生成物の生成は低減することができ
る。
上記方法、例えば変法a)及びb)による閉環反応及び
縮合反応は、それ自体で公知の方法により、必要に応じ
て縮合剤、特に111基性縮合剤、例えば過剰の塩基性
反応物の存在下若しくは1例えば有機塩基、例えばピペ
リジン若しくはエチルジイソプロピルアミンを加えて過
剰とするか;又は金属アルコラード、例えばアルカリ金
属低級アルコキシド及び/又は適当な脱水剤又は吸水剤
の存在下、また通常は不活性有機溶媒の存在下に、反応
温度約室温〜約150°Cの範囲、特に溶媒の情意にて
行う、必要ならば1反応は不活性ガス、例えば窒素ガス
雰囲気中にて、及び/又は低沸点溶媒及び/又はアンモ
ニアを用いる場合は、高圧下に密閉容器中にて行う。
上記変法で用いられる出発物質は公知のもの又はそれ自
体で公知の方法により製造されるものである。
例えば弐Xの出発物質は、常法により、次式:で示され
る化合物と次式: で示される化合物とを反応させることにより製造するこ
とができる。
式X[aのカルボン酸の代りに、また、それらの官能性
誘導体、例えば、対応するカルボン酸無水物、特に混合
無水物、例えば、低級アルカンカルボン酸、例えば、ギ
酸との混合無水物、また醜ハロゲン化物、例えば、対応
する1n化物、臭化物。
また酸アジド、そして更に活性化エステル、例えば、シ
アノメチルエステルも用いることができる。これらは場
合により縮合剤の存在下で用いて、式Xrbの化合物と
の反応により式■の化合物を形成してもよく、またX[
aの遊離カルボン酸を用いて、アジド基が基HX−に取
って代っている式xIbの化合物との反応により弐Xの
化合物を形成してもよい0式Xlaのカルボン酸はまた
塩の形、特にアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩の
形で、Xが酸素を表す式X[bのアルコールの反応性エ
ステル、例えば、対応するハロゲン化物、例えば、塩化
物、臭化物もしくはヨウ化物、又は有機スルホン酸エス
テル、例えば、アルカンスルホン酸エステルもしくはア
レーンスルホン酸エステル、例えば、メタンスルホン酸
エステルもしくはp−)ルエンスルホン酸エステルと反
応して、対応するカルボン酸エステルを形成してもよく
、又は対応する加水分解可能なイミノエステル、例えば
、対応するイミノ−低級アルキルエステルは加水分解さ
れてエステルを形成する。この種のイミノエステルは常
法で、例えば、式Xlaの化合物に対応する次式: のニトリルから、式xrb(式中Xは酸素を表す)の化
合物との、酸性縮合剤、例えば、塩化水素の存在下で適
切な溶媒、例えば、不活性の性質のもの、例えば、芳香
族物質、例えば、ベンゼン中での反応により得ることが
できる。
式x+bの化合物は、更にそれ自体公知の方法で、式: %式%() [式中、Aは適切な脱離基、例えば、反応性エステル化
ヒドロキシ基、例えば、ハロゲン、例えば、塩素、臭素
もしくはヨウ素、又はスルホニルオキシ基、例えば、ア
リールスルホニルオキシ基、例えば、P−)ルエンスル
ホニルオキシ基を表す]の化合物を、次式: の化合物とillll縮性縮合剤えば、アルカリ金属も
しくはアルカリ土類金属の耐化物、水酸化物もしくは炭
酸塩、例えば、水酸化ナトリウムもしくは炭酸カルシウ
ムの存在下で有利に、通常は溶媒、例えば、低級アルカ
ノール、例えば、エタノールの存在下で、昇温もしくは
温度を下げて反応させることにより得ることができる。
弐Xreの化合物はまた窒素原子上に位置する水素原子
が適切な金属1例えば、リチウムもしくはカリウムで置
き換えられている、それらの金FA誘導体の形で用いる
こともできる。このような場合、弐Xldの化合物との
上記反応は不活性無水溶媒、例えばエーテル性のもの、
例えば、テトラヒドロフラン、又は芳香族溶媒、例えば
、トルエン中で行われる。
式X[eに対応する金属化合物は常法で、例えば、適切
なアルカリ金属有機化合物、例えば、ブチルリチウムと
、無水溶媒、例えば、テトラヒドロフラン中で、保護ガ
ス、例えば、アルゴン下で有利に反応させることにより
、得ることができ、反応混合物に含まれる金属化合物は
単離されることなしに上記反応に用いることができる。
式X[eの化合物は、更にそれ自体公知の方法で、例え
ば、ピペリジン環の代りにピペリジン環に変換しうる適
切な基を含有する出発物質から製造することができる。
このような基としては、例えば、ピペリジン環を、例え
ば、還元により又は閉環縮合により形成するもの、例え
ば、適切な還元剤、例えば、水素化リチウムアルミニウ
ムを用いて式Xleの出発物質に変換されうる対応する
2−ピペリドンがある。または例えば、対応する1、5
−ジハロペンタン、例えば、対応するジブロモヘンタン
が用いられ、これはアンモニアにより、場合により密封
容器中加圧下で式Xreの出発物質を生じる。
式Xraの*#カルボン酸の式X[bの化合物との反応
は、水のエレメントの除去を促進する酸性触媒、例えば
、プロトン酸、例えば、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸
、リン醜もしくはホウ酸、ベンゼンスルホン酸もしくは
トルエンスルホン酸、又はルイス酸、例えば、三フフ化
ホウ素エーテラートの存在下で、使用アルコールを過剰
に用いて及び/又は不活性溶媒中で、必要ならば反応中
に遊離した水を蒸溜1例えば、共佛蒸溜により除去しな
がら行うのが有利である。更に、この反応はまた水−結
合縮合剤2例えば、適切に置換されたカルボジイミド、
例えば、N、N’−ジエチル−N、N’−ジシクロへキ
シル−又はN−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−力ルポジイミドの存在下で、不活性有機溶媒
中で行うこともできる。混合無水物、特に酸ハロゲン化
物は、アルコール又はアルコラード、例えば、アルカリ
金属低級アルコキシドと1例えば、酸結合剤、例えば、
有機、特に第三級窒素塩基、例えば、トリエチルアミン
、エチルジイソプロピルアミンもしくはピリジン、又は
無機Iス1基、例えば、アルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属の水酸化物もしくは炭酸塩、例えば、ナトリウ
ム、カリウムもしくはカルシウムの水酸化物もしくは炭
酸塩の存在下で反応させる。
反応性エステル、例えば、シアノメチルエステル又はペ
ンタクロロフェニルエステルの、式′X1bの化合物と
の反応は、例えば、反応体に対して不活性な溶媒中で、
約O℃から約120 ’C!、好ましくは室温から約6
0’Oの温度範囲内で行う。
イミノエステル出発物質の加水分解は、例えば、含水鉱
酸、例えば、塩酸又は硫酸を用いて行われ、ニトリルへ
の塩化水素の添加及び無水アルコール、特に非置換もし
くは置換低級アルカノールとの反応中に得られたイミノ
エステル用、例えば、塩酸塩は、水の添加後直接対応す
るエステルに加水分解されることが可能である。例えば
、所望の式Xのエステル化合物を、ニトリル、アルコー
ル及び適当に水を含む硫酸の化合物から、その場で生成
したイミノエステルの単離を行うことなしに、得ること
も可能である。
式X[fi、 XV、 XVI及びX■の出発物質は類
似のかつ通常の方法で対応する出発物質から製造するこ
とができる。
式■の出発物質は、式TIの出発物質の製造のために述
べたと同様の方法でその場で生成され、式1の最終生成
物を生成する方法による閉環は同一の反応混合物におけ
る出発物質の製造のために与えられた条件下で行うこと
ができる。従って弐■の出発物質は弐■の化合物を式X
の化合物及びアンモニアと反応させることにより、又は
式Xの化合物を式■の化合物と反応させることにより、
又は弐にの化合物を式X又は■の化合物と反応させるこ
とにより得ることができ、このような反応は通常適切な
溶媒、例えば、低級アルカノール、例えば、エタノール
中で、場合により昇温又は温度を下げて、保護ガス、例
えば、窒素下で有利に行われる。
それらが含有する基Ac’及び/又はAcl ’次第で
1式Vの出発物質は、例えばカルボン酸(Ac’及び/
又はAc、’がカルボキシ)、カルボン酸無水物、特に
混合無水物、例えば、酸/\ロゲン化物、例えば、耐用
化物もしくは酸臭化物、又はアジド(Ac’及び/又は
Ac1 °が)\ロカルポニル、例えば、クロロ−もし
くはプロモーカルボニル又はアジドカルボニル)、また
活性化エステル、例えば、シアノメチルエステル(Ac
’及び/又はAc、’がシアノメトキシカルシニル)で
あってもよく;これらは対応するエステルに、対応する
アルコールでの処理により、場合により縮合剤の存在下
で変換させることができる:例えば、基Ac’の、基−
COOR1に対応するカルボキシエステルへの変換のた
めには。
反応は、R1の意味に対応する置換もしくは非置換の低
級アルカノールを用いて、又はそれらの反応性誘導体、
例えば、対応するアルコラードを用いて行われ、遊離カ
ルボン酸の場合には反応はまた適切なジアゾ化合物、例
えば、非置換もしくは置換ジアゾ低級アルカンを用いて
行われ、基−COOR1を含有する式Iの化合物が得ら
れる。
基Ac、’の、先に定義した式Vaの基への変換のため
には、式Vの出発物質を式X[bの化合物と常法で反応
させる。Xが酸素を表すものと特定されている種類のカ
ルボン酸エステルは、出発物質塩として、in!!カル
ボン酸の特にアルカリ金属用もしくはアルカリ土類金属
塩が用いられ、これらがXが酸素を表す式X[bの化合
物に対応するアルコールの反応性エステル、例えば、対
応するハロゲン化物、例えば、塩化物、臭化物もしくは
ヨウ化物、又は有機スルホン酸エステル、例えば、低級
アルカンスルホン酸エステルもしくはアレーンスルホン
酸エステル、例えば、メタンスルホン酸エステルもしく
はP−)ルエンスルホン酸エステルを用いて処理される
ならば、又は対応する加水分解可能なイミノエステル、
例えば、対応するイミノ低級アルキルエステルがエステ
ルに加水分解されるならば、同様に得ることができる。
この種のイミノエステルは1例えば、式V(式中、Ac
’及び/又はAc、’がシアノ基を表す)の出発物質か
ら、R1の意味に対応する低級アルコールとの及び/又
は式xtb(式中、Xが酸素を表す)のアルコールとの
、酸性縮合剤1例えば、塩化水素又は濃硫酸の存在下で
の反応により得ることができる。
遊離カルボン酸の、アルコール、例えば、非置換もしく
は置換低級アルカノールとの、又は式Xrbの化合物と
の反応は、水のエレメントの除去を促進する酸性触媒、
例えば、プロトン酸1例えば塩化水素酸、臭化水素酸、
硫酸、リン酸もしくはホウ酸、ベンゼンスルホン酸もし
くはトルエンスルホン酸、又はルイス酸、例えば、三フ
フ化ホウ素エーテラートの存在下で、使用アルコール又
は式x+bの化合物を過剰に用いて及び/又は不活性溶
媒中で、必要ならば反応中に′M離した水を蒸溜、例え
ば、共浦蒸溜により除去しながら行うのが有利である。
更に、この反応はまた水−結合縮合剤、例えば、適切に
、置換されたカルボジイミド、例えば、N、N′−ジエ
チル−N、N’−ジシクロヘキシル−又はN−エチル−
N’−(3−ジメチルアミノプロピル 存在下で、不活性有機溶媒中で行うこともできる.混合
無水物、特に酸ハロゲン化物は、アルコール又はアルコ
ラード、例えば、アルカリ金属低級アルコキシドと、例
えば、酸結合剤、例えば、有機、特に第三級窒素塩基、
例えば、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ンもしくはピリジン、又は無機塩基、例えば、アルカリ
金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物もしくは炭酸
塩、例えば、ナトリウム、カリウムもしくはカルシウム
の水酸化物もしくは炭酸塩の存在下で反応させる。
式Vに対応する反応性エステル、例えば、シアンメチル
、ベンゾトリアゾール−1−イル又はペンタクロロフェ
ニルエステルと、R,の意味に対応する低級アルカノー
ル又は式xrbの化合物との反応は、例えば、反応体に
対して不活性な溶媒中で約O′Cかも約120℃、好ま
しくは室温から約60℃までの温度範囲で行われる。
イミノエステル出発物質の加水分解は,例えば、含水鉱
酸、例えばIJlM又は硫酸を用いて行われ、ニトリル
への塩化水素の添加及び無水アルコール、特に非置換も
しくは置換低級アルカノールとの反応中に得られたイミ
ノエステル塩、例えば、イミノエステル塩酸塩は、水の
添加後直接対応するエステルに加水分解されることが可
能である.例えば、所望の式Iのエステル化合物を、ニ
トリル、アルコール及び適当に水を含む硫酸の混合物か
ら、その場で生成したイミノエステルの単離を行うこと
なしに、得ることも可能である。
遊離カルボキシル基Ac’及び/又はAc,’を有する
式Vの出発物質は、例えば、対応する2−シアノエチル
エステルを製造することにより得ることができ、例えば
、上記方法ab)又はag)の1つにおいては弐XII
(式中。
−COOR1基の代りに2−シアノエトキシカルボニル
基がある)の化合物が用いられ;例えば、基R2を含有
する3−アミノクロトン酸の2−シアノエチルエステル
を他の反応体と反応させ,次にイリられた2−シアノエ
チルエステル化合物を開裂させて遊離カルボン酸を温和
な条件下で,例えば、水性もしくは水性−低級アルカノ
ール性のIN水酸化ナトリウムを用いて室温で生成させ
てもよい.この1Mカルボン酸は,必要ならばそれ自体
公知の方法で所望の反応性の官能性誘導体に変換するこ
とができる。
変法C)の出発物質としてまた考えられる式Vのニトリ
ル化合物は、例えば、変法aa)ないしah)の1つと
同様に、基−GOOR1又は式X[bの基の代りにシア
ノ基を含有する出発物質を用いることにより、例えば、
弐刈の化合物の代りに基R2を含有する3−アミノクロ
トンニトリル(aminocrotonitril)を
用いることにより製造することができる。
変法d)に必要な式■の出発物質はそれ自体公知の方法
で製造することができ,方法工程aa)ないしah)に
おいて述べた反応と同様にして、化合物xr, n、X
V.XVI又はXVll(7)代りに、次式: のuの代りに式−COX−AMk−OH (Vlb)又
はその反応性エステルの基を含有する出発物質が用いら
れる.反応性エステルは例えば、ハロゲン化水素酸、例
えば、塩化水素酸、又は有機スルホン酸、例えば、アリ
ールスルホン酸、例えば、p−)シアンスルホン酸とで
形成されたエステルで、これらのエステルにおいては水
酸基が、例えば、ハロゲン、例えば、塩素もしくは臭素
,又は、例えば、アリールスルホニルオキシ、例えば、
p−)シアンスルホニルオキシで置き換えられている。
例えば、次式: の出発物質は、弐Xの出発物質の製造のために述べた方
法と同様にして、例えば、弐Xlaの化合物を式HX−
Aik−OH17)化合物(XId) と、又は反応性
エステル、例えば、ハロゲン化物、例えば、その臭化物
もしくはヨウ化物と、上記方法で反応させることにより
得ることができる。又は式X[cのニトリルを式Vld
(式中、又は酸素を表す)の化合物と、酸性縮合剤、例
えば、塩化水素の存在下で反応させて対応するイミノエ
ステル塩を生成させ、それを次に水を用いて酸性媒体中
で、例えば、上記方法で加水分解すると対応するカルボ
ン酸エステルが生成する。
上記反応及び変法d)もまたそれ自体公知の反応条件下
で、溶媒又は希釈剤の不存在又は通常は存在下で、反応
及び/又は反応体の性質に応じて温度を下げて又は上げ
て、例えば、約−10℃から約150″Cの温度範囲で
、大気圧下又は密封容器内で、場合により加圧下で、及
び/又は不活性雰囲気、例えば、窒素雰囲気下で行うこ
とができる。必要ならば、反応は塩基の存在により助長
されるごともできる。
還元により基A文kに変換しうる基Z及び還元により3
Yに対応するアルキレン基に変換しうる基は、変法e)
のために必要な基であるが、それらは二重及び/又は三
重結合及び/又はカルボニル又はチオカルボニル基を、
対応するアルキレン基中に含有する。
不飽和基の炭素−炭素単結合への還元は、例えば、活性
化水素、例えば、水素化触媒例えば、ニッケル、白金又
はパラジウム触媒の存在下での水素を用いて行われ、一
方力ルボニル基のメチレン基への還元は、例えば、亜ク
ロム酸銅触媒の存在下での水素により、又はクレメンゼ
ン法、例えば、鉱酸、例えば、a!耐酸中亜鉛もしくは
亜鉛アマルガムを用いて行うことができる。チオカルボ
ニル基の還元は同様の方法で、例えば、耐硫黄性触媒を
用いて行うことができる。上記基の還元は更に水素化物
還元剤、例えば、水素化ホウ素ナトリウム又はジボラン
により行うことができる。これらの還元においては、望
ましい場合には還元に敏感な他の基、例えば、不飽和基
又はニトロ基が攻撃されないよう注意すべきであり、こ
れは、例えば、適切な還元剤を選択すること、行うベ!
!還元に必要なその用量を選択すること及び/又は適切
な工程条件1例えば、昇温又は降温の選択、及び/又は
適切な溶媒を用いることにより達成されるであろう、こ
れらの反応はそれ自体公知の方法で、通常には溶媒又は
希釈剤の存在下で1反応及び/又は反応体の性質に応じ
て温度を下げて又は上げて、例えば、約−15°Cから
約120°Cの温度範囲で常圧下で又は密封容器中で、
場合により加圧下で及び/又は保護ガス、例えば、窒素
下で行われる。
式■の出発物質は、新規である場合にはそれ自体公知の
方法により、例えば、a)ないしd)において述べた方
法と同様にして製造することができる0例えば、工程a
a)ないしah)において述べた反応工程と同様にして
、化合物刃、躍、ff、X17]又はX■の代りに、先
に定義した基Vaの代りに次式: の基を含有する化合物を用いれば進行することが可能で
ある。
例えば、次式: の出発物質は弐Xの化合物の製造のために述べた′方法
と同様にして、例えば、式Xlaの化合物又はその反応
性誘導体、例えば、無水物、酸ハロゲン化物、例えば、
塩化物、アジド、又は混合エステル、例えば、シアノメ
チルエステルもしくはペンタクロロフェノールエステル
の反応により製造することができる0式X[aのカルボ
ン酸はまた塩、特に、アルカリ金属塩又はアルカリ土類
金属塩の形で、式: の反応性エステル、例えば対応する/\ロゲン化物、例
えば、塩化物、臭化物もしくはヨウ化物、又は有機スル
ホン酸エステル、例えば、低級アルカンスルホン酸、例
えば、メタンスルホン酸、又はアリールスルホン酸、例
えば、ベンゼンスルホン酸とのエステルと反応させて対
応するカルボン酸エステルを生成することもできる。一
方、式■Cのアルコールは式X[cのニトリルと常法で
酸性縮合剤、例えば、鉱酸1例えば、塩酸又は硫酸の存
在下で反応させて、対応するイミノエステルの塩を形成
し、この塩を次に水を用いて、上記方法で加水分解して
、カルボン酸エステルを生成してもよい、これらの反応
はそれ自体公知である通常の反応条件下で行われる1式
■Cの出発物質は、更に、新規である場合には常法で、
例えば、式HO−Z−A (Vlld)(、式中、Aは
適切な脱離基、例えば、ハロゲン、例えば、塩素、臭素
もしくはヨウ素、又はスルホニルオキシ基、例えば。
p−)ルエンスルホニルオキシ基を表す)の化合物を弐
Xreの化合物と反応させることにより得ることができ
る。
上記反応はそれ自体公知である反応條件下で。
溶媒又は希釈剤の不存在又は普通は存在下で、反応及び
/又は反応体の性質によって温度を下げて又は上げて例
えば、約−10℃から約150℃の温度範囲で、大気圧
力下で又は密封容器内で、場合により加圧下で及び/又
は不活性雰囲気中で、例えば、窒素雰囲気下で行うこと
ができる。
本発明の方法により得られる式■の化合物はそれ自体公
知の方法で式Iの他の化合物へ、例えば、式1の化合物
に含まれる置換基を式1の範囲に含まれる他の置換基に
変換することにより変換させることができる。
例えば、エステル化カルボキシル基−COOR□はエス
テル交換により異ったエステル基に変換することができ
る。エステル交換においては、変換されるべき式■の化
合物中のエステル化基のアルコールの禎;点より明らか
に高い浦1点を有する、対応するアルコール化合物が用
いられるのが好ましく、反応は、例えば、過剰の水酸基
化合物及び/又は好ましくはまたエステル化基のアルコ
ールの沸点より明らかに高い沸点を有する不活性有機溶
媒中で、好ましくは触媒、例えば、アルカリ金属低級ア
ルコキシド、例えば、ナトリウム又はカリウムのメトキ
シド又はエトキシドの存在下で、A温して、普通はm離
したアルコールを留去しながら行う。
式1 (式中、Yは基−(C= O)−を表す)の化合
物は常法で還元により式■(式中、Yは基−CH2−を
表す)の化合物に、場合により[11間体として基−C
H0H−を経て変換することができ、存在するかもしれ
ない不飽和基を飽和基に交換すること、又は三重結合を
含む)、(を二重結合を有する2、いと変換することが
できる。
還元のためには1例えば、触媒として活性化された水素
、例えば、水素化触媒、例えば、貴金属触媒、例えば、
白金もしくはパラジウム、又はまたラネーニッケルの存
在下の水素を用いることが可能である。同じように、適
切な水素化物還元剤、例えば、ジポランもしくは水素化
ホウ素ナトリウム、又は水素化リチウムアルミニウムを
適切な溶媒1例えば、エーテル性のもの、例えば、テト
ラヒドロフラン中で用いることができる。
更に1式■(式中、R及び/又はAr1はその環窒素原
子がN−オキシド化されていてもよい適切なアザヘテロ
環式基を表す)の化合物を対応するN−オキシドに変換
してもよい、酸化はそれ自体公知の方法で、例えば、有
機過酸、例えば低級アルカン過酸又はアレーン過酸、例
えば、場合により適切に置換された過安息香酸、例えば
過酢酸又は3−クロロ過安息香酸で、好ましくは室温又
は室温より僅かに高い反応温度で処理するか、又は過酸
化水素水で、例えば、100°Cまでの温度で、低級ア
ルカン酸、例えば、酢酸の存在又は不存在下で処理する
ことにより行うことができる。特に過酸を使用する場合
には、反応時間が長すぎる結果として過酸化がおこらな
いように注意しなければならない。
反応条件次第で式1の化合物は遊離形で又は塩の形で得
ることができる。
したがって、得られた醜行加塩はそれ自体公知の方法で
、例えば、塩基、例えば、アルカリ金属水酸化物で処理
して、遊離化合物に、又は適切な酸又はその誘導体で処
理して、他の塩に変換することができる。得られた式1
の遊離化合物はその塩に、例えば、酸又は対応するアニ
オン交換体で処理することにより変換することができる
式Iの化合物の遊離の形と塩の形のurlには密接な関
係があるので、以前及び以後において遊離化合物とそれ
らの塩は、意味及び目的について適切である場合には、
場合によりまたそれぞれ対応する塩又は遊離化合物をも
意味するものと理解されるべきである。
式Iの化合物は、それらの塩も含めて、それらの水和物
の形で得ることもでき、またそれらの結晶は、例えば、
結晶化に用いた溶媒を含んでいてもよい。
処理反応及び/又は出発物質の性質に応じて、式Iの化
合物はラセミ混合物、ラセミ化合物又は光学的対常体の
形で得られる。
得られるラセミ混合物は純粋なラセミ化合物又はジアス
テレオマーに公知法で、ラセミ化合物間の物理−化学的
差異に基づいて、例えば、クロマトグラフィ及び/又は
分別結晶で分離することができる。
ラセミ化合物は、それ自体公知の方法により、例えば、
光学活性溶媒からの再結晶により、適切な微生物の助け
を借りて、又は塩形成性の、例えば、塩基性の式■の化
合物を光学活性塩形成性剤、例えば、光学活性酸と反応
させ、この方法で得られた塩の混合物を、例えば、それ
らの溶解性の相違に基づいて、ジアステレオマー塩に分
離しそれから0例えば、iM基無処理より対常体を遊離
させることにより光学的対常体に分割することができる
式Iの中性化合物の光学的対常体はまた、例えば、方法
C)により式V(式中、Ac’はカルボキシ、Ac1’
はエステル化又はアミド化カルボキシを表す)の光学活
性酸を用いて得ることもでき、これらは、例えば、対応
するラセミ酸から常法で1例えば、光学活性塩基との塩
形成、ジアステレオマー塩の分離、ついで光学活性酸の
遊離化及び基−COOR1を含有しかつ式Iに対応する
化合物へそれらを変換することにより得られる。
また、例えば、基−COORIを有する式Iの化合物は
光学活性アルコールを用いて上述の方法によりエステル
交換することができ、ついで、得られたジアステレオマ
ー混合物を対常体に、例えば1分別結晶により分離する
ことができる。
薬理学的に更に活性なジアステレオマー又は更に活性な
対常体をジアステレオマー混合物又はラセミ化合物から
それぞれ単離するのが有利である。
本発明は方法の任意の工程で中間体として得られる化合
物を出発物質として使用し、残りの工程を行うか、又は
出発物質を誘導体、例えば、jfl及び/又はラセミ化
合物又は対常体の形で使用するか又は反応条件下で形成
させる方法の実に態様にも関する。
塩形成性塩基性をもつ出発物質の1tは、例えば、鉱酸
、例えば、塩酸、硫酸又はリン酸との塩、又は有機酸、
例えば、酢酸との塩である。
本発明の方法に用いられる出発物質は冒頭で特に有用な
ものとして述べた化合物となるものが好ましい0本発明
は新規な出発物質及び中間体並びにそれらの製造方法に
も関する。
本発明は、また式Iの化合物又は塩形成性を有するかか
る化合物の薬学的に許容しうる塩の、特に薬理的に活性
な化合物としての、特に心臓血管疾患、例えば、狭心症
及びその後遺症、中枢及び末梢循環障害、高血圧、不整
脈並びに心不全の治療のための冠状血管拡張剤及び抗高
血圧剤としての使用にも関する。これらは、動物体又は
人体の予防及び/又は治療処置において2特に心臓血管
疾患、例えば、狭心症及びその後遺症、血管収縮、高血
圧及び心不全の治療のために医薬製剤の形で使用するの
が好ましい。
そのまま、又は常用の担体及び助剤と共に投与される有
効成分の投与量は治療すべき種、年令、個々の症状及び
投与方法により左右される0例えば、体重的70kgの
哺乳動物についての一日の投与量は、病気の性質、個々
の症状、年令に応じて好ましくは約10−100+wg
、特に約20mg〜約80mgであり、経口投与の場合
は特に約25a+g〜約75mgである。
本発明はまた有効成分として式Iの化合物又は塩形成性
を有するかかる化合物の薬学的に許容しうる塩を含有す
る医薬製剤、並びにそれらの製造方法に関する。
本発明による医薬製剤は、温血動物に腸管内、例えば、
経口又は直腸内、及びまた舌下に及び腸管外に投与され
る。特に経口投与及び/又は舌下投与に適切な投与単位
形、例えば、糖衣錠、錠剤又はカプセル剤は約ioI1
g〜約100mg、特に約20mg〜約80tagの、
式Iの化合物、又は塩を形成しうる対応する化合物の薬
学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる担体と共に
含有するのが好ましい。
適切な担体は、特に充填剤、例えば、糖類1例えば、乳
糖、蔗糖、マンニットもしくはソルビット、セルロース
調製物及び/又はリン酸カルシウム、例えば、リン酸三
カルシウムもしくはリン酸水素カルシウム、更に結合剤
、例えば、トウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉又はジ
ャガイモ澱粉を用いた澱粉糊、ゼラチン、トラガヵント
、メチルセルロース及び/又は必要に応じて崩壊剤、例
えば、前記の澱粉、カルボキシメチル澱粉、架橋ポリビ
ニルピロリドン、寒天、アルギン酸又はその塩、例えば
、アルギン酸ナトリウムである。助剤は、特に流動性調
製剤及び滑沢剤6例えば、シリカ、タルク、ステアリン
酸又はその塩、例えば、ステアリン酸マグネシウムもし
くはカルシウム、及び/又はポリエチレングリコールで
ある。糖衣錠核に胃液に抵抗性のある適切なコーティン
グを施すことができ、殊に、アラビアゴム、タルク、ポ
リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール及び/又
は二酸化チタンを含んでいてもよい濃厚糖溶液、又は適
切な有機溶媒もしくは溶媒混合物中のチー2カー溶液、
又は胃液に抵抗性のあるコーティングを製造するため適
切なセルロース調ff1111Mえば、アセチルセルロ
ースフタレートもしくはヒドロキシプロピルメチルセル
ロースフタレートの溶液を使用する0例えば、同定の目
的で又は有効成分の異る投与量を示すために、着色剤又
は顔料を錠剤又は糖衣錠のコーティングに添加すること
ができる。
他の経口投与可能な医薬製剤は、ゼラチンからなる乾式
充填カプセル及びゼラチン及び可塑剤、例えば、グリセ
リン又はソルビットからなる軟質蜜月カプセルである。
乾式充填カプセルは、例えば、充填剤、例えば、乳糖、
結合剤、例えば、V粉及び/又は滑沢剤、例えば、タル
ク又はステアリン酸マグネシウム及び場合により安定剤
と混合して、〒R粒の形で有効成分を含有してもよい、
軟質カプセルにおいては、有効成分を適切な液体、例え
ば、脂肪油、パラフィン油又は液体ポリエチレングリコ
ール中に溶解又はFJ渇するのが好ましく、同様に安定
剤を添加することもできる。特に有効成分の舌下吸収に
よって、できるだけ迅速に作用を及ぼすように、容易に
かみくだくことができ、また川明せずに飲みこむことが
できるカプセルが好ましい。
直腸内に投与しうる医薬製剤としては、例えば、坐薬基
剤と有効成分との組合せからなる生薬が挙げられる。適
当な坐薬基剤は、例えば、天然もしくは合成のトリグリ
セリド、パラフィン系炭化水素、ポリエチレングリコー
ル又は高級アルカノールである。有効成分と11!基と
の組合せを含有するゼラチン直腸カプセルを使用するこ
ともできる。基剤物質としては、例えば、液体トリグリ
セリド、ポリエチレングリコール又はパラフィン系炭化
水素が挙げられる。
腸管外投与には、適切な水溶性形の有効成分、例えば、
水溶性塩の水溶液、有効成分の懸濁液、例えば、対応す
る油性注射用懸濁液(適切な親油性溶媒又はビヒクル、
例えば、脂肪油、例えば、ごま油、又は合成脂肪酸エス
テル、例えばオレイン酸エチル、又はトリグリセリドを
用いる)又は粘性増加物質、例えば、ナトリウムカルボ
キシメチルセルロース、ソルビット及び/又はデキスト
ラン、及び場合により安定剤を含む水性注射用懸濁液が
ある。
本発明の医薬製剤は、それ自体公知の方法で。
例えば、常用の混合、造粒、糖衣掛け、溶解又は凍結乾
燥方法により製造することができる0例えば、経口投与
用の医薬製剤は、有効成分を固体状担体と混合し、得ら
れた混合物を、場合により造粒し、必要に応じて適切な
助剤の添加後に混合物又は顆粒を加工して錠剤又は糖衣
錠核を形成することにより得ることができる。
次の実施例は上記の本発明を説明するものであるが、そ
の範囲を制限するものでは全くない、温度は摂氏で与え
られる。
実施例1 アセトニトリル4.5wJ中の塩化オキサリル1.8g
から成る混合物を一25℃で15分かけてジメチルホル
ムアミド12−とアセトニトリル7−の混合物に滴加し
、この混合物を次に同じ温度で15分間撹拌してから、
1.4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4−(3−ニト
ロフェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボン酸モノメ
チルエステル3.15gを加えた。この懸濁液を一15
℃で20分間撹拌したところ、赤色の溶液が形成された
0次に2−[4−(p−フルオロベンゾイル)ピペリジ
ン−1−イル]−1−フェニルエタノール3.1g、ピ
リジン9.54及びジメチルホルムアミド2−の混合物
を一25℃で滴加し。
撹拌を室温で15時間継続した8反応溶液を2N炭酸ナ
トリウム水溶液と氷の混合物上に注ぎ、酢酸エチルで残
らず抽出した。有機相を2N水酸化ナトリウム溶液、水
、2N塩酸、水及びIN重度酸ナトリウム水溶液で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発e1iIシた。残留
油分のグロマトグラフィーを中圧カラム上で塩化メチレ
ン/メタノールの9:li合物を用いて行った。後処理
を行った後に2,6−シメチルー4−(3−ニトロフェ
ニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メ
チルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フ
ルオロベンジル)−ピペリジン−1−イル] −1−フ
ェニル]エチルエステルが非晶形のジアステレオマー混
合物として得られた。この化合物は下記の物性を特徴と
する。
250  mHz  FT−”H−NMR(CDC13
):1.7  (m、4H,3,5−−CH2);2.
4(d、6H,DHP−CH3);2.6(m、2H)
  及び 2.9(m、IH)及び 3.05 (m、
2H)2.6−ピペリジル−CH2及び 4H−ピペリ
ジル;3.7(d 、3H,COOCH3): 5.2 (d、IH,4−ジヒドロキシピリジル−H)
;5.8(s、IH,NH−); 5 、 9  (m 、  I H、7z二・ルーCH
−0−C0−): 6 、9−8.2 (数m、14H,)zニル−H)。
出発物質として用いた2−[4−(4−フルオロベンゾ
イル)ピペリジン−1−イル]−1−フェニルエタノー
ルを下記のようにして製造した。
4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジン、酸化スチ
レン2.9g及びテトラヒドロフラン80−の混合物を
15時間加熱還流し、次に反応溶液を蒸発濃縮して、残
液のクロマトグラフィーを塩化メチレンとメタノールと
の98:2混合物中のフラッシュカラム上で行った。後
処理後に得られた化合物をそのまま更に加工した。
実施例2 実施例1に記載の操作に従って、1.4−ジヒドロ−2
,6−シメチルー4−(2−トリフルオロメチルフェニ
ル)−ピリジン−3,5−ジカルボン酸モノメチルエス
テル3.37gと2− [4−(p−フルオロベンゾイ
ル)ピペリジン−1−イル]−1−フェニルエタノール
3.1gとの反応及び実施例1に記載のように後処理を
行って、2.6−シメチルー4−(2−)リフルオロメ
チルフェこル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カル
ボン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−
(p−フルオロベンジル)−ピペリジン−1−イルゴー
1−フエニル]エチルエステルを非晶形のジアステレオ
マー混合物として得た。この化合物は下記の物性を特徴
とする。
100  mHz  ’ H−NMR(CDCis )
:2.35 (d、6H);3.75 (d、3H);
5.2  (d、IH);5.85(s、IH)  :
5.9  (m、18)  :6.8−8.2(m、1
3H)。
実施例3 実施例1の操作に従い、1.4−ジヒドロ−2,6−シ
メチルー4−(3−ニトロフェニル)ピリジン−3,5
−ジカルボン酸モノエチルエステル5.0g、2−(4
−フェニルピペリジン−1−イル)−1−フェニルエタ
ノール4.2g、塩化オキサリル1.96a/、ジメチ
ルホルムアミド20−、アセトニトリル28WJ及びピ
リジン10−から、1,4−ジヒドロ−2,6−シメチ
ルー4−(3−ニトロフェニル)−ピリジン−3−カル
ボン酸メチルエステル−5−[2−(4−フェニルピペ
リジン−1−イル)−1−フェニル]エチルエステルを
製造し、これを塩化メチレン/メタノールの95:5混
合物中のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して
非晶形として得た。
250  mHz  FT−” H−NMR(CDCr
3 )、TMS : 2.4  (d 、6H。
DHP−CH3)  ; 3.7  (d、3H,C00CH,)。
5 .22  Cs 、IH,4−DHP−H);5.
7  (5,IH,NH); ! 5.9+6.0 (2m、IH,7,=ルーCH−O−
CO)。
6.95−8.15(数m 、 l 4 H、7xニル
−H) 。
実施例4 上記説明中に記載の方法及び実施例1に示した士ンJl
−に?Yい 如広十ス出亮4h質マ!士茶の11マす、
瓜出発して下記のような式Iの化合物及びそれらの境、
特にそれらの薬学的に許容し得る無毒性酸付加塩を製造
することも可能である。
a)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン醜メチルエス
テルー5−カルボン酸−[6−[4−(J2−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル
] −n−ヘキシルエステル: NMR−データ 10
0  mHz。
’ H−NMR(CDCI! ): 2.4 (d、6H);3.7 (d、3H);5.2
 (d、IH);5.8 (s、LH);5.9(m、
IH); 6.8−8.2 Cm、13H)。
b)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−[2−[4−(J2−クロロベンゾイル)−ピペ
リジン−1−イル]−1−フェニル]−エチルエステル
;NMR−データ100  mHz、IH−NMR(C
DCIり:2.3  Cd、6H);3.75  (d
、3)()  ;5.2(d、LH)  ;5.8(S
 、IH)  ;5.9  (m、IH)  ; 6.8−8.2  (m、(3H)  。
c)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(2−テノイル)
−ピペリジン−ニーイル]−1−フェニル]−エチルエ
ステル;NMR−データ、100  mHz。
’ H−NMR(CDCL3): 2.25 (d、6I();3.8 (d、3H);5
.1 (d、IH);5.7 (s、IH);5.8 
(m、IH); 7.1−8.2 (m、12H)。
d)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボンm−[2−[4−(J2−フルオロ
フェニル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]
−エチルエステル;NMR−データ、 100  mH
2、’ H−NMR(CDCIり:2.35  (d、
6H);3.7  (d、3H):5.1  (d、I
H);5.6  (s、IH):5.9  (m、IH
);6.8−8.2  (m、14H)− e)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−−[4−(!−フルオロ
フェニル)−ヒドロキシメチレン−ピペリジン−1−イ
ル]−1−フェニル]−エチルエステル、NMR−デー
タ。
100  mHz 、 ’ H−NMR(CDC13)
  :2.4 (d、6H)、3.65 (d、3H)
:5.15 (d、IH);5.65 Cs、LH);
5.85 (m、IH); 6.8−8.2 (m、14H)− F)2.8−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(J2−フルオロ
ベンジル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニルJ
−エチルエステル;NMR−データ、100  mH2
、lH−NMR(CDCI3):2.45 (d、6H
);3.7 (d、3H);5.1 (d、IH);5
.7 (s、IH):5.9 (m、LH);6.8−
8.2 (m、14H)。
g)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)〜
1.4−ジヒドロピリジンー3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(J2−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−(、E−
メトキシフェニル)]−エチルエステル、NMR−デー
タ。
100  mHz 、’ H−NMR(CDCL3):
2.35 (d、6H);3.75 (d、3H);5
.15 (d、IH);5.6(s、IH);5.75
 (m、IH); 6.8−8.2 (m、12H)− h)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルミン酸メチルエス
テルー5−カルボンm−[2−[4−(J2−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−(!−シ
アノフェニル)]−エチルエステル; NMR−データ
100  mHz 、 ’ H−NMR(CDCI! 
)  :2゜3 (d、6H);3.8 (d、3H)
:5.2 (d、IH);5.75(s、LH);5.
9(m、IH); 6.8−8.2 (m、L2H)。
i)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(J2−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−(、−メ
チルフェニル)−エチルエステル、NMR−データ。
100 mHz 、 ’ H−NMR(CDC13) 
 :2.35 (d、6H);3.7 (d、3H);
5.1 (d、IH);5.65(s、IH);5.8
5 (m、IH); 6.8−8.2 (m、12H)。
j)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(J!−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル] −1−(ヱー
クロロフェニル)−エチルエステル、NMR−データ。
100  mHz 、 ’ H−NMR(CDCI3 
)  :2.45 (d、6H);3.85 (d、3
)1);5.05 (d、IH);5.8 (s、目0
 ;5.85 (m、fH); 6.8−8.2 (m、12H)。
k)2.8−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(J!−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−(J!−
トリフルオロメチルフェニル)]−エチルエステル; 
NMR−データ。
100  mHz 、 ’ H−NMR(CDC13)
  :2.45 (d、6H);3.7 (d、3H)
;5.15 (d、IH);5.6(s、IH);5.
75 (m、IH); 6 .8−8.2  (m、12H)  。
1)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[3−[4−(、−フルオロベ
ンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]
−プロピルエステル;NMR−データ、100  mH
z。
IH−NMR(CDC*s ): 2.4 (d、8H):3.65 Cd、3H);5.
2 (d、IH);5.75(s、IH);5.8 (
m、IH); 6.8−8.2 (m、13H)。
m)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[4−[4−(!−フルオロベ
ンゾイル)−ピペリジン−i−イル]−1−7エニル]
−ブチルエステル、NMR−データ、100  mHz
’ H−NMR(CDCI3): 2.35 (d、6H):3.8 (d、3H);5、
I  (d、IH);5.6 (s、LH);5.9 
 (m、IH); 6.8−8.2  (m、13H)。
n)2.6−シメチルー4−〔3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボンm−r2−[4,−[、−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル〕−2−フエニル
]−エチルエステル; NMR−データ、100  m
Hz。
I H−NMR(CDC13): 2.3 (d、6H):3.65 (d、3H);5.
15 (s、IH);5.7 (m、IH);6.8−
8.2 (m、13H)。
o)2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[3−[4−(、E−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−3−7エニル
]−プロピルエステル、NMR−データ、100  m
Hz。
’ H−NMR−(CDC13): 2.45  (d、6H);3.7  Cd、3H) 
 ;5.2  (d、IH);5.7  (s、IH)
;5.85  (m、IH)  ; 6.8−8.2  (m、13H)  。
p)2.6−シメチルー4−(3−)リフルオロメチル
フェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン
酸メチルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(J
!−フルオロベンゾイル)−ヒヘリジンー1−イル]−
1−フェニル]−エチルエステル;NMR−データ、1
00  mHz。
I H−NMR−(CDCI3 ): 2.4 (d、6H);3.8 (d、3H):5.3
 (d、IH);5.8 Cs、IH);5.95 (
m、IH); 6.8−8.2 (m、IH)。
q)2.6−シメチルー4−(2,3−ジクロロフェニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチ
ルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(、E−フ
ルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−フ
ェニル]−エチルエステル、NMR−データ、Zoo 
 mHz。
’  H−NMR(CDCrs )  :2.45  
(d、aH);3.7  (d、3H)  ;5.25
  (d、IH);5.8(s、IH);5.85  
(m、IH)  : 6.8−8.2  (m、12H)  。
r)2.6−シメチルー4−(2−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエス
テル−5−カルボン酸−[2−[4−(、−フルオロベ
ンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]
−エチルエステル; NMR−データ、100  mH
z。
’ H−NMR(CDCls ): 2.35 (d、6H);3.75 (d、3H);5
.2 (d、LH);5.8 (5,IH);5.9(
m、IH); 6.8−8.2 (m、13H)。
実施例5 有効成分20mgを含有する錠剤を、下記の組成を用い
常法により製造した。
紅虞:例えば。
2.6−シメチルー4−(3−ニトロ フェニル)−1,4−ジヒドロピリジ ン−3−カルボン酸メチルエステル− 5−カルボン酸−[2−[4−(ヱー フルオロベンゾイル)−ピペリジン− ■−イル]−1−フェニル]− エチルエステル            20mg小麦
澱粉              60mg乳糖   
             50Bコロイドシリカ  
           5Bタルク         
         9LQgステアリン酸マグネシウム
        1mg45mg 設置: 有効成分を一部の小麦澱粉及び乳糖、コロイドシリカと
混合し、混合物を強制的に篩にかけた。
もう一部の小麦澱粉を水浴中5倍量の水を用いてペース
トとし、微粉砕された上記混合物をこのペーストと、僅
かに可塑性の塊が形成されるまでR練した。
上記のプラスチック塊をメツシュ約3■巾の篩に強制的
に通し、得られた乾燥粒状物を再び強制的に篩にかけた
。残りの小麦澱粉、タルク及びステアリン酸マグネシウ
ムを加えて混合し、この混合物を圧縮して重さ145m
gの溝付錠を形成した。
実施例6 有効成分1mgを含有する錠剤を、下記の組成を用い常
法により製造した。
■:例えば、 2.6−シメチルー4−(3−二トロ フェニル)−1,4−ジヒドロピリジ ン−3−カルボン酸メチルエステル− 5−カルボン酸−[2−[4−(、,2−フルオロベン
ゾイル)−ピペリジン− 1−イル]−1−フェニル]− エチルエステル             1mg小麦
澱粉               60mg乳糖  
               50mgコロイドシリ
カ             5mgタルク     
             9II1gステアリン酸マ
グネシウム        1mg26mg 製」: 有効成分を一部の小麦澱粉及び乳糖、コロイドシリカと
混合し、混合物を強制的に篩にかけた。
もう一部の小麦澱粉を水浴中5倍量の水を用いてペース
トとし、微粉砕された上記混合物をこのペーストと、僅
かに可塑性の塊が形成されるまで混練した。
上記のプラスチック塊をメツシュ巾約3ff1mの篩に
強制的に通し、得られた乾燥粒状物を再び強制的に篩に
かけた。残りの小麦澱粉、タルク及びステアリン酸マグ
ネシウムを加えて混合し、この混合物を圧縮して重さ1
26mgの溝付錠を形成した。
実施例7 有効成分10mgを含有するカプセルを下記のように、
常法により製造した。
ム:例えば。
2.6−シメチルー4−(3−ニトロ フェニル)−1,4−ジヒドロピリジ ン−3−カルボン酸メチルエステル− 5−カルボン酸−[2−[4−(J!−フルオロベンゾ
イル)−ピペリジン− 1−イル]−1−フェニル]− エチルエステル          2500層gタル
ク                200mgステア
リン酸マグネシウム       50++gU: 有効成分をタルク及びコロイドシリカと十分に混合し、
この混合物をメツシュ巾0.5mmの篩に強制的に通し
、その11mgを適当な大きさの硬質ゼラチンカプセル
に導入した。
実施例8 実施例4〜6で有効成分として用いた化合物の代わりに
、実施例2〜4−c!述べた式1の化合物又はそれらの
薬学的に許容し得る無毒性酸付加塩を錠剤、糖衣錠、カ
プセル等に用いることもてきる。
手続補正書 昭和61年12月8日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 7、事件の表示 昭和61年特許願第262896号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称 チバ・ガイギー・アクチェンゲゼルシャフト4
、代理人 5、補正命令の日付 自発 8、補正の内容 ■、特許請求の範囲の欄を別紙のとおり補正する。
■4発明の詳細な説明の欄において、明m書第76頁2
行目に記載の「開環」を「閉環」と補正する。
特許請求の範囲 !1次式: [式中、Rは炭素環式又は複素環式アリール基を表わし
;R1は低級アルキル基を表わし;R2及びR3の一方
は低級アルキル基を表わし、他方は低級アルキル基、シ
アノ基又はアミン基を表わし;Xは酸素原子又は基−N
H−を表わし:A文には、炭素環式アリール基によって
置換され、少くとも2個の炭素原子によって基Xを環窒
素原子から隔離するアルキレン基を表わし;Yはアルキ
レン基、基−CH(OH)−若しくは一〇(=O)−又
は単結合を表わし:またAr、は単環式アリール基又は
ヘテロアリール基を表わす] で示される化合物及びそれらの塩。
2、  Rが単環若しくは二環の炭素環式アリール基、
あるいは、環員として1〜4個の環窒素原子、1個の環
酸素若しくは環硫黄原子を含むか、又は1個の環酸素原
子若しくは環硫黄原子と共に1若しくは2個の環窒素原
子を含む5員又は6員の単環式へテロア゛ジール基を表
わし、上記基が。
環炭素原子を介して1.4−ジヒドロピリジン環の4位
の炭素原子と結合し1.場合により縮合ベンゼン環を有
し、特にフェニル、ナフチル、ピリル、ピラゾリル、イ
ミダゾリル、ドリアグリル。
テトラゾリル、フリル、チェニル、インオキサシリル、
オキサシリル、オキサジアゾリル、イソチアゾリル、チ
アゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、
ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル
、イソインドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニ
ル、ベンゾフラザニル、ベンゾチェニル、ベンゾチアゾ
リル。
2.1.3−ベンゾチアジアゾリル、キノリニル又はイ
ンキノリニルを表わすが、上記基中の環炭素原子は場合
により、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、低級アルキレン、シクロアルキル、フェニル及び/
又はフェニル低級アルキル基(ここで、低級アルキル、
フェニル又はフェニル低級アルキルは、場合により、置
換基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキ
シ低級アルコキシ、八日低級アルコキシ、低級アルケニ
ルオキシ、ハロ低級アルケニルオ’f−シ、低級アルキ
ニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイ
ルオキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシ
カルボニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモ
イル、N、N−ジ低級アルキルカルバモイル及び/又は
シアノを含んでいてもよく、環式基もまた、置換基とし
て上記の基で置換された低級アルキルを含んでいてもよ
い)によって;及び/又はヒドロキシ、低級アルコキシ
、低級アルコキシ低級アルコキシ、八日低級アルコキシ
、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、
低級アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級
アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、ニトロ、アミノ、
N−111フルキルアミノ、N、N−ジ低級アルキルア
ミノ、N−低級アルキル−N−フェニル低級アルキルア
ミノ、低級アルキレンアミノ、オキサ低級アルキレンア
ミノ、チア低級アルキレンアミノ及び/又はアザ窒素原
子が低級アルキル、フェニル若しくはフェニル低級アル
キルで置換されていてもよいアザ低級アルキレンアミノ
(これらの基は置換基として、゛ヒドロキシ、低級アル
コキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、ハロ低級アル
コキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオ
キシ、低級アルキニルオキシ基、低級アルキレンジオキ
シ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、カルボキ
シ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−低
級アルキルカルバモイル、N、N−ジ低級アルキルカル
バモイル及び/又はシアンを含んでいてもよく、環式基
もまた置換基として低級アルキル基を含んでいてもよい
)によって;及び/又は低級アルカノイルアミノ、アジ
ド、低級アルカノイル、カルボキシ、低級アルコキシカ
ルボニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモイ
ル、N、N−ジ低級アルキルカルバモイル、シアノ、ス
ルホ、アミノスルホニル。
N−低級アルキルアミノスルホニル、N、N−ジ低級ア
ルキルアミノスルホニル、低級アルキルチオ、ハロ低級
アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル及び/又は低
級アルキルスルホニルで置換されていてもよく;及び/
又は環窒素原子は場合により、置換基としてヒドロキシ
、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、ノ
ーロ低級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、IX口低
級アルケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低級アル
キレンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、l−ロゲン
原子、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバ
モイル、N−低級アルキルカル/くモイル、N、N−ジ
低級アルキルカルバモイル及び/又はシアノ基を有する
低級アルキル、あるいはとドロキシ又はオキシド基で置
換されていてもよ<;R1が低級アルキル基を表わし;
基R2及びR3の一方が低級アルキル基を表わし他方が
低級アルキル基、シアノ基又はアミノ基を表わし;Xが
酸素原子又は基−NH−を表わし、A交kが、例えば、
場合により以下に炭素環式アリール基Arlについて示
すように置換されたフェニル基又はナフチル基のような
炭素環式アリール基によって置換され、基Xを2〜8個
の炭素原子によって環窒素原子から隔離するアルキレン
基を表わし;Yが炭素原子数1〜6のアルキレン基、基
−CH(OH)−若L<1f−C(=O)−又は単結合
を表わし;Ar、が単環式炭素環式アリール基又はヘテ
ロアリール基を表わし、特にフェニル、ナフチル、ピリ
ル、フリル、チェニル又はピリジルであり;これらの基
の環炭素原子は、場合により、低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニル、低級アルキレン、シクロアル
キル。
フェニル及び/又はフェニル低級アルキル基(ここで低
級アルキル、フェニル又はフェニル低級アルキル基は置
換基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキ
シ低級アルコキシ、ハロ低級アルコキシ、低級アルケニ
ルオキシ、)\口低級アルケニルオキシ、低級アルキニ
ルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイル
オキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシカ
ルボニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルパモイ
ル、N、N−ジ低級アルキルカルバモイル及び/又はシ
アノを有していてもよく、環式基もまた上記の基で置換
されていてもよい低級アルキル基を含んでいてもよい)
によって;及び/又はヒドロキシ、低級アルコキシ、低
級アルコキシ低級アルコ本シ、ハロ低級アルコキシ、低
級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級
アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級アル
カノイルオキシ、ハロゲン原子、ニトロ、アミノ、N−
低級アルキルアミノ、N、N−ジ低級アルキルアミノ、
N−低級アルキル、N−フェニル低級アルキルアミノ、
低級アルキレンアミノ、オキソ低級アルキレンアミノ、
チア低級アルキレンアミノ及び/又はアザ窒素原子が低
級アルキル、フェニル若しくはフェニル低級アルキルに
よって置換されていてもよいアザ低級アルキレンアミノ
(これらの基は置換基としてヒドロキシ、低級アルコキ
シ、低級アルコキシ低級アルコキシ、八日低級アルコキ
シ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ
、低級アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低
級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低
級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−低級アル
キルカルバモイル、N、N−ジ低級アルキルカルバモイ
ル及び/又はシアンを含んでいてもよく、環式基もまた
置換基として低級アルキルを含んでいてもよい)によっ
て;及び/又は低級アルカノイルアミノ、アジド、低級
アルカノイル、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル
、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモイル、N、
N−ジ低級アルキルカルバモイル、シアノ、スルホ、ア
ミノスルホニル、N−低級アルキルアミノスルホニル、
N、N−ジ低級アルキルアミノスルホニル、低級アルキ
ルチオ、低級アルキルスルフィニル及び/又は低級アル
キルスルホニルで置換されていてもよく、ここで、環窒
素原子は場合により、置換基としてヒドロキシ、低級ア
ルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、八日低級ア
ルコキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニル
オキシ。
低級アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級
アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級
アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−低級アルキ
ルカルバモイル、N、N−ジ低級アルキルカルバモイル
若しくはシアノを含んでいてもよい低級アルキル基によ
って、あるいはヒドロキシ又はオキシドによって置換さ
れていてもよい1式1で示される特許請求の範囲第1項
記載の化合物及びそれらの塩。
3、  R及びAr、が、それぞれ、場合により、低級
アルキル、フェニル及び/又はフェニル低級アルキル基
(かかる基は置換基としてヒドロキシ、低級アルコキシ
、ハロ低級アルコキシ、低級アルキレンジオキシ、ハロ
ゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル及び
/又はシアノを含んでいてもよく、環式基はまた置換基
として低級アルキル基を含んでいてもよい)によって及
び/又はヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ低級アルコ
キシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキ
シ、低級アルキレ°ンジオキシ、ハロゲン[子、ニトロ
、アミノ、N−低級アルキルアミノ、N、N−ジ低級ア
ルキルアミノ、低級アルカノイルアミノ、カルボキシ、
低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、シアノ、ス
ルホ、アミノスルホニル、N−低級アルキルアミノスル
ホニル、N、N−ジ低級アルキルアミノスルホニル。
低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル及び/又
は低級アルキルスルホニルによって置換されたフェニル
基又はナフチル基を表わすか、またはR及びAr、が、
それぞれ、ピリル、フリル、チェニル、ピリジル、1−
オキシドピリジル又はイミダゾリルを表わし、Rがまた
ベンゾフラザニルを表わしてもよく、R及びAr□で表
わされるこれらの基はそれぞれに環炭素原子を介して結
合しており、この場合かかる基は場合により、フェニル
又はナフチル基R又はAr1について示した置換基によ
って置換され、置換基として特に低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ハロゲン原子及び/又は場合により低級アル
キル、低級アルコキシ。
ハロゲン原子及び/又はニトロによって置換され”たフ
ェニル基を含んでいてもよ< ; Rsが低級アルキル
基を表わし+R2及びR3の一方が低級アルキル基を表
わし、他方が低級アルキル基又はシアノ基を表わし;X
が酸素原子又は基−NH−を表わし;AJlkが、場合
により、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、
ハロ低級アルキル、ハロゲン原子、シアノ及び/又はニ
トロで置換されたフェニル又はナフチルによって置換さ
れ、かつ基Xを2〜6個の炭素原子により環窒素原子か
ら隔離している炭素原子数2〜6のフルキレン基を表わ
し;Yが炭素原子数1〜4のアルキレン基又は基−CH
(OH)−若しくは一〇(=0)−を表わす式1で示さ
れる特許請求の範囲第1項記載の化合物及びそれらの塩
4、  R及びAr1が、それぞれ、場合により低級ア
ルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ低級アルコ
キシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級アルキレンジオ
キシ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、ニトロ、低
級アルカノイルアミノによって又はそれぞれが場合によ
りエステル化若しくはエーテル化されたとドロキシ基に
よって場合により、置換されたフェニル又はフェニル低
級アルキルによって及び/又はシアノによって置換され
たフェニル基(フェニル基R又はArLは1以上の同−
又は異った置換基を含んでいてもよく、またR及びAr
lは、それぞれ、ピリジル、フリル、1−オキシトピリ
ジル又はチェニルを表わす)を表わし、Rがまた低級ア
ルキル又はハロゲン原子で置換されていてもよいベンゾ
フラザニル、例えば4−ベンゾフラザニルを表わしても
よ<;R1,R2及びR3が、それぞれ、低級アルキル
基を表わし;Xが基−NH−を表わすが、特に酸素原子
を表わし;AJlkが、場合により、低級アルキル、低
級アルコキシ、ヒドロキシ、/\口低級アルキル、ハロ
ゲン原子、シアノ及び/又はニトロを含むフェニル基で
置換された炭素原子数2〜4のアルキレン基(ここで、
場合により置換されたフェニル基は好ましくは基Xに隣
接する炭素原子に結合しかつAukが基Xを2〜4個の
炭素原子により環窒素原子から隔離しており);Yが炭
素原子数1〜3のアルキレン基、基−CH(OH)−又
は特に−〇(=O)−を表わす式1で示される特許請求
の範囲第1項記載の化合物及びそれらの塩。
5、  Rが非置換フェニル又は好ましくは、低級アル
キル、例えばメチル、低級アルコキシ、例えばメトキシ
、ハロ低級アルコキシ、例えばジフルオロメトキシ又は
ハロ低級アルケニルオキシ(この場合ハロゲン原子は原
子番号35までを有するものであり、特にフッ素又は塩
素である)1例えば1.1−ジフルオロビニルオキシ、
原子番号35までのハロゲン原子、特に塩素及びフッ素
、トリフルオロメチル、ニトロ及び/又はシアノによっ
てモノ−若しくはジ置換されたフェニルを表わし、上記
置換基が2位及び/又は3位を占め;R1が低級アルキ
ル、例えばメチル又はエチルを表わし;R2及びR3が
それぞれ、低級アルキル、特にメチルを表わし:Xが基
−NH−を表わすが、特に酸素原子を表わし;AJLk
が、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ノ\
ロ低級アルキル、ハロゲン原子、シアノ及び/又はニト
ロによって置換されたフェニル基によって、しかし特に
非置換フェニルによって置換された炭素原子数1〜3の
アルキレン基を表わし、ここで場合により置換されたフ
ェニル基が、基Xに隣接する炭素原子に結合し;AfL
kが基Xを2〜3個の炭素原子により環窒素原子から隔
離し;Yが炭素原子数1〜3のアルキレン基を表わすか
又は特に基−C(=O)−を表わし;Ar五が、それぞ
れが場合により、原子番号35までのハロゲン原子。
例えばフッ素又は塩素によって置換されたフェニル又は
ピリジルを表わす式Iで示される特許請求の範囲第1項
記載の化合物及びそれらの塩。
8、  Rが、特にハロゲンが原子番号35までを宥し
、アルコキシが炭素原子数4までを有するハロ低級アル
コキシ、例えばジフルオロメトキシ;特に炭素原子数3
までの低級アルキレンジオキシ基、例えばメチレンジオ
キシ;特に原子番号35までを有するハロゲン原子、例
えば塩素;トリフルオロメチルにより;又はニトロによ
ってモノ又はジ置換されたフェニル基(これらの置換基
は2位及び/又は3位を占める)ベンゾフラザニル、特
に4−ベンゾフラザニル又は1−オキシドピリジル、例
えば1−オキシド−3−ピリジルを表わし; R+ 、
R2及びR3がそれぞれ独立して、特に炭素原子数4ま
での低級アルキル、例えばメチルを表わし;Xが酸素原
子を表わし;A交kが、それぞれが場合により、特に4
個までの炭素原子を有する低級アルキルもしくは低級ア
ルコキシ例えばメチル又はメトキシ、特に/Xロゲンが
原子番号35までで炭素原子数4までを有するIXロ低
級アルキル基1例えばトリフルオロメチル、特に原子番
号35までのハロゲン原子、例えば塩素、又はシアノ基
を含むフェニルによって場合により、!!換された。炭
素原子数2〜4のアルキレン基を表わし、Aukが、基
Xを2〜4個の炭素原子により環窒素原子から隔離し;
Yが炭素原子数1〜3のアルキレン基、基−CH(OH
)+、特に−C(=O)−又は単結合を表わしHAr、
が特に場合により、原子番号35までのハロゲン原子、
例えば塩素により置換されたフェニル基又はチェニル基
1例えば2−チェニルを表わす式1で示される特許請求
の範囲第1項記載の化合物及びそれらの塩。
?、  Rが原子番号35までのハロゲン原子、例えば
塩素、トリフルオロメチル又はニトロによってモノ又は
ジ置換されたフェニル基(置換基は好ましくは2位又は
3位を占める)を表わし;R1,R2及びR3がそれぞ
れ独立して、炭素原子数4までの低級アルキル基1例え
ばメチル又はエチルを表わし;Xが酸素原子を表わし、
AJlkが、それぞれが炭素原子数4までの低級アルキ
ル又は低級アルコキシ、例えばメチル又はメトキシによ
って置換されたフェニル基;ハロゲンの原子番号が35
までで炭素原子数4までのハロ低級アルキル基、例えば
トリフルオロメチル;原子番号35までのハロゲン原子
例えば塩素;若しくはシアノによって置換されたフェニ
ル又は非置換フェニルによって置換された、炭素原子数
2〜6のアルキレン基(ここで場合により置換されたフ
ェニル基は、好ましくは、基Xに隣接する炭素原子に結
合し、基Xは少くとも2個の炭素原子により環窒素原子
から隔離されている)を表わし;Yが炭素原子数1〜3
のフルキレン基、基−CH(OH)−1−C(=O)−
又は単結合を表わし;Arlが非置換若しくは原子番号
35までのハロゲン原子、例えばフッ素によって置換さ
れたフェニル又はチェニル、例えば2−チェニルを表わ
す式Tで示される特許請求の範囲81項記載の化合物及
びそれらの塩。
8、  Rが2−若しくは3−ニトロフェニル、2−若
しくは3−トリフルオロメチルフェニル又は2.3−ジ
クロロフェニルを表わし;R1,R2及びR3がそれぞ
れ独立して炭素原子数4までの低級アルキル基、特にメ
チルを表わし;Xが酸素原子を表わし;Alkが、炭素
原子数4までの低級アルキル、例えばメチル;炭素原子
数4までの低級アルコキシ例えばメトキシ;ノ飄ロゲン
の原子番号が35までで炭素原子数4までの7Xロ低級
アルキル、例えばトリフルオロメチル;原子番号35ま
でのハロゲン原子1例えば塩素;又はシアノによってモ
ノ置換されたフェニル又は非置換フェニルによって置換
された炭素原子数2〜6のアルキレン基(この場合基X
は少くとも2個の炭素原子により環窒素原子から隔離さ
れている)を表わし;Yがメチレン、ヒドロキシメチレ
ン、基−C(=O)−又は単結合を表わし;Ar□が非
置換若しくは原子番号35までのハロゲン原子、例えば
フッ素によりモノ置換されたフェニル又はチェニル、例
えば2−チェニルを表わす式1で示される特許請求の範
囲第1項記載の化合物及びそれらの塩。
9、  Rが原子番号35までの/\ロゲン原子、特に
フッ素若り、 <は塩素によってモノ若しくはジ置換さ
れたフェニル基又はトリフルオロメチル、ニトロ又はシ
アノによってモノ置換されたフェニル基(上記置換基は
2位及び/又は3位を占める)を表わし;R1が低級ア
ルキル基、例えばメチル又はエチルを表わし、R2及び
R3がそれぞれ。
低級アルキル基、特にメチルを表わし;Xが酸素原子を
表わし;Aikが、低級アルキル、例えばメチル、低級
アルコキシ、例えばメトキシ、トリフルオロメチル、シ
アノ及び/又はニトロで置換されたフェニルによって、
しかし特に非置換フェニルによって置換された炭素原子
数2〜3のフルキレン基(ここで場合により置換された
フェニル基は、基Xに隣接する炭素原子に結合し、A見
には基Xを2〜3個の炭素原子により環窒素原子から隔
離している)を表わし;Yが炭素原子数1〜2のアルキ
レン基、又は特に基−C(=O)−を表わし;Ar1が
、特に4位が場合により原子番号35までのハロゲン原
子1例えばフッ素により置換されたフェニル基を表わす
式1で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物及び
それらの塩。
10、Rが3−二トロフェニル基又は2−トリフルオロ
メチルフェニル基を表わし、R1がメチル基又はエチル
基を表わし;R2及びR3がメチル基を表わし;Xが酸
素原子を表わし;Alkが1−フェニルエチル基を表わ
し;Y2>(基−C(=0)−を表わし;Ar、が、場
合により、4位がフッ素により置換されたフェニル基を
表わす弐■で示される特許請求の範囲第1項記載の化合
物及びそれらの塩。
11.2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)
−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエ
ステル− [4−(p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン=tー
イル]ー1ーフェニル]エチルエステル又はその塩。
12、2.6−シメチルー4−(2−)リフルオロメチ
ルフェニル)−1.4−ジヒドロピリジン−3−カルボ
ン酸メチルエステル−5−カルポン酸−[2−[4−(
p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−
1−フェニル]エチルエステル又はその塩。
13、1.4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4−(3
−ニトロフェニル)−ピリジン−3−カルボン酸メチル
エステル−5−カルボンR−C2−(4−フェニルヒヘ
リジンー1−イル)−1−フェニル]エチルエステル又
はその塩。
14.2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)
−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエ
ステル−5−カルボン酸−[6−[4−(p−フルオロ
ベンゾイル)−ピペリジン−ニーイル]−1−フェニル
] −n−ヘキシルエステル;2,6−シメチルー4−
(3−ニトロフェニル) −1,4−ジヒドロピリジン
−3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[
2−C4−(p−クロロベンゾイル)−ピペリジン−1
−イル]−1−フェニル]エチルエステル;2.6−シ
メチルー4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒド
ロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カル
ボンWJ−[2−[4−(2−テノイル)−ピペリジン
−1−イル]−1−フェニル]エチルエステル;2,6
−シメチルー4− (3−ニトロフェニル)−1,4−
ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5
−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオロフェニル)
−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]−エチルエ
ステル;2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル
)−1,4−シヒドロヒリジンー3−カルボン醜メチル
エステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオ
ロフェニル)−ヒドロキシメチレンピペリジン−1−イ
ル]−1−フェニル]エチルエステル;2,6−シメチ
ルー4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピ
リジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン
酸−[2−[4−(p−フルオロベンジル)−ピペリジ
ン−1−イル]−1−フェニル]エチルエステル;2,
6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−1,4−
ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5
−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオロベンゾイル
)ピペリジン−1−イル]−1−(p−メトキシフェニ
ル)]]エチルエステル;2,6−シメチルー4(3−
ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カ
ルボン厳メチルエステルー5−カルボンrd −[2−
[4−(p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−
イル]−1−(p−シア/フェニル)]]エチルエステ
ル;2,6−シメチルー4(3−ニトロフェニル)−1
,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステ
ル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオロベン
ゾイル)−ピペリジン−1−イル] −1−(p−メチ
ルフェニル)エチルエステル:2.6−シメチルー4−
(3−ニトロフェニル)−1゜4−ジヒドロピリジン−
3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン6食−[
2−[4−(p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン−
1−イル]−1−(p−’;/ロロフェニル)]エチル
エステル;2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチ
ルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フル
オロベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−(p
−トリフルオロメチルフェニル)]]エチルエステル;
2,6−シメチルー4(3−ニトロフェニル)−1,4
−ジヒドロビリジン−3−カルボン融メチルエステル−
5−カルボン酸−[3−[4−(p−フルオロベンゾイ
ル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]−プロ
ビルエステル;2,6−シメチルー4−(3−ニトロフ
ェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
メチルエステル−5−カルボン酸−[4−[4−(p−
フルオロベンソイル)−ピペリジン−1−イル]−1−
フェニル]ブチルエステル;2,6−シメチルー4−(
3−二トロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3
−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[2−
[4−(p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−
イル]−2−フェニル]エチルエステル;2.6−シメ
チルー4−(3−ニトロフェニル) −1,4−ジヒド
ロピリジン−3−カルポン酸メチルエステルー5−カル
ボンS−[3−[4−(p−フルオロベンゾイル)ピペ
リジン−1−イル]−3−フェニル]フロビルエステル
;2,6−シメチルー4−(3−)リフルオロメチルフ
ェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
メチルエステル−5−カルボン酸−C2−[4−(p−
フルオロベンゾイル)ピペリジン−1−イル]−1−フ
ェニル]エチルエステル:2,6−シメチルー4−(2
,3−ジクロロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン
−3−カルボン醜メチルエステルー5−カルボン酸−[
2−[4−(p−フルオロベンゾイル)ピペリジン−1
−イル]−1−フェニル]エチルエステル;2,6−シ
メチルー4−(2−ニトロフェニル) −1,4−ジヒ
ドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カ
ルボンM−[2−[4−(p−フルオロベンゾイル)−
ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]エチルエステ
ル及びそれらの塩・ 15、  人体又は動物体の治療の方法に用いるための
特許請求の範囲第1項〜第14項のいずれか一項に記載
の化合物又は薬学的に許容し得るその無毒性酸付加塩。
16、  冠状動脈拡張薬及び抗高血圧薬として用いる
ための特許請求の範r!!i第1項〜m14項のいずれ
か一項に記載の化合物又は薬学的に許容し得るその無毒
性成付加塩。
17、  特許請求の範囲第1項〜第16項のいずれか
一項に記載の化合物を遊離形又は薬学的に許容し得る無
毒性塩の形で含む医薬製剤。
1日、  冠状動脈拡張薬又は抗高血圧薬の製造のため
の、遊離形又は薬学的に許容し得る塩の形の式Iの化合
物の使用。
!9.  次式: [式中、Rは炭素環式又は複素環式アリール基を表わし
;R1は低級アルキル基を表わし:R2及びR3の一方
は低級アルキル基を表わし、 /If!方は低級アルキ
ル基、シアノ基又はアミ7基を表わし:Xは醜素原子又
は基−NH−を表わし;A文には、炭素゛環式アリール
基によって置換され、少くとも2の炭素原子によって基
Xを環窒素原子から隔離するアルキレン基を表わし;Y
はアルキレン基、基−C)I (OH) −若しくは−
C(=O)−又は単結合を表わし;またArIは単環式
アリール基又はヘテロアリール基を表わす] で示される化合物及びそれらの塩の製造方法であって、 a)次式: [式中、基X′及びY′の一方が式−NH,の基を表わ
し、他方がヒドロキシ基若しくは式−NH2の基を表わ
す]で示される化合物又はその互変異性体あるいは対応
する互変異性体混合物を閉環するか;又は b)式R−CHO(m)の化合物又はその反応性の官能
性誘導体を次1式: で示される化合物、その互変異性体又は対応する互変異
性体混合物と反応させるか;又はC)次式: [式中、基Ac’及びAct’の一方が基−COORI
又は次式: で示される基に変換し得る基を表わし、他方が基−CO
OR,,式Vac7)基又は基−COORI。
若しくは式Vaの基に変換し得る基を表わす]で示され
る化合物において、基Ac’を基−co。
R1に及び/又は基Ac1”を式Vaの基に変換するか
;又は d)次式: で示される化合物又はその反応性エステルを次式: で示される化合物と反応させるか;又はe)次式: [式中、ZはAfLkと同様のものを表わすか又は還元
により基A4Q、kに変換し得る基を表わし;Y’Oは
Yと同様のものを表わすか又は還元により、Yの定義に
対応するアルキレン具に変換し得る基を表わし;Z及び
Y′oの少くとも一方は還元により基A!Lkに、又は
Yに対応するアルキレン基に変換し得る基を表わし、他
方がAJlk又は基Yを表わす]で示される化合物を還
元し;式II〜■の出発物質は、またそれらが塩形成性
を有する限り、それらの塩の形で用いてもよく、基R1
R1,R2、R3、X、Y、Ar1及びArkは式1に
ついて定義したものを表わし、所望により、得られた式
1の化合物を式Iの他の化合物に変換し、及び/又は所
望により得られた塩を遊離化合物又は別の塩に変換し、
及び/又は所望により、得られた式1の遊離化合物を塩
に変換し、及び/又は得られたラセミ化合物(race
mates)の混合物を純粋なラセミ化合物又はジアス
テレオマーに変換し;及び/又は得られたラセミ化合物
を光学対常体に分離することが可能であることを特徴と
する特許

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Rは炭素環式又は複素環式アリール基を表わし
    ;R_1は低級アルキル基を表わし;R_2及びR_3
    の一方は低級アルキル基を表わし、他方は低級アルキル
    基、シアノ基又はアミノ基を表わし;Xは酸素原子又は
    基−NH−を表わし;Alkは、炭素環式アリール基に よって置換され、少くとも2個の炭素原子 によって基Xを環窒素原子から隔離するア ルキレン基を表わし;Yはアルキレン基、基−CH(O
    H)−若しくは−C(=O)−又は単結合を表わし;ま
    たAr_1は単環式アリール基又はヘテロアリール基を
    表わす] で示される化合物及びそれらの塩。 2、Rが単環若しくは二環の炭素環式アリール基、ある
    いは、環員として1〜4個の環窒素原子、1個の環酸素
    若しくは環硫黄原子を含むか、又は1個の環酸素原子若
    しくは環硫黄原子と共に1若しくは2個の環窒素原子を
    含む5員又は6員の単環式ヘテロアリール基を表わし、
    上記基が、環炭素原子を介して1,4−ジヒドロピリジ
    ン環の4位の炭素原子と結合し、場合により縮合ベンゼ
    ン環を有し、特にフェニル、ナフチル、ピリル、ピラゾ
    リル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フ
    リル、チエニル、インオキサゾリル、オキサゾリル、オ
    キサジアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、チアジ
    アゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピ
    ラジニル、トリアジニル、インドリル、イソインドリル
    、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾフラザ
    ニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、2,1,3
    −ベンゾチアジアゾリル、キノリニル又はイソキノリニ
    ルを表わすが、上記基中の環炭素原子は場合により、低
    級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級ア
    ルキレン、シクロアルキル、フェニル及び/又はフェニ
    ル低級アルキル基(ここで、低級アルキル、フェニル又
    はフェニル低級アルキルは、場合により、置換基として
    ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アル
    コキシ、ハロ低級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、
    ハロ低級アルケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低
    級アルキレンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロ
    ゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カ
    ルバモイル、N−低級アルキルカルバモイル、N,N−
    ジ低級アルキルカルバモイル及び/又はシアノを含んで
    いてもよく、環式基もまた、置換基として上記の基で置
    換された低級アルキルを含んでいてもよい)によって;
    及び/又はヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキ
    シ低級アルコキシ、ハロ低級アルコキシ、低級アルケニ
    ルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級アルキニル
    オキシ、低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイルオ
    キシ、ハロゲン原子、ニトロ、アミノ、N−低級アルキ
    ルアミノ、N,N−ジ低級アルキルアミノ、N−低級ア
    ルキル−N−フェニル低級アルキルアミノ、低級アルキ
    レンアミノ、オキサ低級アルキレンアミノ、チア低級ア
    ルキレンアミノ及び/又はアザ窒素原子が低級アルキル
    、フェニル若しくはフェニル低級アルキルで置換されて
    いてもよいアザ低級アルキレンアミノ(これらの基は置
    換基として、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコ
    キシ低級アルコキシ、ハロ低級アルコキシ、低級アルケ
    ニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級アルキニ
    ルオキシ基、低級アルキレンジオキシ、低級アルカノイ
    ルオキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級アルコキシ
    カルボニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモ
    イル、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル及び/又は
    シアノを含んでいてもよく、環式基もまた置換基として
    低級アルキル基を含んでいてもよい)によって;及び/
    又は低級アルカノイルアミノ、アジド、低級アルカノイ
    ル、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモ
    イル、N−低級アルキルカルバモイル、N,N−ジ低級
    アルキルカルバモイル、シアノ、スルホ、アミノスルホ
    ニル、N−低級アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ
    低級アルキルアミノスルホニル、低級アルキルチオ、ハ
    ロ低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル及び/
    又は低級アルキルスルホニルで置換されていてもよく;
    及び/又は環窒素原子は場合により、置換基としてヒド
    ロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキ
    シ、ハロ低級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ
    低級アルケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低級ア
    ルキレンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン
    原子、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバ
    モイル、N−低級アルキルカルバモイル、N,N−ジ低
    級アルキルカルバモイル及び/又はシアノ基を有する低
    級アルキル、あるいはヒドロキシ又はオキシド基で置換
    されていてもよく;R_1が低級アルキル基を表わし;
    基R_2及びR_3の一方が低級アルキル基を表わし他
    方が低級アルキル基、シアノ基又はアミノ基を表わし;
    Xが酸素原子又は基−NH−を表わし、Alkが、例え
    ば、場合により以下に炭素環式アリール基Ar_1につ
    いて示すように置換されたフェニル基又はナフチル基の
    ような炭素環式アリール基によって置換され、基Xを2
    〜8個の炭素原子によって環窒素原子から隔離するアル
    キレン基を表わし;Yが炭素原子数1〜6のアルキレン
    基、基−CH(OH)−若しくは−C(=O)−又は単
    結合を表わし;Ar_1が単環式炭素環式アリール基又
    はヘテロアリール基を表わし、特にフェニル、ナフチル
    、ピリル、フリル、チエニル又はピリジルであり;これ
    らの基の環炭素原子は、場合により、低級アルキル、低
    級アルケニル、低級アルキニル、低級アルキレン、シク
    ロアルキル、フェニル及び/又はフェニル低級アルキル
    基(ここで低級アルキル、フェニル又はフェニル低級ア
    ルキル基は置換基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、
    低級アルコキシ低級アルコキシ、ハロ低級アルコキシ、
    低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ、低
    級アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシ、低級ア
    ルカノイルオキシ、ハロゲン原子、カルボキシ、低級ア
    ルコキシカルボニル、カルバモイル、N−低級アルキル
    カルバモイル、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル及
    び/又はシアノを有していてもよく、環式基もまた上記
    の基で置換されていてもよい低級アルキル基を含んでい
    てもよい)によって;及び/又はヒドロキシ、低級アル
    コキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、ハロ低級アル
    コキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオ
    キシ、低級アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシ
    、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、ニトロ、ア
    ミノ、N−低級アルキルアミノ、N,N−ジ低級アルキ
    ルアミノ、N−低級アルキル、N−フェニル低級アルキ
    ルアミノ、低級アルキレンアミノ、オキソ低級アルキレ
    ンアミノ、チア低級アルキレンアミノ及び/又はアザ窒
    素原子が低級アルキル、フェニル若しくはフェニル低級
    アルキルによって置換されていてもよいアザ低級アルキ
    レンアミノ(これらの基は置換基としてヒドロキシ、低
    級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、ハロ低
    級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケ
    ニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低級アルキレンジ
    オキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、カル
    ボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、N
    −低級アルキルカルバモイル、N,N−ジ低級アルキル
    カルバモイル及び/又はシアノを含んでいてもよく、環
    式基もまた置換基として低級アルキルを含んでいてもよ
    い)によって;及び/又は低級アルカノイルアミノ、ア
    ジド、低級アルカノイル、カルボキシ、低級アルコキシ
    カルボニル、カルバモイル、N−低級アルキルカルバモ
    イル、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル、シアノ、
    スルホ、アミノスルホニル、N−低級アルキルアミノス
    ルホニル、N,N−ジ低級アルキルアミノスルホニル、
    低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル及び/又
    は低級アルキルスルホニルで置換されていてもよく、こ
    こで、環窒素原子は場合により、置換基としてヒドロキ
    シ、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、
    ハロ低級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級
    アルケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低級アルキ
    レンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子
    、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイ
    ル、N−低級アルキルカルバモイル、N,N−ジ低級ア
    ルキルカルバモイル若しくはシアノを含んでいてもよい
    低級アルキル基によって、あるいはヒドロキシ又はオキ
    シドによって置換されていてもよい、式 I で示される
    特許請求の範囲第1項記載の化合物及びそれらの塩。 3、R及びAr_1が、それぞれ、場合により、低級ア
    ルキル、フェニル及び/又はフェニル低級アルキル基(
    かかる基は置換基としてヒドロキシ、低級アルコキシ、
    ハロ低級アルコキシ、低級アルキレンジオキシ、ハロゲ
    ン原子、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル及び/
    又はシアノを含んでいてもよく、環式基はまた置換基と
    して低級アルキル基を含んでいてもよい)によって及び
    /又はヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ低級アルコキ
    シ、低級アルケニルオキシ、ハロ低級アルケニルオキシ
    、低級アルキレンジオキシ、ハロゲン原子、ニトロ、ア
    ミノ、N−低級アルキルアミノ、N,N−ジ低級アルキ
    ルアミノ、低級アルカノイルアミノ、カルボキシ、低級
    アルコキシカルボニル、カルバモイル、シアノ、スルホ
    、アミノスルホニル、N−低級アルキルアミノスルホニ
    ル、N,N−ジ低級アルキルアミノスルホニル、低級ア
    ルキルチオ、低級アルキルスルフィニル及び/又は低級
    アルキルスルホニルによって置換されたフェニル基又は
    ナフチル基を表わすか、またはR及びAr_1が、それ
    ぞれ、ピリル、フリル、チエニル、ピリジル、1−オキ
    シドピリジル又はイミダゾリルを表わし、Rがまたベン
    ゾフラザニルを表わしてもよく、R及びAr_1で表わ
    されるこれらの基はそれぞれに環炭素原子を介して結合
    しており、この場合かかる基は場合により、フェニル又
    はナフチル基R又はAr_1について示した置換基によ
    って置換され、置換基として特に低級アルキル、低級ア
    ルコキシ、ハロゲン原子及び/又は場合により低級アル
    キル、低級アルコキシ、ハロゲン原子及び/又はニトロ
    によって置換されたフェニル基を含んでいてもよく;R
    _1が低級アルキル基を表わし;R_2及びR_3の一
    方が低級アルキル基を表わし、他方が低級アルキル基又
    はシアノ基を表わし;Xが酸素原子又は基−NH−を表
    わし;Alkが、場合により、低級アルキル、低級アル
    コキシ、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、ハロゲン原子
    、シアノ及び/又はニトロで置換されたフェニル又はナ
    フチルによって置換され、かつ基Xを2〜6個の炭素原
    子により環窒素原子から隔離している炭素原子数2〜6
    のアルキレン基を表わし;Yが炭素原子数1〜4のアル
    キレン基又は基−CH(OH)−若しくは−C(=O)
    −を表わす式 I で示される特許請求の範囲第1項記載
    の化合物及びそれらの塩。 4、R及びAr_1が、それぞれ、場合により低級アル
    キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ低級アルコキ
    シ、ハロ低級アルケニルオキシ、低級アルキレンジオキ
    シ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、ニトロ、低級
    アルカノイルアミノによって又はそれぞれが場合により
    エステル化若しくはエーテル化されたヒドロキシ基によ
    って場合により、置換されたフェニル又はフェニル低級
    アルキルによって及び/又はシアノによって置換された
    フェニル基(フェニル基R又はAr_1は1以上の同一
    又は異った置換基を含んでいてもよく、またR及びAr
    _1は、それぞれ、ピリジル、フリル、1−オキシドピ
    リジル又はチエニルを表わす)を表わし、Rがまた低級
    アルキル又はハロゲン原子で置換されていてもよいベン
    ゾフラザニル、例えば4−ベンゾフラザニルを表わして
    もよく;R_1、R_2及びR_3が、それぞれ、低級
    アルキル基を表わし;Xが基−NH−を表わすが、特に
    酸素原子を表わし:Alkが、場合により、低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、
    ハロゲン原子、シアノ及び/又はニトロを含むフェニル
    基で置換された炭素原子数2〜4のアルキレン基(ここ
    で、場合により置換されたフェニル基は好ましくは基X
    に隣接する炭素原子に結合しかつAlkが基Xを2〜4
    個の炭素原子により環窒素原子から隔離しており);Y
    が炭素原子数1〜3のアルキレン基、基−CH(OH)
    −又は特に−C(=O)−を表わす式 I で示される特
    許請求の範囲第1項記載の化合物及びそれらの塩。 5、Rが非置換フェニル又は好ましくは、低級アルキル
    、例えばメチル、低級アルコキシ、例えばメトキシ、ハ
    ロ低級アルコキシ、例えばジフルオロメトキシ又はハロ
    低級アルケニルオキシ(この場合ハロゲン原子は原子番
    号35までを有するものであり、特にフッ素又は塩素で
    ある)、例えば1,1−ジフルオロビニルオキシ、原子
    番号35までのハロゲン原子、特に塩素及びフッ素、ト
    リフルオロメチル、ニトロ及び/又はシアノによってモ
    ノ−若しくはジ置換されたフェニルを表わし、上記置換
    基が2位及び/又は3位を占め;R_1が低級アルキル
    、例えばメチル又はエチルを表わし;R_2及びR_3
    がそれぞれ、低級アルキル、特にメチルを表わし;Xが
    基−NH−を表わすが、特に酸素原子を表わし;Alk
    が、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ
    低級アルキル、ハロゲン原子、シアノ及び/又はニトロ
    によって置換されたフェニル基によって、しかし特に非
    置換フェニルによって置換された炭素原子数1〜3のア
    ルキレン基を表わし、ここで場合により置換されたフェ
    ニル基が、基Xに隣接する炭素原子に結合し;Alkが
    基Xを2〜3個の炭素原子により環窒素原子から隔離し
    ;Yが炭素原子数1〜3のアルキレン基を表わすか又は
    特に基−C(=O)−を表わし;Ar_1が、それぞれ
    が場合により、原子番号35までのハロゲン原子、例え
    ばフッ素又は塩素によって置換されたフェニル又はピリ
    ジルを表わす式 I で示される特許請求の範囲第1項記
    載の化合物及びそれらの塩。 6、Rが、特にハロゲンが原子番号35までを有し、ア
    ルコキシが炭素原子数4までを有するハロ低級アルコキ
    シ、例えばジフルオロメトキシ;特に炭素原子数3まで
    の低級アルキレンジオキシ基、例えばメチレンジオキシ
    ;特に原子番号35までを有するハロゲン原子、例えば
    塩素;トリフルオロメチルにより;又はニトロによって
    モノ又はジ置換されたフェニル基(これらの置換基は2
    位及び/又は3位を占める)ベンゾフラザニル、特に4
    −ベンゾフラザニル又は1−オキシドピリジル、例えば
    1−オキシド−3−ピリジルを表わし;R_1、R_2
    及びR_3がそれぞれ独立して、特に炭素原子数4まで
    の低級アルキル、例えばメチルを表わし;Xが酸素原子
    を表わし;Alkが、それぞれが場合により、特に4個
    までの炭素原子を有する低級アルキルもしくは低級アル
    コキシ例えばメチル又はメトキシ、特にハロゲンが原子
    番号35までで炭素原子数4までを有するハロ低級アル
    キル基、例えばトリフルオロメチル、特に原子番号35
    までのハロゲン原子、例えば塩素、又はシアノ基を含む
    フェニルによって場合により、置換された、炭素原子数
    2〜4のアルキレン基を表わし;Alkが、基Xを2〜
    4個の炭素原子により環窒素原子から隔離し;Yが炭素
    原子数1〜3のアルキレン基、基−CH(OH)−、特
    に−C(=O)−又は単結合を表わし;Ar_1が特に
    場合により、原子番号35までのハロゲン原子、例えば
    塩素により置換されたフェニル基又はチエニル基、例え
    ば2−チエニルを表わす式 I で示される特許請求の範
    囲第1項記載の化合物及びそれらの塩。 7、Rが原子番号35までのハロゲン原子、例えば塩素
    、トリフルオロメチル又はニトロによってモノ又はジ置
    換されたフェニル基(置換基は好ましくは2位又は3位
    を占める)を表わし;R_1、R_2及びR_3がそれ
    ぞれ独立して、炭素原子数4までの低級アルキル基、例
    えばメチル又はエチルを表わし;Xが酸素原子を表わし
    ;Alkが、それぞれが炭素原子数4までの低級アルキ
    ル又は低級アルコキシ、例えばメチル又はメトキシによ
    って置換されたフェニル基;ハロゲンの原子番号が35
    までで炭素原子数4までのハロ低級アルキル基、例えば
    トリフルオロメチル;原子番号35までのハロゲン原子
    例えば塩素;若しくはシアノによって置換されたフェニ
    ル又は非置換フェニルによって置換された、炭素原子数
    2〜6のアルキレン基(ここで場合により置換されたフ
    ェニル基は、好ましくは、基Xに隣接する炭素原子に結
    合し、基Xは少くとも2個の炭素原子により環窒素原子
    から隔離されている)を表わし;Yが炭素原子数1〜3
    のアルキレン基、基−CH(OH)−、−C(=O)−
    又は単結合を表わし;Ar_1が非置換若しくは原子番
    号35までのハロゲン原子、例えばフッ素によって置換
    されたフェニル又はチエニル、例えば2−チエニルを表
    わす式 I で示される特許請求の範囲第1項記載の化合
    物及びそれらの塩。 8、Rが2−若しくは3−ニトロフェニル、2−若しく
    は3−トリフルオロメチルフェニル又は2,3−ジクロ
    ロフェニルを表わし;R_1、R_2及びR_3がそれ
    ぞれ独立して炭素原子数4までの低級アルキル基、特に
    メチルを表わし;Xが酸素原子を表わし;Alkが、炭
    素原子数4までの低級アルキル、例えばメチル;炭素原
    子数4までの低級アルコキシ例えばメトキシ;ハロゲン
    の原子番号が35までで炭素原子数4までのハロ低級ア
    ルキル、例えばトリフルオロメチル;原子番号35まで
    のハロゲン原子、例えば塩素;又はシアノによってモノ
    置換されたフェニル又は非置換フェニルによって置換さ
    れた炭素原子数2〜6のアルキレン基(この場合基Xは
    少くとも2個の炭素原子により環窒素原子から隔離され
    ている)を表わし;Yがメチレン、ヒドロキシメチレン
    、基−C(=O)−又は単結合を表わし;Ar_1が非
    置換若しくは原子番号35までのハロゲン原子、例えば
    フッ素によりモノ置換されたフェニル又はチエニル、例
    えば2−チエニルを表わす式 I で示される特許請求の
    範囲第1項記載の化合物及びそれらの塩。 9、Rが原子番号35までのハロゲン原子、特にフッ素
    若しくは塩素によってモノ若しくはジ置換されたフェニ
    ル基又はトリフルオロメチル、ニトロ又はシアノによっ
    てモノ置換されたフェニル基(上記置換基は2位及び/
    又は3位を占める)を表わし;R_1が低級アルキル基
    、例えばメチル又はエチルを表わし;R_2及びR_3
    がそれぞれ、低級アルキル基、特にメチルを表わし;X
    が酸素原子を表わし;Alkが、低級アルキル、例えば
    メチル、低級アルコキシ、例えばメトキシ、トリフルオ
    ロメチル、シアノ及び/又はニトロで置換されたフェニ
    ルによって、しかし特に非置換フェニルによって置換さ
    れた炭素原子数2〜3のアルキレン基(ここで場合によ
    り置換されたフェニル基は、基Xに隣接する炭素原子に
    結合し、Alkは基Xを2〜3個の炭素原子により環窒
    素原子から隔離している)を表わし;Yが炭素原子数1
    〜2のアルキレン基、又は特に基−C(=O)−を表わ
    し;Ar_1が、特に4位が場合により原子番号35ま
    でのハロゲン原子、例えばフッ素により置換されたフェ
    ニル基を表わす式 I で示される特許請求の範囲第1項
    記載の化合物及びそれらの塩。 10、Rが3−ニトロフェニル基又は2−トリフルオロ
    メチルフェニル基を表わし;R_1がメチル基又はエチ
    ル基を表わし;R_2及びR_3がメチル基を表わし;
    Xが酸素原子を表わし;Alkが1−フェニルエチル基
    を表わし;Yが基−C(=O)−を表わし;Ar_1が
    、場合により、4位がフッ素により置換されたフェニル
    基を表わす式 I で示される特許請求の範囲第1項記載
    の化合物及びそれらの塩。 11、2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)
    −1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエ
    ステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオロ
    ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル
    ]エチルエステル又はその塩。 12、2,6−ジメチル−4−(2−トリフルオロメチ
    ルフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボ
    ン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(
    p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−
    1−フェニル]エチルエステル又はその塩。 13、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3
    −ニトロフェニル)−ピリジン−3−カルボン酸メチル
    エステル−5−カルボン酸−[2−(4−フェニルピペ
    リジン−1−イル)−1−フェニル]エチルエステル又
    はその塩。 14、2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)
    −1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエ
    ステル−5−カルボン酸−[6−[4−(p−フルオロ
    ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−フェニル
    ]−n−ヘキシルエステル;2,6−ジメチル−4−(
    3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3
    −カルボン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[2−
    [4−(p−クロロベンゾイル)−ピペリジン−1−イ
    ル]−1−フェニル]エチルエステル;2,6−ジメチ
    ル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピ
    リジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン
    酸−[2−[4−(2−テノイル)−ピペリジン−1−
    イル]−1−フェニル]エチルエステル;2,6−ジメ
    チル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロ
    ピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボ
    ン酸−[2−[4−(p−フルオロフェニル)−ピペリ
    ジン−1−イル]−1−フェニル]−エチルエステル;
    2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,
    4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル
    −5−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオロフェニ
    ル)−ヒドロキシメチレンピペリジン−1−イル]−1
    −フェニル]エチルエステル;2,6−ジメチル−4−
    (3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−
    3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[2
    −[4−(p−フルオロベンジル)−ピペリジン−1−
    イル]−1−フェニル]エチルエステル;2,6−ジメ
    チル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロ
    ピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボ
    ン酸−[2−[4−(p−フルオロベンゾイル)ピペリ
    ジン−1−イル]−1−(p−メトキシフェニル)]エ
    チルエステル;2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフ
    ェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
    メチルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−
    フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−
    (p−シアノフェニル)]エチルエステル;2,6−ジ
    メチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒド
    ロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カル
    ボン酸−[2−[4−(p−フルオロベンゾイル)−ピ
    ペリジン−1−イル]−1−(p−メチルフェニル)エ
    チルエステル;2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフ
    ェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
    メチルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−
    フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−1−
    (p−クロロフェニル)]エチルエステル;2,6−ジ
    メチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒド
    ロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カル
    ボン酸−[2−[4−(p−フルオロベンゾイル)−ピ
    ペリジン−1−イル]−1−(p−トリフルオロメチル
    フェニル)]エチルエステル:2,6−ジメチル−4−
    (3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−
    3−カルボン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[3
    −[4−(p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1
    −イル]−1−フェニル]−プロピルエステル;2,6
    −ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジ
    ヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−
    カルボン酸−[4−[4−(p−フルオロベンゾイル)
    −ピペリジン−1−イル]−1−フェニル]ブチルエス
    テル;2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)
    −1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチルエ
    ステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオロ
    ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−2−フェニル
    ]エチルエステル;2,6−ジメチル−4−(3−ニト
    ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボ
    ン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[3−[4−(
    p−フルオロベンゾイル)ピペリジン−1−イル]−3
    −フェニル]プロピルエステル;2,6−ジメチル−4
    −(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,4−ジヒ
    ドロピリジン−3−カルボン酸メチルエステル−5−カ
    ルボン酸−[2−[4−(p−フルオロベンゾイル)ピ
    ペリジン−1−イル]−1−フェニル]エチルエステル
    :2,6−ジメチル−4−(2,3−ジクロロフェニル
    )−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸メチル
    エステル−5−カルボン酸−[2−[4−(p−フルオ
    ロベンゾイル)ピペリジン−1−イル]−1−フェニル
    ]エチルエステル;2,6−ジメチル−4−(2−ニト
    ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボ
    ン酸メチルエステル−5−カルボン酸−[2−[4−(
    p−フルオロベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−
    1−フェニル]エチルエステル及びそれらの塩。 15、人体又は動物体の治療の方法に用いるための特許
    請求の範囲第1項〜第14項のいずれか一項に記載の化
    合物又は薬学的に許容し得るその無毒性酸付加塩。 16、冠状動脈拡張薬及び抗高血圧薬として用いるため
    の特許請求の範囲第1項〜第14項のいずれか一項に記
    載の化合物又は薬学的に許容し得るその無毒性酸付加塩
    。 17、特許請求の範囲第1項〜第16項のいずれか一項
    に記載の化合物を遊離形又は薬学的に許容し得る無毒性
    塩の形で含む医薬製剤。 18、冠状動脈拡張薬又は抗高血圧薬の製造のための、
    遊離形又は薬学的に許容し得る塩の形の式 I の化合物
    の使用。 19、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Rは炭素環式又は複素環式アリール基を表わし
    ;R_1は低級アルキル基を表わし;R_2及びR_3
    の一方は低級アルキル基を表わし、他方は低級アルキル
    基、シアノ基又はアミノ基を表わし;Xは酸素原子又は
    基−NH−を表わし;Alkは、炭素環式アリール基に
    よって置換され、少くとも2の炭素原子によって基Xを
    環窒素原子から隔離するアルキレン基を表わし;Yはア
    ルキレン基、基−CH(OH)−若しくは−C(=O)
    −又は単結合を表わし;またAr_1は単環式アリール
    基又はヘテロアリール基を表わす] で示される化合物及びそれらの塩の製造方法であって、 a)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、基X′及びY′の一方が式−NH_2の基を表
    わし、他方がヒドロキシ基若しくは式−NH_2の基を
    表わす]で示される化合物又はその互変異性体あるいは
    対応する互変異性体混合物を開環するか;又は b)式R−CHO(III)の化合物又はその反応性の官
    能性誘導体を次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) で示される化合物、その互変異性体又は対応する互変異
    性体混合物と反応させるか;又は c)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(V) [式中、基Ac°及びAc_1°の一方が基−COOR
    _1又は次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(Va) で示される基に変換し得る基を表わし、他方が基−CO
    OR_1、式Vaの基又は基−COOR_1、若しくは
    式Vaの基に変換し得る基を表わす]で示される化合物
    において、基Ac°を基−COOR_1に及び/又は基
    Ac_1°を式Vaの基に変換するか;又は d)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) で示される化合物又はその反応性エステルを次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIa) で示される化合物と反応させるか;又は e)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII) [式中、ZはAlkと同様のものを表わすか又は還元に
    より基Alkに変換し得る基を表わし;Y′_0はYと
    同様のものを表わすか又は還元により、Yの定義に対応
    するアルキレン基に変換し得る基を表わし;Z及びY′
    _0の少くとも一方は還元により基Alkに、又はYに
    対応するアルキレン基に変換し得る基を表わし、他方が
    Alk又は基Yを表わす]で示される化合物を還元し;
    式II〜VIIの出発物質は、またそれらが塩形成性を有す
    る限り、それらの塩の形で用いてもよく、基R、R_1
    、R_2、R_3、X、Y、Ar_1及びAlkは式
    I について定義したものを表わし、所望により、得られ
    た式 I の化合物を式 I の他の化合物に変換し、及び/
    又は所望により得られた塩を遊離化合物又は別の塩に変
    換し、及び/又は所望により、得られた式 I の遊離化
    合物を塩に変換し、及び/又は得られたラセミ化合物(
    racemates)の混合物を純粋なラセミ化合物又
    はジアステレオマーに変換し;及び/又は得られたラセ
    ミ化合物を光学対掌体に分離することが可能であること
    を特徴とする方法。
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