JPS62110917A - 導電性複合線状体 - Google Patents
導電性複合線状体Info
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- JPS62110917A JPS62110917A JP25160285A JP25160285A JPS62110917A JP S62110917 A JPS62110917 A JP S62110917A JP 25160285 A JP25160285 A JP 25160285A JP 25160285 A JP25160285 A JP 25160285A JP S62110917 A JPS62110917 A JP S62110917A
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- Japan
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- electrically
- yarn
- fibers
- polymer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
合成線状体編織物等において経験される静電気の発生は
種々の問題を引き起こす。その為静電気除去方法が種々
提案されており、その1つとして合成線状体中に導電性
線状体を混合して静電気の放電を促進する方法がある。
種々の問題を引き起こす。その為静電気除去方法が種々
提案されており、その1つとして合成線状体中に導電性
線状体を混合して静電気の放電を促進する方法がある。
本発明はこうした静電気除去方法に適用される導電性複
合線状体に関し、特に合成線状体と調和する色彩を有し
、且つ優れた導電性を有する導電性複合線状体に関する
ものである。尚本発明は線状体全般に適用し得るもので
あるが、以下の説明では線状体の代表例として繊維をと
りあげる。
合線状体に関し、特に合成線状体と調和する色彩を有し
、且つ優れた導電性を有する導電性複合線状体に関する
ものである。尚本発明は線状体全般に適用し得るもので
あるが、以下の説明では線状体の代表例として繊維をと
りあげる。
[従来の技術]
衣服のまつわりつきゃカーペット上を歩行する際の静電
気ショック等の様に静電気による障害は日常生活におい
てもしばしば経験される。かかる静電気は産業界におい
ては石油化学工業における爆発事故、あるいは医薬品工
業や電子精密工業における埃りの付着あるいは放電によ
る素子破壊等の問題を引き起こし、安全性や生産性の面
からもその除去が望まれている。こうした状況の中で、
静電気発生の源である合成!a維編組織物導電性繊維を
混合し、静電気を大気中へ速やかに放電させることによ
って静電気の蓄積を防止する方法が提案されている。
気ショック等の様に静電気による障害は日常生活におい
てもしばしば経験される。かかる静電気は産業界におい
ては石油化学工業における爆発事故、あるいは医薬品工
業や電子精密工業における埃りの付着あるいは放電によ
る素子破壊等の問題を引き起こし、安全性や生産性の面
からもその除去が望まれている。こうした状況の中で、
静電気発生の源である合成!a維編組織物導電性繊維を
混合し、静電気を大気中へ速やかに放電させることによ
って静電気の蓄積を防止する方法が提案されている。
ところで導電繊維、の製造方法としては、■繊維表面に
金属めっきを施す方法、■金属または金属化合物等の粒
子をポリマーに練り込む方法、■繊維の細孔に金属また
は金属化合物等の導電性化合物を沈着させる方法等が一
般に行なわれているがそれ等はいずれも加工面で種々の
難点を有している0例えば、■繊維表面に金属めっきを
施す方法では、めっきの密着を良好にするため、予め繊
維を収縮させて繊維表面にひだを作る工程、センシタイ
ジング工程、アクチベーション工程、めっき工程等のご
とく多くの工程と高度の技術を必要とするものであり、
■金属または金属化合物をポリマーに練り込む方法では
金属添加によって製糸工程上程々の難点が生じ、また■
繊維の細孔に導電性粒子を沈着させる方法ではわざわざ
多孔質繊維を造る必要がある。ざらに■導電性カーボン
ブラックを繊維全体に高濃度に分散させた合成繊維も提
案されているが、該繊維は製糸性が極めて悪い上に、得
られる繊維の強度が低く、編織物用繊維としての特性を
著しく欠いたものであり、しかも該繊維はカーボンブラ
ックの黒色が目立ち編織物とするには好ましからざる外
観を呈するものであった。
金属めっきを施す方法、■金属または金属化合物等の粒
子をポリマーに練り込む方法、■繊維の細孔に金属また
は金属化合物等の導電性化合物を沈着させる方法等が一
般に行なわれているがそれ等はいずれも加工面で種々の
難点を有している0例えば、■繊維表面に金属めっきを
施す方法では、めっきの密着を良好にするため、予め繊
維を収縮させて繊維表面にひだを作る工程、センシタイ
ジング工程、アクチベーション工程、めっき工程等のご
とく多くの工程と高度の技術を必要とするものであり、
■金属または金属化合物をポリマーに練り込む方法では
金属添加によって製糸工程上程々の難点が生じ、また■
繊維の細孔に導電性粒子を沈着させる方法ではわざわざ
多孔質繊維を造る必要がある。ざらに■導電性カーボン
ブラックを繊維全体に高濃度に分散させた合成繊維も提
案されているが、該繊維は製糸性が極めて悪い上に、得
られる繊維の強度が低く、編織物用繊維としての特性を
著しく欠いたものであり、しかも該繊維はカーボンブラ
ックの黒色が目立ち編織物とするには好ましからざる外
観を呈するものであった。
そこで上記加工性及び強度上の欠点を改良する方法とし
て例えば■導電性カーボンブラックを含有する重合体と
非導電性の重合体を隣接させて複合紡糸した繊維、■カ
ーボンブラックを分散せしめた成分が繊維表面に一部露
出するように複合紡糸した繊維等が提案されている。し
かるにこれらの繊維は上述の製糸性不良、低糸買強度の
各欠点を改良するのに大きな威力を発揮するものであっ
たが、得られた繊維の黒色を目立たなくする改良がなさ
れない欠点を有していた。
て例えば■導電性カーボンブラックを含有する重合体と
非導電性の重合体を隣接させて複合紡糸した繊維、■カ
ーボンブラックを分散せしめた成分が繊維表面に一部露
出するように複合紡糸した繊維等が提案されている。し
かるにこれらの繊維は上述の製糸性不良、低糸買強度の
各欠点を改良するのに大きな威力を発揮するものであっ
たが、得られた繊維の黒色を目立たなくする改良がなさ
れない欠点を有していた。
こうした状況の中で外観上の欠点をも改良する方法とし
て■導電性カーボンブラックを含有する熱可塑性重合体
を芯部分とし、非導電性の熱可塑性重合体で取り囲んだ
鞘−芯型の複合繊維特に鞘成分に酸化チタンや白色固体
粒子を添加することによって芯を隠蔽し、芯成分の黒色
を薄くした複合繊維が提案されている。ところがこの繊
維を他の非導電性繊維と混用したときでも該繊維の黒色
を目立たないものとしようとすれば、該繊維はかなり白
色に近いものにしなければならず、そのため、酸化チタ
ンや白色固体粒子を含有する鞘部分をかなり厚くしなけ
ればならず、また複合糸としての十分な製糸性を達成す
るためにも鞘部分を厚くする必要があった。その結果か
かる厚い鞘部分を有する鞘−芯型繊維は特公昭53−4
4579号公報に記載されている如くカーボンブラック
によって付与した導電性が強く隠蔽され、はとんどの人
が電気ショックを感知しなくなる3500ボルト以下の
低電圧レベルまで静電気電圧を低減することは困難であ
り、極めて商品価値の低いものとなってしまうという欠
、蝿を有するものであった。
て■導電性カーボンブラックを含有する熱可塑性重合体
を芯部分とし、非導電性の熱可塑性重合体で取り囲んだ
鞘−芯型の複合繊維特に鞘成分に酸化チタンや白色固体
粒子を添加することによって芯を隠蔽し、芯成分の黒色
を薄くした複合繊維が提案されている。ところがこの繊
維を他の非導電性繊維と混用したときでも該繊維の黒色
を目立たないものとしようとすれば、該繊維はかなり白
色に近いものにしなければならず、そのため、酸化チタ
ンや白色固体粒子を含有する鞘部分をかなり厚くしなけ
ればならず、また複合糸としての十分な製糸性を達成す
るためにも鞘部分を厚くする必要があった。その結果か
かる厚い鞘部分を有する鞘−芯型繊維は特公昭53−4
4579号公報に記載されている如くカーボンブラック
によって付与した導電性が強く隠蔽され、はとんどの人
が電気ショックを感知しなくなる3500ボルト以下の
低電圧レベルまで静電気電圧を低減することは困難であ
り、極めて商品価値の低いものとなってしまうという欠
、蝿を有するものであった。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明者らはこれらの欠点殊に鞘−芯型複合繊維の欠点
を改良すべく検討した結果完成されたものであって、他
の非導電性繊維と調和する色彩を有すると共に優れた導
電性をも備え、且つ加工性′や先買強度の卓れた導電性
繊維を提供することを目的とするものである。
を改良すべく検討した結果完成されたものであって、他
の非導電性繊維と調和する色彩を有すると共に優れた導
電性をも備え、且つ加工性′や先買強度の卓れた導電性
繊維を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決する為の手段]
上記課題を達成した本発明の導電性繊維とは、導電性物
質を含有する重合体から形成される繊維を、絶縁性重合
体で被覆してなる複合繊維に、高電圧処理を施してなる
点に要旨を有するものである。
質を含有する重合体から形成される繊維を、絶縁性重合
体で被覆してなる複合繊維に、高電圧処理を施してなる
点に要旨を有するものである。
[作用]
被覆層(鞘部分)を構成する非導電性重合体は、繊維形
成性の高い重合体を用いる必要があり、例えばポリアク
リロニトリル系重合体、ポリエステル系重合体、ポリア
ミド系重合体などが使われる。
成性の高い重合体を用いる必要があり、例えばポリアク
リロニトリル系重合体、ポリエステル系重合体、ポリア
ミド系重合体などが使われる。
また所望により被覆層の高電圧処理による電気絶縁性の
消失を容易ならしめるための物質を被覆層に添加するこ
とが推奨される。かくの如き物質はそれ自体、製糸性や
繊維の糸質に悪影響を与えない物質が好ましく、例えば
ポリアルキレングリコール系の帯電防止剤すなわち、ポ
リアルキレングリコール、ポリアルキレングリコール共
重合体、ポリアルキレンエーテルグリコール誘導体、ブ
ロックポリエーテルアミド、ブロックポリエーテルエス
テル、ブロックポリエーテルエステルにアクリロニトリ
ルをグラフトした重合体、ポリアルキレングリコール(
メタ)アクリレートとアクリロニトリルの共重合体等を
挙げることができる。これら帯電防止剤は被覆層中に1
〜15重量%添加されることが望ましく、1重量%以下
では高電圧処理による電気絶縁性消失の促進効果は少な
い。また15重量%以上にすれば製糸性の悪化、糸質の
低下(耐摩耗性低下等)を惹起し、好ましくない。
消失を容易ならしめるための物質を被覆層に添加するこ
とが推奨される。かくの如き物質はそれ自体、製糸性や
繊維の糸質に悪影響を与えない物質が好ましく、例えば
ポリアルキレングリコール系の帯電防止剤すなわち、ポ
リアルキレングリコール、ポリアルキレングリコール共
重合体、ポリアルキレンエーテルグリコール誘導体、ブ
ロックポリエーテルアミド、ブロックポリエーテルエス
テル、ブロックポリエーテルエステルにアクリロニトリ
ルをグラフトした重合体、ポリアルキレングリコール(
メタ)アクリレートとアクリロニトリルの共重合体等を
挙げることができる。これら帯電防止剤は被覆層中に1
〜15重量%添加されることが望ましく、1重量%以下
では高電圧処理による電気絶縁性消失の促進効果は少な
い。また15重量%以上にすれば製糸性の悪化、糸質の
低下(耐摩耗性低下等)を惹起し、好ましくない。
被覆層には芯部分に含まれるカーボンブラック等導電性
物質の着色を隠蔽するために酸化チタンや白色固体粒子
等の有色物質を添加する。例えば酸化チタンを添加する
場合には被覆層中にO,S〜15重量%添加することが
望ましい。0.5重量%以下では繊維に十分な白さを付
与することができず、一方15重量%以上にすると製糸
性が悪化し、且つ得られた繊維の糸質(強伸度、耐摩耗
性)が低下するので好ましくない。
物質の着色を隠蔽するために酸化チタンや白色固体粒子
等の有色物質を添加する。例えば酸化チタンを添加する
場合には被覆層中にO,S〜15重量%添加することが
望ましい。0.5重量%以下では繊維に十分な白さを付
与することができず、一方15重量%以上にすると製糸
性が悪化し、且つ得られた繊維の糸質(強伸度、耐摩耗
性)が低下するので好ましくない。
本発明において芯部分に使用される合成重合体はポリア
クリロニトリル系重合体、ポリエステル系重合体、ポリ
アミド系重合体、ポリオレフィンおよびそれらの共重合
体であり、特に繊維形成能を有している必要はない。
クリロニトリル系重合体、ポリエステル系重合体、ポリ
アミド系重合体、ポリオレフィンおよびそれらの共重合
体であり、特に繊維形成能を有している必要はない。
上記芯部分に添加される導電性物質としては、沃化鋼、
酸化錫、酸化インジウム、酸化チタン、硫化消、硫化亜
鉛、カーボンブラックがあるが、このうちカーボンブラ
ックとしては市販のファーネスブラック(例えば三菱化
成社製の#40、キャボット社製のパルカンXC−72
,パルカンXC−72R,ライオンーアクゾ社製のケッ
チェンブラックEC) 、アセチレンブラック等の公知
のものが使用できる。
酸化錫、酸化インジウム、酸化チタン、硫化消、硫化亜
鉛、カーボンブラックがあるが、このうちカーボンブラ
ックとしては市販のファーネスブラック(例えば三菱化
成社製の#40、キャボット社製のパルカンXC−72
,パルカンXC−72R,ライオンーアクゾ社製のケッ
チェンブラックEC) 、アセチレンブラック等の公知
のものが使用できる。
本発明における導電性物質は通常行なわれている公知の
方法によって合成重合体に分散される。
方法によって合成重合体に分散される。
例えば熱可塑性重合体に分散させる場合には重合体の重
合時に分散させたり、混練型エクストルーダーやドウミ
キサーなどの混練機、により分散させる。また溶剤に溶
解する必要のある重合体を用いる場合には重合時にカー
ボンブラックを導入するか及び/又は重合体溶解溶液に
カーボンブラックを添加し、ホモミキサー、ハイシャー
ミキサー等で攪拌して分散することができる。
合時に分散させたり、混練型エクストルーダーやドウミ
キサーなどの混練機、により分散させる。また溶剤に溶
解する必要のある重合体を用いる場合には重合時にカー
ボンブラックを導入するか及び/又は重合体溶解溶液に
カーボンブラックを添加し、ホモミキサー、ハイシャー
ミキサー等で攪拌して分散することができる。
芯部分に使用される導電性物質がカーボンブラックの場
合合成重合体中へのカーボンブラックの添加量は該合成
重合体重量に対して大略20〜200重量%、より好ま
しくは30〜100重量%にすることが必要であり、こ
れによりカーボンブラック粒子が芯部分中で互いに有効
に接触することになる。尚導電性物質を含有する重合体
は連続的に1本乃至2本以上コア部を形成してもよいが
、繊維軸方向略同軸線上°に断続的に存在する場合であ
っても分断箇所を埋める被覆層の電気絶縁性が消失され
ているので実質的には導電性を得ることができる。
合合成重合体中へのカーボンブラックの添加量は該合成
重合体重量に対して大略20〜200重量%、より好ま
しくは30〜100重量%にすることが必要であり、こ
れによりカーボンブラック粒子が芯部分中で互いに有効
に接触することになる。尚導電性物質を含有する重合体
は連続的に1本乃至2本以上コア部を形成してもよいが
、繊維軸方向略同軸線上°に断続的に存在する場合であ
っても分断箇所を埋める被覆層の電気絶縁性が消失され
ているので実質的には導電性を得ることができる。
本発明に於て最も重要な構成は被覆層が高電圧処理によ
って電気絶縁性の消失した態様を有することである。か
くの如く被覆層の一部を高電圧処理により、電気絶縁性
を消失させるには例えば少なくとも1対の電極ローラー
を用い、それらのローラー間に被覆層が電気的絶縁性を
消失するに必要な十分に高い直流電圧(DC,好ましく
は0.5〜10KV/100μm)または交流電圧(A
C,好ましくは0.3〜5 KV/ 100 μm)を
印加することによって効率よく行なうことが出来る。被
′N層における電気絶縁性の消失は印加電圧回路に電流
計を設置することによって確認できる。
って電気絶縁性の消失した態様を有することである。か
くの如く被覆層の一部を高電圧処理により、電気絶縁性
を消失させるには例えば少なくとも1対の電極ローラー
を用い、それらのローラー間に被覆層が電気的絶縁性を
消失するに必要な十分に高い直流電圧(DC,好ましく
は0.5〜10KV/100μm)または交流電圧(A
C,好ましくは0.3〜5 KV/ 100 μm)を
印加することによって効率よく行なうことが出来る。被
′N層における電気絶縁性の消失は印加電圧回路に電流
計を設置することによって確認できる。
また本発明の導電性繊維はステーブルファイバー、フラ
メント等のいずれの形態でも用いることが可能である。
メント等のいずれの形態でも用いることが可能である。
かくの如くして得られる導電性繊維は被rf1層の一部
が電気絶縁性を消失しているため、他の繊維と混用した
場合、極めて効率的な除電がなされ静電気の蓄積が起こ
らない。即ち静電気ショックを全く感知しなくなる低電
圧レベルまで静電気電圧を低減することが可能になる。
が電気絶縁性を消失しているため、他の繊維と混用した
場合、極めて効率的な除電がなされ静電気の蓄積が起こ
らない。即ち静電気ショックを全く感知しなくなる低電
圧レベルまで静電気電圧を低減することが可能になる。
[実施例]
実施例1
アクリロニトリル91部、アクリル酸メチル8.7部お
よびメタクリルスルホン酸ソーダ0.3部からなる重合
体(I)とアクリロニトリル25部およびCI+2 =
C(CI+3) COO(ClhClhO) 3oI
JI、75部からなる重合体(11)と市販の酸化チタ
ンを重合体(I)/重合体(II)/酸化チタン=91
76/3の割合になるように混合した後、これらを47
%ロダンソーダ水溶液に溶解し、紡糸原液(イ)を調製
した。
よびメタクリルスルホン酸ソーダ0.3部からなる重合
体(I)とアクリロニトリル25部およびCI+2 =
C(CI+3) COO(ClhClhO) 3oI
JI、75部からなる重合体(11)と市販の酸化チタ
ンを重合体(I)/重合体(II)/酸化チタン=91
76/3の割合になるように混合した後、これらを47
%ロダンソーダ水溶液に溶解し、紡糸原液(イ)を調製
した。
次に重合体(1)および該重合体に対して60%の市販
カーボンブラック(三菱化成#40)を混合し、これら
を47%ロダンソーダ水溶液に溶解、分散、攪拌して紡
糸原液(ロ)を調製した。な。
カーボンブラック(三菱化成#40)を混合し、これら
を47%ロダンソーダ水溶液に溶解、分散、攪拌して紡
糸原液(ロ)を調製した。な。
お紡糸原液(イ)(ロ)中の固形分ベースはほぼ同一に
維持した。
維持した。
かくして得られた紡糸原液(イ)が繊維形成能を有する
合成重合体組成物(被覆層)と、紡糸原液(ロ)が良導
電性の合成重合体組成物(芯部分)となる如く、各紡糸
々原液を公知の鞘−芯型複合紡糸装置に送給し、鞘−芯
型の複合紡糸を行なった。凝固浴中に紡糸された糸条は
更に水洗、延伸、乾燥緻密化され、25’15フイラメ
ントのフィラメント糸を得た。得られた繊維の固有抵抗
は2.3X10’Ω・cmであった。かくの如くして得
たフィラメント糸をIKVの直流電圧が印加された2本
のローラー(ローラー間隔5cm)間を通すと、固有抵
抗が6.2xlO”Ω・cmの導電性繊維を得ることが
できた。又その色調は灰色であり、カーボンブラックの
黒色が十分に隠されたものであった。
合成重合体組成物(被覆層)と、紡糸原液(ロ)が良導
電性の合成重合体組成物(芯部分)となる如く、各紡糸
々原液を公知の鞘−芯型複合紡糸装置に送給し、鞘−芯
型の複合紡糸を行なった。凝固浴中に紡糸された糸条は
更に水洗、延伸、乾燥緻密化され、25’15フイラメ
ントのフィラメント糸を得た。得られた繊維の固有抵抗
は2.3X10’Ω・cmであった。かくの如くして得
たフィラメント糸をIKVの直流電圧が印加された2本
のローラー(ローラー間隔5cm)間を通すと、固有抵
抗が6.2xlO”Ω・cmの導電性繊維を得ることが
できた。又その色調は灰色であり、カーボンブラックの
黒色が十分に隠されたものであった。
実施例2
3.0%の酸化チタンと硫酸相対粘度2.8のナイロン
6チップとポリε−カプロラクタムとポリエチレングリ
コールを主成分とするブロックポリエーテルアミド6%
をブレンドしたものを被覆層とし、市販カーボンブラッ
ク(キャボット社、パルカンXC−72R)をナイロン
6に対して50%添加したナイロン6を芯部分として公
知の紡糸装置を用いて複合紡糸した(鞘/芯比=)
(98/2)。このようにして得られた未延伸糸を17
5℃で3倍に延伸し、20’/1フイラメントのフィラ
メント糸を得た。次いで実施例1と同様にして2KVの
印加電圧(直流)で処理すると、固有抵抗が6.8X1
0’Ω・cmの導電性繊維が得られた。尚高電圧処理前
の固有抵抗は、8.8×107Ω・cmであった。又得
られた導電性ia維の色調は白色であった。
6チップとポリε−カプロラクタムとポリエチレングリ
コールを主成分とするブロックポリエーテルアミド6%
をブレンドしたものを被覆層とし、市販カーボンブラッ
ク(キャボット社、パルカンXC−72R)をナイロン
6に対して50%添加したナイロン6を芯部分として公
知の紡糸装置を用いて複合紡糸した(鞘/芯比=)
(98/2)。このようにして得られた未延伸糸を17
5℃で3倍に延伸し、20’/1フイラメントのフィラ
メント糸を得た。次いで実施例1と同様にして2KVの
印加電圧(直流)で処理すると、固有抵抗が6.8X1
0’Ω・cmの導電性繊維が得られた。尚高電圧処理前
の固有抵抗は、8.8×107Ω・cmであった。又得
られた導電性ia維の色調は白色であった。
(固有抵抗測定法)
繊維5木からなる長さ5cmの繊維束を40%RH12
0℃の雰囲気中で両端をクランプで把持しIOVの直流
電圧を印加して電気抵抗Rを測定する。かかるR値より
次式より固有抵抗値ρを算出した。
0℃の雰囲気中で両端をクランプで把持しIOVの直流
電圧を印加して電気抵抗Rを測定する。かかるR値より
次式より固有抵抗値ρを算出した。
[発明の効果]
本発明は以上の様に構成されており、非導電性繊維と調
和する色調を有すると共に優れた導電性を有し、且つ加
工性並び糸質の良好な導電性繊維を得ることができる。
和する色調を有すると共に優れた導電性を有し、且つ加
工性並び糸質の良好な導電性繊維を得ることができる。
かくして静電気障害が皆無である編織物を市場に提供す
ることができ、石油工業界において高い安全性、医薬工
業や電子精密工業においては高品質、高生産性を達成す
ることができた。
ることができ、石油工業界において高い安全性、医薬工
業や電子精密工業においては高品質、高生産性を達成す
ることができた。
Claims (1)
- 導電性物質を含有する重合体から形成される線状体を、
絶縁性重合体で被覆してなる複合線状体に、高電圧処理
を施してなることを特徴とする導電性複合線状体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25160285A JPS62110917A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 導電性複合線状体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25160285A JPS62110917A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 導電性複合線状体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62110917A true JPS62110917A (ja) | 1987-05-22 |
Family
ID=17225259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25160285A Pending JPS62110917A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 導電性複合線状体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62110917A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63219624A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-13 | Teijin Ltd | 導電性繊維及びその製造方法 |
JPH01221513A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-09-05 | Unitika Ltd | 白色制電性合成繊維 |
JPH0291267A (ja) * | 1987-12-11 | 1990-03-30 | Pradom Ltd | 繊維の被覆方法及び被覆繊維を用いた合成材の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-08 JP JP25160285A patent/JPS62110917A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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