JPS621092A - 窓口取引装置 - Google Patents

窓口取引装置

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JPS621092A
JPS621092A JP60138002A JP13800285A JPS621092A JP S621092 A JPS621092 A JP S621092A JP 60138002 A JP60138002 A JP 60138002A JP 13800285 A JP13800285 A JP 13800285A JP S621092 A JPS621092 A JP S621092A
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伸一 須藤
俊彦 岡田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金融機関において現金の取引き業務に使用さ
れる窓口取引装置に関し、特にこの中の入出金装置内に
蓄積された貨幣の回収処理に係る。
〔従来の技術〕
銀行等の金融機関における種々の窓口業務の中には、客
から現金を受取って数えたり、また客の要求金額を数え
て手渡すなどの現金取扱い業務があるが、金種や真偽の
鑑定及び計数などを必要とするため行員の精神的負担は
重く、これらの業務の機械化が望まれていた。
そこで最近は金融機関の窓口に現金処理機を設置し、客
から預った現金の金種、真偽判別、計数。
金額演算及び収納や客に渡すべき現金の計数、金額演算
及び放出をこの現金処理機に行なわせ、行員は単にこの
現金処理機に対し客から受取った現金を投入したり、放
出された現金を受取って客に渡すだけでよいような窓口
取引システムが運用されている。
このシステムの上記現金処理機は、近年顧客自身の操作
で現金の支払い、預入業務を実行する自動人出金取引装
置で開発された入金機能と出金機能を持つ入出金機で構
成され、窓口に設置されたキーボード等を行員が操作す
ることにより予じめ金庫部に収納されている現金を所望
の金種で所望の枚数だけ出金することができるとともに
、行員が投入した現金を真偽及び金種判別し、真判別の
ものだけを金種毎に金庫部に収納できるようになってお
り、また窓口に設置された表示部に出金額や入金額を表
示して行員に知らせるようになっている。
ところでこのような現金処理機では、金種別に現金の収
納庫を有し、従来は始業時に行員が元方より現金を出し
てこの収納庫に収納した後現金処理機の金庫部ヘセソト
し、また終業時には各収納庫を現金処理機から取外し現
金を回収する作業を行なっている。現金の収納庫は千円
券5五千円券。
万円券各々について出金用、入金用があり、このため始
業時の現金準備作業や終業時の現金回収作業は行員にと
って面倒で負担のかかるものであった。
一方最近上述の顧客操作型自動人出金取引装置の中には
、資金運用効率の向上をはかるため客が預金取引の際入
金した紙幣の中で再流通に適したものを支払用に再利用
する還流式自動人出金取引装置が提案されている。この
装置では、一つの現金の収納庫を出金用、入金用に兼用
できるため現金の収納庫数が少なくてすむ。
しかしながらこのような自動人出金取引装置にあっても
始業時の現金の準備作業や終業時の現金回収作業が必要
であり、現金収納庫の数は減ってもその作業はまだ面倒
で手数のかかるものであった。
そこでこの種の自動人出金取引装置では、種々の現金を
混在収納可能な一括収納庫を用意し、入金機能と出金機
能の一部を使用することにより始業時にはこの一括収納
庫から現金を繰出して金種別の各収納庫へ分配収納し、
終業時には各金種別金庫から現金を繰出してこの一括収
納庫へ回収するものが考えられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記自動人出金取引装置によると、金種別の収
納場所内の資金状況がわからず、それぞれの収納場所に
片寄った収納状況としてしまうことがあり、出金が不可
能な状態となることになり、作業性が悪く資金の効率的
な運用がはかりにくい問題があると共に事務操作者に作
業負担がかかる問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、窓口に設置され取引項目や取引データ等の入
力を行なう入力手段と、取引に応じた画面や入力データ
あるいは取引処理結果を表示する表示装置と、投入され
た現金の真偽、正損を鑑別し、真でかつ正と鑑別された
ものを金種別に収納するとともにこの収納庫から指定金
種で指定枚数の現金を取出して出金する入出金装置と、
前記入力手段と前記表示装置および前記入出金装置の作
動を制御する制御装置とを備え、前記入力手段に前記入
出金装置に対する現金の回収場所を指定する指定手段を
設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によると、入出金装置に対する現金の回収場
所を指定する指定手段を設けたことにより、前記制御装
置は前記表示装置に現金の回収場所の選択案内画面と現
金回収後の回収金額データとを表示させるとともに前記
指定手段の指定により前記入出金装置に指定された場所
への現金回収の指令を出し、前記入出金装置は前記指令
により入出金装置内の現金を指定された場所へ回収する
ことができる。
〔実施例〕 本発明の実施例を銀行における窓口装置の例で説明する
説明にあたりまず、本発明に係る銀行の窓口における各
種取引きの処理業務を遂行するための機器類のレイアウ
トを第2図に示す。
操作キーボード1は、行員が各種取引きく預金。
支払、振込、振替等)に応じた処理プログラムを呼び出
したり、各取引きに応じた項目及びデータを入力するも
のであり、表示部2は、操作キーボード1からの入力に
より、各種取引きに応じた画面を表示し、入力データ及
び処理結果等を表示して行員操作を誘導するものであり
、印字部3は各種取引きの結果、取引き合計金額及び精
査金額等を通帳、伝票及びその他の単票類に印字するも
のであり、制御部4は、前記操作キーボード1、表示部
2、印字部3を接続制御すると共に、中央処理装置とオ
ンラインで接続する機能を有し、各種取引きをいわゆる
オンライン処理するものである。
以上の操作キーボード1、表示部2、印字部3及び制御
部4をまとめて窓口装置8又はテラーズマシン(略称T
M)と一般に呼んでいるものである。
窓口装置8は制御部4を介して、入出金装置5をオンラ
インで接続し、主に、貨幣の入金及び出金動作を行なわ
せる指令を送信し、その動作結果を受信する機能をも有
し、窓口における現金の受入れ及び払出しをテラーが手
許で行なえるようにしている。
入出金装置5は、前記の通り、現金の入金及び出金動作
を窓口装置8からの指令を受けて行なうとともに、その
結果を窓口装置8に返送することを主な機能としている
ものである。
以上説明した各機器の接続形態をブロック図として表わ
すと、第3図の通りである。
なお、テラー机6は操作キーボード1、表示部2等を配
置すると共に、テラー業務のための作業机であり、カウ
ンタ7は銀行のフロア−側に位置し、顧客からの持込み
伝票、現金及び通帳類を受渡しするためのテーブルであ
る。
以下に第1図を参照して、入出金装置5の構成を説明す
る。この入出金装置5は上部ユニット10、中間ユニッ
ト11、及び下部ユニット12により成っている。
上部ユニット10は前面上部に、紙幣の投入口重3、放
出口14が設けられている。投入口13の底面奥側には
一括して投入された紙幣を分離して1枚づつ取込むため
の入金分離機構15が設けられ、投入口13から見てそ
の後方には、1枚づつ送込まれて来た紙幣の真偽、正損
9表裏、2枚取出し及び斜行等を鑑別及び検知するため
に設けられた鑑別部16が配置されている。さらにその
後方には、表裏取揃え機構17が設けられ、鑑別部16
の鑑別結果で裏面と判定された紙幣の場合には切替ゲー
ト22を図示しないマグネットを駆動することにより作
動して走行路を切替えて表裏取揃え部17に送り込んで
表面に揃える機能を行なうように配置している。
走行路19は、切替ゲート23により装置内に取込むべ
く誘導搬送された紙幣を中間ユニット11に引き渡すた
めに設けられた搬送路であり、走行路18は、下部ユニ
ット12、中間ユニット11の走行路によって搬送され
て来た紙幣を受は継ぎ、鑑別部16に送込むための搬送
路である。また切替ゲート23が図示しないマグネット
を駆動することにより作動すると、鑑別部16を通過し
て搬送された紙幣は走行路20に送込まれ、走行路20
によって放出口の上面奥側に配置された放出口集積部2
1に搬送される。放出口集積部21で搬送されて来た紙
幣は放出口14に集積され、テラーは一括して紙幣を取
出すことができる。
中間ユニット11は、主に、金種別、正損別の一時保留
部であり、取込み紙幣の集積部24,25゜26.27
と、金種別、正損別一時保留部28゜29.30.31
と、金種切分はゲート36.37゜38.39と、出金
リジェクト紙幣落とし込み部40と、下部ユニット12
から上部ユニット10への走行路41とから成っている
。上部ユニット10の走行路19から搬送されて来た紙
幣が鑑別部16の鑑別結果で五千円券であると判定され
ていた場合には図示しないマグネットを駆動することに
より、五千円券切分はゲート39を作動し、五千円券集
積部27に送込む。五千円券集積部27は送り込まれた
紙幣を五千円券一時保留部31に順次集積する。同様に
して、千円券であると判定されていた場合には、千円券
切分はゲート38を作動し、千円券集積部26に送込み
、千円券集積部26は千円券一時保留部30に順次集積
する。
また万円券であると判定されていた場合には万円券切分
はゲート37を作動し、万円券集積部25に送込み、万
円券集積部25は、万円券一時保留部29に順次集積す
る。
なお、前記鑑別部16の鑑別結果で、損券又は還流対象
外紙幣(例えば五百円券)と判定された紙幣及び後述す
る金種別の収納庫から、一括収納庫への回収処理のとき
は、前記金種切分はゲート37.38.39のいずれも
作動させず、一括/入金切分はゲート36を作動させ、
一括/入金集積部24に送り込み、一括/入金集積部2
4は一括/入金一時保留部28に順次集積する。
出金リジェクト紙幣量し込み部40は出金取引きにおい
て後述する金種別の収納庫から取り出した紙幣が、前記
鑑別部16を通って、出金不適金券と判定された場合に
、後述のりジエクト紙幣収納庫に送り込むための搬送部
である。
一時保留部シャッタ32,33,34.35は図示しな
い一つのマグネットに連結されており、該マグネットを
駆動することにより、−斉に、一時保留部28,29,
30.31の側面に連結している部分を回転中心にして
、中央部が下側に回動する。この動作で、一時保留部2
8. 29.30゜31に集積されている状態のとき、
金額不足又は、取引き不可能な顧客であった等の理由で
テラーが取消操作を行なうと、中間ユニット11のロッ
クが解除され、中間ユニット11を前方に引出すことに
より、一時保留部28,29.30.31に集積してい
た紙幣を取出せるようになっている。
また監査キーを使用することにより、行員の意志で、中
間ユニットの各部に残留している紙幣を取出せるように
しているため、ジャム発生時にも容易に紙幣の取出し操
作ができる。
下部ユニット12は一括/入金収納庫43と、金種別収
納庫44,45.46と収納庫からの取出し分離機構4
7.48,49.50と、リジェクト紙幣収納庫42と
収納庫から一枚づつ取出した紙幣を搬送する走行路51
とで構成される。
五千円券収納庫46は、前記五千円券一時保留部31か
ら紙幣を受は入れて集積する機能と、分離機構50によ
り、1枚づつ繰出す機能とを存する五千円券の収納庫で
ある。
同様にして45は千円券の収納庫、49は千円券の分離
機構であり、44は万円券の収納庫、48は万円券の分
離機構であり、43は一括収納券/入金還流不可能券の
収納庫、47は一括収納券の分離機構である。
リジェクト紙幣収納庫42は、出金取引において金種別
収納庫44,45.46から繰出した紙幣のうち、鑑別
部16の鑑別結果で斜行又は2枚以上の重なり(型土)
を検知し、出金不可能券と判定した紙幣を収納する収納
庫である。
走行路51は一括/入金収納庫43及び金種別収納庫4
4,45.46から繰出した紙幣を搬送し中間ユニット
11の走行路41に送込むための搬送路である。
一括/入金収納庫43及び金種別収納庫44゜45.4
6.には、それぞれ、光学センサとして、紙幣のフル検
知器54a、54b、54す、54dとニアフル検知器
55a、55b、55c、55dとニアエンド検知器5
6 a、  56 b、  56 c。
56dと、エンド検知器57a、57b、57c。
57dとが取付けられており、収納庫内の紙幣量を管理
する手段としている。
また、リジェクト紙幣収納庫42には、紙幣のフル検知
器53が取付けられており、光学的にリジェクト紙幣収
納庫42の紙幣のフルを検出している。
下部ユニット12の前面には扉があり、監査キーを使用
することにより、該扉を開けて、図示しない収納庫ラン
クを前方に引出すことができる構造となっている。
収納庫ラックを引出すことにより、前記の各収納庫は抜
取れるように配置されている。
前記各収納庫には、共通の錠が付いており、キーで扉を
開け、紙幣の装填及び抜取り操作を行なうことができる
なお、上部ユニフl−10、中間ユニッl−11、下部
ユニット12には、紙幣を分離、集積、*送するための
動力源として、それぞれ独立した、図示しないモータを
実装し、動力伝達機構を配置しである。
次に、入金取引、出金取引、装填処理及び回収処理の運
用手順に基づいて、第4図〜第18図を用いて実施例を
説明する。
第4図は操作キーボード1の詳細図であり、0〜9のテ
ンキー、000.  ・、−キー及びデータ入力時の制
御キー(タブ、バンクタブ、スキップ。
−2−及びクリアキー)を中央手前に配置し、取引き課
目選択、その他の業務選択、窓口装置8を構成する各機
器(入出金装置5を含めて)の起動。
制御及び停止を指示するための手段として、ファンクシ
ョンキーFKI〜FK54を周囲に配置している。
表示部2には一般的にCRTディスプレイが使用されて
おり、操作キーボード1を操作して、業務項目に対応し
た画面を呼び出すと、その後は、画面にそって各機を操
作していくことにより処理が進むように制御部4に、あ
らかじめプログラムしである。
第5図は表示部2のアイドル時の画面表示内容であり、
操作キーボード1のキー入力で業務選択することにより
、それに対応したプログラムが選択され、その画面が表
示される。
〈入金取引き〉 行員(テラー)が第4図に示す操作キーボード1の入金
処理を実行するファンクションキーFK20 (自動入
金キー)を押下すると、制御部4は、   ゛入金処理
を開始するプログラムを選択、実行し、表示部2の画面
を第5図に示すアイドル時の画面から、第8図(a)に
示す、自動入金の画面に転換させる。また入出金装置5
に対して、入金処理開始の命令(以後コマンドという)
を送信する。
入出金装置5は入金処理開始のコマンドを受信すると、
内部状態を入金モードに切替えて、紙幣の投入を待つ。
投入口13に紙幣がセットされたことを検知すると、制
御部4から定期的に送信している状態センスコマンドに
対して、投入口紙幣セット有りの上方を付加して応答電
文(以下レスポンスと呼ぶ)を返送する。
次に制御部4は、入金計数コマンドを送信し、投入口に
セットされた紙幣の計数を指示する。
以下、入出金装置5の処理手順を第6図に基づいて説明
する。
投入口13にセットされた紙幣を下から順に1枚づつ入
金分離機構15の動作によって、装置内部に取込み、走
行路によって鑑別部16に送込む。
゛鑑別部16では、搬送されて来た紙幣を1枚づつ順次
真偽鑑別、正損判別4表裏判別及び走行状態検知して、
後方に位置する表裏取揃え機構17に、走行路を介して
送込む。
前記鑑別部16で、真紙幣かつ表面と判定した紙幣と、
偽券と判定したものは表裏取揃え機構17の入口に位置
している切替ゲート22を作動させず、(イ)のルート
を通って切替ゲート23に向かう。
偽券と判定されたものが来た場合には、切替ゲート23
が作動して、上側に搬送し、走行路20によって(チ)
のルートを後方から前方に向って搬送し、放出口集積部
21に到達させる。放出口集積部21では、搬送されて
来た紙幣を1枚づつ放出口14に集積する。放出口14
に集積された紙幣はいわゆる入金リジェクト紙幣である
真紙幣かつ表面と判定された紙幣が来た場合は、切替ゲ
ート23が作動せず、下側に向って(ハ)のルートを通
って中間ユニット11に向かう。
前記鑑別部16で真紙幣かつ裏面と判定した紙幣の場合
には、表裏取揃え機構17の入口に位置している切替ゲ
ート22を作動させて(0)のルートに送り込み、表裏
取揃え機構17を通過することにより、搬送している紙
幣の先端と後端を逆転させて表面にして(ハ)のルート
に送り出し、走行路19によって中間ユニット11に送
り込む。
なお、(イ)のルートを通過する時間と(U)のルート
を通過する時間は、同一になるように両ルートが配設さ
れている。
中間ユニッl−11では、表面に揃った紙幣が矢印の方
向に、走行路にそって搬送される。
ここで、五千円券の正券で出金に再利用できる紙幣が搬
送されて来た場合には五千円券切分はゲート39を作動
して五千円券集積部27に送込み、五千円券一時保留部
31に集積する。同様にして、千円券の正券で出金に再
利用できる紙幣の場合には、千円券切分はゲート38を
作動して千円券集積部26に送り込み、千円券一時保留
部30に集積し、万円券の正券で出金に再利用できる紙
幣の場合には、万円券切分はゲート37を作動して万円
券集積部25に送り込み、万円券一時保留部29に集積
する。
損券又は、出金不可能券(例えば五百円券や、改刷以前
の紙幣)の場合は還流対象外紙幣として、一括/入金切
分はゲート36を作動して、一括/入金集積部24に送
込み一括/入金一時保留部28に集積する。
以上の動作によって、投入口13にセットされた紙幣の
入金計数処理が完了すると入出金装置5は、制御部4に
対して入金計数終了のレスポンスを返送し、そのデータ
として、各金種別に計数した枚数を還流紙幣と還流対象
外紙幣とに分けて付加する。
制御部4はこのデータを受けて、金種別の金額と合計の
金額を演算し、第8図(b)に示す通り表示部2に表示
するとともに、このデータを入金枚数としてカウント記
憶しておく。
本実施例では、万円券5枚(50,000円)と五千円
券1枚(5,000円)を入金計数し、合計金額55.
000円となった場合を示している。
一方、テラーには伝票等に記入されている入金金額を操
作キーボード1を操作して入力せしめるように誘導して
おり、テンキーにより入金金額を入力し、入金処理させ
るファンクションキーFK47を押下することにより、
第8図(C)に示す通り、表示部2に表示する。本実施
例では、53.000円の入金である。
以上のデータを得ることにより、制御部4は、入出金装
置5で入金計数した金額と、操作キーボード1からの入
金金額とを差引き演算し、その結果を表示部2に表示す
る。表示内容は第8図(d)の通りである。
本実施例では、 55 、000−53 、000 = 2.000とな
り2,000円を顧客に釣銭として渡すことになる。こ
の釣銭はテラーが手もとにある現金から渡す場合と入出
金装置5からの紙幣放出によって渡す場合とがある。手
もとの現金を渡す場合はその旨を入力する必要があるた
め、該当ファンクションキーFK41  (釣銭キー)
を押下する。
制御部4はこの入力を受けて差額を“0”として処理を
終了する。
入出金装置5から釣銭を放出する場合は、別のファンク
ションキーFK39  (自動釣銭キー)を゛押下する
制御部4はこの入力を受けて、第8図(e)の内容を表
示部2に表示し、入出金装置5に対して、先ず、55,
000円を収納庫に収納するコマンドを送信し、次に釣
銭(2,000円=千円券2枚)の出金を指示するコマ
ンドを送信する。
入出金装置5は前記コマンドを受信して先ず中間ユニッ
ト11の一時保留部28,29,30゜31に集積して
いた入金紙幣を、一時保留部シャッタ32,33,34
.35を同時に下側に解放して、収納庫43.44,4
5.46に収納する。
次に、千円券収納庫45から、取り出し分離機構49を
作動させて千円券を1枚づつ、2枚(2,000円)繰
出す。繰出された紙幣は、第7図に示す通り、走行路5
1.41.18を通過して鑑別部16に送り込まれる。
鑑別部16では指定通りの紙幣が搬送されて来たかどう
かを鑑別し、指定通りであれば、切替ゲート23を作動
させて、走行路20に送り込み、放出口集積部21に達
した紙幣は放出口14に集積される。なお、鑑別部16
で、指定通りの紙幣でない又は、出金不可能券と鑑別し
た場合には切替ゲート23を作動させず、下側に向けて
搬送し、走行路19を通って、中間ユニット11を点線
の通り搬送して出金リジェクト紙幣落とし込み部40か
ら、リジェクト紙幣収納庫42に送込む。そして再び千
円券収納庫45から繰出して、鑑別を行なうことを繰返
す。
以上の如く、釣銭放出動作を完了すると、入出金装置5
は、釣銭の放出完了を通知するレスポンスを返送し、そ
のデータとして、放出金種とその枚数を付加する。
制御部4は、これを受信して、出金枚数としてカウント
し記憶しておく。
以上で、入金及び釣銭放出の動作及び処理が完了し、印
字部3に顧客の通帳及び伝票等をセットすると、前記取
引きの結果を印字する。印字内容やフォーマットについ
ては、通帳及び伝票によってさまざまであるため、ここ
では、説明を省略する。なお、制御部4と、中央処理装
置(図示しない)との通信についても、周知の通りであ
るため、説明を省略する。
入金取引きの処理が終了すると、次の操作に備えるため
、表示部2の画面を第5図に示す業務選択の画面に戻し
ておく。
〈出金取引き〉 第4図に示す操作キーボード1のテンキーを操作して、
出金金額(16,000円)を入力し、入出金装置5か
らの自動出金を指示するファンクションキーFK51(
自動支払)を押下すると制御部4は、出金処理を開始す
るプログラムを選択、実行し、表示部2の画面を第5図
に示すアイドル時の画面から第9図fa)に示す、自動
支払の画面に転換させる。また入出金装置5に対して出
金処理開始のコマンドを送信する。
入出金装置5は、出金処理開始のコマンドを受信すると
内部状態を出金モードに切替えて、放出する紙幣の金種
と枚数の指示を待つ。
次に、操作キーボード1のファンクションキー33を操
作することにより、表示部2の画面が第9図山)の通り
となり、出金する金種を指示出来る状態となる。
ここで、操作キーボード1のテンキーを操作して金種別
の出金金額を入力して、確認するファンクションキー4
3を押下すると、第9図(C)の通りの画面となる。な
お、金種別の出金金額の合計が、前記出金金額(16,
000円)と一致しない場合は、データ異常の表示を画
面上に行い、テラーに通知するように制御している。合
計金額の一致がとれると、制御部4は、入出金装置5に
対して出金コマンドに金種別の枚数を付加して送信し、
出金紙幣の計数を指示する。
入出金装置5の処理、動作内容は、前記自動釣銭の時と
同一になるため第7図を使用して説明する。
出金計数の指示が万円券1枚、五千円券1枚、千円券1
枚であるため、先ず、万円券収納庫44のエンド検知器
57bが、エンド検知していないかどうかを判定する。
エンド検知している場合は、出金不可の上方を付加して
レスポンスを返送する。
エンド検知していない場合は取り出し分離機構48を作
動して万円券1枚を繰出す。
繰出された紙幣は、第7図の矢印の通り、走行路51,
41.18を通過して鑑別部16に送込む。鑑別部16
では指定通りの紙幣かどうか鑑別し、指定通りであれば
、切替ゲート23を作動させて、走行路20に送込み、
放出口集積部21に達した紙幣は、放出口14に集積さ
れる。
なお、鑑別部16で指定通りでない又は、出金不可能界
と鑑別した場合には、切替ゲート23を作動させず、下
側に向けて搬送し走行路19を通って、中間ユニット1
1を点線の通り搬送して、出金リジェクト紙幣落し込み
部40から、リジェクト紙幣収納庫42に送込む。そし
て、再び万円券収納庫44から繰出して、鑑別を行なう
ことを繰返す。
万円券の放出が終ると、次は五千円券収納庫46から五
千円券1枚の放出を万円券と同様にして行なう。その後
、引き続いて、千円券収納庫45から千円券一枚の放出
を同様に行い、制御部4からの指示枚数の出金が完了す
ると、完了のレスポンスを返却し、そのデータとして放
出金種とその枚数を付加する。制御部4はこれを受信し
て、出金枚数としてカウントし記憶しておく。
以上で、出金取引きの動作及び処理が完了し、印字部3
に顧客の通帳及び伝票等をセットすると、前記取引きの
結果を印字する。
印字内容及びフォーマットについては、通帳及び伝票に
よってさまざまであるため、ここでは説明を省略する。
なお、制御部4と中央処理装置(図示しない)との通信
についても周知の通りであるため、説明を省略する。
出金取引きの処理が終了すると、次の操作に備えるため
、表示部2の画面を第5図に示す業務選択の画面に戻し
ておく。
〈金庫装填〉 操作キーボード1の資金登録処理の実行を指示するファ
ンクションキーFK28  (資金登録キー)を押下す
ると制御部4は、資金登録を行なうプログラムを選択、
実行し表示部2の画面を第5図に示すアイドル時の画面
から第11図(a)に示す資金登録の画面に転換させる
ここで第11図(b)に示すように、金庫装填1、投入
口装填2、金庫回収3、投入口回収4の中から金庫装填
1を選択して、〔1〕を入力し、処理を実行させるファ
ンクションキーFK32(自動登録キー)を押下する。
制御部4はこれらの入力を受けて、入出金装置5に対し
て、金庫装填動作の開始を指示するコマンドを送信する
。入出金装置5は、金庫装填動作開始のコマンドを受信
すると、内部状態を金庫装填モードに切替えて、一括/
入金収納庫43のエンド検知器57aがエンド検知して
いないこと、すなわち、装填するべき紙幣があらかじめ
セットされていることを確認する。エンドを検知してい
た場合は動作不可の情報を付加してレスポンスを返送し
、この処理は中止される。エンドを検知していないこと
を確認すると、金庫装填動作を開始する。
以下、入出金装置5の動作を第10図に基づいて説明す
る。取り出し分離機構47を作動して、一括/入金収納
庫43にセットされていない紙幣を下側から順に1枚づ
つ繰出し、第10図の矢印の通り、走行路51.41.
18を通過して鑑別部16に送込む。鑑別部16では、
送込まれて来た紙幣を一枚づつ順次、真偽鑑別、正損判
別2表裏判別及び、走行状態検知して後方位に位置する
表裏取揃え機構17に走行路を介して送り込む。
前記鑑別部16で、表面と判定した紙幣は、表裏取揃え
機構17の入口に位置している切替ゲート22を作動さ
せず走行路にそって切替ゲート23に向って進み、切替
ゲート23も作動させないで、下側に向って搬送し、走
行路19によって中間ユニット11に向かう。
前記鑑別部16で裏面を判定した紙幣の場合には、表裏
取揃え機構17の入口に位置している切替ゲート22を
作動させて、表裏取揃え機構17に送込み、表面にして
走行路19に向けて搬送し、走行路19によって中間ユ
ニット11に送込む。
中間ユニット11では、表面に揃った紙幣が矢印の方向
に走行路にそって搬送される。
ここで、五千円券の正券で、出金用として装填できる紙
幣が搬送されて来た場合には、五千円券切分はゲート3
9を作動して、五千円券集積部27に送込み、五千円券
一時保留部31に集積する。
同様にして、千円券の正券で出金用として装填できる紙
幣の場合には、千円券切分はゲート38を作動して、千
円券集積部26に送込み、千円券一時保留部30に集積
し、万円券の正券で出金用として装填できる紙幣の場合
には、万円券切分はゲート37を作動して万円券集積部
25に送込み、万円券一時保留部29に集積する。
以上の動作は一括/入金収納庫43にセットされた紙幣
がなくなるまで繰返えされるが、途中で、一時保留部2
9,30.31のいずれか一つの保留枚数が保留許容値
(例えば100枚)に達した゛場合には、取り出し分離
機構47の動作を中断して、一時保留シャッタ33,3
4.35を同時に下側に解放して収納庫44,45.4
6へ保留していた紙幣を収納させる。
収納動作が完了し、一時保留部シャッタ3゛3゜34.
35かもとの状態に戻った時点で、取り出し分離機構4
7を再び作動させて、装填動作を繰返す。
一括/入金収納庫43の紙幣がなくなり、エンド検知す
ると、取出し分離機構47は停止し、最後の紙幣が中間
ユニット11の一時保留部33゜34.35に到達する
と走、行路による搬送動作も停止する。一時保留部33
,34.35の紙幣は収納庫44,45.46に収納さ
れて金庫装填動作は終了する。
なお、前記鑑別部16の鑑別結果で、損券又は装填不可
能券(例えば五百円券や改刷以前の紙幣)と判定された
紙幣の処理は次の3通りの方法がある。
第1の方法は第10図に示す(イ)のルートであり、一
括/入金一時保留部28に集積する。この場合には一括
/入金保留部シャッタ32の動作は、他の一時保留部シ
ャッタ33.34.35の動作と異なるため、異なる駆
動源(マグネット)を持つことになる。
金庫装填動作が終了した後で、一括/入金収納庫43に
収納しても良いし、中間ユニット11のロックを解除し
てテラーに取出すべ(誘導しても良い。
この方法は、出金リジェクト紙幣と区別することができ
、中間ユニット11又は、一括/入金収納庫43を引出
して、装填不可能券を装填処理の直後にかぞえることが
できるという利点がある。
第2の方法は、第10図に示す(II+)のルートであ
り、出金リジェクト紙幣落し込み部40に送込んで、リ
ジェクト紙幣収納庫42に収納する。
この方法は、出金リジェクト紙幣と一括して収納してお
き、業務終了まで、操作する必要がないという利点があ
る。
第3の方法は第10図に示す(ハ)のルートであり、切
替ゲート23を作動させて走行路20によって放出口集
積部21に送込み放出口14に集積する。
この方法は、中間ユニット11及び一括/入金収納庫4
3を操作せずに装填不可能を処理できるという利点があ
る。
いずれの方法を採用するかは、使用者の資金の運用管理
形態によって選択、決定できるようになっている。
入出金装置5は、金庫装填終了のレスポンスを返送しそ
のデータとして、各金種別に装填した計数枚数を付加す
る。制御部4はこのデータを受けて、第11図(C1に
示す如く、表示部2に各金種別の装填金額と、合計装填
金額を表示する。
この例では万円、五千円、千円の各金種につき100枚
づつ合計1,600.000円の資金を入出金装置5に
装填したことになる。
この画面で判断して、妥当であると判断すると、登算を
指示するファンクションキーFK36(登算キー)を押
下する。これを受けて制御部4は装填枚数としてカウン
トし記憶しておく。ここで、印字部3に伝票をセントす
ると、装填金額を印字する。そして、画面は第5図に示
すアイドル時の画面に戻る。
〈金庫回収〉 操作キーボード1の資金登録処理の実行を指示するファ
ンクションキーFK28(資金登録キー)を押下すると
、制御部4は資金登録を行なうプログラムを選択、実行
し表示部2の画面を第5図に示すアンドル時の画面から
第11図(alに示す資金登録の画面に転換させる。
ここで、第15図(alに示すように、金庫回収3を選
択して〔3〕を入力し、処理を実行させるファンクショ
ンキーFK32 (自動登録キー)を押下する。
制御部4はこれらの入力を受けて、入出金装置5に対し
て、金庫回収動作の開始を指示するコマンドを送信する
入出金装置5は金庫回収動作開始のコマンドを受信する
と、内部状態を金庫回収モードに切替えて、各金種別収
納庫44,45.46の全てがエンド検知していないこ
と、すなわち、回収するべき紙幣が、金種別収納庫44
,45.46のいずれかに存在することをi認する。金
種別収納庫の全てがエンドを検知していた場合には、動
作不可の情報を付加してレスポンスを返送しこの処理は
中止される。
いずれか一つの収納庫でもエンドを検知していないこと
を確認すると、金庫回収動作を開始する。
以下、入出金装置5の動作を第14図に基づいて説明す
る。
先ず、五千円券取出し分離機構50を作動して、五千円
券収納庫46に収納されている紙幣を下側から順に一枚
づつ繰出し、第14図の矢印の通り、走行路51,41
.18を通過して鑑別部16に送込む。鑑別部16では
送込まれて来た紙幣を1枚づつ順次、真偽鑑別1表裏判
別及び走行状態検知して後方に位置する表裏取揃え機構
17に走行路を介して送り込む。なお、各金種別収納庫
44゜45.46に収納されている紙幣は、収納される
際に、表裏取揃え処理をされているため基本的には、こ
の時に表裏取揃え機構17に送り込まれることはなく、
切替ゲート23に向かって搬送される。切替ゲート23
も作動させないで、下側に向って搬送し、走行路19に
よって中間ユニット11に向かう。
中間ユニット11では、紙幣が矢印の方向に走行路にそ
って実太線の通り搬送され、一括/入金切分はゲート3
6を作動して一括/入金集積部24に送込まれ、一括/
入金一時保留部28に集積される。
入出金装置5は金種別に計数しながら以上の動作を繰返
し、五千円券収納庫46がエンド検知すると、次は千円
券収納庫45が繰出して、前記の動作を実行する。さら
に千円券収納庫45がエンド検知すると、万円券収納庫
44から繰出して、同一の動作を実行する。かくして各
金種別収納庫の紙幣を五千円券、千円券、万円券の順に
一括/入金収納庫43に計数しながら集積する。
なお、回収動作の途中で一括/入金収納庫43のフル検
知器54aがフルを検出すると、回収動作は中断し、そ
の情報を制御部4に返送する。制御部4は、これを表示
部2の空欄に、「一括/入金収納庫フル」を表示して、
一括/入金収納庫に収納された紙幣の回収を指示する。
監査キーを用いて下部ユニット12の前面の扉を開け、
収納庫ラックを前方に引出し、一括/入金収納庫を抜取
り、収納庫キーを用いて、収納庫の扉を開けて紙幣を全
て取出す。
収納庫の扉を閉じて、前記と逆操作により、収納庫をセ
ットし、下部ユニット12をセットし終ると回収動作が
再び行われる。
また、一括/入金一時保留部28についても、保留許容
枚数(例えば100枚)に達すると、金種別収納庫から
の取出し分離機構の動作を中断して、一括/入金一時保
留部シャフタ32を下側に開放して、収納庫43へ収納
させる。収納動作が完了し一括/入出一時保留部シャッ
タ32がもとの状態に戻った時点で再び取出し分離機構
を作動して回収動作を繰返す。
かくして、万円券収納庫44がエンド検出すと、取出し
分離機構48が停止し、最後の紙幣が一括/入金一時保
留部28に到着すると、走行路による搬送動作も停止す
る。さらに一括/入金一時保留部28の紙幣は収納庫4
3に収納されて、金庫回収動作は終了する。
なお、前記鑑別部16の鑑別結果で、金種判定不能券又
は走行状態不良券(斜行、2枚以上の重なり紙幣)と判
定された紙幣の処理は次の3通りの方法がある。
第1の方法は第14図に示す(イ)a、b、cのルート
であり、各金種別収納庫44,45.46から繰出した
紙幣を該当する一時保留部29,30゜31に集積する
さらに、金庫回収動作が終了した後で、各金種別収納庫
に収納しても良いし、中間ユニット11のロックを解除
して、テラーに取出すべく誘導しても良い。
この方法は、出金リジェクト紙幣と区別することが出来
て、中間ユニット11又は、金種別収納庫44,45.
46を引き出して、回収不能券を回収処理の直後にかぞ
えることが出来るという利点がある。
第2の方法は、第14図(ロ)のルートであり、出金リ
ジェクト紙幣落し込み部4oに送込んで、リジェクト紙
幣収納庫42に収納する。この方法は、出金リジェクト
紙幣と一括して収納しておき、業務終了後、計数不能券
としてまとめて処理出来ると言う利点がある。
第3の方法は第14図(ハ)のルートであり、切替ゲー
ト23を作動させて、走行路20によって、放出口集積
部21に送込み、放出口14に集積する。
この方法は中間ユニット11及び下部ユニット12を操
作せずに装填不能券を処理できるという利点がある。
また、第1の方法で各金種別収納庫4.4,45゜46
に収納する方法をとった場合には再度回収動作を実行し
、金種判別出来たものは、一括/入金収納庫43に集積
し、それでも判別不可能なものは、前記第2の方法又は
、第3の方法により、リジェクト紙幣収納庫42に収納
するか、放出口14に集積するというやり方も出来る。
この方法を゛とれば、さらに完全な自動回収処理が出来
るという利点がある。
以上の処理を終了した入出金装置5は金庫回収終了のレ
スポンスを返送し、そのデータとして、各金種別に回収
した計数枚数を付加する。
制御部4はこのデータを受けて、第15図(b)に示す
如く、表示部2に各金種別の回収金額と、合計回収金額
を表示する。
この例では、万円券を300枚、五千円券を50枚、千
円券を200枚、合計で3,450,000円の資金を
回収したことになる。
この画面で判断して、妥当であると判断すると、登算を
指示するファクションキーFK36(登算キー)を押下
する。これを受けて制御部4は回収枚数としてカウント
し記憶しておく。
ここで、印字部3に伝票をセットすると、回収金額を印
字する。そして画面は、第5図に示すアイドル時の画面
に戻る。
く放出口回収〉 操作キーボード1の資金登録処理の実行を選択するファ
ンクションキーFK28  (資金登録キー)を押下す
ると、制御部4は、資金登録を行なうプログラムを選択
実行し、表示部2の画面を第5図に示すアイドル時の画
面から第11図(a)に示す資金登録の画面に転換させ
る。ここで第17図(a)に示すように、放出口回収4
を選択して〔4〕を入力し、処理を実行させるファンク
ションキーFK32(自動登録キー)を押下する。
制御部4はこれらの入力を受けて入出金装置5に対して
、放出口回収動作の開始を指示するコマンドを送信する
入出金装置5は放出口回収動作開始のコマンドを受信す
ると、内部状態を放出口回収モードに切替えて、各金種
別収納庫44,45.46の全てがエンド検知していな
いこと、すなわち、回収するべき紙幣が金種別収納庫4
4,45.46のいずれかに存在することを確認する。
金種別収納庫の全てがエンドを検知していた場合には、
動作不可の情報を付加してレスポンスを返送し、この処
理は中止される。
、 いずれかの一つの収納庫でもエンドを検知していな
いこと確認すると、放出口回収動作を開始する。
以下、入出金装置5の動作を第16図に基づいて説明す
る。
先ず、五千円取り出し分離機構50を作動して、五千円
収納庫46に収納されている紙幣を下側から順に1枚づ
つ繰出し、第16図の矢印の通り、走行路51.41.
18を通過して、鑑別部16に送込む。鑑別部16では
、送り込まれて来た紙幣を1枚づつ順次、真偽鑑別1表
裏判別及び走行状態検知して、後方に位置する表裏取揃
え機構17に、走行路を介して送込む。なお、各金種別
収納庫44,45.46に収納されている紙幣は、収納
される際に、表裏取揃え処理をされているため、基本的
には、この時に表裏取揃え機構17に送込まれることな
く、切替ゲート23に向って搬送される。切替ゲート2
3を作動させることにより、上側に向って搬送し、走行
路20によって、放出口集積部21に達した紙幣は放出
口14に集積される。
入出金装置5は、金種別に計数しながら以上の動作を繰
返し、五千円収納庫46がエンドを検知すると、次は千
円収納庫45から繰出して、前記の動作を実行する。さ
らに千円券収納庫45がエンドを検知すると、万円券収
納庫44から繰出して、同一の動作を実行する。
さらに、一括/入金収納庫43に収納されている紙幣も
同様にして繰出して、回収することも可能である。
かくして、各金種別収納庫の紙幣を放出口に順次集積す
る。なお、回収動作の途中で、放出口集積許容枚数(例
えば100枚)に達した場合には回収動作を中断し、そ
の情報を制御部4に返送する。制御部4は、これを表示
部2の空欄に「放出口フル」を表示して、放出口の紙幣
の抜取りを指示する。放出口の紙幣が抜取られると、回
収動作が再び行なわれる。
かくして、万円券収納庫44がエンドを検出すると、取
出し分離機構48が停止しく一括/入金収納庫43の紙
幣も回収する場合は、一括/入金収納庫43がエンドを
検出すると、取出し分離機構47が停止し)最後の紙幣
が放出口14に集積されると走行路による搬送動作を停
止する。そして放出口14の紙幣が抜き取られると放出
口回収動作は終了する。
なお、前記鑑別部16の鑑別結果で、金種判定不能券又
は、走行状態不良券(斜行、2枚以上の重なり紙幣)と
判定された紙幣の処理は次の3通りの方法がある。
第1の方法は、第16図に示す(イ)a、b、c。
dのルートであり、各金種別収納庫43,44゜45.
46から繰出した紙幣を該当する一時保留部28,29
,30.31に集積する。
さらに、放出口回収動作が終了した後で、各金種別収納
庫に収納しても良いし、中間ユニット11のロックを解
除して、テラーに取り出すべく誘導してもよい。
この方法は、出金リジェクト紙幣と区別することが出来
て、中間ユニット11又は金種別収納庫43.44.4
5.46を引き出して、回収不能券を回収処理の直後に
かぞえることが出来るという利点がある。
第2の方法は、第16図に示す(イ)dのルートであり
、一括/入金一時保留部28に集積する。
第1の方法と同様に一括/入金収納庫43に収納しても
良いし、中間ユニット11のロックを解除して、テラー
に取り出すべく誘導しても良い。
この方法は、第1の方法と同様の利点があるが、さらに
は一括/入金一時保留部28又は、一括/入金収納庫4
3だけを取出して回収不能券をがぞえることが出来ると
いう利点がある。
第3の方法は、第16図に示す(+])のルートであり
、出金リジェクト紙幣落し込み部4oと送込んで、リジ
ェクト紙幣収納庫42に収納する。
この方法は、出金リジェクト紙幣と一括して収納してお
き、業務終了後、計数不能券としてまとめて処理出来る
という利点がある。
また第1の方法及び第2の方法で、一括/入金収納庫4
3及び各金種別収納庫44,45.46に収納する方法
をとった場合には再度回収動作を実行し、金種判別出来
たものは、放出口14に集積し、それでも判別不可能な
ものは第3の方法により、リジェクト紙幣収納庫42に
収納するという方法も取れる。
この方法をとれば、さらに完全な自動回収処理が出来る
という利点がある。
以上の処理を終了した入出金装置5は放出口回収終了の
レスポンスを返送し、そのデータとして各金種別回収し
た計数枚数を付加する。制御部4は、このデータを受け
て、第17図(b)に示す如く表示部2に各金種別の回
収金額と合計金額を表示する。
この例では、万円券を200枚、五千円券を70枚、千
円券を200枚、五百円券を10枚、合計で2.555
.000円の資金を回収したことになる。
この画面で判断して、妥当であると判断すると、登算を
指示するファンクションキーFK36(登算キー)を押
下する。これを受けて、制御部4は回収枚数としてカウ
ントし記憶しておく。
なお、前記放出口回収動作において、制御部4から、回
収枚数の指定があった場合には、指定のあった金種につ
いて、該当枚数の回収を行わせることも類推される。
登算処理が終了すると、印字部3に伝票をセットするこ
とにより、回収金額を印字する。
そして画面は、第5図に示すアイドル時の画面に戻る。
以上説明したそれぞれの処理は、実際の運用では、次の
処理手順で行われる。
業務開始に先だって、一括/人金収納庫に一括して元方
によりセットして来た紙幣を、金庫装填処理を行うこと
により、各金種別収納庫に装填する。
業務に入ってからは、入金取引き、出金取引き等を随時
行い、収納庫の紙幣がニアエンド又はエンドとなった場
合には、投入口装填処理により、不足紙幣を装填して、
出金取引き業務の続行を可能にする。
また、収納庫の紙幣がニアフル又はフルとなった場合に
は、放出口回収処理により、過剰紙幣を回収し、入金取
引き業務の続行を可能にするとともに、資金の効率的な
運用を図る。
そして業務の終了に当っては、金庫回収処理を行い、各
金種別収納庫の紙幣を全て、一括/入金収納庫に回収し
、元方に全ての紙幣を返却する。
こうした資金の運用に当っては必ずデータで管理し、精
査時に現金とデータをつき合せて、整合を取るようにし
ている。このデータはそれぞれの処理の中で説明して来
たカウンタの値であり、表にまとめると第18図のよう
になる。
表中“装填”は金庫装填と投入口装填との和であり、“
回収“は金庫回収と放出口回収の和である。
“計”及び“合計”の欄の値は、前記装填、入金5出金
及び回収処理によるカウンタ値の加減算結果の差額であ
り、出金時にリジェクト紙幣収納庫に収納された紙幣及
び回収時に金種判定できずに、リジェクトされた紙幣の
和の値と一致するわけである。
即ち、精査時の計数式は、 (装填十入金(金種別子一括/入金))−(回収+出金
十入金(一括/入金)+リジェクトl=0 となる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば還流武人出金
装置を接続制御する制御装置からの指示によって、一括
収納庫又は取引口にセットした貨幣を金種別の収納庫に
自動的に装填し、その枚数を記憶、演算すると共に出金
用の貨幣として準備する手段と、装填時にリジェクトさ
れた貨幣を取引口に放出する手段とを提供したもので、
操作者の作業負担の軽減が図れると共に、資金の確実な
運用が図れるという効果が期待できる。
更に、本実施例では紙幣の入出金装置について説明した
が、硬貨の入出金装置についても、同一の手段を設ける
ことにより、同様の成果が類推できるため適用可能であ
る。
また、同様にして自動取引装置にも適用可能である。
また、本発明では金種別収納庫に現金を装填する過程で
、重なり搬送などによる排除されたりジェクト貨幣を取
引口に放出するようにしたことにより、リジェクト貨幣
を簡単に回収することができ、その枚数の計数や処理を
速やかにかつ容易に行なうことができるとともにその回
収も通常の出金取引と同様の動作で行なうことができ、
特別な操作を必要としない効果がある。更にリジェクト
貨幣の金額をただちに知ることにより現金有り高管理を
確実に行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の入出金装置の動作を説明する断面図、
第2図は本発明に係る銀行窓口装置のレイアウト図、第
3図は本発明に係る銀行窓口装置のブロック図、第4図
は本発明の詳細な説明するための操作キーボードの詳細
図、第5図は本発明に係る表示部のアイドル時の表示内
容図、第6図は本発明の入金取引きを説明する入出金装
置の断面図、第7図は本発明の釣銭動作及び出金取引を
説明する入出金装置の断面図、第8図は本発明の入金取
引き時の表示部の遷移図、第9図は本発明の出金取引き
時の表示部の遷移図、第10図は本発明の金庫装填動作
を説明する入出金装置の断面図、第11図は本発明の金
庫装填時の表示部の遷移図、第12図は本発明の投入口
装填動作を説明する入出金装置の断面図、第13図は本
発明の投入口装填時の表示部の遷移図、第14図は本発
明の金庫回収動作を説明する入出金装置の断面図、第1
5図は本発明の金庫回収時の表示部の遷移図、第16図
は本発明の放出口回収動作を説明する入出金装置の断面
図、第17図は本発明の放出口回収時の表示部の遷移図
、第18図は本発明の一実施例による精査表を示す図で
ある。 1・・・操作キーボード 2・・・表示部 3・・・印
字部4・・・制御部 5・・・入出金装置 13・・・
投入口 14・・・放出口 43・・・一括/入金収納
庫 44,45゜46・・・金種別の収納庫 特許出願人  沖電気工業株式会社 代理人 弁理士  金 倉 喬 二 銀行窓ロ装置のレイアウト図 @ 2 ■ 銀行窓口装置のブロック図 操作キーボードの平面図 (a) 輔 8 ; (d) 入金取引時の表示部の遷移図 糟 8− 輔 8 面 (a) @911ii0 (C) 出金取引時の表示部の遷移図 輔 9 国 (a) 輔11− (C) 金庫装填時の表示部の遷移図 舖 1l− (a) 投入口裏填時の表示部の遷移図 槽13− (a) 金庫回収時の表示部の遷移図 舖 15 g (a) 舖17二

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、窓口に設置され、取引項目や取引データ等の入力を
    行なう入力手段と、 取引に応じた画面や入力データあるいは取引処理結果を
    表示する表示装置と、 投入された現金の真偽、正損を鑑別し、真でかつ正と鑑
    別されたものを金種別に収納するとともにこの収納庫か
    ら指定金種で指定枚数の現金を取出して出金する入出金
    装置と、 前記入力手段と前記表示装置および前記入出金装置の作
    動を制御する制御装置とを備え、前記入力手段に前記入
    出金装置に対する現金の回収場所を指定する指定手段を
    設けたことにより、前記制御装置は前記表示装置に現金
    の回収場所の選択案内画面と現金回収後の回収金額デー
    タとを表示させるとともに前記指定手段の指定により前
    記入出金装置に指定された場所への現金回収の指令を出
    し、前記入出金装置は前記指令により入出金装置内の現
    金を指定された場所へ回収することができるようにした
    ことを特徴とする窓口取引装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428697A (en) * 1977-08-05 1979-03-03 Laurel Bank Machine Co Device of changing over feed and dispensing in paper pieces feed and dispensing machine
JPS59153283A (ja) * 1983-02-18 1984-09-01 株式会社東芝 自動取引装置
JPS6027093A (ja) * 1983-07-22 1985-02-12 株式会社東芝 紙幣循環式入出金装置の精査・装填方式

Patent Citations (3)

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