JPS62108487A - 誘導加熱器用調理器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、誘導加熱器に使用する金属製鋼、土鍋、鉄板
、陶板などの調理器共に関する。

従来の技術 従来、誘導加熱器で使用する調理器具は、主として磁性
体の金属を成形したもの、あるいは第１２図に示すよう
に、表裏２面の磁性体金属１の間にアルミニューム等の
高熱伝導材料２をはさみ込んだ材料で成形したものがあ
る。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構造の調理器具は第１３図の斜線の
範囲３で示すように、誘導加熱器の誘導コイル４の上部
のみが加熱され、それ以外の部分は伝熱作用のみで昇温
するため、調理器具の加熱面の温度分布が極めて悪いと
いう問題点かあシ、第１２図に示す三層金属のものも、
この問題点を改良すべく考案されたものであるが、その
効果は十分満足されるものではない〇 そこで、本発明は、調理器具の加熱面の温度分布を向上
し、加熱面全面を有効に活用し、効率的な調理作用が行
えるようにするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、誘導加
熱器と磁気的に結合する被誘導コイルと、この被誘導コ
イルと電気的に接続した抵抗発熱体を備えるものである
。

作　　用 この技術的手段による作用は次のようＫなる０すなわち
、この調理器具を誘導加熱器に載置し、通電すると、誘
導加熱器の誘導コイルから発振された磁力線により、被
誘導コイルに誘導電流が励起され、この電流によシ、被
誘導コイルと電気的に接続されている抵抗発熱体が発熱
し、調理器具が加熱される。

したがって、この調理器具の発熱部分は、誘導コイルの
上部のみに限らず、抵抗発熱体を設置した部分が発熱す
る。したがって抵抗発熱体を調理器具全面に配置すれば
、均一に加熱することができ、また、一部分にのみ集中
的に抵抗発熱体を配置することにより、その部分を高温
にすることもでき、調理器具の加熱面の温度を任意にコ
ントロールすることが可能である。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図及び第２図において、６は調理器具で、セラミッ
ク等の耐熱絶縁材料で成形されており、その下面６ａの
全面にわたって銀やアルミ等の導電材料による抵抗発熱
体６が配設されており、それ全体をセラミックコーティ
ング材等の耐熱絶縁層７でカバーし、その下面８の中央
部には、誘導加熱器１１の誘導コイル４と磁気的に結合
する渦巻状の被誘導コイル９が銀やアルミ等の導電材料
で形成されおり、抵抗発熱体６の両端と、被誘導コイル
９の両端は、各々導電材料で接続されている。そしてこ
れら全体をセラミックコーティング＋１の耐熱絶縁コー
ト１０でカバーしている。

次に、この一実施例の構成における作用を説明する。

第１図に示すように、誘導加熱器１１に載置し通電する
と、誘導コイル４から発振された磁力線により、被誘導
ジイル９に誘導電流が励起される。

この電流が抵抗発熱体６に流れ発熱し、調理器具６が加
熱される。

以上のように、この調理器具の発熱部分は、誘導コイル
４の上部のみに限らず、抵抗発熱体６を配置した部分、
すなわち、調理器具５の全面が加熱される。

次に本発明の第２の実施例について説明する。

第３図、第４図は第２の実施例を示しており、調理器具
５の下面６ａの中央部に、誘導コイル４の外径にほぼ等
しい大きさの被誘導発熱体１２を導電材料で形成したも
のであり、抵抗発熱体６は、それ以外の範囲にのみ配設
したものである。また被誘導コイル９は第１の実施例と
同様に調理器具６の中央部に配設する。

以上の構成の第２の実施例においては、誘導コイル４か
ら発振された磁力線の一部は、被誘導発熱体１２を直接
発熱させ、また一部は被誘導コイル９に誘導電流を励起
し、その電流により抵抗発熱体６が発熱する。したかつ
で、調理器具６の全面が加熱される。この実施例の特長
は、誘導コイル４から発振された磁力線の一部で被誘導
発熱体１２を直接発熱させるため、被誘導コイル９で励
起する電流容量が少なくてよく、この結果被誘導コイル
９の断面積を小さくすることができて加工上のメリット
、また耐久性の面でのメリットがでてくる。

第５図、第６図は第３の実施例を示しており、この場合
、調理器具５は、熱伝導性能の良い銅やアルミニウム等
の金属で成形し、その下面５ａの全面にわたって、耐熱
絶縁コート１３を塗布し、その下面に第２の実施例と同
様に、被誘導コイル９、抵抗発熱体６、被誘導発熱体１
２等を配設した構成であり、作用も第２の実施例と同様
である。

この実施例の特長は、調理器具５が熱伝導の良い材質で
作られているため、第１及び第２の実施例よシ、よシ温
度分布を均一にできるという点である０ 第７図、第８図は第４の実施例を示しており、この場合
、調理器具５は、磁力線によシ直接発熱する、鉄やステ
ンレス等の導電材料で成形しており、その下面５ａに耐
熱絶縁コート１３を塗布し、その下面中央部に、誘導コ
イル４の外径にほぼ等しい大きさの被誘導コイル９を配
設し、その外側に抵抗発熱体６を配設し、被誘導コイル
９と抵抗発熱体６の両端を各々電気的に接合したもので
あり、それら全体を耐熱絶縁コート１０でカバーしてい
る。

以上の構成の第４の実施例においては、誘導コイル４か
ら発振された磁力線の一部は、調理器具５を直接発熱さ
せ、また一部は被誘導コイル９を介して、抵抗発熱体６
を発熱させる、したがって作用としては、第２．第３の
実施例に近いものである。この実施例の特長は、被誘導
発熱体を別に配設しないだめに、熱効率が良く、また構
造が簡単になるため、加工性、コストの面でメリットが
ある。

第９図、第１０図は第５の実施例を示しており、アルミ
ニウム等の比較的、低融点の材料で成形された調理器具
５の一部にシーズヒータ１４を同時成形で埋込み、調理
器具５の下面６ａ中央部に、耐熱絶縁コート１３を塗布
し、その下面に、第２゜第３．第４の実施例と同様に被
誘導コイル９を配設し、前記シーズヒータ１４と被誘導
コイル９の両端を各々電気的に接合したものであり、そ
れら全体を耐熱絶縁コート１ｏでカバーしている。

以上の構成の第６の実施においては、第１の実施例と同
様に被誘導コイル９励起された誘導電流により、シーズ
ヒータ１４が発熱し、調理器具５が加熱される。本実施
例の特長は、他の実施例の発熱体が調理器具５の外面に
設けているのに対し、内部に同時成形しているため、耐
久性が高い点である。

第１１図は第６の実施例を示しており、５は調理器具で
、セラミック等の耐熱絶縁材料で成形されており、その
下面５ａには、被誘導発熱体１２を導電材料で形成し、
それ全体を耐熱絶縁層７でカバーし、その下面８に被誘
導コイル９を配設しである。また調理器具５の外側面６
ｂには抵抗発熱体６が配設され、前記被誘導コイル５と
抵抗発熱体６の両端は各々電気的に接続されている。ま
たこれら全体を耐熱絶縁コート１Ｑでカバーしている◇ 以上の構成の第６の実施例においては、第２の実施例と
同様に、被誘導発熱体１２と抵抗発熱体６により、調理
器具６を加熱するが、この第６の実施例の特長は、他の
実施例が平板状の調理器具であるのに対し、第６の実施
例は深さのある鋼状の調理器具であり、鍋全体を均一に
加熱することができるため、シチュー等の煮込料理に非
常に適したものである。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明は、誘
導コイルの上部のみに限らず、抵抗発熱体を設置した部
分が発熱するため、抵抗発熱体を均一配置にするたとに
よって、調理器具を均一に加熱することができる。一方
抵抗発熱体を一部分に集中的に配置することにより、部
分的に高温にすることもでき、調理器具の加熱面の温度
を任意にコントロールすることができ、その工業的効果
は大きい。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示すもので、誘導加熱器の
上面に調理器具を載置した状態を示す縦断面図、第２図
は同調理器具の上面図、第３図は同第２の実施例を示す
縦断面図、第４図は同第２の実施例を示す調理器具の上
面図、第５図は同第３の実施例を示す縦断面図、第６図
は同第３の実施例を示す調理器具の上面図、第７図は同
第４の実施例を示す縦断面図、第８図は同第４の実施例
を示す調理器具の上面図、第９図は同第５の実施例を示
す縦断面図、第１０図は同第６の実施例を示”す調理器
具の上面図、第１１図は同第６の実施例を示す縦断面図
、第１２図、第１３図は従来例を示すもので、第１２図
は誘導加熱器の上面に調理器具を載置した状態を示す縦
断面図で、第１３図は第１２図の調理器具を示す平面図
である。 ４・・・・・・誘導コイル、５・・・・・・調理器具、
６・・・・・・抵抗発熱体、９・・・・・・被誘導コイ
ル、１０・・・・・・誘導加熱器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第５
図 第３図 第４図 第７図 第６図　　　　　　９ 第８図 第９図 第１１図 ｔ？６（／

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 誘導加熱器と磁気的に結合する被誘導コイルと、この被
   誘導コイルと電気的に接続した抵抗発熱体を備えてなる
   誘導加熱器用調理器具。