JPS6210800Y2 - - Google Patents

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JPS6210800Y2
JPS6210800Y2 JP580778U JP580778U JPS6210800Y2 JP S6210800 Y2 JPS6210800 Y2 JP S6210800Y2 JP 580778 U JP580778 U JP 580778U JP 580778 U JP580778 U JP 580778U JP S6210800 Y2 JPS6210800 Y2 JP S6210800Y2
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JP
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case
press
side wall
female
male
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JP580778U
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JPS54110081U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧電素子や電磁的装置によつて駆動
される振動板の周辺部を挾持する電子ブザー用ケ
ースの構造に関するものである。
従来より振動板の周辺部を、互いに圧入される
1対のケースによつて挾持したものは公知であ
る。
そこでこの一従来構成について第1図を参照し
て説明すると、1および2は互いに圧入によつて
結合される雌側ケースおよび雄側ケースである。
雌側ケース1は、その側壁3の開口内周部に所
定寸法の穴部4と、この穴部の底部から内側に突
出しかつ振動板5の外周部が載置可能な挾持部6
とが形成されている。またこの例では圧入を容易
にするために、穴部4の上端部がテーパ面7に形
成され、穴部4に対して若干拡開している。この
雌側ケース1と対をなす雄側ケース2は、その側
壁8の外周面9はストレートに形成されている。
勿論、外周面9の寸法は穴部4に対して所定の圧
入公差だけ僅かに大きくなつている。側壁8の下
面は、挾持部6と対向する挾持面10であり、ケ
ース1,2の圧入係止状態において両挾持部6,
10間で振動板5の外周部を挾持固定する。なお
11は振動板5に貼着した圧電素子である。
ところで両ケース1,2を圧入するには、まず
ケース1の開口部を上にして治具12にセツト
し、つぎにケース2の開口部を下にしてケース1
に投入する。そしてケース2をプレス装置(図示
せず。)により下方に押圧する。ところが上記構
成のケース1,2によると、ケース2をケース1
に投入したときに鎖線図示ように傾くことがあ
り、この状態のまま圧入作業を続行すると圧入不
良が生じたり、圧入の負荷が大きくなる。このた
めケース2がケース1に対してほぼ平行になるよ
うに手で修正する必要があり、圧入作業が面倒で
かつ危険が伴うなどの欠点があつた。さらにケー
ス2がケース1に圧入されるときに、側壁8の外
周面9が上方に応力を受け、挾持部10の外周部
が捲れ上がつて挾持部10の平坦度が損われ、振
動板5の周辺固定状態が不良となることもあつ
た。
本考案は前記従来の欠点を解消した電子ブザー
用ケースについて提案するものであり、以下その
一実施例について説明する。第2図において、1
3および14は互いに圧入される有底筒状の雌側
ケースおよび有底筒状の雄側ケースであつて、共
に黄銅などの金属材料にて形成したものである。
雌側ケース13の底部15の中央に放音孔16
が穿設してある。また側壁17の内周開口側に所
定寸法のストレート状穴部18が形成してあり、
さらに保持部19がこの穴部の底部から内側に突
出形成してある。20は、圧電素子21を貼着し
た円形の振動板であつて、その外周部が保持部1
9上に載置される。振動板20の大きさについて
述べると、本実施例は外径が12.7mm、厚さが50μ
mである。つぎに雌側ケース13と対をなす雄側
ケース14について説明すると、底部22の中央
部に小孔23が穿設されている。この小孔23
は、圧電素子21に接続したリード線(図示せ
ず。)を挿通するためのものである。また雄側ケ
ース14は、側壁24の外周開口側に環体部25
が形成してあり、その上部が圧入係止部26とな
つている。環体部25の外径は、雌側ケース13
の穴部18の内径よりも僅かに小さく、また圧入
係止部26の外径は穴部18の内径よりも所定の
圧入交差だけ僅かに大きいものである。
具体的に本実施例の寸法を述べると、穴部18
の内径は12.8+006 +0mmであり、環体部25の外
径は
12.8−002 −004mmであり、圧入係止部26の
外径は
12.8+006 +004mmである。また環体部25と
圧入係止部
16間の段差部は圧入を容易にする目的でテーパ
面27に形成してある。環体部25の下端面28
は、穴側ケース13の保持部19の上端面と対向
し、ケース13,14が一体に圧入結合した状態
において、両端面間で振動板20の外周部が挾持
固定される。
雌側ケース13および雄側ケース14が上軌構
成であるため、圧入に際して雄側ケース14を雌
側ケース13に投入したとき、環体部25が穴部
18に対して極めて微小な間隙をもつてゆるく嵌
合し、環体部25がガイドとなつて雄側ケース1
4は雌側ケース13に対して第2図鎖線図示のよ
うにほぼ平行な姿勢に保たれる。したがつてプレ
ス装置等による雄側ケース14の押圧降下が円滑
に行なえ、圧入不良等を生じることがない。また
環体部25の外周面は、穴部18に対して微小な
クリアランスがあるために、その下面の高精度な
平坦面に加工してある端面28が圧入時の応力に
よつて変形することがない。したがつて振動板2
0の外周固定が全周に亘つて均等かつ確実に行な
われる。
なお振動板20の駆動は圧電素子21に限るも
のではなく、例えば周知の電磁的装置に行なつて
もよい。
以上のように本考案によれば、圧入結合部と挾
持部とを分担させたから、振動板の外周固定を行
なう挾持部が圧入応力によつて変形されることが
なく、したがつて挾持部が初期の加工精度に保た
れ、振動板の外周固定状態を全周に亘つて均等か
つ確実に行なうことができる。それ故に音質、音
量のバラツキが少なくなり、品質が安定する。ま
た雄側ケースを雌側ケースに対して投入する際
に、環体部がガイドとなつて雄側ケースが雌側ケ
ースに平行な姿勢に保持されるので、従来のよう
に姿勢を手で修正する必要がなく、圧入作業が安
全かつ容易に行なえ雄側ケースの押圧移動も円滑
に進行し、圧入負荷が変動することがないなど、
実用上の効果は極めて甚大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構成を示す展開断面図、第2図は
本考案の一実施例を示す展開断面図である。 13……雌側ケース、14……雄側ケース、1
5……底部、17……側壁、18……穴部、19
……保持部、20……振動板、22……底部、2
4……側壁、25……環体部、26……圧入係止
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに圧入によつて一体に結合される有底筒状
    の雌側ケースと雄側ケースとからなり、 前記雌側ケースは、圧入結合を受けもつ側壁内
    周面の奥方に、内方へ環状に突出して振動板の外
    周部を保持する保持部を有し、 前記雄側ケースは、前記雌側ケースの側壁内周
    面に圧入結合される側壁外周面と、この側壁の先
    端部に設けられて前記雌側ケースの側壁内周面に
    微小クリアランスをもつて遊合対向する環体部と
    を有し、 前記環体部の端面と前記保持部の端面とで前記
    振動板の外周部を挾持するようにした 電子ブザー用ケース。
JP580778U 1978-01-20 1978-01-20 Expired JPS6210800Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP580778U JPS6210800Y2 (ja) 1978-01-20 1978-01-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP580778U JPS6210800Y2 (ja) 1978-01-20 1978-01-20

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Publication Number Publication Date
JPS54110081U JPS54110081U (ja) 1979-08-02
JPS6210800Y2 true JPS6210800Y2 (ja) 1987-03-13

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ID=28812011

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JP580778U Expired JPS6210800Y2 (ja) 1978-01-20 1978-01-20

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JP2728622B2 (ja) * 1993-05-04 1998-03-18 スター精密株式会社 電気音響変換器

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JPS54110081U (ja) 1979-08-02

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