JPS62103254A - 自動車ブレ−キシステム用圧力供給システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は、特に自動車油圧ブレーキシステムの補助圧
力供給に用いられる、圧力供給システムに関する。この
圧力供給システムはアキュムレータ、電動力で駆動され
る油圧ポンプ、及び圧力スイッチからなり、この圧力ス
イッチは回路内に接続されているモータ用リレーを介し
て所定の下限圧力値でポンプ駆動モータを回転させ、ま
た所定の上限圧力値で停止させる。

「発明の技術的背串とその問題点］ 油圧ブレーキシステムの補助圧力供給システムにおける
圧力を、圧力スイッチを援用して自動的に制御し、作動
圧力範囲内に維持することはこの分野では既に公知であ
る。その様なシステムは、例えば電動力で駆動する油圧
ポンプを用いて充填及び排出後の再充填がなされる作動
油リザーバを備える。圧力スイッチは少なくとも２点も
しくは、圧力警告システムを備える場合には３点の開閉
点をモニターする。初期状態では圧力の掛からないシス
テムにおいては、始め警告灯は、最低圧力値に達するま
で点灯している。その後、上方開閉点又は上限圧力値に
達するまでポンプによりリザーバへの充填は続けられ、
そこでポンプは停止する。

ポンプは、リザーバからの排出により圧力が上方しきい
値より明らかに下の下限圧力値まで降下した場合にのみ
再びスイッチが入る。この「ヒステリシス」により、ポ
ンプの頻繁な回転、停止が回避される。圧力が限度内に
、即ち作動圧力範囲内に維持されることのみが守られな
ければならない。

従来のこの種の圧力スイッチおよび圧力警告スイッチに
於いては、ポンプ駆動モータはリレーを介して回転、停
止する。しかし、実際問題としては、リザーバへの充填
及びリザーバからの排出の動作の際、圧力は緩やかに開
閉点に近ずくため、従来のシステムでは相当な欠陥を有
している。機械的な手段により、階段状変化特性又はス
イッチ位置の一方から他方への階段状の切換えを得るた
めに幾度も改良がなされたが、開閉点に接近した時には
、不安定あるいは中立の釣合い状態が発生する。機械的
な衝撃のような外乱が加えられた場合には、このことは
自動車では避けられないが、スイッチのフラッタを生じ
させ、あるいは高度な欠陥に通ずる影響を伴う振動を励
起させ、スイッチの摩損が運行する。電子装置を装備し
た自動車においては、Ｎ磁的な妨害波が発生する。この
スイッチ特性を改良するのになされた全ての手段は、は
とんど機械的改良に関している。

［発明の目的Ｊ それゆえ、この発明の目的は上述された従来の圧力供給
システムの短所を克服し、このようなシステムに適した
圧力スイッチであり、製作が容易で且つ補助圧力が非常
に緩慢に変化する場合にも、ポンプ駆動モータが階段状
変化様式で回転、停止をすることを保証する圧力スイッ
チを開発することである。

［発明の概要（及びその効果）］ この問題は前述の補助圧力供給システムを用いながら驚
く程簡単で且つ技術的に進歩した方法により解決され、
この典型的な特徴は次の様である。

即ち、圧力スイッチは、制御しようどする圧力によりば
ね力に打勝って軸方向に移動自在なスイッチピストンを
備え、このスイッチピストンはその軸方向の移動に際し
て少なくとも２（１！ｉｆのスイッチ素子を順に別棟的
に作動し、これらの内の１番目のスイッチ素子は下限、
２番目のスイッチ素子は上限の圧力値に対応しており、
これらのスイッチ素子により、圧力が下限圧力値以下に
ある時にはモータ用リレーが励磁され、リレー保持回路
を接続させ、また圧力が上限圧力値以上にある時にはこ
の保持回路を遮断する。

この発明の実施例では、圧力に比例して移動自在である
ピストンと、モータ用リレーと電気的な保持用のリレー
と協働する非常に簡単な構造の各スイッチ素子とにより
構成される圧力スイッチを使用することにより、所望の
階段状変化特性が得られる。階段状変化特性を得るのに
従来求められていた高度な機械的改良はこれにより不要
となる。

この発明の一実施例によれば、圧力スイッチは圧力警報
用スイッチを備えており、これは圧カスインチが下限圧
）７ｉａ以下の所定の最低圧力でスイッチピストンによ
り作動する３番目のスイッチ素子を装備することでおる
。

この発明の他の実施例では、圧力スイッチのスイッチビ
ス１−ンは、ピストンに作用する圧力に応答し、即ち軸
方向の移動看に応答して各スイッチ素子を順に作動する
、軸方向に延びるピストンロッドに連結され、このピス
トンロッドは半径方向に延びるカムを具備している。こ
れにより、各スイッチ素子はばね付勢形の可動接点とす
ることができ、この可動接点は、ピストンロッドが軸方
向に移＠する際、カムにより固定接点から機械的に分離
される。スイッチ素子を作動させる圧力は、ピストンが
圧力の掛かっていない原位置にある際における各可動接
点と、これに係合する各カムとの距離を調整をすること
により決められる。

さらに、この発明の実施例として考えられる様々な場合
においては、次の例が推奨される。即ち、モータ作動用
接点が保持回路に直列に組込まれており、休止位置では
上限圧力値に対応するスイッチ素子の接点は閉じており
、ポンプ用モータとモータ用リレーの保持回路とは、好
ましくは、モータ用リレーの共通の動作接点によりそれ
ぞれ人、切され、さらに上限圧力値で作動するスイッチ
素子と、保持回路に組込まれたリレーの保持に必要な電
流直までに制限するための抵抗を有している。

この発明の更に他の形態、改良、及び応用が以下に記さ
れる詳細な説明と、図面を参考にした実施例から集めら
れる。

［発明の実施例］ 図を参照して説明する。第１図は、この発明の圧力供給
システム用の圧力スイッチ１の一実施例である。この圧
力スイッチ１ｉ、実質的には、円筒形のハウジング４内
に配置され、ばね３のばね力に抗して軸方向に移動自在
なスイッチピストン２から成る。このスイッチピストン
２はピストンロッド５を備え、このピストンロッド５は
スイッチピストン２が軸方向に移ｖＪ′１ｊることによ
り、各スイッチ素子を作動させる。

平滑化又は調整しようとする圧力ｐは、流入開口部６を
介して、ハウジング４内の前方室７に伝えられ、この前
方室を区画するスイッチピストン２の前方端面に作用す
る。これにより、ピストン２は、ばね３のばね力に抗し
、圧力ｐに比例した量だけ軸方向へ移動する。

図示されている例では、３個のスイッチ素子８゜９．１
０が配設されており、スイッチピストン２の移動により
、これらのスイッチ素子８．９゜１０は、順にピストン
ロッド５により作動する。

ピストンロッド５は、拡径したスイッチカム１１゜１２
．１３を支持しており、これらスイッチカム１１．１２
．１３はその端面が対応するスイッチ素子８．９．１０
に係合すると直に、スイッチ素子８，９．１０を作動さ
せる。第１図に於いて、これらの各スイッチ素子は、可
動接点が接点プレート１４．１５．１６として示されて
おり、図示されている休止位置では、接点プレート１４
゜１５．１６の両端は、ばね１７，１８．１９のばね力
によりこれらの対応する固定接点２０ないし２５に押圧
されている。これにより、対応する回路は閉じられる。

この回路に付いては第２図ないし第４図を参照されたい
。

各スイッチカム１１．１２．１３の端面と、それぞれの
各接点プレート１４，１５．１６との距１１１１１Ｓ１
．８２．Ｓ３は夫々異なっており、このことにより、ス
イッチピストン２、即ちピストンロッド５の軸方向の移
動により順に各スイッチ素子が作動する。図示されてい
る例では、これらの距ａｌｓ１．８２．Ｓ３は図の左か
ら右に位置する順に拡張されている。従って圧力増加に
ともないピストンロッド５が軸方向に右に移動し、各ス
イッチ素子８．９．１０は左から右に位置する順に作動
していく。圧力が除去される際には、スイッチピストン
２は図示される位置に戻り、各スイッチ素子８，９．１
０はこれまでとは逆の順に再び閉となる。

第１図による圧力スイッチは、３つの開閉位置を有して
おり、最低圧力値ｐｗに対応する第１位置では、距１１
１１Ｓ１に位置するスイッチ素子８を開き、警告灯を消
灯動作させる。更に、第１位置にある状態から圧力が増
加し、ピストンロッド５が距１Ｉｓ２だけ移動して、下
限圧力値１）ｕに達すると同時にスイッチ素子９は開か
れる。上限圧り値ｐｏに達すると、スイッチ素子１０が
開作動し、これにより、この発明による圧力供給システ
ムのポンプが停止する。

この３個のスイッチ素子８．９．及び１０は、一方の固
定接点が共通の接地端子に接続されており、他方の固定
接点がそれぞれ接続端子に１゜Ｋ２．及びに３に接続さ
れている。

第１図による圧力スイッチ１と協働して圧力供給システ
ムを制御する回路の一実施例が第２図に示されている。

圧力スイッチ１が図示する様な休止位置にある際には、
回路はスイッチ素子８，９゜及び１０により閉じられて
いる。この圧力供給システムの圧力は、未だ、いわゆる
警告灯作動用のしきい値である最低圧力値１）ｗに達し
ていない。

エンジンのイグニッションをオンにすると、端子＋Ｚｄ
ｇにより警告灯Ｗ　Ｌが点灯する。スイッチ素子９と端
子に２とを介してモータ用リレーＤは励磁され、この電
磁的な吸引力によりリレー接点ｄ１を閉じ、この結果、
端子に３とスイッチ素子１０とに継がる自己保持回路を
閉じる。スイッチ素子９が開となる間（一時的に）でも
、リレーＤは励磁した吸引位置を保持する。この圧力供
給システムに於ける油圧ポンプの駆動モータは、接点ｄ
１と同時に開閉する接点ｄ２が閉じられたとき回転する
。Ｕｓは自動車からの供給電圧を表わす記号である。

圧力上昇の際には、始め警告しきい値１）ｗに達し、こ
こでスイッチ素子８が間となり警告灯Ｗしは消える。下
限圧力１ｉ１１Ｄｕに達するとスイッチ素子９は開とな
る。しかし、リレーＤは保持回路を経由して励磁吸引状
態を維持する。上限圧力値１）ｏに達した時に限って、
第３のスイッチ素子、即ちスイッチ素子１０が作動し、
リレーＤは電磁的な吸引力を消失し、駆動用モータ２６
が作動を停止する。

圧力減少の際には、スイッチ素子９が閉となる時点でモ
ータ２６が再始動する。これは、接点叩ちスイッチ素子
ｄ１が開状態であるため、圧力が降下して上限圧力値ｐ
ｏ以下に落ちて、スイッチ素子１０が閉じても、駆動モ
ータは始動しないからである。

第３図には、回路の他の構成が示されており、この回路
により第１図に示される圧力スイッチと協働して、この
発明による圧力供給システムに於ける圧力が制卸される
。説明のため、ここでのスイッチ位置は圧力が上限圧力
値００以上の場合が示されている。

第２図に示された回路に対して、第３図に示される具体
例では、第２のリレーＥが組込まれており、圧力が最低
圧力値１）ｗ以下に下がった場合には、この第２リレー
Ｅにより、接点ｅｌ、ｅ２と協働して警告灯ＷＬはスイ
ッチ素子８により点灯する。接点ｅ１とスイッチ素子９
とよりなる保持回路により、スイッチ素子８の接点の焼
損を防止する。この接点の焼損は圧力が最低圧力値ｐｗ
に非常にゆっくりと接近しスイッチ位置が不安定な状態
になる場合に起り得る。これは、最低圧力値０ｗ付近で
の圧力値のふらつきがスイッチ素子８のフラッタ−現蒙
を起こすかもしれないからである。

最後に、第４図に示される実施例の回路では、単一のモ
ータ用リレー動作接点ｄ３を備えており、特に簡単な構
成に成っている。この回路構成に於いては、接点ｄ３、
配線２７、圧力スイッチ１のスイッチ素子１０、ダイオ
ード２８及び抵抗ＲによりリレーＤの保持回路が形成さ
れている。抵抗Ｒはこの保持回路の電流値をリレーＤが
吸引動作をする値ではなく、励磁して吸引状態を保持す
るだけに必要な値に制限している。それゆえに、圧力が
下限圧力値ｐυを越えて上昇し上限圧力値ｐｏ１．：達
してスイッチ素子１０が開くまで、リレーＤは保持回路
に２により保持されている。

同時に、駆動モータ２６は接点ｄ３を介して回転し、又
は停止する。圧力が上方のしきい値である１）ｏを越え
、駆動モータ２６が停止した侵では、スイッチ素子１０
により配線２７を介して保持回路も開いている。このこ
とより、駆動モータ２６は、圧力が下限圧力値Ｄｕまで
降下してスイッチ素子９が閉じた後でなければ再び回転
しない。

ダイオード２８および２つは、スイッチ素子９゜１０を
介して接地する各回路が互いに分離され、他の回路への
逆流を防止するために用いられている。

ついでながら、第４図の回路は第２図および第３図を参
照して説明された回路と同じ働きをするものであり、こ
の理由から同一の参照記号が使用されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例である圧力スイッチの概
略構成図であり： 第２図は、第１図の圧力スイッチと協動する電気回路で
あり； 第３図及び第４図は、夫々他の実施例の電気回路である
。 １・・・・・・圧力スイッチ、２・・・・・・スイッチ
ピストン、８・・・・・・スイッチ素子（最低圧力１ｔ
）ｗ）、９・・・・・・スイッチ素子（下限圧力値Ｄｕ
）、１０・・・・・・スイッチ素子（上限圧力値Ｄｏ）
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アキュムレータと、電動力で駆動される油圧ポンプ
   と、回路に組込まれたモータ用リレーを介して所定の下
   限圧力値でポンプ用モータを回転させ、所定の上限圧力
   値で停止させる圧力スイッチとを備える自動車油圧ブレ
   ーキシステムの補助圧力供給用の圧力供給システムに於
   いて、 圧力スイッチ（１）は、調整しようとする圧力によりば
   ね力に抗して軸方向に移動自在なスイッチピストン（２
   ）を備え、このスイッチピストン（２）は、軸方向の移
   動に際して、少なくとも２個のスイッチ素子（８、９、
   １０）を順次機械的に作動させ、即ち１個のスイッチ素
   子（９又は１０）は下限圧力値（ｐ＿Ｕ）で作動し、１
   個のスイッチ素子（１０又は９）は上限圧力値（ｐ＿Ｏ
   ）で作動し、これらのスイッチ素子は圧力が下限圧力値
   （ｐ＿Ｕ）以下に降下した場合にモータ用リレー（Ｄ）
   とリレー保持回路とを入動作させ、圧力が上限圧力値（
   ｐ＿Ｏ）以上に上昇した場合に保持回路を切動作するこ
   とを特徴とする自動車ブレーキシステム用圧力供給シス
   テム。 ２、この圧力スイッチ（１）は、下限圧力値（ｐ＿Ｕ）
   以下である所定の最少圧力値（ｐ＿Ｗ）でスイッチピス
   トン（２）により作動されて、警告信号の伝達を断続す
   る３番目のスイッチ素子（８）を備えることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載の自動車ブレーキシステ
   ム用圧力供給システム。 ３、圧力スイッチ（１）のスイッチピストン（２）はピ
   ストンロッド（５）に連結されており、このピストンロ
   ッド（５）は半径方向に延びるスイッチカム（１１、１
   ２、１３）を具備し、これらスイッチカム（１１、１２
   、１３）はスイッチピストン（２）に作用する圧力（ｐ
   ）に応答して、即ちスイッチピストンの軸方向の移動量
   に応答して順次に各スイッチ素子（８、９、１０）を作
   動させることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
   ２項に記載の自動車ブレーキシステム用圧力供給システ
   ム。 ４、各スイッチ素子（８、９、１０）はばね付勢形の可
   動接点（１４、１５、１６）を備え、この可動接点は、
   ピストンロッド（５）が軸方向に移動するに際して、ス
   イッチカムにより機械的に、対応する固定接点（２０、
   ２１、２２、２３、２４、２５）から離されることを特
   徴とする特許請求の範囲第３項に記載の自動車ブレーキ
   システム用圧力供給システム。 ５、休止位置において、各可動接点（１４、１５、１６
   ）と係合するスイッチカム（１１、１２、１３）との距
   離を調整することにより、それぞれのスイッチ素子作動
   圧力又は限度圧力値（ｐ＿Ｗ、ｐ＿Ｕ、ｐ＿Ｏ）が調整
   可能であることを特徴とする特許請求の範囲第３項又は
   第４項に記載の自動車ブレーキシステム用圧力供給シス
   テム。 ６、モータ用リレー（Ｄ）の動作接点（ｄ１、ｄ３）は
   、上限圧力値（ｐ＿Ｏ）で作動し、休止位置では閉じて
   いるスイッチ素子（１０）と直列にして保持回路に組込
   まれていることを特徴とする特許請求の範囲第１項ない
   し第５項のいずれか１つの項に記載の自動車ブレーキシ
   ステム用圧力供給システム。 ７、ポンプ用モータとモータ用リレー（Ｄ）の保持回路
   との両方は、モータ用リレー（Ｄ）の共通の動作接点（
   ｄ３）を介してオン・オフ作動され、更に上限圧力値（
   ｐ＿Ｏ）で作動するスイッチ素子（１０）と、リレー（
   Ｄ）を保持する電流値に制限する抵抗（Ｒ）とが保持回
   路（２７）に組込まれることを特徴とする特許請求の範
   囲第６項に記載の自動車ブレーキシステム用圧力供給シ
   ステム。 ８、３番目のスイッチ素子（８）はリレー（Ｅ）を介し
   て警報信号を発生し、このリレー（Ｅ）は、下限圧力値
   （ｐ＿Ｕ）で作動するスイッチ素子（９）と直列に配さ
   れ、このリレー（Ｅ）用の保持回路を構成する他の動作
   接点（ｅ１）を備えることを特徴とする特許請求の範囲
   第２項に記載の自動車ブレーキシステム用圧力供給シス
   テム。