JPS62103060A - チオコリン誘導体およびその用途 - Google Patents

チオコリン誘導体およびその用途

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JPS62103060A
JPS62103060A JP774286A JP774286A JPS62103060A JP S62103060 A JPS62103060 A JP S62103060A JP 774286 A JP774286 A JP 774286A JP 774286 A JP774286 A JP 774286A JP S62103060 A JPS62103060 A JP S62103060A
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丸井 洋二
Magohei Yamada
孫平 山田
Yoshiaki Kaneda
兼田 喜明
Shoji Takemura
竹村 庄司
Chozo Hayashi
林 長蔵
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、「産業上の利用分野」 本発明は、新規ヂオコリン誘導体およびその用途に関し
、更に詳しくはプソイドコリンエステラーゼ(アシルコ
リンアシルヒドロラーゼEC,3゜1.1.8)の活性
測定に用いることができる新規ヂオコリン誘導体および
該誘導体を基質として用いるコリンエステラーゼ活性測
定方法ならびに測定用キットに関する。
口、「従来の技術」 臨床検査において、血清中のコリンエステラーゼ(EC
,3,1,1,8)の活性を測定することは、肝実質障
害および栄養状態を反映する肝疾患などの診断に有用で
ある。
コリンエステラーゼはエステラーゼの一種で、植物組織
には存在しないが、動物のほとんどの組織に存在してい
る。通常、酵素学的活性および生理的機能ならびに体内
分布を異にする2種類のコリンエステラーゼが存在する
。この内、一方をアセチルコリンエステラーゼ(EC,
3,1,1,7)(別名ツルーコリンエステラーゼ)と
いい、神経組織や赤血球膜に多く存在し、他方をコリン
エステラーゼ(EC,3,1,1,8)(別名プソイド
コリンエステラーゼ)といい、血清および肝、膵に多く
存在している。この内日常の臨床検査で測定されるのは
プソイドコリンエステラーゼであるが、検体として血清
を用いた際にツルーコリンエステラーゼに反応せず、プ
ソイドコリンエステラーゼに特異的に反応する基質を用
いることが検討されてきた。
プソイドコリンエステラーゼの測定用基質としては、従
来よりアセチルコリン、ブチリルコリン、ベンゾイルコ
リン等のアセルコリン類が用いられている。
しかし、ベンゾイルコリンやその誘導体であるp−ヒド
ロキンヘンジイルコリンや0−トルオイルコリンを基質
として用いた場合、一般に溶存酵素を必要とする共役酵
素系を測定系としているため、系は複雑となり、血清検
体中の種々の物質の干渉を受けるなどの問題点がある。
一方、アセデルチオコリンの誘導体であるアセデルチオ
コリン、プロピオニルチオコリン、ブチリルチオコリン
を基質として用い、プソイドコリンエステラーゼの作用
で遊離するチオコリンをS)[基試薬で発色させる方法
も知られている。しかし、この方法においてプソイドコ
リンエステラーゼの至適pLIである8〜85では基質
の自己氷解が著しく多くなって使用できない欠点かある
。また、このアセデルチオコリン誘導体から遊離ずろS
H基をDTNB(5,5°−ノチオビス−(2−ニトロ
安息香酸)で発色させろ方法もあるが、この方法では測
定感度(比活性)が高すぎるので、試薬量に比べて検体
量を極めて機工にしなければ通常の血清検体レベルのプ
ソイドコリンエステラーゼ活性を比色計を用いて測定す
ることが出来ないという欠点がある。特に最近の臨床化
学検査で用いられている自動分析装置や用手法で検定す
る際に、検体量が正確に採取できる容量(検体/反応液
量−I/30以上)では感度が高すぎることが障害とな
っている。
ハ、[発明の目的] 本発明の目的は、このような従来技術に伴う種々の間開
に鑑み、pl−R8,O〜8,5で自己水解が極めて少
なく、指示反応系が簡便で、かつ検体量が容易に採取で
きる容量(検体/反応液量−1/30以上)で十分な感
度を存するプソイドコリンエステラーゼの合成基質およ
びプソイドコリンエステラーゼの定量方法を提供ずろこ
とにある。
二、[発明の構成] 本発明の一要旨は、一般式・ Y−CO5CHtC1(tN”(CH*)3X−(1)
[式中、Yは、式。
(ここで、R,、R7およびR3は、同一または兄なっ
て、水素、ハロゲン、ニトロ基、低級アルキル括、低級
アルコキシ基、アセトアミノ基、ジ(低級アルキル)ア
ミノ基またはL(OOCCI−1、0−基を表ず。但し
、R1、R2およびR3の少なくとも1つは水素ではな
い。) で示される置換フェニル基、 (ここで、nは2〜6の整数を表す。)て示されるノク
ロアルキル括またはそのアルキルあるいはアルコキン置
換誘導体、 R5−C−(IV) 李 na (ここで、na、rtsおよびR8は、全てがアルキル
基を表すか、1つが水素を表し、他の2つはアルキル基
を表すか、もしくは2つが水素を表し、他の1つはメヂ
ル基およびエチル基を除くアルキル基またはアリールア
ルキル基を表す。)で示される分岐アルキル基、もしく
は X−(CHs)*N”Cl−1tCHtSCOR(V)
(ここで、Rは、2価のアルキル基を表す。)で示され
る基を表す。Xはハロゲン原子を表す。]で示される新
規チオコリン誘導体に存する。
本発明の他の要旨は、一般式: %式%() [式中、Yoは、式: (ここで、R°6、R’tおよびR゛、は、同一または
異なって、水素、ハロゲン、ニトロ基、低級アルキル基
、低級アルコキシ基、アセトアミノ基、ジ(低級アルキ
ル)アミノ基またはHOOCCH!O−基を表す。) で示されるフェニル基、 (ここで、口は前記と同意義。) で示されるシクロアルキル基またはそのアルキルあるい
はアルコキシ置換誘導体、 ■ R5−C−(IV) ■ (ここで、R4、R6およびR11は前記と同意義。)
で示される分岐アルキル基、もしくは X−(CH3)3N”CH,CHtSCOR−(V)(
ここで、Rは前記と同意義。。) で示される基を表す。Xは前記と同意義。]で示される
チオコリン誘導体を基質として用い、プソイドコリンエ
ステラーゼの作用で遊離したチオコリンもしくは芳香族
または脂肪族化合物を定量することを特徴とするプソイ
ドコリンエステラーゼの定量方法および該チオコリン誘
導体を含むプソイドコリンエステラーゼの定量用キット
に存する。
一般式中、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素で
ある。また、低級アルキル基および低級アルコキシ基は
、炭素数l〜8、特に1〜4のアルキル基およびアルコ
キシ基を意味し、アルキル基およびアルコキシ基に含ま
れるアルキル基は、直鎖または分岐状のいずれであって
もよい。なお、所望によりシクロアルキル基(I[[)
に置換基として存在するアルキルまたはアルコキシは、
炭素数1〜4のものか好ましい。
Yが置換フェニル基(II)であるチオコリン誘導体(
1)の例としては、4−ニトロベンゾイルチオコリンハ
ライド、3−ニトロベンゾイルチオコリンハライド、2
−ニトロベンゾイルチオコリンハライド、4−クロロベ
ンゾイルチオコリンハライド、3−クロロベンゾイルチ
オコリンハライド、2−クロロベンゾイルチオコリンハ
ライド、4−メトキシベンゾイルヂオコリンハライド、
3−メトキシベンゾイルヂオコリンハライド、2−メト
キシベンゾイルヂオコリンハライド、2,4−ジメトキ
シベンゾイルチオコリンハライド、2.3−ジメトキシ
ベンゾイルチオコリンハライド、4−メチルベンゾイル
チオコリンハライド、3−メチルベンゾイルチオコリン
ハライド、2−メチルベンゾイルチオコリンハライド、
4−t−ブチルベンゾイルチオコリンハライド、3−t
−ブチルベンゾイルチオコリンハライド、2−t−ブチ
ルベンゾイルチオコリンハライド、4−ヒドロキシベン
ゾイルチオコリンハライド、3−ヒドロキシベンゾイル
チオコリンハライド、2−ヒドロキシベンゾイルチオコ
リンハライド、4−アセトアミドベンゾイルチオコリン
ハライド、3−アセトアミドベンゾイルチオコリンハラ
イド、2−アセトアミドベンゾイルチオコリンハライド
等が挙げられろ。特にオルト位に置換基を有する誘導体
は、自己氷解性が低く、反応性が高いので有利である。
Yが、基(1)〜(V)である本発明のチオコリン誘導
体(1)の例としては、ビバロイルヂオコリンハライド
、イソブチリルヂオコリンハライド、メチルプロピオニ
ルチオコリンハライド、ジメチルプロピオニルチオコリ
ンハライド、エチルプロピオニルチオコリンハライド、
シクロプロパンカルボニルチオコリンハライド、シクロ
ブタンカルボニルチオコリンハライド、シクロペンタン
カルボニルチオコリンハライド、シクロヘキサンカルボ
ニルチオコリンハライド、シクロへブタンカルボニルチ
オコリンハライド、メチルシクロプロパンカルボニルチ
オコリンハライド、ジメチルシクロプロパンカルボニル
チオコリンハライド、エチルシクロプロパンカルボニル
チオコリンハライド、メトキシシクロプロパンカルボニ
ルチオコリンハライド、ジメトキシシクロプロパンカル
ボニルチオコリンハライド、ジエチルシクロプロパンカ
ルボニルチオコリンハライド、エトキシシクロプロパン
カルボニルチオコリンハライド、ジェトキシシクロプロ
パンカルボニルチオコリンハライド、メチルシクロブタ
ンカルボニルチオコリンハライド、ジメチルシクロブタ
ンカルボニルチオコリンハライド、メトキシシクロブタ
ンカルボニルチオコリンハライト、ジメトキンシクロブ
タン力ルポニル千オコリンハライド、エチルシクロブタ
ンカルボニルチオコリンハライド、エトキシシクロブタ
ンカルボニルチオコリンハライド、メヂルンクロペンタ
ン力ルポニルチオコリンハライド、ジメチルシクロペン
クンカルボニルチオコリンハライド、メトキシシクロペ
ンタンカルボニルチオコリンハライド、ジメトキシシク
ロペンタンカルボニルチオコリンハライド、エチルシク
ロペンタン力ルポニルヂオコリンハライド、エトキシシ
クロペンタン力ルポニルヂオコリンハライド、メチルシ
クロブタンカルボニルチオコリンハライド、ジメチルシ
クロヘキサンカルボニルチオコリンハライド、メトキシ
シクロヘキサンカルボニルチオコリンハライド、ジメト
キシシクロヘキザン力ルポニルチオコリンハライド、エ
チルシクロヘキサンチオコリンハライド、エトキシシク
ロヘキサンカルボニルチオコリンハライド、メチルシク
ロへブタンカルボニルチオコリンハライド、ジメチルシ
クロへブタンカルボニルチオコリンハライド、メトキシ
シクロへブタンカルボニルチオコリンハライド、ジメト
キシシクロへブタンカルボニルチオコリンハライド、エ
チルシクロへブタンカルボニルチオコリンハライド、エ
トキシシクロへブタンカルボニルチオコリンハライド、
サクシニルチオコリンハライド等が挙げられる。
本発明のチオコリン誘導体(I)は、たとえば次のよう
にして合成することができる。
一般式: %式% [式中、Yは前記と同意義。] で示される酸塩化物とジメチルアミノエタンチオールと
を適当な溶媒(たとえば、ジエチルエーテル)にそれぞ
れ溶解し、いずれかを他方に攪拌しながらゆっくりと滴
下し、室温で結晶を析出させる。この結晶をアルカリ液
(たとえば炭酸ナトリウム液)で塩化物を遊離させ適当
な溶媒(たとえばジメチルエーテル)で抽出し、乾燥濾
過後、得られた生成物にハロゲン化メチルを加えて反応
させ、目的のチオコリンハライドを得る。
本発明のプソイドコリンエステラーゼ測定方法では、プ
ソイドコリンエステラーゼの作用でチオコリン誘導体(
I゛)からチオコリンを遊離させ、S L1基試薬で発
色させ、これを通常の分光光度計や各種自動分析装置を
用いて定潰し、チオコリンの生成量を測定することによ
り定1的にプソイドコリンエステラーゼの活性を測定す
ることが出来ろ。
SH基試薬としては、従来から用いられているものはす
べて使用でき、−例としてD i” N 13 (5。
5°−ジチオビス−(2−ニトロ安息香酸)を示すこと
ができる。DTNBをS H基試薬として用いると、T
NB (2−ニトロ−5−メルカプト安息香酸)が生成
して発色する。
本発明のプソイドコリンエステラーゼ定量方法は、特に
臨床検査の分野では各種の自動分析装置を用いてキネチ
ック(K 1netic)法で分析したり、プソイドコ
リンエステラーゼの阻害剤(たとえば、ネオスチグミン
)で反応を止め、終点法で分析する場合に応用すること
ができる。
C実施例] 次に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、これ
らにより本発明が限定されるものではない。
参考例 ベンゾイルチオコリンヨーダイトの調製;−ノメヂルア
ミノエタンヂオール塩酸塩[(C)l 3)zNcHt
cHtsH・ HCρコ  3.5gを、炭酸ナトリウ
ム3gの水15zC溶液に溶解する。
これをノエチルエーテル150x&により抽出し、抽出
液を硫酸ナトリウムで一夜乾燥する。硫酸ナトリウムを
濾去し、濾液に塩化ベンゾイルクロライド3.69を撹
拌しながら滴Fし、析出ずろ結晶を濾取する。収量4g
このうち0.59を炭酸ナトリウム0.39の水10m
Q溶液に溶解し、ジエチルエーテル75肩(!により抽
出し、抽出液を硫酸ナトリウムで一夜乾燥する。硫酸ナ
トリウムを濾去し、ジエチルエーテル溶液全容を50m
Qに濃縮し、ヨウ化メチル0.42gを加え、室温にて
撹拌を続ける。結晶の析出が起こり完全に析出がなくな
るところ(2日間)で撹拌を停止し、濾過し結晶を得ろ
。この結晶を水から再結晶し、目的のベンゾイルチオコ
リンヨーダイト0.59を得た。収率71.4%。融点
257℃。これはジャーナル・オブ・ノ・アメリカン・
ケミカル・ソザエテイ(J、 Am、 Chcm、 S
oc、。
見見、+765(+935)に記載のアール・アール拳
ロイノヨーら(R,R,Reushow et ’al
)の報告の融点(M、P=257℃)と一致した。
実施例1 2.3−ジメトキシヘンゾイルチオコリンヨーダイドの
調製ニー 2.3−ジメトキシ安息香酸17.8y (0,15m
ol)に塩化チオニル1IzQを加え、反応後、過剰の
塩化チオニルをアスピレータ−にて除き、結晶状酸クロ
ライド+ 7.6gを得た。収率87,7%。
前記参考例と同様にして得たジメチルアミノエタンチオ
ールのジエチルエーテル溶液に、得られた酸クロライド
3.69 (0,0175mol)を加え、析出した結
晶を濾取し、減圧乾燥した。収量4439oそのうち3
,1gを炭酸ナトリウムl、2gの水50rpQ溶液に
溶解し、ノエチルエーテル150yQにより抽出し、抽
出液を硫酸ナトリウムで一夜乾燥した。その後、ジエチ
ルエーテル溶液全容をloomQとし、ヨウ化メチルl
x(を加え、室温で2日間撹拌を続け、析出結晶を濾取
し、結晶を水から再結晶して、2,3−ノメトキシベン
ゾイルチオコリンヨーダイドを得た。融点184〜18
5°co この化合物の赤外吸収スペクトルおよびNM
Rスペクトルを第1図および第2図に示す。
実施例2 基質の水溶性と特異性 各種チオコリン誘導体をA製し、それらの水溶性と水溶
液中ての安定性およびヒト血清に対する反応性を次の方
法で検討した。
下記組成の第一試薬2 、5 wQにヒト血清あるいは
精製水02πQを加え、37℃で5分間加温後、第二試
U 0 、5 w12を添加し、405nmにおける1
分当たりの吸光度変化(ΔE/min、)を測定した。
第一試薬 トリスヒドロキンメヂルー   240mmol/Qア
ミノメタン 5.5°−ノチオビス−0,3mmol/Q。
(2−ニトロ安息香酸) マレイン酸          適m 上記成分を精製水に溶解し、pH8、0に調製する。
第二試薬 各種チオコリン誘導体の水溶液  6mmol#!錐溶
性の化合物についでは25%エヂルアルコール水溶液を
用いて溶解した。
その結果、第1表に示すようにベンゾイルチオコリンエ
ステルおよび2.3−ジメトキンチオコリンエステルが
、水溶性、水溶液での安定性(試薬ブランクが小さい)
、反応性(1分間当たりの吸光度か0.03以L)の点
で浸れていた。
実施例3 下記の試薬および検体を調製し、第1試薬2゜4m(l
に各検体0 、 l m(!を加え、30℃で5分間加
温後、第2試薬0 、5 mQを添加し、30℃で40
5nmにおけろ1分間当たりの吸光度変化(ΔE/mi
n、)を測定して、検体の反応性を検討した。
その結果、第2表に示すようにベンゾイルチオコリンヨ
ーダイトおよび2.3−ジメトキンベンゾイルチオコリ
ンヨーダイドは、ツルーコリンエステラーゼに反応性ず
プソイドコリンエステラーゼに特異的に反応することが
確認された。
第一試薬 トリスヒドロキシメチル   12.19(loOmM
)アミノメタン 5.5′−ジチオビス    118.9m?(0,3
mM)(2−ニトロ安息香酸) マレイン酸         適屯 精製水           1g(PH8,2)第二
試薬(A) ベンゾイルチオコリン    2.1071079(6
ヨーダイト 精製水           IQ 第二試薬(B) 2.3−ジメトキシベンゾイル2.4559(6mM)
チオコリンヨーダイト 精製水           lσ 検体(1) プソイドコリンエステラーゼ  13U/xg(シグマ
社) 検体(2) ツルーコリンエステラーゼ   13U/zQ。
(シグマ社) 第2表 実施例4 トリスヒドロキシメチルアミノメタン(100mmol
d)、5,5°−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸(0
、3mmol/12)を精製水に溶解し、マレイン酸で
p+−17、0〜9.0に調節して各種溶液を調製する
。この溶液2.41にプソイドコリンエステラーゼ(シ
グマ社製)(ブチリルチオコリン法で13U/mQに調
節)0.lx&を加え、30℃で5分間加温後、2.3
−ジメチルベンゾイルチオコリンヨーダイトまたはベン
ゾイルチオコリンヨーダイトの6mmol/12水溶液
0 、5 mQを加えて405nmにおけろ吸光度の上
昇率を測定し、各PHにおける反応性を検討した。
その結果第3図に示すごとく、2.3−ジメチルベンゾ
イルチオコリンヨーダイトはpH8,0〜8.5で最適
であり、ブランク反応(自己氷解)も10mAb/mi
n以下でコリンエステラーゼ測定に適した基質であるこ
とがわかった。
実施例5 トリスヒドロキシメチルアミノメタン100nunol
/ Q、 5 、5°−ジチオビス−(2−ニトロ安息
香酸0 、3 mmol/ (!を精製水に溶解し、マ
レイン酸でpH8,2に調製する。この溶液2.41に
プソイドコリンエステラーゼ(シグマ社製)(ブチリル
チオコリン法で13U/z(2に調節)O,1x(7を
加え、2.3−ジメチルベンゾイルチオコリンヨーダイ
ト濃度0.06〜l 8mmol/(!の基質溶液をそ
れぞれ加えて、本基質に対するプソイドコリンエステラ
ーゼのKm値を検討した。この結果、第4図に示すごと
く、Kra値はlXl0−’M付近で極めて小さく、1
mmol/12以上では最大活性の90%以上を示し、
ブランク反応(自己氷解)も小さいため、コリンエステ
ラーゼ測定の基質として1 mmol/12の濃度でも
使用でき、有用であることがわかった。
実施例6 トリスヒドロキシメチルアミノメタン240mmol/
12.5.5゛−ジチオビス−(2−ニトロ安息香酸)
 0 、3 mmol/ 12を含むpH8,2の水溶
液(pH補正はマレイン酸で行った)を第一試薬とし、
第一試薬2.4tp(lにヒト直情検体0 、1 R(
lを加え、30°C恒温槽中て5分間予備加温後、2.
4−ジメチルベンゾイルチオコリンヨーダイト6 mm
ol/σの水溶tL05mQを加えて反応させた後、1
分間当たりの吸光度変化(ΔA)を405nmで測定し
た。
なお、試薬ブランクは、検体を精製水として同様に行な
う(ΔB)。反応式は下記のようになる。
511C11,CIl、N“(CIl3)31−〕 上記のようにして求めた1分間当たりの吸光度変化から
f式により本坊の測定値を求めた。
ヘンジイルコリン法(片山化学(株))を参照法とした
場合の相関を見ると、第5図のように相関係数r=0.
999と良好な結果を得た(第3表参照)。
また、ヒト血清検体の代わりに、高値プソイドコリンエ
ステラーゼ(シグマ社製)(ブチリルチオコリン法で3
01tJ/ff12に調節)を10段階希釈し、各下記
の式より求めて活性値との検m線を求めたところ第6図
のように+ 501 U/12の高値(正常検体では3
0〜50 r U/12)まで直線性を保った。
第3表 本坊とベンゾイルコリン法の測定値の関係13.3 x
 O,1 検体のプソイドコリンエステラーゼ活性(IU#)ΔA
 :検体の30℃での405nmにおける1分間当たり
の吸光度変化 ΔB :精製水の30℃での405nmにおける1分間
当たりの吸光度変化 3.0 :試薬と検体の総量 0.1 =検体量 13.3:チオ・ニトロ安息香酸の405nmにおける
分子吸光係数 実施例フ イソブチリルチオコリンヨーダイドの調製ニージメチル
アミノエタンチオール塩酸塩509を炭酸ナトリウム水
溶液で遊離し、pH10以上として塩化メヂレンにて抽
出し、減圧蒸留を行ないジメチルアミノエタンチオール
30gを得た(収率80.9%、沸点40°C/ I 
2 mmHg )。このうち3.59とイソブチリルク
ロライド35gをジエチルエーテル15011I2溶液
中で混和し、析出した結晶を濾取した。更にこれを炭酸
ナトリウム(10%)水溶液に溶解し、 pHI 0以
上とし、ジエチルエーテルで抽出し、抽出液を硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。その後、全容350+12までジ
エチルエーテルを加え、これにヨウ化メチル5IIIQ
を加え、室温にて撹拌した。析出結晶を濾取し、結晶を
水から再結晶して、イソブヂリルチオコリンヨーダイド
9.9gを得た。収率94.6%。融点157〜158
℃。
得られた化合物の赤外吸収スペクトルおよびNMRスペ
クトルをそれぞれ第7図および第8図に示す。
実施例8 シクロヘキサンカルボニルチオコリンヨーダイトの調製
ニー 実施例7で調製したジメチルアミノエタンチオール3.
5gと、シクロヘキサンカルボニルクロライド4.89
をジエチルエーテル150R12中で混和し、析出した
結晶を濾取した。更に、これを炭酸ナトリウム(10%
)水溶液に溶解し、I)I−110以上とし、ジエチル
エーテルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥した。その
後、ジエチルエーテルで全容を350+(とじ、ヨウ化
メチル5j+&を加えて、室温にて撹拌した。析出結晶
を濾取し、結晶を水から再結晶してシクロヘキサンカル
ボニルチオコリンヨーダイト7gを得た。収率59.4
%。融点159〜160℃。
得られた化合物の赤外吸収スペクトルおよびNMRスペ
クトルを第9図および第10図に示す。
実施例9 基質の水溶性および特異性 6種チオコリン誘導体を調製し、それらの水溶性と水溶
液中で安定性およびヒト血ti¥に対する反応性を次の
方法で検討した。
下記組成の第一試薬2 、5 m(lに第二試薬0.2
1を混合し、検体または精製水を0.0!5mQ加えて
、37℃で5分間加温後、第三試薬0.51を添加し、
405nmにおける1分間当りの吸光度変化(△E/m
1n)を測定した。
第一試薬 トリスヒドロキンメヂルアミノー メタン           325 mmol/ 1
2マレイン酸          適量 上記成分を精製水に溶解し、37℃、pH7,5に調整
した。
第二試薬 5.5°−ジチオビス(2−ニトロ 安息呑酸)水溶液      0 、65 mmol/
 Q裏五町 父種チオコリン誘導体水溶液 3 、25 mmol/
Qその結果、第4表に示すように、シクロへキサンカル
ボニルチオコリンヨーダイドおよびイソブチリルチオコ
リンヨーダイトが反応性試薬ブランクの安定性の点で特
に優れていた。
実施例IO 下記の試薬および検体を調製し、第一試薬2゜5mQに
第二試薬0.2 vr(lを混合し、検体または精製水
0.05m12を加え、37℃で5分間加温後、第三試
薬(A)または(B)0.5MCを添加し、37℃で4
05nmにおける1分間当りの吸光度変化(△E/m1
n)を測定して、検体の反応性を検討した。
第一試薬 トリスヒドロキシメヂルアミノー メタン           325 mmol/&マ
レイン酸           適量上記成分を精製水
に溶解し、37℃、pH7,5に調整した。
第二試薬 5.5゛−ジチオビス(2−ニトロ・ 安U、香酸)水溶液      0 、65 mmol
/ Q第三試薬 (A)インブチリルチオコリンー ヨーダイド水溶液    3 、25 m’mol/ 
Q(B)シクロヘキサンカルボニル− チオコリンヨーダイト水溶液 3 、25 mmol/ Q 検体(+) プソイドコリンエステラーゼ  13U/mQ。
(シグマ社) 検体(2) ツルーコリンエステラーゼ   I 3 U/m(2(
シグマ社) その結果、第5表に示すように、イソブチリルチオコリ
ンヨーダイトおよびシクロヘキザン力ルポニルチオコリ
ンヨーダイドは、ツルーコリンエステラーゼには反応せ
ず、プソイドコリンエステラーゼに特異的に反応するこ
とが確認された。
実施例11 トリスヒドロキシメチルアミノメタン(100mmol
/12 )、5,5−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸
)を精製水に溶解しく0 、25 mmol/ &)、
マレイン酸でpH7゜0〜9.0に調節して各種溶液を
調製した。これを第一試薬として2 、4 mQと人プ
ール血清0.05iCを加え、376Cで5分間加温後
、イソブチリルチオコリンヨーダイトまたはシクロヘキ
ザン力ルポ゛ニルチオコリンヨーダイトの63mmol
/Q、水溶液0 、5 m(lをそれぞれ加えて、40
5nmにおける1分間当りの吸光度変化量を試薬ブラン
クを対照に求め、各1)11における反応性を検討した
その結果第11図に示すごとく、いづれの基質において
も、pH8、0付近で最適であった。ブランク反応はp
H8、0付近では0.005/min以下であり、コリ
ンエステラーゼ測定に適する基質であることがわかった
実施例12 トリスヒドロキシメチルアミノメタンを濃度60III
lol/QからI 200 mmol/ f2の範囲で
、5.5−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)を0.2
5mmol/12の濃度で含み、マレイン酸でpH8、
0に調節した溶液を調製した。この各種溶液2 、6 
m(lに、人プール血清0.05xQを加え、37℃で
5分間加温後、イソブチリルチオコリンヨーダイトまた
はシクロへキシルカルボニルチオコリンヨーダイトの6
.3mmol/Q水溶液0.5in!を加えて、405
nmにおける1分間当りの吸光度変化を測定し、トリス
緩衝液の至適濃度を求めた。この条件における反応の終
濃度をトリス緩衝液の濃度とした。
その結果、第12図に示すごとく、いずれの基質におい
ても最終反応時のトリス緩衝液は100mMが最大活性
を示した。
実施例13 トリスヒドロキシメチルアミノメタン(100mmol
/Q)および5,5°−ジチオビス−(2−ニトロ安息
香酸) (0、25mmol/&)を含むpl−(8,
0の水溶液(pHはマレイン酸で補正)を第一試薬とし
、第一試薬2 、6 mQにブソイドコリンエステラー
ゼ(ングマ社製)(ブチリルチオコリン法で13U/m
Qに調節)0.05fff2を加え、イソブチリルチオ
コリンヨーダイド濃度0.38〜6 、3 mmol/
Qの基質溶液をそれぞれ0 、5 ttt(l加えて、
本基質に対するプソイドコリンエステラーゼのKm値を
検討した。この結果第13図に示すごと<Km値は6,
9XIO−5M付近で極めて小さく 、1 mmol/
Q以上で最大活性の95%以上を示すことがわかった。
実施例14 実施例13で使用した基質イソブチリルチオコリンヨー
ダイトに代えてシクロヘキサンカルボニルチオコリンヨ
ーダイドを用い、0.126〜3゜15 mmol/1
2の基質溶液を調製し、実施例13と同様の試験を行な
った。シクロヘキサンカルボニルチオコリンヨーダイド
に対するプソイドコリンエステラーゼのKm値は第14
図に示すごとく6゜9xlO−’M付近で、イソブチリ
ルチオコリンヨーダイトとほぼ同様のKffl値を示し
た。
実施例15 トリスヒドロキシメチルアミノメタン100mmol/
&、 5 、5 ’−ジチオビスー(2−ニトロ安息香
酸) (0、25mmol/12)を含むpH8、0の
水溶液(pHはマレイン酸で補正)を第一試薬とし、第
一試薬2 、6 *Qにヒト血清検体0.05112を
加え、37℃で5分間加温後、第二試薬としてイソブチ
リルチオコリンヨーダイト0 、62 mmol/ Q
の水溶液0 、5 *Qを加えて反応させた後、1分間
当りの吸光度変化(△A)を405nmで測定した。試
薬ブランクは検体の代りに精製水を用い、同様に行なっ
た(ΔB)。
反応式は下記のようになる: CH3 CHs  CC05CHtCHtN”(CHa)sl−
HSCHzCHtN”(CHa)sE−2HSGHzC
H*N”(CH3)5  +−〉 2[−5CHyCt
ltN”(CII*)sl  +L記のようにして求め
た1分間当りの吸光度変化から下式により本性の測定値
を求めた:検体のプソイドコリンエステラーゼ活性(I
U/のΔA  :検体の30℃での405nmにおける
1分間当たりの吸光度変化 ΔB  ・精製水の30°Cでの405nmにおけろ1
分間当たりの吸光度変化 試薬検体総量:3.15 検体量 :0.05 13.3 ・チオ・ニトロ安息香酸の405nmにおけ
る分子吸光係数。
ベンゾイルコリン法(片山化学株式会社)を参照法とし
た場合の相関を見ると、第6表および第15図のように
、相関係数r=0.998を示し、良好な結果を得た。
またヒト血清検体の代わりに高値プソイドコリンエステ
ラーゼ(シグマ社)(ブチリルチオコリン法で3010
/m12に調整)を10段階希釈し、活性値との検量線
を求めたところ、第6表および第16図のように160
01 U/Qまで(正常検体300〜7ootu/i2
)直線性を保った。
第6表 第6表(続) 実施例16 実施例15と同様の手順を、基質に用いる第二試薬をシ
クロヘキサンカルボニルチオコリンヨーダイト0 、6
211Imol/ 12の水溶液に代えて行なったとこ
ろ、第7表および第17図のように、相関係数r=0.
998を示し、良好な結果を得た。
また同様に行なった活性値との検量線は、第18図のよ
うに、30001U/(2まで(正常検体600〜+ 
5001 U/Q )直線性を保った。
第7表 第7表(続) 実施例17 フエニルアセチルチオコリンヨーダイドの調製実施例7
で調製したジメチルアミノエタンチオール3.0gとフ
ェニルアセチルクロライド3.1gをジエチルエーテル
150m12中で混和し、析出した結晶を濾取した。更
に、これを10%炭酸ナトリウム水溶液に溶解し、pH
10以上とし、ジエチルエーテルで抽出し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。その後、ジエチルエーテルで全容を
350xQとし、ヨウ化メチル3yQを加えて、室温に
て撹拌した。析出結晶を濾取し、結晶を水から再結晶化
してフェニルアセチルチオコリンヨーダイドロ。
09を得た。融点182〜183℃。収率57.7%。
得られた化合物の赤外線吸収スペクトルおよびNMRス
ペクトルを第19図および第20図に示す。
実施例18 フェニルプロピオニルチオコリンヨータイトのコ1′、
I製 一 実施例7で調製したジメチルアミノエタンチオール30
gとフェニルプロピオニルクロライド33gをジエチル
エーテル15OIlIQ中で混和し、析出した結晶を濾
取した。更に、これを10%炭酸ナトリウム水溶液に溶
解し、pti l 0以上とし、ジエチルエーテルで抽
出し、硫酸マグネシウムで1記燥した。その後、ジエチ
ルエーテルで全容を350m(lとし、ヨウ化メチル3
mQを加えて、室温にて撹拌した。析出結晶を濾取し、
結晶を水から再結晶化して、フェニルプロピオニルチオ
コリンヨータイト7.0gを得た。融点200〜201
’C。
収率648%。
得られた化合物の赤外線吸収スペクトルおよびN M 
((スペクトルを第21図および第22図に示す。
ポ[発明の効果] コリンエステラーゼ活性測定用の基質として本発明のチ
オコリン誘導体を用いることによりコリンエステラーゼ
の至適pt+s、o〜8.5において自己氷解が少なく
、用手法や、検体量を正確に採取できる容量(検体/反
応液量= 1/30以上)での自動分析装置への応用が
可能であり、従来のブチリルコリン等の基質を用いるよ
り広範囲にしかも正確に測定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例!で製造した化合物の赤外線吸収スペ
クトル 第2図は、実施例1で製造した化合物のN M Rスペ
クトル、 第3図は、実施例4におけるコリンエステラーゼ活性お
よび自己氷解とl)Hの関係を示す図、第4図は、実施
例5における2、3−ジメトキシベンゾイルチオコリン
ヨーダイト濃度とコリンエステラーゼ活性の関係を示す
図、 第5図は、実施例6の本発明方法とベンゾイルコリン法
との相関を示す図、および 第6図は、実施例6における本発明方法の直線性を示す
図である。 第7図は、実施例7で製造した化合物の赤外線吸収スペ
クトル 第8図は、実施例7で製造した化合物のNMRスペクト
ル、 第9図は、実施例8で製造した化合物の赤外線吸収スペ
クトル 第10図は、実施例8で製造した化合物のNMRスペク
トル、 第11図は、実施例11におけるコリンエステラーゼ活
性および自己氷解とpHの関係を示す図、第12図は、
トリス緩衝液の指通濃度を示す図、第13図は、イソブ
チリルチオコリンヨーダイト基質に対するプソイドコリ
ンエステラーゼのKm値を示す図、 第14図は、シクロヘキサンカルボニルチオコリンヨー
ダイト基質に対するプソイドコリンエステラーゼのKm
値を示す図、 第15図は、実施例I5の本発明方法とベンゾイルコリ
ン法との相関を示す図、 第1621は、実施例I5における希釈度と活性値との
関係を示す図、 第17図は、実施例16の本発明方法とベンゾイルコリ
ン法との相関を示す図、 第18図は、実施例16における希釈度と活性値との関
係を示す図、 第19図および第20図は、実施例17で製造した化合
物の赤外線吸収スペクトルおよびNMRスペクトル、な
らびに 第21図および第22図は、実施例I8で製造した化合
物の赤外線吸収スペクトルおよびNMRスペクトルであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式: Y−COSCH_2CH_2^+(CH_3)_3X^
    −( I )[式中、Yは、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ここで、R_1、R_2およびR_3は、同一または
    異なって、水素、ハロゲン、ニトロ基、低級アルキル基
    、低級アルコキシ基、アセトアミノ基、ジ(低級アルキ
    ル)アミノ基またはHOOCCH_2O−基を表す。但
    し、R_1、R_2およびR_3の少なくとも1つは水
    素ではない。) で示される置換フェニル基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (ここで、nは2〜6の整数を表す。) で示されるシクロアルキル基またはそのアルキルあるい
    はアルコキシ置換誘導体、 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (ここで、R_4、R_5およびR_8は、全てがアル
    キル基を表すか、1つが水素を表し、他の2つはアルキ
    ル基を表すか、もしくは2つが水素を表し、他の1つは
    メチル基およびエチル基を除くアルキル基またはアリー
    ルアルキル基を表す。) で示される分岐アルキル基、もしくは X−(CH_3)_3N^+CH_2CH_2SCOR
    −(V)(ここで、Rは、2価のアルキル基を表す。)
    で示される基を表す。Xはハロゲン原子を表す。]で示
    されるチオコリン誘導体。 2、一般式: Y′−COSCH_2CH_2N^+(CH_3)_3
    X^−( I ′)[式中、Y′は、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II′) (ここで、R′_1、R′_2、およびR′_3、は、
    同一または異なって、水素、ハロゲン、ニトロ基、低級
    アルキル基、低級アルコキシ基、アセトアミノ基、ジ(
    低級アルキル)アミノ基またはHOOCCH_2O−基
    を表す。) で示されるフェニル基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (ここで、nは2〜6の整数を表す。) で示されるシクロアルキル基またはそのアルキルあるい
    はアルコキシ置換誘導体、 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (ここで、R_4、R_5およびR_6は、全てがアル
    キル基を表すか、1つが水素を表し、他の2つはアルキ
    ル基を表すか、もしくは2つが水素を表し、他の1つは
    メチル基およびエチル基を除くアルキル基またはアリー
    ルアルキル基を表す。) で示される分岐アルキル基、もしくは X^−(CH_3)_3N^+CH_2CH_2SCO
    R−(V)(ここで、Rは、2価のアルキル基を表す。 )で示される基を表す。Xはハロゲン原子を表す。]で
    示されるチオコリン誘導体を基質として用い、プソイド
    コリンエステラーゼの作用で該基質から遊離したチオコ
    リンらしくは芳香族または脂肪族化合物を定量すること
    を特徴とするプソイドコリンエステラーゼの定量方法。 3、一般式: Y′−COSCH_2CH_2N^+(CH_3)_3
    X^−( I ′)[式中、Y′は、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II′) (ここで、R′_1、R′_2、およびR′_3は、同
    一または異なって、水素、ハロゲン、ニトロ基、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基、アセトアミノ基、ジ(低
    級アルキル)アミノ基またはHOOCCH_2O−基を
    表す。) で示されるフェニル基、 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (ここで、nは2〜6の整数を表す。) で示されるシクロアルキル基またはそのアルキルあるい
    はアルコキシ置換誘導体、 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (ここで、R_4、R_5およびR_6は、全てがアル
    キル基を表すか、1つが水素を表し、他の2つはアルキ
    ル基を表すか、もしくは2つが水素を表し、他の1つは
    メチル基およびエチル基を除くアルキル基またはアリー
    ルアルキル基を表す。) で示される分岐アルキル基、もしくは X^−(CH_3)_3N^+CH_2CH_2SCO
    R−(V)(ここで、Rは、2価のアルキル基を表す。 )で示される基を表す。Xはハロゲン原子を表す。]で
    示されるチオコリン誘導体を基質として含むことを特徴
    とするプソイドコリンエステラーゼ定量用キット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111333556A (zh) * 2019-12-30 2020-06-26 苏州百灵威超精细材料有限公司 一种制备碘化乙酰硫代胆碱的工艺方法

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