JPS62101936A - ブツシユ形防振装置 - Google Patents

ブツシユ形防振装置

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JPS62101936A
JPS62101936A JP60239514A JP23951485A JPS62101936A JP S62101936 A JPS62101936 A JP S62101936A JP 60239514 A JP60239514 A JP 60239514A JP 23951485 A JP23951485 A JP 23951485A JP S62101936 A JPS62101936 A JP S62101936A
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JP
Japan
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actuator
passage
vibration isolator
cylinder
vibration
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Application number
JP60239514A
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English (en)
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Masaru Saotome
早乙女 優
Takao Ushijima
牛島 孝夫
Takeshi Noguchi
毅 野口
Naomi Sato
尚美 佐藤
Tsutomu Nakao
中尾 務
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Bridgestone Corp
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/923,483 priority patent/US4858899A/en
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
    • F16F13/28Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions specially adapted for units of the bushing type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/006Attaching arms to sprung or unsprung part of vehicle, characterised by comprising attachment means controlled by an external actuator, e.g. a fluid or electrical motor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/14Mounting of suspension arms
    • B60G2204/143Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/41Elastic mounts, e.g. bushings
    • B60G2204/4106Elastokinematic mounts
    • B60G2204/41062Elastokinematic mounts hydromounts; interconnected mounts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、たとえば、自動車のエンジンマウント、キ
ャブマウント、ボディマウント、ブンシュなどとして適
用することができ、ばね定数を選択変更することができ
るブンシュ形防振装置に関するものである。
(従来の技術) たとえば、自動車のサスペンションにブンシュとして適
用される防振装置にあっては、車両の高速走行時には、
その操縦安定性を向上させる目的の下で、高いぼね定数
を有する防振装置が要求される一方、車両の悪路走行時
には、高いぼね定数を有するその防振装置では、車両へ
の乗心地が悪くなることはもちろん、車輪のスタック状
態がもたらされ易く、これがため、車両の泥寧地その他
からの抜は出しが困難になるという問題があった。
そこで、剛性材料からなる内筒および外筒を、ゴム、ゴ
ム状弾性材料などを主体とする弾性体によって液密に相
互連結するとともに、それらの内外筒間に、直径方向に
対抗する二個の流体室を形成し、そしてそれぞれの流体
室内へ封入した液体の圧力を、防振装置から離間させて
設置したポンプ、電磁弁などの作用によって所要に応じ
て調整することにより、ばね定数の適宜なる選択を可能
ならしめたブンシュ形防振装置が、実開昭60−665
07号公報等により提案されており、この防振装置によ
れば、両流体室内の液体圧力を高めることにて防振装置
のばね定数を高め、また、その液体圧力を低下させるこ
とにりばね定数を低くすることができる。
従って、このブンシュ形防振装置では、そのばね定数を
低下させることによって、とくに悪路での車両への乗心
地を向上させることができるとともに、車輪のスタック
状態の発生を十分有効に防止することができる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、かかる従来技術にあっては、ポンプ、電磁弁
などを防振装置から離間させて設置していることから、
各流体室に対する液体給排通路を相当長くしなければな
らず、その通路からの液体の漏出のおそれが極めて高く
、また、それらの所要個所への組み付けのための占有ス
ペース、作業工数などが著しく嵩む問題があり、さらに
は、ポンプ、電磁弁などを接続する液体タンクをもまた
別に設置しなければならないという問題があった。
また、管路が長いがゆえ、剛性値の切り換えに要する時
間が長く、瞬時に特性を変えることができない上に管路
損失によりブンシュの動的ばね定数を低くできないとい
う問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、車両の走行状態に応じてばね定数を選択する
ことができるとともに、組付作業性、シール性などを著
しく向上させることができる簡単かつ小型のブンシュ形
防振装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この発明のブンシュ形防振装置モ、内筒および外筒を、
ゴムもしくはゴム状弾性材料などを主体とすることがで
きる弾性体によって相互連結するとともに、これらの内
外筒間に、それらの周方向へ離間させて形成され、そし
て液体を封入された複数の流体室を設け、さらに、それ
らの流体室を相互接続する連通路を、たとえば内筒もし
くは外筒に取り付けたアクチュエータによって開閉可能
ならしめるとともに、その連通路とは別個に設けた小径
通路によって流体室を相互接続してなる。
そしてこの発明の他の防振装置は、とくに、連通路の開
閉を司るアクチュエータを、これもたとえば内筒もしく
は外筒に取り付けるとともに、内外筒の相対変位量が許
容範囲内の値となった状態で、アクチュエータに、連通
路の閉止指令を与える変位センサーを、内筒もしくは外
筒に設けてなる。
(作 用) このブンシュ形防振装置では、アクチュエータの連通路
開放作動に基づき、たとえば、直径方向に対抗して位置
する二個の流体室の一方から他方への液体の流動を許容
することにより、ばね定数が十分低い防振装置をもたら
すことができる一方、アクチュエータによってその連通
路を閉止して両流体室間での液体の流動を阻止すること
により、高いぼね定数の防振装置をもたらすことができ
る。
従って、この防振装置は、それをたとえば自動車のサス
ペンションにブンシュとして適用した場合に、車両の悪
路走行時における乗心地の大幅なる改善および車輪のス
タック状態の有効なる防止をもたらすことができ、加え
て、車両の高速走行時における操縦安定性を十分に高め
ることができる。
そしてこの装置では、アクチュエータを内筒もしくは外
筒に取り付けることができ、また、連通路の全長を著し
く短くすることができるので、装置の組み付けのための
スペース、作業工数などが有効に低減されることになり
、併せて、連通路がらの液体の漏出のおそれが除去され
ることになる。
また同時に管路の短縮により、剛性値の切り換えに要す
る時間が著しく短くなると共に、管路損失が最小限に抑
制できる為、ブンシュの動的ばね定数を低下させること
ができる。
さらにこの装置では、両流体室間での液体の流動を、ア
クチュエータにて制御すべく構成しているので、液体タ
ンクを設置するためのスペース、工数およびコストが全
く不要になるという利益がもたらされる。
またここにおいて、連通路とは別個に設けた小径通路は
、防振装置へ振動が伝達されないときならびに、特定周
波数以下の低周波振動が伝達されたときにのみ両流体−
室間での液体の流動を許容すべく作用するので、たとえ
、内外筒が相対変位した状態にて連通路の閉止が行われ
ても、防振装置へ伝達される振動の周波数が所定値以下
になった場合に、その小径通路を通る液体の流動によっ
て両液体室の内圧が等圧とされるので、内外筒のその相
対変位は徐々にかつ確実に除去されることになる。従っ
て、内外筒の相対変位状態にて連通路が閉止されても、
サスペンションリンクの幾何学的配置が変更されること
はなく、走行安定性を常に一定に維持することができる
この一方において、この発明の他の防振装置におけるよ
うに、内筒もしくは外筒に、それらの相対変位を検知す
る変位センサーを設け、それらの相対変位量が許容範囲
内の値になったときに、そのセンサーから発せられる指
令に基づいてアクチュエータによる連通路の閉止をもた
らす場合には、連通路の閉止に際し、いいかえれば、流
体室内の液体の流動が阻止されるに際し、内外筒間には
相対変位がほとんどもしくは全く存在しないので、サス
ペンションリンクの幾何学的配置に変更が生じるおそれ
は全くない。
(実施例) 以下にこの発明を図示例に基づいて説明する。
第1図は、本発明の第1実施例を示し、図中1は振動系
の一方に取り付けられる内筒を、2は振動系の他方に取
り付けられる外筒をそれぞれ示す。
ここでは、剛性材料にて構成されて相互に同心をなすこ
れらの内外筒1,2を、ゴムもしくはゴネ状弾性材料を
主体とする弾性体3によって液密に相互連結し、そして
これらの内外筒間で、直径方向に対抗する位置に、水そ
の他の液体を充満させた二個の流体室4.4を形成する
なおここにおいて、弾性体3の内筒1への連結は、図示
のように、それを内筒1の外周面全体にたとえば加温接
着させることにより、また、その弾性体3の外筒2への
連結は、弾性体3の外周面近傍部分に埋め込み固定され
て流体室4.4の平面輪郭と対応する窓穴を有した中間
筒3aに、外筒2をかしめ固定することによりそれぞれ
行われ、この弾性体3と外筒2との間の液密性は、この
例では、中間筒3aの外周側に位置する弾性体ライニン
グ層3bによって十分に担保されることになる。
従って、上述した流体室4,4において、図示例におけ
るように、その半径方向断面の円弧状をなす外周面を外
筒2で、また、その断面内のほぼ弦状をなす底面および
内外筒1,2の軸線方向の端面をそれぞれ弾性体3で区
画することにより、両流体室4,4の液密性が確実に維
持されることになる。
またここでは、このようにして液密に構成した両流体室
4.4を連通路5によって相互接続する一方、この連通
路5の開閉を司るアクチュエータ6を外筒2に取り付け
る。ここで、連通路5は、図示のように、流体室4.4
の一方側で、外筒2と中間筒3aとの間に形成した通路
部分5a、 5aと、各通路部分5aの端部位置から外
筒2に貫通する貫通孔5bと、アクチュエータ6の弁体
6aに設けられて両賞通孔5b、 5bを連通させる弁
体通路5cとで形成することができ、また、アクチュエ
ータ6は、前述した弁体通路5cの他、外筒2に溶接そ
の他によって固定される弁体6aと、この弁体内に収納
したソレノイドコイル6bと、このソレノイドコイル6
bによって、たとえば進退駆動されて弁体通路5cひい
ては連通路5を開閉するスプール6cとで構成すること
ができる。なおここにおいて、貫通孔5bと弁体通路5
cとの接続部は、0リングによって液密に維持されるの
で、そこから液体が漏出するおそれはない。
そしてさらにこの発明の実施例では、流体室4゜4を、
連通路5とは別個に設けた一本の小径通路7によって相
互接続し、内筒1もしくは外筒2に振動が全く伝達され
ないとき、およびそこへ伝達される振動の周波数が所定
値以下のときにのみ、その小径通路7を通る流体室液体
の流動を許容する。いいかえれば、内筒1もしくは外筒
2に伝達される振動が所定値以上の周波数を有する場合
には、小径通路7は、主には、それが流体室内の液体に
及ぼす流動抵抗によって閉塞状態となるので、流体室内
の液体はそこを流動することができない。
ここでこの小径通路7は、内筒1もしくは弾性体3に貫
通させて設けた孔にて構成することもできるが、この例
では、その形成を容易ならしめるため、中間筒3aに設
けた外周溝と、外筒2の内周面とによってその小径通路
7を構成する。なおここにおけるこの小径通路7を、外
筒2に形成した内周溝と、中間筒3aの外周面とによっ
て構成してもよいことはもちろんである。
このように構成してなる防振装置の振動系への取り付け
は、たとえば、ロッドAの端部に設けた筒状ブラケット
B内へ外筒2を図示のように嵌め込み固定するとともに
、振動系の他方の部材を内筒1に連結することにより行
うことができる。ここにおいて、アクチュエータ6は、
それを前述したように、外筒2に予め取り付けた場合に
は、筒状ベラケラ)Bに、その軸線方向へ延在させて設
けた切欠きB1に沿わせてそれをその切欠内へ押し込む
ことにより、ブラケッ)Bの外周面から突出した状態に
て位置決め固定される。
なおここで、筒状ブラケッ)Bの所定位置に設けた大向
に、アクチュエータ6を圧入固定、かしめ固定その他の
固定ができるようにブラケッ)Bを構成した場合には、
筒状ブラケッ)B内へ外筒2を嵌め込み固定した後に、
アクチュエータ6をそのブラケットBに固定することに
より、連通路5の適正なる形成が可能となる。またこの
場合において、外筒2および中間筒3aの、少なくとも
連通路形成部分を、第2図に示すように、押し潰しその
他の加工によって平坦形状としたときには、外筒2の筒
状ブラケッ)Bへの嵌め込み固定後におけるアクチュエ
ータ6のそのブラケットBへのねじ込みその他による固
定が極めて容易になる他、外筒2とアクチュエータ6と
の間のシール性のより一層の向上をもたらすことができ
、これらのことは、アクチュエータ6を外筒表面に直接
的に固定する場合にも同様である。
防振装置のこのような取付状態下で、ロッドAに、図に
矢印で示すような上下方向の振動が伝達された場合にお
いて、アクチュエータ6が連通路5を開放しているとき
には、その振動によって両流体室4,4がそれぞれ交互
に圧縮方向および拡張方向の外力を受け、かかる外力の
作用に際し、流体室内の流体は連通路5を経て高圧側か
ら低圧側へ自由に流動するので、防振装置のばね定数を
十分低い値とすることができる。
また一方において、振動の同様なる伝達時に、アクチュ
エータ6の作動に基づく、スプール6Cのたとえば後退
作動によって連通路5を閉止したときには、両流体室4
.4に、圧縮方向および拡張方向の外力が交互に作用し
ても、流体室内の液体の流動が確実に防止されるので、
ばね定数を十分高い値とすることができる。
なおここにおいて、スプール6Cによる連通路5の閉止
が、内外筒1,2の相対変位が全くない状態下にて行わ
れた場合には、連通路5の閉止によって、流体室内の液
体の流動が阻止されても、この例では、内外筒1,2は
同心状態に位置するので、防振装置を取り付けた振動系
、たとえば、自動車のサスペンションリンクの幾何学的
配置が変更されることはない。
また一方において、連通路5の閉止時に、内外筒1.2
が相対変位した状態にある場合には、その閉止当初には
、自動車のサスペンションリンクの幾何学的配置が変更
れることになるも、たとえば、防振装置へ伝達される振
動周波数が所定周波数以下になることにより、小径通路
7を通る液体の流動が許容されて両流体室4.4の内圧
は徐々に等圧となるので、内外筒1.2の相対変位もま
た徐々に解消されることになり、それらの内外筒1,2
が同心状態になったときに、サスペンションリンクの幾
何学的配置が当初状態に復帰することになる。
この故に、これらのいずれの場合にあっても、車両の走
行安定性を十分に確保することができる。
従って、この防振装置を、自動車のサスペンションブン
シュとして適用した場合には、連通路5を閉止すること
によって、車両の高速走行時における操縦安定性の十分
なる向上をもたらすことができ、逆に、その連通路5を
開放することによって、悪路走行時における車両への乗
心地を高め、また車両のスタック状態を有効に防止する
ことができる。
第3図は、筒状ブラケッ)Bへの防振装置の取り付は姿
勢を、第1,2図に示した姿勢から90度変位させるこ
とによって、アクチュエータ6を中空のロッドA内に収
納した実施例であり、この例によれば、ロッドAの前述
した振動方向と直交する方向、図では水平方向の振動に
対し、上述したように、高低二種類のばね定数を選択す
ることができ、また、アクチュエータ6の筒状ブラケッ
トBからの突出を防止して防振装置の占有スペースを有
効に低減することができる。
第4図は、ロッドAの図の上下方向への振動に対して防
振機能を発揮することができ、かつ、アクチュータ6を
ロッドA内へ収納することができる防振装置を例示する
図であり、ここでは、流体室4.4の一方、図では下方
へ位置する流体室4の区画に寄与する外筒部分に設けた
貫通孔5d、この貫通孔5dに接続されて外筒2と筒状
ブラケットBとの間で環状に延在する通路部分5es貫
通孔5dと直径方向に対向する位置で、通路部分5eか
らブラケッ)Bに貫通する貫通孔5f、ブラケットBお
よび外筒2に貫通して他方の流体室4に開口する貫通孔
5g1ならびに、ロッドA内へ収納したアクチュエータ
6の弁体6aに設けられて貫通孔5f、 5gを連通さ
せる弁体通路5hからなる連通路5を形成する。
なおここで、アクチュエータ6の他の構造は、第1〜3
図に示すものと同様とすることができる。
この例によれば、ロッドAの図の上下方向への振動に対
してばね定数を選択変更し得ることはもちろん、アクチ
ュエータ6のロッド内への収納により、第3図に示す例
と同様に、防振装置の占有スペースを低減させることが
でき、さらには、小径通路7の作用下にて内外筒1,2
の相対変位を有効に解消することができる。
第5図は、第4図に示す装置において、シール性のより
一層の向上をもたらした例であり、この例によれば、貫
通孔5f、 5g間で、筒状ブラケットBの内周面に、
外筒2を取り囲む一本のOリング8を配置することによ
って、ブラケッ)Bと外筒2との間でのそれらの貫通孔
5f、 5gの連通を確実に阻止することができる。
そしてまたこの例では、弾性体3が、弾性体ライニング
層3bに連続して中間筒3aの軸線方向外端面を覆うシ
ール層3Cをも有するものとし、筒状ブラケッ)Bの幅
方向端部分B2を中間筒3aにかしめ加工することによ
り、そのシール層3Cで、連通路形成部分から軸線方向
の外側に向く液体の漏出を有効に防止する。
なお、図示はしないが、筒状ブラケッ)Bと外筒2との
間で、連通路5の形成部分を除いた全ての部分に、シー
ル材を介在させた場合には、貫通路5f、 5gの上述
したような連通ならびに連通路形成部分から軸線方向の
外側に向く液体の漏出が同時に防止させることになる。
第6図は、弾性体3と外筒2との間および外筒2と筒状
ブラケットBとの間にシール性をもたらす他の実施例で
あり、この例では、中間筒3aの全長より短い長さを有
する外筒2を、中間筒3aの小径部分にたとえばかしめ
固定し、そしてこの外筒2を、中間筒3aの全長とほぼ
等しい長さを有する筒状ブラケットB内に、これもたと
えば圧入することにより、中間筒3aの大径部分とブラ
ケットBとの間に位置するシール材9の圧縮変形をもた
らす。
従ってここでは、シール材9は、流体室内の液体の、弾
性体3と外筒2との間ならびに外筒2と筒状ブラケッ)
Bとの間からの漏出を確実に防止すべく作用する。
第7図は、前述したいずれの実施例にも適用することが
モきるアクチュエータ6の他の実施例を示す断面図であ
り、ソレノイドコイル6bによって複数段に進退駆動さ
れるスプール6Cに、直径の異なる二種類の貫通孔6d
、 6eを形成することにより、第7図(a)に示すよ
うに、大直径の貫通孔6dをもって連通路5を開放した
場合には、とくに高周波振動に対する所要のばね定数を
、また第7図(b)に示すように、小直径の貫通孔6e
にて連通路5を開放した場合には、低周波振動に対する
所要のばね定数をそれぞれもたらすことができる。
第8図は防振装置をより一層小型化した他の実施例を示
す断面図であり、この1例では、流体室4゜4を内筒1
に貫通させて設けた連通路5によって相互接続するとと
もに、その内筒内にアクチュエータ6を配置し、たとえ
ばDCモータ、ステッピングモータなどを適用すること
ができるこのアチュエーク6の回転式のスプール6fに
よって、連通路5の開閉を可能ならしめる。
ところで、以上に述べたような防振装置において、そこ
へ伝達される振動が高周波振動(たとえば100Hz以
上)である場合には、連通路5が開放状態にあっても、
主には、その連通路5が液体に及ぼす流動抵抗により、
一般的には、振動周波数の増加につれて液体の連通路5
内での流動が困難になり、ついには、連通路5の閉止時
と同様、液体がそこを全く流動し得なくなる。
そこで、このような現象の発生を防止するためには、連
通路5の穴径を大きくするとともに、その全長を短くす
ることが必要になるところ、たとえば、第1図に示すよ
うな防振装置に対し、要求性能としての、連通路5の開
放時の静的ばね定数が30kg/mm、その閉止時の静
的ばね定数が100 kg/mmを満足するように、ゴ
ム質、有効受圧面積、体積弾性などを決定した場合には
、連通路5の直径を10φ以上もの大きい寸法とするこ
とが必要となり実施化が極めて困難になる。
なおここで、有効受圧面積とは、内外筒1.2がそれら
の半径方向にln+m相対変位したときに、連通路内を
流動する液体の体積を相対変位1mmで割った面積のこ
とをいい、体積弾性とは、流体室内圧Pと、その内圧を
1kgf/Cm2変化させるに必要な液体の流入もしぐ
は流出体積Δ■との比P/ΔV (kg/cm5)をい
う、これがため、ここにおいては、連通路5の直径の十
分なる低減を可能ならしめる目的の下で、たとえば第9
図に示すように、弾性体3の、内筒1と中間筒3aとの
間に、中間筒3aより小径の補強リング3dを埋め込み
固定した弾性体3の剛性を高めることにより、体積弾性
の増加をもたらす。
ここで、図示の防振装置の、有効受圧面積(CXD)を
11cm2 とし、体積弾性を35kg/am5 とし
た場合には、1oOHz以上の高周波振動によって連通
路内の液体流動が全く不能になる連通路5の限界直径を
約4φまで低下させることができるので、連通路5の直
径を5φ程度とすることにより、高周波振動に基づくそ
の閉塞を確実に防止することができ、また、この程度の
連通路5を形成することは十分可能である。
第10図は、第9図について述べたところ同様に、連通
路5の小径化を目的とする実施例であり、ここではとく
に、弾性体3の両端壁を膜状とするとともに、その膜状
部分に補強コード3eを埋め込むことにより、体積弾性
の増加をもたらす。
この例によれば、前述した実施例のように比較的大重量
の補強リング3dを用いることなく、連通路5の寸法を
十分小さくすることができるので、防振装置の軽量化を
実現することができる。
また第11図は、この発明の他の防振装置の実施例を例
示する断面図であり、この例では、ロッドA内に収納配
置したアクチュエータ6の上表面に、変位センサー10
を固定することにより、その変位センサー10の外筒2
への間接的な取り付けをもらたす。ここでこの変位セン
サー10は、内外筒1゜2の相対変位量をたとえば、光
学的もしくは磁気的に検知する検知部と、検知された相
対変位量が許容範囲内の値であるか否かを判断する比較
部と、それが許容範囲内の値であるときに、アクチュエ
−夕6に、連通路閉止指令を与える出力部とを具える。
なお、図示例の変位センサー10は、これらの主要構成
部を一体的に組み付けた状態にて示しているが、これら
のうち、少なくとも検知部をアクチュエータ6に固定す
ることにより、変位センサー10の所期した作用をもた
らし得ることはもちろんである。
ここでこの変位センサー10は、外筒2もしくは筒状ブ
ラケッ)Bに、直接的または間接的に取り付けることも
可能であるが、図示のように、ロッFA内のアクチュエ
ータ6にそれを固定する場合には、変位センサー10の
外部占有スペースを全くなくすることができる利点があ
る。
また一方において、振動が内筒側に伝達され、外筒2が
固定側部材として機能する振動系にあっては、変位セン
サー10を、内筒lの貫通穴内その他に直接的もしくは
間接的に固定することができる。
そしてさらにこの図示装置では、前述した各実施例の小
径通路7を省き、両流体室4,4を連通路5のみにて相
互接続する。
このような防振装置において、高いぼね定数を選択する
場合には、第12図にフローチャートで示すように、リ
レー回路の作動をスタートさせると ゛ともに、連通路
5の閉止スイッチをON作動させ、このことにより変位
センサー10の検知部による内外筒の相対変位量の検知
およびその比較部における相対変位量の比較を順次に行
い、そして検知された相対変位量が、許容相対変位量の
範囲内にあるときには、変位センサー10の出力部から
アクチュエータ6に連通路閉止指令を与えて連通路5の
閉止をもたらす。この一方において、検知された相対変
位量が、許容相対変位量の範囲外であるときには、特定
の時間間隔毎、たとえば数秒間隔毎に上述した検知およ
び比較を繰り返し、その相対変位量が許容範囲内となっ
たときに連通路5の閉止をもたらす。
従ってこの装置を、たとえば、自動車のサスペンション
にブンシュとして適用した場合には、連通路5の閉止に
際するサスペンションリンクの幾何学的配置の変更がほ
とんどもしくは全くないので、自動車の走行安定性が常
に確実に維持されることになる。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、第11図
に示す実施例以外の防振装置にも変位センサー10を適
用し得ることはもちろんであり、この場合には、小径通
路7を設けずとも、連通路5の閉止時における内外筒1
,2の相対変位を十分に除去することができる。
そしてまた、図示例では二個とした流体室4の数を、三
個以上の複数個とすること、中間筒3aを、弾性体3の
長さ方向端部分に埋め込まれる分離した二本のリングに
て構成することなども可能であり、第8図に示す側辺外
の実施例におけるアクチュエータ6のスプール6Cを、
ステップングモータ、OCモータなどにて作動される回
転式のスプールとすることもできる。
(発明の効果) 従って、この発明によれば、アクチュエータ6の作用下
にてばね定数の所要に応じた選択変更が可能になること
はもらろん、そのアクチュエータ6を内筒11外筒2な
どに取り付けることにより、装置の組付作業工数、占有
スペースなどを十分に低減させることができる他、連通
路からの液体の漏出のおそれを有効に除去することがで
きる。しかもここでは、小径通路もしくは変位センサー
の作用に基づき、連通路の閉止状態下における内外筒の
相対変位を除去することにより、振動系の一方の部材に
対する他方の部材の相対変位をなくすることができるの
で、振動系の常に円滑なる作動がもたらされることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、第2〜5図はそ
れぞれこの発明の他の実施例を示す断面図、 第6図は液体室のシール例を示す拡大部分断面図、 第7図はアクチュエータの作動状態を例示する図、 第8〜10図はそれぞれこの発明のさらに他の実施例を
示す断面図、 第11図はこの発明の他の防振装置を例示する断面図、 第12図は連通路の閉止工程を示すフローチャートであ
る。 1・・・内筒      2・・・外筒3・・・弾性体
     4・・・流体室5・・・連通路     6
・・・アクチュエータ6c、6f・・・スプール  6
d、 5e・・・貫通孔7・・・小径通路    10
・・・変位センサー第2図 第3図 O+Iσ 寸 法 第7図 (a )      < t) ) 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内筒および外筒と、これらの内外筒を相互連結する
    弾性体と、前記内外筒間で、それらの周方向へ離間させ
    て形成され、液体を封入された複数の流体室と、これら
    の流体室の接続をもたらす連通路とを具えるブンシュ形
    防振装置において、 前記連通路の開閉を司るアクチュエータを 設けるともとに、その連通路とは別に設けた小径通路に
    よって前記流体室を相互接続してなるブッシュ形防振装
    置。 2、内筒および外筒と、これらの内外筒を相互連結する
    弾性体を、前記内外筒間で、それらの周方向へ離間させ
    て形成され、液体を封入された複数の流体室と、これら
    の流体室の接続をもらたす連通路とを具えるブッシュ形
    防振装置において、 前記連通路の開閉を司るアクチュエータを 設けるとともに、このアクチュエータに連通路の閉止指
    令を与える変位センサーを、内筒もしくは外筒に設けて
    なるブッシュ形防振装置。
JP60239514A 1985-10-28 1985-10-28 ブツシユ形防振装置 Pending JPS62101936A (ja)

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JP60239514A JPS62101936A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 ブツシユ形防振装置
US06/923,483 US4858899A (en) 1985-10-28 1986-10-27 Bushing type vibration insulator

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